2017年12月2日土曜日
最近のカープ、あれこれ~'17.12.1、GG賞表彰式・優勝旅行・インタビューあれこれ。
☆さて、契約更改の間に、カープネタもいろいろありました。まずは、GG賞表彰式。
◇菊池ら広島3選手がゴールデングラブ賞表彰式 5度目受賞の丸「来年もここに」 11/30(木) 14:55配信 デイリースポーツ
「第46回三井ゴールデン・グラブ賞」の授賞式が30日、都内のホテルで開催され、セ・リーグ2連覇を果たした広島からは、菊池涼介内野手(27)、丸佳浩外野手(28)、鈴木誠也外野手(23)の3選手が出席。卓越した守備能力を高く評価された。
2年連続の最多得票数を獲得し、5年連続5度目の受賞となった菊池は「コンディション不良がありながら、一生懸命頑張った。苦しかったですけど、ここにいる丸や誠也(鈴木)に助けてもらいました」と笑みを浮かべた。
同じく丸も5年連続5度目の受賞。「初めて取ったときから変わらずにうれしく思います。まだまだだと思っているので、来年もここに呼ばれるように頑張っていきたい」と話した。
2年連続2度目の鈴木は「シーズン途中で離脱したので、こういう賞をいただけるとは思っていなかったので、うれしく思います。肩の強さが売りにしているので、足の速いランナーをどんどん刺していけるようにこれからも精度を高くしていきたい」と気持ちを引き締めた。
☆いやいや、菊池はコンディション万全にはならんもんですかね。
◇広島・菊池 3年ぶり全試合出場狙う 失策ゼロを目標に 12/1(金) 6:00配信 スポニチアネックス
◇「第46回三井ゴールデングラブ賞」表彰式(2017年11月30日)
広島・菊池涼介内野手(27)が30日、3年ぶりとなる全143試合出場に意欲を示した。東京都内のホテルで開かれた「第46回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式に同僚の丸、鈴木と出席。5年連続5回目の受賞を果たした名手は、失策ゼロを改めて来季目標に掲げ、「全試合に出られるようコンディションを整えたい」と力を込めた。
菊池のための舞台と言っていい。二塁手部門で5年連続5回目の受賞。しかも259人の有効投票者から、2年連続で両リーグ最多得票となる246票を集めた。守備名人の表彰式には、もはや欠かせない顔役。27歳は感慨を込めて言った。
「最高です。いろいろあったけど、何とか頑張ってこられた」
守りで連覇に果たした貢献は絶大だ。守備率・993(5失策)はリーグトップ。本人が「最も印象深い」と挙げた8月13日の巨人戦(マツダ)、代打・宇佐見のゴロを鮮やかなグラブトスでアウトにしたプレーなど、今季も数多くの美技で投手を盛り立てた。
反面、菊池個人には「悔しいシーズン」でもあった。補殺数は昨季の525から407に減少。442のヤクルト・山田に次ぐリーグ2位に甘んじた。500という数字自体が驚異的だが、補殺数の歴代トップ3を独占する名手にすれば、不本意な結果だろう。
「今年は(補殺が)取れていない。打球が飛んで来なかったのもあるし、コンディション的にも動けていないところがあった。(5月の)阪神3連戦を抜けたりして、チームにも迷惑をかけた」
3月のWBC日本代表。菊池は決して言い訳しないが、通常よりも早く体を仕上げ、国際大会の重圧に神経をすり減らした影響は、138試合にとどまった出場数に表れた。当然、来季巻き返しへの意気込みは強い。
「状況判断は年々よくなっていると思うので、(来季は)全試合に出られるようにコンディションを整えていきたい。失策ゼロを目標に頑張りたい」
全143試合に出場となれば3年ぶり。出場機会が増え、コンディションを維持できれば、補殺数のV字回復だって可能だろう。
「投手あっての補殺だし、記録を伸ばせたのも投手のおかげ。更新は簡単じゃないけど、多い方がチームには貢献できるからね」
天然芝と土のグラウンドで、ゴールデングラブ賞を獲り続ける菊池の価値。来季のフル回転に期待だ。(江尾 卓也)
☆膝の具合、ということなんでしょうが、バッティングではもう少し、つなぎに徹してほしい、というのはありましたね。なまじ長打も打てるだけに、自分で決めに行ってしまうんでしょうが、後ろにいいバッターが控えてるんですから、菊池が機能すれば打線の得点能力はもっと上がるはず。
☆体と相談しながら、バッティングでは無理をしないでほしいですね。
◇カープ丸、来季は無失策でGG賞 5年連続5度目受賞「またここに呼ばれるよう」 12/1(金) 9:01配信 デイリースポーツ
広島・丸佳浩外野手(28)が30日、都内のホテルで行われた「第46回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式に参加した。外野手では2010年のヤクルト・青木(現メッツ)以来となる5年連続5度目の受賞。4年連続の全試合出場となった今季は2失策。来季は無失策でのゴールデングラブ賞獲得を誓った。
5個目となる金色のグラブを手にすると、自然と頬が緩んだ。高く評価された守備の技術。丸は喜びをかみしめ、次の高い目標に目を向けた。
「数字だけでなく、見ている人の評価で受賞できるので、評価してもらったといううれしさはある。来年もここに呼ばれるように頑張っていきたい」
外野手部門で5年連続5度目の受賞。今季は全試合出場で2失策。堅実な守備で何度もチームを救った。「できれば(失策を)ゼロにしたい。消極的に無難に行くのではなく、河田さんに2年間指導してもらい『攻めの守備』と言われていたので。来年もそういう気持ちでやっていきたい」とさらなる向上を目指す。
全試合出場での無失策受賞となれば、球団では1987年の山崎隆造以来の快挙。「準備の部分が大事になってくる。また、実際の動きの中での技術なども、キャンプでどんどんやっていくしかない」。6年連続の同賞獲得に向けて鍛錬の日々を送る。
11年目を迎える来季。球団史上初のリーグ3連覇と悲願の日本一を成し遂げるため、チームリーダーは無失策という究極の守備を求める。
☆元々器用な方ではなく、努力と鍛練でここまで来た丸。まだまだ守備も伸びる余地はあると思います。「攻めの守備」は、一瞬の状況判断が勝負ですから、感覚をどんどん磨いていってほしいですね。
☆この人は、来季はフェンス際はスルーだそうで(笑)。
◇鈴木誠也、来季もレーザービーム宣言!ただし、フェンス際は「スルー」…? 11/30(木) 18:00配信 ベースボールキング
◆最後は悔しいシーズン
守備のベストナイン「第46回 三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が30日に都内で行われ、2017年シーズンを彩った守備の名手たちが表彰を受けた。
「シーズン途中でケガをして離脱してしまいましたので、この賞を獲れるとは思っていなかった」と語ったのは、セ・リーグ外野手部門で2年連続2回目の受賞を果たした広島・鈴木誠也だ。
“神ってる”広島の象徴的存在として大ブレイクを果たした昨季を経て、今季は4月下旬から4番を任されるなど更なる進化を見せつけた23歳。チームも順調にリーグ連覇への歩みを進めていったなか、悲劇が起こる。
8月23日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦。2回裏の守備で大飛球を追いかけ、見事なジャンピングキャッチを見せるも、フェンスに激突した後の着地で右足首を負傷。そのまま起き上がることができず、担架に乗せられて退場となった。
診断の結果は「右脛骨内果剥離骨折」。残りのシーズンはすべて欠場を強いられ、チームはリーグ連覇こそ果たしたものの、クライマックスシリーズでDeNAを前に屈した。
順風満帆な航海から一転、個人もチームも悔しい形で終わった2017年シーズン。それでも、2年連続のタイトル獲得は、見る者の印象に残る好プレーを続けてきた証である。
外野手の見せ場といえば、先の塁を狙った走者を刺す“補殺”だろう。鈴木は故障で115試合の出場に留まりながらも、リーグではトップ・両リーグで見てもトップタイの補殺10を記録。コリジョンルールの導入もあって、ホーム上での1点をめぐる攻防は減ってきているものの、持ち前のレーザービームでチームの窮地を何度も救った。
◆フェンス際は「スルー」!?
故障後すぐ、8月29日に手術を行った鈴木誠也。全治3カ月とも言われていたが、10月中にはすでに練習を再開しており、手術から丸3カ月が立った今回の表彰式でも、違和感なく2本の足で歩いている。悔しさをバネに、完全復活へ…。その先に3年連続の守備の栄誉も待っていることだろう。
来季に向けての意気込みを聞かれると、「あの時は怖さもなく思い切っていけたんですが、来年以降はちょっと怖くなると思うので、ああいう(フェンス際の)打球はスルーしていけたらいいかなと思います」と周囲を笑わせる場面も。
最後は「自分は肩の強さをウリにしていますので、足の速いランナーをどんどん刺せるように精度を高めていきたい」と力強く宣言。名実ともにチームの顔として迎えるプロ6年目。挫折を経て、さらに大きく成長した姿に期待が高まる。
☆フェンスまでの距離も、感覚でつかんでおかなきゃいけないんですよね。球場ごとのクッションボールの跳ね方とか、風とか、丸の言うように、「準備の部分」が、外野手にはとても大切。
☆前に突っ込んだ打球も何度か後ろへ逸らしましたが、ケガもそうですが、捕球する時の体勢が大事。その辺も広瀬コーチが指導してくれるでしょう。
☆さて、ここのところ「広島アスリートマガジン」さんが立て続けに選手のインタビューをネット上に載せているので、ここで一挙にまとめてみました。まずは、先発で大活躍した、2人。
◇広島 岡田明丈・飛躍の理由は「信じ抜いた自らの強み」 11/29(水) 6:01配信 広島アスリートマガジン
プロ1年目で披露した高い潜在能力を買われ、今季は開幕から先発ローテーションの一角として名を連ねた岡田。
苦しみを乗り越えて到達した二桁勝利、そして連覇の達成は背番号17にとって大きな自信となったはずだ。
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◆直球で勝つ!
─ 6月15日のオリックス戦から7月23日の中日戦まで1カ月以上白星に恵まれない時期もありました。この1カ月間について調子としてはいかがでしたか?
「精神面で考えすぎてしまった部分があったと思います。
『もっと勝ちたい。抑えたい』という気持ちが先走ってしまい、いろいろ空回りしてしまいました。
自分は直球で押していく投球スタイルですが、調子が悪い時は自分の持ち味を自分で消して、コースを狙いすぎてしまっていたと思います」
─ 岡田投手にとっては、やはり直球が一番自信のある球になるのでしょうか?
「そうですね。《直球がなければこの世界でやっていけない》。そう思うくらい自分にとって直球は大事な球です」
─ 直球や投球フォームついては今季どのようなこだわりを持たれているのでしょうか?
「昨季よりもギリギリまで打者に球を見せないように意識しています。
打者視点で見れば急に球が出てくるようなイメージです。
また昨季はとにかく思い切って腕を振るだけでしたが、今年から投球フォームに緩急をつけるようになりました。
自分の感覚として昨季より打者から空振りを取れていると思いますし、手応えはしっかりと得ています」
─ 昨季と比べてご自身が最も成長した部分はどのような部分にあると思いますか?
「体のケアや調整は昨季よりうまくいっていると思います。
昨季はふわふわした感じで登板日までを過ごしてしまう事が多かったのですが、今季はしっかりとスケジュールを組んでトレーニングをこなす事ができています。
またある程度自分にあった調整方法が見つかった事も大きいと思います。
昨季はコンディション不良でチームに迷惑をかけてしまった事があり、非常に悔しい思いをしました。
投げたいのにマウンドに上がれないという事を経験しただけに、『野球をやるために、まずはしっかり体をつくっていく』という部分は今季特に強く意識しています」
─ プロ2年目で初の二桁勝利を達成されましたが、今後どういった投手になっていきたいというイメージはありますか?
「まだ模索中というのが正直なところです。
今季は直球の質を高める事ができましたが、直球だけを突き詰めていけば良いのか、どんどん他の事にも手を出すべきなのか現時点では分かりません。ですが、たとえどんな投手になっても《完投ができる投手》が自分の中での理想像ですし、そこを目指していきたいです」
(広島アスリートマガジン10月号から一部抜粋・続きは広島アスリートマガジン10月号にて掲載)
▼ 岡田明丈 おかだあきたけ/投手
1993年10月18日生、東京都出身。23歳。
大阪商業大学高-大阪商業大-広島 (15年ドラフト1位)
☆ピッチングというのは感覚的なものがかなりを占めるので、「突発性制球難病」は(笑)、覚えていたフォームを感覚的にうまく再現できない、ということだと思います。そうなった時、応急処置として、あるポイントに気を付ければある程度は修正できる、という、「修正ポイント」を自分なりに見つけるといいと思います。細かい技術的なことはK.Oには分かりませんが、とりあえずリリースポイントがバラバラになってしまうので、それを整えるには、どうしたらいいか。それは、技術的なことでも精神的なことでも、何でもいい。それがおまじないのようになって、それがあるだけでも随分精神的に楽になるんじゃないかと思うんですけどね。
◇広島 チームの勝ち頭・薮田和樹が語る充実のシーズン 11/28(火) 6:04配信 広島アスリートマガジン
シーズン序盤、薮田のここまでの活躍を予測できた者は決して多くなったはずだ。
5月下旬に先発転向を果たすと、破竹の6連勝を記録。
その後も安定した投球を続け、チームトップの勝ち星を挙げた。
連覇への大きな原動力となった右腕は、一歩ずつエースへの道のりを歩んでいる。
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◆1年間投げ切る喜び
─ 首脳陣の方からシーズン途中に先発転向への打診を受けた際はどのように感じられましたか?
「シーズンが始まってからは、自分が投げるポジションにこだわりはありませんでしたし、素直に受け入れる事ができました」
─ 今季はプロ入り後初めて開幕から一軍で登板しています。具体的にここまでの薮田投手の投球を支えているポイントはどんなところですか?
「しっかりストライクゾーンの中で打者と勝負ができるようになってきたことが1番のポイントだと思います。
まだ勝負所での制球力があるわけではないので、四隅を狙うわけではなく、あくまでもベース上で打者に勝負を挑んで、カウントを整えていくという意識を持っています」
─ ある程度投球の中で、制球力については割り切っている部分があるという事ですか?
「そうですね。そこまで神経質に制球を求めていくという意識はありません。
ある程度気持ちの部分で余裕や割り切りを持った事が結果的に投球の精度を高めているのだと思います」
─ 今季残してた数字を見れば《エース》と呼んでも申し分ない成績を残されていますが、理想のエース像について考えたりする事はありますか?
「まだまだ《エース》という存在には程遠いと思っています(苦笑)。
ただ最近は『どういう投手がエースなんだろう』と、ふとしたときに考えるようになりました」
─ ふとした時に考えるエースとはどんな投手ですか?
「完投ができる投手が《エース》だと思います。だからこそ1つでも多くの試合で完投を記録できるような投球をマウンドで見せていきたいです」
─ 先発転向して間もない頃、自分の中で自信をつかんだ試合などはあったのでしょうか?
「6月13日の対オリックス戦の投球は自信になった1戦です。
8回まで0点で抑える事ができた事が何より良かったですし、あの試合のような投球を続ける事が理想ですね。
長いイニングを投げ切ったという面でも非常に印象深い試合です」
─ あの試合はパ・リーグのエースである金子千尋投手との投げ合いとなりましたが、普段から相手投手の投球を意識される事はありますか?
「6月13日の試合は自分の投球をする事で精一杯でしたが、7月29日のヤクルト戦で小川泰弘さんと投げ合った時は、強力なカープの打線でも点が取れない時があるのだと感じました。
良い投手と対戦すればロースコアになってなってくるのは当然ですし、今後どういう対戦相手でも変わらずに自分の投球を続けていかなければいけないと思いました」
─ 1年間通して一軍で活躍した上で優勝をするとなれば、昨季の優勝と今季の優勝の意味合いは薮田投手にとって変わってくるのでしょうか?
「全然違うと思います。昨季はほぼ優勝が決まった状態で一軍上がり、そこから登板していたのですが、1年間通して投げ続けた上での優勝は喜びの度合いが全く違う、充実感に満ちたものになると思っています」
(広島アスリートマガジン2017年10月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 薮田和樹 やぶたかずき/投手
1992年8月7日生、広島県出身。25歳。
岡山理科大学附属高-亜細亜大-広島(14年ドラフト2位)
☆勝ち星を稼げるピッチャーというのは、当たり前ですが、自軍の得点より多くは失点しないピッチャー。味方が点を取ってくれてもそうでなくても、同じように試合の作れるピッチャーなんですよね。今年の薮田くんは、それができていたと思います。
☆いい時の薮田くんは、どの球種でも打てない。そういう状態を、いかにして維持するか。15勝した今年の経験は、来年以降にきっと生きてくると思います。
☆続いて、投手キャプテン。
◇広島 投手キャプテン・野村祐輔が歩むエースへの道 11/30(木) 6:02配信 広島アスリートマガジン
昨季、最多勝に輝き完全復活。
再びエースへの道を歩み始めた野村祐輔。
投手キャプテンとして臨む今季、苦しみながらも先発ローテーションを守り続け、連覇に貢献した。
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◆エースへの 進化と真価
─ 昨季初めて優勝を経験されましたが、キャンプに臨むにあたり例年と比べて気持ちに違いはありましたか?
「モチベーションは毎年変わらないですね。
昨年結果は良かったですが、今年がスタートした時点で、『結果を残すためにまた頑張ろう』という気持ちに切り替わっています」
─ 今季は投手キャプテンに使命されました。野村投手の中で変わったことはありますか?
「年齢もチームを見渡すと上の方になってきました。
つい最近まで若手だったなと思いますが、後輩も多くなってきたので、しっかりと良い見本になれるように心がけていきたいです。
言動では難しいところがありますが、まずは自分がしっかりしなければいけないので、そういう姿を見てもらいたいと思っています。
もちろん若い選手とは積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思っています」
─ 今までの人生でキャプテンなどの経験はありますか?
「学生時代に学級委員長のようなことはありますが(苦笑)、キャプテンというのは初めてですね。
最初言われたときは、「キャプテンって何をすればいいんだろ?」と少し思いました(笑)」
─ 黒田博樹氏が引退されましたが、一番影響を受けたことは何ですか?
「いろんな話をさせていただきましたが、一番は野球に対する姿勢です。僕の野球人生の中でも大きな転機になった出会いだったと思います」
─ 昨季は素晴らしい成績を残されましたが、今季具体的に数字の目標設定はありますか?
「具体的な数字ということよりも、まずは1年間一度も外れることなく先発ローテーションを守ることが目標です。
数字に関しては過去の成績を超えたいと毎年思っていますが、数字は特に決めていません。
昨年成績を残したからというよりも、チームが勝つために自分が何をやらなければいけないかを常に考えていますし、責任感がより増しています」
(広島アスリートマガジン10月号から一部抜粋・続きは広島アスリートマガジン10月号にて掲載)
▼ 野村祐輔 のむらゆうすけ/投手
1989年6月24日生、岡山県出身。28歳。
広陵高-明治大-広島(11年ドラフト1位)
☆ポストシーズンは残念な結果になりましたが、レギュラーシーズンではジョンソンがいない中、エースポジションで1年間ローテを守り抜きました。各球団のエースと当たる中、また昨年ほど勝ち星が伸びない中、本人もいろいろ考えたことと思います。その経験は、来年以降に生かされることと思います。来季は最低2桁、そして1年間ローテを守る。それでいいと思います。課題としては、昨年ほどコントロールの精度は感じられなかったので、その辺の修正ですかね。
☆お次は、MVPの、丸。
◇広島 不動の3番打者・丸佳浩「連覇に浮かれない。」vol.1 12/1(金) 6:02配信 広島アスリートマガジン
今季、カープ打線の中心には常に不動の3番打者・丸佳浩の姿があった。
安定感抜群の打撃で数々の好機を生み出し、勝利に導く一打を放ち続けた。
シーズンMVPの呼び声も高い背番号9が、連覇を果たしたシーズンの戦い、そして悔しい結果に終わったクライマックス・シリーズまでを振り返る。
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◆昨季と今季の喜びは違うもの
─ 丸選手にとっては2017年はどのようなシーズンでしたか?
「昨シーズン、僕自身初めて優勝を経験することができて『優勝することの難しさを知った上』で初めて臨むシーズンでした。
そういう意味で言えば、優勝した時の達成感は今季の方が上でした。
どちらかと言えば昨季の方が『訳の分からないうち』ではないですが、目の前の試合を一生懸命戦っていて、気づけば優勝していたような感覚でした。
今年も入り方は変わりませんでしたが、チームの中で『ここが勝負どころだ』という事を、雰囲気的に感じながら試合をやっていたイメージがあったシーズンでした」
─ 優勝を目指す中でターニングポイントと感じた一戦はありますか?
「やはり甲子園で9点差をひっくり返された阪神戦(5月6日・9対12で敗戦)ですね。
あの試合は僕ら野手陣にとっても投手陣にとっても、ある意味今シーズンの分岐点になったと思います。
9点差を逆転されたわけですから、負けた後は最悪な雰囲気でした。
僕自身もプロに入って9点差を跳ね返された敗戦は初めての経験でした。
僕ら野手陣の中で『これで良い』ということはないので、『次の1点を取りにいく』という意識は毎イニング言っています。
やはりあの試合、9点差になった時点で僕自身も正直、『今日の試合はもらったな』と思ってしまっていましたし、他の選手からもそんな雰囲気は感じていました。
結果、そういうことも含めて逆転されてしまったのだと思います。
あの一戦は、その後戦っていくうえで大事になった試合だと思っています」
─ 連覇を果たした記念すべきシーズンでしたが、最後はクライマックス・シリーズで悔しい結果となりました。
「試合感覚のことなどを周囲から言われていましたが、そんなことは理由ではなく、あの時期に強かったのがDeNAで、弱かったのが僕らだということだと思います。
当然僕らも打てなかったですし、投手も抑えることができませんでした。そういう意味ではまだまだ、いろいろな部分で伸びていかなければいけないと感じました。
それを克服できなければ、来季目指すことになるリーグ3連覇ということも難しくなってくると思います。
選手それぞれが、そのためにどういう風にやっていくかが、今後は非常に大事になってくると思います」
─今回の悔しい敗戦から学んだことはありますか?
「学んだこと……そうですね、悔しさはもちろんありますが、やはり、まだまだだなと。『連覇に浮かれるな』と言うことだと思います」
(広島アスリートマガジン2017年12月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 丸佳浩(まるよしひろ)
1989年4月11日生、千葉県出身、28歳。
プロ10年目の今季も開幕から不動の3番打者として全試合に出場し、強力打線を牽引。
交流戦では首位打者に輝きMVPを獲得するなど、シーズン通して安定感ある打撃を展開し、リーグ連覇に大きく貢献。
個人としてもリーグトップの171安打をマークし、初の打撃タイトルとなる最多安打に輝き、5年連続となるゴールデン・グラブ賞も受賞した。
☆はいはい、丸の言う通りで、調整云々ではなく、戦い方の問題、そして気持ちの強さの問題なんですよね。DeNAは、一度乗せると怖いチーム、それは9点差をひっくり返されたゲームで痛感したはず。CSファイナル、抑えるべき筒香を、しばらくは抑えてましたが、打たせちゃったんですよね~、そこからDeNAは勢いづきました。
☆ラミレス采配はズバズバ当たり、緒方監督の采配はことごとく裏目に出た、なんて言われましたが、そりゃそうですよ、ラミレス監督も言ってましたが、采配というのは、選手がその通りに動いてくれて初めて「うまくいった」と言われる。1塁ランナーの丸がディレードスチールして3塁ランナーの菊池がホームでアウトになったプレーがありましたが、ああいうプレーはことごとく成功させていた菊池も、タイミングは明らかにアウト、スライディングもぎこちなく、アウトになった後も、淡々とした表情をしてました。オフのテレビ番組で菊池は「DeNAには勝てる気がしなかった」と言ってましたが、もちろん半分はリップサービスなんでしょうが、半分は本音だったんじゃないかと。徐々に伸び伸びしたプレーになっていったDeNAに比べ、段々こちらはカープらしさがなくなっていきましたもんね。
☆その経験を生かすためにも来季は是が非でも日本シリーズに出て、日本一、ですね。
☆さて、チームは1日、優勝旅行へ出発。
◇広島V旅行へ出発 緒方監督「思い出に残る旅行に」 12/1(金) 18:58配信 日刊スポーツ
広島緒方孝市監督(48)、新選手会長の会沢翼捕手(29)とその家族、関係者ら計228人が、1日、優勝旅行先の米国・ハワイに向けて出発した。
広島空港で行われたセレモニーでは日本航空のスタッフから花束や飛行機の模型が手渡された。模型を手にした緒方監督は「去年いただいて、息子が大変喜んだ。今年も喜ぶと思います」と笑顔。「思い出に残る旅行にしたい」と続けた。会沢は「来年もこうして行けるように、頑張りたい。また絆を深められれば」と語った。
☆その優勝旅行中も、トレーニングですってよ。
◇カープ・中村祐 初の優勝旅行参加もトレーニング継続 12/1(金) 22:29配信 デイリースポーツ
セ・リーグ2連覇を成し遂げた広島が1日、優勝旅行で広島空港から米国・ハワイ州のホノルル空港へ向けて出発した。入団4年目で初めて1軍に昇格し連覇に貢献した中村祐は、優勝旅行中もトレーニングを継続することを明かした。
優勝旅行に初参加の中村祐は、ハワイに行くのは関東第一での修学旅行以来2度目となる。「前は予定が決まっていたのですが、今回はまだ何をするのか決まってません。マリンスポーツや買い物を楽しみたい」と目を輝かせた。その一方で「来季へ向けて、近くの公園でランニングやキャッチボールをしたいと思います」と力強く語った。
中村は4年目の今季、1軍に初昇格。15試合に登板し、5勝4敗0セーブ、防御率3・74。来季への飛躍が期待されている。
☆CS敗退が余程悔しかったのか、旅行に参加しない選手もいるようですが、まあ旅行中くらいは野球のこと忘れては、と思ったりもしますが、練習したくなる、というのは、良きかな良きかな(笑)。
☆彼も来季はレベルアップするはず。ポストシーズンでも先発を任せられるくらいの飛躍を期待したいですね。
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source : K.Oのカープ・ブログ。