この選手も昨年、
一昨年と略奪計画を企てたが、
あと一歩というところで断念せざるを得なかった。
亡命工作成功寸前で彼自身が
これまで世話になっていた球団を
やはり捨てるわけにはいかないと自ら断念してしまったのだ。
とは言っても我らから見れば
彼は飼い殺しにしか見えず宝の持ち腐れでしかない。
彼には必死の説得をしたのだが
あと１年だけ待ってくれということで今年に至る。
機は熟した、
彼もまた決意は固い。
とにかく彼はくすぶっている。
彼は以前、侍ジャパンの顔と言ってもドボンではない選手で、
かなり優秀な選手だった。
現在でも彼の作った３つの記録は
いまだ破られていないし
あれほどの選手はこの数年見たことない。
しかし数年前から勤続疲労で精彩を欠き始め
最近は１軍でのプレーはまったく見られなくなった。
日本プロ野球界の宝物、
Ｃ球団でも最も人気・実力ともに頂点に達し、
他球団のファンでさえも彼に心を奪われる女性は大多数。
以前このブログで彼のことを
①あんなに涼しい顔しているが
ドスケベに間違いない、
だって男なんだもの（うめを）
②イケメンで清潔感はあるが
やることはやっているし、
淫らなエロビデオも大、大、大好きだ。
③彼はボールを握るのも
握られるのも、だ〜い好き♡
④ヤツのペニスはたくましく
獣のような超巨砲。
このようなことを書いたら
かなりのヒンシュクを買いまくり
最高の賛辞である「氏ね」を頂いのを思い出す。
しかし彼の実力を球団は買っている、
あんなチームに残っていても
時間をムダにしているだけである。
彼もまた鳥かごの中の小鳥状態だ、ホーホケキョ。
ああ…もう自由になりたい、
ああ… 今すぐ大空を飛び回りたい、
ああ… いつになったら燕からの使者は
ボクを救いにきてくれるんだろう……
天才投手は毎晩花を見ながら待ち続けるのだった。
そんなある日、
彼の元に宅急便が届いた、
開封してみると、
なんとそこにはマトリョーシカが!?
箱を開けてみると
そこには元ヤクルトスワローズの重鎮、
ＩＴ氏からの手紙が入っているではないか。
内容を読んでみると……
ヤクルトのＩＴです。
もう心は決まってるね？
今度の７月７日にナゴヤドームでヤクルトとの試合がある。
この日に亡命を決行するので準備を願う。
通常では３連戦の最終日に決行するのが通常だが、
日程の数字が「７」と良い数字、
この日の午後７時に名古屋駅の新幹線乗り場で待っている。
総ては整った、
持参物は必要最低限で問題ない、
衣服や部屋等あらゆるものは
こちらで用意してあるから心配するな。
迎えは私ではなく
目立たず地味ではあるが
非常に目付きの悪い松井という男が迎えに行く。
常に怒っている顔面だが
あれが通常のものであって、
悲しい時も
嬉しい時も
寝ている時も
驚いた時も
いつも同じ顔なのでビビることはない。
もう一度作戦前に
なんらかの方法で連絡をする。
成功を祈っている。
ＩＴより
これを読んで飛び上がって喜ぶＡ、
しかしよく考えてみると
土曜夜７時というと
｢天才！志村どうぶつ園」がある日じゃないかと、
子供と毎週楽しみにしていたのに冗談じゃないと、
これだけは、これだけは譲れない…
Ａは一言、
来年に
しちゃおっかな〜
まだ時間は十分にある、
日程を変更すればいいだけの話だ。
今年の後半戦には
Ａの素晴らしい復帰戦が行われることだろう。
まあテレビなんかどうでもいいか、
そもそも今の球団なんかに未練なんかないんだよ。
去年と一昨年はＣで肩を温存しただけだ。
離れることにせいせいしてるわ。
ヤクルトか……
まぁ俺様がヤクルトへ行けば、
人気はまた俺様が独り占めになるんだろう。
山田なんか関西の田舎もんバリバリだし、
川端なんか論外だ、
ゲートボールを楽しむジイ様じゃないかよ。
これでやっとヤル気が出てきたぞ。
これまで溜めてあったエネルギーを
一気に爆発させて
Ｃなんか軽くぶっ飛ばしてやろうじゃねえか！
ぷは、ぷは、ぷははははは。
Ａ談
▼燕ファンも他球団ファンも選手諸君も軽やかにタップ願う。
▼こちらもタップよろしくである。
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source : 梅造イズム