ニッカン式スコア
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ゴールデンウィークの初日は初夏の陽気。しかし2階席は空席が目立ちました。
B指定席が広すぎるのです。マリーンズに限らす各球団で内野席の指定席化が進んでいますが、グループ観戦しやすいのは自由席です。
実質値上げとなる指定席の増加はあまり歓迎できません。
さて、今日からは日ハムとの3連戦。初戦の先発はマリーンズが唐川、ファイターズは有原です。
序盤は両投手とも立ち上がりに苦しみました。
1回表。
唐川はいきなり大谷ソロホームランを被弾。早くも先制を許します。
1回裏。
有原もピリッとせず、1死から藤岡がライトへヒットを放ち、中村もヒットで続き1死1，2塁のチャンスを作ります。
ここで井上がセンターへの同点タイムリーヒットを放ち１－１。
さらに続く鈴木が三振も、1塁ランナーの井上がスタートを切っており盗塁成功。
井上はこれがプロ初盗塁となりました。
しかし2死2，3塁のチャンスで清田が三振。ここで点を取っていれば展開が違っていたと思われるだけに、清田の凡退は残念でした。
2回裏。
2アウトから平沢が四球を選び、荻野が死球を食らって2死1，2塁。
ここで藤岡がレフトへのタイムリーヒットを放ち１－２とマリーンズが勝ち越しに成功しました。
少し前までは調子を落としていましたが、藤岡をロッテ基準で考えてはいけないようですね。
ロッテのルーキーにありがちな一瞬の活躍に終わらず、しっかりと調子を戻してきました。
3回表。
西川にヒットを打たれると、大田に今日2本目となるツーランホームランを被弾。
３－２と逆転されました。
大田には打たれすぎです。今年もまたロッテキラーですね。
3回裏。
井上がヒットを放つも、鈴木がダブルプレーで2アウト。鈴木大地の不振が深刻です。
そして清田も凡退。今日は清田のところで打線が切れます。
4回、5回は唐川が抑えるも、6回表にはアルシアにソロホームランを被弾。
ライトスタンドの壁を高々と超えていく場外ホームランでした。2005年の李承燁クラスの弾道でした。
結局唐川は6回を投げて4失点で降板。前回は6回に突然崩れて4失点でしたが、今回はホームランを3発も被弾するいつもの唐川でした。
良い球も投げているのですが、肝心なところで甘く入りますね。
もはや若手とは言えない年になった唐川。情けないにもほどがあります。
こんなはずじゃなかった。何をどう間違えて今の唐川ができあがってしまったのか。
今の唐川の姿こそマリーンズの投手育成が抱える病巣を体現していると言えるでしょう、
メスを入れるなら今です。井口監督が権力をふるえる今しかありません。
7回表。
ピッチャーは唐川に代わって田中靖。
今日は良くありません。
石井一がヒット、清水送りバント、中島ヒット、中島盗塁で1死2，3塁のピンチを迎えます。
ここで西川はファーストゴロに倒れますが、3塁ランナーの石井一がホーム突入。、判定はアウトとなりました。
田村が走路をふさいだとしてコリジョンルールを適用すべきという意見もあるようですが、田村は送球が逸れたため結果として走路に入ったにすぎず、故意に邪魔するつもりはなかったと判断されたのでしょう。
8回表。
ピッチャーは南。2アウトからヒットと四球で2死1，2塁のピンチを招きます。
ここで石井一にライトへタイムリーヒットを放ち５－２。
ゴロを捕球したライトの平沢が送球を焦ったのかボールをこぼしてしまいましたね。外野は慣れていないでしょうし責められません。
その後マリーンズは特に反撃することもなく試合終了。
５－２で負けてしまいました。
大田の2発にはびっくりしましたが、それ以上にアルシアの場外ホームランはすさまじかったです。
ウェルシア薬局のような名前の外国人選手ですが、まだ20代と若く、実力もあるようです。
なぜ日ハムはこうした長打力のある選手が獲れて、ロッテは獲れていないのでしょう。
日ハムとの差が外国人スカウトの優劣であることは明らかです。
ここ10年程のマリーンズは他球団の中古選手とハズレ外国人ばかりです。
韓国球界のスターである李承燁や金泰均、キューバ球界のスターであるデスパイネは打って当たり前。
スターではなくとも日本向きの選手を探して連れてくるのがスカウトの役割であるはずですが、それがまったくできていません。
2004年のベニー・アグバヤニが最後じゃありませんか？
アメリカでくすぶっている選手を自前で発掘して活躍させたのは。
とは言ってもベニーはボビー・バレンタイン監督が連れてきた選手ですし、厳密にはスカウトの功績とは言えません。
そうなると2003年のシーズン途中に韓国から緊急補強したホセ・フェルナンデス、さらにその前のボーリックやデリック・メイまでさかのぼってしまいますね。うへぇ。
中古でもコスパの悪いスター選手でもなんでもいいですから、ホームランさえ打ってくれればいいのですが、それもできない。
ホームランを30本打ったのは2004年獲得のベニー・アグバヤニ、2005年の李承燁が最後です。
他の球団にはたくさんいるのにロッテは10年以上も！10年以上も出てきていないのです。
ロッテは外国人補強を何だと思っているのか。
ドミンゲスもペゲーロもこの時点で1軍にいないのは異常事態ですよ。補強の失敗はスカウトが責任を取るべきです。
確か外国人スカウトは井口監督のお友達の山本デービッド氏ですよね。
メジャーで井口監督の通訳を務めた縁でマリーンズのスカウトに就任したそうですが、スカウトとしては全く結果を出していません。
まともな戦力補強をするためにはまずこの山本デービッド氏を早急に解雇すべきでしょう。
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source : マリンブルーの風