2018年2月27日火曜日

'18 カープ・キャンプリポート(22)~2/26、回復も慎重・収穫と課題・守備の基本。


☆さて、昨日の話題。


◇カープ大瀬良、収穫と課題 直球の威力抜群も… 2/26(月) 9:00配信 デイリースポーツ

 「オープン戦、巨人(降雨ノーゲーム)広島」(25日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 今年初めての対外試合のマウンドで、収穫と課題を見つけた。広島・大瀬良大地投手(26)が25日、巨人とのオープン戦に先発。二回2死一塁で突然のスコールに見舞われノーゲームとなったが、そこまでは2安打1失点、3奪三振。「いいものも出たし課題も出た。持ち帰って、いいものにしていかないと」と振り返った。

 収穫は最速149キロを計測した直球だ。初回、先頭の坂本勇をファウル2球で追い込むと、3球目146キロで空振り三振。吉川尚も147キロで見逃し三振に仕留めた。2者連続三振に「真っすぐは良かった。坂本さんを詰まらせることもできていた」とうなずいた。

 一方で、ゲレーロには真ん中に入ったカットボールを左中間席へ運ばれるなど、変化球の精度に課題を残した。捕手の会沢からも「ボール自体は良かった。あとは高さや変化球の細かいところ」と指摘され、すぐにブルペンで21球。反省点の変化球の修正に努めた。

 それでもダイナミックな新フォームから繰り出す力強い球は、剛腕復活を期待させる。緒方監督も「全然、問題ないね。今年は球に力がある」と絶賛。続けて「かなり期待している」と力を込めた。

 過去2年はキャンプ途中に離脱。ブルペンで投げ込みができず、シーズンに響いたこともあった。確かな手応えと共に、3年ぶりにキャンプを完走する。


☆昨日もお話しましたが、会沢もやはり変化球の精度が気になったようですね。そこは修正が必要だと思います。


☆ただ、緒方監督も、高評価。


◇大瀬良いい 緒方監督「今年は球に力があるからかなり期待」 2/26(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 ◇オープン戦 広島0―1巨人(2回裏2死降雨ノーゲーム)(2018年2月25日 沖縄セルラー)

 先発した広島・大瀬良は2回途中に降雨ノーゲームとなるまで打者7人と対戦して3三振を奪う力投を見せ「直球で押せているところは良かった」と手応えを口にした。

 先発に戻った昨季に10勝を挙げた5年目右腕は、球の力強さを求めて左腕をやや高く上げるフォームに。オフから続ける取り組みが実を結びつつあり、緒方監督は「今年は球に力があるからかなり期待している」と賛辞を惜しまなかった。


☆勝ち星はもちろん、エース級のピッチングをしてくれれば、投手陣全体に与える影響も大きい。今年は信頼されるピッチャーになってほしいですね。


☆お次は、田中くん。


◇【広島】田中、ベンチスタートの弟・俊太の前で意地の安打 兄の威厳保った 2/26(月) 6:06配信 スポーツ報知

◆オープン戦 巨人―広島=降雨ノーゲーム=(25日・那覇)

 兄の威厳がひと振りに詰まっていた。広島の田中が初回、プレーボール直後の直球を中前にはじき返した。「外寄りの速い球を振っていこうと思ったら、ヒットになってくれた」。続く菊池の3球目に二盗は失敗したが、見せ場を作った。

 試合前のセレモニーで、ドラフト5位で巨人に入団した弟の俊太=日立製作所=と並んで花束を受け取った。「粋な計らいをしてもらって両親も喜んでいると思う。(ユニホームは)似合っていると思いますよ」。2人でカメラに納まって照れ笑いした。俊太は「不思議な感じでした。僕はまだ1年目なのでコツコツとやって、戦えるようにしたい」と同じ内野手の兄に続くことを誓った。

 弟はスタメンから外れ、出場前に降雨ノーゲームとなったため、同時にグラウンドに立つことはなかった。昨季盗塁王に輝いた4歳上の兄は「シーズンで実現できたらいい。彼も実力を評価されて入ってきていると思いますから」と兄弟そろっての活躍を思い描いた。(表 洋介)


☆いやいや、巨人の選手ですから、活躍してほしいような、してほしくないような(笑)。カープ戦以外にして下さい(笑)。


☆さて、守備でやらかした(笑)、西川くん。


◇広島西川がただ1人守備漬け「基本に立ち返れた」 2/26(月) 17:45配信 日刊スポーツ

 広島の西川龍馬内野手(23)が沖縄キャンプの26日、「守備漬け」の1日を送った。全体練習にシート打撃が組み込まれたが、西川は三塁守備のみ。野手でただ1人、打席に立たなかった。

 24日の楽天とのオープン戦で2失策しており、懲罰的な意味合いも含まれていたようだ。またシート打撃後も約50分間の特守。高ヘッドコーチのノックを受け続けた。「すごくいい練習になった。股を割って、しっかりステップして投げる。しっかりと基本に立ち返れた」と振り返った。


☆サードの守備は、セカンドやショートとまた違いますからね。ただ、守れなければ、やはりレギュラーにはなれない。守備でもチームに貢献できるようになってほしいですね。




☆さて、キャンプも残すところ、あと1日。


◇広島・丸、右肩痛回復でシートノック再開も慎重「再発しても意味がない」 2/26(月) 20:44配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、コザ)

 丸佳浩外野手が、シートノックを再開した。右肩の仕上がりが遅れていたが、回復は順調。「今日と明日で上げられるところまで上げようという話だった」と説明した。

 実戦での守備復帰の時期については「なるべく早く合流できるようにしたい」と前向きに話しつつ「再発しても意味がない」と慎重な姿勢も示していた。


☆おっしゃる通りで、年間を通して働いてもらわないと困る選手ですから、その辺は自覚が必要。丸もそれを分かってるんだと思います。


◇カープ鈴木、攻撃的な走塁で右くるぶし回復アピール「もう少しかな」 2/26(月) 22:10配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、コザ)

 右くるぶしの骨折から復活を目指す鈴木誠也外野手が、シート打撃の走塁で順調な回復ぶりをアピールした。 死球で出塁し満塁となった場面。会沢の右犠飛でタッチアップし、二塁へ滑り込んだ。故障後、実戦形式の練習で全力疾走してスライディングするのは、この日が初めてだ。「まだ怖さがある。もう少しかな」と慎重な姿勢を崩さなかった。


☆こちらも、丸と同様。様子を見ながら、慎重にやってほしい。オープン戦の時期もあるし、万全になった時点でゴーサインを出せばいいと思います。


☆さて、掛布さんが来訪。


◇【広島】阪神・掛布SEAがジョンソンを警戒「去年とは雰囲気が違う」 2/26(月) 19:16配信 スポーツ報知

 阪神の掛布雅之シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、62)が26日、広島の沖縄キャンプを視察し、クリス・ジョンソン投手(33)の仕上がりの良さに警戒心を強めた。球場到着後にブルペンに足を運び、「去年のジョンソンとは雰囲気が違うんだ。ガッチリしているから」と熱視線を送った。

 一昨年に沢村賞に輝いたジョンソンだが、昨季は度重なる体調不良で13試合の先発で6勝3敗、防御率4・01に終わった。掛布SEAは2軍監督だった昨年、ウエスタン・リーグの調整登板で左腕の状態を見ていた。「去年は体重が落ちて、細くなったと聞いていたけど、今年は違う。それなりに投手の頭数は上げられるから、阪神にとっては手ごわい」と、3連覇を狙う王者の底力を認めていた。


☆ま、そりゃ昨年とは違います。今年は順調に来てますからね。


☆今のところ、先発陣は昨年より間違いなく質は上がってると思います。さらに若手が絡んでくれば、もっと面白くなる。


◇広島・アドゥワのアピール続く 主力を抑え「手応えあった」 2018.2.26 18:18 サンケイスポーツ

 広島春季キャンプ(26日、沖縄・コザ)

 2年目の広島・アドゥワが好アピールを続ける。シート打撃に登板して主力の田中、菊池、丸、鈴木ら6人を完璧に抑え「前向きに捉えられる。手応えもあった」と自信を深めた様子だった。

 196センチの長身から繰り出す直球に加え、チェンジアップの精度も上がり、投球の幅が広がりつつある。1軍初登板が懸かる勝負の3月へ「目の前の試合で結果を残すだけ。一戦一戦必死にやっていきたい」と強い意欲を口にした。


☆アドゥワくんは、上背もあるし、フォーム的にも、バッターがタイミングを合わせにくいフォームを目指すといいと思います。後はオープン戦その他、実戦で経験を積んで、ピッチャーとして必要な要素を揃えること。


☆高橋昂くんと、ローテ枠を争えるところまで行けば、これは面白くなります。




☆さておしまいは、新井さん。


◇広島・新井、大先輩のレジェンド左腕とのひそかな交流 2/26(月) 14:00配信 デイリースポーツ

 「それ、誰かに聞いてネットで見たよ!」

 新井は驚いた表情でそう言った。2月17日のこと。広島の2次キャンプ地・沖縄を訪問した球団OBの江夏豊氏が、リーグ3連覇のキーマンに新井の名前を挙げたのだ。

 「お兄ちゃんだな。ボチボチ終わりだろうと楽しみにしている」

 黒いサングラスの奥の目は笑っていたが、伝説の左腕は威圧感たっぷりだ。“江夏流”のジョークで笑わせると、続けて「彼の背中を見て育った選手もいっぱいいる。1年でも長くグラウンドに立ってもらいたい。彼の性格からすると、打てなくなったら自分で答えを出すタイプの人間だけど、ケガをしないようにシーズンを送ってほしいな」と一転して今度は愛情たっぷりのメッセージを送った。

 日南キャンプ参加中の新井に江夏氏の話題を尋ねた時の反応が冒頭の言葉だ。そして、レジェンド左腕とのこんな「秘話」を明かしてくれた。

 「江夏さんは大先輩だから。ちょくちょくメールのやりとりをしている。たまに『おい、メル友!』と。うれしいことに見てくれていて。試合でいいところで打ったら『ナイスバッティング。頑張れ』とメールを頂ける。だから返信まですごく考えるよね(笑)。『いつもありがとうございます、頑張ります』。これはちょっとまずいかなとか(笑)。考えないといけないから、返信にめっちゃ時間がかかる(笑)」

 なんと、新井と江夏氏はメル友だという。江夏氏は「個人的にお兄ちゃんのファン」と明かしていたが、どうやら本当のようだ。新井も恐縮しつつ「本当にうれしい。タイガースの時から気にかけてくれていて、よくしてもらって、ありがごうございます」と、大先輩へ感謝のまなざしを向けていた。

 プロ20年目を迎えた新井のキャンプも間もなく終了する。「今年はいいんじゃないかな、去年よりいい」とうなずくように仕上がりは上々だ。今年も江夏氏からたくさんお祝いメールが届きそうだ。(デイリースポーツ・杉原史恭)


☆往年の豪速球が投げられなくなってからの江夏さんは、抑えとして活路を見出だします。野村克也さんとのやりとりは有名ですが、江夏さんなりにもちろんプライドはあっただろうし、抑えとしてやっていく、というのには、相当の覚悟があったはず。


☆その「抑えでやっていく」と背中を後押ししたのはやはり、自身のプライドでしょう。制球を重視し、打者心理を読むことでバッターの裏をかく。当時「抑え」などというものはなかったにもかかわらず、抑えというポジションで生きていくことを決意し、「抑え」の魁となったのが、江夏さんでした。


☆新井さんにも、そういう「新井」という選手としてのプライドがある。自分の野球に対する考え方も、こだわりもある。若い選手はそういうところを見習って、どういう選手になりたいのか、そして自分の野球というものを追求して、「なりたい選手」になってほしいものです。


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source : K.Oのカープ・ブログ。