▽スタメン
【ソフトバンク】
① 8 柳田
② 6 今宮
③ D デスパイネ
④ 3 内川
⑤ 9 中村晃
⑥ 5 松田
⑦ 7 長谷川
⑧ 4 明石
⑨ 2 甲斐
先発 千賀
【DeNA】
① 8 桑原
② 4 柴田
③ 3 ロペス
④ 7 筒香
⑤ 5 宮崎
⑥ 9 梶谷
⑦ 2 嶺井
⑧ D 乙坂
⑨ 6 倉本
先発 井納
(De)1回表
①桑原 150㎞ストレートにレフトフライ
1死
②柴田 四球
1死1塁
③ロペス サードファウルフライ
2死1塁
④筒香 四球
2死1・2塁
⑤宮崎 低めスライダーにサードゴロ、この回無得点。
先頭①柳田 詰りながらもセンター前ヒット
無死1塁
②今宮 送りバント
1死2塁
③デスパイネ レフトへ先制タイムリーツーベース
1死2塁
④内川ライトフライ、⑤中村晃外角フォークにレフトフライ、この回1点。先制は、ソフトバンク。
(De)2回表
⑥梶谷 外角フォークにセカンドゴロ
1死
⑦嶺井 ライト前ヒット
1死1塁
⑧乙坂 内角カットボールにピッチャーゴロ、ランナー2塁へ。
2死2塁
⑨倉本 外角フォークにピッチャーゴロ、この回無得点。
先頭⑥松田 レフト前ヒット
無死1塁
⑦長谷川勇 センター右へ2ランホームラン
無死
⑧明石外角フォークにレフトフライ、⑨甲斐三振
2死
①柳田 死球
2死1塁
②今宮 外角フォークにサードゴロ、この回2点。
(De)3回表
①桑原 ど真ん中フォークにレフトフライ
1死
②柴田 低めストレートをセンター前ヒット
1死1塁
③ロペス外角フォークに三振、④筒香外角フォークにライトフライ、この回無得点。
(H)3回裏
先頭③デスパイネ ショート内野安打
無死1塁
④内川内角スライダーにサードライナー、⑤中村晃外角フォークにサードゴロ、⑥松田外角スライダーにサードゴロ、この回無得点。
(De)4回表
⑤宮崎ど真ん中ストレートに三振、⑥梶谷内角ストレートにショートフライ、⑦嶺井内角フォークにサードフライ、この回三者凡退、無得点。
(H)4回裏
⑦長谷川勇 三振
1死
⑧明石 四球
1死1塁
⑨甲斐 送りバント
2死2塁
①柳田 ワンバウンドのフォークに三振、この回無得点。
先頭⑧乙坂 セカンドゴロを明石ファンブル
無死1塁
⑨倉本 低めストレートをライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。
無死1・3塁
①桑原 ショートゴロの間に3塁ランナーホームイン
1死1塁
②柴田高めスライダーにライトフライ、③ロペスど真ん中ストレートにいい当たりのセンターフライ、この回1点。…下位のつながりで1点。
先頭②今宮 四球
無死1塁
③デスパイネの時、今宮盗塁、キャッチャー嶺井悪送球、今宮は3塁へ。
無死3塁
③デスパイネ センター前タイムリーヒット
無死1塁
④内川 ライトフライ
1死1塁
⑤中村晃 ストレートの四球…う~ん。
1死1・2塁
⑥松田 内角ストレートをセンター前ヒット
1死満塁、投手田中健(De)。⑦長谷川勇に代打川島。…ホームランを打ってる長谷川に代打ですね。
⑦川島 ストレートの押し出し四球
1死満塁
⑧明石 低めストレートにショートゴロ
2死満塁
⑨甲斐 フルカウントから押し出し四球
2死満塁
①柳田 ライト前2点タイムリーヒット
2死1・2塁
②今宮 センターへ2点タイムリースリーベース
(De)6回表、⑦長谷川の代打川島に代わりライト福田、ライト中村晃がレフト。
④筒香ど真ん中ストレートにファーストゴロ、⑤宮崎つり球に三振
2死
⑥梶谷 センター前ヒット
2死1塁、⑦嶺井に代打戸柱。
⑦戸柱 外角ストレートにレフトフライ、この回無得点。
(H)6回裏、投手須田(De)。キャッチャー戸柱。
③デスパイネライトフライ、④内川外角ストレートに見逃し三振、⑤中村晃内角ストレートに見逃し三振、この回三者凡退、無得点。
(De)7回表
⑧乙坂ショートゴロ、⑨倉本内角カーブにセカンドフライ、①桑原高めストレートにサードゴロ、この回三者凡退、無得点。
(H)7回裏、投手平田(De)。
⑥松田外角カーブにセカンドフライ、⑦福田内角ストレートにショートフライ、⑧明石見逃し三振、この回三者凡退、無得点。
(De)8回表、投手森(H)。
②柴田外角ストレートに三振、③ロペス外角ナックルカーブに三振
2死
④筒香 四球
2死1塁、代走関根。
⑤宮崎 外角ナックルカーブにセカンドフライ、この回無得点。
(H)8回裏、投手砂田(De)。ファースト田中浩、サード白崎、④筒香の代走関根そのままレフト。⑨甲斐に代打吉村。
⑨吉村内角低めスライダーに三振、①柳田ショートゴロ、②今宮セカンドゴロ、この回三者凡退、無得点。
(De)9回表、投手嘉弥真(H)。①柳田に代わりキャッチャー高谷、④内川に代わりセカンド本多、⑨甲斐の代打吉村に代わりセンター城所、セカンド明石がファースト。
⑥梶谷センターフライ、⑦戸柱の代打高城内角スライダーに三振
2死、⑧乙坂に代打細川。投手寺原(H)。
⑧細川 センター前ヒット
2死1塁
⑨倉本 ショート内野安打
2死1・2塁
①桑原 三振、この回無得点、ゲームセット。
ソフトバンク 対 DeNA (1回戦 ソ1勝0敗0分 18時32分 ヤフオクドーム 36183人)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
De0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
H 1 2 0 0 7 0 0 0 X 10
勝 千賀 1試合1勝0敗
敗 井納 1試合0勝1敗
ホームラン 長谷川勇1号②(井納)
【DeNA】
打 安 点 打率 本
① 8 桑原 5 0 1 .000 0
② 4 柴田 3 1 0 .333 0
③3ロペス4 0 0 .000 0
3田中浩0 0 0 ---- 0
④ 7 筒香 2 0 0 .000 0
走 7 関根 0 0 0 ---- 0
⑤ 5 宮崎 4 0 0 .000 0
5 白崎 0 0 0 ---- 0
⑥ 9 梶谷 4 1 0 .250 0
⑦ 2 嶺井 2 1 0 .500 0
打 2 戸柱 1 0 0 .000 0
打 高城 1 0 0 .000 0
⑧ D 乙坂 3 0 0 .000 0
打 D 細川 1 1 0 1.000 0
⑨ 6 倉本 4 2 0 .500 0
計 34 6 1 .176 0
残塁9、併殺0
【ソフトバンク】
打 安 点 打率 本
① 8 柳田 4 2 2 .500 0
2 高谷 0 0 0 ---- 0
② 6 今宮 3 1 2 .333 0
③ D デスパイネ
4 3 2 .750 0
④ 3 内川 4 0 0 .000 0
4 本多 0 0 0 ---- 0
⑤97中村晃
3 0 0 .000 0
⑥ 5 松田 4 2 0 .500 0
⑦ 7 長谷川勇
2 1 2 .500 1
打 川島 0 0 1 ---- 0
9 福田 1 0 0 .000 0
⑧43明石 3 0 0 .000 0
⑨ 2 甲斐 1 0 1 .000 0
打 吉村 1 0 0 .000 0
8 城所 0 0 0 ---- 0
計 30 9 10 .300 1
残塁4、併殺0
【DeNA】
試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
井納 1 0 1 0 41/3 89 7 3 3 6 12.46
田中健 1 0 0 0 2/3 21 2 0 2 3 40.50
須田 1 0 0 0 1 13 0 2 0 0 0.00
平田 1 0 0 0 1 16 0 1 0 0 0.00
砂田 1 0 0 0 1 17 0 1 0 0 0.00
【ソフトバンク】
試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
千賀 1 1 0 0 7 103 4 3 2 0 0.00
森 1 0 0 0 1 17 0 2 1 0 0.00
嘉弥真 1 0 0 0 2/3 13 0 1 0 0 0.00
寺原 1 0 0 0 1/3 11 2 1 0 0 0.00
◇盗塁 今宮(5回)
◇失策 明石(5回)嶺井(5回)
◇走塁死 今宮(5回)
◇試合時間 3時間13分
◇【日本S】圧勝発進のホークス工藤監督、「1番・柳田」的中に「期待通り、それ以上」 10/28(土) 22:40配信 Full-Count
◆工藤監督「1番・柳田」に手応え、「バリエーションは3番の時より増える」
ソフトバンクが快勝で、日本一に向けて好スタートを切った。28日にヤフオクドームで行われたDeNAとの日本シリーズ第1戦。序盤から次々に得点を奪って10-1で圧勝した工藤公康監督は「自分たちのペースで、いい戦いが出来ている。ただ、まだ1戦なので。相手もシリーズの雰囲気に慣れれば、いつものバッティングが出てくるとも考えられる。決して浮かれず、明日一戦必勝でいけるようにやりたいなと思う」と語った。
初回、いきなり1番で起用した柳田が中前安打で出塁。今宮が犠打で送ると、デスパイネが中前適時打を放ち、幸先よく先制点を挙げ、「柳田くんが1本打って、みんなが振れるようになったところはあると思う。みんな緊張はしていたと思うけど、先頭が出たことで『よし行くぞ』となったと思う。柳田くんのヒットが大きかった」と指揮官も振り返った。
2回には長谷川勇が2ランを放って2点を追加し、5回にはデスパイネのこの日2本目の適時打や、2つの押し出し四球、柳田、今宮の連続適時打など打者一巡の猛攻で一挙7点を加えて、大量リードを奪った。
先発の千賀はDeNA打線を力でねじ伏せて、7回4安打1失点と好投。大事な初戦で試合をきっちりと作った右腕を、指揮官も「日本シリーズということで緊張しない人はいない。特別いいわけじゃなかったけど、持っているものを出してくれた」と評価した。
大事な初戦に快勝したソフトバンク。クライマックスシリーズの第5戦で電撃復帰した柳田を、そのまま1番で起用し、それが見事にハマった工藤監督は「期待通り、それ以上と捉えています。長打もあるし、ヒットも打てるし、足もあるので、バリエーションは3番の時より増えると思う。デスパイネも1本打ってくれたし、ホームランだけじゃなく、タイムリーといい仕事してくれた」と打線の繋がりに納得の表情だった。
打線が繋がって2桁得点を挙げ、投手陣もDeNA打線に反撃を許さない圧勝。2年ぶりの日本一を目指すソフトバンクにとっては、理想的な形でのスタートとなったことだろう。
☆DeNAは継投が裏目、というより、田中くんはよそ行きのピッチングでしたね。
◇【日本S】ソフトバンクがDeNAに快勝、日本シリーズ初戦の勝敗分けた“普段着の野球” 10/29(日) 10:36配信 Full-Count
◆ソフトバンクがDeNAに快勝、初戦のポイントは?
ソフトバンクが、理想的な形で初戦を勝利で飾った。28日にヤフオクドームで行われたDeNAとの日本シリーズ第1戦。パ・リーグ王者は初回、2回と得点を重ねてリードを奪うと、自慢の投手陣が反撃を許さず。中盤のビッグイニングで大差をつけて、10-1とDeNAを圧倒した。
初戦に関して言えば、力の差、経験の差が大きな結果の差になって現れた。94勝を挙げてパ・リーグを制し、2年ぶりの日本一を狙うソフトバンクと、セ・リーグ3位で日本シリーズに進出したDeNA。主力のほとんどが日本シリーズを経験しているソフトバンクに対して、DeNAはシリーズ経験者はロペスと田中浩康の2人のみ。試合を見れば、ソフトバンクの工藤公康監督の言う「普段通りの野球」が出来たか出来なかったかが、勝敗を分けたと言えるのではないか。
とにかく、ソフトバンクには気負いや硬さが感じられなかった。指揮官は「緊張はすごくしていたと思うんですが、先頭が出て、ウチのパターン、初回のパターンになって『よし行くぞ』という風になったんではないかと思う。柳田くんの初回のヒットが大きかった」と振り返るが、初回に柳田が中前安打で出塁し、デスパイネの左翼線への適時二塁打で幸先よく先制点を奪った場面に緊張は感じなかった。
楽天と戦ったクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージでは、ちぐはぐな戦いを展開し、投打の歯車が噛み合わないまま連敗した1、2戦目の方が緊張感を感じさせた。その時のような重苦しさはグラウンド上にはなかった。いつも通りのソフトバンクの戦いぶりで、今季、圧倒的な強さを誇った先行逃げ切りの勝ちパターンに早速、持ち込んだのだ。
◆2ランの長谷川勇に迷わず代打、2戦目以降を見据えた起用も
そして、DeNA先発の井納が、本来の姿を取り戻す前に攻め立てた。2回には長谷川勇が2ランを放ち、5回に右腕をノックアウトした。この回、工藤監督は、さらに勝負の一手を繰り出す。5回1死満塁となった場面。DeNAのラミレス監督は井納を諦め、左腕の田中をマウンドへと送った。ここで、工藤公康監督は、1打席目で本塁打を放っていた長谷川勇に迷うことなく、代打・川島を送った。
「次の1点というのが大きいのかなというのと、取られた後だったので早く取り返したいというのもあった。スパッと代えさせてもらった」。この川島が押し出し四球を選んだ。指揮官が取りにいった1点を狙い通りに掴むと、そこから一挙7得点のビッグイニングに繋がった。5回で大量10得点。逆にDeNA打線は幾分、制球に苦しんでいたソフトバンク先発の千賀にねじ伏せられた。ボール先行の状況でボール球に手を出して凡退したりと、序盤に乗り切れなかった千賀を助けた部分もあったように見えた。
ソフトバンクは大勝の中でもきっちりと次戦以降を見据えたマネージメントも行なった。千賀を7回で降板させ、8回は森をマウンドに挙げ、9回はまず嘉弥真を送り、2死となったところで、9点差あるにも関わらず寺原を登板させた。「日本シリーズは投げないと落ち着かないピッチャーもいますので、投げて早く落ち着かせるため。次にしっかりと落ち着いた中で投げてもらうことも必要」と工藤監督は言った。
シリーズの主導権を奪えるかどうかの大事な第1戦。ソフトバンクにとって大きかったのは、1勝したこともだが、それ以上にCSファイナルステージでは取り戻すまでに3試合かかった“普段着の野球”を緊張感のある初戦で展開出来たこと。ただでさえ経験値に差のある両チームだけに、DeNAが本来の姿になるのに手間取れば、一気に決着になりかねない。
☆工藤監督のコメント。
◇【ソフトバンク】工藤監督、初回先頭・柳田安打で「よし行くぞという感じに」…一問一答 10/29(日) 0:26配信 スポーツ報知
◆SMBC日本シリーズ2017第1戦 ソフトバンク10―1DeNA(28日・福岡ヤフオクドーム)
ソフトバンクが5回に7得点を挙げるなど打線が爆発し、投げても先発・千賀が7回1失点と快投。大事な初戦を制した工藤公康監督(54)が熱戦を振り返った。
―初回からフルスロットルでいくと予告
「その通りになってくれた。(初回先頭の)柳田君が一本打ってくれたことで、みんな振れるようになった。先制できて、みんなの緊張が解けたのでは。先頭が出ると次の打者もいけるのがウチの初回のパターン。みんな『よし行くぞ』という感じになった」
―1番の柳田はCSでもいい仕事をした
「長打もあるしヒットも打てるし足もある。(相手バッテリーは)盗塁も気をつけないといけない。(攻撃の)バリエーションは3番の時より増えるのかな」
―デスパイネも3番で機能した。
「3本打ってくれたし、いい働きをしてくれた」
―3回、遊撃内野安打を放った際に左太もも裏を気にしていた。
「(ベンチに)帰ったとき聞いたが、(大事)そうでもない。全力(のプレー)は難しいが打つ方は大丈夫とのことで、その後も出てもらった」
―千賀は初回をゼロに抑えた。
「日本シリーズで緊張しない人はいない。立ち上がりで多少(2つの)四球を出したが、(後続を)うまく抑えてくれた。(味方が)得点を取るにつれて大胆にもいけた。期待通りに投げてくれた」
―2回に2ランを打った長谷川勇を代え、5回に川島を代打で起用。四球でつないだ
「次の1点が非常に大きくなるかなと。(DeNAに1点を)取られた後、早く取り返したいというのがあった。つなげられたら向こうもイヤだと思ったのでスパッと代えさせてもらった」
―なぜ初戦に東浜でなく千賀を起用したのか
「自分のカンというか、コーチとも話をした。初戦は何が何でも取りたい。(相手打線が)より強い球を投げる投手を打ちあぐねると予想していた」
―試合前にあえて「先発・千賀」を公言
「だいたいみんな分かっているし、隠す必要もないかな。でも、もうあした(29日)の先発は言いませんよ(笑い)」
☆内川は打ってませんが、内川が4番に座ってくれたことで、デスパイネが3番に座れる。このデスパイネが効いてるんですよね。
◇【ソフトバンク】デスパイネ、初回V二塁打&中前適時打 10/29(日) 6:05配信 スポーツ報知
◆SMBC日本シリーズ2017第1戦 ソフトバンク10―1DeNA(28日・福岡ヤフオクドーム)
「SMBC日本シリーズ2017」が開幕し、2年ぶり8回目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一を目指すソフトバンクが10得点の猛攻で、DeNAを圧倒した。
デスパイネが初回に先制二塁打、5回に中前適時打。3回に遊撃内野安打を放った際に左太もも裏に違和感を訴えたが、「走者をかえす役割を果たせて良かった。(左足は)少し違和感はあるが今のところ大丈夫」と、29日の第2戦もDHとして出場する見込み。
☆で、1番は、柳田。
◇1番・柳田でソフトバンク10点爆勝 見タカ!五回打者10人猛攻7点 10/29(日) 6:03配信 デイリースポーツ
「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク10-1DeNA」(28日、ヤフオクドーム)
2年ぶり8度目の日本一を目指すソフトバンクが、レギュラーシーズン3位から勝ち上がったDeNAを10-1で下して先勝した。一回、アルフレド・デスパイネ外野手(31)の適時二塁打で1点を先制すると打線が爆発。五回には一挙7点を奪うなど計9安打10得点で圧倒した。DeNAは投打とも振るわず、CSファーストS、ファイナルSと同様に黒星発進となった。
心に描いた最高のストーリーがフィールド上で展開された。常にシリーズ初戦の先制点にこだわってきたソフトバンク・工藤公康監督(54)。「その通りになって良かった」と安どの笑顔を浮かべた。
百戦錬磨の鷹軍団。それでもシリーズ初戦には独特の緊張感がある。工藤監督が「期待通り、それ以上だと思っている」としたのが1番・柳田悠岐外野手(29)の存在だ。
初回、先頭の柳田が詰まりながらも中前打で出塁。「少しみんなの緊張がほどけた。みんなが振れるようになった」と指揮官が評する一打から1死二塁の好機を作り、デスパイネの左翼線適時二塁打で先制点を手にした。
戦前から「初戦は先に点を取ってリラックスできるか。初回からフルスロットルで行って、何とか先制点を取りたい」と話していた工藤監督。「普段通りの野球をやりたい」。そのために必要なピースが柳田だった。
9月に右脇腹を痛めて戦線離脱。それでも、CSファイナルS第5戦で復帰を果たし、チームの日本シリーズ進出に貢献した。復帰からは通常の3番ではなく1番で起用した理由を、工藤監督は「長打もある。ヒットも打てる。足もある。3番の時よりもバリエーションが増えると思った」と説明。そのキーマンとも言える男が、チームに勢いを与えた。
こうなれば、もう止まらない。二回には長谷川勇の2ランで加点。2点差とされた直後の五回は打者10人の猛攻で一挙7得点。CSファーストSから勝ち上がったDeNAの勢いを一気にかき消した。
柳田も「この場に立てていることがうれしい。10割のスイングをして痛みが出なかったので良かった」と喜びを表す。最高のスタート。だが指揮官は冷静だ。「相手も雰囲気に慣れれば、いつもの打撃が出てくる。浮かれず、一戦必勝でやりたい」。常勝の鷹に下克上を許す死角はない。
☆7番長谷川の一発も、効きましたね。
◇ソフトB長谷川勇自身シリーズ13戦目初弾 ベテラン大舞台で本領 10/29(日) 11:07配信 西日本スポーツ
イメージはできていた。1点リードの2回無死一塁。3ボール1ストライク。長谷川勇は右中間方向を狙えば、変化球でも一、二塁間を抜いていけると確信していた。井納の5球目は145キロ直球。インパクトの瞬間、左手で押し込んだ。打球は中堅フェンスの先に消える2ラン。日本シリーズ13試合目の出場で初めてのアーチだった。
「1年間ちゃんとバットを振ってきた。そのほんの少しの自信が、少し実を結んだかな」
決して満足いくシーズンではなかった。今季は1軍でデビューした2008年以降、最少の23試合の出場にとどまった。それでも、2軍調整中だった9月16日、所沢でリーグ優勝を決めた祝勝会では、選手会長として気丈にビールかけの発声役を務めた。「本当はやりたくなかったけど、やらんといかん仕事」。自身の悔しさは胸の内にしまい込んだ。
翌17日。骨折でリハビリ中だった内川とともに、チームより1時間以上早く宿舎を出発し、メットライフドーム近くの室内練習場でバットを振った。チャンスは来る-。そう信じ続けた。
柳田の離脱や、今季台頭した上林の不調もあり、出場機会を得たのはCSファイナルステージ。5試合で10打数4安打と勝負強さと存在感を発揮。「1年間やっての日本シリーズではないけど、やってきたことをしっかり出したい」。32歳のベテランが、大舞台で磨いた技を見せつける。
☆序盤に点が取りたかったのは、ラミレス監督も同様。
◇DeNAラミレス監督「選手ナーバスになっていた」 10/29(日) 7:41配信 日刊スポーツ
<SMBC日本シリーズ2017:ソフトバンク10-1DeNA>◇第1戦◇28日◇ヤフオクドーム
DeNAの若さが出た。19年ぶりの日本シリーズは、ソフトバンクに6安打1得点に抑え込まれ、1-10と大敗を喫した。先発した井納翔一投手(31)も4回1/3、7失点と大炎上した。だが、3位から勝ち上がってきたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージとファイナルステージも黒星発進から勝ち上がっている。アレックス・ラミレス監督(43)は、大敗から活路を見いだす采配を振り、敗戦を無駄にせず逆襲への前向きなスタンスを崩さなかった。
下克上でCSを勝ち上がってきたDeNAの姿ではなかった。散発6安打。5回に相手の失策で出塁した指名打者・乙坂が、倉本の右前安打の間に好走塁で三塁まで進塁した。唯一の得点は、桑原の遊ゴロの間に生還しただけだった。対するソフトバンクは10得点。若きチームに9点差をひっくり返す力はなく、7回以降は2安打に終わった。散々な負け試合となった。
ラミレス監督自身、独特の雰囲気を感じ取っていた。「初めての日本シリーズで、何人かの選手はナーバスになっていた。でも野球なので、それはあること」。先発した野手9人の平均年齢は26・3歳。日本一をかけた日本シリーズ経験者で、先発布陣に名を連ねたのはロペスだけだった。しかもヤフオクドームではここ2年、交流戦で1試合も戦っていない。17度目の日本シリーズ出場のソフトバンクとは、経験の差は明らか。投打でのまれた。
だからこそ、敗戦から活路を見いだそうとした。5回1死満塁の場面で降板した井納に代わり、マウンドを託された田中健もなすすべなく、その回だけで7失点。勝負は決したが「相手の先発は球界を代表する千賀。あそこで投手をたくさん使う必要はない」と“マシンガン継投”はあえて封印。反対に、終盤にかけて控え野手6人を全員起用した。「全員使って、みんなに日本シリーズを経験させたかった。それで明日、逆の展開になればいい」と割り切った。
リーグ3位から下克上で勝ち上がったCSでは、ファーストS、ファイナルSいずれも初戦黒星スタート。そこで引きずらず、連勝につなげたことは、筒香も理解している。「それは全員分かっている。終わったことを振り返ってもしょうがない。明日勝てるように準備するだけ」。1度負けても、そこからはい上がるだけだ。【栗田成芳】
☆井納は、先頭今宮、そして中村晃への四球が痛かったですね。
◇DeNA井納7失点撃沈…「申し訳ないでは済まされない」 10/29(日) 9:00配信 デイリースポーツ
「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク10-1DeNA」(28日、ヤフオクドーム)
大舞台で強力打線に屈した。DeNA・井納翔一投手(31)が4回1/3を7安打7失点KO。重要な第1戦の先発を託されたが、期待に応えられず「申し訳ないでは済まされないです」と唇をかんだ。
初回1死二塁でデスパイネに左翼線への先制適時二塁打を許すと、二回は長谷川勇に2ランを被弾。2点差に迫った直後の五回には「一番試合を決めてしまった1人の打者」と先頭の今宮に四球を与え、再びデスパイネに中前適時打。5イニング中4度で先頭打者の出塁を許し、試合を作れなかった。
CSファイナルS第3戦では、広島相手に六回途中無失点で勝利に導いたが、自身初の日本シリーズで役割を果たせず。「もし、もう一回機会があるなら、結果を出すしかない。あとはみんなを信じていくしかない」。悔しさだけが残る登板となった。
☆四球でも、立派に試合を作れるんですよね。
◇江本氏が感じたソフトバンクの強さとは… 10/29(日) 10:00配信 ベースボールキング
28日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル ソフトバンク-DeNA戦』で解説を務めた江本孟紀氏が、ソフトバンクの強さについて語った。
江本氏はソフトバンクが3点リードの4回二死二塁から柳田悠岐が空振り三振した場面、二塁走者の明石健志の走塁に注目。「ランナーでも絶対に塁を盗むというか、チャンスがあればホームまで還ってくる姿勢を見せる。今の明石も(柳田が三振した時に)三塁回っていましたよ。この辺の意識の違いというか…。チーム全体で意識を持っているのがソフトバンクの強さですよね」と次の塁を狙う姿勢、相手の隙を突くところが強さに繋がっているのではないかと分析した。
さらに江本氏は、5回一死満塁で代打で登場した川島慶三が、DeNAの2番手・田中健二朗が投じた初球の変化球を冷静に見送ると、「こういう場面でも、代打で出てくると、『1球目から行けよ』と言われて、大体振ってくる。今のボールを見送る。こういうところが徹底していると思いますよ。どこのバッターも代打は初球、なんでもかんでも振ってきますから」と評価。結局川島は、1球もバットを振ることなく押し出しの四球を選んだ。
「初球振らなかったからこういう結果になってくるんですよ。あんなところで初球振って内野ゴロ打ってゲッツーなんかになったら、二度と使ってもらえない。そういう厳しさがありますよね」と話した。
ソフトバンクは3-1の5回に、川島が押し出しの四球を選ぶなど、一挙7得点を挙げ試合を決めた。江本氏は5回裏終了後に「初戦にソフトバンクの今季やってきた強さを見せてもらいましたよね」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
☆同じく押し出し四球を選んだ甲斐も、低めを見逃し、高めを見逃し。ボール球を振らないことによって、常に自分が優位な立場で打席で勝負できる。さらに四球を選べば、打てなくても、得点に貢献することができる。もちろん、ボテボテの内野ゴロでも何でも、チームに貢献することはできます。
☆こういう大事な場面で、ボール球を振って追い込まれて、挙げ句の果てに三振、なんてのが、一番やってはいけないこと。あるいは、どんなにいい当たりでも、ライナーやポップフライでは、ただアウトが1つ増えるだけ。
◇<プロ野球>DeNA、自慢の中軸がそろって無安打と沈黙 10/28(土) 23:30配信 毎日新聞
○ソフトバンク10-1DeNA●(SMBC日本シリーズ2017第1戦 28日・ヤフオクドーム)
DeNAは自慢の中軸がそろって無安打と沈黙。4打数で2三振に終わった宮崎は「切り替えてやるだけ」と硬い表情で繰り返した。一回2死一、二塁の先制機では宮崎は三ゴロと凡退。三回1死一塁ではロペスがボール球のフォークに空振り三振し、筒香も右飛に倒れた。
先頭打者を出したのは敵失による五回だけだったが、その五回も内野ゴロによる1点だけ。ラミレス監督は「序盤の得点がカギになると言っていたが、できなかった」と嘆いた。
4番の筒香を中心に、リーグ打点王のロペス、首位打者の宮崎も名を連ねる打線の破壊力は抜群。上々の滑り出しとはならなかったが、2四球を選んだ筒香に悲壮感はない。「結果は変えられない。次は勝てるようにやるだけ」。初戦黒星だったCSと同様の巻き返しを誓った。
☆このシリーズ、ポイントは3番になりそうですね。
☆明暗を分けたのは、5回でした。
◇DeNA大敗 5回の攻守が初戦のすべて/西本聖 10/28(土) 22:50配信 日刊スポーツ
<SMBC日本シリーズ2017:ソフトバンク10-1DeNA>◇第1戦◇28日◇ヤフオクドーム
日本シリーズが開幕。第1戦はソフトバンクが10-1で快勝した。野球評論家の西本聖氏に勝敗を分けたポイントを聞いた。
-5回を終わって10-1。前半で試合が決まってしまった。
西本氏 敗れたDeNAは5回の攻防がすべてだった。
◆5回表のDeNA 乙坂が失策で出塁した後、倉本の安打で無死一、三塁。桑原の内野ゴロの間に1点を返しなおも1死一塁。しかし柴田、ロペスが凡退し1点止まりに終わった。
西本氏 今季のソフトバンクというチームの特徴は何か? 6回までリードしていたら1敗(74勝)しかしていないという驚異的なデータがある。7回以降は強力なリリーフ陣が控えているということ。つまりDeNAからすればこの回に何とか同点、少なくとももう1点は取っておきたかった。しかし1死一塁から何の仕掛けもない。盗塁でもエンドランでもいい。ベンチが動いて追加点を取りにいってほしかった。
◆5回裏のDeNA 先発井納が先頭の今宮を歩かせると二盗、捕手の悪送球で無死三塁。デスパイネに適時打され1-4。内川は右飛に打ち取ったが中村晃に四球、松田に安打され1死満塁となったところで2人目の田中健にスイッチ。しかし2つの押し出し四球などで失点を重ね気が付けば7点を奪われるビッグイニング。試合は決まった。
西本氏 今日の井納の出来を考えたら5回の頭から代えてもよかったのではないか。せめて今宮に四球を出したところで交代という決断をするべきだった。次の3番デスパイネにはすでに2安打されていた。先行逃げ切りというソフトバンクの勝ちパターンを考えれば、攻撃でも守備でも早め早めに動いていかないと手遅れになるということ。6回までが勝負という中でこの5回というイニングが今日のすべてだったと思う。
☆DeNAの継投のタイミングに関しては、デスパイネのところで代えたからといって、抑えられたとも思えません。今宮が3塁に行った時点で、デスパイネにはもっと慎重に、最悪四球でも、というピッチングが必要だとは思いますが、あそこで内川まで右ピッチャーを出したからといって、打ち取れるかどうか。むしろ井納の方が、打ち取れる可能性は高かったんじゃないでしょうか。
☆いずれにしろソフトバンクが、しっかりとボールを見極めることによって常に自分たちに優位な状況を作り出し、大量得点につなげたのは間違いありません。派手な一発があった訳じゃなし、デスパイネ・松田はセンター返し、柳田は内野手の間を抜きました。これぞまさに、つなぎの野球。
☆で、先発が試合を作ってくれると、こういうゲームができる。
◇【ソフトバンク】千賀で先手!史上初育成出身バッテリーで白星 10/29(日) 6:05配信 スポーツ報知
◆SMBC日本シリーズ2017第1戦 ソフトバンク10―1DeNA(28日・福岡ヤフオクドーム)
ソフトバンク・千賀が7回1失点(自責点0)の好投。育成ドラフト出身では3人目、甲斐との“育成出身バッテリー”では史上初めてとなる勝ち星をつかんだ。黒星発進となったDeNA・ラミレス監督は、2桁失点にも動じることなく、次戦を見据えた。
緊張から解放された千賀が歓喜の輪に加わり、仲間と喜びのタッチを交わした。「プレッシャーや、いろんなものを背負ってマウンドに立った。やれることは全てやった」。初戦先発の大役を7回1失点。「流れを持ってきたい思いでした」と、実感を込めて振り返った。
育成出身では史上3人目となる日本シリーズでの勝ち投手。甲斐との“育成出身バッテリー”で白星を飾るのは、史上初の快挙だ。「とにかく初回の入り、失点しないように気をつけました」。最も警戒した立ち上がりは2四球で2死一、二塁のピンチを招いた。ここで初球を狙ったセ首位打者の宮崎に対し、低めのスライダーで三ゴロに仕留め、勢いに乗った。
工藤監督は、CS最終ステージから東浜と順番を入れ替えて託した大役を、「球の強さというのが僕の中にあった」と説明した。グラブを今季終盤に打たれることが多かった赤から、緑に変えて臨んだ。試合開始の4時間前。指揮官は「先発の千賀くんがポイントになる」と勢いよく言ってしまった。予告先発がない中で、慌てて口に人さし指を当てるポーズをしたが、それをオープンにできるほど信頼は厚かった。
3月のWBCでは日本から唯一となる優秀選手にも選ばれた。ドジャー・スタジアムでの準決勝にも登板。夢のような時間の中で「試合前の準備、やるべきことをやれる人」と、1学年上の筒香の姿勢に感激した。一方で、千賀も筒香から同じように一目置かれていた。「彼は大舞台でも淡々と準備をしていた。心の重心が浮いていない証拠。なかなかできることではない」。侍ジャパンでは4番と投手の軸。実現した高次元の戦いで2打数無安打に抑えた。
日本一奪回へ弾みをつける力投。工藤監督は「期待通りに投げてくれた」と、右腕を褒めた。育成から日の丸を背負い、ホークスの看板選手として揺るぎない存在。重く、尊い1勝をつかんだ。(長田 亨)
☆調子はそんなによくなかったんですけどね。まあそれでも、時折見せる球は、一級品。宮崎を三振に取ったストレートなんて、惚れ惚れしましたなぁ。
☆で、これが育成選手ってんですから。素材型を獲っておいて、育てる。口で言うのは簡単ですが、その素材を開花させるかどうかは、球団の姿勢が半分、本人の努力が半分。どちらも揃わなければ、こうはなりません。
P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。