2017年6月2日金曜日

唐川好投。不調のメッセンジャーを崩して勝利

タイガース 1 - 8 マリーンズ
ニッカン式スコア
ダイジェスト動画

交流戦連敗スタートとなったマリーンズ。今日の阪神戦の先発は唐川です。
sesamink

唐川は「疲れたから」という10年目27歳とはとても思えない理由で抹消され、今日再登録されました。
疲れも取れたでしょうから、7回までは投げてほしいものです。

また、柴田と金澤が抹消され、伊志嶺が上がってきました。確かに外野の控えがいませんが、肩が弱すぎて守備固めに使えない伊志嶺を昇格させてどうしようというのでしょうか。1軍に上げたところで何の役にも立たないと思います。

そして今日の試合はこんなイベントがありました。

6/1(木)阪神戦「データで楽しむ野球観戦チケット」ダブルゲスト来場・追加販売決定!!
http://www.marines.co.jp/news/detail/00000705.html

統計学者の鳥越先生が試合中データに基づいた解説をしてくれるという企画ですが、客が集まらないのでアイドルと声優を呼んだのでしょう。
平日の17:20までに球場入りしないといけませんから、仕事が終わってから参加するのは難しいです。
当日昼の空席状況はご覧の通り。定員50名とのころを26席売れ残っています。
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担当者は頭を抱えていることでしょう。

そりゃそうです。
ファンにデータを開設する前に、まず選手にデータを渡してほしい!
堀コーチなんて最悪ですよ。相手の先発投手についての対策や指示を一切出さず、選手個人の判断に任せているそうなんです。
データ無用の行き当たりばったり野球。
勝てなくて当たり前ですし、そんな野球ではデータを基に楽しむなんてできません。

さて、試合です。
1回表、唐川は先頭の高山にホームランを打たれ早くも失点。
さらに上本にもヒットを打たれて大量失点の匂いが漂いました。
ただ、今日の唐川はここから踏ん張りました。糸井をセカンドゴロ、福留もセカンドゴロゲッツーでチェンジ。
唐川はカーブが良かったですね。落差のあるカーブとストレートで阪神打線のクリーンアップを抑えました。
いつも制球が怪しいのですが、今日はなんと7回まで無四球。ストレートもいいコースに決まっていました。
2回以降はヒットを打たれても要所を締めるピッチングで無失点。セリーグの2位阪神相手に予想外の好投を見せてくれました。

そしてマリーンズ打線もたまには反撃します。
タイガースの先発はエースで6勝を挙げているメッセンジャーですが、今日はあまり調子が良くないようでした。
1回裏。先頭の大嶺翔太がセンターへのヒットで出塁すると、今日スタメンの2番サントスが1塁へセーフティバント。
惜しくもアウトになりましたが、1塁に気迫のヘッドスライディングを見せてくれました。
結果は送りバントでも、サントスの姿勢はチームに勢いを与えてくれます。
続く清田はショートゴロ、角中四球で2死1,2塁のチャンス。
ここで鈴木がレフトへのタイムリーヒットを放ちランナー2人生還。
阪神のレフト高山がちゃんと守っていればレフトフライでチェンジでしたが、高山が目測を誤り一旦後ろに下がったため捕りきれませんでした。
高山のおかげもありマリーンズが逆転に成功です。
そして交流戦に強い根元もやってくれました。
ライトにタイムリーツーベースヒットを放ち1-3。今日はこの1点がものすごく大きかったです。

3回表。
唐川は2アウトから高山と上本にヒットを打たれますが、糸井をカーブで空振り三振。
今日の糸井は唐川のカーブに全くタイミングが合っていませんでした。

5回裏。
大嶺が粘って四球を選び、サントスはセカンドゴロで1死2塁。
これですよ。今まではランナーを進めることすらできなかったのに、サントスは軽々とやってのけます。
サントスの応援歌はGG佐藤の流用なので、活躍すれば応援も一層盛り上がるでしょう。
続く清田はライトフライで2死3塁。
ここで角中がやってくれました。打ち取られた当たりのショートゴロでしたが、飛んだコースが良くタイムリー内野安打。
ラッキーですね。1-4とし、マリーンズが3点のリードを奪いました。

6回裏。
ダフィーの代打にパラデスが登場。スタンドがざわつきます。
パラデスは奇跡的にバットにボールが当たりました。セカンドゴロです。

7回表。
鳥谷はファーストライナー。
続く糸原はセカンドゴロと思いきや鈴木大地が捕れずセンター前ヒットとなります。
さらに俊介のピッチャーゴロを唐川がファンブル。ミスが重なり1死1,2塁となってしまいます。
しかし代打の伊藤隼を見逃し三振。高山もセカンドフライでチェンジ。セカンドの鈴木がライトの清田と交錯しながらもスライディングキャッチを決めました。危ない危ない。なんとかピンチを脱出です。

8回表。
この回から2番手の大谷。いきなり先頭の上本を歩かせますが、糸井をショートゴロ、福留をショートゴロゲッツーに打ち取りました。今日は糸井と福留が全然ダメですね。昨日銀座で飲みすぎたのでしょうか。

8回裏。
阪神のピッチャーは2番手の伊藤和。
いきなり鈴木が死球を食らい、根元ライトフライもパラデスがなんとヒットを放ちました。
たまたま振ったところにボールが来たという感じで、高めの甘い球です。
ここで最近打撃好調の三木がレフトへのタイムリーツーベースヒットを放ち1-6。
レフトの高山がボールの処理を誤る間にランナー2人還ってきました。この3連戦高山のレフトの守備はひどいですね。高山のおかげで余計に点が取れています。
さらに田村もタイムリースリーベースヒットを放ち1-7。
そしてサントスもインコースをライト前にはじき返すタイムリーヒットで1-8。
来日初ヒットがうれしいタイムリーヒットとなりました。
まだまだ本調子には程遠いそうですが、現時点で岡田、伊志嶺、荻野を超えてしまったようです。
チームにとっては喜ばしいことでしょうけど、情けない話でもあります。

9回表は内。
糸原に内野安打を打たれますが、最後は原口のライトへの大飛球を清田がナイスキャッチし試合終了。
1-8で勝利し、なんとかカード3連敗を免れました。

どんなにいいピッチャーでも年に数回は調子の悪い日があるわけで、今日は幸運にもその調子が悪い日に当たりました。
こんな日に限ってマリーンズのピッチャーも炎上するのが今年のパターンだったのですが、今日は唐川が踏ん張ってくれたおかげで見事勝利です。
せっかく相手のピッチャーの調子が悪いのですから、こんな日ぐらいは勝たないと。
チームの巡りあわせが若干よくなってきているのでしょうか。
なんとか借金20のラインを死守していきたいものです。

明日からは広島で3連戦。なんとか1勝しましょう。






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source : マリンブルーの風