2018年9月27日木曜日

ヤクルト23回戦(マツダ)。


 ◇スタメン

【広島】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 9 鈴木
⑤ 3 松山
⑥ 7 野間
⑦ 2 會澤
⑧ 5 安部
⑨ 1 九里

【ヤクルト】
① 3 坂口
② 8 青木
③ 4 山田哲
④ 7 バレンティン
⑤ 9 雄平
⑥ 5 大引
⑦ 6 西浦
⑧ 2 中村
⑨ 1 ブキャナン


☆先発は、カープが九里、ヤクルトがブキャナン。ブキャナンは今年は得意にしてますから、序盤から攻略したいところ。集中して試合に臨めるかどうか、ですね。九里くんはこのところ良いですから、やってくれますよ。今日こそすっきり優勝を決めましょう!


(S)1回表
①坂口ファーストゴロ、②青木ファーストゴロ、③山田哲サードライナー、この回三者凡退、無失点。…坂口は1ー2から真ん中低めツーシーム、一二塁間の当たり松山ダイビングキャッチ、青木はフルカウントから15球目真ん中高めチェンジアップ、山田は3ー1から内角高めツーシーム。


(C)1回裏
先頭①田中 センター前ヒット…1ー2から内角低めストレート。田中くんが出ました。
 無死1塁
②菊池 送りバント
 1死2塁
③丸 センター前先制タイムリーヒット カープ先制、広1-0ヤ。…3ー1から外角低めチェンジアップ。難しい球をうまく持っていきましたよ。
 1死1塁
④鈴木 四球
 1死1・2塁
⑤松山 センターへタイムリーツーベース 広2-0ヤ。…0ー1から真ん中高めストレート、ショートの前で大きくイレギュラー、西浦くんバンザイ(笑)。これはラッキー(^^;
 1死2・3塁
⑥野間 ピッチャーへタイムリー内野安打 広3-0ヤ。…1ー0から外角チェンジアップ、ブキャナングラブに当てて捕れず。まあせこいタイムリー(笑)。
 1死1・3塁
⑦會澤 レフト前タイムリーヒット 広4-0ヤ、1塁ランナー3塁へ。…フルカウントから内角ストレート、ランエンドヒット。まだチャンスですよ。
 1死1・3塁
⑧安部 センターへ犠牲フライ 広5-0ヤ。…初球外角低めチェンジアップ。浅めのフライ、まあ野間くん速いったら(笑)。
 2死1塁
⑨九里 三振、この回5点。…鮮やかな先制攻撃でした。


(S)2回表
④バレンティンセカンドゴロ、⑤雄平ライトフライ、⑥大引三振、この回三者凡退、無失点。…バレンティンはど真ん中カーブ、九里くんの足に当たって菊池の前へ、雄平は1ー2から内角つり球、大引は1ー2から5球目外角ストレート、これはナイスボール。


(C)2回裏
①田中セカンドゴロ、②菊池セカンドフライ…田中くんは0ー1から外角チェンジアップ、菊池は0ー2から真ん中つり球。
 2死
③丸 センター前ヒット…初球内角ストレート。
 2死1塁
④鈴木 レフト前ヒット…0ー1から真ん中低めボール球ツーシームを二遊間へ。
 2死1・2塁
⑤松山 セカンドゴロ、この回無得点。…初球真ん中高めカットボール。


(S)3回表
⑦西浦ショートゴロ、⑧中村セカンドフライ、⑨ブキャナン見逃し三振、この回三者凡退、無失点。…西浦は0ー2から5球目内角高めストレート、中村はフルカウントから内角低めツーシーム。九里くん、3回までパーフェクト。


(C)3回裏
⑥野間レフトフライ、⑦會澤三振…野間くんは1ー2から5球目外角低めチェンジアップ、会沢は2ー2から外角低めボール球チェンジアップ。
 2死
⑧安部 詰りながらもセンター前ヒット…0ー1から内角高めストレート。
 2死1塁
⑨九里 見逃し三振、この回無得点。


(S)4回表
先頭①坂口 センター前ヒット…フルカウントから8球目真ん中低めチェンジアップ。
 無死1塁
②青木 ライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…初球真ん中高めカーブ。う~ん、ここは何とか1点で抑えたい。
 無死1・3塁
③山田哲 四球
 無死満塁
④バレンティンファーストフライ、⑤雄平ショートゴロゲッツー、この回無失点。…バレンティンは2ー1から内角ツーシーム、雄平は1ー0から真ん中低めボール球スライダー。あらま、無失点(笑)。


(C)4回裏
①田中ファーストゴロ、②菊池ピッチャーゴロ、③丸セカンドゴロ、この回三者凡退、無得点。…田中くんは0ー1から真ん中低めボール球チェンジアップ、菊池は初球真ん中低めチェンジアップ、丸は2ー1から真ん中低めチェンジアップ。


(S)5回表
⑥大引 三振…1ー2から内角低めボール球ツーシーム。
 1死
⑦西浦 死球
 1死1塁
⑧中村セカンドゴロ、⑨ブキャナンの代打村上ボテボテのピッチャーゴロ、この回無失点。…中村は2ー2から内角高めツーシーム、村上くんは初球外角高めボール球ツーシーム。九里くん、5回まで無失点で来ましたね。


(C)5回裏、投手ハフ(S)。
先頭④鈴木 ショート内野安打…2ー2から外角低めチェンジアップを三遊間へ、誠也くんヘッスラ。うちの4番は、打って走って守れますから。
 無死1塁
⑤松山 センターフライ…初球真ん中低めストレート。タイミング、もうちょっとなんですけどね。
 1死1塁
⑥野間 ライトへタイムリースリーベース 広6-0ヤ。…2ー2から8球目真ん中低めカットボールをライト線へポトリ。いやいや野間くん速いったら(笑)。
 1死3塁
⑦會澤 三振…2ー2から外角つり球。
 2死3塁
⑧安部 敬遠
 2死1・3塁
⑨九里の時、1塁ランナー安部盗塁
 2死2・3塁
⑨九里 見逃し三振、この回1点。


(S)6回表
①坂口ショートゴロ、②青木ファーストゴロ、③山田哲三振、この回三者凡退、無失点。…坂口は1ー0から外角高めツーシーム、青木は0ー1から真ん中低めツーシーム、山田はフルカウントから内角低めボール球ツーシーム。


(C)6回裏、投手中尾(S)。
先頭①田中 センター前ヒット…2ー2から6球目外角ストレートを二遊間へ。田中くんが出ました。
 無死1塁
②菊池 送りバント、ピッチャー中尾悪送球、1塁ランナー3塁へ。…雄平がきっちりカバーに行ってましたね。菊池は2塁へ行けません。
 無死1・3塁
③丸 ファーストゴロの間に3塁ランナーホームイン 広7-0ヤ、1塁ランナー2塁へ。…2ー0から真ん中低めスライダー。これはいい1点。
 1死2塁
④鈴木 四球
 1死1・2塁
⑤松山 ライトへタイムリーツーベース 広8-0ヤ。…初球真ん中低めストレート、右中間へポトリ。
 1死2・3塁
⑥野間サードファウルフライ、⑦會澤ショートライナー、この回2点。…野間くんは0ー1から真ん中低めスライダー、会沢は0ー1から外角ストレート、ショート西浦ジャンピングキャッチ。


(S)7回表
④バレンティンつまったセカンドゴロ、⑤雄平センターフライ、⑥大引ピッチャーゴロ、この回三者凡退、無失点。…バレンティンは0ー1から内角ツーシーム、雄平は1ー2から7球目外角スライダー、大引は初球外角スライダー。


(C)7回裏、⑥大引に代わり投手中澤(S)。レフト比屋根、⑨中尾に代わりサード川端。
先頭⑧安部 レフトへスリーベース…フルカウントから外角低めストレート、レフト比屋根僅かに届かず。
 無死3塁
⑨九里 見逃し三振…九里くん8回も行きますね。
 1死3塁
①田中 つまりながらもセンター前タイムリーヒット 広9-0ヤ。…1ー0から内角シュート。
 1死1塁
②菊池 ライト前ヒット…0ー1から外角シュートをきれいにライト前へ。
 1死1・2塁
③丸 ライト前タイムリーヒット 広10-0ヤ。…2ー2から真ん中低めスライダー。今日はつなぎますね~。
 1死1・2塁
④鈴木三振、⑤松山の代打新井サードゴロ、この回2点。…誠也くんは2ー2から6球目内角高めストレート、新井さんは2ー0からど真ん中シュート。


(S)8回表⑤松山の代打新井そのままファースト。
⑦西浦センターフライ、⑧中村の代打西田セカンドゴロ、⑨川端センターフライ、この回三者凡退、無失点。…西浦は0ー2から真ん中低めボール球フォーク、西田はフルカウントから8球目内角フォーク、川端は初球真ん中高めスライダー。


(C)8回裏、投手風張(S)。センター上田、⑧中村の代打西田そのままキャッチャー。
先頭⑥野間 ライト前ヒット…初球ど真ん中スライダーを一二塁間へ。野間くんが出ました。
 無死1塁
⑦會澤センターフライ、⑧安部三振、⑨九里の代打バティスタフェンスギリギリのセンターフライ、この回無得点。…会沢は2ー1から内角高めストレート、安部は0ー2から内角ストレート、バティスタは2ー2から真ん中高めスライダー。バティスタは行ったと思ったんですけどね~。


(S)9回表、投手中崎(C)。
①坂口フルカウントから7球目真ん中高めスライダーにセカンドフライ、②上田2ー1から内角高めストレートにサードフライ、③山田哲フルカウントから7球目外角低めスライダーに三振、この回三者凡退、無失点、カープ優勝~(/--)/🎊


広島 対 ヤクルト (23回戦 広18勝5敗0分 18時00分 マツダスタジアム 32244人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
S 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
C 5 0 0 0 1 2 2 0 X 10
勝 九里 23試合8勝4敗
敗 ブキャナン 27試合9勝11敗

【ヤクルト】
      打 安 点 打率 本
① 3 坂口  4 1 0 .314 3
② 8 青木  3 1 0 .326 10
  8 上田  1 0 0 .228 1
③ 4 山田哲 3 0 0 .311 33
④ 7 バレンティン
      3 0 0 .266 34
  7 比屋根 0 0 0 .000 0
⑤ 9 雄平  3 0 0 .320 9
⑥ 5 大引  3 0 0 .340 2
  1 中沢  0 0 0 ---- 0
  1 風張  0 0 0 .000 0
⑦ 6 西浦  2 0 0 .253 10
⑧ 2 中村  2 0 0 .206 5
打 2 西田  1 0 0 .000 0
⑨ 1 ブキャナン
      1 0 0 .125 0
打 村上  1 0 0 .083 1
  1 ハフ  0 0 0 .100 0
  1 中尾  0 0 0 ---- 0
  5 川端  1 0 0 .264 3
計     28 2 0 .267 124
残塁3、併殺0

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 6 田中  5 3 1 .265 9
② 4 菊池  3 1 0 .236 13
③ 8 丸   5 3 3 .324 38
④ 9 鈴木  3 2 0 .321 30
⑤ 3 松山  4 2 2 .303 12
打 3 新井  1 0 0 .221 4
⑥ 7 野間  5 3 2 .297 5
⑦ 2 会沢  5 1 1 .302 13
⑧ 5 安部  3 2 1 .235 4
⑨ 1 九里  4 0 0 .069 0
打 バティスタ
      1 0 0 .250 25
  1 中崎  0 0 0 ---- 0
計     39 17 10 .265 172
残塁11、併殺1

【ヤクルト】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
ブキャナン
    27 9 11 0 4 63 8 3 1 5 4.17
ハフ  32 2 6 0 1 26 2 2 1 1 5.06
中尾  54 7 3 0 1 22 2 0 1 0 3.50
中沢  37 0 0 0 1 29 4 2 0 2 6.91
風張  49 2 4 0 1 13 1 1 0 0 4.78

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
九里  23 8 4 0 8 121 2 4 2 0 4.37
中崎  64 4 0 30 1 18 0 1 0 0 2.57

◇盗塁 安部(5回)
◇失策 中尾(6回)
◇試合時間 3時間02分


◇広島がセ・リーグ3連覇 巨人以外では初 地元で緒方監督胴上げ 9/26(水) 21:37配信 産経新聞

 プロ野球セ・リーグで優勝へのマジックナンバーを「1」としていた広島は26日、広島市南区のマツダスタジアムで行われた2位ヤクルト戦に10-0で勝利し、3年連続9度目の優勝を決めた。セ・リーグの3連覇は巨人以外で初めて。

 打撃陣が好調の広島は4月下旬から首位に立ち、2位以下を大きく引き離した。就任4年目の緒方孝市監督(49)は27年ぶりの地元優勝を決め、ナインに胴上げされた。

 日本シリーズ(10月27日、セ・リーグ出場チーム本拠地で開幕)進出を争うクライマックスシリーズ(CS)にはファイナルステージ(10月17日開幕)から出場し、昭和59年以来34年ぶりの日本一を目指す。


◇広島が球団初リーグ3連覇、悲願本拠地で10点完勝 9/26(水) 21:03配信 日刊スポーツ

<広島10-0ヤクルト>◇26日◇マツダスタジアム

 広島が球団初のリーグ3連覇を本拠地マツダスタジアムで決めた。過去、セ・リーグでは巨人しか達成していなかった3連覇以上の歴史を塗り替えた。16年のリーグ優勝は東京ドーム、17年は甲子園で歓喜の瞬間を迎えたが、念願の地元Vだ。23日にM1とし2連敗で生みの苦しみを味わった分だけ、ファンとともに味わう最高の瞬間もまた格別だった。

 広島打線が初回からヤクルト先発ブキャナンに襲いかかった。1死二塁で3番丸が中前適時打を放ち先制。1死一、二塁から5番松山が遊撃手前でイレギュラーする幸運な中堅二塁打で2点目。6番野間も1死二、三塁から投前適時打。7番会沢は1死一、三塁から左前適時打。8番安部は1死一、三塁から中堅犠飛で続いた。この回打者9人5安打を集中させ、一挙5得点で主導権を握った。

 5回には先頭の4番鈴木が遊撃への内野安打で出塁。1死後、6番野間が右翼線を破る適時三塁打を放ち1点追加。6回には先頭の1番田中が中前打で出塁。続く菊池の犠打が投手の悪送球を誘い無死一、三塁とし、3番丸の一ゴロの間に1点追加、なおも4番鈴木が四球で一、二塁とし5番松山が右翼へ適時二塁打を放った。

 7回には先頭の8番安部が左翼へ三塁打。1死後、田中が右中間へ適時打を放ち、なおも続く菊池の右前打で一。二塁。丸の右翼への適時打でこの回2点を加えた。

 投げては先発九里がヤクルト打線を相手に、3回までいずれも3者凡退と好発進。4回、連打と四球で無死満塁とされ、4番バレンティンという絶体絶命のピンチも一飛に抑え、続く雄平も遊ゴロ併殺に仕留め無失点で切り抜けた。九里は8回まで得点を許さず。9回は中崎が3人で締めた。

 広島はリーグ1位としてクライマックスシリーズ(CS)に出場。2位と3位によるファーストステージ勝者とのファイナルステージに17日から臨む。


☆野球っちゅうのはほんとに不思議なもので、元気なくなかなか優勝が決められないカープと、5連勝中と意気上がるヤクルト。先発はブキャナンと九里くん、「また今日も決められないんじゃ…」と思っていたそこのあなた、K.Oもそうです(笑)。


☆蓋を開けてみれば、10ー0の完勝。もう最初から、両チームの集中力の差は歴然としてましたね。


◇広島27年ぶり本拠地胴上げ、緒方監督9度宙を舞う 9/26(水) 21:58配信 日刊スポーツ

<広島10-0ヤクルト>◇26日◇マツダスタジアム

 広島が、球団初のリーグ3連覇を達成した。優勝マジック1のまま2日間足踏みしたこの日、2位ヤクルトとの直接対決に大勝し、3年連続9度目のセ・リーグ優勝が決まった。本拠地での胴上げは27年ぶり。

 先発九里が8回無失点の好投。打線も1回に5点を奪う猛攻。中盤にも加点し大量リード。9回は守護神中崎が山田哲を三振に打ち取り、3年連続の胴上げ投手となった。マツダスタジアムのスタンドを真っ赤に染めたファンが大歓声を送る中、緒方孝市監督が選手らの手で9度、宙を舞った。また、今季限りでの引退を表明している新井も胴上げされた。

 今季は、開幕4連勝スタート。早々に首位となり、いったん2位に落ちることはあったが、4月下旬に首位に立ってからは徐々に2位以下を引き離し独走態勢に入った。8月15日に優勝マジック「32」を点灯させ、8月終盤に7連勝で一気にマジックを減らした。その後6連敗するなど苦戦したが、同23日に3年連続リーグ優勝に王手をかけていた。

 指揮官は優勝インタビューで「リーグ優勝、3連覇おめでとうございます!」とファンに呼びかけ「選手だけでなくファンと一緒になって胴上げしてもらったようで、夢のようでした。日本一というゴールへ向かって戦いは続きます。ご声援お願いいたします」とあいさつ。次はクライマックス・シリーズ(CS)を勝ち抜き、日本一を目指す。


☆新井さんも、胴上げ。


◇引退の広島新井「こんな幸せなことはない」胴上げに万感の表情 9/26(水) 22:43配信 デイリースポーツ

 「広島10-0ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 今季限りで引退する広島の新井貴浩内野手が、緒方監督に続いて胴上げされた。仲間から促されて照れくさそうに輪の中心に入り、ファンの大歓声を浴びながら6度、宙を舞った。

 新井は「最高ですね。地元で27年ぶりの優勝ですし、自分は最後なので…。また格別です」と万感の表情。胴上げについて「俺はいいからと石原に言ってたんですが」と苦笑いしたが、「うれしいですね。バティスタが『疲れた、重い』と言ってました。本当にこんな幸せなことはないです」と振り返った。

 この夜は10点リードの七回2死一、二塁の場面で、代打出場。5番・松山に代わって緒方監督が球審に代打を告げると、満員のカープファンで埋まった観客席から「ア・ラ・イ」の大コールを送られた。三ゴロに倒れたが、そのまま松山に代わって一塁の守備につき、優勝の瞬間をグラウンドで迎えた。

 広島復帰後、4シーズンで3度の優勝。「チームメート、ファンの方のおかげです」と感謝した。


☆いやいや、とにかく優勝おめでとうございます、ってことで、緒方監督の優勝インタビュー。


◇【広島】緒方監督、地元での胴上げに「本当に夢のような時間」 優勝インタビュー全文 9/26(水) 22:38配信 スポーツ報知

◆広島10―0ヤクルト(26日・マツダスタジアム)

 広島が、3年連続9度目のリーグ優勝を決めた。マジック「1」で迎えたマツダスタジアムでのヤクルト戦に勝利し、緒方孝市監督(49)が、就任4年目にして本拠地で初めて胴上げされた。

 以下は緒方監督の優勝インタビュー

「ありがとうございます。昨年、ここで優勝のチャンスがあって、それを逃してしまったので、今年は絶対にマツダで優勝を決めるんだと選手もチーム全員がそういう思いで今日は臨みました。ファンの方とこうして喜ぶ瞬間を迎えられて本当にうれしく思います。ファンの皆さん、リーグ優勝、3連覇おめでとうございます!」

―マツダでの胴上げ。見えた景色は格別だったのでは?

「最高ですね。選手だけでなくて、スタンドのファンと一緒になって、胴上げをしていただいているみたいで本当に夢のような時間でした。ありがとうございました」

―今日の試合も投打がかみあった

「プレーボールから松山が目の覚めるようなファインプレーをしてくれて、打線の方もびっくりして初回から5点を取ってくれるし、今日は何といっても九里ですね。九里が今シーズン一番の投球をしました。本当にナイスピッチングです」

―今年を振り返って

「長かったです。すごくここまで長く感じました。シーズンが始まって苦しいことの連続で、厳しい試合も多くて、チームとしても安定した戦いというのが長く続かなかったので本当に苦しかったです。ただ、その中でも選手、主力選手が本当にチームを引っ張ってくれて、若い力、新しい力がチームに大きな力となって、一試合一試合、自分たちのやれる野球を最後まで信じてやった一試合一試合の積み重ねがこの優勝につながったと思います」

―被災された方にも勇気を与える優勝になった

「信じられないような悲しい出来事が起こったんですけど、リーグ戦が中止になって、選手も動揺したと思います。そこからもう一度、気持ちを入れ直して、信じられないような勝ち方、戦い方、本当に選手は頑張ってくれました」

―選手にかけてあげたい言葉

「本当にすごい選手たちです。一年一年、力をつけて成長しています。3連覇という広島に新しい歴史をつくってくれた選手たちに『よく頑張った』と。その言葉しかないです」

―ファンの皆さんに

「選手が力を発揮できたのも、たくさんの声援があったからこそだと思います。マツダスタジアムだけではなく、全国の球場で本当に大きな声援をいただき、本当に感謝しています」

―日本一に向けて

「まず一つリーグ優勝という目標を達成しました。ただ、今シーズンはここがゴールではないです。日本一というゴールに向かって、まだ戦いは続きます。ご声援よろしくお願いします」


☆災害の話になると、ちょっと言葉を選ぶシーンもありました。誠実な人柄の出た、すばらしい優勝インタビューだったと思います。


☆その後の、共同会見。


◇地元V決定に丸「360度喜んでもらえた」 昨年離脱の誠也「結果を出して貢献を」 9/26(水) 22:45配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島10―0ヤクルト(2018年9月26日 マツダ)

 球団初のセ・リーグ3連覇を決めた広島は緒方監督、会沢選手会長、大瀬良、丸、鈴木が共同会見に臨んだ。

 選手会長の会沢は優勝にまず「ほっとした。うれしかった」と安どの表情、27年ぶりの地元胴上げには「最高です」と素直に喜びを表した。会長としては「一人一人が自覚と責任を持ってやってくれた」と話し、台頭した若手にも頼もしさを実感。クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズには「2年連続で悔しい思いをしている。気を引き締めてやっていく」と今後の戦いを見据えた。

 今季リーグトップの15勝を挙げ、シーズンを通してエースの働きを見せた大瀬良は「2年前はケガで貢献できなかったし、昨年は今年のように働けなかった。喜びとほっとしている思いが強い」と話し、タイトル獲得間近なことについては「もちろんうれしいがチームが勝てるようにやってきた。次の登板へしっかり調整したい」と次なる1勝に目を向けた。

 本塁打でリーグトップタイの38本をマークしている丸は「地元で決まって同じ優勝でも違うものがある。360度カープファンで、喜んでもらえて、うれしくなった」と自らも喜んだ。今季は途中離脱する時期もあったが、次々にアーチをかけて優勝に導いた「自分はホームランバッターではない。いいスイングを、と思っている」と謙虚だが、昨年まで2年連続で日本一を逃していることについては「経験を生かしてCS、日本シリーズを戦いたい。新井さんと1日でも(長く)やりたい」と引退する大先輩を思いやった。

 最後に鈴木は「素直にうれしい。マジックがスムーズに減ったが、1になって違った雰囲気になっていた。なかなか決まらなかったが勝てて本当にうれしい」と重圧がかかった中での勝利を喜んだ。昨年は負傷でCS出場がかなわなかったが、今年は「結果を出して貢献したい」と活躍を誓っていた。

 このあとビール掛けが行われ、用意された6000本はあっという間に空になった。


☆ビールかけ含め、優勝関連のことは別記事でやるとして、この記事ではとりあえず、試合のことを。


◇広島強烈先制パンチ!丸先制口火に打者9人一挙5点 9/26(水) 19:00配信 日刊スポーツ

<広島10-0DeNA>◇26日◇マツダスタジアム

 じらしにじらされた分、勝利の女神がほほ笑み始めた?

 優勝マジック1で2位ヤクルトと直接対決を迎えた広島が、初回から鮮やかな先制攻撃を見せた。

 先頭田中広輔内野手の中前打と、犠打で1死二塁。ここで丸佳浩外野手が中前に先制打を放った。「前の2人がつないでくれたので何とか食らいつきました。いい先制点になりました」。

 鈴木誠也外野手の四球をはさんで1死一、二塁。ここで松山竜平外野手が遊撃に平凡な打球を放ち、併殺打になるかと思われたが遊撃西浦の目の前で大きくバウンドが変わった。二塁打となり「ラッキーです」という2点目が入った。

 さらには1死二、三塁から野間峻祥外野手の緩い投ゴロをブキャナンがグラブに当て、二塁山田が逆を突かれて内野安打になり、3点目。野間は「いいところに飛んでくれた。結果的によかった」と笑った。

 その後も会沢翼捕手の左前打と安部友裕内野手の中犠飛が出て、合計5点。ヤクルト先発のブキャナンに強烈な先制パンチを見舞った。


☆きっちりセンターへ運んだ田中くん、菊池が送って、丸が外の難しい球をうまくセンターへ。これぞまさにカープの野球、という始まりでした。


◇丸、活気呼ぶ先制打=広島への思い結実-プロ野球 9/26(水) 23:14配信 時事通信

 優勝目前で2日連続の足踏み。前日の試合後、丸はもどかしい思いを振り払うように言った。「自分ができることをやるしかない」。歓喜の瞬間を地元のファンに見せるため、頼れる3番が打線の火付け役となった。

 一回1死二塁。外寄りのチェンジアップを巧みにバットに乗せた。「食らいついた」。打球は中前で弾み、待望の先制点。この後、打線が畳み掛け、一挙に5点を奪った。

 丸の打棒が今季、何度もチームを救った。長打力が飛躍的に向上し、本塁打を量産。「僕はホームラン打者ではない」というが、ボール球を見極め、狙い球を確実に仕留める技術は年々、進化している。

 4月に右太もも裏を痛めて約1カ月離脱したが、復帰後のパフォーマンスは突出していた。初の40発、本塁打王のタイトルも視界に捉える。

 今夏の西日本豪雨では、個人で被災地に1000万円を寄付。広島でリーグ屈指の打者に育った背番号9の思いは強い。「360度、ファンの方が喜んでくれてうれしかった」。地元で決めた喜びは格別だった。


☆今日はチーム本塁打、0。チーム全員で、つなぎに徹してたしたね。


◇<広島>松山「持っているな」3年連続V決定ゲームで打点 9/27(木) 0:05配信 毎日新聞

 ○広島10-0ヤクルト●(26日・マツダスタジアム)

 広島・松山が3年連続で優勝決定の試合で打点を挙げた。一回に1点を先取し、なお1死一、二塁から、直球をたたいた打球は遊撃手の前で大きく跳ねて適時二塁打となった。六回にも右中間適時二塁打で、2安打2打点の活躍に「1本目はラッキーだった。持っているな、と思った」と喜んだ。23日のDeNA戦で自らのサヨナラ打で優勝マジックを1にしてからチームは2連敗と足踏み。松山は「僕ららしくない試合が続いていた。何とかチームの力になりたいと思っていた」と、うっぷんを晴らして優勝を引き寄せた。


☆ま、これも野球。まだ微妙な松山ですが、CSまでには状態を上げておいて下さい。


☆追加点は、5回。


◇広島・野間「つなごうという気持ちで」適時三塁打 引き分け以上で優勝 9/26(水) 19:48配信 デイリースポーツ

 「広島-ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 優勝へのマジックを「1」としている広島が、五回に追加点を奪った。

 この回から登板したヤクルトの2番手左腕・ハフに対して、先頭・鈴木が三遊間のゴロで一塁にヘッドスライディング。遊撃内野安打で出塁した。

 1死後、野間が8球目のスライダーを捉えて、右翼線へ適時三塁打を放った。「何とかつなごうという気持ちでいきました。(鈴木)誠也がよく走ってくれたし、追加点につながってよかったです」。手を叩きながら三塁へ到達すると、笑顔で一塁へガッツポーズ。初回の5点以来となる得点に、スタンドは大きく盛り上がった。


☆今日のK.O的ポイントは、初回につなぎに徹した丸のタイムリーと、誠也くんのヘッスラ。なかなか調子が上がらず、4番としての仕事が果たせない中、今できることをやってチームに貢献しようという、誠也くんの気持ち、覚悟が表れたヘッスラでした。これも、「4番」としての姿。


☆6回の攻撃も、田中くんがきっちりセンターへ転がし、菊池のバントが相手ミスを誘い、丸がきっちり転がして1点、誠也くんが四球でつないで、松山が右中間へ落とす。7回も、安部のスリーベースの後、タナキクマルが3連打。派手な一発はありませんが、全員でつながって、まさにカープの野球。




☆九里くん、良かったですね~。


◇広島・九里が圧巻の8回2安打無失点 9/26(水) 21:19配信 サンケイスポーツ

 23日にマジック「1」としてから足踏みが続いていた広島がリーグの頂点に立った。2日連続でおあずけをくらった鯉党の思いを背に九里が大一番のマウンドに立った。

 「しっかりと自分の持っている力を出せるように準備はできている。マウンドの上で出していけるようにしたい」

 12日のDeNA戦(マツダ)では勝ち星こそつかなかったものの、6回6安打1失点と好投。その後登録を抹消されたが、1軍に帯同し調整を続けてきた。実戦感覚を忘れないため、19日にはウエスタン・中日戦(ナゴヤ)では先発登板。4回6安打4失点も「直球を中心に。1年を通して重点的にやってきた直球の意識に関しては確認できた」と手応えもつかんでいた。

 中13日で迎えた1軍のマウンドは体力、気合ともに準備は万全。しかし、この日は優勝がかかる試合。いつもとは違った重圧が右腕にのしかかる。そんな九里に声をかけたのが大瀬良だった。

 「優勝が決まる試合で投げることができてよかったな」

 2013年ドラフトの1位(大瀬良)&2位(九里)コンビは同い年で常に切磋琢磨(せっさたくま)し合ってきた仲だ。今季は互いに先発ローテの柱として躍動しチームを支えてきた。仲間でもありライバルでもある友からの激励に燃えない訳がなかった。

 一回、2番・青木に粘られるも、15球目で一ゴロに打ち取り、3者凡退と上々の立ち上がり。リズムを作ると、その裏に打線が爆発。5安打5得点と大量援護をもらった九里は序盤からギア全開だ。三回までパーフェクト投球。四回には初安打を許し、無死満塁とピンチも4番・バレンティンを二飛。さらに続く雄平は遊ゴロ併殺に仕留め無失点で切り抜けると、マウンドで雄たけびをあげた。圧巻の8回2安打無失点で大事な一戦の責任を果たした。(原田遼太郎)


☆最近の九里くんは、外角ストレートで見逃しや空振りが取れるんですよね。で、今日は右バッターへの内角高めツーシームも何気に有効。ま、初回の5点が効いたのか、ヤクルト打線に全く元気がなかったことを差し引いても、ゾーンで勝負して、向かっていった九里くんの今日のピッチングは、100点満点でしたね。


☆で、九里くんとしては勝つことはもちろんですが、CS・日本シリーズへの、生き残りを賭けての先発だったんですよね、何気に。先発は最低5人は必要ですから、今日の好投は絶好のアピールとなりました。


☆最終回のマウンドには、中崎くん。


◇3年連続胴上げ投手の中崎「最後は三振を狙っていた」 9/27(木) 0:08配信 東スポWeb

 広島の守護神・中崎翔太投手(26)が26日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で9回から2番手で登板し、3者凡退に仕留めて3年連続で胴上げ投手となった。

 10―0の大量リードでの登場だったが、先頭・坂口を二飛、途中出場の上田を三飛に打ち取り、最後は山田哲から137キロのスライダーで空振り三振を奪った。中崎は「最後は三振を狙っていた。その瞬間は(頭が)真っ白ですね」と興奮気味に話した。

 今年は64試合に登板し4勝0敗30セーブ。防御率は2・57で1点台だった昨年、一昨年より数字を悪くしたが、失点しても勝ち越しだけは許さない投球を続けており、信頼度は抜群だ。

 最後に中崎を送り出した緒方監督は「今年も中継ぎ、後ろの投手の中で一番頑張ってくれましたし。同点の場面であれ、セーブがつかない場面であれ、嫌な顔を一つせずに最後は自分が投げるんだっていう常にそういう気持ち、姿勢で練習、試合に備えてくれていたので。もう最後は中崎に締めてもらおうと最初から決めていました。ナイスピッチングです」と守護神をたたえた。


☆何気に会沢は、初の「胴上げ捕手」。


◇広島会沢が初胴上げ捕手、扇の要で投手陣盛り立てた 9/26(水) 21:25配信 日刊スポーツ

<広島10-0ヤクルト>◇26日◇マツダスタジアム

 広島会沢翼捕手(30)が、初の胴上げ捕手となった。最後の打者山田哲を空振り三振に取ると、右手を突き上げ、マスクを放り投げた。中崎と抱き合うと、駆け寄ってきたチームメートにもみくちゃにされた。

 「三刀流」をまっとうした。今季は正捕手、強打者、そして選手会長の三役を務めた。扇の要として不安定な投手陣を盛り立て、打てる捕手として球団最多のシーズン本塁打数を記録するなど下位で得点源となった。連覇を受けて任命された選手会長では溝が投手と野手の間に入り、就任時に掲げた「一体感」を守った。

 球団捕手最多本塁打の代償として、球団捕手初の2桁死球を受けた。それでも「(下位打線だからと)相手バッテリーに余裕を与えないように意識している。なめられちゃいけない」と逃げない。死球後の打席の打率5割が勝ち気な性格を証明する。(打席なし3、四球2、死球1、8打数4安打1本塁打2打点)。

 コイの番長がいたから一時は溝が生じた投手と野手も1つにまとまった。頼れる兄貴分を先頭に、広島がセ界の頂点に立った。【前原淳】


☆とはいえ先日の死球以来バッティングが下降気味なのがちょっと気がかり。死球を受けてからもしばらくは体調が良くなかったようですからね。まあ徐々に調子も取り戻すでしょう。


☆この人も、今年は苦労しました。


◇菊池、地元Vに安堵=プロ野球・広島 9/26(水) 22:47配信 時事通信

 昨年、一昨年と敵地でのリーグ優勝決定。広島の菊池は「三度目の正直で(本拠地で)やれてよかった」と安堵(あんど)感を漂わせた。今季、自身の打撃成績は不本意だが、「守備であったり、バントであったり、日々チームのために何ができるか考えている」という。この日もしっかりと2犠打を決めた。

 まだ、ここ2年つかめなかった日本一という大きな目標が残っている。引退を表明し、兄のように慕う新井と「一日でも長くプレーしたい」という思いも。「ここで終わりではない。新井さんと日本一になれるように」と決意を新たにした。


☆今日も1本、菊池らしいライト前が出ましたから、CS・日本シリーズではこの人も本来のバッティングを見せてほしいところ。




☆で、今年の優勝の一番の要因は、「マネージメント」。


◇広島緒方監督 光ったマネジメント能力 地元胴上げは「夢のような時間」 9/26(水) 21:18配信 デイリースポーツ

 「広島10-0ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 広島が球団史上初となる3年連続9度目のリーグ優勝。待ちに待った27年ぶりの地元での胴上げが、ついに実現した。

 歓喜の輪の中心で、緒方孝市監督が9度、宙を舞う。真っ赤に染まったスタンドで、涙するファンの姿もあった。

 優勝インタビューでは感無量の表情。まず、ファンに「絶対マツダで優勝をきめるんだと臨みました。ファンの皆さん!リーグ優勝、3連覇、おめでとうございます!」と祝福した。そして、「最高ですね。先取だけでなく、ファンの皆さんに胴上げしてもらい、夢のような時間でした。ありがとうございました」と感謝を述べた。

 「長かったです。苦しかったです」と振り返ったシーズン。圧倒的な強さで3連覇を果たしたが、リーグ防御率は4点台だった。決して盤石な戦力ではなかったが、光ったのは指揮官のマネージメント能力だった。

 過去2シーズンで活躍したジャクソン、今村が不調。終盤に逆転される試合が続くと、勝利の方程式を解体。一岡に加え、シーズン途中に育成から支配下に登録されたフランスアをリリーフに配置転換させ、勝ちパターンに組みこんだ。左腕も期待に応え、8月はプロ野球タイ記録の18試合に登板した。

 活発な打線にも刺激を与え続けた。強さの象徴だった“タナキクマル”の並びを解体。調子の落ちた田中を下位に落とし、菊池はスタメンから外した試合もあった。急成長を遂げた野間、西川を上位に配置し、得点力を維持し続けた。

 「自分たちを信じ、1試合1試合を積み重ねたことが優勝につながった。すごい選手たち。広島に新しい歴史をつくった選手によく頑張った、その言葉しかない」

 次はCSだ。DeNAに足元をすくわれた昨年の過ちは繰り返さない。さらに、その先には34年ぶりの日本一が待っている。今季限りの引退を表明したベテラン新井の花道を飾るためにも、緒方カープは頂点を目指して走り続ける。


☆薮田くんの不調、中村祐くんも調子を落とし、野村くんやジョンソンが離脱するなど、先発陣は実は火の車。リリーフ陣ではジャクソン・今村くんの不調、中田くんも不調と、こちらも火の車。ま、はっきり言って、優勝できる陣容じゃない(笑)。打線でも、丸の離脱や誠也くんのケガの影響、エルさんは不振、タナキクも不振の時期があるなど、こちらも四苦八苦。


☆一昨年、昨年もそうですが、投打ともメンバーを固定して、チームの核を作ってるからこそ、そのチームという「器」にはまる代わりの選手が、活躍できる。例えばバティスタなんかは、プレッシャーのかかる主力の位置で使い続ければ「バティスタ頼み」になって、今季のような数字は残せなかったでしょう。足を絡めるなど、みんなで勝つという野球をしているからこそ、個々に過剰なプレッシャーがかかったりはしない。


☆また投手陣も、役割を固定して使い続けるからこそ、選手が力を発揮できる。年間を通した視野でやりくりする畝ピッチングコーチのマネージメントは、長く選手が働けるようにするとともに、常にいい状態でピッチングできるように、という配慮がなされていて、だからこそこの3年間、リリーフ陣が活躍できたんだと思います。この3年間で勝ちパターンのピッチャーのメンバーがほとんど変わっていないのは、カープだけです。


◇優勝試合はスタメン全員が生え抜き 今年も光った“カープ育ち”の選手たち 9/26(水) 21:20配信 ベースボールキング

 リーグ3連覇を達成した広島の中心を担ったのが、今季も生え抜きの選手だった。

【9月26日ヤクルト戦の広島のスタメン】
1(遊)田中広輔 13年D3位(社会人)
2(二)菊池涼介 11年D2位(大学)
3(中)丸 佳浩 07年高D3位(高校)
4(右)鈴木誠也 12年D2位(高校)
5(一)松山竜平 07年大・社D4位(大学)
6(左)野間峻祥 14年D1位(大学)
7(捕)会沢 翼 06年高D3位(高校)
8(三)安部友裕 07年高D1位(高校)
9(投)九里亜蓮 13年D2位(大学)

 リーグ3連覇を決めた9月26日のヤクルト戦のスタメンでは、9人中9人が生え抜きの選手。26日のヤクルト戦は初回に丸佳浩、松山竜平、野間峻祥、会沢翼の適時打、安部友裕の犠飛で5点を挙げる。その後も、生え抜き選手たちの活躍も光りヤクルトに10-0で勝利しリーグ3連覇を達成した。

 9月23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-DeNA戦』で解説を務めた田尾安志氏は「いい選手がいますよね。それも自前の選手、カープで育った選手たちがこうやって成長していますからね」と広島の育成力の高さに舌を巻く。

 さらに田尾氏は「常勝軍団を作るという事はファームを充実していないといけないし、コーチ陣もレベルの高い人を置かないといけない。努力しないといけないということですよね。他球団の出来上がった選手に頼らない。ファンの人たちからすると、応援しやすいですね」(9月26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』)と語った。

 チームの軸となる“タナキクマル”こと田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の3人は、菊池がドラフト2位、田中と丸はドラフト3位入団といずれもドラフト1位の選手ではない。“タナキクマル”とともに打線を引っ張る4番打者・鈴木誠也も、2012年ドラフト2位で入団した選手だ。ドラフト1位の選手だけでなく、2位以降で獲得した選手たちがしっかりとレギュラーに定着しているところに、スカウト力、育成力の高さがわかる。

 今季は若手の野間峻祥、西川龍馬がレギュラー格に成長し、さらに層が厚くなった。投手陣も昨季チーム最多の15勝をマークした薮田和樹、リーグ連覇を支えた今村猛、中田廉といった生え抜きが不振に陥ったが、ロングリリーフ、ビハインドゲームなど様々なポジションをこなす高卒2年目のアドゥワ誠が台頭した。

 次から次へと生え抜きの選手が出てくる広島。しばらくは黄金時代が続いていきそうな予感だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆K.Oは2012年から(ほんとは2011年からだけど)、このブログを書き始めたのですが、野村監督になって、「このチームなら優勝できるな」と思ったのが、ブログを始めたきっかけ。簡単に言うとそれまでのカープは、三拍子揃った選手を獲りながら、結局「そら打て打線」で、ピッチャーが失点して負け、というチームだったんですね。それが、キクマルを固定して、足や守備に再度目が向くようになった。ただ、野村監督の時は、相変わらず攻撃のスタイルは「そら打て打線」だったんです。外国人にも依存してたし。


☆緒方監督になって、1年目もやはり、グスマン・シアーホルツを獲得するなど、やはり基本は「そら打て打線」。エルさんやロサリオ含め、外国人をクリーンナップに据え、火力に頼る打線だった訳です。ところが2年目から、野球のスタイルが変わってきます。まず外国人は、ルナを獲得。これは、つなぎの4番。タナキクマルが完成し、全員で点を取るスタイルに。


☆結局、戦力をかき集めて打力に頼る打線というのは、打つ時は打つけど、打てない時は打てない。カープ打線の3年連続して突出した攻撃力は、数年かけて作り上げたチームによる、チームとしての攻撃力なのです。




◇セ・リーグ

▽阪神 試合前中止 DeNA (甲子園)


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 広島   135 78 55 2 .586 優勝
② ヤクルト 134 68 64 2 .515 9.5
③ DeNA 134 63 69 2 .477 5.0
  巨人   137 63 69 5 .477 0.0
⑤ 阪神   129 58 69 2 .457 2.5
⑥ 中日   139 61 76 2 .445 2.0


◇【26日のプロ野球公示】M1の広島は九里を登録、中村祐を抹消 ヤクルトは西田が昇格 9/26(水) 16:05配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構は26日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
広島      投手  九里 亜蓮
ヤクルト    捕手  西田 明央

【抹消】
広島      投手  中村 祐太
DeNA      投手  国吉 佑樹
中日      投手  鈴木 博志
ヤクルト    投手  石川 雅規

※10月6日以後でなければ出場選手の再登録はできない。


<パ・リーグ>
【登録】
オリックス   投手   佐藤 達也
オリックス   捕手   西村 凌
ロッテ     投手   西野 勇士

【抹消】
ソフトバンク  投手   L.モイネロ
ソフトバンク  捕手   谷川原 健太
西武      投手   小石 博孝
西武      投手   相内 誠
西武      内野手  呉 念庭
オリックス   投手   D.ローチ
オリックス   投手   青山 大紀

※10月6日以後でなければ出場選手の再登録はできない。


◇9月27日(木)の予告先発投手

○広島東洋カープ
野村 祐輔
18試合7勝4敗 防御率3.90 WHIP1.32
対S 1試合0勝0敗 防御率6.43 WHIP1.86
 VS (マツダスタジアム 18:00)
○東京ヤクルトスワローズ
星 知弥
15試合2勝0敗 防御率4.29 WHIP1.38
対C 3試合0勝0敗 防御率4.50 WHIP1.75

○阪神タイガース
R.メッセンジャー
25試合11勝7敗 防御率3.50 WHIP1.24
対DB 6試合6勝0敗 防御率0.80 WHIP0.80
 VS (甲子園 18:00)
○横浜DeNAベイスターズ
J.ウィーランド
14試合4勝9敗 防御率5.18 WHIP1.52
対T 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -


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source : K.Oのカープ・ブログ。