2017年12月3日日曜日
最近のカープ、あれこれ~'17.12.2、優勝旅行・旅行返上・赤松のメッセージ。
☆さて、まずは優勝旅行の話題。
◇「眠たいです…」カープV戦士が優勝旅行でハワイに到着!南国リゾートでシーズンの疲れ癒しへ 12/2(土) 11:00配信 テレビ新広島
優勝旅行で米・ハワイに向け昨夜、広島空港からチャーター機で飛び立ったカープナインが、日本時間の2日未明、ホノルルの空港へ到着し、報道陣に元気な姿を見せました。
空路で約7時間。
現地1日の朝、ハワイ・ホノルルに降り立った選手たちは時差で少し眠そうな様子ながら、報道陣の取材に元気に応じてくれました。
安部友裕選手「飛行機は一睡もせず…晴れていたら早く日焼けしたいです」
西川龍馬選手「眠たいです。となり菊さんで寝させてくれなかったです」
新井貴浩選手「暖かいですね。のんびりしたいと思います。家族どうしの時間も楽しめたらいいなと思います」
岡田明丈投手「ゴルフ頑張ろうかなと思います。肉食べたいなと」
野間峻祥選手「ちょっとブラブラしたいと思います。1人で…。1人で来ている人と楽しみます」
優勝旅行は1週間。初日はパーティー、2日目にはゴルフコンペなども予定されていて、選手たちは南国のリゾートでシーズンの疲れをゆっくりと癒します。
◇広島がV旅行先のハワイに到着…新井「ゆっくりのんびり」 12/2(土) 10:53配信 サンケイスポーツ
セ・リーグ連覇を達成した広島の選手、首脳陣、スタッフ、家族らが2日(現地1日)、広島空港からチャーター機に乗って、優勝旅行先の米ハワイ州・ホノルル市の「PRINCE WAIKIKI(プリンスワイキキ)」に入り。カープのユニホームを着たホテルスタッフに熱烈な歓迎を受けた。
新井は「ゆっくりのんびりしたいね」と静かに過ごす。会沢は「疲れはないです。家族サービスをします」と良いパパぶりを発揮する。
家族サービス、リフレッシュに努める選手がいる一方で安部は「毎日トレーニングしようと思っています。バットを振ったりします」とやる気マンマン。岡田は「ショッピングやゴルフをしようと思っています。キャッチボールもしようかなと思います」と意欲をみせた。
助っ人陣では米国からジョンソンとジャクソンが合流予定で参加人数は200人を超える。今回は5泊7日の日程で初日には同ホテルで優勝を記念したレセプションパーティー、2日目にはゴルフコンペが開催される。
☆あら、エルさんは参加しないのね。で、その、優勝記念パーティー。
◇広島 ハワイで祝勝パーティー 総勢235人が参加、田中「1年間の疲れ癒やしたい」 12/2(土) 14:28配信 デイリースポーツ
リーグ2連覇を達成した広島が1日(日本時間2日)、優勝旅行先の米国ハワイのホテル「プリンス ワイキキ」で祝勝パーティーを行った。選手、監督、コーチ、スタッフ、その家族ら、総勢235名が参加した。
2年連続参加の田中は「今年も来られた喜びがありますし、1年間の疲れを癒やしたい。チームの皆さんもリラックスしていると思います」と語った。
丸は「(予定は)ノープランです。食べたいもの?好き嫌いが激しいので…。(優勝旅行は)来年への1つのモチベーションになると思います」と決意を新たにした。
薮田はハワイでやりたいことを聞かれ、「自分はパンケーキを食べたい。毎年こういう機会がもらえるように頑張りたいです」と笑顔で話した。
☆で、「ハワイでおすすめのパンケーキ」というのを調べてみましたが、フルーツがどっさり載ってたり、ソースがたっぷりかかってたり、生クリームがたっぷり載ってたりと、まあ日本に比べると、濃厚ですわ。K.Oは、メープルシロップにバターかなぁ、やっぱり。
☆…ってそれ、ホットケーキか。
パンケーキもホットケーキも、小麦粉・卵・牛乳・砂糖・ベーキングパウダーなどを混ぜ合わせ、円形に焼いた菓子を指し、本来は同じものである。 しかし、厳密な定義はないものの、日本では、パンケーキは薄く甘さが控えめで、ベーコンやスクランブルエッグなどとと一緒に食べる、食事向きのもの。(「パンケーキ」と「ホットケーキ」の違い | 違いがわかる事典)
☆…どうもハワイではちょっと違うもののようで(^^;
☆さてその優勝旅行には行かず、練習に励む選手もいるようで。
◇カープ大瀬良、勝てる投手に「変わる」 理想の剛球スタイルから脱皮へ…V旅行も欠席 12/2(土) 6:04配信 デイリースポーツ
広島の大瀬良大地投手(26)が1日、投球スタイルのモデルチェンジを視野に入れていることを明かした。直球を軸とした投球に変わりはないが、これまで以上に変化球をちりばめる投球が現在思い描く“2018年度仕様”だ。剛球でねじ伏せる理想の投手から、現実路線へ。チームの中心として勝てる投手になるため、大瀬良が生まれ変わろうとしている。
今後の野球人生を大きく左右する決断になるかもしれない。マツダスタジアムでの自主トレ後、大瀬良が来季へ向けて投球スタイル変更の可能性があることに初めて言及した。結果を出すしか生き残ることができない弱肉強食の世界。さらなる成長を求めてのことだ。
「今の真っすぐのままでは厳しい。打てるものなら打ってみろ、と投げて簡単に打ち返されたイメージがある。これが続くようであれば、変わっていかないといけない」
力で打者をねじ伏せる-。大瀬良が理想とする投手像だ。10勝2敗だった今季も投球の割合は直球が最も多い47・3%を占めた。だが納得のいく球は1球もなかったという。フォーム修正やキャッチャーミットから一度、目線を切った投げ方をするなど試行錯誤したものの、手応えを感じたことはなかった。
「来年が5年目。いつまでも自分の理想を追い求めている訳にはいかない」。薮田や岡田ら年下の若手投手が台頭してきた。強い危機感がある。今オフから春季キャンプを通して直球勝負できる球質を取り戻せばこれまで通りを貫くが、状況次第で変化球の割合を増やす新たなスタイルに挑戦していく。
その準備は既に始めている。秋季キャンプからシュートの習得を目指してきた。「まだ遊びの程度」という。それでも武器となれば投球の幅はグッと広がる。今季は対左打者の被打率は・292。カットボール、スライダーに加え、外角へ逃げる球種が増えれば、それだけ打者の的を絞らせにくくできる。
チームはこの日、ハワイへの優勝旅行に出発した。右腕は球団の好意に感謝しながら今回は不参加を決めた。「球団行事をお断りしたので、それだけ有意義に使わないといけない」。広島でトレーニングを続けながら肘や肩など体のメンテナンスに時間を費やす。
「技術、体力…。全体的にもう1つ、2つレベルアップしないといけない。今のままだと厳しい」と現在地を自己分析した。殻を破る戦いが始まった。
☆いつでしたか、縦スラを使って好投した試合があったように思うのですが。中継ぎに回ってケガをしましたから、ストレートは本来のものではないのでしょう。それを考えると、シュートは、そりゃ使えりゃ幅が広がるんでしょうが、どうでしょうねぇ。
☆で、「旅行返上」には、こんな理由もあったようで。
◇大瀬良、V旅行返上で決意の居残りトレ「今のままでは厳しい」 12/2(土) 9:18配信 スポニチアネックス
広島の大瀬良大地投手(26)が優勝旅行出発当日の1日、居残ってマツダスタジアムで汗を流した。緒方監督やナインらはこの日夕方、広島空港から米国ハワイへ出発。投球スタイルを模索する右腕は参加せず、本拠地を拠点に練習に励む構えだ。剛球を追求するか、自在派に変身するか…の分岐点。それは新境地を開くための決断だった。
冷気が肌を刺す晴天のマツダスタジアム。優勝旅行に出発するナインと一線を画し、大瀬良は戸田を連れ立ってトレーニングに励んだ。入念なキャッチボールに50メートルの往復ダッシュを14本。帰途に就く際、参加を断った理由について言及した。
「球団行事なので申し訳ないけど、やりたいことをやるのに日程上、(時間が)ここしか取れなかったので」
その一つがフォームチェックだ。現役を引退したばかりの黒田博樹氏に1年前、「大地に合うと思う」として手塚一志氏を紹介された。新井も師事する動作解析の第一人者。多忙だが、V旅行期間中に時間調整し、手ほどきを受ける予定だ。
先発に戻った今季は24試合に登板し、10勝2敗、防御率3・65。目標の一つだった規定投球回数も、新人王に輝いた14年以来3年ぶりにクリアした。順調に見えるキャリア。それでも大瀬良は強い危機感を覚えている。
「技術も体力も、もう一段階レベルアップしないと。今のままでは厳しい。今季の直球だと厳しいと感じる」
剛速球で打者をねじ伏せる――。それが従来のスタイルだ。ところが今季は150キロに届かず、変化球に活路を開くケースが少なくなかった。チームには薮田や岡田ら…より強い球を持つ若手が台頭。心は揺れ、剛柔自在派への変身を模索する。
「オフに体を鍛えて直球が戻れば、それでいい。ただ、理想だけではやっていけない。柔軟に考え、引き出しを増やさないといけないのかな…と」
秋季キャンプではフォークだけでなく、密かにシュートも試投したという。イベント出演も数多く予定される今オフ。岐路に立つ自分自身の足もとを見つめた時、少しでも練習時間を確保したいと考えるのは自然だ。
「(参加を)お断りした以上、やるべきことをやっていきたい。有意義に過ごしたい」
2桁勝利に満足することなく、投手として新境地を開こうと、もがく26歳。己を信じて前進するのみだ。(江尾 卓也)
☆ふむ。K.Oの印象では、ピンチになると変化球に頼り、その精度がないため甘い球を打たれる、というケースが多かったように思います。特にカットボールは、よく打たれた印象があり、左バッターを打ち取るための内角カットボールなんてのは、かなり打たれたんじゃないでしょうか。
☆前々から言っているように、ストレートを生かすのが変化球、変化球を生かすのは、ストレート。「本格派から自在派へ」というより、カットボールの精度を上げることと、フォークや縦スラなど「縦の変化」を有効に使うことなど、組み立てを考えることで、今のストレートでも十分通用すると思うんですけどね。
☆もちろん、ストレートの質を上げることも大事ですが、何せ「病み上がり」ですからね。上がってくれば儲けもの、くらいに考えておいた方がいいかも知れません。
☆それより、試合を作ること、1年間ローテを守ること。そのためには、まずは変化球の精度、だと思います。
☆例えば、薮田くん。
◇広島・薮田和樹 大役を任される力は十分/開幕投手は任せろ 11/30(木) 12:02配信 週刊ベースボールONLINE
まさに飛躍の1年。経験を重ねた薮田和樹は、2018年の開幕投手に浮上したと言っても過言ではない。
17年は開幕中継ぎスタートも、交流戦初戦の、5月30日の西武戦(メットライフ)で今季初先発。その後は連勝を重ねて勢いに乗った。終わってみればチーム最多の15勝(3敗)をマーク。規定投球回数にこそ届かなかったが、勝率.833で、セ・リーグの最高勝率のタイトルを獲得。CSファイナルステージ(10月18日、DeNA戦、マツダ広島)でも開幕を任されて勝利するなど、まさにフル回転でチームを支えた。
11月には主に24歳以下、入団3年目以内の選手で構成されるアジアチャンピオンシップにも招集され、開幕投手を任された。岡山理大付高、亜大時代は無名だった薮田にとって、ジャンプアップとも言えるシーズンを過ごした。
薮田自身は「実力以上のものが出たシーズンだった。野手の方にもたくさん助けてもらいましたし、自分の力ではない部分も多くあった」と謙虚に振り返る。とはいえ最速150キロを超える直球とカットボール、ツーシームを交えて圧倒する投球スタイルは、来季の開幕を任せるに十分値するだろう。
対抗となるのは16年、17年と開幕投手を務めたジョンソンと、17年に6連戦の頭で投げ続けた野村祐輔だ。どちらもかつてのタイトルホルダーで、実力は十分。謙虚な薮田が開幕投手への思いを公言することは現時点ではないが、それでも権利は十分ある。争いは激しくなりそうだ。
☆薮田くんは、ストレートがいい、というのはもちろんありますが、やはりツーシーム、カットボールが効果的なんですね。カットボールもよく変化するし、ツーシームに至っては、フォークを使う必要がないくらい、重宝しました。見かけでも、フォークと区別がつきにくいくらいでしたからね。
☆…左バッターに、チェンジアップは使えないのかなぁ、大瀬良くん。
☆この人も、返上組。
◇カープ中崎 ビックリ最速初投げ「1年間100パーセントでいきたい」 11/29(水) 6:03配信 デイリースポーツ
広島の中崎翔太投手(25)が28日、最速調整を進めて来季は自らも開幕ダッシュを決めると誓った。この日はマツダスタジアムで自主トレを行い、シーズン後、初めてのキャッチボールを行った。今季を含め、1軍に定着して以降の3年間は春先に満足のいく結果を残せなかったと自覚。開幕からフルパワーで登板するため、肘や肩を完全休養させないオフを過ごす。
緑の芝生が美しいマツダスタジアムで、中崎が丁寧に右腕を振った。シーズン終了後、初めてとなるキャッチボールだ。塹江を相手に約20分間、最長40メートルの距離を投げ込んだ。11月中に球を握るのは、ここ数年にはなかったこと。練習後、汗をぬぐいながらその意図を説明した。
「オフには投げない方が良い。肩、肘を休められますから。でも一昨年、去年とそういうふうにやってきて、春先にやられた。今年はケガもした。時間があるときに投げて、(開幕から)1年間、100%でいきたい。きょうが投げ始めです」
15年は69試合に登板。16年も61試合を託された。登板数が多かったため、シーズン後の年内は疲労回復を最優先に、球を握らず肩や肘を完全休養に充て、キャッチボールは年明けの1月からだった。だが16年3、4月の成績は12試合に登板し防御率2・25。今季は腰痛を発症して一時、出場選手登録を抹消され5試合で防御率3・18だった。
尻上がりに調子を上げ、通算では2年連続で防御率1点台を残した。それでも来季、目指すのは防御率0点台。「4月の成績が良ければ(2年連続で0点台は)いっていたと思う」。スロースターター返上のために今オフは調整方法を変更。「投げる感覚を忘れないようにしていく」と定期的に球を握る。
キャッチボールと並行して、土台となる体作りに力を入れる。テーマは筋肉量を増やすこと。具体例は明かさなかったものの、筋力トレの強度や新たなメニューを加えているという。「筋量が少ないから(今季は)スピードも落ちた」と分析。チームは12月1日から1週間、ハワイへ優勝旅行に向かうが、球団の厚意に感謝しながらも、今年は参加せず広島に残ってトレーニングを続ける構えだ。
強力な守護神の存在が勝敗を左右する時代。中崎に対するチームからの信頼感は厚い。「早めに仕上げていきたい」と力を込めた右腕。万全の状態を整えて、開幕ダッシュへと導く投球をしてみせる。
☆う~ん、中崎くんの場合、血行障害がありますからね。もちろん開幕からバンバン投げてほしいのですが、その辺は体と相談しながら、でいいと思います。
☆ただ同時に、筋肉量が落ちたから球速が落ちた、というのは、そうかも知れませんね。血行障害に配慮しつつ、その辺はばっちり戻してほしいですね。
☆また中崎くん、こんな「野望」も(笑)。
◇広島・中崎、将来的には先発挑戦!さらなる高みへ筋肉量アップ 11/29(水) 8:43配信 スポニチアネックス
広島の守護神・中崎翔太投手(25)が28日、先発挑戦を視野に入れる胸の内を明かした。自身のキャリアを積むための将来的な青写真。今オフは足りないと自覚する筋肉量を最低2キロ増やし、来季以降に可能性のある幅広い起用に備える計画だ。現状に安住しない高い意識と飽くなき向上心。常に高みを目指す姿勢が頼もしい。
密かに思いを抱き続けていた。1年前にも口にした先発再挑戦への意欲。ただ「自分のポジションを含めて、来年はまた横一線からのスタート。準備したい」と語った昨秋と、今回のそれは大局観が加わった分、ニュアンスが多少異なる。
「短いイニングしか投げられないレッテルを貼られたくない。自分の可能性に期待する思いもある。違う道にも進めるように、今のうちから準備したい」
今季はV争いの終盤に抑えに返り咲き、59試合で4勝1敗10セーブ、リーグ8位の25ホールド、防御率1・40をマークした。救援に回って4年目。勝利の方程式を担う役割は、既に確立されていると言っていい。自分の立場も理解している。
「(先発を)やりたいと言って通る話じゃない。そうなると(構想)すべてが崩れる。自分1人の希望としては言えない。ただ、役割は自分で決められないので、いつ言われてもいいように…」
投手としてのキャリアを積むための成長戦略。具体策はある。オフの最重要課題に掲げる筋肉量アップ。体重100キロの場合、「72キロが平均」(三浦真治トレーナー)だが、中崎は68キロ。「最低でも70キロに」(同トレーナー)が目標値だ。
「アスリートの体じゃないので、この先しっかり投げるためには増やすことが大事。今までは維持でしかなかった。それ(段階)をもう一つ上げたい」
トレーニングには既に着手している。負荷や強度を上げ、今まで使っていなかった筋肉も使うメニュー。「急激には増えないので継続的に」。1日からのハワイ優勝旅行にも同行せず、広島に居残って鍛え上げる意向だ。
「家族がいたら楽しいかもしれないけど、1人だと…。ましてや泳げないし、ゴルフも好きじゃないので」
冗談めかして苦笑する右腕だが、「春先に出遅れているので、もう少し自覚を持ってやることをやらないと」が本音だ。3連覇を目指す来季、将来的な先発挑戦を視野に入れつつ、中崎が躍動する。 (江尾 卓也)
☆中田くんも確か、そんなこと言ってましたね。やはりピッチャーたるもの、先発するのが夢なんでしょうかね。セットアッパーも抑えも、やりがいのある仕事だと思うのですが。
☆まあでも一方で、向上心は人一倍、負けず嫌いでもある中崎くん、「短いイニングしか投げられないと思われたくない」という反骨精神は、中崎くんをさらに成長させると思います。
☆一方、この人は、ある意味崖っぷち。
◇カープ飯田、筒香抑える!サイドスロー転向で左キラー襲名だ 11/29(水) 9:01配信 デイリースポーツ
筒香を抑えて左キラーを襲名する。秋季キャンプからサイドスロー転向に挑戦している広島の左腕・飯田哲矢投手(26)が28日、ソフトバンク・嘉弥真や日本ハム・宮西らの動画を参考にしていると明かした。
この日はマツダスタジアムを訪れ、キャッチボールなどで肘の高さやリリースポイントを確認。「(自分では)サイドと思っていても、腕が高かったりする。左打者が嫌がることを意識しながら」と、人生初の取り組みに悪戦苦闘中だ。
理想とするのは日本シリーズ第2戦での嘉弥真の投球だ。1-1の六回1死一塁、DeNA・筒香を迎えた勝負どころで登板。外角ぎりぎりへ角度のあるスライダーと真っすぐを投げ込み、最後は外角低めスライダーで空振り三振に仕留めた。
「各球団の左の強打者を相手に力を出せたら、戦力になれる」と飯田。球界を代表する左横手投げの投球フォームを動画で見ながら、イメージを膨らませている。
飯田は今季、右打者の被打率・375に対し、左打者には・500。「生き残っていくには、やるしかない」。DeNAとのCSファイナルSで、広島のブルペンには右腕しかいなかった。4年目の来季。サイドスローを自分のものにして、必ずチームの力になる。
☆左腕不足は叫ばれて久しいのですが、とりあえずカープは逆に言うと、右の中継ぎは充実しているので、まずはそこに割って入れるくらいじゃないと、1軍のベンチに入るのは難しいんですよね。もちろん「左殺し」は必要なんですが、例えば一岡くんや中田くんが今年並みの活躍をしてくれるのであれば、それを差し置いてまで左ピッチャーを入れる必要はない。「左殺し」は逆に言えば、汎用性はありませんからね。
☆河内さんくらいの覚悟がないと、サイドを自分のものにするのは、なかなか難しいでしょうね。オスカルくんもそうですが、これで生きていくんだ、くらいのつもりで、トライしてほしいですね。
☆さておしまいは、赤松のお話。
◇【広島】赤松真人が後輩・野間峻祥へ送った熱いメッセージ 12/2(土) 11:00配信 文春オンライン
カープファンで赤松真人のことが気にならない人はいないと思う。赤松は昨年12月に胃癌が発見されたことを公表した。そのとき治療をして現役復活を目指すと語った。そんな赤松からファンへ、9月のマツダスタジアムでのゲームの後に、ちょっと嬉しいサプライズがあった。赤松がユニフォーム姿を球場で見せたのだ。カープがゲームに勝利し、同時に進んでいた甲子園のゲームの結果によっては優勝という状況になった夜のことだ。多くのファンが球場に残ってスタンドから大型ビジョンで甲子園のゲームを観戦していた。結局カープの優勝は持ち越しになったのだけど、赤松は優勝したら胴上げに参加する予定で球場入りしていた。
球場のファンへ挨拶するために、赤松を含む選手と首脳陣がグラウンドに出てきた。ベンチに戻るとき赤松は軽く手を上げた。たくさん選手と首脳陣がいるから、スタンドから赤松がいることを見つけるのは難しかったかもしれない。だから赤松は軽くアピールしたのだと思うけど、少し照れくさそうだった。赤松は復活のためのトレーニングを始めたところで、もちろん今シーズンはゲームに出場していない。それで遠慮があったと思う。そんな赤松の上げた手を菊池涼介がとり「もっと目立たないと」と言わんばかりに大きく振った。松山竜平も赤松に近づき、もう片方の手をとって上げた。ナイスだ、菊池と松山。赤松は両手を上げながらベンチに戻ってきた。みんな元気そうな赤松をみてホッとしたはずだ。ベンチに着くころにはスタンドから赤松へ大きな拍手が送られていた。
1年前に東京ドームで優勝を決めたとき、赤松は胴上げの中心で笑顔を爆発させていた。遠慮はいらない。その胴上げの中の様子はTV番組で観ることができた。まず緒方孝市監督が胴上げされ、次に新井貴浩が呼びかけて黒田博樹が胴上げされた。そのあと赤松が「新井さん、早く」と大声で新井を手招きしていた。赤松が遠慮する新井の足をつかみ、周りが揃うと胴上げが始まった。カープファンにとって感慨深いシーンだった。新井のFA移籍の補償でタイガースから来たのが赤松なのだ。赤松のキャリアは新井のFAの影響を受けた。月日が過ぎチームメートになって、赤松はその新井の胴上げをリードしていた。
◆赤松から後輩・野間への熱いメッセージ
マツダスタジアムでサプライズがあった少し前、週刊ベースボールでカープ特集があった。その中に赤松からのメッセージという記事があって、すごく読み応えがあるものだった。練習を再開した赤松の手記の形の記事で、厳しい自分の状況も隠さずに伝えようとしているように思われた。「野球をやる前にまず、生きるか死ぬか」ということを考えて選択をしたことが書かれていた。手足にしびれは残ってしまうが、外野手だからなんとかなると思う、ということだった。平静に自身の状況が綴られている。自分は記事を読んでいるのだけど、静かな場所で神妙に話を聞いている、という感じがした。赤松の挑んでいることの難しさは想像つかなかった。
記事の中には野間峻祥へのメッセージもあった。野間は3年目のドラ1の俊足外野手で、つまり赤松と同じタイプの選手だ。今年は赤松の代わりに、代走の切り札と外野の守備固めをやっていた。この野間へのメッセージが熱いものだった。「(野間は)今のポジションを大事にしているのだと思います」とあるが、続けて、本当に考えてプレーしているか、ちゃんとノートを取っているか、と少々厳しいメッセージが並ぶ。赤松自身が若い頃に同じように途中出場していたとき、もっとやっておけばよかった、ということなのだ。俺は若い頃の代走と守備固めの経験をあとに活かせなかった、お前は俺と同じ間違いをするな、と言っている。レギュラーという言葉が何度も出てきて、代走と外野守備の職人になった俺を超えていけ、と熱くメッセージを送っている。現役選手の間での叱咤激励が誌面に載るのは、少し珍しい気がする。赤松はどんな思いで野間のプレーを観ていたのだろう。
もし赤松に声をかけることがあったとしても、その言葉は少し慎重になってしまうと思う。病気が癌だっただけに、簡単に希望を言葉にするのに躊躇する。なにせ自分にできることは何もないし、どんな厳しいチャレンジなのか想像できないのだ。だから記事の最後の方の赤松の言葉に救われた。
「自分でも想像します。マツダスタジアムに帰ってきて盗塁をできたら、すごい歓声だろうなって」
そう、そうなんだ! 自分も同じ想像をしているのだ。本当に素晴らしいシーンになるのは間違いない。自分ができることが1つできた気がする。赤松が球場に戻ってくることができたら、これ以上ない大きな声援を送ろう。まー、その場に居合わせることはできないかもしれないけど、心の中で大きな歓声を上げることは約束できる。
☆いや~、これは深い。言えませんよなかなか、これは。赤松のような存在は、ベンチにとってみれば、絶対に必要な選手で、赤松の代わりはいない、ってくらい、必要不可欠な選手なんですね。ところが選手からしてみたら、スタメンで出るのがもちろん本望。でも、チーム事情その他で、そうはならないこともある。で、赤松のように、自分の才能をフルに活用して、確固たる地位を築き上げる選手もいる訳です。
☆その、守備走塁のスペシャリストとしては球界随一と言ってもいいくらいの確固たる地位を築き上げた赤松が、自分のことを「失敗」って言うんですから。で、「俺を超えていけ」ってんですから、もうね、野間くんにしてみたら、「超えられません」ですわ(笑)。
☆いやね、これはむしろ本人の言っているのとは逆で、赤松は、あくまでレギュラーを狙って精進してきたからこそ、今の地位があると思うんですよね。もし赤松がその時々の現状に満足してたら、今の地位はなかった。野間くんの守備走塁は確かに魅力的ですが、そもそもドラ1、守備走塁要員として獲った訳じゃない。
☆今の野間くんは、言えば「天賦の才能」だけでやってる感じで、そこに甘んじてたら、恐らくこの先はないんですね。青写真的には丸の後継として獲った訳で、大卒でもあり、ほんとなら、誠也くんとまでは行かなくても、それに近い成績を今頃残してるはず、くらいのつもりで獲った選手のはず。
☆で、どうですか、首脳陣に「出塁率を」と言われて、それに沿ったバッティングスタイルにしようとしているのでしょうが、それで結果が出せるのかどうか、自分に合っているのかどうか。首脳陣に言われてやってみて、はいダメでした、ではなく、そこから先は、自分で考えなきゃ。自分に合ってることも自分のやりたいことも、究極は自分にしか分からないんですから。
☆赤松は昨年、打席数は少ないながら、打率.368。交流戦では、初のコリジョンサヨナラヒット、なんてのもありました。もし彼が「オレは守備代走要員だから」とバッティング練習を怠っていたなら、この結果は出なかったはず。
☆野間くんがもし赤松を超える、いやいや少しでも近づこうとするのなら、まずはこういう姿勢を見習うところからではないでしょうか。
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source : K.Oのカープ・ブログ。