2018年11月29日木曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.11.28、打撃成長・迷いなく投げこむ・天谷インタビュー。


☆さて今日はいろんな選手の話、まずは、野間くん。


◇広島 野間峻祥・成長した打撃でレフトの座を奪取 11/28(水) 6:13配信 広島アスリートマガジン

 プロ4年目を迎え、ついに真のブレイクのときを迎えた野間。三拍子揃ったスピード感溢れるプレーでグラウンドを駆け巡った。

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 これまで高い潜在能力を評価されながらも、結果を残せずにいた野間がプロ4年目の今季、ついに飛躍のときを迎えた。4月28日の阪神戦(マツダ)で不動のセンター・丸が故障離脱をすると、その代役に抜擢。課題として挙げられていた打撃面で結果を残し、首脳陣への猛烈アピールに成功すると、丸復帰後もレフトとしてスタメン出場機会を増やしていった。

「一番成長したのは、空振りが少なくなった点だと思います。徹底して逆方向や、低い当たりをイメージして打っているのが良い結果を生んでいると思います」

 5月19日のヤクルト戦(マツダ)では逆転満塁弾、さらには6月6日の日本ハム戦(マツダ)では、自身初のサヨナラ打を記録。俊足・堅守ばかりが注目されていた男がバットで存在感を示し、その成長の跡を見せつけた。

 「毎試合出場させてもらっているのは自分の中で大きいですね。毎日『今日も試合に出るんだ』という気持ちで球場に来ることで気持ちの準備もできています」

 グラウンドで活躍を見せる背番号37の存在感は日に日に高まり、8月18日のDeNA戦(横浜)で3年ぶりとなる1番でのスタメン出場を経験。自慢の俊足を見込まれ、不調の田中の代役として打線に勢いを与えるリードオフマンとしてもチームに貢献した。

「決して打席で余裕がある訳ではないんですが、代打として1打席だけが与えられていたときとは全然違います。がっつかず、狙い球をイメージしながら打席に入れています。今まではどうしても結果を欲しがり過ぎてしまっていたので」

 ドラ1としてカープに入団。緒方監督も惚れ込むポテンシャルの持ち主として、トリプルスリーを期待された大器にとって、萌芽の気配を感じさせるシーズンとなった。


(広島アスリートマガジン2018年リーグ優勝記念特別増刊号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 野間峻祥(のまたかよし)
1993年1月28日生、兵庫県出身/25歳・プロ4年目/村野工-中部学院大-広島(14年ドラフト1位)/180cm・83kg


☆終盤ちょいと失速したものの、年間を通じてほぼスタメンで出て、規定にも達しました。この経験は、来季以降にも必ず生きてきます。


☆打席で粘れるようになり、簡単には凡退しなくなりました。まだ思いのままに打ってる、って訳ではありませんが、まあまずはスタメンで出ることが大事ですから、今季はこのスタイルでよかったと思います。来季以降、スタメンで出続けるためには、もうワンランク、ステップアップが必要ですね。


☆お次は、一岡くん。


◇広島 一岡竜司「大事なのは、自分が迷いなく球を投げこめること」 11/28(水) 6:04配信 広島アスリートマガジン

 ブルペンキャプテンとしてリーグ3連覇に大きく貢献した一岡。今季は序盤に調子を落とすも、後半戦から抜群の安定感を見せつけた。厳しい場面で投げ続けるプロ7年目・27歳右腕の今季に迫った。

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 表に現れる数字は同じでも、歩んだ道の起伏は全く違う。2年連続59試合に登板、日本シリーズでの好投も含め、一岡竜司は今シーズンもブルペン陣のリーダー格としてフル回転の活躍を見せた。しかし、本人の感覚は数字とは異なったものがある。

「昨季は出来過ぎで、良い力感の球が投げられていたと思います。でも今年はどこかで力みが入ってしまったところがありました」

 シーズンオフから調整は順調だった。肩を休ませるより球を握り続ける調整は、ここ数年自分のものになっている。コンディショニングへの意識は高く、体の使い方の研究にも余念はない。春季キャンプでも『力感なく力強い球を投げる』方向性に基づいて、良い仕上がりで開幕へ向かっていった。

 投手は繊細だ。今シーズン開幕第2戦、一岡の歯車に狂いが生じた。3月31日の中日戦、勝ちパターンの8回のマウンドに上がった一岡は、最初のバッターであるアルモンテに追い上げのソロホームランを喫した。

「春先、昨季のような良い力感での投球を求めましたけど、初戦でいきなりフォークをスタンドに運ばれました。いい感じで開幕を迎えただけに『あれ? ダメなのかな?』と考え込んでしまいました」

 力感の抑制は、彼の投球の生命線だ。かつては、跳ね上がるようなダイナミックな投球フォームで打者をねじ伏せてきた。しかし、今は違う。無駄な力みを排除し、質の高い球を投げ込む。球の質こそが、安定感につながってきた。

「『一生懸命投げるだけではいけない』と思うようになりました。16年は『力んで全力で投げないと後悔する』と思ってやっていました」。

 そこから思索を巡らせ、不要な力みを排除した結果が、17年の好成績(59試合、防御率1・85)であった。
 開幕でのわずかな気持ちの変化も響き、本来のスタートダッシュをきれなかった一岡は、6月中旬にファーム落ちとなった。最短の10日間で一軍に復帰となるが、この期間が彼の気持ちに火をつけた。

「抹消前は精神的にきつかったですが、何か気持ちも楽になりました。一軍の試合をテレビで見ながら『ここでやらなくちゃ、上がらなくちゃ』と強く思いました」。

 ファームでの10日間は『調整』などというものではなかった。ブルペンでの球数も、通常は30球程度のところを70~80球に増やした。フォームの微調整はもちろん、精神的なリフレッシュにも成功した。その後一軍に戻った一岡は、フォークも駆使しながら快投を続けた。7月は全7試合で自責点ゼロという完璧なパフォーマンスだった。

 ただ、プロ野球の世界で成功を続けることは簡単ではない。8月3日のDeNA戦、同点で迎えた延長11回に登板すると、安打と四球で2死一、二塁のピンチを迎える。ラミレス監督は、代打で投手のウィーランドを送り込んできた。ここで、一岡は四球を与えてしまった。そこから、チームはサヨナラ負けを喫した。この日もストレートは147キロをマークするなど、調子は悪くなかった。それだけに、痛恨の試合になってしまった。

「野手に代わって投手が代打、そこからのサヨナラ負け。投手として、これ以下のことはないと思います」

 むしろ、その結果を踏まえて気持ちを切り替えた。調子を取り戻した一岡は、9月には12試合に登板し、チームのラストスパートに最大級の貢献を見せた。月間防御率は0.77、リーグ3連覇の輪の中で、背番号30は輝いた。

 元来が探求心の男。一軍に定着した14年以降も、調整法やフォームに至るまで改良に改良を重ねてきた。球種もそうだった。大胆にスローカーブを投じたかと思えば、近い球速帯のパームボールにも取り組んだ。ストレートは『球速』よりも『球質』だ。フォークボールも、理想の軌道を求めて握りや腕の振りを模索した。研究を重ねれば、選択肢が増える。ただ、選択肢の数だけ、迷いも生じる。

「今年は、球種にしても種類が増えました。でも、それだけ迷いながら投げてしまった時期もありました。大事なのは、自分が迷いなく球を投げこめることです。捕手のサインに首を振ってでも『これでいく』という気持ちで臨めればいいと思います」

 広島移籍後、5シーズンで214試合に登板した。速球とフォーク、大胆さで立ち向かう。そんな彼が安定して活躍できたのは、考えて、悩んで、模索するからであろう。打者と対峙する究極の勝負の場で、力感のバランスは狂い、投球に迷いが生じることもある。しかし、一岡竜司はそこで立ち止まり、考え、模索する。そして、自分の投球のステージを手作業でランクアップさせていく。2018年のシーズンは終わった。この間にも一岡は、さらなる成長に向けて思索を巡らせているに違いない。 


(広島アスリートマガジン2018年12月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 一岡竜司(いちおか りゅうじ)
 1991年1月11日生、福岡県出身 27歳。
 藤蔭高 - 沖データコンピュータ教育学院-巨人(11年ドラフト3位)-広島(14年~)。昨季プロ入り最多の59試合に登板。今季はブルペンキャプテンに任命され、勝利の方程式の一角として昨季同様59試合に登板し、中継ぎ陣に欠かせない存在として投手陣を支え続けた。


☆ま、今年はいろいろありましたが、終盤は勝ちパターンの7回に定着。ジャクソン・今村くんと調子の出ない中、見事にチームに貢献。フランスアが出てきたんですっかり持っていかれましたが(笑)、彼も救世主のひとり、と言っていいと思います。


☆その投手陣を支え、ベストナインにも選ばれた、選手会長、会沢。


◇広島 今季攻守に輝いたカープ選手会長・會澤翼 11/27(火) 6:12配信 広島アスリートマガジン

 捕手ではチームトップの出場試合数を記録し存在感を示した會澤。チームの新たな精神的支柱として、扇の中心に立ち続けていく。

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 プロ12年目の30歳。これまで数々の経験を積み重ねた會澤。今季は常勝チームの扇の要、新選手会長、強力打線を支える打者としてグラウンドで圧倒的な貫禄を見せつけてきた。

「いかにチームが勝てるようにやっていくかを投手と一緒に考えているだけです。その積み重ねという部分が一番大きいと思います」

 今季は捕手としてチーム最多の出場数を記録。チームで最も多くの投手とバッテリーを組み、数多くの勝利に貢献してきた。
 年々出場試合数を増加させ、2連覇を果たした昨季は初の100試合以上に出場。チームと共に捕手として成長を遂げていったが、今季は不調の投手陣に悩まされた。チームが開幕から順調に勝ち星を重ねていく一方で昨季までの主力投手が不振にあえぎ、リーグ屈指の強力打線に助けられる形での勝利も少なくなかった。だが、今季から選手会長を託される責任感溢れる女房役は苦心を重ねながら、投手陣たちと協力し他球団の強力打線に立ち向かっていった。『最後まで投手の味方でいたい』。捕手として揺るがぬその信念を貫くことで、投手陣だけではなく、チーム全体からの信頼を獲得していった。 

 さらに、今季は捕手としてだけではなく、持ち前の打撃力を大いに発揮した。“打てる捕手”として序盤から安打を量産し、4月を4割近い高打率で終えると、その後も好調を維持し、打率3割以上をキープ。西川らと恐怖の下位打線を形成した。8月8日の中日戦(マツダ)では5対5と同点の7回、2死二塁から決勝タイムリーを記録。この日球団史上最年少で通算100Sを記録した中崎へ、女房役の會澤から最高のプレゼントとなった。

 シーズン通して好調な打撃を見せる一方で、日に日に他球団からのマークは厳しくなり、死球にも悩まされた。5月1日の巨人戦(マツダ)では山口俊からの2打席連続死球に激昂。5回の第3打席ではタイムリーを記録して意地を見せた。さらに9月8日の中日戦(ナゴヤドーム)で左ひじ付近に死球を受けると、治療後グラウンドに姿を表したが、次打者・バティスタの安打で三塁まで走塁後、ベース上でうずくまるというシーンもあった。

 強打者の宿命である内角攻めと戦いながらも、怯む姿勢を一切見せず、そのバットは後半戦が進むにつれてさらに勢いを増していく。9月9日の中日戦(ナゴヤドーム)では福谷のスライダーを完璧に捉え、推定125メートルの同点弾を記録。左中間スタンドへと豪快に叩き込んだ今季13号本塁打は、53年に門前真佐人がマークした球団捕手最多本塁打を65年ぶりに更新するメモリアルアーチとなった。

 今季限りでの引退を表明した新井貴浩は「今後柱になってほしい選手は?」という報道陣からの問いかけに対し、菊池、丸らの名前を挙げながら會澤の存在について「あまり表には出てこないんだけど、責任感はすごく強いし、周りのことを見渡すことができている。どっしりと裏で構えている」と言及。数々の経験を経てきたベテランの目にも、會澤の存在は常勝チームの要として写っていた。

 厚い人望、投手陣に寄り添う捕手としての資質、そして下位打線ながら力強いパンチ力で打点を量産していくその打棒──。チームにとって替えがきかない唯一無二の存在にまで成長を遂げた會澤翼。黄金時代を迎えたチームの扇の要は新たな精神的支柱として、常勝軍団を支え続けていく。


(広島アスリートマガジン2018年リーグ優勝記念特別増刊号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 會澤 翼(あいざわ つばさ)
1988年4月13日生、茨城県出身/30歳・プロ12年目/水戸短大付高-広島(06年高校生ドラフト3巡目)/177cm・91kg


☆いつぞやに中日の吉見が「石原に見えた」と言ってましたが、打席での雰囲気はもちろん、守備でも存在感が出てきましたね。リードも、ピッチャー中心からバッターの狙い球を考えてのリードができるようになってきたし、もう石原が引退しても、大丈夫かなと。


☆K.Oは、もっと前に出てもいいと思うんですけどね。選手会長だし、2年連続ベストナインなんですから。来季は風格さえ感じさせるプレーを見せてほしいですね。


☆お次は、誠也くん。


◇誠也 4番フル出場誓った ケガも多かった1年…カギは「足をよくすること」 11/27(火) 6:00配信 スポニチアネックス

 ◇ベストナイン発表(2018年11月26日)

 セ、パ両リーグは26日、今季のベストナインを発表した。広島・鈴木誠也外野手(24)は3年連続3回目となるベストナインに選出された。今季、開幕直後の負傷離脱を悔やみ、来季の目標を「フルイニング出場」に設定。全試合4番として達成すれば、球団では53年小鶴、01、02年の金本以来3人目となる。歴史に名を刻もうとする赤ヘルの4番として、早くも来季フル回転の覚悟を固めた。

 名誉の受賞にも満たされることはない。昨季の右足首骨折の影響で不安を抱えながらとなった1年間でも、鈴木はベストナインに選出されるだけの成績を残した。3年連続の受賞は、球団の外野手では今季達成した丸と並んで92~94年の前田以来。来季から背負う背番号1の系譜を早速引き継ぐ形となった。

 「受賞の実感はないですけどうれしいです。来年もしっかり頑張って獲れるようにしたい」

 打率・320、30本塁打、94打点。圧倒的な数字にも満足できない背景には、4番としての責任感がある。開幕直後の4月上旬から、下半身の張りで約2週間の離脱。124試合出場のうち途中交代は15試合、代打出場は8試合を数えた。万全とは言えない状態の中では、十分すぎるフル回転といえるが、鈴木はわずかな休養でさえも自分自身を許せなかった。

 「今年は休み休みになった。4番で出ている以上は休んだらいけない。フルで出られるようにしたい」

 来季の目標に掲げたのは、4番でのフルイニング出場だ。25歳シーズンでフルイニング出場なら球団最年少となる。全試合を4番で達成できれば球団では02年の金本以来3人目4度目。来季、赤ヘル屈指の4番に25歳にして肩を並べるシーズンとなるかもしれない。

 9日には、昨季の右足首骨折の手術で右足関節に入れたボルトを取り除く手術を行った。現在は、主にマツダスタジアムで体を動かすなど患部の経過は順調だ。

 「(フル出場するには)足をよくすること。今シーズン中にいろいろと課題も分かった。まだ若いけど、18歳のときと比べると、疲れの残り方が変わってきている。そのときの感覚でいるとケガもしてしまうので気をつけたい」

 4番として自らを厳しく追い込む鈴木。休息の2文字は必要ない。来季、勝敗を一身に背負う覚悟は、すでにできている。(河合 洋介)


☆日本シリーズでは活躍しましたが、チームは日本一になれませんでした。誠也くんが勝負を避けられた時には以降のバッターが返さなきゃいけない訳で、松山や安部、バティスタやメヒア、会沢には、是非ともその役割を担ってほしいところ。


☆どうやったら点が取れるのかを考えることが、勝つことにつながる。日本シリーズでの悔しさは、忘れないでほしいですね。




☆さて、今日の丸さん。


◇丸 今月中に去就決断へ 悩み抜き「自問自答しながら考える」 11/27(火) 8:00配信 スポニチアネックス

 ◇ベストナイン発表(2018年11月26日)

 広島から国内FA権を行使した丸が、広島市内のホテルで行われた選手会納会に参加した。関係者によると選手、スタッフらと談笑する中で「凄く悩んでいます。ご迷惑をお掛けしていますが、今月中には結論を出したいと思います」と話したといい、今月中をリミットに去就を決断することになりそうだ。

 納会前には広島県三原市内で選手会ゴルフコンペに参加。悩める胸中を吐露しながらも「ズルズル考えないようにはしたい」とし早期決着を示唆していた。24日に東京都内で巨人と交渉し、広島、ロッテとも交渉を済ませている。27日には都内でNPBアワーズに出席。29日にはゴールデングラブ賞の表彰式など行事が相次ぐ。「合間、合間でも考えながら、自問自答しながら考えるしかない」。丸は最後の瞬間まで悩み抜く意向だ。


☆その丸に関しては、まあいろいろと記事が出ている訳ですが。


◇広島・丸にもフラれた? FA補強でも巨人が勝てない理由〈週刊朝日〉 11/28(水) 17:00配信 AERA dot.

 2014年にリーグ優勝を飾って以来、球団ワーストタイの4年連続V逸の巨人。広島球団関係者は言う。

「ウチは田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也、大瀬良大地、中崎翔太と脂が乗り切った選手が多いが、巨人は違う。阿部慎之助、長野久義、内海哲也と主力が衰え、世代交代がうまくいかなかった。岡本和真が今年ブレークしたが、他の若手は伸び悩んでいる。投手は菅野智之頼み。昔はFAで派手に補強したけど、今は超一流選手はメジャーに行く」

 かつての巨人はFA補強が強さの代名詞だった。落合博満、工藤公康、清原和博、江藤智、村田修一……他球団の4番打者、エースを補強して自軍の主軸に据える。豊富な資金力を盾にFAで他球団の選手の獲得を繰り返した。

「育成して主力に成長したところで巨人にかっさらわれる」と他球団ファンから恨み節が聞かれたが、優勝から遠ざかっている近年はこの補強方針が行き詰まっている。FAで大物選手が獲得できないのだ。

「17年オフに西武からメジャーにポスティング移籍した牧田和久も巨人が獲得に乗り出したが断られています。プロ入団前からメジャーでのプレーを夢見ていた大谷翔平、西武・菊池雄星も巨人に興味がない。DeNA・筒香嘉智、広島の鈴木もメジャー志向が強いです。昔の選手みたいに巨人へのあこがれはありません」(メジャー関係者)

 14年オフは相川亮二、金城龍彦、15年オフは脇谷亮太、16年オフは陽岱鋼、山口俊、森福允彦、17年オフは野上亮磨をFA補強した。期待外れの結果が目立つが、それ以上に補強した選手たちの小粒感が否めない。

 原辰徳監督が球団初の3度目の監督に就任した今オフは西武・炭谷銀仁朗、広島・丸のFA補強に乗り出している。炭谷は捕手の経験値を高く評価されているが、西武では3番手捕手で今年は47試合出場のみ。獲得に否定的な声も少なくない。一方で丸は球界を代表する強打者。巨人は5年30億円を超える契約条件を準備していると報じられたが、雲行きは怪しくなっている。

「丸は広島への愛着が強いです。もう少し条件面で上積みすれば残留する見通しのようです」(球界関係者)。丸を取り逃せば、巨人ブランドは失墜の危機だ。

※週刊朝日  2018年12月7日号


☆あら、上積みするんですかね。それはそれで後々問題が残りそうですが。


☆原監督は炭谷を獲得した理由について、「大城・宇佐見はまだ若いから」と言ってましたが、阿部は来季捕手に戻るそうで、加えてそもそも小林がいます。数年前には実松もいましたが、確かに中堅のキャッチャーがいない。この辺は先を見越しての育成に問題がありそうです。


☆阪神もそうですが、巨人はまず、投手陣を整備すべきだと思うんですけどね。野上・吉川光は中継ぎになり、大竹・森福は働かず。若手に生きのいいピッチャーがたくさんいるので、どんどん使えばいいと思うんですけどね。


☆外野も生きのいいのがたくさんいるんですよね。ファームで本塁打・打点の2冠を取った和田、首位打者の石川、俊足松原。立岡もいますし、重信もいる。彼らを戦力としてチームに置いているのなら、丸は特に必要ないと思います。


☆さて、原監督がとりあえず、どんなオーダーを組んで、どんな選手起用をするのか。今から楽しみにしておこうと思います。




☆おしまいは、天谷インタビュー。


◇広島 今季限りで現役引退を決断した天谷宗一郎が、下位指名からスタートしたプロ野球人生を振り返る 11/27(火) 6:05配信 広島アスリートマガジン

 17年間の現役生活を終え、今季限りでユニホームを脱ぐ決断を下した天谷宗一郎。
 数々のプレーでファンを熱狂させた男がもう一つの“家族”と、ファンへの感謝を語る。

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─ 17年間のプロ野球生活お疲れ様でした。現在はどのような日々を送られていますか?

「ゆっくり過ごさせてもらっています。トレーニングなども何もしていません。特に違和感はありませんが、普通の35歳でバック走をしたりする機会はほとんどないんだなと思いました(笑)。特殊な仕事をしていたんだということを改めて感じています」

─ ここ数年はどのようなお気持ちでプレーされていたのでしょうか?

「やっぱり毎年毎年勝負ですから。最後の1年2年は覚悟を持って臨んでいましたし、すっきりとやりきった気持ちはあります。ある意味、いつ引退しなければいけない時がきても良いように、常に全力を尽くしてきたつもりです」

─ 引退を決断された時期はいつのことだったのでしょうか?

「今季の8月ぐらいいまでは『一軍に呼ばれるように二軍でしっかりと数字を残しておこう』と思っていました。若い選手よりもできるということをアピールするために、打率や盗塁数に対する意識は高く持っていましたし、実際良い成績を残すことができていました。ただ、いきなり打てなくなった時期があって、そこから修正が全く効かなくなってしまったんです。そこで『もう無理なのかな』と思うようになったことが決断するきっかけになりました」

─ 17年間プロ野球選手としてプレーを続けてこられた一番の要因はどんなところにあると思いますか?

「カープという球団にいたことが、すごく大きかったと思います。他の球団であれば2度、3度解雇されていたんじゃないですかね。また、僕は足がある程度速かったことも良かったと思っています。そういう意味では本当に親に感謝しています」

─ 天谷選手は01年秋にドラフト9巡目でカープから指名を受けましたが、入団当初指名順位を意識した部分はありますか?

「今で言えば、間違いなく育成選手としての指名だったでしょうね。普通下位指名ということであれば『反骨心を持って』と思うのかもしれませんが、僕の場合は特にありませんでした。『どんな順位でも入れば一緒だろう』と思っていたので。実際カープに入団してから下位指名だからといって出場機会が少なかったりということは感じませんでしたし、入団後は1位だろうが9位だろうが平等に扱ってもらいました。逆に入団後にそういった差があったとしたらつまづいていた部分もあったかもしれません」

─ 2年目以降、二軍で成績を残されるようになりましたが何かきっかけがあったのでしょうか?

「当時二軍監督を務められていた木下さん(富雄)や、打撃コーチの長内さん(孝)、原さん(伸次)が本当に親身になって付きっ切りで指導してくださったことに尽きると思います。特に木下さんには野球選手としての基礎をつくっていただきました」

─ 特に思い出に残っている練習はありますか?

「二軍の試合が終わってから、2時間半打ちっ放しという練習は体力的にも精神的にもきつかったですね。また、ティー打撃を連続して3箱分やるのもきつかったです。どちらも木下さんや長内さんに見てもらいながらやっていましたが、今思えばあの厳しい練習があったからこそ自分がここまでやってこれたのかなと思います」


(広島アスリートマガジン2018年12月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 天谷宗一郎(あまやそういちろう)
 1983年11月8日生、福井県出身、34歳。
 福井商高-広島(01年ドラフト9巡目)。
 プロ1年目は二軍で打率.050とプロの洗礼を浴びたが、2年目以降、当時二軍監督の木下富雄氏などからの指導を受けて徐々に成長。背番号を49に変更した07年にプロ初本塁打を記録すると、08年には135試合に出場しレギュラーに定着。マツダスタジアム元年の10年には、フェンスによじ登りホームラン性の打球をキャッチするスーパープレーを披露した。通算成績は844試合、2198打席、493安打、27本塁打、159打点、81盗塁、201四球、打率.255。


☆守備や足でも貢献できるし、天谷のような選手がいてくれると、いざという時、ほんとに助かるんですよね。特にカープというチームはみんなで勝っていくチームですから、天谷のような存在が、ほんとに大事になってくる。


☆来季は、新井さんもエルさんも、天谷もいませんからね。若手も精神的に自立して、自分たちがチームの力になるんだ、という強い気持ちを持って、1軍の試合で、力を発揮してほしいですね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。