2018年4月15日日曜日

巨人2回戦(東京ドーム)。


 ◇スタメン

【巨人】
① 6 坂本
② 4 吉川尚
③ 7 ゲレーロ
④ 5 マギー
⑤ 3 岡本
⑥ 9 中井
⑦ 8 長野
⑧ 2 小林
⑨ 1 田口

【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 7 松山
⑤ 3 エルドレッド
⑥ 9 下水流
⑦ 5 美間
⑧ 2 石原
⑨ 1 ジョンソン


☆先発は、巨人が田口、カープがジョンソン。田口くんは前2試合のようなことはないでしょうから、ジョンソンが試合を作ることが大前提。打線は、下水流と美間くんですかね。チームに貢献して下さい。今日勝って、カード勝ち越しと行きましょう!


(C)1回表
①田中ショートファウルフライ、②菊池見逃し三振、③丸三振、この回三者凡退、無得点。…田中くんは初球内角低めストレート、菊池は2ー2から内角低めストレート、丸は1ー2から外角ボール球スライダー。


(G)1回裏
①坂本勇セカンドゴロ、②吉川尚ファーストゴロ、③ゲレーロピッチャーゴロ、この回三者凡退、無失点。…坂本はフルカウントから内角高めカットボール、吉川尚は1ー0から外角低めボール球カットボール、ゲレーロは0ー1から真ん中低めボール球チェンジアップ。


(C)2回表
④松山ライトフライ、⑤エルドレッドフェンスギリギリのセンターフライ…松山は3ー1から真ん中高めボール球スライダー、エルさんは1ー0から内角低めストレート。
 2死
⑥下水流 レフト前ヒット…フルカウントから内角高めスライダー。
 2死1塁
⑦美間 ショートゴロ、この回無得点。…0ー2から真ん中低めストレート。う~ん。


(G)2回裏
④マギー ショートゴロ…1ー1から外角低めチェンジアップ。
 1死
⑤岡本 レフトへツーベース…1ー1から内角高めカットボール、3球オールカットボール。
 1死2塁
⑥中井ショートゴロ、⑦長野ボテボテのファーストゴロ、この回無失点。…中井は1ー2から5球目内角低めストレート、長野は1ー2から外角低めボール球チェンジアップ。


(C)3回表
⑧石原 センターフライ…1ー2から5球目内角高めストレート。
 1死
⑨ジョンソン センター前ヒット…1ー1から外角スライダーを二遊間へ。
 1死1塁
①田中 センター前ヒット…2ー1から外角高めストレートを二遊間へ。チャンス。
 1死1・2塁
②菊池 ファーストファウルフライ…0ー1から真ん中つり球。う~ん菊池がね~。
 2死1・2塁
③丸 ライトスタンド中段へ先制3ランホームラン カープ先制、巨0-3広。…2ー1から内角高めストレート。いや~、これは大きい。
 2死
④松山 セカンドゴロ、この回3点。…フルカウントから外角ストレート。先制しましたね。


(G)3回裏
先頭⑧小林 レフト前ヒット…1ー1から真ん中低めチェンジアップ。
 無死1塁
⑨田口 送りバントはキャッチャーフライゲッツー…これはラッキー(^^;
 2死
①坂本勇 ショートライナー、この回無失点。…1ー1からど真ん中チェンジアップ(^^;


(C)4回表
先頭⑤エルドレッド ライト前ヒット…1ー1から内角高めスライダー。エルさんが出ました。
 無死1塁
⑥下水流 四球…さあチャンス。
 無死1・2塁
⑦美間三振、⑧石原ショートゴロゲッツー、この回無得点。…美間くんは2ー2から内角低めスライダー、石原は2ー2から真ん中低めボール球スライダー。石原は二遊間のいい当たりだったんですけどね。


(G)4回裏
先頭②吉川尚 レフト前ヒット…0ー1から真ん中低めカーブ。
 無死1塁
③ゲレーロ サード強襲のレフト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…2ー1から内角高めカットボール。ちょっと変な回転の打球でした。う~ん、これはピンチ(>_<)
 無死1・3塁
④マギー センターへ犠牲フライ、巨1-3広。…3ー0から内角カットボール。
 1死1塁
⑤岡本 サードゴロゲッツー、この回1失点。…2ー1から真ん中低めカーブ。美間くんフィールディング、いいですね。最少失点で切り抜けましたね。


(C)5回表
⑨ジョンソン レフトフライ
 1死
①田中 死球
 1死1塁
②菊池の時、田中初球盗塁…左腕田口、しかも強肩小林から盗塁。
 1死2塁
②菊池 ハーフスイングを取られ三振…1ー2から内角ワンバウンドのスライダー(-_-;)
 2死2塁
③丸 四球
 2死1・2塁
④松山 セカンドゴロ、この回無得点。…3ー1から外角高めスライダー。いい当たりだったんですけどね。


(G)5回裏
⑥中井サードゴロ、⑦長野つまったピッチャーゴロ、⑧小林サードゴロ、この回三者凡退、無失点。…中井は1ー0から真ん中高めカーブ、長野は2ー2から7球目内角高めボール球カットボール、小林は2ー2から内角ストレート。


(C)6回表
⑤エルドレッド サードゴロ…1ー0から内角低めボール球スライダー。
 1死
⑥下水流 レフト前ヒット…初球ど真ん中カーブ。
 1死1塁
⑦美間 ショートゴロ、ランナー2塁へ。…フルカウントから内角高めスライダー、ランエンドヒット。
 2死2塁
⑧石原 敬遠
 2死1・2塁
⑨ジョンソン セカンドゴロ、この回無得点。


(G)6回裏、⑨田口に代打立岡。
⑨立岡サードゴロ、①坂本勇サードライナー、②吉川尚三振、この回三者凡退、無失点。…立岡は1ー2から5球目外角高めカットボール、美間くんジャンピングキャッチ、坂本は2ー2から内角ボール球ストレート、吉川尚は1ー2から5球目外角高めボール球スライダー。


(C)7回表、投手宮國(G)。
①田中センターフライ、②菊池サードゴロ…田中くんは1ー0から外角高めスライダー、菊池は2ー1から外角低めボール球スライダー。
 2死
③丸 四球
 2死1塁
④松山 ショートへツーベース…1ー1から外角低めスライダー、高いバウンドを坂本捕れず。さあチャンス。
 2死2・3塁、2塁ランナー松山に代走野間。
⑤エルドレッド ライトフライ、この回無得点。…初球内角高めストレート。


(G)7回裏、④松山の代走野間そのままライト、ライト下水流がレフト。
先頭③ゲレーロ レフトスタンド中段へホームラン、巨2-3広。…1ー0から内角低めカットボール。低めは強いですね~。
 無死
④マギー センター前ヒット…1ー2から真ん中低めボール球チェンジアップ。踏ん張りどころですね。
 無死1塁、代走吉川大。
⑤岡本 ライトフライ…0ー1からど真ん中カットボール(^^;
 1死1塁
⑥中井の時、吉川大盗塁
 1死2塁
⑦中井 ライトフライゲッツー、この回無失点。…2ー2から7球目真ん中低めボール球チェンジアップ、ライト前のハーフライナー、2塁ランナー戻れず。


(C)8回表、④マギーの代走吉川大そのままサード。
⑥下水流レフトフライ、⑦美間つまったショートゴロ、⑧石原三振、この回三者凡退、無得点。…下水流は1ー1から外角高めスライダー、美間くんは0ー1から内角シュート、石原はフルカウントから7球目真ん中低めボール球スライダー。


(G)8回裏
⑦長野セカンドフライ、⑧小林セカンドゴロ、⑨宮國の代打田中俊ボテボテのピッチャーゴロ、この回三者凡退、無失点。…長野は2ー1から内角低めボール球カットボール、小林は1ー2から外角高めツーシーム、田中くんはフルカウントから外角高めカットボール。


(C)9回表、投手澤村(G)。⑨ジョンソンに代打安部。
⑨安部 三振…1ー2から外角ワンバウンドのスプリット(-_-;)
 1死
①田中 四球
 1死1塁
②菊池レフトフライ、③丸三振、この回無得点。…菊池はフルカウントから内角つり球、丸は1ー2から外角低めボール球スプリット。


(G)9回裏、投手中崎(C)。
①坂本勇2ー2から外角低めストレートに見逃し三振、②吉川尚1ー0から外角シュートにレフトファウルフライ、③ゲレーロ2ー1から外角高めストレートにセンターフライ、この回三者凡退、無失点、ゲームセット(/--)/


巨人 対 広島 (2回戦 巨1勝1敗0分 18時00分 東京ドーム 44429人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 3 0 0 0 0 0 0 3
G 0 0 0 1 0 0 1 0 0 2
勝 ジョンソン 3試合2勝1敗
敗 田口 3試合0勝1敗
S 中崎 6試合0勝0敗S4
ホームラン 丸5号③(田口) ゲレーロ1号(ジョンソン)

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 6 田中  3 1 0 .236 0
② 4 菊池  5 0 0 .228 1
③ 8 丸   3 1 3 .419 5
④ 7 松山  4 1 0 .250 1
走 9 野間  0 0 0 .083 0
⑤ 3 エルドレッド
      4 1 0 .188 3
⑥97下水流 3 2 0 .400 1
⑦ 5 美間  4 0 0 .100 0
⑧ 2 石原  3 0 0 .200 0
⑨ 1 ジョンソン
      3 1 0 .333 0
打 安部  1 0 0 .289 0
  1 中崎  0 0 0 ---- 0
計     33 7 3 .251 12
残塁9、併殺3

【巨人】
      打 安 点 打率 本
① 6 坂本勇 4 0 0 .316 0
② 4 吉川尚 4 1 0 .254 0
③ 7 ゲレーロ
      4 2 1 .280 1
④ 5 マギー 2 1 1 .283 2
走 5 吉川大 0 0 0 .000 0
⑤ 3 岡本  3 1 0 .286 3
⑥ 9 中井  3 0 0 .333 1
⑦ 8 長野  3 0 0 .207 1
⑧ 2 小林  3 1 0 .455 1
⑨ 1 田口  1 0 0 .000 0
打 立岡  1 0 0 .222 0
  1 宮国  0 0 0 ---- 0
打 田中俊 1 0 0 .333 0
  1 沢村  0 0 0 ---- 0
計     29 6 2 .277 10
残塁1、併殺1

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
ジョンソン
    3 2 1 0 8 104 6 1 0 2 2.57
中崎  6 0 0 4 1 11 0 1 0 0 3.00

【巨人】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
田口  3 0 1 0 6 99 6 4 4 3 8.36
宮国  4 0 0 0 2 28 1 1 1 0 0.00
沢村  8 1 1 0 1 19 0 2 1 0 7.00

◇盗塁 田中(5回)吉川大(7回)
◇走塁死 小林(3回)吉川大(7回)
◇試合時間 2時間30分


☆いや~、ジョンソンがよく辛抱しましたね。


◇広島丸の先制3ラン守りきる、巨人反撃及ばず惜敗 4/14(土) 20:40配信 日刊スポーツ

<巨人2-3広島>◇14日◇東京ドーム

 広島は3回に巨人先発田口を捉え、2死一、二塁から丸の5号3ランで先制。巨人は広島ジョンソンの前に3回まで2安打無得点。

 巨人は4回無死一、三塁からマギーの中犠飛で1点を返した。だが広島ジョンソンも以降は追加点を許さず、6回まで1失点。

 広島ジョンソンは7回に巨人ゲレーロに今季1号ソロを許したが、8回6安打2失点で2勝目を挙げた。巨人は連勝ならず。田口が今季初黒星。


☆ジョンソンは、8回まで行きましたね。


◇広島ジョンソン「全球種でストライク」納得の2勝目 4/14(土) 23:32配信 日刊スポーツ

<巨人2-3広島>◇14日◇東京ドーム

 広島クリス・ジョンソン投手が8回2失点で2勝目を手にした。

 無失点で滑り出した左腕は3回に3点の援護点をもらうと、さらにストライク先行の投球で押した。4回に連打から1点を失い、7回にはゲレーロにソロを浴びたものの、8回までリードを守りきった。「全球種を使ってストライクを取れたので、芯を外すことができた」。納得の投球で前日2桁得点の巨人打線を抑えた。

 先発陣の乱調が目立っていた中での力投で、登板過多になっていた中継ぎ陣も休ませることができた。緒方監督も「今日はジョンソンの投球に尽きる。いい投球をしてくれた」と賛辞を送った。また「9回の中崎のところまでいいリードをしてくれた」とバッテリーを組んだ石原のリードもたたえた。


☆開幕投手はジョンソンがいい、とK.Oが言ったのは、やはりこういうピッチングができるからなんですね。ただ、逆に言えば首脳陣が今年野村くんを開幕投手に指名したのは、野村くんに成長してほしいからこそなんだと思います。


☆相手チームも、ジョンソンを称賛。


◇巨人坂本勇人「両サイドに来る」天敵ジョンソン苦戦 4/14(土) 23:06配信 日刊スポーツ

<巨人2-3広島>◇14日◇東京ドーム

 巨人が天敵攻略を果たせなかった。広島先発はクリス・ジョンソン投手(33)。この試合前までの通算8試合で防御率1・06に抑え込まれており、苦手とする相手だった。この日も初回が3者凡退に終わると、内外角のコースいっぱいに投げ込む制球の良さに苦戦。低めの球を打たされて、ゴロアウトを積み重ねてしまった。

 4回にマギーの犠飛、7回にゲレーロの1号ソロで2点を返したが、及ばず。2連勝はならなかった。坂本勇人内野手(29)は「やっぱりコントロールがいいですね。両サイドに来る。もうワンチャンスだったと思う。明日が大事なので、明日頑張ります」とカードの勝ち越しに目を向けた。


☆ジョンソンの良さは当ブログでも再三言ってますが、まず一番いいのは、カウントを悪くしても決して安易にストライクを取りに行かないこと。さらに言えば、カウントが悪くなっても、打たせて取れるだけの制球力があること。カットボールもチェンジアップもフォークやスライダーのように、ボールにして空振りを取る球種ではなく、ゾーンで勝負してゴロを打たせる球なんですよね。だからバッターはつい手を出してしまう。大瀬良くんのカットボールや薮田くんのツーシームは、空振りを取ろうとする、あるいは甘く入ると打たれる訳ですが、ジョンソンはカットボールなら右バッターの内角や左バッターの外角、チェンジアップなら右バッターの外角と、投げ分けられるだけの制球力がある。


☆今日は実はそんなにいい訳でもなかったのですが、それでも試合を作れるのは、制球力の賜物。


☆意外にも、東京ドームで初勝利なんですね。


◇意外?広島ジョンソン 来日4年目で東京D初勝利「サイコウデ~ス!」 4/14(土) 20:52配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島3―2巨人(2018年4月14日 東京D)

 広島のクリス・ジョンソン投手(33)が来日4年目で東京ドーム初勝利を挙げた。

 3回に丸の先制弾で3点の援護をもらうと、持ち味の打たせて取る投球で8回を6安打2失点、無四球に抑える2勝目(1敗)。「ストライクが入ったのでバックに任せて打たせて取る投球ができた。(7回に)ゲレーロに一発を浴びたが我慢強く投げられた」と自画自賛した。16年には15勝を挙げ、沢村賞に輝いた左腕も東京ドームでは初の白星に「サイコウデ~ス!」と日本語でゴキゲンだった。


☆で、打でも貢献。


◇広島ジョンソン投打に活躍 丸の3ラン呼び込み、東京ドーム初勝利 4/14(土) 21:20配信 デイリースポーツ

 「巨人2-3広島」(14日、東京ドーム)

 広島・ジョンソンが投打に活躍して、今季2勝目をつかんだ。「アリガトウ!サイコーデス!」。来日4年目で初勝利となった敵地・東京ドームで声を張り上げた。

 8回を投げ6安打2失点無四球。球数は104球。持ち味の打たせて取るピッチングで、巨人打線に13個のゴロの山を築かせた。

 投げるだけではなかった。三回に丸が放った5号3ランがチームの全得点となったが、起点となったのはジョンソン自身。1死後、田口から中前打。今季2本目の安打で出塁すると、田中も中前打で続いて一、二塁の好機を作り、丸の一発をお膳立てした。

 「ラッキーなヒット。いい所に抜けた。自分のヒットで塁に出て、丸に回ってホームランが出て良かったよ」と笑顔を見せた。

 3得点をプレゼントされた直後の三回裏に、マギーに犠飛を決められ、さらに七回にはゲレーロに一発も浴びた。「巨人打線にしっかり打たれた感覚だった。かわしたピッチングじゃなかった」と反省も忘れなかったが、守備にも助けられ、ピンチを3つの併殺で切り抜けたことが勝利につながった。

 昨季は体調不良や左足の故障で13試合の登板にとどまり6勝。不本意なシーズンに終わったが「去年は終わったこと」ときっぱり。3連覇を目指すチームには頼もしい左腕がいる。


☆転がせば何かが起こるんですよね。ジョンソンも田中くんも、きっちりセンター前に転がしました。


☆で、丸が3ラン。


◇【広島】丸がリーグ単独トップの決勝5号3ラン「手応えはすごく良かった」 4/14(土) 23:23配信 スポーツ報知

◆広島3―2巨人(14日・東京ドーム)

 投打の柱の活躍で、広島が接戦を制した。

 試合の流れを引き寄せたのは、丸佳浩外野手(29)の一撃だ。互いに無得点の3回2死一、二塁。真ん中に入った4球目の直球を強振すると、打球は右翼席中段に突き刺さった。リーグ単独トップとなる決勝5号3ランに「甘い球をしっかり捉えられた。手応えはすごく良かった」と丸。緒方監督も「ものすごく良い状態。これを続けて欲しい」と絶賛した。

 投げてはクリス・ジョンソン投手(33)が打たせて取るピッチングで、8回を6安打2失点。敵地での巨人戦では通算4試合目で初勝利をあげ、お立ち台で「サイコーデス!」と声を弾ませた。2勝目をあげた助っ人左腕に、指揮官は「今日はジョンソンに尽きる」とねぎらいの言葉をかけた。


☆1打席目、外のスライダーで三振していたので、外に目付けをしていたであろうはずなのに内角に反応できるのはすばらしい、と、地上波解説の小久保さんが言ってましたが、真ん中から外はレフトへ、内角はライトへと、反応して打てるんですよね、今の丸は。丸もフォーム改造にずっと苦心してきましたが、そのそもそもの発端が、内角を打ちたい、というもの。今は、理想にかなり近いバッティングができているんじゃないでしょうか。


☆で、今日も、四球が2つ。打率・ホームランもリーグ1位、打点はトップと1点差で3位なんですが、四球19、出塁率.603も、トップ。試合数を上回る四球の数は、これはもう全盛期の王さん並み(笑)。


☆王さんのすごいところは、あれだけ警戒され、勝負を避けられているにもかかわらず、あれだけの成績を残していること。これは並みの精神力ではありません。普通はボール、ボールと来られるとイライラして、ボール球を振ったりするもの。基本的には、打ちたいですからね。


☆丸が頼りになる、安定して成績を残せるのは、大敗した昨日も自分のバッティングを貫いていたように、常にフラットな精神状態でいられるからなんですね。で、全ての面でチームに貢献しようとしている。昨年、タイトルを取るような派手な活躍ではなかったにもかかわらずMVPを獲得したのは、その辺が評価されたんだと思います。


☆で、「タナキクマル」に象徴されるように、カープが強くなったのは、主力が全ての面においてチームに貢献できるからなんですね。阪神や巨人は、選手の起用がまず最初にあって、結果的にオーダーが作られるので、どうしてもどこかに歪みが生じてしまう。カープの場合、チームがまず先にあって、それに当てはまる選手を獲得し、育成する。


☆一昨年、昨年と、圧倒的な打撃力が一番目についた訳ですが、これは結果的にそうなっただけのこと。チームカラーは「投手を中心とした守りの野球」であって、タナキクマルは、打って走れて、守れる選手。加えて打順やポジションなど、チームの中での自分の役割をしっかりこなせる選手。やれ打っただの、ファインプレーやエラーをしただのというのは表面的なことであって、各打順の役割、各ポジションの役割というのは、数限りなくある。それを全てこなせる選手というのは、そうそういない。


☆たかだか開幕して10試合ちょっとで、打てないから代えろだの打順を下げろだの言ってる人は、カープの野球を全く分かってないし、そもそも野球を知らない人。


◇由伸巨人 勝負手の代走が…吉川大飛び出し併殺 4/15(日) 6:00配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 巨人2―3広島(2018年4月14日 東京D)

 1点差で敗れ、巨人は単独最下位脱出はならなかった。7回。4番・マギーに代走を送る勝負手も実らなかった。高橋監督は「正直、難しい(打球)判断だったかな」と勝敗の分岐点を振り返った。

 ゲレーロのソロ本塁打で1点差に迫り、続くマギーが中前打。押せ押せムードの中、ここで前日まで2試合連続本塁打中の4番に、代走・吉川大を送った。1死後に初球で二盗を決めたが、続く中井の右翼への当たりは地面スレスレで右翼手・野間が好捕。飛び出していた吉川大は帰塁できずに併殺となり、反撃の芽はついえた。

 吉川大は「外野があまり前に来ていなかったのでヒットだと思った。焦りすぎました」と猛省した。今季のチームは積極的な走塁も掲げるテーマの一つ。大西外野守備走塁コーチは「ヒットという判断が早かった」と指摘する一方で「糧にしてほしい」と今後の成長を促した。 (川手 達矢)

 ▼広島・野間 打者(中井)のスイングがこっちを狙っていた感があった。いい準備ができていた。

 ▼巨人・田口(6回3失点で今季初黒星。3回に丸に先制3ランを浴び)もっと厳しくいったら、ああいう結果になってなかった。


☆7回でマギーに代走を送る、という采配は、今までの由伸監督にはなかったもの。で、吉川大を積極的に走らせて、見事成功。1死2塁と、同点のチャンスを作ります。この回ジョンソンはちょっと疲れが見え始めてたんですよね。


☆ところがその代走の吉川大、ライトライナーで飛び出します。もちろん同点のために自分が出された、というのは分かっていた訳で、自分の足の速さを生かして「積極的な走塁」をしようとしたんですよね。だからこそ、スタートしちゃった訳です。ただ、野球というのは状況判断が大事な訳で、あのいい当たりでいいスタートをしたとしても、果たしてホームに返れたかどうか。ライトは野間くんでしたしね。野間くん、チョンボもしますけど(笑)、守備範囲は広い。


☆で、野球というのは、相手の様子を見て、事前に準備をする、というのが、とても大事なこと。野間くんはそれができていたけど、吉川大くんはそれができていなかった。その差が表れたゲッツーだった訳です。で、この差は、チーム全体でそういうことが徹底できているかどうかの差、ということ。


☆だからこそ、タナキクマルは外せないんですよ。タナキクマルにはそういうことが、叩き込まれてる。少々打てなくても、彼らを外す訳にはいきません。彼らを解体することは、今のカープの強さを手放すに等しい。


☆例えば田中くんは阪神戦で痛恨のエラーをしましたが、あれは前に突っ込まなきゃいけないプレー、というのは、ちゃんと分かってる。そういう状況判断はできている訳です。だから緒方監督も咎めなかった。丸にしても、今日は試合を決める3ランを打ちましたが、丸は別にホームランバッターじゃない。でも状況を判断して、あそこは自分で決めに行ったんですよね。打った瞬間、吠えてましたもん(笑)。


☆で、結局その3点しか取れなかった訳ですが、まあそれは然程問題ではありません。小久保さんも言ってましたが、悪い時というのは必ずある。バッターも年間を通して打てるなんてあり得ないし、ピッチャーも年間を通して失点しない、なんてあり得ない。いかにしてその悪い時期を短くするかが努力のしどころであり、悪い時にいかにして勝つかが、大事なこと。


☆タクローさんが「残塁オーケー」「アウトの質を高める」と言っていたのも、同じ発想。人間というのは、100点を目指そうとすると、変に力が入ったりするものだし、100点なんて、まずあり得ない。0点よりは50点、50点よりは80点を目指す。もちろん打てるに越したことはありませんが、3割打って優秀、その人でも7割は失敗するとすれば、その7割をいかに生かすかを考えれば、3割以上の価値が出てくる。


☆丸の3ランはその延長線上に生まれたもの、と言うと、ちょっと言い過ぎでしょうか。




☆中崎くんも、良かったんですよ。


◇守護神・中崎「今年1番しびれる場面」で4セーブ目 2018.04.14. デイリースポーツ

 「巨人2-3広島」(14日、東京ドーム)

 広島の守護神・中崎翔太投手が4セーブ目を挙げた。

 1点リードの九回に登板。まず先頭の坂本勇を見逃し三振。続く吉川尚を左邪飛に打ち取ると、最後は3番ゲレーロを中飛に仕留めた。

 試合後は「今年1番しびれる場面でした。コントロール、球種を含めて、今日は間違わなかった」と滴り落ちる汗をぬぐっていた。


☆まあきっちり制球するったら(笑)。今日は満点に近かったんじゃないでしょうか。しびれる場面で、かなり気合いが入ってたんでしょうね。さすがに今は批判する人はいないでしょうが、彼も抑えになった当初はよく打たれて、よく批判されたもんです。でもK.Oは「抑えに最適なのは中崎くん」と言い続けてきました。それは、フィールディングやランナーが出てからのピッチングから、ストレートの質やピッチングの組み立て、制球力、そして度胸と、抑えに必要な要素がかなり揃っているピッチャーだと思ったから。もちろん首脳陣もそういうところを評価して、中崎くんを抑えに据えている訳です。


☆適材適所、とはよく言ったもので。そういう意味では、この人のフィールディングにも、びっくり。


◇広島・美間 プロ初安打記念ボールは「家に保存します」 4/14(土) 18:25配信 デイリースポーツ

 「巨人-広島」(14日、東京ドーム)

 広島・美間優槻内野手がプロ初安打を放った13日・巨人戦から一夜明け、改めて安どの思いを語った。

 前日途中出場し、九回にカミネロの155キロ直球を中前にはじき返し、プロ6年目にして初めて1軍でHランプをともした。「一安心?そうですね」と柔和な笑みを浮かべ、「高校の同級生だったり、連絡は結構来ました。(記念の)ボールは家に保存します」と話した。

 この日は「7番・三塁」で先発出場している。


☆バッティングばかりに目が行く美間くんですが、いやいや、フィールディング、いいんですよ。パッと見るとどんくさそうですが(笑)、身のこなしもいいし、何よりスローイングがいい。バッティングはポイントがまだ定まってませんが、いやいや、守備なら美間くんが一番いいんじゃないですかね。


☆こりゃ安部もうかうかしてられません。バッティングはもちろん、守備も走塁も、頑張って下さい。それがカープの伝統ですから。




◇セ・リーグ

▽DeNA 2 - 0 中日 (2回戦 De2-0 横浜)
 DeNAが破竹の7連勝。DeNAは初回、筒香のソロで幸先良く先制する。その後は、4回裏にロペスのソロでリードを広げた。投げては、先発・バリオスが7回途中無失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は、先発・ジーが力投を見せるも、打線が援護できなかった。
勝 バリオス 2勝1敗0S
敗 ジー 0勝3敗0S
セーブ 山崎 0勝0敗7S
本塁打 [DeNA] 筒香4号(1回裏ソロ) ロペス3号(4回裏ソロ)

▽阪神 0 - 6 ヤクルト (2回戦 T0-2 甲子園)
 ヤクルトは6回表、バレンティンの適時打で先制する。その後は7回に坂口のソロで加点すると、8回にはバレンティンの適時打と奥村の犠飛でリードを広げた。投げては、先発・石川が今季2勝目。敗れた阪神は、先発・秋山が7回2失点の好投を見せるも、打線がつながりを欠いた。
勝 石川 2勝0敗0S
敗 秋山 1勝2敗0S
本塁打 [ヤクルト] 坂口1号(7回表ソロ)


☆DeNAは先発が頑張ってますね~。中日・ヤクルトもそうだし西武なんかもそうですが、先発が頑張ってるところが、やはり勝ってる。そのヤクルトも、石川、今年は頑張ってます。昨年がウソのよう。やはりチームがいいから、モチベーションも上がってるんでしょうね。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① DeNA 13 8 5 0 .615 ー
② 広島   14 8 6 0 .571 0.5
  ヤクルト 14 8 6 0 .571 0.0
④ 阪神   13 6 7 0 .462 1.5
⑤ 中日   14 6 8 0 .429 0.5
⑥ 巨人   14 5 9 0 .357 1.0


☆とりあえず、カード勝ち越しさえできれば、今は文句なし。明日もできれば勝っておきたい。


◇4月15日(日)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
野上 亮磨
2試合1勝1敗 防御率5.91 WHIP1.50
対C 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -
 VS (東京ドーム 14:00)
○広島東洋カープ
大瀬良 大地
2試合1勝1敗 防御率3.27 WHIP1.27
対G 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○横浜DeNAベイスターズ
京山 将弥
2試合2勝0敗 防御率0.84 WHIP1.13
対D 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -
 VS (横浜 13:00)
○中日ドラゴンズ
笠原 祥太郎
2試合0勝1敗 防御率3.75 WHIP1.42
対DB 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○阪神タイガース
岩貞 祐太
0試合0勝0敗 防御率0.00 WHIP-
対S 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -
 VS (甲子園 14:00)
○東京ヤクルトスワローズ
由規
1試合0勝1敗 防御率6.75 WHIP2.25
対T 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -


☆大瀬良くんは、先日の岡田くんのピッチングが、随分参考になると思います。変化球が使えれば、ストレートが生きてくる。前回もピッチング自体は悪くありませんでしたから、期待していいと思います。巨人は野上ですから、松山と、安部ちゃんあたりですかね。何となく、エルさんが打ちそう。


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source : K.Oのカープ・ブログ。