2017年9月30日土曜日

【カープ優勝特別企画3】チーム、あれこれ。


◇プロ野球・広島連覇=V8引き寄せた打線と投手陣 9/21(木) 7:18配信 時事通信

 プロ野球セ・リーグで8度目の優勝を37年ぶりの連覇で遂げた広島。開幕当初からの快進撃で5月下旬以降首位をキープし、シーズンを通して他球団を圧倒した強さを投打の両面から振り返る。

 ◇現有戦力に厚み=今季も抜群の得点力

 広島の総得点は7試合を残して12球団最多の706。攻撃力を武器に優勝した昨季の684得点を上回った。目立った補強はなく、「戦力アップするには、層を厚くするしかなかった」と石井打撃コーチは振り返る。

 その筆頭は10年目の安部。昨季も115試合に出場したが、今季さらに成長。1打席目の結果が悪くても修正できるようになり、逆方向への安打も増加。初めて規定打席に達し、今も打率3割台を維持する。

 バティスタは米大リーグ球団のマイナー組織で芽が出ず、広島がドミニカ共和国で運営するアカデミーで鍛えられた。入団2年目の今年6月に育成選手から昇格し、初打席から2打席連続代打アーチ。優勝を決めた今月18日の阪神戦では決勝打と強い印象を残した。

 田中、菊池、丸、鈴木以外のオーダーは、調子や投手との相性を見て柔軟に組み替えた。40歳の新井とエルドレッドを一塁で併用。新井は昨季より打席数が減ったが、勝負強さは健在。エルドレッドもけがによる離脱がなく、好不調の波も昨年までより小さかった。

 鈴木の離脱直後は新井と松山が4番を務め、9月に入ると松山が定着。9連勝中の打率が5割を超す絶好調ぶりでチームに勢いをつけた。

 他球団から戦力を奪うような潤沢な資金がなくても、しっかりと現有戦力を鍛え上げた。キャンプでは球場の計11カ所でフリー打撃やティー打撃、バントを同時に行い、時間の無駄なく打ち込んだ。シーズン中も若手が早出特打や試合後のスイング確認を継続。豊富な練習量に裏打ちされた強化策で、抜群の得点力を備えた。

 ◇競い合った若手先発陣=黒田の穴埋めて台頭

 広島投手陣にとって今季最大の懸案は、引退した黒田の穴をどう埋めるかだった。しかし、緒方監督は「別に穴だとは思っていない。新しい戦力、若い力がそこに出てきてくれるのが楽しみで仕方ない」とむしろ前向きに捉えようとした。沢村賞左腕ジョンソンが長期離脱する誤算も重なったが、期待に応える存在は次々と現れた。

 3年目の薮田は5月23日のヤクルト戦で、腰痛のため三回で降板した野村に代わり、3回無失点の好投。翌週から先発に回ってフル回転した。優勝が決まるまでに14勝(救援の3勝含む)を挙げ、最多勝を争うほどの結果を出した。

 小さなテークバックから投じる150キロ台の速球、カットボール、落差のあるツーシームなどで打者を翻弄(ほんろう)。8月12日の巨人戦では菅野に1-0で投げ勝つなどシーズン終盤に2度の完封勝利を挙げた。「中継ぎが苦しいときに投げ切れたのは自信になる」。先発の柱として開花した。

 肩や肘の故障を繰り返し、亜大時代の東都リーグでは3年春に2試合登板しただけ。プロ入り後も昨春に右肩痛を再発したが、その後は筋肉の柔軟性を保つことを重視して改善させた。開幕1軍は今季が初めてだった。

 ジョンソンを除く先発陣はいずれも20代。昨季16勝の野村はカード初戦で試合をつくり、2年目の岡田は制球に悩みながらも12勝。2014年の新人王、大瀬良は同年以来の先発定着で2桁勝利に迫る。「投手陣全体が若いし、その中の競争もあった」と薮田。強力打線の後押しを受けながら、連覇に不可欠な力となった。(成績は18日現在)。


☆ま、主力が抜けても代わりというのは出てくるもので。逆に言うとファームの選手も、虎視眈々と1軍のイスを狙ってなきゃダメだってことですね。




☆そんな訳で、まずは攻撃の話。


◇記録で徹底解剖!2017年型カープ打線の脅威 9/19(火) 11:00配信 週刊ベースボールONLINE

 2年連続で歓喜の瞬間を迎えた広島。ナインが存分に力を発揮した結果だが、特にシーズンを通して看板の強力打線が威力をまざまざと見せつけた。ここではプロ野球アナリストの千葉功氏に、記録の側面から2017年型カープ打線のすごさを徹底解剖してもらった。

※記録は9月17日現在


◆代打陣の奮闘も連覇への大きな力

 昨シーズン25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島はチーム打率、防御率ともにリーグ1位であった。しかし10勝をマークし、防御率3.09であった黒田博樹が抜けた今シーズンはチームとしての防御率は1位の巨人に0.1差の3位だ。

 その一方でチーム打率.275は2位のDeNAに2分3厘もの大差をつけ、ぶっちぎりの第1位。さらに打率だけではなく、147本塁打も117本で2位のDeNAを大きく引き離している。ほかにも108盗塁は2位の中日の73に35個もの差をつけてこちらも第1位。攻撃面においては文句が付けようがない2017年の広島である。

 ほかにも特筆すべき打撃面のデータがある。まずは代打陣だ。チームの代打打率.259はリーグ1位であり、長打率と合わせて比較するといかにカープ打線が優れているかがはっきりする。

[チーム代打成績]
広島   打率.259 9本塁打 52打点 長打率.433
中日   打率.247 2本塁打 29打点 長打率.305
巨人   打率.229 3本塁打 26打点 長打率.325
阪神   打率.216 5本塁打 26打点 長打率.310
ヤクルト 打率.192 6本塁打 27打点 長打率.306
DeNA   打率.162 2本塁打  9打点 長打率.243

 加えて広島の代打陣は9本もの本塁打を打っている。バティスタが4本、松山竜平、西川龍馬が各2本、新井貴浩が1本だが、これはリーグのみならず12球団を見渡してもズバ抜けて多い数字だ。参考までにセ・リーグのヤクルトは6本、阪神は5本、巨人は3本、中日、DeNAは2本である。したがって広島の代打の長打率は.433となり、長打率.325で2位の巨人を大きく引き離している。

 しかも広島の安打の内訳は本塁打のほかに二塁打も多く、ここまでの合計は14本。つまり同じ安打でも広島の安打には効果的な長打が多いことで、必然的に打点も多くなっている。現に広島の代打による打点は52にもなり、これは29打点で2位の中日よりかなり多い数字である。目に見える打率の差だけではなく、打撃内容や質という点でもほかのチームを圧倒している。


◆相手に脅威を与える得点圏打率の高さ

 広島打線の脅威を証明する上で欠かせないのが得点圏打率だ。チーム打率は.275だが、走者が得点圏にいると打率はさらに高くなるのだから相手バッテリーにとってはこれ以上厄介なものはない。その一方で無走者のときの広島のチーム打率は.258である。

[走者無しのチーム打撃成績]
広島   打率.258 75本塁打
ヤクルト 打率.245 46本塁打
中日   打率.243 62本塁打
阪神   打率.241 53本塁打
巨人   打率.239 54本塁打
DeNA   打率.238 64本塁打

 数字的には1位とはいえ。下位チームと大差はない。しかし、走者が出ると広島打線は一変する(カッコ内は走者得点圏の場合)。

[走者有りのチーム打撃成績]
広島   打率.296(.298)
ヤクルト 打率.224(.224)
中日   打率.257(.237)
阪神   打率.258(.246)
巨人   打率.266(.273)
DeNA   打率.271(.269)

 ヤクルトは走者なしでは.245だが、走者が出ると.224と大きくダウン。走者が出ると.258から.296へと打者が活気づく広島とは対照的である。

 広島の主要打者たちの得点圏打率を見ると、その勝負強さに驚かされる。レギュラーあるいは準レギュラー級のほとんどの選手が打率3割台である。現在5人が規定打席入りしているが、そのうち3人が得点圏打率でも3割台をキープ。ほかにも規定打席にこそ達していない選手の中でもエルドレッドは.326、新井は.324、西川も.308であり、松山は.367とはレギュラーも顔負けのハイアベレージを残している。

 こうした選手たちがいるのだから、チームを指揮する緒方孝市監督も心強いことだろう。広島ナインに共通するこの無類の勝負強さこそが、代打に起用されたときの好成績にも反映していると言ってもいい。


◆チームのシーズン最高打率の更新なるか

 広島には絶対的なレギュラーがそろっているのだから緒方監督も出場メンバーの構成にも頭を悩ますこともない。それは今シーズンも同様である。

 一番・田中広輔、二番・菊池涼介、三番・丸佳浩は不動である。二番の菊池はコンディション不良で5月初旬と6月初めに5試合ほど欠場したが、その後は出場を続けている。ここで開幕以来、打線の組み替えに苦慮していた巨人と比較してみよう。

 巨人は一番だけでも8人、二番にも9人の選手を起用している。一番の打率は.250、二番は.267だが、これも一番に長野久義と陽岱鋼、二番にマギーが定着して成績を上げているからで、一時は一、二番の打率は2割台前半にまで低迷していた。開幕以来ほとんど変わらずに高い成績を残している広島の“タナキク”コンビとは大違いである。

 広島はシーズン開幕直後は四番に新井を主とし、たまに鈴木誠也を起用していたが、4月下旬からは鈴木が不動の四番に定着した。当初はまだ荷が重いのではないかとの声もあったが、鈴木はケガで離脱するまで四番として98試合で打率.300、24ホーマーと抜群の存在感を放ち、その重責を見事に果たした。その後、四番に座った松山も16合で打率.448、4ホーマーと大爆発している。

 八番は捕手の指定席だが、この打順で會澤翼が74試合で.255、3ホーマー、22打点。巨人の小林誠司が打率.208と安打を1本打つだけで話題になるが、広島は非力な捕手ではない。

 ここまでさまざまな成績を見てきたが、総括すると広島にはクレバーで能力の高い選手がスタメンにもベンチにも数多くそろっていることがデータからも分かる。だからケガ人が1人、2人出ても大崩れしないし、連覇を果たしたのも必然の結果と言える。

 そんな広島のチームとしてのシーズン最高打率は1978年の.284、本塁打も同年の205 本だ。今シーズンの広島は135試合を終えて打率.275、146ホーマー。その記録にどこまで迫れるかも見どころの1つだ。

文=千葉功(プロ野球アナリスト)


☆代打成功はイメージ的にもかなり多い感じはありましたが、52打点はすごい。また、得点圏打率も、ここ数年はチャンスに弱いのが弱点でしたから、そこも克服されている、ということ。これは首脳陣の「いかに楽に打席に立たせるか」という指導が、功を奏しているんでしょう。


◇カープ打線、強さの秘密 若手鍛え上げ選手層に厚み 9/22(金) 22:36配信 朝日新聞デジタル

 2連覇を決めた広島カープ。今シーズンの打撃陣は主砲が抜けても、息切れするどころか加速した。15勝6敗。4番を任されていた鈴木が8月23日にケガで戦列を離れた後から、18日にリーグ連覇を決めるまでの戦績だ。石井打撃コーチは「(鈴木)誠也が抜けたのは痛いけど、代わりの選手がそれまで試合に出ていた経験が生きた」と語る。

 穴を埋めたのは、昨季まで規定打席に達したことのなかった10年目の2人だ。

 高卒の安部はレギュラーを奪った。これまで104試合に先発し、打率3割9厘と高打率を維持する。大卒の松山は9月の全14試合で4番に座り、その間、打率4割6分2厘、18打点、4本塁打と大暴れした。

 伏兵の活躍には伏線があった。今季、大きな補強がなかったからこそ、石井打撃コーチは「選手層の底上げを意図的にやってきた」と振り返る。昨秋のキャンプではドラフト上位で入団した伸び盛りの安部、堂林、野間を強化選手に指定した。広島は猛練習で知られるが、早出練習の早出となる「スーパー早出」を課して、バットを振り込ませた。

 緒方監督は開幕直後、「今季は2通りのオーダーを組めるようにしたい」と話した。一つのポジションに2人のレギュラー候補を育てるという意味だ。1~3番を昨季と同じく田中、菊池、丸と実績十分の3人で固め、4番に鈴木を抜擢(ばってき)した。一方で、5~8番は安部、西川、松山、バティスタらを相手投手との相性を考慮するなどして、日替わりで組み合わせた。

 若手にはチャンス、そして、ベテランには休養を与えた。昨季のリーグ最優秀選手で40歳の新井、そして今季27本塁打の37歳、エルドレッドは一塁で併用されたことで、シーズン終盤でも余力があった。

 新井は7月7日のヤクルト戦の九回に代打逆転3ランを放ち、存在感を示した。先発を奪うためには、若手もベテランも1打席たりとも無駄にはできない。代打の打率2割5分7厘は、セ6球団で1位を誇る。危機感が、下位でもつながる打線を生んだ。

 ※数字は20日時点。(吉田純哉)


☆今年は新井さんの出番が減った訳ですが、新井さんの力が落ちたのではなく、新井さんの力に頼らなくてもよかった、という言い方が正しいのではないかと。誠也くんが離脱しても松山が4番で頑張りましたし、そこまでは誠也くんが働いた。これで誠也くんが精神的にも4番を堂々と張れるようになれば、打線はさらに強力になります。


☆また、「攻撃」は、バッティングだけではありません。


◇相手に重圧を与える代走の切り札の存在 意思統一された広島の走塁 9/21(木) 10:00配信 デイリースポーツ

 リーグ屈指の攻撃力を支えたのは打撃だけではない。「一つ二つ先の塁を狙う」と意思統一された走塁も広島の武器だ。706得点はリーグ断トツ。三塁ベースコーチを務める河田外野守備走塁コーチは「去年からやっていることを今年も持続できている。長打1本できっちりホームまでかえる。一つ二つ先という意識でやれば点は入る」と手応えを明かす。

 昨季チーム盗塁数118に対して今季は108個。「失敗数は同じぐらいかな。数より確率。やみくもに走るより、相手にプレッシャーをかけられたらいい」とうなずく。

 1番・田中は昨季の経験を生かし、ここまで32盗塁。自身初のタイトル獲得へまっしぐらだ。「5番・安部」という新オプションも打線の切れ目をなくし、つながりを生んだ。

 試合終盤の勝負どころでは「代走・野間」がコールされる。胃がんからの復活を目指す赤松に代わり、今季は野間が代走の切り札。ここまで10盗塁。河田コーチは「一生懸命よくやっている。器用ではないけど、フィジカルは素晴らしい。いいところで決めてくれている。野間だから回せたのが4つぐらいある」と高く評価する。

 象徴的なシーンは、8月3日・阪神戦(マツダスタジアム)だ。2-5の九回、新井の全力疾走でもぎ取った内野安打から1点を返し、なおも1死一、三塁。打席は西川。フルカウントからの7球目をはじき返した打球は中堅右で弾んだ。スタートを切っていた一走・野間は一気にホームイン。中継プレーはスムーズだったが、走力が勝って延長12回ドローに持ち込んだ。

 河田コーチは「右中間寄りの打球でホームまでかえられるのはなかなかない。あそこで回せたのはコーチをしていても初めてだよ」と目を丸くする。野間は「スタートも切っていたし、二塁を回る前ぐらいで落ちると分かった。(三塁で)止めるかなと思ったけど、中継プレーは何が起こるか分からない。全力で走って、後は河田さんに任せています」と控えめに振り返った。

 野間の足は今やチームに欠かせない。相手に重圧を与えるリーグ連覇の要因となった。


☆野間くんに限らず、今年は昨年にも増して走塁の積極性が目につきました。ホームに返ってくるランナーの、速いこと速いこと。ズムスタで生で御覧になった方は、一際それをお感じになったんじゃないでしょうか。これは間違いなく、得点力のアップにつながっています。




☆お次は、投手陣。


◇投手と野手の確執…危機を克服できた広島の強さとは 9/19(火) 8:00配信 日刊スポーツ

<阪神2-3広島>◇18日◇甲子園

 広島は順風満帆の優勝ではなかった。17年は何度も危機が訪れていた。象徴的なのが9点差をひっくり返された5月6日阪神戦の「甲子園の悲劇」。そしてマジック点灯後、3連続サヨナラ負けを喫した8月22日からのDeNA3連戦の「横浜の悪夢」だ。大きくチームが傾いてもおかしくない状況から、その日、その夜、その後。広島はいかに立ち直ったのか。はね返した底力に迫った。

 心を突き刺すような鋭い言葉が飛び交った。「勝手にしろ」「守りにくい」「こんなんじゃ優勝は無理だ」「何点とれば勝てるんだ」。シーズン序盤、広島ベンチで何かが崩れていく音がした。

 5月6日阪神戦(甲子園)。広島は9点差をひっくり返された。過去、9点差以上の逆転負けを喫したチームに優勝した例はない。熱気あふれる六甲おろしが漏れ聞こえる三塁側ベンチの奥は、対照的に冷めた空気が充満していた。守りやすいテンポ、リズムを求める野手陣と、どんな手を使ってでも失点を防ぎたい投手陣。冷静でいられない選手もいた。「投手も野手も一緒に戦っている。片方を悪く言わないでください」。コーチに意見する選手もいた。やり場のない怒り、情けなさ。一方的にぶつける言葉は空回りした。

 ただの1敗ではなかった。宿舎に戻って、涙を流す主力もいた。外部から「闘志がない」との声も届く。あの夜を語りたがらない選手は今も多くいる。悲劇をはさんで4連敗。「今年優勝出来なかったら、この試合がターニングポイントと言われる。こんな試合は絶対にやってはいけない!」。試合直後のミーティングで、石井打撃コーチが連ねた言葉が選手の胸に響いた。

 「本当の力が試される」。そう感じていたのは、緒方監督だ。あえて言葉をのみ込んだ。「負けて慌てても遅い。そこまでの過程のなかで、やれることはやった」。監督就任から3年。種をまき、水もやった。スタッフ、選手に植え付けてきた意識、成長を信じていた。


 選手は、動いた。中堅選手を中心に投手、野手を交えて話し合った。空気は重い。ただ、このままでは修復不可能になる。野手側の力が強く、長く続いた低迷期にあった「投手と野手の背離」が始まる気配すら漂っていた。分かり合うために。言葉をぶつけるのではなく、言葉を交わした。

 前年優勝できたのはなぜか。優勝に必要なものは-。「共通の目標」を再認識しながら時間をかけて軌道修正した。勝つことも良薬となった。凡打でも得点が入れば、投手も野手を拍手で迎え入れた。野手が「何点とればいいんだ」と不満をもらした姿は消えた。降板後の先発投手もベンチから身を乗り出して声を出す。一体感が帰ってきた。

 だからこそ、8月の「横浜の悪夢」も乗り越えられた。春季キャンプから若手を積極的に食事に誘い、一体感の重要性を伝えてきたチーム最年長の新井は初戦の後に変化を見た。「(今村)猛を(野村)祐輔が最初に迎え入れた。お互いが『ゴメン』『すまん』と謝る。若い(中村)祐太も前に出て声を掛けた。そこに野手も集まる。いい光景だと思った。黒田さんの“遺産”もあるかな」。一体感を最重要視した黒田氏の残り香も、あるべき方向へ誘ってくれた。

 屈辱の日から135日、同じ甲子園で広島は頂点に立った。「2つ」の大きな敗戦を成長するスパイスに変え、歴史を塗り替えた。勢いで勝った16年。17年は、真の力で勝った。【池本泰尚、前原淳】

 ▼甲子園の悲劇 5月6日の阪神戦。広島は下半身のコンディション不良のため菊池をスタメンから外すも、5回表を終わって9-0とリード。だが、5回まで2安打1失点だった先発の岡田が急変し、代わった中田も打たれて6回に7失点。7回には3番手の薮田が打たれて逆転された。この試合で首位陥落。9点差以上の逆転負けを喫したチームがその年に優勝した例は過去にないという、現実をつきつけられた。

 ▼横浜の悪夢 8月22日からのDeNA3連戦(横浜)で3連続サヨナラ負けを喫した。初戦は8回まで2失点の野村が9回に筒香に2ラン被弾して迫られ、今村が連続弾を浴びて敗れた。2戦目は鈴木が負傷するアクシデントも重なり、延長10回に打たれた。3戦目は9回に不規則な回転の打球が二塁手菊池の前で跳ねる不運も重なった。首位チームが3試合連続サヨナラ負けを食らったのはプロ野球史上初の屈辱だった。


☆結局、団体競技ですからね、野球は。失敗をなじっていては、チームはまとまらんのです。そりゃ時には厳しさも必要ですが、今のカープの結束を見ていると、新井さんの言ってることが、一番しっくり来ます。


☆大瀬良はプロとして甘い、と懲りもせずにまだ批判してる人がいますが、当の本人はプロの世界に1秒たりともいたことがないっていうね(笑)。いくら新人でも年下でもプロのギタリストに向かって、「君はまだまだプロとして甘いよ」なんて言うこと、とてもじゃないけどK.O、恥ずかしくてできませんわ。


☆アマチュアの人間に、なぜプロとしての厳しさが分かるのか。で、この人は、例えば大瀬良くんがCSや日本シリーズで好投したとしたら、何て言うんでしょうねぇ。


☆少なくとももしそうなれば、大瀬良くんはプロとしての厳しさが分かってないそうですから、「そんなものは分かってなくてもプロとしてやっていける」ということになります。となると、その人の批判自体、意味のない批判、ということになります。


☆オーナーが辞めない限り、緒方が監督である限り優勝はできない、と言っていた人も、同じ。


☆ところでK.Oは、プロではないので、大瀬良くんにプロとしての矜持があるのかどうかなんて、分かりません。ただ少なくとも言えるのは、プロの矜持のない人に2桁勝利ができるほど、プロの世界は甘くはないはず、とは思います。




◇リリーフ陣の踏ん張りがあってこその“逆転の鯉” 9/22(金) 10:00配信 デイリースポーツ

 相手チームにとっての脅威は、広島の逆転力だった。優勝までの84勝のうち、逆転勝利はリーグ最多の41試合。粘り強い攻撃はもちろん、中継ぎ陣の踏ん張りも大きく影響した。畝投手コーチは「個々が自分の役割をしっかり分かって与えられた場所で力を十分に発揮してくれた」と振り返る。

 今季はジャクソン、中田、一岡、今村、中崎の5人が50試合以上に登板し、抜群の安定感を誇った。他にも先発から中継ぎに回った九里をロングリリーフ要員として起用。先発投手の完投数は、昨季の「5」を下回る「4」となったが、層の厚いリリーフ陣が試合終盤を支えた。

 一方で、絶対的な抑えは不在だった。本来なら、守護神は昨季34セーブの中崎。しかし、開幕直後に腰痛症で離脱するなど、状態が上がらず今村が代役を務めた。シーズン終盤からはダブルストッパー制。畝コーチは「状態を見て起用していた。固定しなかったという状況の中でしっかり対応してくれた」と高く評価する。

 若手も成長。シーズン中盤から先発に回った薮田が14勝、岡田は12勝の活躍で、優勝に大きく貢献した。野村、大瀬良も9勝を挙げた。開幕から先発ローテーションを大きく崩すことなく戦うことができたのも、連覇できた要素の一つだ。

 リーグトップの破壊力を持つ打線の援護が投手陣の士気を高めていた。今村は「点を取られなければ、野手が逆転してくれるという雰囲気がブルペンにはあった」と話す。

 誰もが同じ思いでマウンドに立っている。確かな信頼のもと、しっかりと投打がかみ合うことで逆転勝利を呼び込む。快進撃へとつながる大きな要因となった。


☆シーズン途中での配置転換は、難しいもの。だからこそできるだけ固定して使ってる訳で、今村くんがシーズン途中からストッパーとして働けたのは、経験があってこそ。




☆さて、チーム全体の話。


◇若返りながら37年ぶり連覇達成 広島に黄金期到来の予感 9/19(火) 14:33配信 Full-Count


◆37年ぶりのリーグ連覇を達成した広島

 マジック「1」になってから2日間の足踏みはあったが、9月18日に広島がマジックの直接の相手である阪神を敵地甲子園で破り、通算8度目のリーグ優勝を飾った。8度の中で9月18日の優勝決定は、昨年の9月10日に次ぐ史上2番目の速さだ。

 今季の勝率は、現時点で広島史上最高勝率だ。広島のシーズン勝率10傑は以下の通り。差は2位とのゲーム差、2位の場合は1位とのゲーム差。

2017年 勝率.636(1位84勝48敗4分11.0差)監督緒方孝市
2016年 勝率.631(1位89勝52敗2分17.5差)監督緒方孝市
1984年 勝率.625(1位75勝45敗10分3.0差)監督古葉竹識
1980年 勝率.624(1位73勝44敗13分6.5差)監督古葉竹識
1986年 勝率.613(1位73勝46敗11分0.0差)監督阿南準郎
1975年 勝率.605(1位72勝47敗11分4.5差)監督古葉竹識
1989年 勝率.589(2位73勝51敗6分-9.0差)監督山本浩二
1979年 勝率.573(1位67勝50敗13分6.0差)監督古葉竹識
1995年 勝率.569(2位74勝56敗1分-8.0差)監督三村敏之
1991年 勝率.569(1位74勝56敗2分3.0差)監督山本浩二

 今季の広島は現時点で、昨年の.631を上回っている。残り7試合で勝利数も歴代2位の84勝。これまで広島は8回の優勝を飾っているが、6回目の優勝までは10ゲーム以上をつける楽勝はなかった。接戦を制しての優勝が多かったのだ。しかし、1991年以来25年ぶりの優勝だった昨年は2位に17.5差をつける大勝。そして今年も現時点で11差をつけ、勝率では昨年をさらに上回った。


◆セは巨人以外3連覇なし

 1975年に初優勝を遂げた広島は今年、1979年、80年に続いて2回目の連覇となった。しかし3連覇はない。セ・リーグでは巨人が9連覇、5連覇を各1度、3連覇を3度達成しているが、他のチームは広島が今回を含め2度、中日、ヤクルトが各1度連覇したのみ。セ・リーグで巨人以外に3連覇以上をしたチームはないのだ。来季は、巨人以外では初のリーグ3連覇がかかっている。

 チームの精神的な支柱だった黒田博樹が引退し、主軸の新井貴浩も40歳になる中、広島は若手選手への新陳代謝を推し進めた。中軸を打った鈴木誠也は23歳、二遊間は二塁の菊池涼介が27歳、遊撃の田中広輔が28歳、外野の要の丸佳浩も、エースの野村祐輔も28歳。また先発の薮田和樹は25歳、岡田明丈は23歳、クローザーの中崎翔太は25歳、セットアッパーの今村猛は26歳。投打ともに20代の若い選手が台頭している。

 若返りを図りながら、連覇を果たしたのだ。その勢いを感じるだけに、3連覇の可能性は大いにあると言えよう。広島の黄金時代が始まるか、来季以降のカープに注目したい。


☆残り2試合、勝率は現時点で.635。


◇広島連覇の要因は“ベテラン”と“若手”の融合!? 9/19(火) 11:00配信 ベースボールキング

「移動日のゲームはベテランに気を遣いながら若手を抜擢したり、上手くやり繰りをしていますよね」(大矢明彦氏:8月20日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』)

「今日はレフトでバティスタ、エルドレッドを休ませていますので、この辺の使い方ですよね。若手とベテランの使い方が上手」(若松勉氏:7月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』)

 大矢氏と若松氏が話したように、今年の広島は“若手”と“ベテラン”の使い方が上手かった。

 チーム最多の27本塁打を記録するエルドレッドは、休養明けの翌日にスタメン出場した試合で、打率.288(90-26)、8本塁打、24打点の成績を残している。

 特に5月は5日の阪神戦で2本塁打4打点、9日のヤクルト戦で1本塁打4打点、13日の巨人戦で2本塁打4打点、27日の巨人戦で1本塁打4打点と、休養した効果がてき面した形だ。

 代打で存在感を示す2年目・西川龍馬は、一塁の新井貴浩、エルドレッドの休養日、安部友裕が離脱時には三塁でスタメン出場した。8月6日のDeNA戦から16日の阪神戦にかけて9試合連続出場し、12日の巨人戦で決勝の本塁打を放つなど、その間打率.314(35-11)、1本塁打、4打点の活躍を見せた。

 また、新井は代打で出場した7月7日のヤクルト戦で逆転3ランを放てば、スタメンで出場した日9月16日のヤクルト戦で、ライト最前列に突き刺す本塁打を記録。代打とスタメンで、変わらぬ働きを見せた印象だ。

 16日に放送された『ショウアップナイタースペシャル 広島-ヤクルト戦』で解説を務めた田尾安志氏も「緒方監督が(就任した)一昨年くらいですかね、なかなかベテランを休ませられずに代わりがいない。成績を下げてしまったという反省から、休ませながらいい状態を続けさせようと去年ぐらいからやっていますよね。そういうことができるメンバーがいるということですよね」と評価する。

 連覇の要因のひとつとなった若手とベテランの融合は、選手層が厚くなったからこそできた起用法といえそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆で、若手が台頭し、ベテランを休ませるような起用が可能になるためには、そもそも育成が必要な訳で。


◇リーグ連覇を支えた広島の生え抜き力 9/19(火) 10:00配信 ベースボールキング


◆18日の阪神戦は日本人は全員生え抜き

 広島が18日、甲子園で行われた2位・阪神に3-2で勝利し、37年ぶりにリーグ連覇を達成した。

【18日阪神戦の広島のスタメン】
1(遊)田中広輔 13年D3位(社会人)
2(二)菊池涼介 11年D2位(大学)
3(中)丸 佳浩 07年高D3位(高校)
4(左)松山竜平 08年D4位(大学)
5(右)バティスタ
6(三)安部友裕 07年高D1位(高校)
7(一)エルドレッド
8(捕)会沢 翼 06年高D3位(高校)
9(投)野村祐輔 11年D1位(大学)

 18日の広島のスタメンを見ると、日本人選手が7人先発したが、全員生え抜きの選手だ。

 同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 阪神-広島戦』で解説を務めた田尾安志氏は「今日出たメンバーをみても、他球団から獲った選手がいなくて、地元のカープで育った選手。去年と今年と連覇してスゴイです」と広島の育成力の高さに感嘆した。


◆育成力が高い広島

 この日スタメン出場した生え抜きの7選手の経歴を見ると、高校からプロ入り組が3人、大学からプロ入り組が3人、社会人からプロ入りが1人と、高卒に限らず大卒、社会人組もしっかり育成できていることがわかる。

 社会人組の田中広輔は、ドラフト3位入団ながらも即戦力の野手として1年目から一軍に出場。2年目に梵英心からショートのポジションを奪い不動のモノにしている。

 先発した野村祐輔は広陵高、明治大と名門校を歩んできたが、いまや球界を代表する二塁手に成長した菊池涼介は中京学院大、鈴木誠也が故障で離脱した後4番に座る松山竜平は九州国際大と地方の大学出身。甲子園のスターや高校時代の有力選手が集う六大学や東都だけでなく、こういった地方の大学出身の選手を獲得し、一軍の舞台で活躍する姿を見るとスカウト、育成の能力がかなり高いことがわかる。

 また、丸佳浩、安部友裕、会沢翼といった高卒組は、若手時代に二軍の由宇で腕を磨いた。丸はプロ入りから3年間二軍で汗を流し、4年目の11年に一軍定着。13年からは不動のレギュラーとなった。一方で安部と会沢は二軍で過ごす時間が長かった。それでも、安部は努力を重ね16年に自己最多(当時)の115試合に出場すると、今季は開幕から三塁のレギュラーとして出場。ここまで122試合に出場し、打率.309、4本塁打、49打点の活躍を見せる。会沢も石原慶幸と併用が続いたが、今季初めて100試合以上出場した。

 手塩にかけて育てた生え抜きの選手たちが成長し、栄冠を勝ち取った広島。主力野手の多くが20代と、黄金時代は続いていきそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


◇平均年俸11位でも…広島選手「大化け」する我慢の育成 9/19(火) 5:05配信 朝日新聞デジタル

 広島が2度目のセ・リーグ連覇を成し遂げた。これは球界の盟主と言われ、資金力が豊富な巨人以外の球団はやっていない快挙だ。

 日米通算203勝を挙げた黒田博樹さん(42)が昨季限りで引退した。昨季リーグ最優秀選手の新井貴浩内野手(40)はベンチを温めることが多かった。そのなかで雨後のタケノコのように若い芽が伸びてきた。

 昨季までプロ2年間で4勝だった薮田和樹投手(25)は大化けした。14勝を挙げ、最多勝を争う。亜細亜大では幾度ものけがに悩まされて、リーグ戦の登板は2試合だけ。松田元(はじめ)オーナー(66)がたまたま乗ったタクシーの運転手が薮田の母親で、松田オーナーに視察を頼んだことが縁だった。スカウトが練習で投げる150キロの剛球に目をつけて、「隠し球」としてドラフト2位で獲得した。

 プロ10年目でこれまで規定打席に達したことのない安部友裕内野手(28)は打率3割以上を保つ。2007年秋の高校生ドラフト1巡目。キャンプでの「スーパー早出」と呼ばれる特訓でバットを振り込んだ。

 広島は親会社を持たない地方球団。運営資金は豊富ではない。素質ある選手の獲得と猛練習が生命線だ。低迷時もその方針を貫いた。松田オーナーは「持っているお金を考えると、成長を待つしかない。我慢して一人を大切にしないと」と語る。今季、12球団の日本人選手の平均年俸は3826万円で、広島は2767万円と11番目だ。1位ソフトバンクの7013万円の4割にも満たない。前回の連覇時の監督、古葉竹識(たけし)さん(81)は「広島にはスカウトの才がある。そして、鍛え上げることを大事にしていた」と振り返る。

 緒方孝市監督(48)は喜びをかみ締めた。「選手は求めている野球を当たり前にやっていける力をつけた。去年とはまた違ううれしさだね」。時が移ろえど、変わらぬ強化方針で2度目の黄金時代が到来した。(吉田純哉)


☆いやいや、カープには金がある、オーナーが隠し持ってる、なんて批判する人がいますが、肝心なのは金額ではなく、強いかどうか、勝てるかどうか。そのためのチーム作りが、できるかどうか。


◇広島連覇の裏側 FA補強、トレードなくても“三本の矢”機能 9/19(火) 5:00配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島3―2阪神(2017年9月18日 甲子園)

 FA補強もなければ、大型トレードもなかった。人材発掘(スカウト)、育成(2軍)、管理(トレーナー)の“三本の矢”が機能した連覇の裏側を探った。

 ≪スカウト支えるオーナー式年代別表≫

 過去2年間で計4勝だった薮田が14勝へ飛躍し、数字上は黒田の抜けた穴を埋めた。岡山理大付では甲子園に縁がなく亜大でも右肘故障などで公式戦登板は3年時の2試合だけ。松田元(はじめ)オーナーは「ビデオを見たら力むし、フォームはバラバラ。ただ、150キロをバンバン投げるポテンシャルはあった」と14年ドラフト当時を振り返る。広島出身ながら周囲を驚かせた2位指名はスカウト陣の眼力を証明する好例だ。

 外部からの補強に頼らない分、新人の発掘は生命線。会議では各ポジションを無駄なく更新させるため、オーナー考案の年代別選手表をフル活用する。各スカウトに車を貸与しているのも特徴的だ。

 「よくやってくれとると思う」と松田オーナー。欠かせない戦力になった2年目の西川は15年の5位指名。新陳代謝がチーム力を高める。昨秋4位で入団した高卒捕手の坂倉は2軍でリーグ2位の打率・298。黄金期を担う“新世代”も控えている。

 ≪育成と再生―選手の“旬”見極める目≫

 復活した今村と中田がブルペンを支えた。2人とも2軍暮らしに甘んじた2年間があった。今村は14、15年、中田は15、16年。新戦力の育成だけでなく不振からの再生も2軍の重大な任務だ。「だから、彼らがずっと頑張ってくれていることは、凄くうれしいんよ」。水本2軍監督はしみじみと喜んだ。

 野手ではバティスタだ。ドミニカ共和国カープアカデミー出身で昨季は育成選手として2軍で経験を積んだ。6月2日に支配下登録されると、史上初のデビュー戦から2日連続代打アーチ。ここまで10本塁打を放ち、勝利打点は6度を数えた。

 期間限定でも旬を見極めれば戦力になる。水本2軍監督は「2軍は1軍のための組織。この部分の戦力が足りなくなったら、こうしようという認識は(緒方監督と)一致していると思う」と言った。

 ≪故障確率下げる首脳陣との密な連携≫

 5月5日、阪神戦。スタメンに菊池の名前がなかった。松原慶直チーフトレーナーは「コンディションを整える箇所が出たので時間をもらった」と説明。故障確率を下げることに心を砕いた今季を象徴していた。

 鈴木の突発的な故障以外は野手で長期離脱を出さなかった。松原チーフトレーナーは緒方監督から「チームに波風を起こすのはケガだから」と伝えられ、変化を感じた。「全体をより注意深く見てくれるようになった」。コーチも巻き込んで選手の体調を管理し、背中を押す側と止める側が意見を交わして総合判断。時には緒方監督が起用に慎重で、トレーナーが先発を進言することもあった。

 あの阪神3連戦。菊池は全て欠場し、3連敗した。目先の勝利にとらわれない判断が正しかったことは連覇という成果が物語る。


☆その目先の勝敗であーだこーだと批判していた人は、連覇という事実から物事を判断してはどうでしょうか。少なくとも、「敗戦」という結果だけに拘泥して批判を展開するのは、とてもカープファンのやることとは思えません。少なくともその批判とは全く違う方向でカープはどんどん勝ち続け、連覇したことを思えば、そもそもその批判は一体何のために為されているのか、と勘繰りたくなります。


☆そう、連覇しているにもかかわらず批判をやめないのは、カープを強くしたい、というのとは別の動機がある、と考えるのが、妥当。


☆だってカープは、強くなっていってるんですから。




☆さて、今日のあれこれ。


◇広島、5球団勝ち越し目指しDeNA戦へ ジョンソン&岡田が気合い 9/29(金) 13:42配信 デイリースポーツ

 広島のクリス・ジョンソン投手と岡田明丈投手が29日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加した。30日からのDeNA2連戦(横浜)にジョンソン、岡田の順番で先発する見込み。

 ジョンソンはコンディションを整えるため、20日に出場選手登録を抹消された。CSへ向けて最後の登板になるだけに「重要な試合。自分の投球を心掛けたい」と意気込んだ。

 岡田は24日のウエスタン・オリックス戦(由宇)に先発し5回8安打2失点だった。CSローテ入りへ一発快投を誓い「自分の投球ができるようにしたい。1人ひとり、1球1球を大事に投げたい」と話した。

 今季のDeNA戦はここまで11勝12敗。2連勝すれば勝ち越しが決まり、5球団全てに勝ち越す“完全V”が決まる。


☆野村くんの2桁より、CSへの調整を優先しましたね。まあ首脳陣は、日本一のことしか考えてないでしょう。


☆もう1つ、ドラフトの話。


◇【広島】ドラフト候補に田中実弟の日立製作所・田中俊太リストアップ 9/29(金) 7:03配信 スポーツ報知

 広島が、ドラフト指名候補として田中広輔内野手(28)の実弟で、日立製作所の田中俊太内野手(24)をリストアップしたことが28日、分かった。この日、マツダスタジアムでスカウト会議を行い、大学・社会人の指名候補を23人に絞り込んだ。苑田スカウト統括部長が「リストには入っています」と明かした。田中は兄と同じ右投左打の内野手(二塁手)で、東海大相模高から東海大という経歴も一緒。10月のアジア選手権(台湾)に出場する社会人の侍ジャパンにも選出されている。

 1位候補にはJR東日本・田嶋大樹、日立製作所・鈴木康平、ヤマハ・鈴木博志、立命大・東克樹の4投手が挙がった。早実・清宮幸太郎内野手について、球団幹部は「次回のスカウト会議までに結論を出す」とギリギリまで見極める方針だ。


☆セカンドには菊池がいる訳ですが、菊池もいつまでいるか分かりませんからね。兄弟で二遊間、ってのも、見たい気がします。


☆で、1位候補は、基本としてはピッチャーを獲りたいんでしょうが、中村くんもカープでのプレーを見てみたい気もします。


☆ドラフト会議は、10/26。




◇セ・リーグ

▽DeNA 6 - 2 阪神 (25回戦 De10-14-1 横浜)
 DeNAは4回裏、1死一二塁から戸柱の3ランで先制する。そのまま迎えた6回には、筒香の2ランと倉本の適時打で3点を追加した。投げては、先発・石田が6回無失点の好投で今季6勝目。敗れた阪神は、打線が毎回の11安打を記録するも、つながりを欠いた。
勝 石田 6勝6敗0S
敗 メンドーサ 0勝2敗0S
本塁打 【T】高山6号(7回表ソロ) 【De】戸柱9号(4回裏3ラン) 筒香26号(6回裏2ラン)


☆う~ん、3位はどっちだ。どっちでもいいんですけどね。


順 チーム   試 勝 負 分 勝率 差
① 広島  141 87 50 4 .635 優勝
② 阪神  139 74 61 4 .548 12.0
③ DeNA139 70 64 5 .522 3.5
④ 巨人  140 71 66 3 .518 0.5
⑤ 中日  137 58 74 5 .439 10.5
⑥ ヤクルト140 44 94 2 .319 17.0


◇9月30日(土)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
畠 世周
11試合6勝3敗 防御率2.73 WHIP1.01
対T 2試合1勝0敗 防御率1.50 WHIP56.25
 VS (東京ドーム 18:00)
○阪神タイガース
岩貞 祐太
17試合4勝10敗 防御率5.13 WHIP1.39
対G 4試合0勝3敗 防御率10.00 WHIP -

○東京ヤクルトスワローズ
寺島 成輝
0試合0勝0敗 防御率0.00 WHIP-
対D 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -
 VS (神宮 18:00)
○中日ドラゴンズ
大野 雄大
23試合7勝8敗 防御率3.97 WHIP1.29
対S 4試合1勝2敗 防御率4.76 WHIP290.57

○横浜DeNAベイスターズ
今永 昇太
23試合11勝7敗 防御率3.04 WHIP1.12
対C 5試合1勝2敗 防御率3.86 WHIP432.40
 VS (横浜 18:00)
○広島東洋カープ
K.ジョンソン
12試合6勝3敗 防御率4.16 WHIP1.40
対DB 2試合1勝0敗 防御率2.57 WHIP65.36


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source : K.Oのカープ・ブログ。