2018年7月1日日曜日

ボルシンガー好投で10勝目。首位まで4ゲーム差!

マリーンズ 5 - 2 ホークス
ニッカン式スコア
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昨日は内が打たれてまさかのサヨナラ負け。
ズルズル沈んでいかないためにも、ここはボルシンガーに頑張ってもらいましょう。
ホークスの先発は石川。今日のマリーンズ打線は序盤から攻勢に出ました。

1回表。
2アウトから中村がセンターへヒットを放ち、盗塁も決めて2死2塁。
ここで角中がライトへタイムリーヒットを放ち1点を先制します。
ライト上林からの返球も良かったのですが、中村の好スライディングで先制をもぎ取りました。

2回表。
1死から田村がソロホームラン。さすが青森光星学院のスラッガーですよ。これで2-0です。

3回表。
藤岡が四球で出塁し、中村がタイムリーツーベースヒットを放ち3-0。
さらに角中もライトスタンドにツーランホームランを放ち5-0。

4回以降のマリーンズ打線は0点に抑えられましたが、今日のボルシンガーは5点あれば十分でした。
6回裏に上林にツーベースヒットを打たれて1死3塁のピンチを招き、内野ゴロの間に1点を失うもピンチらしいピンチはありませんでしたね。
動くボールで内野ゴロの山を築き7回を1失点に抑えて降板しました。

8回裏は大谷が登場。上林にソロホームランを打たれ5-2とされました。
昨日の不安が頭をよぎります。

9回裏。
内が登板。昨日のリベンジを果たすべく志願の登板だったそうです。
今日の内はすばらしかったですね。塚田、柳田、デスパイネを三者凡退に抑えて試合終了。
5-2でホークスに勝利し、首位西武とのゲーム差を4に縮めました。
この戦力では厳しいと思っていましたが、クライマックスシリーズが見えています。
ボルシンガーは10勝目。来年なんとしても残ってほしい。素晴らしいピッチャーです。

ところで、先日のワールドカップの日本対ポーランド戦。
試合終盤で日本がパス回しに終始して価値を放棄したことが物議を読んでいるとのことです。
私は決勝トーナメント進出という大目標のために最も可能性が高い道を選んだと思います。
ポーランドも日本の意図を汲んでお付き合いしてくれましたしね。
あの日のポーランドは2010年のリーグ最終戦でショートにバイナムを起用してくれたオリックス岡田監督を思い出しました。

競技は違えど同じ勝負の場に身を置くプロ野球選手や首脳陣も日本代表の作戦に好意的なようです。
ニッカンに面白い記事があったのでご紹介します。

高橋監督「当然なのでは」/野球界で聞いた西野采配(ニッカン)

サッカー日本代表の試合運びが大きな話題となっている。決勝トーナメント進出を最優先に、ポーランド戦の終盤でボール回しを選択した西野朗監督(63)の重い決断。勝負の世界に身を置く野球人は「究極の選択」をどう見たか。

 ◆ソフトバンク工藤監督 見ていましたよ。いろんな意見はあると思いますけど、結果の世界なので。決勝トーナメントに進んだのはすばらしいこと。勝負にギャンブルは必要だよ。

 ◆西武辻監督 決勝トーナメントに行くための最善策を取ったということだと思う。(コーチで出場した)第1回WBCでは失点率の差で準決勝に進んだように、野球も、サッカーも、ルールの中でやっている。自分が西野さんの立場でも同じことを選んだと思う。批判は監督が受ければいい。僕はチームだけだけど、西野さんは国の注目を背負っている。結果、決勝トーナメント。すごいこと。

 ◆巨人高橋監督 次(決勝トーナメント)に進むのが目標なのだから、ああやるのは当然なのではないかと思う。

 ◆ヤクルト小川監督 賛否両論あると思うけど、決断しないといけない人は、大変だと思う。

 ◆広島迎打撃コーチ 賛否あるけど、点を取りにいって失点しても何かしら言われていたでしょ。試合後の長友の「自分たちの目標は前に進むこと」という言葉がすべて。理解できる。

 ◆楽天平石監督代行 勇気のいる決断だったと思う。いろいろ言われているけど、結果的に大正解だったんじゃないですか。

 ◆西武橋上作戦コーチ 時間稼ぎという意味で、ロッテと近鉄の「10・19」(※)を思い出した。ただ、当時のロッテには引き分けるメリットはなかったけどね。もう1つの違いは、野球は意図的に時間稼ぎが出来るけど、サッカーは常にプレーが続く。パス回しをし続けないといけない。コロンビア-セネガル戦が、そのまま終わる保証もなく、大きなリスクをかけた。結果、正しい選択だった。
 攻めにいった結果なら、さらに1点取られて予選グループ敗退でも称賛される、というのは違う。高校野球じゃないんだから。決勝トーナメントに行くのが目標。自力と他力と2つの選択肢があって、あの時点で西野さんは後者を選んだ。大きな判断だった。野球みたいにタイムをかけられない。長谷部選手が入って選手全員に意図が伝わったように見えた。試合前から状況をシミュレーションして、徹底させていたのでは。

 プロ野球の場合、リーグ戦で優勝してもCSで負けると飛んじゃう。やはり、決勝トーナメントに行かないと。近いものを感じた。

 ◆中日森脇野手チーフコーチ 昨日の代表戦は見たけど、(ボール回しは)戦術としてはあるんじゃないか。バスケットボールでもやるだろう。野球でも(ゲーム終盤でリードしていて)満塁で相手の4番の打席が来た場面などでも、敬遠が選択肢になり得る。5番以降があまり打力のない選手に代わっていたりしたら、4番に長打を打たれるより、押し出しの敬遠四球を使うことも考えられるからね。

 ◆オリックス西村ヘッドコーチ 試合の面白みは、あの作戦によって消されてしまったかもしれない。ただもうひとつの試合の進行に注意を払いながらの瞬時の難しい決断の結果、西野監督は日本の多くの人が望んだ結果に代表を導いた。野球とサッカーの違いがあり簡単に言えることではないけれど、最善の結果に導くためだと思ったら、ぼくも同じ立場にいたなら同じ選択をしたかもしれません。

 ◆巨人阿部 ルールの中で戦うのがスポーツにおける勝負。やったことがグループリーグ突破という結果につながった。それが全てだと思う。

 ◆巨人長野 キャプテン翼でGK若林くんがいた修哲が得意とする「鳥かご」を思い出しました。そういう意味では昔から存在した作戦でしたね。決勝トーナメントも応援したいです。

 ◆巨人岡本 点を取る、点を取られる、状況を判断してどっちの可能性が高いかで作戦を決めたと思う。ボール回しも簡単じゃないし、その練習もしていたと思う。見応えのある試合だった。

 ◆ヤクルト山田哲 ファンとして見ていたら嫌だったけど、自分の身になって考えたら、あの策を取ると思う。だから何とも思わない。

 ◆日本ハム浦野(サッカーどころ静岡出身) 決勝トーナメントに行くことが大事なので、あの采配はアリだと思います。イチかバチかの選択で、その決断は監督次第ですし、結果的に勝ち抜けましたし。ただ、最後の10分間はセネガル戦を見ていました。そっちの方が日本にとって大事な展開になったので。

 ※「10・19」とは、1988年(昭63)10月19日に行われたロッテ-近鉄戦のダブルヘッダーを指す。近鉄は連勝すれば優勝だったが、2戦目に引き分けて優勝を逃した。当時は延長戦の際、4時間を超えた場合はそのイニングをもって終了という規定があり、延長10回裏ロッテ攻撃中にタイムオーバー。優勝の可能性が消滅した。


西武・橋上コーチの「攻めにいった結果なら、さらに1点取られて予選グループ敗退でも称賛される、というのは違う。高校野球じゃないんだから」という言葉がすべでだと思います。
ただ、そこからまさかのロッテ批判。
「時間稼ぎという意味で、ロッテと近鉄の「10・19」(※)を思い出した。ただ、当時のロッテには引き分けるメリットはなかったけどね」
おっしゃる通りです・・・。


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source : マリンブルーの風