☆さて、監督賞の話題に絡めて、あれこれ。
◇カープ緒方監督サプライズ演出 春季キャンプ初の監督賞5人に贈呈 2/28(水) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)
広島・緒方孝市監督(49)がキャンプ最終日の27日、サプライズで沸かせた。練習後、ナインの輪に歩み寄り、高橋昂、アドゥワ、藤井皓、下水流、上本へ「監督賞」を贈呈。「頑張って目立っていた。期待を込めて」。監督就任以来春季キャンプでは初。南国らしい青空の下、ナインに笑顔が広がった。
指揮官の粋な計らいに選手のモチベーションも自然と上がった。藤井皓は「知らなかったです」と驚きつつ、「うれしい。もっと自分のできることをやっていきたいです」と表情を引き締めた。ムードメーカーの上本も「声が評価されたと思う。励みになる。頑張りたいです」と笑った。
キャンプのテーマに掲げていた新戦力台頭が兆しを見せた。高卒2年目の高橋昂、アドゥワが好投を続け、同期の坂倉も攻守で成長をアピール。指揮官は監督賞を贈った5選手以外にも塹江、坂倉、堂林、西川の名前を挙げ「しっかり練習ができていた。いいものをもっと見せてほしい」と期待を寄せた。
「不安材料もある」とも言った。中村祐、バティスタがケガで途中離脱、安部も腰痛で別メニュー中だ。ただ「1カ月もやれば体も疲れてくる。100点満点はない」と冷静に受け止める。「オープン戦ではチームの戦い方を意識してやっていく。そういう中で内容と結果が付いてきたら開幕メンバーに入れる」と指揮官。開幕まで約1カ月。いよいよ戦力の見極めが始まる。鯉将の鋭い目は本番を見据えていた。
☆まずは、高橋昂くん。
◇カープ高橋昂、開幕ローテ6人目グイッ!緒方監督賞「充実感ある」 2/28(水) 6:01配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)
広島の高橋昂也投手(19)が27日、充実した表情で春季キャンプを打ち上げた。2年目で初めて1軍に抜てきされた左腕は実戦でも内容、結果を残し、アピールに成功。首脳陣の評価はうなぎのぼりだ。この日はブルペンで94球を投げてキャンプの総仕上げ。3月から本格化するオープン戦でも好投を続け、開幕ローテの6人目をつかみ取る構えだ。
乾いた捕球音をブルペンに響かせた。高橋昂が投じた今キャンプ最後の1球。左打者の内角を想定して投じた94球目は、威力のある直球だった。3月から始まる開幕ローテ入りを懸けた第2ラウンドに向け、最高の準備を整えた。
「レベルアップができたし、良い経験もさせてもらった。1軍の選手を間近で見ることができたし、充実感があるキャンプを過ごせたと思います」。19歳は汗をぬぐいながら言葉をつむいだ。
3日のフリー打撃初登板から結果を残してきた。11日の紅白戦では3回4安打無失点と好投し沖縄2次キャンプ行きを決めると、初の対外試合となった18日の中日戦でも物おじせず腕を振り、3回1安打無失点でまとめた。
24日の楽天とのオープン戦では内田に2ランを被弾。これが1軍で初めて浴びる本塁打だ。「勉強しながら成長してほしい」と畝コーチは言い続けてきた。高卒2年目左腕にとっては失投を見逃してもらえないことを身をもって痛感した、貴重なマウンドになった。
この日のブルペンではフォームを修正した。「最近はしっくりきていなかったので」と高橋昂。納得いくまで投げ込み、球数は自然と増えた。それでも投げるたびに上半身と下半身のバランスが良くなり、球質は上昇カーブを描く。手応えを感じて投げ終えた94球だ。
開幕ローテ入りを目標に掲げる。野村、ジョンソン、薮田、大瀬良、岡田の5人が決定的で残り枠は1人。緒方監督はキャンプ前、投手力底上げが3連覇のキーポイントとし、新戦力の台頭が欠かせないと力を込めていた。この日のキャンプ総括で目にとまった選手を問われた指揮官が、真っ先に名前を挙げたのは高橋昂だ。監督賞も授与し、さらなる成長に期待を寄せた。
開幕まで1カ月。これからはふるい落としが始まる。結果を残すことでしか生き残れない、し烈なサバイバルレース。「(首脳陣を)納得させる投球を見せたい。最後まで1軍に残れるように結果にこだわっていく」。沖縄の青空の下で高橋昂が力強く誓いを立てた。
☆ま、まだ高卒2年目ですから、過大な期待は禁物だと思いますが、器としては、エース級。1軍で試してみる価値は十分にあります。打たれたり、いろんな失敗を重ねることで、より成長できる。オープン戦では、打たれても、その後が大事になってきます。
◇広島は育成着々 「監督賞」の若手3投手に他球団もため息 2/28(水) 12:00配信 日刊ゲンダイDIGITAL
リーグ連覇中の広島が27日、春季キャンプを打ち上げた。
宮崎・日南から沖縄へ移動した約1カ月間の日程を終えた緒方孝市監督(49)は、「若い人にとってこの期間は第1段階だったが、いいものを数多く見せてくれてうれしい」と若手のアピールに笑顔。練習後にはナインの円陣に歩み寄り、高橋昂也(19=2年目)、アドゥワ誠(19=2年目)、藤井皓哉(21=4年目)の投手3人と、上本、下水流の野手2人の計5人に「監督賞」を贈った。
「頑張って目立っていた。期待を込めて」(緒方監督)
野手2人は内、外野のスーパーサブ的存在だが、投手3人は、いずれも高卒の若手有望株。広島のチーム関係者がこう言った。
「昨年はシーズン途中で中継ぎから転向した薮田が15勝3敗、2年目の岡田が12勝5敗で前年に引退した黒田の穴を埋め、リーグV2に貢献した。とはいっても、活躍したのは1年。まだ計算はできない。救援陣はさらに不安視されている。先発は野村、ジョンソン、大瀬良あたりが軸になるが、若手にチャンスがある状況ではある。ただ、監督が名前を挙げた3人に対しては、今年どうしても出てきて欲しいというほどの切羽詰まったものはない。チームが勝っている今のうちに、ノビシロのある高卒の若手を競わせ、数年後を見据えた育成をしようという球団方針です」
他球団にはため息の出る話だ。特に、吉川尚ら4人がインフルエンザA型に感染し、緊急措置としてこの日、沖縄・那覇2次キャンプを1日前倒しで打ち上げた巨人はそうだろう。こちらも「球団方針」として盛んに「若返り」をうたってはいるものの、期待の岡本らはアピール不足。掛け声だけが響き、まったく実体が伴いそうにないのが実情だ。
そんな巨人からみれば、次の世代がどんどん台頭する広島は、まぶしく映るに違いない。
☆その村田に関して、こんな話。
―― 内野手についてはどうですか。
「村田修一が巨人を戦力外になって、獲得するかどうかという話はありました。彼がチームに入れば間違いなく戦力になるのですが、そうすると若い選手――廣岡大志、西浦直亨、藤井亮太、奥村展征たちに出場機会を与えることが難しくなってしまう。彼らに力をつけさせる環境をつくることが、僕の仕事だと思っています。さらにドラフト1位ルーキーも村上宗隆も捕手からコンバートしてサード1本でやらせるわけです。村田がいれば使いたくなってしまうので、チームの将来を見据えると(獲得を見送る方が)いいのかなと……」(ヤクルト小川監督が「村田修一の獲得を見送ったわけ」を論理的に話す 2/23(金) 8:21配信 webスポルティーバ)
☆ま、論理的かどうかはともかく(笑)、要するに、そういうこと。巨人は村田を放出して、さあようやく岡本の育成か、と思いきや、サードはマギー。レフトもゲレーロで、岡本の出る幕はなし。
☆昨年陽をFAで獲りましたが、陽は31歳。後5年働くとして、さてその間に橋本到や重信が育つかどうか。重信は5年後には29歳、橋本到は32歳になります。丸のように、定着させることを前提に我慢して使っていれば、一人前になるかも知れませんけどね。
☆補強というのは、あくまで足りないところを補うもの。で、基本のチーム作りは、ドラフトを含めた育成計画によって為されるもの。巨人も各ポジションのことを考えてドラフトはやってるんでしょうが、大物を補強することで若手が育たないのであるとすれば、本末転倒も甚だしい。皮肉にも、若手が出てくるのはFA選手が離脱や不調に陥った時、ということになりますが、その時になって急に使ったって、そりゃ働く訳はないんですよ。
☆阪神も、福留・糸井とFAで大物を獲ったことによって、外野がダブついてる。伊藤隼・江越らに加え、高山まで微妙になってしまいました。で、例えば高山を使えば、中谷はベンチ。内野も、金本監督は大山を使いたがってますが、おかげでサードの鳥谷はセカンドへ、となると上本があぶれる。ショートは誠也くん世代のスター候補、北條が定着せず。これらは、攻撃優先で布陣を考えているため、肝心のセンターラインが固定しない、なんてことになってる訳です。
☆巨人も阪神も、戦力だけ見れば十分優勝できる戦力。一昨年は阪神、昨年は巨人がカープには勝てませんでしたが、この2球団がしっかりチーム作りをすれば、カープが独走で優勝、なんてことはなかったと思います。
☆要するに、カープは、補強をせず、育成を中心にチーム作りをしたからこそ、強くなれたんですよ。補強をしないから勝つ気がない、なんていう前近代的なことを言ってる人は、今の野球、そしてカープのことが、少しも分かってない。で、厳しいことを言えば「野球が分かってる」と思ってるのか、罵倒することしかしない。で、優勝すれば「よくやった」、CSや日本シリーズで負ければ「それ見たことか」。
☆優勝する方が難しいに決まってるじゃないですか。セ・リーグで優勝できるチームは6球団で1つだけ。「優勝しない」と予想する方が簡単に決まってます。
☆さて、監督賞、野手の方。
◇カープ下水流、野手No.1の活躍 対外試合12打数7安打で監督賞ゲット 2/28(水) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)
広島・下水流昂外野手(29)が27日、2年ぶりの開幕スタメンへアピールに成功した。対外試合で12打数7安打と大暴れ。野手ではNo.1の活躍で監督賞をゲットし、「うれしかったです。いい内容を見せられたと思うのでこれを続けていきたい」と声を弾ませた。
今キャンプはエルドレッドが不在で、外野レギュラーの丸と鈴木が実戦での守備を回避した。そこで下水流が自慢の打力で存在感を示し、巡ってきたチャンスをモノにした。
今後は1軍生き残りを懸けた競争が本格化する。丸らも実戦守備に復帰する見込みだ。出場機会が限られていく中、「いい結果と内容が求められているので、そこだけを目指して頑張っていきたい」と力を込めた。
☆高橋大くんや美間くんもそうですが、下水流も昨年中盤以降、ファームでようやく自分のバッティングを取り戻した感じ。K.O、好きなバッターなんで、是非とも頑張ってほしい。
◇キャンプで光った広島・上本崇司 外野挑戦で不可欠な存在へ 2/28(水) 17:28配信 ベースボールキング
◆紅白戦でオール守備、役割自覚「そういう選手」
リーグ3連覇を目指す広島は2月27日、沖縄キャンプを打ち上げた。
終盤の実戦でケガ人が相次ぎ、丸は右肩の違和感、鈴木は骨折した右足がまだ万全ではない。緒方監督はキャンプ総括で不安要素も口にしたが、それでも高橋昂や藤井皓、坂倉や高橋大など、続々と期待の若手が頭角を現し、広島はより一層、レベルアップした印象を受けた。
とりわけ筆者の目に強く残ったのが、昨秋から本格的に外野守備に挑戦中の上本。レギュラー獲りへまい進する野手とは少し違ったアプローチで、一軍生き残りへ躍起になっていた。
沖縄キャンプの初日に行われた紅白戦(5回制)では、両チームの一番下に、それぞれ上本の名が記されていた。これは胃腸炎を患った野間の一時離脱の影響によるものだったが、上本はこの試合、表裏関係なく全イニング外野守備に就き、左翼では頭上を襲う打球を軽快にランニングキャッチし、中堅では安打性のライナーをダイビングキャッチ。改めて身体能力の高さを示したと同時に、野間が居ぬ間に“外野・上本”のアピールに成功した。
紅白戦では最後まで打席に立つことはなく「しょうがない。そういう選手なんで」と話した上本。それでも、その後の対外試合では途中出場で鋭い当たりを連発するなど、しっかりと打撃面でも成長した姿を見せた。
◆3連覇に欠かせないスーパーサブへ!
今キャンプでは、内野の庄司、美間、西川、メヒア。外野の下水流、堂林、高橋大、バティスタと、期待の若手が揃ってアピールしたが、田中、菊池、丸ら、広島のレギュラー陣が強力なのは言うまでもない。ただそんな中、内・外野どこでも守れ、代走とムードメイカーとしても役立つ上本。そこに打撃力の上積みがあるとなれば、これほど頼りになる控え野手はそういない。
また、現時点で万全ではない丸や鈴木に加え、近年は菊池や安部も、コンディション不良による欠場が増えてきている。長いシーズンを戦う中で、主力の長期離脱は絶対に避けたいところ。上本はレギュラー陣に適度な休養を与えたいときに使える選手であり、ハプニング時にもチームのダメージを最小限に食い止めることができる、有用な人材だと感じる。
キャンプを打ち上げた27日には、高橋昂や下水流らとともに、キャンプの「監督賞」をゲットした上本。進化を続けるスーパーサブは、きっと3連覇に欠かせない戦力になるはずだ。
☆いやね、バッティングにもこだわってほしいんですよ。スーパーサブは試合の終盤に出てきますから、そういう選手が打ったりなんかすると、相手のダメージも大きいし、起用の幅も随分広がります。
☆左はまだまだ練習して下さいな。で、赤松が戻ってくるまでは、赤松の分も頑張って下さい。
☆さて、エルさん、新井さん、小窪が、1軍に合流。
◇広島・エルドレッドが3月1日から1軍合流へ 4女誕生で来日遅れも「頑張りたい」 2/28(水) 21:28配信 デイリースポーツ
広島・エルドレッドが1軍合流を心待ちにした。
第四女出産に立ち会ったため来日が遅れ、2月16日から2軍でキャンプをスタートさせた。1日からの1軍合流を前に、この日は荷物整理のためマツダスタジアムを訪れた。
3日・佐賀、4日・長崎での西武戦出場にも意欲的で「佐賀、長崎にも行くよ。頑張りたいね」と笑顔をのぞかせた。
☆エルさん、新井さんの頑張りも、まだまだ必要。昨年前半の快進撃は、エルさんが支えたようなもの。新井さん同様、休みながらということになると思うので、調整その他、難しい面はあると思いますが、そこはベテラン、ここぞという時には試合を決める一打を見たいですね。
☆おしまいは、中村奨くん。
◇広島・奨成、プロ初キャンプ「50点」守備に不満「今のままでは通用しない」 2/28(水) 5:47配信 スポニチアネックス
広島のドラフト1位捕手・中村奨(広陵)が27日、宮崎県日南市での2軍キャンプを打ち上げ、プロ選手として初めてのキャンプを「50点」と自己採点した。「まだまだです。バットはちょっとずつですが、振れるようになってきましたけど。守備は送球も安定していないので、フォームを固めて百発百中でアウトにできるように投げ込まないといけない」。野球漬けの1カ月を終え、明確な課題を胸に刻んだ。
初日は1軍より200人多い観衆1500人を集めるなど大注目を集めた18歳の春だった。6日に初めて臨んだ屋外フリー打撃では26スイングで柵越えは0本。ホロ苦いスタートを切りながら、昨夏の甲子園大会で個人最多6本塁打の新記録を樹立した打撃では徐々に本領を発揮した。3度の実戦で11打数5安打。水本2軍監督にも「木製バットにも慣れてきて打球を飛ばせるようになった」と成長を認められた。
強く振ることをテーマに細かい技術指導を受けなかった打撃とは対照的に守備面では捕球姿勢から声の出し方まで倉2軍バッテリーコーチから基礎を徹底的に叩き込まれた。全体練習後も日課の特守をこなし、同コーチから「90点。予定通りにしっかりこなせた」と合格点をもらった。
厳しい練習に耐え、ケガなく完走。「今のままでは1軍で通用しない。技術も体も作って早く1軍に上がれるようにしたい」。いつか大成した時に“原点”として思い返す1カ月の日々が終わった。 (河合 洋介)
☆打撃に関しては、今はこれでいいと思います。守備に関して、覚えなきゃいけないこと、身に付けなきゃいけないこと、そして経験すべきことが山ほどありますから(笑)。
☆で、この段階でも、1軍に上がることを念頭に置いてるってのは、いいじゃないですか。現実として、1軍レベルにはないのかも知れませんが、大器の器であることもまた事実。今年1年の過ごし方によっては、1軍もそう遠い未来じゃないかも知れない。
☆現段階では、1年上の先輩の坂倉くんにさえ及んでいないのかも知れませんが、その坂倉くんだって、この1年であれだけ伸びたんですから。坂倉くんに追いつけ追い越せ、1年後には自分もあれくらいうまくなるんだ、と思って、1日1日、1つ1つ、自分のものにしていって下さい。
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source : K.Oのカープ・ブログ。