2018年12月1日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.11.30、丸巨人へ・サヨナラ賞・4連覇へ。


☆いやいや、久々にカープブログ記事ランキング1位、野球ブログ記事ランキング1位を取ったと思ったら、こんな話題ですわ。


◇<プロ野球>丸、広島から巨人へ移籍を表明 11/30(金) 19:10配信 毎日新聞

 プロ野球・広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使した丸佳浩外野手(29)が30日、巨人への移籍を表明した。広島市の球団事務所へあいさつに訪れた際に取材に応じ「最後まで悩んだが、環境を変えてチャレンジしたい気持ちが一番強かった」と神妙な面持ちで語った。

 巨人を選んだ理由については、原辰徳監督から直々に「カープの良いものをジャイアンツに持ってきてもらいたい。野球人生でもプラスになる」と説得され、「さらにレベルアップしたいと思った」ためという。さらに、広島ファンに向けて「11年間応援してもらい感謝している。日々成長した姿を見せることが恩返しになると思う」と述べた。

 丸は広島から今季年俸2億1000万円から大幅増の複数年契約で残留を望まれたが、11月7日に「他球団の評価を聞いてみたい」とFA権行使を表明。その後、故郷・千葉に本拠地を置くロッテとも入団交渉をしたが、原監督が同席して複数年の大型契約を提示した巨人から熱烈な誘いを受けていた。

 丸は千葉経大付高から2008年に高校生ドラフト3位で入団。今季は自己最多の39本塁打を放ち2年連続でセ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれ、球団初のリーグ3連覇に貢献した。(金額は推定)【田中将隆】


☆丸の一問一答。


◇<プロ野球>丸選手一問一答「環境変えて一から勝負したい」 11/30(金) 20:01配信 毎日新聞

 巨人に移籍を表明した広島・丸佳浩外野手の一問一答は以下の通り。

 (自ら)ジャイアンツにお世話になろうと思います。

--理由について

 理由はいろいろとあるが、最終的には野球選手として環境を変えて一から勝負したいという気持ちが出てきた。そこが一番の理由。

--決断はいつか

 本当に最後まで悩んだが、昨日(11月29日)の夜。

--オーナーから何か言われたか

 今シーズンまでは応援しているからと。年を越してシーズンが変わったら終わりと言われた。

--悩んだか

 かなり悩みました。11年間やった球団だし、愛着もある。他球団の評価を聞きたいということで行使した。巨人、ロッテ両球団とも高い評価をいただき、なおさら悩んだ。

--巨人を選んだ理由

 いろいろあるが、原監督に「カープの良いものをジャイアンツに持ってきてくれ」と言われたし、「長い野球人生の中で絶対にプラスになる」とも言われた。野球人としてレベルアップしていけたらと思った。

--来季は広島と対戦

 来シーズンは開幕戦がここ(マツダスタジアム)なので、しっかりと自分の良いところが少しでも出せるように頑張りたい。

--カープファンに向けて

 本当に11年間、こんな選手をずっと応援してくれたのは感謝しています。僕がここまでやってこられたのもファンの皆さんのお陰。来シーズンからは敵チームになってしまうけど、良い意味で恩返しできればと思う。

--環境が変わって重圧も大きくなる

 初めてのことが多くなると思うけれど、幸いにもプラス思考の性格なので良い刺激と捉え、一つの勉強だと思って柔軟に考え方を増やしていければいいかなと思っている。

--期待と不安があると思うが

 不安はあまりない。僕自身が決めたので、前向きにやっていきたい。


☆オーナー、監督、その他選手の反応。


◇広島松田オーナー「丸選手の決断尊重。エール送る」 11/30(金) 14:30配信 日刊スポーツ

 広島から国内FA宣言した丸佳浩外野手(29)が30日、マツダスタジアムを訪れて巨人移籍を表明した。広島の松田オーナーは、球団を通じて以下のコメントを発表した。

 「フリーエージェント権は選手の権利であり、丸選手の決断を尊重したい。彼は、球団初のリーグ3連覇に大きく貢献してくれた。球団としても大変感謝している。巨人はライバル球団にはなるが、今シーズン、今の段階では、エールを送りたい」。


☆と、言いながら。


◇広島・松田オーナー「だめじゃ」 丸の巨人移籍に寂しげ 11/30(金) 17:13配信 朝日新聞デジタル

 広島からフリーエージェント(FA)宣言していた丸が巨人入りを決断――。30日朝のマツダスタジアム(広島市南区)には、多くの報道陣が駆けつけていた。

 出社した広島の松田元(はじめ)オーナーは、報道陣からの質問に「だめじゃ」とだけ言うと、口を閉ざした。日頃、どんな質問にも嫌な顔一つせず答えるオーナーは、どこか寂しげだった。鈴木球団本部長も「丸からの連絡は昨日の夜にありました。でもこちらから先に中身を言うことではない」とぴりぴりムード。

 昼ごろ丸がマツダスタジアムを訪れ、自らの口で巨人入りを表明すると、松田オーナーはすぐさまコメントを出した。「FA権は選手の権利であり、丸選手の決断を尊重したい。彼は、球団初のリーグ3連覇に大きく貢献してくれた。球団としても大変感謝している。巨人はライバル球団にはなるが、今シーズン、今の段階では、エールを送りたい」。12月いっぱいは球団の施設を使うことも認めている。鈴木球団本部長も「よくやってくれたからね。彼がおってくれたから、3連覇できたから」と穏やかに語った。

 丸は「11年間育ててくれて広島には感謝しかない」と話していた。


■緒方監督「大変残念」

 緒方監督(広) 「大変残念に思います。ただこれもプロ野球選手としての権利なので、彼の決断を尊重したい。今までチームの中心選手として3連覇に大きく貢献してくれたことは本当に感謝しています」


■広島からFA宣言後に移籍した選手

1994年3位 川口和久
  99年5位 江藤 智
2002年5位 金本知憲
  07年5位 黒田博樹、新井貴浩
  08年4位 高橋 建
  13年3位 大竹 寛
  15年4位 木村昇吾
  18年1位 丸 佳浩

※宣言した年とその年の順位


☆「タナキクマル」でゴールデン・グラブ賞を獲得した、田中広くん。


◇広島・田中「寂しい気持ちもあるが、丸の人生」緒方監督は「本当に感謝している」 11/30(金) 19:02配信 スポニチアネックス

 広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使した丸佳浩外野手(29)が30日、広島市のマツダスタジアムで巨人に移籍することを表明した。

 広島に巨人入りの報告を済ませた丸は「野球選手として環境を変えて一からチャレンジしようという気持ち。11年間応援してくれて感謝しかない」などと心境を語った。

 丸の決断を受け、広島の緒方監督は「カープを離れてしまうことを大変残念に思う」としながらも「ただ、これもプロ野球選手としての権利なので、彼の決断を尊重したい。今までチームの中心選手として3連覇に大きく貢献してくれたことは本当に感謝している」と感謝。

 また、田中は「寂しい気持ちもあるが、丸の人生。戦力的には痛いが、そういう世界。若い選手がどんどん力をつけてきた中で3連覇できた。若い選手にはまたチャンスだと思う」とコメントした。

 前日29日には「第47回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に「タナキクマル」のトリオがそろって登場。菊池、丸ともに6年連続6度目の受賞で田中は入団5年目にして初受賞。菊池は「カープの“タナキクマル”で獲れたのが非常にうれしい」と喜び、丸も「毎年、菊池と獲っていたけど、田中が“3人で獲りたい”と言っていた。それがかなってうれしい」と語っていた。


☆さらに、田中広くんに加え、野間くん。


◇丸の巨人移籍に田中「痛いが外野手はチャンス」 11/30(金) 14:26配信 日刊スポーツ

 広島から国内FA宣言した丸佳浩外野手(29)が30日、マツダスタジアムを訪れて巨人移籍を表明した。

 広島のリーグ3連覇を支え合ったチームメートからは、丸の移籍を惜しむ声やエールなどが聞かれた。同学年トリオ「タナキクマル」の一角である田中は「しょうがない。本人が取った権利なので。悩んでいたのも聞いていた。こうなると寂しいが、素直に頑張って欲しいと思う。戦力的には痛いけど、外野手にとってはチャンス」と話した。

 また野間は今季は左翼として多くの試合で中堅の丸とコンビを組んだ。「正直ずっとお世話になってきたので寂しいけど、自分たちにとってはチャンス。センターで出られるように頑張りたい。僕1人で代わりになれないかもしれないが、何とか4連覇の戦力になりたい」と話した。

 また丸は、今季限りで引退した新井貴浩氏から「移籍するのは寂しいけど、俺はずっとお前の味方だ。応援するから頑張れ」と言われたことを明かした。


☆その、新井さん。


◇巨人移籍の丸、先輩・新井氏から「オレはお前の味方」に声詰まらせ… 11/30(金) 13:16配信 デイリースポーツ

 広島・丸佳浩外野手が30日、マツダスタジアムを訪れ、国内FA権を行使して、巨人に移籍すると表明。「野球人として環境を変えて、また1からチャレンジしたいという気持ちが強かった」と理由を語った。

 すでにチームメートにも報告したといい、今季で引退を表明している新井貴浩氏からも言葉をもらったという。「移籍はさみしいけどオレはお前の味方だから。ずっと応援してるから、頑張れ」と言われたことを明かすと思わず言葉を詰まらせた。

 丸は今季、打率・306、自己最多の39本本塁打、97打点を記録し球団史上初のリーグ3連覇に貢献。2年連続でセ・リーグのMVPに輝いた。


☆いやいや、同じチームでともに戦った仲間はやはり、優しいですな。鈴木本部長のコメントなんかは、実感がにじみ出てるし、みんな感謝と応援、って感じ。


☆ところがこの人は、知らん顔(笑)。


◇このタイミングで…変わらぬ主砲・誠也の“変顔“に鯉党ほっこり「元気が出ました」 11/30(金) 22:43配信 スポニチアネックス

 セ・リーグ3連覇を果たした広島の若き主砲、鈴木誠也外野手(24)が30日夜、自身のブログを更新。得意の”変顔“写真をアップし、落ち込んだり気持ちがささくれだったりしているであろう多くの鯉党に束の間の癒しを提供した。

 「今年もセリーグベストナインに選んでもらえました」と改めて報告した主砲は「シーズンが終わり毎年恒例の行事が次々と、、、」とカープ選手会ゴルフでの記念写真をアップ。大の仲良しで知られる野間峻祥外野手(25)の左腕に自身の右手をそっと絡める微笑ましい1枚に「今年初めてだからスコアはダメダメ笑笑 でも楽しかったで~す」と明るく感想をつづった。

 そして、「誠也くんはこれをつけて食事してます笑笑」と自身の顔のイラスト入りハンカチを赤ちゃんのよだれかけのように胸元に配置して得意の変顔をした写真をもう1枚アップ。「今は、リハビリしながらの軽い練習中心ですが皆さん僕は順調ですよ~」と前向きにつづった。

 この日は、広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使していた3番打者の丸佳浩外野手(29)が同じセ・リーグの巨人へ移籍することを表明した。鈴木がこの日のブログで丸について触れることはなかったが、いつも通り明るい4番打者の気遣いにファンはホッとしたようで、コメント欄には「このタイミングでブログ更新ありがとう」「元気が出ました」「なんだか気持ちが晴れました」と喜ぶ声が相次いだ。


☆いやいや、さすが誠也くん。もちろん彼も思うところはいろいろあるのでしょうが、語らないのがベスト、また語りたくないんでしょうね。


☆ファンの反応は、様々。


◇広島・丸佳浩選手、巨人へのFA移籍を決断 落胆のカープファンからは「結局お金か」と批判も 2018/11/30 19:40 しらべぇ

 30日、広島東洋カープからFA宣言していた丸佳浩選手が巨人移籍を表明。一部カープファンから怒りや嘆きの声が上がっている。


■2年連続MVPを獲得

 今シーズンの丸選手は、広いマツダスタジアムを本拠地としながらも39本塁打を放ち、チームのセリーグ3連覇に大きく貢献。2年連続MVPを受賞した。

 シーズン後、「他球団の評価を聞きたい」と取得していたFA権を行使。広島に加え、丸選手の出身地である千葉に本拠地を置くロッテと、資金力豊富な巨人が争奪戦を繰り広げる。

 報じられている条件は破格で、巨人は5年契約で総額35億円、ロッテは6年30億円を提示したといわれる。そして広島も、4年17億円のオファーを出した模様だ。


■巨人移籍を表明

 カープにとっては金本知憲氏や新井貴浩氏以来となる生え抜きの長距離砲。そんな「カープの顔」が流出することにファンは危機感を抱いており、「出て行かないでほしい」と祈るように状況を見守っていた。

 去就が注目されるなか、丸選手が選んだ球団は巨人。30日、広島の本拠地マツダスタジアムで「野球人として環境を変えて一から勝負したかった」などと理由を説明し、移籍を表明したのだ。

 3年連続で優勝を逃した巨人には朗報だが、広島とロッテはまさに悲報。とくに戦力を削がれ、同一リーグの敵となってしまったカープファンには、大きな動揺を与えた。なかにはレプリカユニフォームをオークションに出展する人もいたほど。


■広島ファンは怒りや悲しみの声

 「丸佳浩巨人入り」に、一部カープファンから猛烈な怒りの声や、「悲しい」「仕方ないけどやりきれない」など、落胆者が続出している。

 丸巨人に移籍かプロ野球選手も立派なサラリーマンなわけだしスポーツは特にいつ怪我するかも野球ができなくなるかも分からない。命をかけて家族の為に野球してる。丸のスタイルからしてみても今回の決断は普通の決断だよね。だけどやっぱりずっとずっと応援してきてやっぱり怒りもあるし寂しさもあるよ
— ひろみつ広島カープ垢 (@l8dxGuIIrbWfrqk)November 30, 2018

 私はどうしたってあの球団を好きになることは出来ないけど、そこにいる選手や今回の丸ちゃを悪く言うことはできん。残ってほしかった自分の願望が大きかったので辛い、それを怒りの感情に変換してしまわないようにするのがとてつもなくしんどい。
— 山本🐒オフシーズン (@ymmt_k33)November 30, 2018

 巨人ファンの方いたら申し訳ないんですが、巨人は嫌いなチームでして……
丸に怒りとかはないんですが、かなり悲しいですね。
— ちつてと_(:3」z)_ (@titutetonma)November 30, 2018


■「結局は金か」という声も

 また、「結局金かよ」という嘆きも散見される。

 丸、FAで巨人か。
なんかなぁ…結局金かよってなるよね。
— Cyan(シアン) (@Cyan_nan)November 30, 2018

 丸に対してはカープ3連覇の立役者だから感謝はしているが、応援はしない。
間違いなく今年がピークだから来季は成績が落ち、三年後には

巨人ファン「給料泥棒」

カープファン「あぁ結局金選んだ奴?」

って言われるんやろうな…まぁ裏切ってまで手にしたお金で生活していけばいい。
— ふぇりす@ (@C58LYo0A7zeGVXE)November 30, 2018

 丸の移籍をテレビで見てるけど このアナウンサーとか解説者とか 綺麗事言ってるけど腹の中じゃ「どーせ金だろ」って思ってんだろーな。
#カープ#丸佳浩— エッコ⍤⃝♡ (@pon_1ton)November 30, 2018


■丸選手を擁護する声も存在

 一方で「条件のいいところに行くのは当然」「広島のフロントがいい条件を出せなかっただけ」など、決断を擁護する声も。

 「金につられて読売なんかに行きやがって」
と丸を叩くカープファンは、億単位の金を目の前にしても、金につられて転職しない仙人なのかね?
— マイクザガースキー (@bays_love)November 30, 2018

 丸、別にFAなんだし1番金くれる球団に行くのは当たり前やろ。
何言われようが5年で40億とか超勝ち組。
— G@SP (@punkstoy)November 30, 2018

 ちょうどタイムリーやから言わしてもらうけど

巨人強奪
丸も結局は金

みたいないっぱい流れてくるけど

じゃあ自分らが今の仕事が
割に合わんかったり
不満に思ってたりしてても
一生そこで働いてくつもりなん?w

一緒の職種で金も待遇も
エエとこあったら行きたいと思わへん?
w#FA#巨人#丸— 隆浩(TAKAHIRO) (@pgpt7478)November 30, 2018


■FAはプロ野球をつまらなくしている?

 FA権は一定条件を満たすことで選手に移籍の権利を与えるものだが、日本では何かとネガティブに考えられがち。広島は江藤智選手・金本知憲選手・新井貴浩選手など次々にFAで看板選手が流出しており、アレルギーが強い様子。

 選手の権利とはいえ突然ライバルチームに選手が移籍してしまう現状に、野球ファンのなかには「FA制度が野球をつまらなくしている」と考える人もいる。

 しらべぇ編集部が全国の20代から60代の野球ファン466人を対象にした調査では。21.2%が「つまらなくしている」と回答している。


 丸選手の決断は尊重されるべきものだが、悲しんでいるファンは多い。この感情もまた、長年応援してきた人間としては当然といえる。「つまらない」と感じる人がいることも、当然だろう。

 来季以降、丸選手はこのような声を受けながら、巨人でプレーすることになる。逆風を跳ね返すことができるのか、注目したい。

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の野球ファン466名(有効回答数)


☆地元広島でも、同様。


◇カープ丸選手移籍に落胆・ねぎらい ファン、若手台頭に期待も 2018/12/1 01:34 中国新聞社

 行ってしまうのか―。残留を願っていたファンは無念さをあらわにした。広島東洋カープからフリーエージェント(FA)宣言していた主力、丸佳浩選手が巨人移籍を表明した30日、広島市の街頭などで受け止めを聞いた。残念がってばかりはいられないと、「ポスト丸」の台頭を期待する前向きな声も上がった。

 「宣言した時点で残留の可能性はほとんどないと思っていたが、現実になるとショック。巨人のユニホーム姿を見たくない」。この日、球団運営の店でカープグッズを買った広島県府中町の会社員谷森紀之さん(51)はため息をついた。

 巨人は丸選手に5年30億円超の条件を示したとみられる。広島市東区の会社員谷川貴子さん(29)は「結局は金なのかと思ってしまう。巨人は、マネーゲームで選手を相次ぎ獲得しチームを強くしてもファンの共感が得られるのか」と疑問を呈した。

 一方、丸選手をねぎらう声も広がる。23日のファン感謝デーで、残留を願って声援を送った廿日市市の会社員乗政誠司さん(61)は「3連覇は丸選手なしでは成し遂げられなかった。カープで成長し、やり切った気持ちがあったのだろう」と思いをはせた。

 4連覇を目指す来季は、新井貴浩さん、ブラッド・エルドレッド選手もチームにいないため、ファンからは「ポスト丸」への期待感が強まる。安佐南区の無職大滝哲郎さん(72)は「1軍の枠が空く分、2軍にいる若手選手にとってはチャンス。誰が出てくるのか楽しみ」と前向きに話した。

 2014年から丸選手がイメージキャラクターを務めている、もみじ銀行(中区)の小田宏史頭取は「他の球団に行かれてもけがに気をつけて、頑張っていただきたい」とエールを送った。


☆ちなみにK.Oはですね、再三言っているように、FA宣言した時点で、丸に関してはほとんど興味を失ってます。で、実際に巨人に行くと決まっても、感情はほとんど湧いてきません。応援する気にもならないし、批判する気にもならない。ただただ、丸がカープの選手でなくなる、ということに、がっかりするだけです。だから巨人に行こうがロッテに行こうが、何億だろうが理由が何だろうが、どうでもいい。ただただカープにいてくれないことに、がっかりするだけです。




☆さて、サヨナラ賞の話題。


◇「スカパー!サヨナラ賞」年間大賞に西武・森と広島・下水流 11/30(金) 15:31配信 ベースボールキング

◆最も劇的な一打を放ったのは...

 「2018 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」の表彰式が30日に行なわれ、今年最も劇的な一打を放った選手に贈られる「年間大賞」が決定。パ・リーグは西武の森友哉選手(23)、セ・リーグは広島の下水流昂選手()がそれぞれ選ばれた。両選手にはオリジナルトロフィーと、賞金200万円が贈られる。

 「最後の一球まで何が起こるかわからない」のが野球の醍醐味であり、その象徴的なプレーである“サヨナラ打”を称えるのが「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」。「年間大賞」は今年で10年目を迎え、2012年からは月間の表彰も行われている。


◆8回・9回で8点差を大逆転!

 パ・リーグの年間大賞は、3・4月度の月間賞に輝いた西武・森友哉が受賞。昨年の栗山巧に続いて、西武から2年連続の年間大賞選出となった。

 4月18日(水)にメットライフドームで行われた日本ハム戦(5回戦)でのこと。7-8と1点ビハインドで迎えた9回裏、無死満塁で打席に入った森の放った打球は、前進守備の外野の頭上を越えて右中間フェンス手前でワンバウンド。その間に二者が還り、劇的な逆転サヨナラ二塁打となった。

 実はこの試合、8回表終了時点で西武は0-8と大きく負けていた。それでも、8回裏に先頭からの連打でチャンスを作ると、二者連続の押し出し四球に3安打を集中させて一挙7得点。7-8と1点差まで迫ると、9回には森の適時二塁打で2点を加え、終盤2イニングの攻撃で8点差をひっくり返した。なお、8点差を8回・9回の2イニングだけでひっくり返したのはプロ野球史上初の快挙だった。

 森は「個人的にもすごく印象に残っている試合」と振り返り、「あの試合があったからリーグ優勝に繋がったかなと思う。その中で自分がサヨナラ打を打てたこと、チームの勝利に貢献できたことを嬉しく思います。来季は今季以上に良いプレーをし、またこのような賞を受賞できるよう、勝負強い選手になっていきたいです」と意気込みを語った。


◆セ唯一の逆転サヨナラ弾

 セ・リーグの年間大賞は、7月度の月間賞に輝いた広島・下水流昂が受賞した。

 7月20日(金)にマツダスタジアムで行われた巨人戦(14回戦)。8-9と逆転された直後の10回裏、二死と追い込まれながらも一塁に走者を置いた状況で、守備から途中出場していた下水流はマシソンの外寄りの速球を逆らわずにライトへ。打球はライナーでライトポール際へと突き刺さる、逆転サヨナラ2ランとなった。

 西日本豪雨の影響で、この日が実に16日ぶりとなるホームゲームだった広島。どうしても勝ちたいという想いで臨んだゲームだったが、チームは序盤に7点をリードしながらも徐々に追い上げられる苦しい展開に。その後、7回に2点適時打を許して同点に追いつかれると、延長10回表には岡本和真に一発を浴びてついに逆転。絶体絶命の状況に追い詰められていたなか、下水流の一打がチームを救い、広島を勇気づけた。

 下水流は「ファンの皆様、県民の皆様になんとしても勝利を届けたい試合でした」と振り返り、「広島に勝利を届けたいというチームみんなの想いが乗った本塁打だったと思います」とコメント。「来シーズンもこのような素晴らしい勝をいただけるよう、選手一丸で最後まで諦めることなく戦い、勝利に向かって全身全霊で頑張りたいと思います」と意気込みを語った。


「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」歴代受賞者

<2009年>
セ:亀井義行(巨人)
パ:井口資仁(ロッテ)

<2010年>
セ:天谷宗一郎(広島)
パ:小久保裕紀(ソフトバンク)

<2011年>
セ:長野久義(巨人)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)

<2012年>
セ:和田一浩(中日)
パ:中田翔(日本ハム)

<2013年>
セ:長野久義(巨人)
パ:浅村栄斗(西武)

<2014年>
セ:福留孝介(阪神)
パ:松田宣浩(ソフトバンク)

<2015年>
セ:雄 平 (ヤクルト)
パ:柳田悠岐(ソフトバンク)

<2016年>
セ:鈴木誠也(広島)
パ:吉村裕基(ソフトバンク)

<2017年>
セ:宮崎敏郎(DeNA)
パ:栗山 巧(西武)

<2018年>
セ:下水流昂(広島)
パ:森 友哉(西武)


☆あら、天谷も取ってたんですね。16年の誠也くんは「神ってる」の時ですね(笑)。ちなみに誠也くんは今年8月も取ってます。ヤクルト戦の、丸同点3ランからのサヨナラホームランですね。


☆で、下水流の一発も、すごかった。


◇カープ下水流レギュラー獲りに意欲 丸のG移籍で決意新た 11/30(金) 20:55配信 デイリースポーツ

 広島の下水流昂外野手(30)が30日、「2018スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」を受賞し、都内で行われた表彰式に出席した。チームメートの丸佳浩外野手(29)が巨人への国内FA移籍を表明したことを受け、複雑な表情を浮かべた。

 今季、7月20日の巨人戦で逆転サヨナラ本塁打を放ち、大賞に輝いた下水流。丸は1学年後輩で同じポジションの外野手。「ずっとやってましたし、さみしいですけど、丸が決めたことですし、応援したい」と残念そうに話した。

 来季以降は同一リーグで戦いライバルとなる。開幕カードが対巨人戦とあり「全然、想像つかないですけど、開幕戦が巨人なのでいろいろ思うことはあるかなと」としんみり。

 それでも外野の一角が空くことで「自分もレギュラーとして出られるように頑張りたい」とさみしさを振り払い、決意を新たにした。


☆いやいや、開幕戦が巨人なんて、カープファンにとってはいじめに近いですな(笑)。巨人のユニホームを、丸が着てる訳ですから。で、巨人の選手として出てくる訳ですよ(当たり前だけど)。


☆あの下水流の一発は、新井さんをして「これで引退しても大丈夫だな」と思わしめた一発。新井さんが若手を慮って引退、丸はいなくなる訳ですから、こりゃ何としても下水流あたりがレギュラーを取らなきゃいけませんね。


☆そのサヨナラ賞の表彰式に出席していた落合さんが、来季のカープに言及。


◇落合博満氏 広島の4連覇を予想「選手を集めてる球団があるみたいですけれども」 11/30(金) 13:54配信 デイリースポーツ

 元中日監督で野球解説者の落合博満氏が30日、都内で行われた「2018スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式に出席した。

 この賞はシーズンを通じて「最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手」にセ、パ両リーグから1人ずつに、トロフィーと賞金200万円が贈られる。今年は広島の下水流昂外野手(30)と、西武の森友哉捕手(23)が受賞した。

 下水流のいる広島について、「率直に言うとね、強さを感じさせない強さを持っている、そういうチームと思った方が分かりやすいかも分からない」と表現。往年の阪急や西武を「強さを感ずる強さ」を持っていたと評した上で、対照的な存在として「何か知らないけど、終わったら1点差、2点差でひっくり返されて負けているという。対戦していて、どうにもならない強さを持っているのかというと、そうではないんだろうと思う。これが1番、ややこしいんです」と広島らしさを解説した。

 ただ、その強さは本物と見ているようで、「選手を集めている球団があるみたいですけれども」と、ある球団を念頭に置いた発言で会場を和ませつつ、「4連覇する可能性って非常に高いと思いますよ」と、予想した。

 隣で苦笑いをしていた下水流は「特にホームゲームでは負けていてもひっくり返せるんじゃないかという、そういう気持ちはみんな持っていると思います。もちろん3連覇、今年できましたけど、そういう自信はありますし、なんと言ってもやっぱりマツダスタジアムを真っ赤にファンの方が染めてくださるので、そういった声援もすごく大きいと思います」と、44勝24敗2分けと貯金20をつくった、本拠地での強さの一因を語った。

 下水流は7月20日のマツダスタジアムでの巨人戦で8-9で迎えた延長十回裏に逆転サヨナラ2ランを放ったことが評価された。この一発がセ・リーグで本塁打によるサヨナラ試合が7試合あったうち、唯一の「逆転」サヨナラ弾だったことも重視された。

 パ・リーグの森は4月18日にメットライフドームでの日本ハム戦、7-8で迎えた九回裏、無死満塁の場面でサヨナラ適時二塁打を放った。8回表の時点で日本ハムに8点のリードを許していながら、プロ野球史上初めて、八回、九回の2イニングで逆転した。


☆いやいや、数年前、久本さんがカープに来る時に「カープはこれから強くなる」と言った落合さんのお墨付きですわ。


◇丸佳浩「流出」でも、広島が4連覇を達成できる理由 11/30(金) 19:38配信 J-CASTニュース

 広島からFA権を行使した丸佳浩外野手が2018年11月30日、広島市のマツダスタジアムで巨人に移籍することを表明した。丸外野手の獲得を目指していたロッテにはこの日朝、断りの連絡を入れ、宣言残留を容認していた広島にもこの日、断りの報告を行った。

 2年連続でセ・リーグMVPを獲得し、FA史上最大の注目を集めた丸外野手が最後に選んだのは巨人だった。丸外野手を巡っては、広島、巨人、ロッテの三つ巴の争奪戦が繰り広げられ、3球団とも異例の大型契約を用意しての大激戦だった。


■若手選手にとっては「チャンス」との見方も

 条件面でいえば、巨人が広島、ロッテを圧倒していた。広島は4年17億円、ロッテは6年24億円超で、巨人はこれらを上回る5年30億円超に及ぶ破格の条件を提示。これに加えて原辰徳監督が現役時代に付けていた背番号「8」を提示したとされる。

 11月24日に巨人と初交渉を行った際には原監督が直接出馬し、「ジャイアンツに新しい血を入れてほしい」と言葉をかけられ、これが入団を決めた大きな要因となったという。この日、広島に巨人入りを報告した丸外野手は「野球選手として環境を変えて一からチャレンジしようという気持ち」と改めて意気込みを語った。

 丸外野手の巨人移籍に関して、ネットでの広島ファンのコメントは概ね肯定的で、「さびしい」との声は多く上がっているが、批判の声はごく少数である。広島ファンの声の中には、「若手選手のチャンスが広がる」として、歓迎ムードさえ漂っている。

 12球団一の練習量を誇り、野手の層の厚さも球界随一。ここからくる自信の表れか、広島の野手陣には丸外野手移籍に悲壮感は見られない。

 丸外野手と同学年の田中広輔内野手は「戦力的には痛いけど、外野手にとってはチャンス」と話し、今季、左翼として出場してきた野間峻祥外野手も「自分たちにとってはチャンス」と前向きにとらえている。


◆「新しい血」加わるのはむしろ広島か

 また、1993年に巨人初のFA移籍選手となった元中日の落合博満氏は、広島のセ・リーグ4連覇を予言。この日、都内で行われた「2018スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式に出席した落合氏は「(広島が)4連覇する可能性って非常に高いと思いますよ」と、来季、広島の大きな戦力ダウンはないとの見解を示した。

 2018年度の年俸がチームで2番目に高額とされる2億1000万円(金額は推定)の丸外野手は、FA制度においてAランクの選手となり、広島が巨人に対して金銭プラス人的補償を望むことが可能となる。

 これに対して巨人は28人まで人的補償選手のプロテクトが可能で、広島はプロテクトから漏れた選手を人的補償として獲得することが出来る。

 2013年には大竹寛投手がFA権を行使して広島から巨人に移籍した際、広島は大竹投手の人的補償として22歳の一岡竜司投手を獲得。一岡は移籍した年から1軍のマウンドに上がり、今季は59試合に登板して6勝をマーク。来季の年俸は、2400万円増の7700万円(金額は推定)と、大きく飛躍した。

 広島が丸外野手の人的補償を求める場合、選手層の厚い野手陣を避け、若く将来性のある投手を選択すると想定される。巨人では出番がなく燻ぶっていた一岡のような若手の投手が、出場の機会を与えられることで大化けする可能性も十分あり、加えて広島は若手育成に定評があるだけに、より一層、チーム力の強化が見込まれる。

 炭谷銀仁朗捕手に続いて丸外野手の獲得で、FAの大型補強に成功した巨人。これに対してチーム内の新陳代謝を行うことで新戦力の台頭が期待される広島。「新しい血」によってチームが活性化するのは巨人ではなく、広島かもしれない。


☆センターに野間くんが入るとして、レフトかファーストに入るのが、松山・バティスタ・メヒア・西川くん・堂林くんあたり。下水流もファーストを練習してましたし、大樹くんも頑張りどころ。坂倉くんのバッティングも捨てがたい。何気に岩本にもチャンスだったりして。


☆もうひとつ、カープには、「無形の財産」があります。


◇「黒田さんと話していたようなチームに」―新井貴浩氏が語り尽くす広島の強さ 11/30(金) 18:47配信 Full-Count

◆ベテランも若手もなし、コミュニケーションこそが広島の強さの源

 2018年シーズンを最後に、20年間の現役生活にピリオドを打った広島の新井貴浩氏。DAZNでは、オフの新番組「Home of Baseball」の配信を開始。「カープ優勝の軌跡」(11月30日~投手編、12月7日~守備・走塁編、12月14日~打撃編)では新井氏へのロングインタビューを行った。2016年に現役引退した黒田博樹氏とともに、広島のレジェンドとして巨人に続く2球団目となるセ・リーグ3連覇に貢献した新井氏が、カープへのチーム愛、選手たちとの絆、自らの歩んできた道について語り尽くした。第1回は、再び黄金時代を迎えた広島というチームの強さの源について。

 広島の戦いぶりには、とにかく選手間の信頼感が厚いことがうかがえるシーンが多い。その雰囲気は、どこから出てくるのか。2015年シーズン、新井氏は阪神から広島へ復帰したが、時を同じくして黒田氏もMLBヤンキースから広島へ復帰。レジェンド2人は、バリバリの若手だった頃から、お互いに話していたことがあったという。

「僕がまだ若い頃、黒田さんと、ピッチャーはピッチャー、野手は野手でバラバラになったら絶対に勝てない。特にカープというチームはピッチャーと野手がしっかりと一丸となってやっていかないと絶対勝てない。だから、うまくコミュニケーションを取りながらやっていこうなってずっと話してたんですよね」

 選手同士が積極的にコミュニケーションを取ることで一丸となり、その雰囲気が若手を育て、次の主力として成長していくという好循環が、広島の強さを支えている。

「やはり家族的なところじゃないですかね。技術的に素晴らしい選手っていうのは今たくさんいます。それはもちろんですけれども、やっぱり気持ちの部分が結構通じあってるので、グッと結束できますよね。すごく良いチームになっていると思います」。


◆常に全力疾走、決してあきらめない…選手に染み付いた意識

 チーム一丸となれば、指導者が言わなくてもおのずと選手全員が身につける自主的なものができてくる。広島の場合は、常に全力疾走を怠らず、1つでも次の塁を狙う積極性だ。

「言われなくても、みんな当たり前のようにやってます。プロの選手、カープの選手としてやらなければいけないことっていうのが体に染み付いてるんじゃないでしょうか。隙があったら、次の塁を常に狙っていく準備は全員してますよね。足が速い遅いに関わらず、そういう意識は徹底されていると思います」

 もうひとつ、広島の選手に共通するのが、どんな状況でも決してあきらめない粘りだ。今シーズン、新井氏の印象にもっとも残っている試合は、7月20日の巨人戦(マツダスタジアム)。2回までに7-0と大量リードするが、巨人が陽とマギーの3ランで反撃。さらに8-6と広島リードで迎えた7回には吉川尚の2点適時打、延長10回には岡本の17号ソロで9-8と逆転を許した。しかしその裏、2死一塁の土壇場から、代打・下水流がマシソンから逆転サヨナラ2ランを放って劇的な勝利をおさめた。

「レギュラーではない選手(下水流)があの場面で代打で出ていって、マシソンの速い球を逆方向にホームラン打ってサヨナラ勝ちする。カープの層の厚さ、強さっていうのを象徴した試合だったと思いますね」

 打球が右翼席へ飛んで行った瞬間、新井氏は真っ先にベンチを飛び出して大声をあげ、誰よりも体で歓喜を表していた。

「試合終わってロッカーに帰ったらVTRが流れてるんですよね。それで自分のアレが撮られてて、めちゃめちゃ恥ずかしかったですね。なんかジャンプしてガッツポーズして、それもみんな選手たち見てたんで、ロッカーでみんな大笑いしてましたね」。


◆新井氏と黒田が若い選手に注入した“広島魂”

 グラウンドに立てば、投手も野手も、ルーキーもレジェンドもない。それは、新井氏や黒田氏を含め、広島というチームの選手たちが育て上げてきたポリシーだ。

「黒田さんや自分の背中を見て、そういう風にやらないといけないと思ってくれてるんであれば嬉しいですよね。もし、僕と黒田さんのやってることを、これが良いんだと思ってやろうとしてくれてるんであれば、彼らの考え方が素晴らしいんでしょうね」

 今でこそ球界屈指の人気を誇る広島だが、市民球団からの出発とあって、巨人や阪神のように資金力で有力選手を補強できるチームではない。チームとしてまとまって、初めて同じ土俵で戦える。広島のチーム作りの出発点は、そこにある。

「今は僕と黒田さんが言ってたようなチームになりつつあるんじゃないかと思いますけどね。決して間違った方向には進んでないっていうのはありますね」。


☆丸の流出は確かに痛いのですが、ま、来季の戦いぶりをじっくりと見ていきましょうよ。丸は「野球人として」と言いましたが、K.Oは、家族やお金のことではなく、野球人として自分の野球人生を考えるなら、カープにいるのがベストだったと思いますよ。巨人を「より高いレベル」と考えているのなら、それは大きな勘違いだと思います。


☆少なくとも、丸にそう思わせるように。来季はギャフンと言わせましょうぞ。




☆さて、選手の話題は、磯村。


◇広島・磯村嘉孝、正捕手への課題「レギュラーとして一本立ちしたい」 11/30(金) 11:00配信 デイリースポーツ

 広島・磯村嘉孝捕手(26)がレギュラー奪取の道を歩むための決意を示した。まずはプロ9年目の来季、1試合フルでマスクをかぶることを増やしていく思いで「まずはたくさん試合に出ること。会沢さん、石原さんに守備でも打撃でもまだまだかなわないところがあるので、1試合全部かぶらせてもらうようになるには両方ともレベルをアップしないといけない」と言葉に力を込めた。

 今季は自己最多の37試合に出場。9月1日・ヤクルト戦では15勝目を挙げた大瀬良を好リードし、ともにお立ち台に上がる場面もあった。だが、先発25試合中フル出場は4試合。「投手と同時にイニングの途中で代わることも多々あった。それが(相手打者が)3打席目、4打席目ぐらいの時なので、同じような失敗を繰り返してるのかなと思っています」と捕手として課題と受け止めている。

 特に配球面に改善の余地があるという。「どうしても一番いいボールに最後の方は頼ってしまった部分があった。まだ見せてない球種を使ったり、球威が落ちてきても同じような配球でいってみてもいいのかな」。1試合任される捕手となるためにも多くの引き出しを身につける必要があると感じている。

 視野も広くしていく。石原に常々言われるのは「自分がそこに座って何を感じるか」。打者や投手、はたまた相手ベンチ…。「いろんなところを見て観察して、いろんなことを感じられるように。日々努力です」。20日まで行われた秋季キャンプでは、ブルペンで投球練習を行う中村祐や高橋樹らの球を受け、積極的に意見を交わすなど投手とのコミュニケーションも図った。

 もちろん打撃面でのレベルアップももくろむ。今季は打率・215、1本塁打、4打点。出場こそなかったが、ソフトバンクとの日本シリーズではベンチから思うこともあった。「全員150キロを超えてくるので、あれに打ち負けていたら勝てない」。速球をはじき返していくためにもオフはスイングスピードの強化、タイミングの取り方に重点を置く。

 攻守で進化を遂げた先に見据えるのはただ一つ。「レギュラー選手として一本立ちしたい」。引き締まった表情の中に、燃えたぎる闘志をのぞかせた。その座をつかみ取るためにも、とにかく前へ進んでいく。(デイリースポーツ・田中 哲)


☆一番いいボールに頼ってしまうと、要するに偏る、ということはバッターも読みやすくなる。またそのボールで甘いところへ入って打たれたら、投げるボールがなくなってしまう。ピッチャーのいいところを引き出すのも大事ですが、バッターとの兼ね合いも考えなきゃいけない。例えば変化球がいい時は、バッターの意識もその球に行きますから、勝負球に外角低めストレートをズバッと決める、なんてやられると、もうバッターはどうしていいのか分からない(笑)。


☆で、バッティングもね、いぶし銀のような渋いヒットを打ったかと思うと、何気にパンチ力もある。自分のいいところを、どんどん出していって下さいな。


☆どうですか、来季はシニアからずっとバッテリーを組んできた堂林くんと2人で、大活躍する、ってのは。チャンスは数少ないかも知れませんが、そのチャンスをものにして下さい。


☆さておしまいは、丸の巨人入りですっかり影の薄くなってしまった、この人(笑)。


◇楽天へトレード移籍の福井優也、広島ファンへ惜別メッセージ「人生の宝物」 11/30(金) 17:56配信 Full-Count

◆自身のインスタグラムを更新、ファンからの激励コメントが殺到

 広島から交換トレードで楽天へ移籍した福井優也投手が自身のインスタグラムを更新。広島ファンへ感謝のメッセージを綴った。

 福井は済美、早大を経て2010年ドラフト1位で広島入り。15年には9勝を挙げたものの、今季は自己最少の3試合登板で0勝3敗、防御率8.40で5年ぶりに未勝利に終わり、29日に楽天の菊池保則投手との交換トレードが発表されていた。

 広島と隣県の岡山県生まれで人気の高かった右腕は「この度は発表にありました通り東北楽天イーグルスにトレード移籍する事になりました」とトレード移籍を報告。続けて「カープでの8年間は、悔しい事も多かったですが、広島での日々は僕の人生にとって大きな宝物になりました。今まで応援、ありがとうございました」と感謝のコメントを綴った。

 プロ通算では29勝36敗と実績は十分。楽天では先発として期待されている。「カープファンの皆様から貰えた福井コールは一生忘れません。本当にありがとうございました!では、仙台に行って来ます!」と締めくくっている。

 29日に更新されたインスタグラムには広島ファンからのコメントが殺到している。「福井頑張れよ!」「福井投手にとってこの移籍が、転機になると信じています」と激励するコメントがほとんど。中には思い出話や感謝、激励を長文で伝えるファンも少なくなかった。

 国内FA権を行使した西武・浅村を獲得するなど積極補強が止まらない楽天。かつて甲子園の頂点に上り詰めた右腕の復活に期待したいところだ。


☆何でしょうねぇ、この人は、裏切られても裏切られても、何か期待しちゃうし、ついつい応援しちゃう(笑)。楽天ではバリバリ頑張ってほしいと、素直に思えます。


☆もちろん、カープの一員となった菊池保にも、頑張ってもらいましょう。期待してます。


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source : K.Oのカープ・ブログ。