ファイターズ 3 - 2 マリーンズ
ニッカン式スコア
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マリーンズファンの皆さん。
愛するチームが負けてばかりで面白くないですよね。
しかし、いいこともあります。
それは、マリーンズを応援していると野球のルールに詳しくなるのです。
例えばこれ、伝説のオーティズ事件。
オーティズが打球に対して故意にグラブを投げたとしてテイクツーベース。単打がスリーベースヒットになりました。
普通こんなこと起きませんよ。
しかしマリーンズでは起きるんです。すごい。
今日も野球のルールの勉強になるプレーがありました。
今日の先発はマリーンズが種市。ファイターズがマルティネス。
マルティネスはこれまでマリーンズ戦に3試合先発して自責点はわずか3点。
マリーンズ戦の防御率は驚きの0点台です。
どうして世間にはこうもロッテキラーが多いのでしょうか。
オリックス戦の防御率は8.10、楽天戦の防御率は7.16なのにですよ。
困ったものです。
3回裏。
田村と加藤のヒットでチャンスをつかみ、中村のセンターへのタイムリーヒットで1点を先制。
しかしその後平沢が四球を選んで1死満塁とするも、角中と井上が倒れてチェンジ。
この回もう少し点が欲しかったところです。
5回裏。
田村のツーベースと平沢の四球で2死1,2塁。
ここで角中がタイムリーヒットを放ち0-2。リードを2点に広げました。
種市は強打のファイターズ打線を5回まで0点に抑えましたが、6回から益田に交代。
5回までに101球と球数が多いとはいえ、早すぎる交代です。こんなことをしているからリリーフ陣が疲弊するのです。
7回表。
ピッチャーは岩下。
鶴岡四球、代打田中四球、中島送りバントで1死2,3塁。
ここで西川はレフト線にフライを放ち、レフトの清田がお手玉しながらキャッチ。
3塁ランナーがタッチアップでホームイン。1-2となりました。
そして続く大田の打席でサードの鈴木がボールを持って3塁ベースを踏むとアウトの宣告。
つまりタッチアップの離塁が早かったとしてホームインが認められず、アウトになったのです。
チェンジだ!とベンチに引き上げるマリーンズの選手たち。日ハム側はリクエストを要求しました。
リプレーを見ると3塁ランナーの浅間がスタートした時点ではまだ清田がお手玉しています。
しかし、公認野球規則2.15【原注】によると、捕球もしくは飛球が野手に触れたタイミングで離塁を行ってもよいことになっているのです。
つまり、清田が最初にお手玉した時点で野手がボールに触れたことのなるのでランナーはベースにリタッチしたということで走っていいのです。
リクエストの結果判定は覆りセーフ。タッチアップが認められ1-2となります。
井口監督は納得せず審判に抗議しますが、審判は完全捕球していなくてもお手玉した時点でタッチアップしていいのだと説明していたようです。
確かに完全捕球しないとタッチアップできないなら外野手はフライを捕らずにお手玉しながらホームに走ればタッチアップを阻止できることになります。
そんなストイコビッチのリフティングのような器用なことができるかどうかは別ですが。
うーん井口監督はこのルールを知らなかったのでしょうか。
私もうろ覚えだったのですが、意外と間違えやすいルールなのです。
スピリッツに連載された野球漫画「ラストイニング」でも同じ間違いがありました。
外野手がお手玉しているうちはタッチアップできないと説明してしまい、単行本では修正されています。
8回表。
松永が近藤のツーベースと中田のヒットでピンチを招き。レアードにタイムリーヒットを打たれて2-2の同点。
9回表には内が西川にソロホームランを打たれて3-2。
またしても内が打たれました。
内角低めの難しい球をライトスタンドに運ばれるということは、相当球威が落ちているのではないでしょうか。
9回裏は反撃することなく試合終了。3-2でファイターズに負けて連敗となりました。
内は5敗目。救援失敗は11回です。
52試合登板で11回失敗ですから、クローザー失格といえるのではないでしょうか。
内の救援失敗を表にしてみました。
こんな状態でどうするのでしょう。
今後のクローザーをどうするのか本気で考えるべきでした。
普通のチームならシーズン途中でクローザー候補の新外国人を補強するのですが、ロッテは普通じゃありませんからね。
まあ、今日は野球のルールが勉強できたからよかった、ということにしましょう。
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source : マリンブルーの風