今日から日本もWBCの本戦が始まる。
今年で4回目の開催になるWBCだが、
毎回の開催ごとにルール等が変更されている。
今回は最新の主なルールを紹介しようではないか。
●出場資格
選手が、どの国に属するかは、
オリンピック憲章のように明確には決められておらず、複数国で代表資格を持つ選手が多い。
選手は下記のいずれかに該当する場合、
各代表チームへの出場資格を持つことになる。
①当該国の国籍を持っている。
②当該国の永住資格を持っている。
③当該国で出生している。
④親のどちらかが当該国の国籍を持っている。
⑤親のどちらかが当該国で出生している。
●薬物規定
薬物検査はWBC開催前と開催中に実施され、
開催中は任意の試合で各チーム2名の選手を選び出し、試合後に検査を行う。
メジャーリーグの組織に属する選手には
合計108回の検査が行われる予定で、
リーグ機構と同選手会はこれに同意している
(2006年の大会ではIBAFの発表によると全出場選手の22.5%が検査を受ける事になるという)。
アテネ五輪予選では1度目の違反で即刻出場取り消し、
さらに2年間の出場停止が科されたが、
WBCでも同様の罰則が科される。
この場合、2回目の違反で国際試合から永久追放となる。
ただし、メジャーリーガーがWBCの検査で陽性の判定を受けても、
メジャーリーグにおける薬物規定の罰則は適用されない。
●試合方式
○投手の投球制限
・球数に関わらず連投した場合は、登板間隔を中1日空けること。
・MLB球団の契約下にある選手は、
・強化試合にも投球数制限を適用し、
・49球あるいは個々に設定した投球数のどちらか少ないほうを上限とする。
・MLB球団の契約下にある投手以外の選手は、
強化試合1試合、本大会1試合に登板することができる。
○点数差によるコールドゲーム
・ファースト・セカンドラウンドは、7回以降で10点差以上、
あるいは5回以降で15点差以上つけば、コールドゲームとする。
○延長戦(タイブレーカー)
・延長11回からタイブレーカーを採用。
ノーアウト1・2塁の段階という設定から試合を行い、
打順は前回のイニングの続きからとし、
前イニングの最後から数えて2名がそれぞれ1塁・2塁のランナーとする。
○ビデオ判定
・ファースト・セカンドラウンドは、本塁打のみビデオ判定を行う。
決勝ラウンドは、MLB公式戦におけるビデオ判定方式に従う。
ただし、「チャレンジ」は行わない。
○ファースト・セカンドラウンドの順位決定方法(同じ勝率で終了した場合)
・1位と2位が同率の場合は、直接対決で勝ったチーム
・3チームが2勝1敗で同率の場合は、1位を下記の優先順位で決定し、
2位と3位はプレイオフを行う。
・4チームが1勝2敗で同率の場合、
①下記優先順位で最下位チームを決定後、残り2チームでプレイオフを行う。
②同率チームとの対戦で、守備1イニングあたりの失点数が少ない
③同率チームとの対戦で、守備1イニングあたりの自責点数が少ない
④同率チームとの対戦で、打率が高い
⑤WBCIによる抽選
○予備投手登録
・最終ロースターに含まれる28選手と
入れ替えが可能な10人の予備投手を登録することができる。
次のラウンドに進出した際に2名まで入れ替え可。
・上記28選手の中に予備登録投手を1人〜2人登録し、予備登録投手同士での入れ替えに限る。
・予備登録投手は、一度、ほかの投手と入れ替わった場合、再登録することはできない。
○敬遠のフォアボールを投手の投球数として数えない。
・キャッチャーが立ち上がるなど明らかに敬遠とわかる動作をしたと主催者が判断し、
実際に敬遠のフォアボールを与えた場合、
この際に投げたボールを投手の投球数として数えない。
・2017年シーズンからMLBで、監督が意思を示すだけで
(投手が1球も投げずに)敬遠が認められるようになったことに対応したもの。
( wikipediaより引用 )
予選方法も紹介したかったが非常に長文になるのと、
説明が分かりづらいので今回は割愛させていただいた。
これで一層WBCが楽しめるようになるはずだ。
よろしくである。
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