◇広島 チームを16年ぶりAクラスに導き、黄金時代の基礎を築いた熱き指揮官・野村謙二郎vol.2 1/27(土) 6:02配信 広島アスリートマガジン
長く低迷が続くカープは09年オフ、現役時代から監督待望論が叫ばれてきた野村謙二郎にチームを託す。現役時代にチームリーダーとして活躍してきた熱き男は、カープの伝統を取り戻し、強いカープを取り戻すために全てを変える覚悟で監督に挑んだ。
就任後の独占インタビューでは、現役引退時から抱いてきたカープ復活への思いを語った。
[広島アスリートマガジン 2009年12月号掲載]
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◆『3つの日本一』実現のために
─ ファンが野村監督の就任を待ち望んでいた裏には、監督ご自身がカープに対して非常に強い愛着をお持ちだったということがあると思います。
「僕はカープのユニフォームしか着ていませんから、カープにこういう野球をしてもらいたい、勝ってもらいたいというのがずっとありました。OBでもあり一ファンでもあるので、解説者時代からそういう心境で見てきました」
─ そういう意味ではこうしてチームの指揮を執られるのも、やりがいをかなりお持ちのようですね。
「やりがいがないと引き受けていませんね(笑)。やりがいは強く持っていますし、選手に負けないように自分としても強く接していきます。
ときには突き放すことも必要でしょうし、ときには一緒になって喜ぶことも必要です。チームの一員としてスタッフ全員でやっていかなければいけないと思いますが、それは愛着がなければできないことです」
─ 監督が現役を引退されるときに『3つの日本一』という言葉を口にされました。日本一のファン、日本一の球場、そして日本一のチーム。ファンはその実現を望んでいます。
「目標はクライマックス・シリーズではないということを僕ははっきりと言いましたし、それを笑う人たちもいるでしょう。結果が出ていないですし『カープが優勝するわけないじゃないか』と言う人たちもたくさんいると思います。
だからこそ優勝して、『俺たちだってやればできる』ということを見せてやりたい。そうすればチーム全体が組織として強くなっていくし、3つの日本一も現実的なものになっていきます。
プロだけではなく、高校野球にしても少年野球にしても、広島の土地柄としてスキのない野球がありますし、それが結集されてカープが勝ってきました。3つの日本一は僕が公約として自分の口で発した言葉。実現するために、最大限努力していきたいと思います」
(広島アスリートマガジン2018年1月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 野村謙二郎
のむらけんじろう/1966年9月19日生、大分県出身。
88年ドラフト1位で広島入団。91年に打率3割、盗塁王に輝くなど若きチームリーダーとして優勝に大きく貢献。95年にはトリプルスリーを達成し、球界を代表する内野手として長年チームを牽引。
05年に通算2000安打を達成し、同年限りで現役引退。10年に一軍監督に就任。菊池涼介、丸佳浩らを育て上げ、13年にはチームを16年ぶりのAクラスに導く。14年限りで退任し、現在はプロ野球解説者。
☆K.Oもこの頃、時々どこの誰だかも分からない人に「カープが優勝する訳ねーじゃねーかよ」なんてコメントをもらったりしてましたが、「今に見ておれ」と思ってましたよ、えーえー(笑)。
☆野村監督が基礎を築いた、という部分もあると思いますが、この頃から新しいチーム作りが始まって、まだ出来立てのチームだった、というのもあると思います。キクマルもまだまだで、この頃は我慢して起用していた時期だったし、投手陣もコマが揃っていなかった。ドラフト戦略含め、ようやくチームが出来上がりつつあるのが、ここ2~3年、ということだと思います。
☆後、やはり「つなぎ」という部分では、野村監督の時代にはなかなか出来なかった。野村監督も基本的には「それ打てどんどん」打線を志向してたし、緒方監督も就任1年目はそういう面があったと思います。打線は外国人頼みの面があり、外国人が打てなきゃ点が取れない、という感じ。
☆ただ、緒方監督就任の時、グスマンを史上最高年俸で呼び、さらにそれを越える年俸でシアーホルツを呼んだというのは、球団の本気度を窺わせました。また、ロサリオが活躍、アカデミー勢の活躍の先鞭をつけたというのも、大きかったと思います。
☆で、その辺の話は、次回、緒方監督就任後のインタビューで。
☆さてその、外国人勢が来日。
◇広島・ジャクソン 3年連続60試合登板 球団初の偉業に意欲「体調は万全」 1/28(日) 9:00配信 デイリースポーツ
広島のジェイ・ジャクソン投手(30)が27日、球団史上初の3年連続60試合登板に意欲を示した。26日に再来日したばかりの助っ人右腕はこの日、快挙達成へ向けてマツダスタジアムで自主トレを敢行。今季もフル回転の活躍でチームを支え、リーグ3連覇に導く決意だ。
でっかい目標を掲げた。過去、広島の選手で3年連続60試合登板を成し遂げた選手は一人もいない。ジャクソンは「今年も60試合以上には投げたい。みんなで優勝して喜びを分かち合いたいんだ」と力を込めた。
米国ではメジャーリーガーも通う「フロリダベースボールランチ」という施設でトレーニングを行ってきた。16年に67試合、17年は60試合に投げ、2年連続で大台を突破。それだけに“勤続疲労”が心配されるが「体調は万全だ。疲労感はない」と言い切った。
ソフトバンクのサファテを手本にする。鷹の守護神は昨季まで4年連続で60試合以上に投げている。見習うべき点はその「安定感」。ジャクソンは昨季、調子を落として一時期セットアッパーから外れた。オープン戦や交流戦でサファテと再会する際には、調子の波を小さくする術などを聞くことも考えている。
この日は新外国人のカンポスとキャッチボールなど約2時間、体を動かした。「ベストを尽くすだけ」。新戦力右腕とは15年にパドレス3Aでチームメートだった。4つの外国人枠を争うライバルとなるが、平常心で臨む。
ジャクソンと同様に、今村も3年連続の60試合登板に王手をかけている。勝利の方程式メンバー2人が登板数を重ねれば、それだけ勝利に近づく。鉄壁の救援陣を形成して、勝利をつかみ取る。
☆一昨年は奪三振率がリーグ屈指だったジャクソンですが、スライダーがうまく決まらず、昨年は奪三振率も落ちました。シーズン前半は、ストレートもあまり走っておらず、奪三振率も低かったのですが、安定してたんですよね。
☆で、この人も、体が元気ならやってくれるでしょう。
◇広島ジョンソン来日「ケガなく健康でいられたら貢献できる」 1/28(日) 17:09配信 デイリースポーツ
広島のクリス・ジョンソン投手(33)が28日、広島空港着の航空機で来日した。
昨季は離脱を繰り返し、13試合の登板で6勝3敗、防御率4・01に終わった。オフはウエートトレーニングなどで体を強化。手洗いも欠かさず、健康面に気を配った。エース復権へ「ケガなく健康でいられたらチームに貢献できるし、成績も残せる」と自信を示した。
☆複数年契約というのは、難しいですなぁ。どうしてもケガなどで離脱するケースが多くなる。気の緩み、って訳でもないんでしょうけどね。
☆一方、彼らは成長が楽しみ。
◇カープのバティスタ&メヒア来日 バディスタ目標は「30本以上」 1/28(日) 12:45配信 デイリースポーツ
広島のサビエル・バティスタ内野手(26)とアレハンドロ・メヒア内野手(24)が28日、母国・ドミニカ共和国から来日。広島空港で取材に応じた。
2人はオフに母国のウインターリーグに参加。「いろんなメジャーリーガーと一緒にプレーしていろいろ学ぶことができた。すごく勝ちにこだわっていたし、野球を楽しんでいた。すごく参考になった」と声をそろえた。
バティスタは今季の目標を「打率・280、30本塁打以上、100打点」と宣言。メヒアも「打率3割、20本塁打、80打点」と力を込めた。
☆1軍を経験すれば、ピッチャーの傾向なんかも徐々につかめるでしょうから、成績も上がってくると思います。バティスタはもちろん、メヒアも1軍争いに加わってくると思います。外国人をどううまく使っていくかは、今年もポイントになるでしょうね。
☆ただし、昔とは違って、チームの中でどう機能させるか、という使い方。外国人中心にチーム作りをしている訳ではありません。どう使ってやれば、チームの中で生きてくるか、という使い方になると思います。だからエルさんも、「4番」じゃないんですよね。
☆成長が楽しみと言えば、この人も。
◇広島・薮田 フォーク復活 進化へ手応え“変幻自在投法”へ仕上がり上々 1/28(日) 6:03配信 デイリースポーツ
広島・薮田和樹投手(25)が27日、昨季封印していたフォークを復活させる意欲を示した。宮崎県日南市内での先乗り自主トレで2日連続のブルペン入り。解禁するフォークや新たに習得中のシュートを含め、持ち球のツーシーム、カットボール、カーブなど変化球を交えて計81球を投げ込んだ。昨季チームトップの15勝を挙げた右腕の仕上がりは上々。今季は変幻自在の投球で相手を翻弄(ほんろう)していく。
天福球場の室内ブルペン。2日連続で足を踏み入れた薮田は、鋭いまなざしで一球一球テンポ良く投げ込んだ。迫り来るキャンプ、実戦へ向けて順調に歩を進める姿をのぞかせた。
「仕上がりはいい方だと思います。去年よりもいい。(実戦を)早くやりたいって気持ちはあります」
そう手応えを明かす中、より高みを目指す薮田は昨季「投げてない」というフォーク解禁への意欲を示す。この日のブルペンで数球投じ、「(昨年は)ツーシームが調子良かったのであまり使う場面がなかったけど、また打者の反応が変わるなら使っていきたい」と力を込めた。
右腕にとっての武器である、落ちるツーシーム。その得意球が悪い日でも、昨季はシーズン中に手応えをつかんだカットボールを有効に使い、組み立てた。「そういう(ツーシームが悪い時の組み立ての)幅を広げるために」とフォーク復活への狙いを説明。ツーシームより「がっつり」挟むことで必然的に球速は落ちるが、落ち幅が増すイメージで相手をかく乱させていく。
幅を広げることは、習得に励むシュートにも当てはまる。昨季左打者への被打率が・184だったのに対し、右打者は・247。「右打者には、去年は外の真っすぐとカットの出し入れ。シュートがあれば思い切って踏み込むことはできづらくなる」とシュート導入で対右打者への改善を図る。現在は「半々」の手応えで、今後は打者の反応も見ていく予定。多くの持ち球を得れば、変幻自在の投球も可能となる。
さまざまな変化球を駆使する意向でも、もちろん軸は直球だ。この日も右打者の外角へキレのいい球をバシバシ投じ、「思ってるよりはいい軌道」と納得の表情を浮かべた。一方で「球が外に対して弱かった」と感じた右打者の内角へも入念に投げ込み、確認。どのコースでも最高の直球を生み出すための、余念はない。
3年目の昨季は38試合に登板し、15勝3敗、防御率2・58。勝率・833はリーグトップとなった。開幕投手への意欲も持つ中、まずは「しっかりと打者と勝負する中で結果を残して、開幕ローテをつかみ取りたいです」と掲げた背番号23。進化した姿で、打者を手玉に取っていく。
☆その、シュート。
◇広島・薮田 新球シュートに手応え「実戦で試していきたい」 1/28(日) 6:00配信 スポニチアネックス
広島・薮田が27日、日南市での先乗り合同自主トレで2日連続の投球練習に取り組み、投手陣最多の81球のうち7球を試投した新球シュートに手応えをつかんだ。
「感覚はよかった。今は捕手に聞いた感覚でしかないので、キャンプに入ったら実戦で試していきたい」
3年目の昨季はリーグ2位の15勝(3敗)を挙げて勝率第1位の初のタイトルを獲得。好不調の波もあった中で好成績を残せた要因に“新球”の存在を挙げた。「去年はカットボールに自信を持てたのがよかった。シーズン後半に投げ方をつかんだ」。さらに球種を増やすことに意欲を燃やし、「(得意球の)ツーシームが悪かった時に投球の幅を広げたい。シュートを投げられれば、右打者も踏み込むことができなくなってくると思う」と効果を思い描いた。
シュートの他に昨秋からはフォークにも取り組むなど貪欲に進化を求める姿勢が頼もしい。「安定感をテーマにしている。去年の春はそれができなかったので、それを一番の課題としていきたい」。昨季開幕当初は救援陣の一翼を担い、先発定着は5月下旬から。年間通して先発の座を守り抜くためにも妥協はない。研究されることも踏まえ、それを上回る準備を期した。(河合 洋介)
☆左バッターを抑えられるというのは強みなんですが、となると右バッターも抑えたい。シュートはその布石、ということですね。確かに右バッターには、球種的にはもう少しほしいかも。
☆で、昨年大活躍、今年はある意味で真価の問われる年となります。持ってる力としては、昨年並みの活躍は十分できるはず。1年を通して働けるかどうか、ですかね。
☆この人は、春先からの活躍を期してます。
◇広島・中崎 超速仕上げ 異次元!3日連続ブルペン計225球 1/28(日) 6:00配信 スポニチアネックス
広島・中崎翔太投手(25)が27日、宮崎県日南市内での先乗り合同自主トレで、初日から3日連続の投球練習に励んだ。早くも計225球に達する自己最速の調整。キャンプインまでの残り4日間も継続してブルペン入りする考えも明かした。守護神として調整を一任されていても、“特権”は必要ないとばかりの快ペースだった。
自己最速の調整は次元が違う。先乗り自主トレが始まった25日に「例年この時期にはなかった」と手応えをにじませた初日からの70球は序章に過ぎなかった。2日目の75球を経て、中崎は3日連続で球数を増やし、80球を投げた。既に確定的な抑えの役割と照らし合わせれば、まだ捕手を立たせた状態でも異例の“投げ込み”と言っていい。
「状態は初日より徐々に上がってきている。毎年はこんなに連投することはない。仕上がりが早すぎてもいいことはないと思っているけど、今年は体に痛いところも何もないので」
キャンプ初日のブルペン入りを義務付けられている投手もいる中、調整を一任され、2・1までの残り4日間についても「毎日ブルペンに入ろうかと思っています」と言い切った。
「投げた次の日も負担は全くない。今は指先の感覚を確かめている段階。しっかり確認してから(捕手を)座らせようかなと思っています」
計画通りなら7日連続のブルペン入りを経てキャンプインすることとなり、過去の苦い春とは雲泥の差だ。3年目を終えた13年オフに右手人さし指と中指の血行障害の手術を受けるなど気温の低い時期は調子が上がらないことが多かった。今年は筋肉量を増やすメニューに取り組むなど調整方法を一新。意図したわけではなく、状態のよさから自然とブルペン入りが急増した。
昨春キャンプはインフルエンザ発症で調整が遅れ、開幕後の4月上旬には右脇腹違和感で離脱。5月下旬の戦列復帰後も8月下旬まではセットアッパーに回った。球団史上初の3連覇を目指す今季はもちろん年間通して抑えの座を務め抜く決意だ。「当日のメニューにもよるけど、キャンプに入ってもできる限り(ブルペンに)入っていこうかなと思う」。球春を待ち望む守護神に死角は見当たらない。(河合 洋介)
☆状態がいい、ってのがいいですね。無理をしてペースを上げている訳ではないですから。
☆K.O的には、守護神はやはり、中崎くん。これも守護神になり始めの頃からずっと言っていること。守護神には中崎くんが最適、だと思います。
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source : K.Oのカープ・ブログ。