2018年7月4日水曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.7.3、ヘルウェグ入団会見・松山FA権取得・丸に慢心なし。


☆さて、火曜のヤクルト戦は、雨で中止。


◇広島-ヤクルトは台風接近のため中止 7/3(火) 13:59配信 日刊スポーツ

<広島-ヤクルト>◇3日◇マツダスタジアム

 広島-ヤクルト12回戦は台風接近のため中止となった。


☆いやいや、台風といい雨の降り方といい、ほんとに異常ですな。


◇広島・高ヘッドコーチ 9連戦初戦の雨天中止「理想は中ぐらいだけど…」 7/3(火) 17:37配信 デイリースポーツ

 「広島-ヤクルト」(3日、マツダスタジアム)

 広島は朝から断続的に強い雨が降り続き、今季6度目の試合中止となった。カープナインは午後からマツダスタジアムに隣接する室内練習場で練習した。

 高ヘッドコーチは9連戦初戦の雨天中止に苦笑い。投手陣に不安がある中で「理想は(連戦の)中ぐらいだけど、しょうがないね」と冷静に受け止めた。雨天中止はすでに今季6度目。「天候はしょうがないね」と話していた。


☆明日水曜日も雨で、18時以降の広島の降水確率は、40%。大丈夫でしょうか。


☆さて、新外国人ヘルウェグの、入団会見。


◇広島の200センチ右腕、ヘルウェグが入団会見「とてもワクワク。勝ちに貢献したい」 7/3(火) 13:56配信 デイリースポーツ

 広島の新外国人、ジョニー・ヘルウェグ投手=パイレーツ傘下3Aインディアナポリス=が3日、マツダスタジアムで入団会見を行った。

 身長200センチの大型右腕。キリリとした表情で会見場に入ると「とてもワクワクしています。(日本は)野球のレベルが高く、MLBに近い野球をやっていると聞いていました。そういうところで野球をやってみたい気持ちもありました」と白い歯をのぞかせた。

 最速160キロの直球にシンカーなどを駆使し、ゴロを奪うのが武器。中継ぎとして期待されており「個人の成績をとにかく良くして、チームの勝ちに貢献したい」と意気込んだ。


☆どうも制球に難があったようなのですが、今シーズン防御率が劇的に改善され、1.13。YouTubeで映像を観ましたが、サイド気味のフォームから、シンカー主体のピッチング。シンカー、と言っても落ちる球ではなく、日本で言う「ツーシーム」のようなボールですね。後は、スライダー、カットボール。基本的にはゴロを打たせて取るピッチャーのようです。右バッターの内角を突けるのかどうかと、左バッターをどう抑えるのか。


◇広島新外国人ヘルウェグ、愛称は「ヘルボーイ」? 7/3(火) 16:27配信 日刊スポーツ

 広島の新外国人ジョニー・ヘルウェグ投手(29)が3日、マツダスタジアムで入団会見した。

 「とてもわくわくしている。ここ2、3年は日本に行きたいと思っていた。素晴らしいチームに入れてうれしい」。米球界では主にリリーフ登板を務めてきた。13年にブルワーズでメジャー1勝の経験がある。今季はパイレーツ傘下3Aで24試合に登板し、1勝1敗11セーブの成績を残している。

 200センチの長身から投げ下ろす球は威力があり、今季は100マイル(約160・9キロ)もマークしたと自己申告。投球スタイルを聞かれて「パワーピッチャー。速いシンカーでゴロを打たすのを心がけている」と話した。

 米国ではファンから「ヘルボーイ」や「ヘルレーザー」と呼ばれていたという。「ヘルボーイ」は映画タイトルで、体の大きな主人公に由来するという。

 新天地でもブルペン陣の一角として期待される。「(米国で)終盤を任される投手をやっていた。任せてもらえたら光栄だし、入っていける投球をしたい。そういう場面で活躍したい。チームに貢献することにこだわりたい」と重責を担えるように意気込んだ。


☆ただ、外国人枠の問題を、どうするのか。


◇カープ・フランスア 来日初星 緊急救援5回0封 ウイニングボールはドミニカの家に 6/27(水) 9:00配信 デイリースポーツ

 「広島14-5巨人」(26日、マツダスタジアム)

 笑顔の花が咲いた。勝利のハイタッチ。広島のヘロニモ・フランスア投手はベンチ前で緒方監督と並ぶと、何度も白い歯をこぼした。14年秋に初来日してから5年目。「最高にうれしい」。5回を1安打無失点、9奪三振の力投でうれしいプロ初勝利を手にした。

 四回からマウンドへ上がった。3つのアウトを全て三振で奪って波に乗る。六回は先頭・長野の場面で雨脚が強くなり17分間中断した。それでも動じない。再開後も150キロ台の直球とチェンジアップを織り交ぜ、巨人打線を封じ込めた。

 28日の第3戦に先発予定だった。だが、24日の阪神戦からロングリリーフ要員としてもブルペン待機していた。ジョンソンが打ち込まれたことで出番が巡ってきた。期待に応える快投劇に緒方監督は「よく投げてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 日本で成功をつかむためにドミニカ共和国から海を渡ってきた。母のロレーナ・マルティネスさんからは「活躍してきて」と送り出された。来日当初になじめなかった日本食も母の言葉を思い出して克服した。

 「ウイニングボールはドミニカ(共和国)の家に飾りたい。でも1勝じゃなくて、もっともっと勝ちたいよ」。フランスアはまぶしいくらいの笑顔で言葉をつむいだ。異国での夢への挑戦は始まったばかりだ。


☆ジョンソンは外せないとして、ヘルウェグはジャクソンの代わりか、あるいはフランスアの代わりか。基本的には勝ちパターンのリリーフが足りなくなった時に、ということになると思います。




☆お次は、丸の話。


◇広島・丸に慢心なし 9戦7発も「どうなるか分からない」 7/3(火) 17:39配信 デイリースポーツ

 「広島-ヤクルト」(3日、マツダスタジアム)

 広島・丸佳浩外野手はマツダスタジアムに隣接する室内練習場で汗を流した。

 リーグ戦再開後は9試合で7本塁打と絶好調。打率も・331まで上昇し、6月30日・DeNA戦(横浜)では通算1000安打も達成した。それでも丸は「おとといまでは良かったけど、今日はどうなるか分からない」と表情を引き締めていた。


☆オールスターに選ばれなかった訳ですが、「プラスワン投票」で選ばれる可能性も。他球団やポジションの兼ね合いがあるとはいえ、この成績で選ばれない、ってのは、ちょっとかわいそうですからね。


◇広島丸、王貞治だけが達成した「出塁率5割」に挑む 球史に残る1年となるか? 7/3(火) 16:54配信 Full-Count


◆安打数より多い四死球数 突出した丸の出塁率

 6月30日に1000本安打を達成したばかりの広島・丸佳浩は、7月1日のDeNA戦で2本塁打を含む5打数3安打と大暴れした。特筆すべきは出塁率の高さ。2位のヤクルト・坂口智隆に大きく差を開ける.508までアップした。

両リーグの出塁率5傑

セ・リーグ
1丸佳浩(広).508(57安打61四球2死球)
2坂口智隆(ヤ).443(77安打41四球2死球)
3坂本勇人(巨).418(95安打43四球0死球)
4鈴木誠也(広).417(56安打37四球2死球)
5山田哲人(ヤ).413(74安打56四球0死球)

パ・リーグ
1近藤健介(日).466(75安打40四球1死球)
2秋山翔吾(西).434(105安打41四球3死球)
3柳田悠岐(ソ).407(93安打30四球1死球)
4山川穂高(西).403(72安打52四球7死球)
5中村奨吾(ロ).399(85安打30四球11死球)

 丸の出塁率は突出している。セ・パ両リーグの規定打席到達打者の中で、ただ一人安打数より四死球数が多い。今季の丸は、打率もさることながら、選球眼がずば抜けていると言える。

 NPBの出塁率の計算式は、1984年までは(安打数+四死球数)÷(打数+四死球数)だった。1985年からは(安打数+四死球数)÷(打数+四死球数+犠飛)になった。

 また、打撃タイトルとしては、セ・リーグは1967年から84年までは最高出塁数、パ・リーグは1962年から84年は最高出塁率(旧計算式)だった。そうした経緯があったため、NPBの公式サイトではシーズン最高出塁率のランキングは掲載されていない。


◆10傑中7回登場する王さんでも出塁率5割超えは2回だけ

 現在の計算式で計算したNPBのシーズン出塁率10傑はこうなる(戦前のショートシーズンの時期を除く)。

1王貞治1974年.534(巨人/128安打158四球8死球)
2王貞治1973年.504(巨人/152安打124四球4死球)
3王貞治1966年.499(巨人/123安打142四球7死球)
4王貞治1965年.493(巨人/138安打138四球6死球)
5王貞治1967年.490(巨人/139安打130四球7死球)
6王貞治1976年.488(巨人/130安打125四球2死球)
7落合博満1986年.487(ロッテ/150安打101四球3死球)
8王貞治1977年.482(巨人/140安打126四球6死球)
9落合博満1985年.48063(ロッテ/169安打101四球3死球)
10バース1986年.48059(阪神/176安打82四球2死球)

 10位以内には王貞治の名前が7回出てくる。他には落合博満が2回、バースが1回だけ。868本塁打の大記録を樹立した王貞治は、勝負を避け歩かされることが非常に多かった。このため、出塁率も圧倒的な数字になっている。なおショートシーズンだった1938年以前では、1937年秋に景浦將(タイガース)が出塁率.515、1938年春に桝嘉一(名古屋)が.493を記録している。

 しかしその王貞治でも出塁率.500超えは2回だけ。今年の丸は、ロングシーズンでは王貞治以外には誰も記録していない”5割超え”に挑戦しようとしているのだ。丸が以降の試合にフル出場し、今と同じペースで出塁するとすれば、最終的には132安打141四球9死球になる。141四球はこれも王貞治が1974年に記録した158四球、1966年に142四球につぐ史上3位の記録となる。


◆投手が勝負を避けるのではなく、純粋な選球眼で出塁する丸

 王貞治は出塁率1位の1974年、2位の73年といずれも3冠王。また、落合博満も7位の86年、9位の85年は3冠王。バースも10位の86年は3冠王だった。

 しかし今年の丸は、好成績ではあるが3冠王の可能性は低い。丸は、投手が勝負を恐れて歩かせようとする長距離打者ではなく、純粋にずば抜けた選球眼の高さで安打以上の四球を選び、空前の「出塁率5割」を実現しようとしているのだ。球史に残る活躍をしようとしている、丸佳浩の今後に注目だ。


☆あら、出塁率って、犠飛も計算に入れるんですね。


☆出塁率5割ってことは、1試合に4打席回るとして、常に2回しかアウトにならない、ってこと。これはすごい。もちろん丸も警戒されている訳で、「純粋に選球眼」という表現が妥当かどうかはさておき、ボール球を振らない上に、左にも大きいのが飛ぶ訳ですから、相手ピッチャーにしたらまあ面倒なバッターですわ(笑)。


☆で、誠也くん・松山と続く。野間くんも今年は好調、西川くんも打率を上げてきたし、8番には会沢が控える。まあ相手ピッチャーからしたら、息つく暇がありません。


☆守備でも丸は、中心的存在。


◇気が早い?でも期待してしまう広島外野勢のGグラブ独占 実現すれば06年以来 6/27(水) 11:12配信 デイリースポーツ

 まだ6月下旬。ペナントレースの前半戦も終わっていない。気の早い話だとは分かっているが、カープ外野陣を見ていると、ついつい思いを巡らせてしまう。ゴールデングラブ賞の広島勢による外野部門ジャックだ。

 今年は中堅・丸、右翼に鈴木、左翼は成長株の野間が守る。丸は昨年まで5年連続受賞の常連。鈴木も2年連続で輝いた。広瀬外野守備走塁コーチは「誠也の肩は球界でもトップクラス。丸は経験があるし、バッターを読んで誠也と野間によく指示してくれている」と高く評価する。今年も2人が有力候補なのは間違いない。

 ただ今年の2人は故障明け。丸は4月下旬に右太もも裏を痛め、右くるぶし骨折からの復活を目指す鈴木も、開幕後に下半身の張りを訴え一時離脱した。同コーチは「1年を通して1軍にいてもらう形にしたい」とコンディションを優先する。鈴木に関してはノックなど練習量を加減し、走塁面でも無理はさせず、再発防止に細心の注意を払っている。

 今季、大ブレーク中の野間の評価も高い。昨季までは主に代走や守備固めとして存在感を示していただけに、「能力が高い。肩は強いし守備範囲も広い」と同コーチ。レギュラーとして試合に出続ける中で、状況判断など課題も見えてきたが、一方でそれは伸びしろとも言える。

 鍵は打撃だろう。同コーチは自身の経験から「外野手は打たないといけない」と話す。ここまでの野間は打率3割を超え、規定打席到達も射程圏。交流戦後半に快音から遠ざかった時期もあったが、リーグ戦再開後は再び息を吹き返した。

 同一チームからゴールデングラブ賞の外野部門独占が実現すれば、2006年の日本ハム(森本、SHINJO、稲葉)以来。セ・リーグでは初の偉業となる。リーグ3連覇を目指す中で鉄壁の外野陣から目が離せない。(デイリースポーツ・杉原史恭)


☆野間くんは規定に到達するようなことがあれば、まず間違いなく取るでしょう。いやいや、是非とも取ってほしい。




☆さてその他の話題、まずは、長井くん。


◇剛速球で鮮烈デビューの広島2年目・長井 レベルアップして1軍帰り咲きへ 5/27(日) 14:00配信 デイリースポーツ

 無念の2軍降格となったが、1軍で貴重な経験を積んだ。広島の2年目・長井良太投手(19)のデビューはあまりに鮮烈だった。4日ヤクルト戦。0-8の八回、2死走者なしの場面でプロ初登板。雄平と真っ向勝負し、自慢の直球で二ゴロに打ち取った。わずか、1アウト。それでも、自己最速154キロという数字で、十分すぎるインパクトを与えた。

 登板2試合目の15日・中日戦は1回2安打2失点。2者連続押し出しを含む3四球を与えるなど、課題を露呈した。だが、ファームを含めてプロ初の連投に臨んだ翌16日の同戦では苦い記憶をすぐさま払拭。1イニングを無安打無失点に抑え、リベンジに成功した。

 「持ち味の真っすぐは1イニングを投げても詰まった打球やフライが多かった。自分の真っすぐが通用しているのかなと思います。そういうところは収穫です。課題は真っすぐと変化球のコントロール。配球も自分で考えないといけない」

 1軍を経験した長井の率直な感想だ。変化球はスライダー、カーブ、フォークを操り、オープン戦の頃より精度は向上した。だが、中日のアルモンテには151キロを軽々とセンターオーバーとされるなど1軍打者のレベルを肌で実感。こだわるのは直球のスピード以上に質。制球力という課題も明確となった。

 ライバル2人の存在も成長の糧となっている。アドゥワと高橋昂は高卒2年目の同期。開幕直後は長井だけが2軍スタートだった。2人が1軍で活躍する姿を見て「すごい」と羨望のまなざしを送る一方、「悔しい」という思いも交錯して複雑な心境だったという。

 中でも高橋昂は高校時代から意識する存在だ。母校のつくば秀英は花咲徳栄と毎年練習試合を行う。実際に投げ合ったこともあるという。「ドラフトで一緒のチームになって驚きました」。今では仲間だが、ライバルを聞かれると、迷わず高橋昂の名前を挙げる。

 「外国人選手ともっと対戦したい。自分の真っすぐがどれくらい通用するのか楽しみ」

 長井は目をキラキラと輝かせる。まだ高卒2年目。もっともっとレベルアップして1軍返り咲きを目指す。(デイリースポーツ・杉原史恭)


☆ファームでは、15試合1勝1敗S2、防御率2.55。中継ぎとして起用されているようです。150㎞のストレートは、魅力的ですからね。


◇広島独自のドラフト戦略 スカウトがまず見るのは「カープの厳しい練習に耐えることはできるか」 6/3(日) 15:00配信 サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】

 広島は5月30日、今秋のドラフト会議に向けて広島市内のマツダスタジアムで苑田聡彦スカウト統括部長(73)ら、各地区の担当スカウトが参加し、スカウト会議を行った。

 取材に応じた苑田スカウト統括部長は「ピッチャーは毎年補強をしないといけない。現場は即戦力を求めているけど、カープは育成というのもある」と説明した。会議では指名候補を約150人に絞り込み、東洋大・梅津晃大投手(4年)、大阪桐蔭高・根尾昂内野手(3年)ら16人の映像を確認した。

 近年の広島の独自のドラフト戦略が脚光を浴びている。12年のD2位・菊池涼介(中京学院大)、13年のD2位・鈴木誠也(二松学舎大付高)、14年のD3位・田中広輔(JR東日本)とドラ1以外でもスターがズラリ。選手の努力はもちろん、その活躍の影には熱いフロントの存在もある。

 広島のスカウトは球団OBで構成され、各地域に1人ずつ配置。複数のスカウトを配置せず、基本的に個人行動。各自が日程を決めて、球団支給の「マツダ」車や公共交通機関を利用して、各地を動き回る。

 鈴木や田中を発掘した関東地区担当の尾形佳紀スカウト(39)の場合、1月は指名候補の所属先へのあいさつ回り。春、夏の野球シーズンは晩までビデオ片手に試合や練習を視察し、性格や態度まで徹底的に情報収集する。

 まず見るのは「カープの厳しい練習に耐えることはできるか」。次に投手では背の高さ、野手では足の速さや肩の強さと素材を重視。そして数カ月に1回のスカウト会議で選手を紹介して、他地区のスカウトとの社内コンペに勝ち抜けば、秋のドラフトで指名する。

 昨年のインタビューで尾形スカウトは「大変ですけど、その分やりがいはあります。担当した選手が1軍に上がってくれたらうれしいです」。リーグ3連覇を目指すカープはフロントも一丸となって、戦っている。(柏村翔)


☆カープは伝統的に、練習が厳しく、また打って走って、守れるチーム。


◇日めくりプロ野球【9月21日】1987年(昭62) 鉄人・衣笠祥雄 揺れる引退表明「なぜもっと頑張れないのか」 2011年9月21日 06:00 スポニチアネックス

 【広島6―5巨人】予感はあったが、その日は突然やってきた。連続試合出場の世界記録を樹立した、広島・衣笠祥雄三塁手が記者会見を開き、現役引退を表明した。

 「可能性を求めて野球を続けてきたが、走、攻、守の三拍子そろった野球ができなくなった。カープは守備のチーム。自分が納得できる守備ができなくなっては、これ以上プレーすることは耐えられない」。時折、声を詰まらせながらユニホームを脱ぐ理由を口にした鉄人。そうは言いながらも、「一生野球をやっていたい」という男の気持ちは大きく揺れていた。

 だからこそ思わず本音も出た。「なぜ、もう少し頑張れないのかとも思う。自分にご苦労さんとは言わない」。野球は続けたいが、体がついていかない。だましだましやれば、あと数年はできるだろう。しかし、2131試合連続出場という前人未到の記録を打ち立てた今、晩節を汚してはならないという思いは強かった。「打つだけならまだ自信がある」と、会見前には話していた衣笠だが、それでは意味がなかった。

(以下略)


☆前田・江藤・野村・緒方・金本・新井と、そうそうたるメンバーを揃えた「ビッグレッドマシン」の時代には、にもかかわらず優勝はできませんでした。それは、ピッチャーが揃っていなかったことと、今のように有機的な攻撃ができていなかったから。打てば勝てるけど、打てなきゃ終わり、またピッチャーも、踏ん張れませんでした。


☆今のチームは、走攻守、またベテランと若手が有機的に絡み合い、単純な戦力以上の力を、チームとして発揮することができる。だから若手が出てくるし、離脱者があっても影響は少ない訳です。


☆だからこそ、リーグ連覇を果たし、現在も2位に6.5ゲーム差をつけての、首位にいる訳です。ランナーに出ればピッチャーにプレッシャーをかけ、また積極果敢な走塁は間違いなく得点力をアップさせ、またピッチャーのテンポの良さ、守備のリズムは、攻撃にいい影響を与える。また守備範囲の広さ、野手同士の連携は、表に表れない形で、失点を防いでいる。


☆また、誰かに頼るのではなく、まさに「打線」で点を取っていくのも、カープの特徴。


◇打点上位30名の各チーム内訳

【広島】
松山  43
鈴木  42
丸   35
菊池  33
野間  27
會澤  26
田中  26
バティスタ 24

【ヤクルト】
バレンティン 60
青木  40
山田哲 37
西浦  32
雄平  25

【巨人】
坂本勇 51
岡本  45
マギー 36
長野  29
ゲレーロ 29
亀井  28

【阪神】
糸井  40
福留  34

【DeNA】
筒香  49
ロペス 42
宮崎  38

【中日】
アルモンテ 44
ビシエド 44
高橋  32
福田  32
大島  25
平田  24

(7月3日現在)


☆阪神は完全に福留・糸井頼み、DeNAはクリーンナップの3人。ヤクルトは西浦の頑張りが目を引きます。また中日は、両外国人の後に続くのが、福田くん・高橋くん。


☆で、カープは実に8人がランクイン。松山は左ピッチャーの時には外れることがあり、またバティスタも常時出ている訳ではありません。これは、個々の実力云々というよりは、カープというチームだからこそ、と考えた方が、納得がいきます。


☆つまり、戦力、なんてのは、そんなもの。阪神はロサリオの不調で、代わって使った陽川が先週だけで13打点を挙げる大活躍。また巨人岡本の大活躍は、ご存じの通り。巨人で芽の出なかった大田は、今や日本ハムの主力。


☆ロサリオを獲得した阪神金本監督は「今までで一番強い」と豪語してましたが、ロサリオの不調で危機となったチームを救ったのは、陽川であり、原口、糸原、植田、熊谷ら、若手。糸井の離脱はむしろ阪神にはチャンスで、高山、伊藤隼、中谷、江越と、阪神には楽しみな若手がうようよいます(笑)。


☆若手というのは、脆い面もありますが、伸び盛りの時は、とんでもない力を発揮するし、使ってやって結果を残すことで、自信をつける。使わなければ伸びないし、結果も残せない。




☆おしまいは、この話題。


◇広島・松山が国内FA権取得 「素直にうれしい」 6/27(水) 16:37配信 デイリースポーツ

 広島・松山竜平外野手(32)が27日、出場選手登録が7年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした。

 2007年度の大学生・社会人ドラフト4巡目で九州国際大から入団した松山。この日の守備練習後、取材に応じ「取れたことは素直にうれしい。(行使については)シーズン中なので、どうしようとかは全然考えていない」と語った。

 松山は今季62試合に出場し打率・322、7本塁打と好調を維持している。(記録は26日現在)


☆…オフにはたっぷり給料を上げてあげて下さい(笑)。




◇セ・リーグ

▽巨人 6 - 5 DeNA (12回戦 G4-7-1 東京ドーム)
 巨人は2点を追う6回裏、坂本勇が2ランを放ち、同点とする。直後に2点のリードを許すも、7回に陽と宇佐見の2者連続適時二塁打で4点を奪い、逆転に成功した。投げては、4番手・マシソンが今季3セーブ目。敗れたDeNAは、救援陣がリードを守りきれなかった。
勝 谷岡 2勝1敗0S
敗 田中健 0勝1敗0S
セーブ マシソン 0勝2敗3S
本塁打 [DeNA] 柴田3号(4回表2ラン) [巨人] 坂本勇11号(6回裏2ラン)

▽阪神 5 - 10 中日 (12回戦 T6-6 甲子園)
 中日は初回、高橋と福田の2者連続適時打で幸先良く4点を先制する。その後5-2で迎えた6回表には、京田、平田、ビシエドの3者連続適時打で一挙5点を追加した。先発・小笠原が6回途中3失点で今季3勝目。敗れた阪神は、エース・メッセンジャーが乱調だった。
勝 小笠原 3勝6敗0S
敗 メッセンジャー 9勝5敗0S

▽広島 試合前中止 ヤクルト (マツダ)


☆DeNAは5回までまたもパーフェクトだったバリオスを6回に2点取られると諦め、リリーフ陣が逆転を許します。巨人はマシソンを抑えに回しましたが、リリーフ陣はどこも大変ですわ。


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   72 41 30 1 .577 ー
② ヤクルト 71 34 36 1 .486 6.5
③ 巨人   74 35 38 1 .4795 0.5
④ 阪神   72 34 37 1 .4789 0.0
⑤ DeNA 72 32 38 2 .457 1.5
⑥ 中日   75 33 41 1 .446 1.0


◇【3日のプロ野球公示】阪神・糸井、オリックス・宗を抹消、DeNA・戸柱&国吉、日本ハム・玉井を登録 7/3(火) 16:06配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構は3日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
阪神      投手   望月 惇志
阪神      内野手  大山 悠輔
DeNA      投手   国吉 佑樹
DeNA      捕手   戸柱 恭孝
巨人      投手   中川 皓太

【抹消】
阪神      外野手  糸井 嘉男

※7月13日以後なければ出場選手の再登録はできない。

<パ・リーグ>
【登録】
オリックス     捕手   西村 凌
日本ハム      投手   玉井 大翔

【抹消】
オリックス     内野手  宗 佑磨

※7月13日以後なければ出場選手の再登録はできない。


☆そうそう、阪神には大山もいましたわ。


◇7月4日(水)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
田口 麗斗
13試合2勝5敗 防御率4.71 WHIP1.64
対DB 2試合1勝1敗 防御率2.77 WHIP1.23
 VS (東京ドーム 18:00)
○横浜DeNAベイスターズ
J.ウィーランド
7試合2勝4敗 防御率3.19 WHIP1.37
対G 2試合1勝1敗 防御率3.38 WHIP1.57

○阪神タイガース
藤浪 晋太郎
7試合2勝2敗 防御率5.17 WHIP1.75
対D 1試合0勝0敗 防御率3.86 WHIP1.67
 VS (甲子園 18:00)
○中日ドラゴンズ
大野 雄大
3試合0勝2敗 防御率10.50 WHIP2.08
対T 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○広島東洋カープ
K.ジョンソン
11試合4勝2敗 防御率3.49 WHIP1.19
対S 1試合0勝1敗 防御率5.40 WHIP1.80
 VS (マツダスタジアム 18:00)
○東京ヤクルトスワローズ
D.ブキャナン
14試合6勝4敗 防御率2.93 WHIP1.23
対C 3試合1勝1敗 防御率3.10 WHIP1.04


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