2018年12月11日火曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.12.10、新入団選手会見・ローレンスはどんな投手・丸っとG倒(笑)。


☆さて、10日は新入団選手の会見がありました。


◇若鯉が決意表明 カープ新入団選手が会見 2018年12月10日 月曜 午後0:06 テレビ新広島

 広島市内でカープの新入団選手が記者会見し、プロ選手への第一歩を踏み出しました。

 今年のドラフト・育成ドラフトの指名選手は8人。

 抽選で選ばれたファン600人が見守る中、若鯉たちはそれぞれの決意を口にしました。

【選手の会見】

ドラフト1位・小園海斗選手「すごく緊張しています」「これから自分のプロの世界人生が始まっていくんだなという気持ちです」「走攻守で見せて自分の持ち味出してこれからは日本を代表するショートになりたい」

ドラフト2位・島内颯太郎投手「早くこのユニフォーム着てマツダスタジアムで投げたい」「1年目から即戦力として期待されているので、まずは開幕1軍目指して」「1年間の目標としては2桁勝利を目指して頑張りたい」「大学の先輩である大瀬良投手も新人王を獲っているので自分も目標としている以上は新人王獲れるように頑張る」

ドラフト3位・林晃汰選手「自分はどの方向にもホームラン打てるので、自分のホームランを見てほしい」「自分の一打で球場の雰囲気が変わるようなバッティングをしたい」

【緒方監督】

「今年もこれだけ楽しみな選手がたくさん入ってきているので」「近い将来必ずカープの戦力になってくれると思う」最後にはファンとハイタッチを行い、熱い激励を肌で感じたようです。

 あすは健康診断やユニフォームの採寸などが予定されています。


(写真)
前列左から、1位・小園海斗、緒方監督、2位・島内颯太郎、中列左から3位・林晃汰、4位・中神拓都、後列左から7位・羽月隆太郎、5位・田中法彦、6位・正随優弥、育成1位・大盛穂(公式サイトから)


☆まずはドラ1、小園くんから。


◇広島ドラ1・小園 背番号「51」のユニホームに袖通し「日本を代表するショートに」 12/10(月) 11:18配信 スポニチアネックス

 広島は10日、同市内のホテルで新入団選手発表記者会見を行った。ドラフト1位の小園海斗内野手(18=報徳学園)は、鈴木のあとを継ぐ背番号51のユニホームに袖を通して、「いい背番号をいただいた。プレッシャーはあります」と素直な感想を口にした。

 「走攻守で魅せる、日本を代表するショートになりたい。積極的なプレーで球場を魅了したい」と招待されたファン600人の前で誓った。


☆いやいや、4球団競合で当てましたからね。カープに縁があったのでしょう。


◇広島ドラ1小園 木製バット唯一持参 背番号51「重みがある。プレッシャーも感じます」 12/10(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 10日の新入団発表を前に、育成を含む広島の新人8選手が広島市内のホテルに入った。ドラフト1位の小園(報徳学園)は唯一、木製バットを持参。意識の高さをうかがわせた。

 「自分で持ってきました。合間に練習できたらいいなと思って」

 広島では6年前の新入団会見に、鈴木がバットを持参した例がある。背番号も、鈴木が背負っていた「51」に決定。次代の正遊撃手候補は「いい番号をいただいた」と白い歯を見せながらも、キリッと気を引き締める。

 「鈴木さんや前田(智徳)さんが付けられた番号。重みがある。プレッシャーも感じますが、期待に応えられるように頑張りたい」

 10日の晴れ舞台。ひな壇での抱負にも注目が集まるが、全国区の逸材らしく「人前で話す機会が多いので、慣れてきました」と自信をのぞかせた。


☆甲子園での通算打率は.433、国際大会での打率は.431。菊池涼ばりの深い守備位置、そして俊足。根尾くんより評価が高かったのは、総合力と、カープの野球に合ってる、ということなんでしょうね。いやいや、今から楽しみでしょうがない。


☆お次は、ドラ2島内くん。


◇広島ドラ2・島内、緊張の新入団会見「段々と実感が沸いてきた」 12/10(月) 11:21配信 スポニチアネックス

 広島は10日、同市内のホテルで新入団選手発表を行った。ドラフト2位の島内颯太郎投手(22=九州共立大)は、「段々と実感が沸いてきた」と緊張の表情を浮かべた。

 今年のドラフトでは唯一の大卒投手。チームも投手陣の整備は必須の状況なだけに、「即戦力として期待していただいているので、1年目から期待に応えられるようにしたい」と開幕1軍を目標に据えた。


☆結果を出せば大瀬良くんのように、1年目からローテに入ることも十分考えられます。後はプロに入って、自分のピッチングができるかどうか。


☆続いて、ドラ3林くん。


◇広島ドラ3・林、ユニホームに笑顔「智弁和歌山に似ているのでやりやすい」 12/10(月) 11:23配信 スポニチアネックス

 広島は10日、同市内のホテルで新入団選手発表を行った。ドラフト3位の林晃汰内野手(18=智弁和歌山)は、高校時代と同じ赤色を基調をしたユニホームに袖を通して、「智弁和歌山のユニホームに似ているのでやりやすいかなと思います」と笑みを浮かべた。

 高校通算は49本塁打。高嶋仁前監督に「指導者としての48年間で、あれほど飛ばす選手は見たことがない」言わしめた長距離砲で「どの方向にもホームランが打てる。そこを見てほしい」と決意。今季まで松山が背負った背番号44番を与えられ、「「同じ左打者としてすごい選手。重みのある背番号に負けないように頑張りたい」と招待された600人のファンの前と誓った。


☆智弁和歌山のユニホームは白地に赤字ですが、帽子のマークは、大文字の「C」。字体もそっくりです。


☆で、ドラ3ですから、チームの期待も大きいんでしょうね。守備もしっかり鍛えて、大きく育ってほしいと思います。


☆お次は、ドラ4中神くん。


◇広島ドラ4・中神、同期入団の小園に宣戦布告「ショートにはこだわっていきたい」」 12/10(月) 11:25配信 スポニチアネックス

 広島は10日、同市内のホテルで新入団選手発表を行った。ドラフト4位の中神拓都外野手(18=市岐阜商)は、「肩と足が魅力なので、しっかりと魅せていきたい」と意気込んだ。

 高校通算46本塁打の長打力に、50メートル5秒9の俊足が武器。ドラフト1位には、同じ遊撃手の小園がいるものの、「小学校で野球を始めたときに、初めて守ったポジションがショート。ショートにはこだわっていきたい」と宣戦布告した。


☆いやいや、いいじゃないですか、こういう尖った感じ。普通なら小園くんは高校球界のスーパースターですから、遠慮するところですが、プロに入ってからが勝負、これからどうなるか分からないですからね。三拍子揃った、という点では負けてない中神くん、是非小園くんと切磋琢磨してほしいですね。


☆お次はドラ5、田中法くん。


◇【広島】ドラ5田中は眉毛王子「ずっと放置していました」 12/10(月) 11:15配信 スポーツ報知

 広島のドラフト5位・田中法彦投手(18)=菰野高=は入団会見で自慢の眉毛をファンに披露し、人気者の風格を漂わせた。最速152キロの速球が武器の右腕は自身の武器を問われ「太い眉毛ですよね。人と比べて太くて濃いので、どんな人と比べても負けない自信があります。(手入れは?)ずっと放置していました」と胸を張った。

 173センチと上背はないが、馬力のある真っすぐで注目を集めてきた。憧れは日本球界の奪三振王の楽天・則本。「自分も小柄なので、小柄な中で活躍したい。一日でも早く1軍のマウンドに立って、将来的にはカープを代表する選手になりたい」と意気込んでいた。


☆武器が眉毛って(笑)。


☆小柄ながら最速152㎞、コンスタントに球速が出るということで、高校生としては一級品の部類に入ります。いやいや、田中法くんも、早くそのピッチングが見てみたいですね。


☆お次は、ドラ6正随くん。


◇広島ドラ6正随 丸移籍でチャンス!開幕先発狙うぞ 外野奪い取る 12/10(月) 6:00配信 スポニチアネックス

 故郷に錦を飾るとはこのことだ。広島のドラフト6位・正随優弥外野手(22=亜大)は中学時代まで広島市で育ち、大阪桐蔭では4番打者として3年夏の甲子園優勝に貢献。亜大でも強打に磨きをかけてきた。10日の新入団発表を前に9日に広島入りした、ポスト新井の期待を担うスラッガーは1年目から戦力たるべく、頼もしい目標を掲げた。

 「開幕1軍が目標。スイングの速さと遠くへ飛ばすことには自信があるので、一目置かれるように、キャンプから思い切り振ってアピールしたいです」

 大学時代は1年春から東都リーグ戦に出場し、通算87試合で68安打、9本塁打、34打点。「精度が課題」と自己分析するように、粗削りな面はあるものの、ソフトバンク・高橋礼(専大)、巨人・鍬原(中大)から本塁打した実績が光る。

 「高校、大学と確率がよくないので精度を上げたい。長打もアベレージも、どちらも大事だと思っています」

 現在、亜大グラウンドで行うトレーニングは短距離ダッシュなど瞬発系がメイン。打撃練習にも毎日励んでおり、マシンや投手が投げる球を打ってフォーム固めに努めている。守備では外野とファーストの本職以外に、サードにも挑戦中だ。

 今オフはリーグ3連覇を果たしたチームから、丸が巨人へのFA移籍で抜けた。言わずと知れた不動の中堅手。「カープからすれば大きな戦力を失ったと思う」としながらも「自分らには枠が1つ空くのでチャンス」として言葉に力を込める。

 「野間さんがセンターに回れば、レフトが空くと思う。競争に勝ちたいと思います」

 東都大学リーグからは国学院大・清水(ヤクルト)、中大・上茶谷(DeNA)、梅津(中日)、甲斐野(ソフトバンク)らがプロへと進んだ。「負けられないし、負けていい投手はいない」。その意気込みやよし…だ。

 同じ東都でもまれ、右の大砲候補として6位入団した新井も99年に開幕ベンチ入りを果たし、2戦目には初出場を果たした。外野手として開幕戦にスタメン出場すれば、69年の山本浩司(後に浩二、6番中堅)以来50年ぶりの快挙になる。

 いざ、地元出身の大先輩に続け。正随のデビューが待ち遠しい。(江尾 卓也)


☆おじいさんは元カープの選手、三原卓三さん。幼い頃から練習に付き合ってらっしゃったとか。180㎝93㎏の体格は、おじいさんのDNAですかね。ルーキーながらその意気やよし、レギュラー争いに加わって下さい。


☆最後はドラ7、羽月くん。


◇【広島】ドラ7・羽月の特技は「卓球」 12/10(月) 11:24配信 スポーツ報知

 広島のドラフト7位・羽月隆太郎内野手(18)=神村学園高=は10日、広島市内で入団会見に臨み、意外な特技を披露した。「卓球が結構好きですずっと中学校では友達とやっていたんで、得意ですね」とピンポン王子襲名を自ら明かした。

 身長167センチと小柄ながら、50メートル5秒7の俊足と遠投115メートルの強肩が武器。将来の目標を問われると「盗塁王です。異次元の足というふうに呼ばれたいです」と胸を張っていた。


☆田中法くんの173㎝を上回る(下回る?)、167㎝の羽月くん。今年のドラフト指名選手は名前の読み方が難しく、小園くんは「こぞの」、島内くんの下の名前は「そうたろう」、中神くんは「なかがみ」、田中法くんの下の名前は「のりひこ」、正随くんは「しょうずい」、羽月くんは「はつき」。ちょっと言いにくい(笑)。


☆内野手の小園くん、中神くん、羽月くんは三拍子揃った選手、林くんと正随くんは長打が魅力、島内くんと田中法くんはいずれも150㎞を越える速球派。それぞれ特徴がはっきりしており、バランスもいい感じ。これからが勝負ですが、現時点ではかなり成功の部類に入るドラフト、と言っていいんじゃないでしょうか。




☆さてお次の話題は、野村くん。


◇広島・野村、誓った“丸っとG倒” 遠慮まるでなし!重量打線丸のみじゃ 12/10(月) 6:01配信 デイリースポーツ

 広島・野村祐輔投手(29)が9日、丸斬り&打倒巨人を掲げた。共にリーグ3連覇を成し遂げた仲間がライバル球団に移籍するが、来季は敵として封じることを宣言。丸だけでなく、大金をつぎ込み大補強を進める巨人に対しても闘争心を燃やした。この日は広陵時代にバッテリーを組んだ巨人・小林誠司捕手(29)と広島県内で行われた西日本豪雨の復興イベントに参加。仮設住宅訪問や野球や教室やトークライブを行った。

 凍えるような寒さの中、野村は気心知れた小林と復興イベントを盛り上げた。野球教室後のトークライブでは野球少年から「丸はどうして巨人に行ったんですか?」と、ド直球の質問が飛んで2人は苦笑い。「野村投手と対戦したかったんじゃないですか」という司会の田中大貴アナウンサーの切り返しに、右腕は「(球種は)それを言ったら打たれるので言わないです」と笑ったが、内心は“打倒巨人”へ静かに燃えていた。

 「毎年たくさん補強しているので、怖さはありますけど、カープの野球をやっていくことに変わりはない。新井さんが引退されて、一人一人が、チームが一つになっていけるように、そういうチームを作っていきたい」

 今オフのストーブリーグの主役は原監督が復帰した巨人だ。FAで超目玉の丸、炭谷を獲得。さらにオリックスから自由契約となった中島、今季パドレスで20発を放った新外国人ビヤヌエバを補強し、さらに日米通算170勝を誇る岩隈(前マリナーズ)の争奪戦も制した。リーグ4連覇を目指すカープにとって、来季最大のライバルとなりそうだ。

 ビッグネームぞろいの中でも、世間の注目はやはり丸との対決。同級生の野村は「いいバッター。2年連続でMVPですから。3割のアベレージを残しているし、簡単に抑えられない」と敬意を払いつつも、「来年から敵チームになる」と容赦しない。「僕は“このボール”で抑えるピッチャーではないので。全体的に抑えるピッチャー。場面場面で考え方がある」。スライダー、チェンジアップ、ツーシーム…相手や試合の状況を見極めて、多彩な球種で手玉に取るつもりだ。

 4連覇への思いも強くした。午前中に被害が大きかった坂町の仮設住宅を訪れ、「想像以上に大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃった。胸が痛かった」。故郷岡山の倉敷も被災しており、年明けの自主トレで被災地を訪問するプランもある。

 「何か力になれたらという思いで来させてもらった。4連覇と日本一を目指して、広島の方に喜んでもらえるようにしたい」。野村にとっても来季は完全復活を期す1年。広島と共に戦い、悲願を届ける。


☆元々カープは、原爆で荒れ野原となった広島の市民を勇気づけようと結成された球団。初優勝時の監督、ルーツ監督も「地域社会への貢献」を求め、同時に「小人であるカープ」が「巨人であるジャイアンツ」を倒すのがいい、ともおっしゃってました。


☆その後黄金期を迎えましたが、1991年の優勝を最後に25年間優勝できない時期が続き、しかし2016年からリーグ3連覇。来季、巨人はまたまた大補強を敢行、ますます「巨人」になろうとしてますが、その巨人を地方の小さな市民球団であるカープが倒し、リーグ4連覇、そして日本一を是が非でも勝ち取ってほしいですね。


☆その、巨人の話。


◇迷える巨人に今一番必要なのは、FA戦略の休止ではないだろうか……。 12/10(月) 10:31配信 Number Web

 巨人が積極的な補強を進めているが、私は評価していない。

 FA権を行使した選手は炭谷銀仁朗(捕手・西武)、丸佳浩(外野手・広島)、それ以外では中島宏之(内野手・オリックス)、岩隈久志(投手・マリナーズ)、ビヤヌエバ(内野手・パドレス)を獲得している。

 炭谷は通算653安打、打率.212、ゴールデングラブ賞2回という完全なディフェンス型キャッチャーで年齢は来季で32歳を迎える。

 巨人には小林誠司(来季30歳)、大城卓三(同26歳)、宇佐見真吾(同26歳)、岸田行倫(同23歳)という一軍クラスのキャッチャーが複数いて、岸田以外は若手とは言えないので、来季きちんと起用しなければ“旬”を逃すことになるのではないか。そういう状況で炭谷はFA権を行使して移籍してくるのである。

 小林は2013年のドラフトで石川歩(ロッテ)の外れ1位で入団して以来、3年目の'16年に100試合以上マスクを被り、'17年春に行われたWBCでは全試合にスタメン出場し、持ち味のディフェンス以外でも打率.450(安打9)、本塁打1、打点6を記録している。

 この小林のことを考えるとき私はいつも阿部慎之助の若い頃を思い出す。


◆長嶋が阿部を育てた時は……。

 阿部は新人年の'01年だと.225という低打率ながら127試合に出場していた。

 チーム成績を振り返れば優勝したヤクルトとはわずか3ゲーム差の2位である。チーム防御率は前年の3.34(リーグ1位)から4.45(リーグ6位)まで落ちた。前年101試合に出場しているベテランキャッチャーの村田真一をレギュラーで起用すればヤクルトとの差はひっくり返ったかもしれないが、この年限りで監督の座を原辰徳に譲ることを決めていた長嶋茂雄監督は“10年の計”で阿部をレギュラーキャッチャーとして起用し続けた。

 その成果は原体制以降の17年間('02~'18年)でリーグ優勝7回、日本一3回という成績にしっかり反映されている。こういう起用法を高橋由伸前監督やフロントは考えなかったのだろうか。


◆巨人の捕手獲得に一貫性はあるか?

 資金力のある巨人と言っても、他球団の超一流選手は国内よりメジャーリーグでプレーする傾向にあるので、チームの補強はドラフトを主体に考えなければならない。

 しかし、'13年に小林を1位指名して以降、'15年に宇佐見を4位、'17年に岸田を2位、大城を3位で獲得しているのである。

 '13年と'17年は完全に即戦力型のキャッチャーをめざした指名だったはずなのに、今オフに炭谷を獲得していることから考えると、その2回のドラフトは失敗だったことにならないか。

 ドラフトを考えるとき、1回の失敗は1年の遅れだけにとどまるものではないのである。

 他球団が成功していれば2年の遅れにもなるわけだ。


◆巨人のFA戦略を検証すると……。

 '13年に小林を1位指名したとき、広島は1位大瀬良大地、2位九里亜蓮、3位田中広輔、5位中村祐太という完璧な指名をしているのでここで2年の遅れを取っている。

 宇佐見を4位指名した'15年、広島は1位岡田明丈、5位西川龍馬を指名しているので、ここでも2年の遅れを取っている。

 広島の3連覇に対して、巨人が過去3年間で2位→4位→3位にとどまっているのは、ドラフト戦略からだけ見ても、至極当たり前なのである。

 丸はもちろん戦力になると思う。

 来季の巨人の外野陣は陽岱鋼、丸、長野久義が主体になり、'18年に中日から移籍したゲレーロ、'18年に自身2度目の規定打席に到達し、107安打を放った亀井善行は控えに回るだろう。

 中堅の橋本到は楽天に移籍し出場機会が増えそうだが、残留する重信慎之介、立岡宗一郎は割を食いそうだし、二軍で2ケタ本塁打を放った石川慎吾、和田恋は限定された出場機会しか与えられないだろう。

 丸の獲得は自軍の戦力アップ以外にも広島の戦力低下の狙いもありそうだが、西武や日本ハムの過去の例を見ればわかるように、主力選手の流出には新陳代謝を促すというプラス面があることは、決して無視できない。


◆主力流出の後には若手が伸びる!

 来季の広島外野陣は、センター、ライトを野間峻祥、鈴木誠也で固め、レフトをバティスタ、西川龍馬、松山竜平で競わせるだろうし、次代の正捕手争いから外れた坂倉将吾、中村奨成を外野に回す中長期プランだってできそうだ。

 広島の例を見るまでもなく、主力の流出により新たなプランがそこから生まれるということがよくわかるのではないだろうか。

 と同時に、他球団の主力獲得は自軍の若手の出場機会を奪うということもよくわかる。

 制度導入の1993年以降、巨人はFA権を行使した24人を獲得しているが、成功しているとはっきり言えるのは小笠原道大('07~'13年)だけではないだろうか。

 それでも巨人はFA戦略を止めようとしない。選手からすればベテランになってから高い契約金と年俸で獲ってくれるありがたい球団だが、若手の生え抜きにはキツイ球団になってしまっている。


◆栄光の直後に暗黒時代が。

 この暮れに、『ドラフト未来予想図』(文藝春秋刊)という本を出版したのだが、各球団の黄金時代と暗黒時代を対比させようと調べたら、その両者の間には1~4年間の猶予しかなかった。

 近年では中日が'10年、'11年と連覇した後で、6年連続Bクラスの始まった年が'13年なので、猶予期間はたった1年しか無い例となった。

 巨人のBクラスは最長で2年なので暗黒時代はまだ訪れていない珍しい球団だが、かつての凄みが失われていることも、また同時に明らかである。

 ドラフト下手の球団をAクラスになんとか留める戦略……「FA戦略」の効用はそれくらいしか思い当たらない。今後、鹿取義隆GMから球団の舵取りを託された新体制は、明確な戦略を打ち出せるのだろうか――。

 私は、巨人はしばらくFAを封印したほうがいいと思っている。それがとりあえず今の巨人の最高の戦略である。

(「“Mr.ドラフト”の野球日記」小関順二 = 文)


☆勝てないのは、補強した戦力が十分に働いてないから、という考えなんでしょうね。だからさらに補強する。ただ、来季はどう考えても補強すべきはピッチャーだと思うのですが、補強したのは、病み上がりの岩隈だけ。メルセデス・マシソン・ビヤヌエバに抑えのピッチャーで外国人が埋まれば、ゲレーロ・ヤングマンは使えない。これで人的補償でピッチャーを取られれば、ますます層は薄くなります。


☆一方の、カープ。


◇【広島補強事情】補強は着々だが、丸佳浩流出の時点で戦力収支は…… 12/10(月) 11:01配信 週刊ベースボールONLINE

 オフは次のシーズンに向けて戦力整備をする重要な期間となる。ドラフト、FA、トレード、新外国人など方法はさまざまだが各球団、補強をどのような形で進めているのか。今季、リーグ3連覇を果たした広島の状況を見ていこう。

 ドラフトでは1位で4球団競合の小園海斗を引き当て、2位で即戦力投手の島内颯太郎、3位以下は野手中心に特徴のある選手を指名し、苑田聡彦スカウト統括部長が「100点」と自己採点。

 技巧派右腕のローレンス、長身左腕のレグナルドの新外国人を加え、トレードでも菊池保則投手を獲得(福井優也投手と交換)と、着々と補強は進む。

 が、戦力的なプラスマイナスで言うと、FA宣言した丸佳浩外野手の残留がかなわなかった時点で、今オフは限りないマイナス点がつくと言わざるを得ない。

 ただ、もとよりよそから選手を持ってきてのパッチワーク的チームづくりなど考えていない、という視点に立てば80点の補強か。丸の人的補償で誰を獲得するかにも注目だ。

【主な新加入選手】
[投手]
島内颯太郎(九州共立大)
田中法彦(菰野高※ドラフト5位)
カイル・レグナルド(AAAラスベガス)
ケーシー・ローレンス(マリナーズ)
菊池保則(楽天)

[内野手]
小園海斗(報徳学園高)
林晃汰(智弁和歌山高※ドラフト3位)
中神拓都(市岐阜商高※ドラフト4位)
羽月隆太郎(神村学園高※ドラフト7位)

[外野手]
正隨優弥(亜大※ドラフト6位)
大盛穂(静岡産大※育成ドラフト1位)


☆外国人は丸が抜けたにもかかわらず、野手は取らず、投手を2人獲得。K.Oも来季は投手陣がポイントになると思っていて、球団も同じことを考えているんだと思います。丸の穴は、そう簡単には埋まらない。となれば、できるだけ失点を防ぐのが、勝つ確率の一番高いやり方。中日落合監督と同じ考え方ですね。来季はまさに「投手を中心とした守りの野球」を目指すべき年になると思います。


☆で、丸の移籍に関して。


◇広島はマネーゲームせず…丸にも最後は“渋チン”貫いた理由 12/10(月) 12:00配信 日刊ゲンダイDIGITAL

 広島から巨人へFA移籍した丸佳浩(29)。広島の提示した条件は4年総額17億円と報じられているが、関係者によれば、実際は3年12億円だったとの情報もある。

 5年30億円超とも5年総額35億円規模ともいわれる巨人との金銭面の開きは大きかった。

 それでも「マネーゲームはしない」という広島は頑として条件を変えなかった。リーグ3連覇を果たし、人気球団になったにもかかわらず、なぜ条件の上積みをしなかったのか。これには事情がある。

 順調にいけば来年、投手の野村、今村、捕手の会沢、二塁手の菊池が相次いで国内FA権を取得する。前年のこのオフは、複数年契約など、慰留のためのまとまった資金が必要になる。丸だけに何十億円もつぎ込めなかったのが実情だ。近々権利を取るのが、球団が最も重視する「センターライン」の主力ばかりというのもフロント幹部の頭痛の種となっている。

 その野村は9日、かつて広陵高でバッテリーを組んだ巨人の小林と広島県内で西日本豪雨の復興イベントに参加。それから野球教室を行った。

 野村は地元・岡山出身でもある。今季の年俸は1億2000万円。丸の移籍で浮いた資金が「引き留め料」として回ってくる可能性はある。


☆丸には丸の事情があるし、球団には球団の事情がある。そして、ファンにはファンの事情があると思います。


◇FA移籍した丸へのいわれなき中傷に思う 12/10(月) 8:30配信 スポニチアネックス

 広島を離れ、巨人入りを決断した丸佳浩外野手(29)の周辺がかまびすしい。大きな契約が絡む人気ライバル球団への移籍。しかも2年連続MVPを誇る屈指の強打者だけに、さまざまな記事や反応がメディアやネット上をにぎわせる。

 ただし移籍理由を巡っては、看過できない臆測や中傷が少なくない。何も事情を知らない他球団のOBが「間違いなくお金」と言い切り、同調して「裏切り者」などと批判する声も散見する。その度に、担当記者としては強い違和感を覚える。

 確かに、広島との残留交渉は折り合いがつかなかった。ただし、その事実のみで、丸がお金を取ったと断じるのは不適切だ。彼は、地方球団の経営事情を理解していた。4年総額17億円の提示が、どれほどの意味を持つか…も知っていた。

 そうした前提を受け入れ、歩み寄れるであろう範囲でいくらかの上積みを求めた。移籍ありき…ではなく、残留を第一に考えていたからだ。広島では今季以降、主力にFA権取得が続く。自身の契約が前例になるだけに安易な妥協はできず、ギリギリの交渉だった。

 同じことが球団側にも言える。長期契約の高年俸選手を複数抱えると、経営を圧迫し、チームに悪影響を及ぼす可能性がある。年俸水準が高騰する球界の現実に逆行するとしても、地方都市で健全に興行を続けるために、リスクを排除したい考えは理解できる。

 結果、交渉はまとまらなかった。球団は最初に提示した条件を変えない方針を貫き、丸が希望した歩み寄ってもらいたい開きは埋まらなかった。それでも彼は、我慢して受け入れるべきか思案した。お金が移籍理由なら、そこまで悩まない。

 巨人移籍を表明した11月30日。マツダスタジアムを訪れた丸は、決断を報告する中で印象に残った言葉を問われ「新井さんから“寂しいけど、丸の味方だから応援しているし、頑張れ”という言葉をいただいた」と話し、一瞬だけ瞳を潤ませた。心根がにじみ出ていた。

 決断前にフッと漏らした言葉が耳に残る。「巨人に行ったら、ボクは裏切り者になるんでしょうね……」。言うまでもなく、プロの評価は金銭だ。今回の大型契約は、丸自身が頑張った証であり、勲章でもある。リーグ3連覇に貢献し、権利を得て、悩んだ末に新たな道を選んだら、いわれのない中傷を受ける。何ともやりきれない。

 丸は強い。決断した以上は切り替えて、新天地に好影響を及ぼすだろう。何より練習熱心。成績はもちろん、姿勢がもたらすチームへの波及効果だって小さくないはず。それこそが強いカープの中核を担った値打ちだ。

 広島ファンには、私自身もそうだが、残念な結果になった。それでも、丸がチームに大きな功績を残した事実は消えない。来季開幕は巨人3連戦。拍手とまでは言わない。どうかブーイングの起きないマツダスタジアムであってほしいと願う。(記者コラム・江尾 卓也)


☆昨日も言いましたが、中傷はよくありませんが、「いわれがない」訳じゃない。応援していた中心選手だからこそ、カープを出ていくとなれば、穏やかではいられません。丸が権利を行使するなら、これまで応援してきたファンにも「ノー」と言う権利があると思います。


☆お金がどうとかが問題なんじゃない。たけしさんが言っていたように、K.Oにとっては「カープを出ていく」ということが全て。それだけです。




☆さておしまいは新たに補強した、新外国人ローレンス。


◇広島の新助っ人ローレンスはどんな投手? 奪三振少ないが、四球も少ない 12/10(月) 18:41配信 Full-Count

◆メジャーでは主に救援、38試合の登板から見る球種や球速は?

 今季、球団史上初のリーグ3連覇を達成した広島は、4日に新外国人のケーシー・ローレンス投手の獲得を発表した。今季マリナーズでプレーした右腕は、いったいどんな投手なのか。米国時代のデータから特徴を探ってみよう。

 31歳のローレンスは、昨季ブルージェイズでメジャーデビュー。シーズン途中にマリナーズに移籍した。2年間でメジャーでは通算38試合に登板(2先発)。3勝3敗、防御率6.64、計78回2/3で66奪三振、35与四球、105被安打、13被弾、60失点(自責58)、WHIP(1イニングあたりの与四球+被安打)1.78というデータが残っている。

 米データサイト「Baseball-Reference.com」によると、右打者に対してはキャリア通算199打数60安打の被打率.302、被出塁率.364、被長打率.467で被OPS(出塁率+長打率).831。一方、左打者に対しては通算130打数45安打の被打率.346、被出塁率.423、被長打率.569、被OPS.992となっている。右腕としては当たり前だが、左打者により打たれている。

 また、米データサイト「ファングラフス」によると、メジャー通算で投じた球種の割合は、ファストボール56.7%、スライダー26.5%、カーブ2.0%、チェンジアップ14.8%。ファストボール(速球)といっても、56.7%のうちフォーシーム(直球)が19.1%で、シンカー(ツーシーム)が37.2%(残りは判定不能)となっており、米国の投手らしくボールを手元で動かすタイプと言える。

 また、フォーシームの平均球速は91.5マイル(約147.3キロ)、シンカーが同91.3マイル(約146.9キロ)と、この2つのボールにはスピード差がほとんどない。変化球は、スライダーが同81.9マイル(約131.8キロ)、チェンジ・アップは同83.8マイル(約134.9キロ)、カーブは同78.9マイル(約127キロ)となっている。


◆マイナーでは主に先発、四球少なくコントロールの良さが際立つ

 奪三振も与四球も少ないが、メジャーの投手としては球種も多い。ファストボールの球速も決して速い方ではなく、「技巧派」と言える。なお、今季は大谷翔平投手(エンゼルス)と3度対戦しており、3打数無安打に抑えた。7月28日(日本時間29日)の試合では、89.3マイル(約144キロ)の速球を捉えられたが、打球速度106.7マイル(約171.7キロ)の痛烈な打球が二塁手ゴードンの正面を突き、ニゴロに打ち取るというプレーもあった。

 もっとも、これらは通算38試合の登板のうち、36試合で救援としてマウンドに上がったメジャーでのデータ。ローレンスはマイナー3Aでは通算50試合登板のうち、43試合で先発している。成績は15勝17敗、防御率3.73、262回2/3を投げて263被安打。204奪三振、50四球と技巧派ぶりが際立つ。WHIPは1.19となっている。

 また、今季の3Aでのデータを見てると、19試合登板のうち16試合で先発。先発では、6勝4敗、防御率3.34と安定した成績をマーク。86回1/3を投げて被打率.257、78奪三振、11四球とコントロールの良さが際立つ。MiLB(マイナーリーグ)公式サイトによると、今季は救援3試合を含めて左打者に対して被打率.279、右打者に対して同.234という成績。右打者はWHIP0.94と抑え込んでいる。

 コントロールの良さは確かなだけに、計算できる投手と言える。今季、敵チームのロッキーズのファンにボールをグラウンドでプレゼントし、そのファンから日本での成功を願うメッセージをツイッターで送られるという心温まるエピソードもあった。広島の助っ人に共通する人柄の良さも持ち合わせていることは確か。メジャーリーグレベルでの成績は決して良くないが、日本で開花する可能性は大いにありそうだ。


☆サイドに近いスリークォーターで、ツーシームとスライダーが中心。彼が先発で使えるとなれば、ジョンソン・フランスアとともに、投手3人、ということになります。で、先発もジョンソン・大瀬良くん・野村くん・九里くんの4人に彼が加わり、5枚は確定、ということになり、先発争いはますます熾烈なものになるとともに、先発の層は随分厚くなります。


☆…やっぱりポイントになるのは、今村くんなんですよねぇ。彼の復活は、日本一には絶対に必要なんですよ。


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source : K.Oのカープ・ブログ。