ニッカン式スコア
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4月29日、パラデスに続いてダフィーも登録抹消!
開幕早々外国人野手が全滅したのはジャックとスパイクの1996年以来です。
ダフィーとパラデスはこのままならランビン&バーナム以下ということになりますね。
1996年には夏前にチェンバレンとウィットモアを新たに獲得しました。
このまま新外国人を連れてこないのであれば今のフロントは1996年の暗黒フロント以下ということになります。
もっとも、マリーンズの外国人補強は昔からひどいです。
今日4月29日は何の日かご存知ですか?
そう、あの伝説のダメ外国人左腕ジェフ・クベンカが西武ドームで来日初登板し大炎上した日です。
2001年のシーズン開幕直後に入団したクベンカは4月29日の西武ライオンズ戦で初登板初先発を果たしました。
しかし四球2つとヒットで1死満塁とし、鈴木健のタイムリーで早くも失点。
さらに押し出し四球を2つもやらかし合計3失点。
2アウトしか取れずにKOされてしまいました。
0回2/3で被安打2、四球4、失点3という凄まじい内容です。
その後クベンカは中継ぎとして2試合に登板しますがいずれも大炎上。5月4日には二軍落ちし、そのまま1軍に上がることなく解雇されました。
通算成績は3試合2イニング4失点。防御率18.00。
なぜこんな選手を獲得したのでしょうか。
実は、クベンカ獲得時の資料ビデオが原っぱでキャッチボールをしているものだったのです。
のちに山本功児終身名誉監督が東スポのコラムで当時を振り返り、「見ても評価しようがない」と嘆いていました。
しかし球団が獲得にゴーサインを出し、伝説の大炎上となったのでした。
さて、試合です。
先発は野上と二木。野上は前回のマリーンズ戦で8回を1失点に抑えています。
二木も1軍定着のためにはそろそろ結果を出したいところでしょう。好投を期待したいです。
先発オーダーは昨日に続き3番清田、4番鈴木、5番井上。6番には福浦が入りました。
1回表。
野上はあまり制球が良くないようです。
先頭伊志嶺がヒットで出塁し、荻野もセンター前ヒットで無死1,2塁。
続く清田は送りバント。3番でも送りバント。しかたありませんよ。打率が1割そこそこですから。
清田のバントはピッチャー前にふわっと上がりファンをドッキリさせましたが、何とか成功させて1死2,3塁となりました。
続く鈴木は四球を選ぶも、井上は空振り三振、嫌な流れです。
しかし、この潰れかけたチャンスをヴェテラン福浦が活かしました。
左中間を破るタイムリーツーベースヒット!
ランナー3人が還り3-0と、珍しくマリーンズが大量リードを奪いました。
1回裏。
二木は秋山をストレートの四球で出塁させてしまいます。
ここで英二ピッチングコーチがすかさずマウンドへ。二木に喝を入れました。
続く源田は鈴木の好守もありセカンドゴロ。これで二木が立ち直ります。
浅村をセンターフライ、中村をフォークで空振り三振。初回を無失点でしのぎました。
2回表。
田村ツーベース、三木送りバントで1死3塁。伊志嶺三振で2死3塁となります。
ここで荻野が四球を選ぶと、すかさず盗塁を決めて2死2,3塁となります。
荻野の盗塁はチーム3つ目。四月も終わるというのにチーム盗塁3は少なすぎますね。
ライオンズは17、リーグ最多のホークスは21個も決めていますよ。我らがマリーンズの7倍です。
しかし清田は空振り三振。チャンスを活かせませんでした。
3回表。
頼れる四番の鈴木プロがソロホームランを放ち4-0。
なんと桁四得点です。四桁得点ではありませんが、ロッテ的にはそれぐらいの大量得点という意味です。
一桁目が4なので桁四得点。
その後両先発が好投し、試合終盤まで特に動きがないまま進みます。
8回裏。
二木は代打栗山にヒットを打たれ、その後源田に死球を与えて2死1,3塁。
ここで浅村にタイムリーヒットを打たれて4-1。ついに失点を許しました。
マリーンズはここで内を投入。
内はいきなり中村を歩かせて満塁としてしまい、メヒアにはセンターへのタイムリーヒットを打たれてしまいます。
ランナー2人が還って3-4。
しかしメヒアが1塁をオーバーランし1,2塁間で挟まれました。
これを見た3塁ランナーの中村がホームをつきますが好返球でタッチアウト。
なんとか同点を阻止し、チェンジとなりました。
9回表。
ピッチャーは3番手の武隈です。
1死2塁で三木がなんとツーランホームラン。
レフトポール際へのフライかと思ったら、なかなか落ちてきませんでした。
通算2本目となるホームランはまさに値千金です。これで6-3となりました。
9回裏は益田。
ランナーは出しますが、コバマサ師匠譲りの四者凡退で試合終了。
久々に気持ちのいい勝ち方をしてくれました。
明日は唐川とウルフ。なんとかカード勝ち越しを決めて4月を終えたいところです。
41歳ロッテ福浦満腹打、胃腸炎もおかわり8キロ増 (ニッカン)
ベテランの一振りが、勝利と勇気をもたらした。ロッテ福浦和也内野手(41)が初回2死満塁で走者一掃の適時二塁打を放った。両外国人が不振で離脱。日本人選手だけとなったチーム打率2割未満の打線にとって、試合開始直後の大きな先制点となった。チームの連敗は2でストップ。借金8の5位と苦境は続くが、大型連休初日に快勝だ。
黒く埋まった右翼スタンドが揺れた。初回2死満塁、福浦が先制の3点適時二塁打を放った。通算2000安打まで残り63本。やはり“俺たちの福浦”が打つと、盛り上がりが違う。本人は「みんなでつくったチャンス。かえせて良かった」と控えめ。二塁上で軽く左手を挙げ、称賛に応えた。
しぼみかけた好機をものにした。西武野上から伊志嶺、荻野が連打。初回に先頭から連打が出るのは、今季23試合目で初めてだった。1死満塁となり、行け行けムードが膨らんだ。だが、井上が空振り三振。このまま0点なら、流れを失う。だからこそ、福浦は「思い切っていこう」と腹をくくった。カウント1-1からの3球目、外寄り147キロを捉え、左中間を真っ二つに割った。
伊東監督も賛辞を惜しまなかった。直近10試合は2勝7敗1分け。「こういう状況を救ってくれるのは、外国人かベテランかと思っていた。2死から、よく打ってくれた。最近になく、ベンチも盛り上がった。流れをつくってくれた」。パラデスに続き、ダフィーもこの日2軍降格。日本人だけとなった打線の中で、ベテランの存在が際立った。
期待に応えるだけの準備をしてきた。24年目の41歳が体にムチを打った。「最近は小さくまとまっていたから」と、今春キャンプでは900グラム超のマスコットバットを目いっぱい長く持ち、満振りした。南国・石垣を襲った寒さにやられ、胃腸炎にもなったが、寝る前のプロテインを日課とした。パワーアップを目指し体重を去年の82キロから90キロ近くまで増やした。「つらいよ、この年で。胃も小さくなってる」。そう言いながら、白米をかきこんだ。
帰り際「最後にもう1本、打ちたかった」と繰り返し、悔やんだ。8回2死一、三塁で空振り三振だった。「明日も勝てるように気を引き締める」と、もう次を見ていた。
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source : マリンブルーの風