2017年7月29日土曜日

勝ったと思った?雑なプレーで西武に逆転負け

ライオンズ 5 - 4 マリーンズ
ニッカン式スコア
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今日はマリンスタジアムで西武とのナイトゲーム。
平日にもかかわらず観衆25247人もの大入りでした。特に内野2階席にかなりのお客さんが入っていたとのこと。
聞けば相当量のタダ券をばらまいたようですね。度を超えたタダ券ばらまきは我々お金を払っているファンの座る場所を奪うことになります。観衆増も確かに大事ですが、この体たらくではタダ見の一見さんを増やしたところであまり意味がないのです。

先発はマリーンズが涌井、ライオンズが野上です。
涌井は1回表にいきなり浅村にツーランホームランを打たれてしまいます。これで2-0。

2回表は山川四球、外崎死球でピンチを招くも、炭谷をセカンドゴロゲッツーで2死3塁。
金子侑を歩かせ2死1,3塁としますが、吉田が金子の盗塁を刺してチェンジ。
この盗塁阻止が好影響を与えたのか、涌井は3回以降調子を上げました。速球の切れが良かったです。

3回裏。
1アウトで吉田に四球。さらにサントスがツーベースヒットを放ち1死2,3塁のチャンスです。
打席には加藤。野上の暴投で1点を返してなおも1死3塁という場面で、加藤がセーフティースクイズを決めました。2-2の同点です。

5回裏。
1死から三木がセンター前にヒット。吉田四球、サントスセンターフライで2死1,2塁。
ここで加藤がライトオーバーのタイムリースリーベースヒット!
ランナー2人が還り2-4、加藤の活躍でマリーンズが逆転に成功しました。
ライオンズにとっては安パイの吉田に2つの四球を与え、それが2回とも余計な失点につながったのが悔やまれるところでしょう。

このまま勝てると思ったのですが、7回あたりから雲行きが怪しくなります。
7回表、涌井が初球を投げた瞬間右の太ももを押さえ痛がるそぶりを見せました。
そのままベンチに下がり交代。涌井は足をつってしまったようです。コバヒロかよ。
調子が良かっただけになんとも不吉。コバヒロも頻繁に足をつりだしてから成績が急降下していきましたし。

代わって出てきたのは南。
その代わり端を浅村に叩かれました。ソロホームランで3-4。1点差です。
その後外崎にヒットを打たれ2死2塁としますが、代わって出てきた松永が金子侑を抑えてチェンジ。
この回は最少失点で凌ぎました。

7回裏。
なんとか追加点が欲しいマリーンズですが、6回から投げている2番手平井に完全に抑えられました。
平井はかなりいいピッチングをしましたね。
それにしてもあっさり凡退したパラデスは何なのか。6月から7月上旬まで打ちまくったのがウソみたいですね。
パートタイムスラッガーです。

8回表。
マウンドにはイニング跨ぎの松永
この人にイニング跨ぎをさせてはいけません。秋山にヒット、源田に送りバントを決められ1死2塁としたところでピッチャーを益田に代えます。
益田は浅村をショートフライ、中村に四球で2死1,2塁としますが、栗山をファーストゴロに仕留めてチェンジ。この回は無失点でしのぎました。

9回表。
マウンドには大谷。え?内じゃないの?
内は寝違えにより登板できなかったのです。
大谷は山川に四球、外崎にヒットを打たれれ無死1,2塁のピンチを招きます。
ここでバッターはキャッチャーの岡田。100%送りバントの場面です。
1球目。バントシフトからファースト大嶺とサード中村が前進。
ここで岡田がバントを決め、捕球した大嶺がサードに送球。
一度はアウトと判定されますが、サード中村の足がベースから離れていたとして判定がセーフに覆ってしまいました。
伊東監督が抗議するも判定は覆りません。
痛すぎるミスですが、報道によると初球は「外せ」というサインが出ていたのだそうです。
ところが大谷は外角に外さなければならなかったのにストライクを投げてしまいました。
チャージしていた中村はサイン違いに気づき慌ててサードに戻りますがベースカバーが間に合わず足がベースに届かなかったというのが真相です。
痛恨のサインミス。中村が悪いというよりもサイン通り外さなかった大谷が悪いですね。
バントさせる状況なら3塁で刺すのが最上ですからそもそもサード中村はそれほど前に走らないはずなのです。
うまいサードならこんな状況でも対応できるのでしょうけど、中村にそこまでは望めません。

ミスが重なり満塁。ここで金子侑はセンターに犠牲フライを放ちます。
センターのサントスは何を思ったのかホームに飛翔体ダイレクト返球。
3塁ランナーは足の速い水口ですから間に合うわけありません。4-4の同点です。
サントスはなぜカットマンに返球しないのか。ちゃんとセカンドあたりに返せば1死2,3塁だったのに、サントスのホームダイレクト返球で2塁ランナーが3塁に進み1死1,3塁となってしまいました。

こうなるとどうにもなりません。
秋山四球で満塁となり、源田もセンター犠牲フライで5-4。逆転されてしまいました。
センターのサントスは今度は3塁に投げますがこれが大暴投。
これが逆に功を奏し、ホームを狙った2塁ランナーを大谷が素早いカバーでボールを拾いホーム送球。間一髪でアウトにしました。

うーん。サントスは打撃がいいし守備範囲も広いのですが、送球と走塁が致命的にダメですね。
ただ、総合力で言えば伊志嶺や岡田よりも上。なかなか難しいです。

9回裏は増田に抑えられて試合終了。
勝てると思ったのですが、終わってみれば5-4で逆転負け。
内に代わって9回を投げた大谷がリードを守れませんでした。
大谷は明らかに疲れていますよ。大谷の負担を軽くすることができる人材が今のマリーンズにいないのが痛い。南は帰ってきましたが・・・。

借金30となったマリーンズ。
雑なプレーばかりでは浮上のきっかけをつかめません。


伊東監督「後味悪い」抗議実らず判定覆った後逆転●(ニッカン)

ロッテ伊東勤監督(54)が9回、審判のジャッジに抗議した。

 4-3で大谷が登板。四球と安打で無死一、二塁を招いた。ここで、西武岡田が初球で犠打を試みた。バントの打球に一塁の大嶺翔が猛ダッシュ。三塁封殺を狙った。ベースカバーには、三塁の中村が入った。捕球し、いったんはアウトの判定。だが、ベースから中村の足が離れていたとして、すぐにセーフに覆った。

 伊東監督が抗議したが、セーフのままだった。無死満塁で再開。そこから犠飛2本を打たれ、逆転負けした。

 試合後、同監督は「(審判団もアウトの)コールをしたのは認めた。じゃあ、アウトじゃないか。(二塁から三塁に滑り込んだ)走者がこう(アピールを)やって、ジャッジが変わった。後味が悪いです。勉強してもらいたい」と不満を隠さなかった。

 一方、責任審判の西本審判は「当該審判(三塁の村山審判)は『足が離れていたので、覆すしかなかった』と言っている」と説明。走者のアピールを受けてのジャッジ変更ではなく、審判自身の判断であると強調した。

 なお、岡田への初球は、犠打警戒で「外せ」のサインが出ていた。だが、大谷は外せず、バントをさせてしまった。そのため、中村の三塁ベースカバーが遅れてしまった。



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source : マリンブルーの風