2018年12月3日月曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.12.2、V旅行へ・デカ頭ぶち抜く(笑)・新井さん語る。


☆さて、ナインは優勝旅行へ。


◇広島、ハワイV旅行へ出発 現地でエルドレッドが合流予定 12/2(日) 21:54配信 デイリースポーツ

 球団史上初のリーグ3連覇を達成した広島が2日、広島空港から優勝旅行先の米国ハワイ州へ出発した。首脳陣や今季限りで現役を引退した新井、球団関係者や家族ら184人が日本航空のチャーター機へ搭乗した。

 出発前に行われたセレモニーでは、緒方監督が花束を受け取り、会沢はチャーター機の模型を送られた。会沢は「選手はこの優勝旅行を1つのモチベーションにして頑張ってきた。来季もチーム一丸でリーグを4連覇し、日本一になってここに帰ってきたい」と話した。

 5泊7日の日程。現地では今季で退団したエルドレッドが合流する。


☆いやいや、エルさん合流ですか。ジャクソンも来なさいな。福井くんはどうするんだろ。丸は…行かんか(笑)。


☆さてそのV旅行返上、トレーニングに励む、この人。


◇広島岩本、ハワイV旅行同行せず広島でトレーニング 12/2(日) 13:38配信 日刊スポーツ

 広島岩本貴裕外野手(32)が2日、マツダスタジアムに姿を見せ、ハワイV旅行に同行せず広島でトレーニングを続ける考えを示した。今季は出場10試合に終わり、来季に懸ける思いは強い。中堅丸が巨人に移籍することになり、外野のレギュラー争いに加わる。「チャンスは少ないけどあると思う。打撃が持ち味なんで、がんばります」と意気込んだ。


☆実は丸移籍と聞いて、真っ先に顔が浮かんだのが、この人。経験はあるし、使えばホームラン20本、60~70打点くらいは打つと思うんですよね、これまでポジションがなかっただけで。入団2年目には61試合で14本塁打。今年はダメでしたが、昨年までは打席数は少ないながら3年連続3割をマークしてるんですよね。


☆いやいや、松山と岩本が並び立つ、というのも、実はK.Oの長年の夢。カープにはこんないいバッターが埋もれてるんだぞ、というところを見せて下さい(笑)。


☆お次は、野村くん。


◇カープ・野村 原点から再起 地元・倉敷で初の自主トレ 実家通いで母の手料理も味方に 12/2(日) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島の野村祐輔投手(29)が1日、来年1月に地元の岡山県倉敷市で自主トレを行うと明かした。練習場には実家から通う予定で、食事面などを心配することなくトレーニングに打ち込む。今年7月の西日本豪雨で被害を受けた同市真備町にも時間があれば訪れるつもりだ。

 巻き返しを図る1年の出発場所は倉敷に決めた。野村は「年明けは地元でやろうと思う。前から考えていたこと」と力を込めた。昨オフまで自主トレを行っていた東京都府中市内の母校・明大野球部グラウンドから拠点を変更。原点回帰しスタートを切る。

 母校での練習環境は良かったものの生活面で苦慮した。「食事がしんどかった」。外食が中心で栄養管理ができていたとは言いがたい。「実家から通う。だからご飯も作ってくれる」。中学卒業までは、栄養学を学んだ母の手料理で大きく育った。心強い味方だ。

 訪れたい場所もある。7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた真備町は、実家から車で約1時間の場所。中学時代には同町のチームと試合経験があるだけに「時間があれば行ってみたい」と話す。

 不本意な成績に終わった今季。初めて開幕投手を任されながら7勝6敗、防御率4・22。4月下旬には背中の張りで出場選手登録を抹消されたこともある。2年連続で届いていない二桁勝利。来季にかける思いは強い。

 例年通り1月上旬からトレーニングを開始する。「ウエートもする。効率よくやりたいですね」。慣れ親しんだ故郷の空気を吸いながら、2月1日から始まる春季キャンプに備える。


☆長いイニングは投げなくていいですから、任されたイニングをきっちり抑えてほしいんですよね。元々球数の多いピッチャーで、球数をかけないと打ち取れないタイプですから、それは変にこだわらない方がいい。勝ち負けが付くかどうかは別にして「野村が投げた日は勝つ」という風になってくれればいい。




☆さて、丸の移籍について、この人が口を開きました。


◇誠也 丸に愛情込めて宣戦布告「デカい頭を的にぶち抜く勢いで」G倒誓う 12/2(日) 8:15配信 スポニチアネックス

 広島・鈴木誠也外野手(24)が1日、巨人へのFA移籍が決まった丸に、宣戦布告の惜別メッセージを贈った。

 3・4番コンビを組んだ尊敬する先輩。「ヨシくん、バイバイ」と別れを告げ「あのデカい頭を的に、ぶち抜く勢いで」G倒を誓った。独特のユーモアとペーソスを交えた鈴木らしい愛情表現。リーグ4連覇に向け、主砲としても一層の奮起を約束した。

 丸の巨人入り表明から一夜明け。自主トレとリハビリのためマツダスタジアムを訪れた鈴木は、5歳年上の先輩が下した重い決断に「寂しいです。ただ家族もいるし、結構悩んでいたことも聞いていたので、仕方がない」と冷静に受け止めた。

 それでも胸中の喪失感は隠せない。入団以来6年間、公私両面で親交が深かっただけに「心許せる好きな先輩が1人居なくなって、穴が開いた感じがします」。ライバル球団への移籍にも「敵という風には思わない」。偽らざる本音だった。

 打者としても尊敬していた。3連覇の原動力となった3・4番コンビ。「後ろで打たせてもらったので、勉強や参考になることが多々あった」。声が大きく、切り替えが早い性格も「引きずらないタイプの人。やかましいけど、そういう人が1人居るだけで心強かった」と苦笑した。

 2年連続MVPの流出。確実性と長打力を兼ね備え、出塁率も高いだけに「丸さんのような打者はなかなかいない。普通に考えると相当痛い」。だからといって手をこまねいてはいられず「枠が一つ空くのはチャンス」と代役台頭を期待する。

 「ボクもより頑張らないと。さすがに、あの人の分までやるのは厳しいので、持っている力をフルに出し切りたい」。自身も4番打者として一層の奮起を約束し、先輩の特徴でもある「あのデカい頭を的に、ぶち抜く勢いで」とG倒に臨む意気込みを強調した。

 独特のユーモアとペーソスを交えた鈴木らしい愛情表現。ボルトの除去手術を受けた右足首のリハビリは順調に進んでおり、開幕を照準に「しっかり動けるように」と青写真を描く。「丸さんが居なくなればマークが厳しくなると思う。普通にケガなくやりたい」

 リーグ4連覇を目指す来季。広島を離れても、先輩への思いは変わらない。「“ヨシくん、バイバイ”と書いておいてください」。鈴木は白い歯をのぞかせながら、親愛の情を込めて宣戦布告した。(江尾 卓也)

 ▽丸の「頭」 丸は1軍で活躍し始めた当初、お立ち台で「顔のデカい丸です」と自己PRしていた。鈴木らがいじる形で「あのビッグヘッドモンスターが…」などとコメントすることも多々あった。


☆ま、現状3番は丸しかいませんし、まーまーさんもおっしゃってたように、このチームは丸のチームで、走攻守にわたって彼が中心になってたんですよね。ただ、丸にその基本を叩き込んだのはカープの伝統であり首脳陣ですから、あまり心配はしていません。


☆で、そのカープの誇る選手が巨人に行く訳ですから、脅威になることは間違いないのですが、シーズン終盤のホームランを狙うバッティングをしてくれれば、そんなに怖くはありません。打率と出塁率がポイントで、「アウトにならない丸」だと、ちょっと厄介です。


☆佐々岡コーチも、丸に「宣戦布告」。


◇広島佐々岡コーチが丸に内角予告「割り切らないと」 12/2(日) 7:50配信 日刊スポーツ

 来季から1軍担当となる広島佐々岡投手コーチが、FAで巨人に移籍する丸への厳しい内角攻めを予告した。

 1日、マツダスタジアムに姿を見せ、セ・リーグ2年連続MVPを警戒。「インを厳しめに攻めていく。投げにくくても、割り切らないと痛い目にあう」と話した。「ソフトバンク嘉弥真に(タイミングが)合っていなかった。ひとつのヒントになる」と対策の一端も披露。日本シリーズでは、横手投げ左腕に内角攻めと外のスライダーで2打数無安打に抑えられた姿をイメージしながら「元同僚」を強気に封じ込める。


◇【広島】佐々岡コーチ、巨人移籍の丸を“丸裸”にする…ヒントは今年の日本シリーズ 12/2(日) 6:04配信 スポーツ報知

 広島の佐々岡真司1軍投手コーチ(51)が1日、マツダスタジアムを訪れ、広島から国内フリーエージェント(FA)宣言での巨人移籍が決まった丸佳浩外野手(29)を“丸裸”にすることを宣言した。「研究し直すことになる。やっかいですね」と警戒心を強め、早くも攻略に思いをめぐらせた。

 昨日の友は今日の敵―。丸はこの日、マツダに姿を見せることはなかったが、佐々岡コーチが対策の絶対条件に挙げたのが、容赦しない姿勢だ。「外角でも長打がある。外なら安心というわけにはいかない。内角は厳しく。そういう指示を出していく」と、内角攻めの必要性を説いた。

 自身の現役時代には、チームメートだった金本や江藤が阪神や巨人にFA移籍した。「一緒にやってきた選手に投げにくさはある。でも、それを割り切らないと痛い目に遭う」。広角に打ち分ける今季のリーグMVP打者に中途半端なボールは禁物。「最低でも低めに投げて、長打を防ぐ投球になる」と投手陣に意思統一を図る考えだ。

 秘策も練る。ヒントは今年の日本シリーズで、丸がソフトバンクの左横手投げの嘉弥真に2打数無安打と苦戦した姿。「スライダーに合っていなかった。うちにもああいう(タイプの)投手がいる」。リーグ4連覇へ、丸封じは大きなポイントになる。(小松 真也)


☆まあもう巨人の選手ですから、特別意識することはないと思います。プライベートで仲が良くても、仕事は仕事ですから。


☆で、今の丸だと、例の「踵体重」で、外は打てません。実際今のバッティングスタイルになってから、レフトへのホームランはほとんど出てないはず(調べてみたら、最後にレフトにホームランを打ったのは、9月6日の阪神戦の33号。この試合ではレフト上段に34号も放っており、この時点での打率は.323)。


☆その丸について、移籍が決まる前に語った、新井さん。


◇広島の新井貴浩氏が語る丸「もう真っ直ぐな男」、鈴木は「凄いなあ」 12/2(日) 11:47配信 Full-Count

◆現4番の鈴木を絶賛「4番の苦しみは4番を打った人にしかわからない」

 2018年シーズンを最後に、20年間の現役生活にピリオドを打った広島の新井貴浩氏。DAZNでは、オフの新番組「Home of Baseball」の配信を開始。「カープ優勝の軌跡」(11月30日~投手編、12月7日~守備・走塁編、12月14日~打撃編)では新井氏へのロングインタビューを行った。2016年に現役引退した黒田博樹氏とともに、広島のレジェンドとして巨人に続く2球団目となるセ・リーグ3連覇に貢献した新井氏が、カープへのチーム愛、選手たちとの絆、自らの歩んできた道について語り尽くす。第3回はカープの4番を張ってきた新井氏が、現在の4番打者・鈴木誠也、そして2年連続セ・リーグMVPに輝き、FA権を行使して巨人に移籍することを表明した3番・丸について語った。(インタビューは丸の巨人移籍決定前におこなわれたもの)


 広島のリーグ3連覇が始まった2016年は新井氏が4番に座り、打率.300、19本塁打、101打点と優勝の原動力となった。そして2017年、鈴木が22歳の若さで新井氏の座ってきた4番を受け継いだ。

「凄いなあと思いますよね、あの若さでね4番を任されて……。4番2年目ですか、もう十分な成績を2年とも挙げてますから、本当に素晴らしい選手だなと思いますね」

 野球において「4番」というのは特別な響きを持つ。そのチームで、もっとも打撃に優れた選手が座る打順。走者をかえす得点源であることを求められ、ここぞという時に打って当たり前、結果が出なければファンやメディアの批判にされされる。新井氏は阪神時代も含め、長年、4番の重圧と戦い続けてきた。「前4番」と「現4番」の間では、どのようなコミュニケーションがとられているのだろうか。

「いや、特には(アドバイスすることは)ないですね、自分もあまり小さいことで言いたくないし、あの若さで立派に(4番を)務めているので」

 鈴木への気遣いがにじむ言葉の後に、新井氏は続けた。

「でも、4番の苦しみって4番を打った人じゃないと分からないんですよね」

 4番の苦しみは、4番を打った人じゃないとわからない――。自らの経験がにじむ言葉だ。2003年、新井氏は金本が阪神に移籍した後の4番に座り、深刻な打撃不振に陥った。結局、このシーズンは打率.236、19本塁打、62打点。3部門すべて数字を落とし、翌04年も打率こそ.263と上向いたものの、打席数は半減し規定打席に届かず。本塁打はわずか10本、36打点と大きく期待を裏切った。05年、43本塁打で本塁打王のタイトルを獲得してようやく4番に定着。押しも押されもせぬカープの4番となるまでには3年という時間を要した。

 鈴木は昨年、4番に座って打率.300、26本塁打、90打点。4番打者としても十分な成績だが、これでも2016年自らの成績(打率.335、29本塁打、95打点)からすれば、数字を落としている。

「彼(鈴木)が本当に、これは精神的にちょっと参ってるなっていう時は、僕から声をかけます。でも、そういうことが今年に限ってはあんまり見られなかったですね。去年の誠也より今年の誠也のほうが精神的にも成長してると思いますし、見てて頼もしいですよ」

 今年8月30日の巨人戦(東京ドーム)では、疲労がたまって欠場した鈴木に代わり、新井氏が「4番・一塁」で先発出場。言葉以外でも、陰に陽に若き4番をバックアップしていた。


◆大胆と繊細が合わさったアーティスト・丸

 そして、鈴木の前の3番を打ってきた丸に関して、新井氏は相反する2つの要素が組み合わさったバッターだと見ている。

「精神的に思い切りがいいですよね。もう真っ直ぐな男なんで。かといってそれだけではなく、自分のノートにチェックしていろいろなことを書き込んでるんです。そういう繊細で緻密なところもあるんですよね。大胆なところと、繊細で緻密なところが合わさったバッターです」

 特に、今年は左打者の丸が左方向に本塁打を打てるようになったことに、成長の跡を見てとっている。

「去年よりさらに逆方向へのホームランへの打球の質、強さ、飛距離っていうのがパワーアップしてると思うんですよね。あれはすごいなと思いますね」

 本塁打王の経験もある新井氏だが、本塁打数が多くなる時は、右方向へ打ってスタンドインする打球が多くなる。引っ張り一辺倒ではない新井氏らしい分析だ。

 4番としての勝負強さ、責任感を新井氏から受け継いだのが鈴木だとすると、左右の別こそあれ、ホームランアーティストとしての美学を受け継いだのが丸だった。

「(若い選手たちに)伝えたいことはもうないですね。充分伝わったかどうかはわからないですけれど、4年間見てくれたと思いますし、もう僕は引退しましたから。カープの選手からカープファンに戻ったので、隅の方から見守っていきたいなって思います」


☆今度は主力たちが、新井さんから受け継いだ良き伝統を若手に伝えていかなきゃいけない。新井さんが引退したというのは、そういうことだと思います。お前たちに任せたぞ、と。


◇「レベルアップしたな」―新井貴浩氏が広島野間&西川に注ぐ熱く、優しい視線 12/2(日) 19:07配信 Full-Count

◆丸の故障離脱でつかんだチャンスをがっちりものにした野間

 2018年シーズンを最後に、20年間の現役生活にピリオドを打った広島の新井貴浩氏。DAZNでは、オフの新番組「Home of Baseball」の配信を2日から開始し、その中で新井へのロングインタビューを行った。2016年に現役引退した黒田博樹氏とともに、広島のレジェンドとして巨人に続く2球団目となるセ・リーグ3連覇に貢献した新井氏が、カープへのチーム愛、選手たちとの絆、自らの歩んできた道について語り尽くした。第4回は、主力選手の故障や不振の穴を埋めて余りある活躍を見せた若手の野間峻祥、西川龍馬について語っている。

 足の引っ張り合いはしなくても、レギュラー陣が故障などで離脱した際は、若手選手にとって格好のアピールの場となるのは間違いない。今シーズン、丸が故障離脱した際に代役として大活躍したのが野間峻祥外野手。もともと代走や守備固めで使われていたが、打撃にも大きな進歩を見せ、丸の復帰後も外野の一角を奪取。さらには田中広輔の不調で1番に抜擢されるなど、初の規定打席に達して打率.286、5本塁打、46打点、17盗塁をマーク。2014年のドラフト1位が、ついにその力を発揮した。

「(野間は)守ること、走ることはもう、すでに球界でトップクラスですからね。課題のバッティングが思うようにはいってなかったんですけども、今年何かつかんだんじゃないんですかね。見送り方とかそういうところを見ても、レベルアップしたなと思いました」。

 丸の離脱によって生まれたチャンスを自らつかみ取り、プロ入り4年目でレギュラーの座を確保した。

「丸がケガしたことによって、彼(野間)の試合に出る、打席に立つ回数が増えてきたんですね。たくさん打席に立つ中で、だんだんと自分の中で『こういう感じなのかな』っていうのをわかりかけてるんじゃないんですかね。スタメンで試合に出られるということは、だいたい4打席ありますから、その中で修正も効くんですよね。そういう気持ち的な余裕も、同時にちょっとずつ出てきてたのではないでしょうか」


◆安部の不振でレギュラーを奪取した西川、だが三塁の守備に悩みが…

 そして内野では、昨年リーグ4位の打率.310を打った三塁手の安部友弘が離脱し、その代役となった西川龍馬がブレーク。規定打席には届かなかったものの、打率.309、6本塁打、46打点、5盗塁と持ち味を発揮し、復帰後も調子が上向かず打率.236、4本塁打、24打点に終わった安部にとって代わってのし上がった。

 今年は侍ジャパンにも選出され、まさに飛躍の年となった西川は三塁を守るだけに、同じ三塁手だった新井氏も思い入れがある。

「彼(西川)は天才的なバットコントロールをしています。びっくりするようなボール球を打ったり、当てたりしますからね。もともと、天才的な感覚でやってたんですけれども、それがちょっと崩れると、(不振の期間が)長くなる。もともと感覚がすごくいい選手なので、(自分の状態が)どうなっているか、これからどうなるかというのが、少しわかってきたんじゃないでしょうか。自分を客観視できるようになってきたというか。だから、そういう面ではまたレベルアップしてますよね」

 打撃に関しては天才肌の西川だが、新井氏は守備面も気にかけている。

「僕も、守備がうまい方ではない。彼もなかなか守備で苦労してたので、本当に気持ちが分かりましたね。全然ダメな時っていうのは、『自分のところに飛んでくるな』というぐらいに思ってしまいますからね。だから、そういう時でも、エラーしても思い切って攻めていったほうが良いんじゃないかとか、そういう話はちょくちょくしていました」

 西川の課題は守備にある。今シーズンの失策は17で、セ・リーグの三塁手としては宮崎敏郎(DeNA)の11を引き離す圧倒的なトップの数字だ。

「『自分でも怖いです』と正直に言ってくれるんで、『オレもよくわかるよ、その気持ちはね。でも試合出たらやるしかないんだから』と話していました」。


◆若手がつまづいた時、適切なタイミングで適切なアドバイス

 4番を受け継いだ鈴木に対してもそうだが、新井氏は自分からアドバイスしに行くようなことはしない。しかし、若手が躓いたり、問題の解決法を見失った時には、適切なタイミングで適切なアドバイスをする。それが新井氏の存在を際立たせ、カープの精神的支柱となっていた所以だ。

「(西川と)ちょっと話したんですが、秋のキャンプは、とにかく練習受けるしかないぞって。とにかく数を受けてドロドロになって汗かいて、たくさんやってやってやってやって気づいたらちょっとうまくなってた……っていうぐらいだから、とにかく秋のキャンプは守備しっかりやったほうが良いぞって話しました」

 泥にまみれて現在の地位を築き上げた練習の虫・新井氏らしい、熱く、それでいて優しいまなざしが、伸び盛りの若手に注がれていた。


☆西川くんはもうサードでは通用しない、なんて言う人もいますが、いやいや、この秋は、サードでもとことんノックを受けて下さい。それが西川くんの今後につながって行きますから。「ダメだ」とレッテルを貼られたサードに挑戦することによって、西川くんの得るものはたくさんあります。それでどれだけレベルアップするか、またサードで使われるかどうかは、今後が示してくれます。


☆さらに、その新井さんの話。


◇解説陣も絶賛した新井貴浩の全力疾走 12/2(日) 10:00配信 ベースボールキング

 今季限りで現役を引退した広島の新井貴浩。新井の代名詞のひとつといえば、“全力プレー”だ。ニッポン放送ショウアップナイター解説陣も、特に新井の“全力疾走”を高く評価していた。

 今年7月7日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた真中満氏は、「当たり前のことなんですけど、平凡なショートゴロでファーストまでの全力のランニングを見るとしびれますよね。できそうでなかなかできないこと。非常に素晴らしいですよね。言葉で言うよりも伝わりますからね」と、ショートゴロに打ち取られるも全力で一塁まで走る新井のプレーを絶賛。

 さらに8月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山崎武司氏は「新井はファーストまで常に全力疾走」と評価。この時、新井の現役引退を発表する前ではあったが、山崎氏は「自分に対して全力疾走できる選手は、足が速い遅いは別として、まだまだやれると思います」と話していた。

 今季限りでユニフォームを脱ぐことを決意した新井ではあるが、最後の最後まで全力プレーを貫いた。この“全力疾走”を来季は見られないとなると寂しいものがある。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆練習に対する態度、ベンチでの声、そして全力疾走。どれもどうでもいいことのように見えて、野球というスポーツに絶対に必要なもの。そういうひとつひとつがチームを引き締め、鼓舞するからです。野球は団体競技ですから、例えばチーム全体が沈んでしまうと1人の力ではどうしようもない時もあるし、逆にチーム力によって1人が2人にも3人分の力にもなる。


☆「丸が抜けてもカープは強くなる」なんてデタラメだ、なんて言ってる人がいますが、全くこういうことを言う人は、いつまで経っても現実を見ようとはしない。オーナーがダメ、監督がダメ。オーナーも監督も代わってないのに、カープはリーグ3連覇。それまでAクラスにさえ入れなかったチームが、キクマルを中心に据えてから野村監督時代にCSに出場できるようになり、緒方監督になって、リーグ3連覇。その事実については、また自分の言ってることと現実との齟齬に関しては一言も触れずに、相変わらず補強をしろ、オーナーはダメ、監督は辞めろ。


☆現実を無視して自分の野球観を押し付けることには、何の意味もない。少なくともこういう人は、カープを強くすることより、自分の野球観を押し付け、自分が野球を分かってるということを誇示することの方に圧倒的に関心がある。だから現実とどんどんかけ離れていっているのに、自分の主張を今更曲げられない。




☆いやいや、若手が伸びてくるのは、楽しみですわ。


◇広島ドラ2島内、福岡で激励会 12/2(日) 11:55配信 西日本スポーツ

 広島にドラフト2位指名を受けた島内颯太郎(九共大)の激励会が1日、福岡市内で母校の光陵高の関係者によって開催された。県立校の同校からは初のプロ野球選手の誕生となる。当時の野球部監督、新川剛氏(現佐世保実高監督)ら在学中の学校関係者や家族が集まり、教え子の門出を祝福した。島内は「自覚と責任を持って息の長い選手になりたいと思います」と恩師らにプロでの抱負を話した。既に仮契約を終え、10日に入団発表が予定されている。


☆カープのスカウトは、カープの厳しい練習に耐えられるか、人間性はどうか、そういうところを重視してスカウトしてきます。カープというチームの中で様々なことを学んで、カープというチームに貢献できる選手を育てる。丸も、そうやって一流になった選手。


☆そこに今のカープの強さがあるとしたら、丸の移籍は確かに痛いですが、だからといってホイホイと補強するようなバカなことは、カープはしません。それはチームを強くしないからです。それはここ数年のカープのチーム作り、そして強さが何よりも物語っていると思います。


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source : K.Oのカープ・ブログ。