2017年7月20日木曜日

阪神14回戦(甲子園)。


 ▽スタメン

【阪神】
① 8 西岡
② 4 上本
③ 3 ロジャース
④ 9 福留
⑤ 7 中谷
⑥ 5 鳥谷
⑦ 6 糸原
⑧ 2 梅野
⑨ 1 小野

【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 9 鈴木
⑤ 7 松山
⑥ 3 新井
⑦ 5 安部
⑧ 2 會澤
⑨ 1 中村祐


☆先発は、阪神が小野、カープが中村祐。双方ともチーム状況を意識せず、自分のピッチングに専念できた方が、試合を作れると思います。何としてもリードして終盤へ入りたい、新井さん頼りではなく、つながって行きましょう!


(C)1回表
①田中カウント1-2から外角高めストレートに見逃し三振、②菊池カウント1-2から5球目、外角低めボール球スライダーにサードゴロ、③丸カウント2-0から内角高めストレートに詰まったピッチャーゴロ、この回三者凡退、無得点。


(T)1回裏
①西岡初球内角高めストレートにファーストゴロ、②上本カウント2-1から外角高めストレートにレフトフライ、③ロジャースカウント1-0から外角低めストレートにショートゴロ、この回三者凡退、無失点。


(C)2回表
先頭④鈴木 四球…誠也くんが出ました。
 無死1塁
⑤松山 見逃し三振…カウント1-2から内角高めストレート。
 1死1塁
⑥新井 セカンドゴロ、ランナー2塁へ。…カウント0-1からど真ん中ストレート(-_-;)
 2死2塁
⑦安部 ファーストゴロ、この回無得点。…カウント2-0から真ん中高めストレート。


(T)2回裏
先頭④福留 レフト前ヒット…カウント2-2から内角高めストレート。
 無死1塁
⑤中谷 ストレートの四球…う~ん(-_-;)
 無死1・2塁
⑥鳥谷 ファーストゴロ、ランナーそれぞれ進塁。…カウント1-0から内角高めストレート。
 1死2・3塁
⑦糸原 ライト前先制2点タイムリーヒット、阪神先制、神2-0広。…カウント2-2から真ん中低めフォーク。
 1死1塁
⑧梅野カウント0-2から外角高めボール球スライダーにファーストファウルフライ、⑨小野サードゴロ、この回2失点。


(C)3回表
⑧會澤カウント1-1から外角高めスライダーにライトフライ、⑨中村祐セカンドゴロ
 2死
①田中 ストレートの四球
 2死1塁
②菊池 セカンドゴロ、この回無得点。…初球真ん中高めストレート。う~ん、甘い球を捉え切れません。


(T)3回裏
①西岡カウント2-1から真ん中高めカーブにセンターフライ、②上本フルカウントから9球目、ど真ん中ストレートにライトフライ、③ロジャースカウント2-2から7球目、真ん中つり球にライトフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)4回表
③丸カウント2-1から真ん中高めストレートにセンターフライ、④鈴木初球真ん中高めストレートにサードゴロ、⑤松山カウント3-1から真ん中高めストレートにショートゴロ、この回三者凡退、無得点。


(T)4回裏
④福留 セカンドゴロ…カウント2-2からど真ん中スライダー(^^;
 1死
⑤中谷 9球目に四球
 1死1塁
⑥鳥谷 セカンドゴロゲッツー、この回無失点。…カウント1-2から真ん中高めストレート。


(C)5回表
⑥新井 三振…カウント1-2から外角低めフォーク。
 1死
⑦安部 ライト前ヒット…カウント2-0から内角高めボール球ストレート。
 1死1塁
⑧會澤初球真ん中高めストレートにセンターフライ、⑨中村祐ショートゴロ、この回無得点。


(T)5回裏
先頭⑦糸原 レフト前ヒット…カウント1-0から真ん中高めカーブ。
 無死1塁
⑧梅野 キャッチャーファウルフライ…カウント1-0から外角高めストレート、ヒットエンドラン。
 1死1塁
⑨小野 送りバント
 2死2塁
①西岡 レフトフライ、この回無失点。…カウント1-0からど真ん中ストレート(^^;


(C)6回表
①田中 見逃し三振…カウント1-2から内角低めストレート。
 1死
②菊池 センター前ヒット…カウント2-0から内角ストレートをセンター右へ。
 1死1塁
③丸 レフト前ヒット…初球真ん中低めストレート。ストレートを捉え始めました。
 1死1・2塁
④鈴木 ライト前タイムリーヒット 神2-1広。…カウント0-1から外角つり球。
 1死1・2塁、投手高橋(T)。
⑤松山 ストレートの四球…これはラッキー。
 1死満塁、投手桑原(T)。
⑥新井 センターへ同点の犠牲フライ カープ同点、神2-2広。…カウント1-2から外角ボール球スライダーに食らいつきました。
 2死1・2塁
⑦安部 見逃し三振、この回2点。…カウント0-2から真ん中低めスライダー。追いつきましたね。


(T)6回裏
先頭②上本 レフト線を破るツーベース…カウント2-1から真ん中低めストレート。
 無死2塁
③ロジャース 四球
 無死1・2塁、1塁ランナーロジャースに代走大山。投手中田(C)。
④福留 ライトフライ…フルカウントから7球目、内角高めストレート。
 1死1・2塁
⑤中谷の時、2塁ランナー上本盗塁…これはノーマークでした。
 1死1・3塁
⑤中谷 三振…カウント2-2から外角低めストレート、オールストレート。
 2死1・3塁
⑥鳥谷の時、1塁ランナー大山盗塁
 2死2・3塁
⑥鳥谷 三振、この回無失点。…カウント1-2から真ん中低め147㎞ストレート、これもオールストレート。いやいや中田くん、ナイスピッチング。


(C)7回表、③ロジャースの代走大山そのままファースト。
先頭⑧會澤 センター前ヒット…カウント2-2から外角低めストレート。会沢が出ました。
 無死1塁、⑨中田に代打天谷。
⑨天谷 送りバント
 1死2塁
①田中 センター前勝ち越しタイムリーヒット カープ勝ち越し、神2-3広、バッターランナー田中は2塁へ。…カウント0-1から真ん中高めストレート。いやいや、桑原から点を取りましたよ。
 1死2塁
②菊池カウント0-2から外角ボール球スライダーにハーフスイングを取られ三振、③丸カウント1-2から5球目、内角高めストレートにファーストライナー、この回1点。…ついに勝ち越しましたね。


(T)7回裏、投手一岡(C)。
先頭⑦糸原 ショートゴロを田中悪送球…カウント1-2から5球目、外角高めストレート。う~ん、何でもないゴロなんですけどね(-_-;)
 無死1塁
⑧梅野 送りバント
 1死2塁、⑨桑原に代打高山。
⑨高山 三振…カウント1-2から9球目、外角つり球。
 2死2塁
①西岡 センター前同点タイムリーヒット、阪神同点、神3-3広。…カウント2-1から外角低めフォーク、丸、前へダイビングも一歩及ばずワンバウンド捕球。カウントを悪くした分、内へ入りましたね(-_-;)
 2死1塁
②上本の時、西岡初球盗塁失敗、この回1失点。…上本、嫌でしたけどね。


(C)8回表、投手マテオ(T)。
先頭④鈴木 ピッチャー内野安打…フルカウントから内角スライダー、マテオグラブに当てるもファンブル。
 無死1塁
⑤松山 レフトファウルフライ…カウント2-2から9球目、真ん中高めストレート。
 1死1塁
⑥新井 センターへ勝ち越しタイムリーツーベース カープ勝ち越し、神3-4広。…初球ど真ん中ストレートを右中間真っ二つ。今度はマテオを打ちましたよ。新井さん、またまたやりましたね!
 1死2塁、代走野間。
⑦安部 ライト前タイムリーヒット 神3-5広、バッターランナー安部は2塁へ。…カウント1-0から内角高めストレートを一二塁間へ、前進守備のライト福留、送球及ばず。いやいや野間くん、速いですわ(笑)。
 1死2塁
⑧會澤 レフト前ヒット…初球真ん中低めスライダー。
 1死1・3塁、⑨一岡に代打岩本。投手山本(T)。⑨岩本に代わり代打の代打エルドレッド。
⑨エルドレッド 四球
 1死満塁
①田中 ライトへ満塁の走者一掃のタイムリースリーベース 神3-8広。…カウント2-0から内角シュート。この3点は大きい。
 1死3塁
②菊池 センターへ犠牲フライ 神3-9広。…カウント1-1から外角つり球。これは狙って打った外野フライ。
 2死
③丸 四球
 2死1塁
④鈴木の時、丸盗塁
 2死2塁
⑤鈴木 ライト前タイムリーヒット 神3-10広。…フルカウントから7球目、内角高めストレート。丸も速い。
 2死1塁、⑤松山に代打バティスタ。
⑤バティスタ ショートフライを糸原落球、1塁ランナーホームイン 神3-11広、バッターランナーバティスタは2塁へ。…初球真ん中つり球。平凡なショートフライ、まさかの落球(^^;
 2死2塁、ショート大和。…糸原くん、捕球の際に足をひねったようです。
⑥野間の時、山本ワイルドピッチ
 2死3塁
⑥野間 ショートゴロ、この回8点。…カウント2-2から6球目、内角シュート。8点も入りましたか。いやいやお見事。


(T)8回裏、⑤松山に代わり投手中崎(C)。⑥新井の代走野間そのままレフト、⑨一岡の代打岩本の代打エルドレッドそのままファースト。
②上本カウント2-2から9球目、外角低めスライダーにセカンドフライ、③大山カウント1-2から外角低めストレートに見逃し三振
 2死
④福留 ライト前ヒット…カウント2-1から真ん中高めフォーク。
 2死1塁
⑤中谷 三振、この回無失点。…カウント1-2から外角スライダー。


(C)9回表、投手岩崎(T)。
先頭⑦安部 センターフライを西岡落球、バッターランナー安部は3塁へ。…カウント1-0から真ん中低めストレート。西岡、今度はバンザイ(^^;
 無死3塁
⑧會澤 詰まったショートゴロ…カウント1-0から内角ストレート。
 1死3塁
⑨エルドレッド ライトへ犠牲フライ 神3-12広。…カウント0-2から真ん中高めストレート。
 2死
①田中 ピッチャー内野安打…カウント1-2から外角ストレート。何でもないピッチャーゴロ、岩崎グラブに当てて捕れず。
 2死1塁
②菊池 四球
 2死1・2塁、1塁ランナー菊池に代走上本。
③丸 左中間を破る2点タイムリーツーベース 神3-14広。…フルカウントから真ん中高めストレート。
 2死2塁
④鈴木 セカンドへボテボテの内野安打…カウント2-2から真ん中高めチェンジアップ。
 2死1・3塁、⑤中崎に代打磯村。
⑤磯村 レフトフライ、この回3点。…初球真ん中低めストレート。


(T)9回裏、投手九里(C)。②菊池の代走上本そのままセカンド。
⑥鳥谷初球真ん中高めチェンジアップにライトフライ、⑦大和カウント0-2から5球目、内角つり球に三振
 2死、⑧梅野に代打伊藤隼。
⑧伊藤隼 ライト前ヒット…フルカウントから7球目、外角高めツーシーム。
 2死1塁、⑨岩崎に代打荒木。
⑨荒木 カウント0-2から内角低めボール球フォークに三振、この回無失点、ゲームセット(/--)/


阪神 対 広島 (14回戦 阪7勝7敗0分 18時01分 甲子園 46723人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 0 0 0 2 1 8 3 14
T 0 2 0 0 0 0 1 0 0 3
勝 一岡 30試合4勝2敗S1
敗 マテオ 40試合6勝3敗

【広島】
     打 安 点 打率 本
① 6 田中 5 3 4 .298 3
② 4 菊池 4 1 1 .281 8
走 4 上本 0 0 0 .000 0
③ 8 丸  5 2 2 .320 16
④ 9 鈴木 5 4 2 .304 17
⑤ 7 松山 3 0 0 .317 6
打 バティスタ
     1 0 0 .261 7
  1 中崎 0 0 0 ---- 0
打 磯村 1 0 0 .333 1
  1 九里 0 0 0 .053 0
⑥ 3 新井 3 1 2 .276 7
走 7 野間 1 0 0 .189 0
⑦ 5 安部 5 2 1 .307 1
⑧ 2 会沢 5 2 0 .292 3
⑨1中村祐2 0 0 .111 0
  1 中田 0 0 0 ---- 0
打 天谷 0 0 0 .208 0
  1 一岡 0 0 0 ---- 0
打 岩本 0 0 0 1.000 0
打 3 エルドレッド
     0 0 1 .287 21
計    40 15 13 .279 94
残塁9、併殺1

【阪神】
     打 安 点 打率 本
① 8 西岡 4 1 1 .364 0
② 4 上本 4 1 0 .297 5
③ 3 ロジャース
     2 0 0 .167 0
走 3 大山 1 0 0 .200 1
④ 9 福留 4 2 0 .256 7
⑤ 7 中谷 2 0 0 .262 9
⑥ 5 鳥谷 4 0 0 .296 2
⑦ 6 糸原 3 2 2 .259 1
  6 大和 1 0 0 .286 0
⑧ 2 梅野 2 0 0 .195 2
打 伊藤隼 1 1 0 .310 1
⑨ 1 小野 1 0 0 .000 0
  1 高橋 0 0 0 ---- 0
  1 桑原 0 0 0 ---- 0
打 高山 1 0 0 .264 5
 1マテオ0 0 0 ---- 0
  1 山本 0 0 0 ---- 0
  1 岩崎 0 0 0 ---- 0
打 荒木 1 0 0 .118 0
計    31 7 3 .246 52
残塁6、併殺0

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
中村祐7 3 1 0 50/3 83 4 0 3 2 3.67
中田  36 2 1 0 1 16 0 2 0 0 1.78
一岡  30 4 2 1 1 21 1 1 0 0 2.08
中崎  27 2 0 1 1 21 1 2 0 0 1.35
九里  22 5 5 0 1 16 1 2 0 0 3.86

【阪神】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
小野 8 0 5 0 51/3 72 4 4 2 2 4.47
高橋  34 2 0 1 0/3 4 0 0 1 0 1.73
桑原 40 3 1 0 12/3 24 2 2 0 1 0.89
マテオ 40 6 3 0 1/3 19 4 0 0 4 2.65
山本  6 0 0 0 2/3 32 2 0 2 3 5.87
岩崎  35 1 0 0 1 29 3 0 1 0 1.96

◇盗塁 上本(6回)大山(6回)丸(8回)
◇失策 田中(7回)糸原(8回)西岡(9回)
◇盗塁死 西岡(7回)
◇暴投 山本(8回)
◇試合時間 3時間47分


☆いやいや、感動しましたよ、カープナインの集中力に。


◇阪神、救援陣崩壊で首位広島に連敗 6回以降に14失点、3位DeNAと0.5差 7/19(水) 22:12配信 ベースボールキング

● 阪神 3 - 14 広島 ○
<14回戦 甲子園>

 中盤以降広島打線が爆発し、6回以降だけで毎回の14得点。対する阪神は投手陣が崩壊し、広島とのゲーム差は「9」に開いた。

 阪神は2回、7番糸原が2点適時打を放ち幸先よく先制。先発・小野は立ち上がりから球威のある直球が冴え、広島打線を5回まで1安打に封じ込めた。

 しかし2-0で迎えた6回、小野は一死から2番菊池、3番丸に連打を浴びると、4番鈴木にも直球を右前に運ばれ、これが1点差となる適時打。小野はまだ72球、4安打2四球の内容だったが、阪神ベンチは早めの継投策に踏み切った。

 一死一、二塁のピンチで登板した高橋は、5番松山にストレートの四球を与え、6番新井を迎えたところで、今度は桑原にスイッチ。だが、桑原は新井に同点となる中犠飛を許し、小野のプロ初勝利の権利は消滅した。

 桑原はイニングをまたぎ7回もマウンドに登ったが、1番田中に勝ち越し打を許す。その裏、阪神は3-3の同点に追いついたが、今度は8回表に登板したマテオが、新井に決勝適時二塁打を浴びるなど、計4失点で3敗目(6勝)を喫した。阪神は5番手・山本も4点を失い、8回だけで計8失点。9回に登板した6番手・岩崎も3点を失い、6回以降だけで計14失点となった。

 終わってみればまさかの大敗で、首位・広島にカード負け越し。さらに、ヤクルトに勝利した3位・DeNAとのゲーム差は0.5となった。


☆昨日は昨日で、5点取られたことを批判。今日は今日で、小野が打てなかったと批判。ほんとに、どこ見てんですかね、そういう人は。この試合を見て何も感じないようなら、もうカープファンはやめた方がいい。


☆緒方監督のコメント。


◇緒方監督「新井の2打点が大きかった」一問一答 2017年7月19日22時51分 日刊スポーツ

<阪神3-14広島>◇19日◇甲子園

 広島が同点の8回、新井の勝ち越し打など打者12人の猛攻で8点を奪って突き放した。

 さらに9回にも3点を加え、今季最多14得点で阪神に勝ち越した。貯金を今季最多24に増やし、2位阪神とのゲーム差は9に広がった。広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -終盤に阪神を突き放した

 緒方監督 マテオから点を取れたのは大きかった。中盤以降、勝負の分かれ目で相手の流れを(中田)廉が止めてくれた(6回無死一、二塁から登板して無失点)。あの投球は大きかった。新井の2打点(6回の同点犠飛と8回の決勝打)。あの2打点が大きかった。

 -積極的な走塁が多くあった

 緒方監督 普通にやってくれている。当たり前の走塁をしただけ。

 -1点を勝ち越した直後、8回1死二塁から代走野間の好走塁もあった

 緒方監督 それは(河田三塁)コーチの判断。すごくいい判断をして回してくれた。選手の走塁も考えてのこと。選手はしっかりと自分の役割を果たしてくれた。


☆回したランナーはことごとく生還した訳ですが、もちろん各選手のスピード、走塁もさることながら、阪神外野陣の返球は、ちょっとずつ何かが足りない。ステップが多かったり、打球の下に入るのが遅かったり、ちょっと逸れたり。西岡のバンザイ、マテオのファンブル、糸原の足を取られた落球、岩崎の気のない捕球など、カープの集中力の高さに気圧されたのか、阪神はもう終盤、茫然自失状態でした。


☆で、昨日もお話したように、阪神に取ってはもう負けられない第3戦、その第3戦に、こういう状態になってしまうというのが、今の阪神とカープとの差。5点取られただの、小野を打てなかっただの、そんなものはどうでもいいことで、カープの強さの本質的部分に関わる話ではありません。


☆そこを重箱の隅をつつくように罵倒しては、勝ったら勝ったで「まあよくやった、次も勝て」などと、偉そうに言う。ほんと、どの口が言ってんの。


☆いつも言っているように、野球というのは、ピッチャーがきちんとピッチングすれば、バッターはそうそう打てるものではありません。今日の小野くんは、ストレートのキレはもちろん、変化球の制球も良く、カープ打線に的を絞らせませんでした。対する中村祐くんは、四球でランナーをため、糸原へのフォークは、ストライクゾーン。取られるべくして取られた2点でした。


◇中村祐4勝目ならず「納得のいくボールが投げられなかった」 2017.7.20 デイリースポーツ

 「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)

 6月18日のソフトバンク戦以来の先発となった広島・中村祐太投手(21)は六回途中で降板した。

 二回に糸原に2点打を浴びたが、その後の3回は無失点。六回無死一、二塁のピンチを招いたところで交代を告げられた。

 「二回はしっかり腕を振って投げていれば、点は取られなかったと思う。納得のいくボールが投げられなかった」。4勝目は手にできず、反省の言葉を並べた。


☆で、試合は2-0のまま、6回へ。


◇広島・中田、直球勝負で窮地脱出 緒方監督も手放しで称賛 2017.7.19 23:13 サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神3-14広島、14回戦、7勝7敗、19日、甲子園)

 互いに六回途中から継投策に出た“救援勝負”は広島に軍配が上がった。追い付いた直後の六回無死一、二塁で2番手の中田が窮地を脱出し「心の準備はしていた。結果が出てほっとしている」と声を弾ませた。

 4番の福留からの打順を「ほぼ全て直球」でねじ伏せた。中谷、鳥谷は連続で空振り三振に仕留め「ゼロに抑えるという強い気持ちでいった」と汗を拭った。緒方監督も「勝負の分かれるところで(中田)廉が流れを止めてくれた」と手放しで褒めた。

中村祐(約1カ月ぶりの登板で六回途中2失点)
「2軍でやってきた投球がどれだけ通用するか見たかった」

広島・石井打撃コーチ(初球を勝ち越し二塁打とした新井に)
「あれでどんと勢いに乗った。勝負勘というか、ベテランのいい読み」


☆同点の6回、無死1・2塁という、絶体絶命のピンチでの登板。


◇広島・中田、好救援!緒方監督も賛辞 福留、中谷、鳥谷をピシャリ 7/19(水) 23:18配信 デイリースポーツ

 「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)

 広島・中田廉投手が、1回無安打無失点で勝利への道を切り開いた。

 2-2の六回だ。先発した中村祐が無死一、二塁と得点圏に走者を進めた状況で出番が来た。福留を右飛に打ち取り、まず1アウト。続く中谷の打席で二走・上本に三盗を決められ1死一、三塁とされたが、中谷を空振り三振。最後は鳥谷を147キロの直球で空振り三振に切った。勝負の行方を左右する岐路で見せた完ぺきな救援に、緒方監督はニンマリ。「廉が止めてくれたのが大きかった」と目尻を下げた。

 イニングの最初ではなく、走者がいる状況での登板は精神的にも負担が大きい。それでも中田は「良い場面で投げさせてもらっている。結果が出て良かった」と汗をぬぐった。


☆今年の中田くんは、救援陣の中でも抜きん出て制球がいいんですよね。それは緻密なコントロールというより、リリーフの経験から培われた、「ここに投げたら打ち取れる」というピッチング。福留にはフォークを見せましたが、最後は内角高めストレート。中谷にはストレートに合ってないと見るや、フォーク行くぞ、行くぞと見せかけて、最後は外角低めストレート。鳥谷にもオールストレート、最後は真ん中内寄りの低めストレート。中谷、鳥谷ともに自分のスイングができてなかったところを見ると、最後までフォークと迷っていたんでしょう。ここはストレートが良かった中田くんと、それを最大限に生かした会沢の勝ち。


☆で、昨日は継投が遅すぎたが、今日は早めの継投が良かった、なんて言ってた人がいましたが、こういう「エセ野球通」がネット上にはいるから、ややこしい。昨日も言ったように、7回まで0点に抑えてたピッチャーが100球を越え、1点取られたところで交代、というのは、至極当然の継投。また今日も、同点の6回、ジョンソンや野村くんならいざ知らず、中村祐くんが無死1・2塁のピンチを招いたんですから、そりゃ代えます。結果的に中崎くん・ジャクソンは失点し、中田くんは抑えた、というだけのこと。継投のまずさが失点につながった訳ではありません。ちなみに中崎くんは「大量リード用」のピッチングをしていたから失点した訳で、もし中田くんの出た場面で投げてたら、結果はともかく、あんなピッチングはしていません。


☆そう。その「7回のセットアッパー」を、6回に投入したのが、阪神。カープの判で押したような継投スタイルもよく批判されますが、役割を決めることの大切さがよく分かった一戦でした。結果的に桑原くんは、6回に同点に追いつかれ、7回には勝ち越されます。


◇広島新井6回犠飛「何とかしたかった」丸の走塁感謝 7/19(水) 20:44配信 日刊スポーツ

<阪神3-14広島>◇19日◇甲子園

 広島が6回に鈴木誠也外野手(22)の適時打と新井貴浩内野手(40)の犠飛で同点に追い付いた。

 2点を追う6回1死。5回まで1安打に抑えられていた阪神先発小野から、菊池と丸の連打で一、二塁とし、4番鈴木が右前へはじき返して1点を返した。

 3連打で先発小野をマウンドから降ろすと、2死満塁から新井が3番手桑原から中堅へ飛球を打ち上げ、同点犠飛となった。新井は「みんなでつないでくれたチャンスを何とかしたかった。丸がしっかり走ってくれました」と感謝した。


☆西岡の打球の落下点に入るのが遅れた分、ステップが多くなり、その分送球も遅れました。もちろん走った丸も、桑原のスライダーを食らいついてセンターまで運んだ新井さんも、お見事。


◇広島田中タイムリー 阪神桑原20試合ぶり失点 7/19(水) 20:44配信 日刊スポーツ

<阪神3-14広島>◇19日◇甲子園

 広島田中広輔内野手(28)が7回に勝ち越し打を放った。

 同点の7回。1死二塁から田中は阪神3番手桑原のスライダーを中堅前にはじき返し、激走の二塁走者会沢を本塁に迎え入れた。

 5月27日から無失点を続けていた桑原の20試合ぶり失点は、広島の貴重な勝ち越し点となった。


☆どうでしょう、桑原もマテオも甘い球が多かったのですが、「負けられない」というプレッシャーはあったんじゃないでしょうか。


☆そしてこちらもミスから失点、再び同点に。


◇広島・一岡 連続無失点ストップも4勝目「ちゃんと抑えないと」 7/19(水) 23:18配信 デイリースポーツ

 「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)

 1点リードの七回から3番手で登板した広島・一岡竜司投手に4勝目が転がりこんだ。先頭・糸原の遊ゴロを田中が一塁悪送球してピンチを迎え、西岡に中前へ同点打を浴びた。自身の連続無失点は16試合でストップしたが、直後の八回に味方打線が爆発した。

 チームの大勝に笑顔を見せながらも「いつも打線のお陰で勝たせてもらっているので、失策があったとしても自分がちゃんと抑えないといけなかった」と反省の言葉も口にした。


☆西岡へは、カウントを悪くしたのがいけなかったですね。フォークはそんなに悪い球ではありませんでしたが、カウントが悪かった分ストライクゾーンに行き、それを西岡がうまくセンターへ持って行きました。


☆そして同点の、8回表。


◇広島打線 同点の八回に猛攻撃 一挙8得点で阪神投手陣を粉砕 7/19(水) 21:44配信 デイリースポーツ

 「阪神-広島」(19日、甲子園球場)

 広島が3-3で迎えた八回、鮮やかな集中打でビッグイニングを演出。8点を奪い、追いすがる阪神を木っ端みじんに粉砕した。

 この回から登場した4番手のマテオから先頭・鈴木が投手内野安打で出塁。1死後、ベテラン新井が右中間を突破する二塁打を放ち、一走の鈴木が生還して勝ち越した。

 「6番・一塁」で先発した新井は、この日で通算出場試合がプロ野球歴代15位となる2284試合となり、広島の大先輩“ミスター赤ヘル”山本浩二に並んだ。

 その後も攻撃の手を緩めず、安部の右前適時打、田中の右翼線への走者一掃の3点三塁打、菊池の中犠飛、鈴木の右前適時打などで加点。終わってみれば、打者12人を送り込む猛攻で試合の大勢を決めた。


☆先頭誠也くんの当たりは、へんてこな回転のピッチャーゴロ(笑)。その分マテオが捕るタイミングを合わせられませんでした。そこからはまあ、つながるつながる(笑)。


◇広島・新井さんV打!2284試合出場 山本浩二氏に並んだ 7/20(木) 6:00配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島14―3阪神(2017年7月19日 甲子園)

 これが首位独走の底力だ。広島は19日の阪神戦(甲子園)に14―3で圧勝した。3―3の8回、新井貴浩内野手(40)が右中間突破の決勝二塁打。山本浩二氏に並ぶ2284試合出場の節目を自ら祝った。ベテランの一打を起点に一挙8点の猛攻。2位の虎とは7月10日以来の今季最大9ゲーム差とし、貯金も今季最多を更新する24となった。

 痛烈なライナーが広い右中間を真っ二つに割った。同点に追い付かれた直後の8回1死一塁で、新井が値千金の勝ち越し二塁打。阪神のセットアッパー・マテオの初球、152キロの甘い直球をジャストミートし、塁上で笑みがはじけた。

 「好投手は追い込まれると苦しい。初球から振っていこうと思った。強力な阪神の中継ぎ陣から点が取れてうれしい」

 最高のシナリオだった。1点差に迫った6回1死満塁で同点の中犠飛を放ち、勝ち越し打で自ら祝った節目の試合。プロ19年目。積み重ねた出場試合は歴代15位の2284試合に達し、元監督で、憧れのミスター赤ヘル・山本浩二氏に並んだ。

 「実感がないけど、こういう記録は長くやらせてもらっているおかげ。山本浩二さんを含めて、お世話になった方に感謝したい」

 少年時代は自転車に乗って旧広島市民球場に通い、背番号「8」の背中を追った。入団5年目の2003年には山本監督から4番に抜てきされながら、プレッシャーに負けたホロ苦い思い出もある。

 「4番を外れる日、山本監督から“苦しいか、しんどいだろ”と声を掛けられた。情けなさで涙が出たね」

 これが後半戦初の先発出場。だが、代打でも、守備固めでも愚痴一つこぼさない。そんな姿を若手は慕う。新井が口火を切ると、皆がせきを切ったように打ちまくった。田中の3点三塁打の前後では、安部が、鈴木がタイムリー。一挙8点の猛攻で試合を決めた。

 「(打撃コーチの石井)琢朗さんがいつも言う、つなぐ攻撃ができた。皆がすごく喜んでくれたのがうれしいね」

 破顔一笑の40歳。緒方監督は「マテオから点を取れたのは大きいね。新井の2打点が大きかった」と称えた。2位阪神とは7月10日以来の今季最大9ゲーム差となり、貯金も今季最多を更新する24。首位独走に貢献する元気なベテランが頼もしい。 (江尾 卓也)


☆で、新井さんのヒーローインタビュー。


◇【決勝打一問一答】広島・新井「阪神のすばらしい中継ぎ陣から点が取れて嬉しいです」 2017.7.19 22:48 サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神3-14広島、14回戦、7勝7敗、19日、甲子園)

 広島が終盤の大量得点で快勝した。6番・新井が六回に同点犠飛、八回には勝ち越し適時二塁打を放ち、勝負強さを発揮。40歳のベテランはヒーローインタビューで充実感を漂わせた。

 --重要なところで2度も集中力を発揮されました

 「チームメートがチャンスを作ってくれましたし、阪神のすばらしい中継ぎ陣から点が取れて嬉しいです」

 --しかも、前半は1安打と圧倒されていたじゃないですか。この集中力は凄まじいですね

 「いつも言っていますが、みんなで最後まで絶対に諦めないという気持ちで戦っています」

 --敵地でのヒーローインタビューは神宮(7日、ヤクルト戦)に続き7月に入って2度目です

 「そうですかね?」

 --代打で3ランを打ったじゃないですか

 「あーあーあー。そうでしたね。ありましたね」

 --まだ記憶に新しいじゃないですか

 「ほんと、毎日一生懸命やってます」

 --なぜこんなに良い成果が出るんですか

 「自分でもよくわからないんですけれども、いつ(出番だと)言われても良いように毎日しっかり準備だけはしています」

 --毎試合先発でもOKですか

 「僕は言われたところでやるだけなので、いつ言われても良いように準備だけはしっかりしています」

 --新井さんも含めてカープはいつスランプになるんだろうと思っているんですが、なかなか途切れませんね。

 「やってるみんなは一試合一試合と思ってやっているだけなので、その積み重ねで、今があると思うので、またあさってから一試合一試合頑張っていこうと思います」

 --甲子園の対戦では5月に3連敗という苦い敗戦がありました。いい薬になっていますか

 「阪神も強いチームですから一試合一試合という気持ちでみんな頑張っています」

 --素晴らしい内容でした

 「おかげ様です。ありがとうございます」


☆みんなでつなぐ、最後まで絶対に諦めない、いつ言われてもいいように準備する、一試合一試合の積み重ね。ま、どれも当たり前のことなんですが(笑)、そのどれもを、毎日誠実に、ほんとに精一杯やってるんでしょうね。その「当たり前のことを当たり前にやる真面目さ」には嘘がないし、だからナインにも慕われる。


☆誠実な人というのがね、一番信頼できるんですよ。


☆その後、安部は内角を一二塁間へ、野間くん好走塁、会沢は初球を三遊間へ、エルさんがつないで、田中くん。


◇広輔猛打賞&4打点!大暴れ劇勝呼んだ「打撃の調子は良くなってきた」 2017.7.20 デイリースポーツ

 「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)

 勝利の立役者がベテラン新井なら、その脇をしっかり固め、“助演男優賞”の働きを見せたのが3安打4打点をマークした広島・田中広輔内野手(28)だ。

 第3打席まで見逃し三振2つに四球と音なしだったバットが目覚めたのは2-2の七回だ。1死二塁から中前に一度は勝ち越しとなる適時打を放った。しかし、その裏の守備で糸原の平凡な打球を処理後、一塁へ悪送球。同点に追いつかれるきっかけを作った。

 そんな汚名返上のチャンスが訪れたのは八回だった。新井の勝ち越し打などで2点を奪い、さらに1死満塁の場面で左腕・山本のシュートをとらえ、右翼線へ走者一掃の三塁打。その後も広島打線は攻撃の手を緩めず、一挙8点のビッグイニングで決着をつけた。

 九回にも内野安打を放ち猛打賞を記録した田中は「いいところでしっかり打てました」と振り返ったが、失策については「僕のミスで同点に追いつかれてしまった。もっとしっかり守備ができるようにしないといけない」と反省の言葉も口にした。

 打ちも打ったり15安打、取りも取ったり14得点の圧勝劇で今カードも勝ち越しに成功した広島。田中もこの3連戦は13打数6安打6打点の大当たり。「かなり打撃の調子は良くなってきた」。頼もしい1番打者に引っ張られ、連覇への階段を着実に登っていく。


☆さらに菊池はきっちり犠牲フライ、誠也くんはライト前タイムリー、締めはバティスタのショートフライを糸原くんが落球。何点取っても集中力は途切れず、9回にも3点取ります。




☆結局、カープというチームの強さは、バラバラの個が単純に集まってできた集団、というのではなく、個がチームを作り、チームが個を乗せていくという、個と全体が有機的に機能して相乗効果を発揮している、というところ。投打、走攻守、ベテランと若手、というそれぞれの要素が、互いに絡み合って相乗効果を生み出してる。


◇広島 ついにチーム成績4部門トップ、独走続けば史上最速Vも 7/20(木) 9:30配信 スポニチアネックス

 広島が阪神を一気にひっくり返した。チーム防御率だ。19日の直接対決で14―3と大勝。18日時点でリーグ1位の3・24だった阪神のチーム防御率を3・32に落とした。3・31から3・29に上げた広島が1位を奪取。打率、盗塁、本塁打と4部門でトップに立った。セ・リーグ優勝チームとして初めて4部門を制した昨季の再現が見えてきた。

 記録を見ると、実に似ている。目下の成績は54勝30敗2分け。1年前の7月19日は54勝33敗2分けだった。19日の勝利で、2位・阪神とのゲーム差は今季最大タイの9に拡大。1年前は2位の巨人に10差をつけていた。

 周囲のカープ党からは「そろそろマジック出るんじゃないの?」と声が上がる。数字を追えば、7月中にもその可能性がある状況だ。ただ、同様の足取りだった昨季は少し苦労した。優勝へのマジックナンバー点灯は8月24日まで待たなければならなかった。

 7月23日時点で11差があった巨人に猛追を受けた。8月5、6日の直接対決では連敗。ゲーム差は4・5まで縮まった。3タテを食らえば、Vへ黄信号…となりかねない7日の試合。6―7の9回2死から菊池の本塁打で追いつき、新井がサヨナラ打を放った。菊池はスポニチ優勝紙面を飾った田中、丸との対談で「優勝をちょっと感じた試合」と振り返っている。

 今年の追っ手は阪神、DeNA。阪神は5月5~7日の3連戦で計26得点を挙げて3連勝するなど広島を苦しめてきたが、交流戦明けは広島の4勝1敗だ。むしろチャンスがありそうなのは、チーム本塁打で広島に次ぎ(とはいえば74本で20本差あるが)、空中戦ができるDeNAか――。

 昨年のようなゲーム差接近がなければ、見えてくるのはプロ野球史上最速優勝(2リーグ制後)だ。1位の記録は90年巨人の9月8日。昨季、2日だけ届かなかった広島の「再挑戦」が始まる。(記者コラム・和田 裕司)


☆その相乗効果を生み出すには、例えば西岡をセンターで起用したり、ロジャースを3番に置いたりしたのでは、決して生まれません。単純に西岡より田中くんの方が優れている、ということではなく、タナキクマルで初めて意味が出てくる。田中くんも西岡も守備でミスがありましたが、田中くんは普段守備でも大いに貢献してます。対して西岡は「センター」としてチームの中核を担ってるかと言えば、疑問符が付きます。


◇大矢氏、首位・広島は「油断だけですよ」 7/19(水) 10:00配信 ベースボールキング

 18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター プレイボール』で大矢明彦氏が、広島の戦いぶりについて語った。

 79年、80年以来となるリーグ2連覇を目指す広島。投手陣は昨季10勝を挙げた黒田博樹が現役を引退し、開幕投手を務めたジョンソンが咽頭炎で約2カ月離脱。昨季34セーブを記録した中崎翔太も、シーズン序盤に戦線を離脱した。

 主力投手が抜けながらも、先発陣では交流戦から先発に転向した薮田和樹がチームトップの8勝、2年目の岡田明丈が7勝、先発に復帰した大瀬良大地が6勝を挙げる。救援陣も中崎が離脱後、今村猛がストッパーを務め17セーブを記録。中田廉、一岡竜司も勝ちパターンの一角に組み込まれるなど層の厚さを見せる。

 野手陣も田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の“タナキクマル”が上位打線を牽引し、昨季“神ってる活躍”で大ブレイクした鈴木誠也が4月25日の巨人戦から4番で出場を続ける。エルドレッド、新井貴浩、安部友裕、松山竜平など選手層が厚く、相性、休養を与えながら選手を起用している。

 投打ともに充実し首位を走る広島について大矢氏は「出た人、若手も頑張っていますし、非常にいい状態でゲームをやっている。死角がないと言ってもいい。カープは油断だけですよ」と太鼓判を押す。

 18日の阪神戦は、2回に5点を奪い先制すると、その後も得点を重ね12安打9得点を挙げた。8回と9回に失点したが、9-5で逃げ切り勝利。広島は再び2位・阪神とのゲーム差を8に広げた。

 圧倒的な強さを誇る広島。このまま快進撃が続いていきそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆西岡はカープベンチに野次られて燃えたそうですが、そんな個人的なことで発奮するような選手は、カープにはひとりもいません。それはひとつは、外国人も含め、性格も含めて「いい選手」を獲ってきてること、そしてもうひとつは、カープという「チーム」が、そうさせるんですよ。みんな、勝つためにやってる。誰が打つか、ではなく、それぞれがそれぞれの役割でできることを果たして、勝つためにやってるんです。


☆それが「野球」というものであり、それを体現してるのが、昨年来のカープ。そのカープを見て、未だに「采配がぁ~」「継投がぁ~」なんて言ってる人は、ひとつもカープのことを見てないんですって。事実、第2戦、第3戦は勝ったじゃないですか。


☆たまたま、じゃないですよ。桑原・マテオに甘い球が多かったのも、後続のピッチャーがだらしないピッチングをしたのも、阪神の「チーム」というものが原因。意思統一ができていれば、あんなことにはならない。逆にカープは、あの集中力、つながりは、決して個々で作れるものではありません。


☆特に第3戦は、圧倒的な「チーム力の差」が出たのです。




◇セ・リーグ

▽DeNA 5 - 3 ヤクルト (15回戦 De10-5 横浜)
 DeNAは1点ビハインドで迎えた7回裏、筒香の適時打で同点とする。続く8回には、桑原の2点適時三塁打で勝ち越しに成功した。投げては、4番手・パットンが今季4勝目。敗れたヤクルトは、打線が一発攻勢を見せるも投手陣がリードを守れず、13連敗を喫した。
勝 パットン 4勝3敗7S
敗 近藤 1勝2敗1S
S 山崎康 1勝1敗15S
本塁打 【S】バレンティン13号(2回表ソロ) 山田14号(6回表ソロ) バレンティン14号(7回表ソロ) 【De】宮崎8号(2回裏ソロ)


▽中日 5 - 6 巨人 (15回戦 D5-10 ナゴヤドーム)
 巨人は初回、阿部の犠飛と陽の3ランで幸先良く4点を先制する。その後は4回表に、マギーのソロでリードを広げた。投げては、先発・畠が8回途中2失点の好投でプロ初勝利。敗れた中日は、打線が8回以降に5点を返す粘りを見せるも、あと一歩及ばなかった。
勝 畠 1勝0敗0S
敗 大野 3勝6敗0S
本塁打 【G】陽3号(1回表3ラン) マギー9号(4回表ソロ)


☆ヤクルトは今度は投手陣が打たれましたか。バレンティンの2発、山田の一発は、いずれもソロ。う~ん。中日は、陽の3ランが痛かったですね。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   86 54 30 2 .643 ー
② 阪神   82 44 38 0 .537 9.0
③ DeNA 85 44 39 2 .530 0.5
④ 巨人   85 40 45 0 .471 5.0
⑤ 中日   87 38 46 3 .452 1.5
⑥ ヤクルト 85 28 55 2 .337 9.5


☆今回は3連戦ですから、3連戦を勝ち越せばいい、という戦い方。段々尻すぼみになった阪神とは対照的。だから、1試合だけ見てあーだこーだ言うのは、無意味なんですって。


☆その戦い方の積み重ねが、貯金24。そして、さらに新戦力。


◇広島が育成メヒアと6年の長期契約で支配下契約 7/20(木) 16:05配信 日刊スポーツ

 バティに続け! 広島は20日、育成選手のアレハンドロ・メヒア内野手(24)と支配下選手契約を交わしたことを発表した。

 契約金は1150万円、年俸はこの日から新たに410万円プラス出来高(金額は推定)で契約した。今年6月に支配下に昇格したバティスタ同様、6年の長期契約で背番号は96。

 ドミニカ共和国カープアカデミー出身のメヒアは、バティスタとともに一昨季終盤に練習生として来日。昨春には育成選手として契約し、1軍キャンプにも参加。三塁と一塁を守り、確実性とパワーを兼ね備えた打者として期待されていた。2軍で経験を積み、今季はここまで70試合に出場し、打率3割4分、10本塁打、51打点。打率、打点とともに、安打数91本もリーグトップの成績を残す。

 192センチ、102キロの右打ちのスラッガーは「今までの頑張りを認めてもらえることができ、とても幸せです。アカデミーからの道のりは長く、簡単ではなかったですが、努力が実って良かったです。今後は1軍のレギュラーとして試合に出場できるよう頑張っていきます」と喜びのコメント。念願の支配下選手契約に、メヒアは同じ三塁を守れるマギー(巨人)とレアード(日本ハム)の名前を挙げ「両方の長所を取り入れたような選手になりたい」と目標を語った。【前原淳】


☆いやいや、頑張ってきた甲斐がありたしたなぁ。これでバティスタにも火がつくだろうし、エルさんや外国人勢もウカウカしてられません。


☆…守備も頑張ってね(笑)。


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source : K.Oのカープ・ブログ。