2017年11月1日水曜日
ブレードランナー2049を観てきた(ネタバレなし)
今日は東西線木場駅近くのイトーヨーカ堂内にある
109シネマズ木場に27日から公開され始めた「ブレードランナー2049」を観てきた。
このブレードランナーという映画は
日本で1982年の7月に公開された名作である。
私は弟から凄い映画だと耳にして
この映画を観に行ったが、あまりのスゴさに驚いた。
しかしアメリカでは封切り後は客が伸びず
興行的には大失敗に終わってしまう。
しかしその後リバイバルで上映されると客はウナギ上りで増加し、
この映画はSF映画の神的存在とまで言われるようになった。
続編ができないかと世界中で言われる中、
ディレクターズカットとファイナルカットと言う
本編ではカットされていた場面が挿入された映画が上映され、
中でもファイナルカットではデジタルリマスター版で映像がさらに美しくなった。
そのファイナルカットから10年経過し
本作からはなんと35年ぶりに新作であるこの映画が封切られたのである。
やや興奮をする自分を抑えながら映画館に到着、
偶然だったのだが今日は11月1日なので「ファーストデー価格」となっていて、
3D映画なのにも関わらず1,900円でチケットを購入、
もうちょっとで間違えて特等席の3,300円の券を購入するところだった、
ぷははははははは。
そして自分の席を探して見てみると隣の席には
ナニやら汚ねえ親父が座っている、
ただあまり気にしないで隣に座った。
映画自体はスターウォーズの「フォースの覚醒」以来2年ぶりである。
さあてと座ってみると斜め後ろのクソ女どもが
息継ぎもしないくらいに喋りまくっている。
皆、30年ぶりに観るこの映画の新作に緊張している中、
このバカ女2匹の声が映画館中にこだましているのだ。
このバカ女どもはスマキにして海に沈めても
ニヤケながら喋り続けて相当時間を過ごすことができるのだろう。
それにあまりにも静かだったので
私が「静かにしろ」と言ったら余計周囲をいらだたせてしまう、
我慢だ、映画さえ始まればあんなクソ女の肥なんか消されてしまうのだ。
案の定、予告編が始まるとあのバカ女の肥は耳に入ってこない、
しかし予告編が終了して静かになってくると同時に
またもこの2匹の肥が徐々に復活してくるのだ。
我慢だよ、我慢…… イラだちを隠せない私。
ところで席は平日だったからかなり空いていた、
と言うより若い映画ファンはこの映画のことを知らないのだろう。
そうするといよいよ映画は始まった、
唾をゴックン、
か〜〜っうまい〜〜♬ サイコー♬
静かな音楽が流れ始めてタイトルが現れる、すると……
ナニやら異臭が漂ってきた、
どう考えても人間の大便の臭いに間違いない、吐きそうになる。
これは横の汚ねえオヤジが臭源で発しているのに間違いない、
せっかく始まったのにクソの臭いがプンプン漂ってくる、
この野郎、まさか興奮のあまり漏らしたんじゃねえだろうなと。
しかし人間とは不思議なものだ、
映画が始まって時が経つにつれて慣れてくる、
こんなクソ臭に慣れるなんて恐ろしい限りだ。
ただ映画の要所、要所でしっかりと異臭はしっかり私の鼻は感知した。
さて映画の方だがとにかく音が凄い、本物の音と間違うこと多々あり。
あまりにも凄い音響効果に斜め前のお兄ちゃんは
リアルな音が急に炸裂すると
お約束とばかりに飛び上がっていた、
またきたか!
と思ったらお約束通りに驚いていた、笑えた。
さて映像はと言うと、これまでのSF映画の最高峰と言っても華厳の滝ではない。
これを3Dで観れるのだから
物が飛んできたときに何度よけたことか。
相変わらず街は前回同様に多国籍な街で
日本のネオンや看板が所々で見ることができる。
面白いのが前作と同じような光景を何度か見た、
これは前作から引っ張ってきたのかよと思われるシーンがあった。
前半途中で隣に座っていた正にクソオヤジの放つ異臭で気を失いかけ、
ストーリーがよく理解できないところがあったが
なんとか途中から克服できて問題なし。
そして驚いたことに前作からの連続出演はハリソン・フォードだけかと思ってたが、
なんと言うことか、あと1人ともう1人出演していた。
そしてストーリー展開が前回のようではない、
まるで違う映画のようにも感じた。
そしてラスト近辺は誰もが想定していない方向に進み始め、
終了時点ではさらに続編ができるのではないかとも思った。
ただ勘違いしてほしくないのだが、
この映画は前作も今回の作品も、単なるSF映画ではない。
時代考証が未来なのでこのようなCGが使われているだけであって
内容的には人への愛情や優しさ、
悲しさや侘しさを表現している切ない映画である。
前作ほど重くはないが今回も人間とは何か?
を考えさせられる映画である。
ある場面では心情的に残酷なことをハリソン・フォードがされるシーンがある、
どっぷりハリソンに浸かっていた私は
あまりの切なさに涙が出そうになった、つらかった。
そのハリソン・フォードだが、
主人公が変わっているので前作出演の延長と
客寄せパンダ的なキャストという位置となっていて、
あまり出演してないのではと予想していたが
ところがどっこい準主役、
いやいや主役と言っていいほどの露出具合、
あえて老けた具合にメイクしていたが彼はまだまだ格好良い、
ちなみに奥様は海外ドラマで人気を博した「アリーマイラブ」の、
キャリスタ・フロックハートである。
彼女は偶然にも生年月日が私とまったく同じ日であったりする。
こういう映画だ、
もっと本当は色々と書きたいがネタをばらすなんて最低だ。
今回は言わないでほしかったと思われることは一切書いてない、
かなり贔屓目で見てるかもしれないが、
私が今まで観た映画の中でも最高峰のもの、
切なく、悲しく、恐ろしくはあるが最高の映画と断言できる。
12月に入れば今度はスターウォーズの最新作が上映されるため、
1ヶ月ほどすれば上映は打ち切られると思う。
なので今のうちに映画館に足を運んで
この映画を観てもらいたい。
ただこの映画を観るには予習が必要、
前回のブレードランナーを観てから映画館に向かってもらいたい。
まあ観なくても理解はできるが。
ところで上に貼った予告編の下の動画3本だが、
これは映画内に収めることができなかったために、
今回の映画の前にどのようなことがあったのかの超短編物語。
内容と出演するレプリカントに注目してくれ、
映画にも出てくるものもいる。
しかしこの映画、異臭で意識が朦朧としたりしたので、
イマイチ理解していないところがあると思われる。
なのでもう一度木場に行き、万全の状態で観てみようと思う。
ちなみにエンドロールが流れる中で
異臭を放つまさしくクソオヤジから脱しようと
彼の前を横切り通路に出て
階段を降りているとフラフラするし目の前が真っ暗だ。
フラフラするのは立体映画を観たからと理解したが
暗いのは理解できなかった。
よく考えてみれば3Dグラスを付けたままだった、
しかもメガネの上にだ、
館内で気付いて良かったと思った次第。
ああ切ない映画だった、でも寝たら忘れるだろうて。
絶対にオススメの映画であった。
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