2018年1月30日火曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.1.30、緒方監督就任後インタビュー(1)・隠れた才能・初の2軍スタート。


◇広島 チームを37年ぶり連覇に導いた現指揮官・緒方孝市 vol.1 1/28(日) 6:02配信 広島アスリートマガジン

 野村前監督を5年間コーチとして支え、14年オフに緒方孝市が監督に就任した。
 カープ一筋に生きてきた男はチームを25年ぶりの優勝、そして37年ぶりの連覇へと導いた。
 連覇を成し遂げた指揮官は就任時から、最大の目標である優勝を力強く口にしていたーー。

[広島アスリートマガジン 2014年12月号掲載]

*  *  *  *  *  *


◆選手との 積極的なコミュニケーション

― コーチでの5年間、さまざまな角度から選手を見て接してこられたと思いますが、監督に就任されてから選手と接する感覚に違いはあるのでしょうか?

「自分のなかではそんなに変えようとも思っていませんし、今までの自分でいいと思う部分はありました。
 しかし、選手の立場からすると、やはり同じ目線で私を見ていない感覚はあります。改めて監督という存在は、自分が思っている以上に選手には大きいのだと感じています」

― 選手とのコミュニケーションは、これまでと同じスタンスを取られるのでしょうか。

「今まで以上に自分から近寄って話をして、選手との距離を近づけたいと思っています。まだ私も慣れない部分もあるでしょうが、野球だけのコミュニケーションだけではなく、挨拶一つにしても、正直に今日は体調が良いとか悪いとか、選手のいろんな部分を見ていきたいと思っています」

― 課題を埋めるために必要なものは、どのように考えていますか?

「やはり戦力の底上げでしょう。ケガ人が出て戦力が落ちるのではなく、そこを穴埋めできる選手が必要だと考えています。経験という部分では、今季優勝争いを経験したことによって、来季にその経験を生かしてほしいですね。
 若い選手を起用するにしても、競争という部分をもう一回強く意識させてやっていかなければならないと、改めて感じています」


(広島アスリートマガジン2018年1月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 緒方孝市(おがた こういち)
 1968年12月25日生、佐賀県出身。
 86年ドラフト3位で広島入団。プロ9年目の95年から3年連続で盗塁王を獲得。5度の3割、6度の20本塁打以上をマークするなど、俊足と強打が武器の外野手として長年チームの主力として活躍した。
 09年限りで現役を引退すると、翌10年からは野村カープの一軍コーチとしてチームを支えた。14年オフに一軍監督に就任。1年目の15年は4位に終わったものの、16年にはチームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、17年には37年ぶりとなる2年連続優勝の偉業を達成した。


☆2013年には16年ぶりのAクラスの3位、2014年も3位と、徐々に力をつけつつあったカープ、緒方監督就任1年目の2015年は、最後の最後で阪神にまくられ、まさかの4位。この年は、エルさん、グスマン、シアーホルツ、ロサリオと、打線は外国人頼みでしたが、その外国人がうまく機能せず。打点チーム1位の丸が63打点、2位が新井さんで57打点、3位エルさんが54打点、4位が田中くんで45打点。ちなみに昨年は、1位丸が92打点、2位誠也くん90打点、3位エルさん78打点、4位松山77打点、5位田中くん60打点。得点力は、段違いです。


☆で、その得点力の源泉となっているのが、タナキクマル。彼らは塁に出る役割も返す役割もできる。また守備走塁でも、チームを引っ張っている。緒方監督になってからの大きな出来事といえば、田中くんを「1番ショート」に据えたことと、若きスター、誠也くんの登場でしょう。田中くんをショートに据えたことでセンターラインと上位打線が固定され、誠也くんが4番に座る。下位には新井さんやエルさん、松山、安部ちゃんが座る。息の抜けない打線になっていると思います。


◇広島・田中、リーダーの自覚「自分のことより、チームを優先する」 1/29(月) 22:26配信 デイリースポーツ

 広島・田中広輔内野手が29日、リーダーの自覚を示した。

 昨季は最高出塁率と盗塁王のタイトルを獲得した不動の1番。春季キャンプのテーマを聞かれると、「新しいことをやるとか、そういうのはない」とサラリ。「自分のことより、チームのことを優先していきたい」と続けた。

 選手の立場をわきまえながら、後輩への助言も惜しまない考えだ。


☆緒方監督はもう田中くんに関しては、最初から固定して使うつもりで、「1番ショート」に抜擢してましたからね。それに見事に応え、年々「1番ショート」らしくなっていきました。首脳陣の見る目は間違ってなかったということだし、その期待に見事に応えた田中くんも立派。


☆で、この人は、4番争いにも加わろうかという勢い。


◇バティスタ『カープの4番』名乗り 「打率・280、30発、100打点」 1/29(月) 6:03配信 デイリースポーツ

 広島のサビエル・バティスタ内野手(26)が28日、緒方監督から期待される今季の4番争いに名乗りを上げた。同僚のアレハンドロ・メヒア内野手(24)と共にドミニカ共和国から来日。このオフは母国でウインターリーグに参戦し、レベルアップを図った。同リーグに出場していた阪神の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28)にも負けない活躍を誓った。

 いつも陽気なバティスタがキリリと表情を引き締めた。雪が舞う広島空港に降り立ち、緒方監督から4番候補に名前を挙げられている事実を知った。「そう言っていただいて、うれしいです。任されたら、しっかり応えられるように準備したい」。キャンプインを前に堂々と4番争い参戦を表明した。

 昨季は61試合に出場し、打率・256、11本塁打、26打点。6月に支配下登録を勝ち取り、プロ初打席から2打席連続本塁打の衝撃デビューを飾った。リーグ連覇を決めた9月18日・阪神戦(甲子園)では、決勝打を記録。パワーと勝負強さを兼ね備え、DeNAとのCSファイナルS第3戦では4番にも抜てきされた。

 しかし、大一番では4打数無安打と沈黙。走者を置いた場面で凡退を繰り返し「他の打順とは少し違った」と振り返る。「4番はその前の3人が塁にいるので、かえすことが仕事。そういう責任を感じた」。鈴木、松山、新井、エルドレッド…。悔しい経験を糧に、強打者がひしめくチーム内競争に割って入る意気込みだ。

 オフは母国のウインターリーグに参加し、攻守に磨きをかけてきた。同リーグでは「エスコヒード」に所属し、スターリング・マルテ外野手(パイレーツ)とプレー。17年WBCに出場し、ゴールドグラブ賞を2度獲得した母国の英雄から「今やっていることを続けて、しっかり頑張れ!」と激励されたことが、新たな発奮材料となっている。

 「いろんなメジャーリーガーと一緒にプレーして、いろいろ学ぶことができた。すごく勝ちにこだわっていたし、野球を楽しんでいた。参考になった」

 ハングリー精神旺盛な男は阪神の新助っ人ロサリオにも対抗心を燃やす。年俸3億4000万円はバティスタの約17倍。「韓国でいい成績を残したのは知っているが、日本に来て成功できるか分からない。頑張って、ロサリオ以上の成績を残したい」と闘志メラメラ。「打率・280、30本塁打以上、100打点」を目標に掲げ、今季も“バティスタ旋風”を巻き起こす。


☆まだ経験不足なところもありますが、バティスタが常に自分のバッティングができるようになれば、これはえらいことになりますよ。ピッチャーの特徴を覚えたり、狙い球の絞り方など、まだまだやらなければならないこともたくさんありますが、大化けする可能性は大、です。


☆一方、「単なる寄せ集め」ではなく、チーム作り、という点では、将来も見据えた若手の育成も視野に入れておかなければなりません。


◇今季ブレーク有力!広島19歳・坂倉“もう一つの隠れた才能”とは… 1/29(月) 9:30配信 スポニチアネックス

 育成の広島から、今季ブレークするのは誰か。予想してもらえば、おそらく大半の球団関係者やカープ担当記者は、強打の若手捕手の名前をあげる。

 坂倉将吾、19歳。昨季は高卒1年目ながら、ウエスタン・リーグ2位となる打率・298を記録した。9月30日のDeNA戦ではプロ初安打となる適時打を放ち、10月のファーム日本選手権で巨人・森福から放った本塁打は、2軍日本一を決める決勝弾となった。若手では群を抜く打撃センスは、すでに知られたところ。今春、初の1軍キャンプスタートをつかんだ坂倉と接していると、もう一つの隠された才能が見えてくる。それは“コメント力”だ。一本筋の通った持論に、これまでも何度か驚かされてきた。

 「1軍には石原さんや会沢さんもいるし、これから疑問に思ったところは聞きに行くこともあるかもしれません。でも、毎回毎回聞きに行っているようではダメだと思う。ちゃんと自分の中で考えて、それでも分からなくなったり、壁にぶつかったときに先輩にアドバイスをもらいにいくことはあるかもしれない。でも、教えてもらうことで満足しているようでは成長しないと思っているので」

 先乗り合同自主トレでは、連日ブルペンに入り、先輩の球を受ける。隣には同じ高卒で今季8年目を迎える磯村が、持ち前の明るさと心地良いミット音を響かせて、投手を調子よく乗せていく。一方の坂倉は、納得のいく“音”を確率よく出せるわけではない。「すみません! でも、ナイスボールです!」。何度も悔しそうな表情を浮かべ、正解を求めてひとり自問自答を繰り返している。

 周りに流されない芯の強さは、高校のころから変わらない。日大三で猛練習に耐えたが、高校3年間で甲子園出場はかなわなかった。今春、母校の選抜出場が決定。しかし、そこに“嫉妬”はない。「うらやましいという感じはないですね。高校のときも、僕は甲子園が全てとは思っていなかったというか…。もちろん、行きたかったですよ。でも、野球をやっていく中での通過点というか。だから、今も甲子園を特別な球場とは思っていないですね」。誤解を招かないように慎重に言葉を選びながら、偽らざる本音を教えてくれた。

 ありふれたコメントをして、やり過ごすことはしない。今日は何と答えてくれるだろうか――。19歳の選手が、そう思わせてくれる。坂倉の野球観は、ひと味違う。(河合 洋介)


☆いやいや、しっかりしてますわ。プロに向いてる、というのは、まさにこういう性格のことを言うんでしょうね。


☆やはり、「自分で考えられる」選手は、伸びます。知らないことは教えてもらうべきですが、教えてもらったことを元にして、自分で考えられないとダメなんですよね。現実というのは往々にして、自分の思ったようにはなりませんから。その思うように現実が動かなかった時に、どれだけそれに対応できるか。そのためには、常に自分で考えられなければ、自分で対処することができません。


☆状況判断、咄嗟の判断。打球への反応、タイミングの取り方に至るまで、試合にどれだけ対応できるか。またうまくいかなくても、どれだけ落ち着いて対処できるか。その辺坂倉くんは、かなり長けてるんじゃないでしょうか。


☆一方、投手陣でも、今年は楽しみな若手がたくさんいます。


◇カープ塹江88キロ自己最重量ボディー 1軍定着へ球威アップの下地できた 1/29(月) 9:01配信 デイリースポーツ

 広島・塹江敦哉投手(20)が28日、88キロの自己最重量ボディーで春季キャンプに臨み、開幕1軍を勝ち取る決意を示した。宮崎・日南での先乗り自主トレに参加し、ブルペンで90球を投げた。合同自主トレを行ってきた中崎から下された、4年目で初となる開幕1軍&プロ初勝利指令に応えてみせる。

 1軍で戦力となるための自覚の表れだった。球場内のウエートルームから出てきた塹江は、このオフに掲げていた2キロ増量に成功したことを明かした。ウエートトレはもちろん、あまり得意としてこなかったプロテインを毎日、朝食後と練習後に摂取。88キロの肉体に「(これまでで)一番重いです」と声を弾ませた。

 「今のままでは、1軍に上がれないと思った。球の力や安定感を出すために筋量を上げる意識でやりました」

 持ち味の直球に加え、課題の制球力アップは不可欠。そのためにも特に体幹を鍛えながら筋量を増やし、下地を作った。仕上がりにも一定の手応えを得て、現在は技術面の向上に精を入れる。この日もブルペンやネットスローで左腕を振り続けた。

 3年目の昨季はキャンプ1軍スタートも、結局は1軍登板なしに終わった。今春も1軍スタートに食い込んだだけに、チャンスをつかみたい。チームは先発、中継ぎを問わず、左腕の確立が課題で「(起用法の)こだわりはないですし、チームに貢献したい。競争なので、そこに勝つ気持ちはある」と闘志を燃やした。

 「開幕1軍と初勝利を挙げることが、今は一番大事。ザキさん(中崎)にもそう言われてます」。2年連続でオフに合同自主トレを行った先輩からも下されたノルマ。細かい技術面や心構えなども助言してくれる中崎への感謝を示すためにも、増量したボディーで花を咲かせる。


☆中継ぎが面白いんじゃないですかね。短いイニングならごまかしも利くし(笑)、バッターも対応しづらいんじゃないでしょうか。


☆ただ、中継ぎの層も厚いですからね。


◇広島・一岡 今季も脱力投法「交流戦でつかめた」 1/29(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 広島・一岡が合同自主トレに初合流し、変化球を交えながらブルペンで捕手を座らせて60球の投球練習を行った。

 「以前は着地と同時に100%の力を入れていたけど、今はキャッチボールの状態でマウンドに上がる感覚。(昨年の)交流戦でつかめた」と一岡。歩幅もそれまでの7歩から6歩半に狭め「そんなに力を入れなくても球が行く感覚がある」と言う。昨季は59試合で防御率1.85をマーク。「今季も去年並みの成績を残したい」と話した。


☆一岡くん、中田くんが頑張ったおかげで、中継ぎ陣は随分安定しました。左不足が言われてますが、右ピッチャーでも左バッターを抑えればいい訳で、きちんと左バッターを抑えられる左ピッチャーでない以上、一岡くんや中田くんあたりを下へ落としてまで使うメリットはないように思われます。


☆そう、「左の中継ぎ」は、絶対に左バッターを抑えられなきゃ、ベンチに置いておく意味がないんですよ。


☆で、使えない選手は、「選手」として置いておく意味がない。プロは厳しい世界ですから。


◇広島・福井逆襲の42球 初の2軍スタートも「いい意味で期待裏切る」 1/29(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 広島・福井優也投手(29)が28日、廿日市市の大野練習場で新春初めてブルペン入りし、捕手を座らせて力強く42球を投げ込んだ。プロ入り初の春季キャンプ2軍スタートをバネに、開幕後の逆襲を誓って背水の陣を敷く8年目。習得中の首の力を抜くフォームで制球を安定させ、スポット参戦から先発陣に割って入る意気込みだ。

 投じられた球がいかに力強かったか、ひときわ甲高い捕球音を聞けば歴然だ。大野練習場での合同自主トレ。福井は捕手を座らせて真っすぐのみ42球を投げた。表情に、投球に今季に懸ける意気込みがにじみ出ていた。

 「寒い時期だし、初めてのブルペンにしては、感触は悪くない」

 昨季は1勝3敗、防御率7・16。要所で四球から失点、自滅する悪癖が顔を出し、その度に苦渋の表情を浮かべた。いきおい秋季キャンプは2軍。今春も2軍からのスタートが決まった。プロ入り8年目で初の屈辱。右腕は淡々と受け止める。

 「秋もそうだったので、やっぱり…という感じ。そういう立場になったと思うし、逆に少し楽になった」

 背水の陣を敷く。例年通り新春は東京都内で4日に始動。師事する安福一貴トレーナーのもとで、強いストレートとフォームの安定性を追求しながら、23日まで自主トレに励んできた。逆襲の成就に向け、新たに意識するのは首の脱力だ。

 「右肘を上げるのに意識するのが首。肘が上がれば角度が付くけど、首に力が入ると上がってこない。力を入れないわけじゃなく、要は力の入れどころ」

 2月には30歳。口を突く言葉には意気込み一辺倒ではなく、冷静に振る舞おうという思いが透けて見える。結果を欲しがり、力んでは制球を乱す、あるいは自分を見失う。過去との決別――。誰に言われるまでもない。本人は十分わかっている。

 「スタートがどこであっても、最終的に上にいればいい話。気持ちを強く持ち、結果として出すだけ。まずは1軍で投げられる立場を築き、いい意味で期待を裏切りたい」

 リーグ3連覇の鍵を握る投手陣。中でも先発は、決まっているようで不透明感が拭えない。長いシーズン、福井が割って入る余地は十分ある。曲折を乗り越え逆襲へ。右腕は静かに燃えている。(江尾 卓也)


☆昨年は何が悪かったんだか、よく分からない。制球難、って感じでもなかったと思うんですけどね。


☆簡単に言うと、結局「攻めてない」ってことだと思うんですけどね。ランナーを出すと慎重になりすぎ、ボールを置きにいってしまう。ランナーの1人や2人、くらいの気持ちで、バッターを打ち取ることに専念していいんじゃないでしょうか。


☆チャンスは間違いなくあると思います。で、そのチャンスを生かせるだけの力は、持っているはず。そのチャンスをもらった時に、自分の持っている力を出せるかどうか。まずは「自分の持っている力」を知ることじゃないでしょうか。


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source : K.Oのカープ・ブログ。