☆さて、トップバッターは、安部ちゃん。
◇広島・安部、正三塁手奪取へ猛ダッシュ! 機動力復活で亥年来季は猪突猛進 12/28(金) 9:00配信 デイリースポーツ
広島の安部友裕内野手(29)が27日、機動力復活で三塁のレギュラー奪取を誓った。昨年9月に受けた右ふくらはぎへの死球が影響し、今季は体のバランスが崩れて腰痛を発症するなど思うように走ることができなかった。秋季キャンプで下半身を鍛え直し、走る土台作りは順調だ。
安部は三塁のレギュラーをつかみ取るためのカギを機動力と捉えている。「スピードが落ちると首脳陣は使いづらい」と分析。一昨年まで自身の大きな武器だった走力を磨き直して勝負する。
昨季の死球が影響した。9月18日の阪神戦。メンドーサの投球が右ふくらはぎを直撃し、その後「打撲箇所の血腫除去」手術を受けた。今季は「足踏みをしても(患部を)かばっている感じがあった」。体のバランスが崩れ、春季キャンプで腰痛を発症。シーズン中も悩まされた。
若手に交じって参加した秋季キャンプでは個別メニューで練習。下半身を強化しながら走る量を増やし、走り方を見直した。無意識のうちに右足をかばっていた走り方は徐々に修正され、正しい姿勢で土を蹴られるようになった。1歩目に推進力が戻りスピード感が出てきた。
昨季は自身初の規定打席に到達し打率・310を記録。だが正三塁手を目指した今季は、打撃不振や右手中指の骨折などで72試合の出場に終わった。来年が勝負の一年になる。
「走攻守3拍子でアピールする。競争が待っているので、負けない気持ちで頑張ります」。サバイバルの春季キャンプ。グラウンドを縦横無尽に駆け巡る。
☆ふむ、足が必要、というのは、なかなか賢明な判断。安部ちゃんが走れると、随分違いますからね。
☆ま、プロ野球選手は、いやプロ野球選手に限らず、「体が資本」ですわ。一度結果を残した選手が結果を残せなくなる場合、ほとんどの場合は、どこか悪くしてますからね。体が万全に戻って、本来の状態になれば、一昨年のような活躍をしてくれるでしょう。
☆ほんとは「安部を脅かすサード」が出てきてほしいんですけどね~。ダメなんですかねぇ、堂林くん(笑)。
☆お次は、会沢が自主トレ納め。
◇広島の会沢、2018年自主トレ納め「追い込む時は追い込んで」 12/28(金) 18:00配信 デイリースポーツ
広島・会沢翼捕手が28日、年内の自主トレを打ち上げた。球場施設を利用できる最終日となったこの日もマツダスタジアムを訪れ、ウエートトレーニングなどで汗を流した。
リーグ3連覇を達成したこのオフも多忙を極めたが、仕上がりは順調だ。会沢は「自分の体と相談しながら、追い込む時は追い込んで、メンテナンスも含めてという感じです」と振り返っていた。
☆来季は今季を上回る結果を残してほしいところ。バッティングは、まだまだ成長できると思います。
☆さてお次は、「育成出身」外国人の話。
◇広島の三連覇を支えた“育成出身”の助っ人 12/28(金) 10:00配信 ベースボールキング
◆バティスタは25本塁打
今季球団史上初となるリーグ三連覇を達成した広島。他球団に比べると資金力が劣るため、ドラフトで獲得した選手達を地道に育て、主力へと押し上げた。“育成”が実を結びリーグ三連覇を成し遂げたわけだが、生え抜きの選手達だけでなく、“育成”から這い上がった外国人たちの存在も忘れてはならない。
今季チーム3位の25本塁打を放ったバティスタは、16年に育成選手として広島に入団。2年目の17年に開幕から二軍で打ちまくり、同年の6月に支配下契約を結ぶ。6月3日のロッテ戦で初打席・初本塁打を放つと、翌4日のロッテ戦でも本塁打。二桁11本のアーチを描きリーグ連覇に貢献した。今季は好不調の波がありながらも、25本塁打と持ち前の長打力を発揮。
8月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山崎武司氏は広島・バティスタについて「バッティング技術というのを力でカバーしているバッティングスタイルなんですけど、まだまだ日本の野球に慣れてくると、30発は軽くクリアしてくれるポテンシャルを持っていますね」と期待を寄せた。
来季は39本塁打を放った丸が巨人へ移籍しただけに、バティスタの一発はより一層、重要になっていきそうだ。
◆フランスアは中継ぎでフル回転
8月にシーズン月間最多タイとなる18試合に登板したフランスアも育成出身の選手だ。フランスアは14年に練習生として来日し、18年に育成契約を結び、今年の5月に支配下契約を勝ち取った。一軍デビューしてすぐは先発を務めていたが、リリーフに配置転換。150キロを超える威力のある真っすぐを武器に、他球団の打者をねじ伏せ、今村猛、中田廉といった不調で苦しんでいたリリーフ陣の穴を埋める救世主になった。
10月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 日本シリーズ第1戦 広島-ソフトバンク戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、広島・フランスアについて「素晴らしい球ですよね。そう簡単に打たれないですよね」と絶賛。普段は辛口な解説が多い江本氏が、高評価するほど能力が高い。
育成から支配下になった外国人はバティスタ、フランスア以外にもメヒアがいる。ドラフトで獲得した選手だけでなく、育成出身の外国人にも注目してみるのも面白いかもしれない。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
☆いやいや、K.Oは前々から「外国人にアカデミー枠を」と言ってたんですが、フランスアなんて、もうなくてはならない戦力ですからね。バティスタも、後半調子を崩しましたが、これはやはり、ホームランをポンポン打って、マークされ始めたんですよね。これも裏を返せば、マークされるような選手になった、ということ。
☆メヒアもちょっと1軍では力が入ったところがあって、場数を踏めば、彼本来のバッティングができるはず。後には左腕モンティージャ、内野手サンタナ、外野手サンチェスと控えています。彼らも結果を残せば、来季の支配下のチャンスは十分にあります。
☆昨今は育成から支配下へ、という外国人が増えていますが、特にドミニカはやはり、メジャーでもその数は2番目に多いですし、いい選手の宝庫なんですよね。来季は丸もいなくなりましたし、ますます彼らの活躍が重要になってきますね。
☆さて、丸の移籍で、誰が来るか。
◇内海だけでは終わらない? 広島「越年」で現実味、巨人再びの「ベテラン流出」 12/28(金) 17:05配信 J-CASTニュース
今オフ、FA(フリーエージェント)で広島から巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)の人的補償問題が年越しの様相を呈してきた。広島は巨人に対して人的補償を求めることが濃厚だが、2018年12月27日までに返答をしていない。返答の最終期限は来年1月19日となるが、広島は12月27日に仕事納めをしていることから、年内に回答を出す可能性は低く、期限ギリギリまで返答を引き延ばす可能性が出てきた。
巨人は人的補償に伴う28人のプロテクトリストを12月12日までに広島に提出している。プロテクト入りしているか否かは当事者すら知らされないトップシークレット。プロテクトの「当確」ライン上にいるとみられる若手の間では、この話題で持ち切りというが、内海哲也投手(36)のプロテクト漏れの影響で、ベテラン選手の間に不安が広がっているという。
左投手の補強が課題のひとつである広島が、36歳のベテラン左腕を見送ったことから、若手の左腕に的を絞ったとの見方が浮上。候補に挙がるのが、中川皓太投手(24)、戸根千明投手(26)だが、中川投手は東海大出身で原監督の後輩にあたるため、関係者の間ではプロテクトリスト入りが濃厚と見られている。現状では戸根投手が候補の筆頭と見られるが、ここにきてベテラン選手の可能性が浮上している。
■ベテランも「プロテクト漏れ」ありうる
今オフの巨人のFAによる人的補償に伴うプロテクトリストについては、西武、広島に提出直後からネット上でも様々な憶測が飛び交っていた。話題の多くは、どの若手選手がリストから外れているかで、内海クラスの功労者がリストから漏れると予想するものはほとんどなかった。それだけに内海のリスト漏れはファンのみならず球界にも大きな衝撃を与えた。
仮に西武が内海ではなく、若手選手を指名していたら、内海のプロテクト漏れの事実は表沙汰にはならず、内海のプロテクトリスト漏れを疑うものはいなかっただろう。だが西武が内海を獲得したことで状況は一変。ベテラン=安泰の数式は成り立たず、野手、投手に関わらず28人のプロテクトリストから漏れているベテラン選手が存在する可能性が出てきた。
他球団から選手を獲得する一番の目的は自身のチームにおける戦力補強だが、その一方で、獲得した球団の戦力を削ぐという意味もある。内海の場合は、他リーグへの移籍だったため対象にはならないが、それでも今季5勝の内海が抜けたことによる巨人の戦力ダウンは否めず、それ以上に精神的支柱を失ったナインに与えたダメージは大きい。
結果的には、西武は今回の人的補償に関して一切の駆け引きをしなかった。菊池雄星投手(27)の来季のメジャーへの移籍が濃厚のため、西武は左投手の補強が急務だった。そのため当初から西武の辻発彦監督(60)は、巨人からの人的補償獲得選手に関して「即戦力で投げられるピッチャー」とコメントしており、実際、即戦力として期待される内海を指名した。
■広島・鈴木本部長の言葉は「ブラフ」じゃない?
一方、ここまでの広島首脳陣のコメントを振り返ってみると、人的補償について公に発言している鈴木清明球団本部長は、丸外野手が巨人入団を表明した11月30日に「(プロテクト)リストを見てから」と前置きした上で、「いい選手がいたら取りにいく。(年俸が)高くてもいく可能性がある」と話しており、投手、野手に限らず、しかも高額年俸の選手でもリストから漏れていれば獲得に動く意向を示している。
内海の西武移籍が決まる以前までは、この発言は駆け引きのひとつであるとの見方が大勢を占めていたが、内海の西武移籍以降、ベテランのプロテクトリスト漏れの可能性が出てきたため、この鈴木球団本部長の発言が一気に現実味を帯びてきた。
丸外野手が抜けた穴は広島にとっては大きく、その代償として巨人に求めるのならば、それ相応の選手となるだろう。活躍する可能性がある選手ならば高額年俸でも厭わないとする広島だけに、巨人のプロテクトリストの内容次第では、内海以上のサプライズの可能性も十分あるだろう。広島の返答リミットは来年1月19日である。
☆ま、巨人もようやく、有望な若手が流出するのはマズい、と気づいたようで(笑)。功労者である内海を外したのは、「戦力の確保」に重点を置いたんでしょうね。内海はまだやれるでしょうが、そんなに先が長い訳じゃない。
☆となるとカープに対しても若手をプロテクトしている可能性が高く、鈴木本部長の発言も、その辺をもう見越してたんだと思います。有望な若手がリストに入っており、例えば長野・亀井あたりが漏れていたとしたら、そっちに行く場合もあるよ、と。
☆長期化しているということは恐らく、「有望な若手」は、ほとんど入ってないんでしょうね。基本、ベテランは要らんのですが(笑)、例えば亀井あたりだったら、左の外野手ですから、若手がいないなら選択肢としてはありかも。
☆その、丸に対して。
◇広島 巨人移籍の丸対策に手応え 12/28(金) 17:00配信 東スポWeb
苦い経験が報われるかもしれない。来季は敵として対戦する巨人・丸対策に古巣の広島が手応えをつかんでいる。
今季の丸は打率3割6厘、39本塁打、97打点で球団初のリーグ3連覇に貢献。2年連続でセ・リーグMVPにも輝いた。いまや球界屈指の強打者で、丸と同学年の野村は「そう簡単には抑えさせてくれないのは分かっていること。全体的な球を使ってその場その場で適応していけたら」と来季の対戦に神経をとがらせるほどだ。
ただ、攻略のヒントはある。「ソフトバンクの配球が丸対策のデータとして参考になるのでは」(球団スタッフ)というものだ。レギュラーシーズンでは抜群の成績を残した丸だが、日本シリーズでは25打数4安打、1本塁打、3打点、打率1割6分と鷹投手陣に抑え込まれた。あるチーム関係者は「パワーカーブ、縦のスライダーといった落ちる球が苦手なのかなというのはある。右投手のカーブは打てるけど左投手のカーブは打てていなかったり、高さ、コースで得意、不得意があったりする」と指摘する。
丸は打席ごとに反省点をノートに記すなど研究熱心で、傾向がつかめたからといって容易に抑えられるわけではない。それでも「ホークス戦のデータが重要な資料になるのは間違いない。そこから裏をかいたり、駆け引きが生まれたりといろんな対策が生まれてくる」(球団関係者)と鷹投の丸対策が“叩き台”になるのは確か。丸の不振もあって34年ぶりの日本一は逃したが、悔しい思いは来季に生かされそうだ。
☆いやいやそれ以前に、シーズン終盤も不振でしたからね。高めのつり球、低めの落ちるボール、いずれも対応できてませんでした。また踵体重で、外角も打てなかった。結局、丸自体のバッティングがどうか、というのがポイントで、シーズン終盤のホームラン狙いのバッティングをしてくれれば、こちらとしてはしめたもの。逆に丸が考えを改めて、以前のようなバッティングに戻せば、厄介な相手となります。
☆今のバッティングスタイルなら、左に大きいのは飛びません。変に警戒することなく、内角を意識させて、つり球と落ちるボール、外の球を有効に使えば、打ち取れると思います。
☆さて、新井さんネタ。
◇新井さん中心「兄弟の絆」に感銘、菊池が広島けん引 12/28(金) 7:45配信 日刊スポーツ
広島松田オーナーが、来季のリーダーに菊池涼を指名した。今季を「日本一を逃したけど、いい年だった。新井(貴浩氏)を中心とした“兄弟の絆”という部分で心を打つものがあった」と総括。
その上で菊池涼に触れ「今までも中心なんだけど(新井氏の)陰に隠れた中心。今度は表に出る中心」。ポスティングでのメジャー移籍を希望しているが、まずは4連覇へのけん引役になるよう期待した。
☆その新井さんについて、石原のインタビュー。
◇広島 新井貴浩と長年共に戦った後輩選手、石原慶幸が語る「新井さんのイメージは『でかい』『よく食べる』『常に声を出して泥だらけ』」 12/28(金) 6:10配信 広島アスリートマガジン
低迷期の2000年代、そして球団史上初の3連覇を達成した2016年からの3年間。扇の要として新井と共に戦い続けた石原。背番号25の姿は後輩の目にどのように映っていたのか。
* * * * * *
新井さんから引退されるということを直接聞いとき、実感がわかないというのが正直なところでした。『引退する』というその事実は理解できたんですが、『新井さんならまた来年もグラウンドにいるんじゃないか』とそう思っていました。ちょうど黒田さんと食事をしていたときに引退の話を聞きましたが、また次に話すときには『やっぱり(現役を)やるよ!』と、そう言うんじゃないか、そう言ってくれるんじゃないかという思いがありました。やっぱりまだ一軍でしっかりと試合に出て活躍していたこともあり、来季以降そんな新井さんがいなくなるということが自分の中で整理できていなかったんじゃないですかね。
新井さんとは学年では3つの差があります。僕がプロに入団したときの新井さんのイメージは『でかい』『よく食べる』『常に声を出して泥だらけ』というものでした。僕と新井さんは大学のリーグが違いましたし、新井さんは広島出身、僕は岐阜出身ということで、大学時代は面識がありませんでした。そんな新井さんと僕をつなげる存在になったのが、02年オフに阪神にFA移籍された金本さん(知憲・元阪神監督)です。これは後から聞いた話なんですが、僕の母校・東北福祉大の先輩でもある金本さんから新井さんに対して「石原を頼むぞ」と言ってくれたようで、新井さんからよく声をかけてもらうようになったんです。
新井さんと食事にいくと、いつも決まって野球の話ばかりでしたね。当時から新井さんは『チームのために何ができるか』という話をしました。そういう話を聞いてきたので、僕も自然とプロ野球選手としてチームのために行動しなければいけないという考えが染み付いていったのだと思います。また新井さんは黒田さんとも非常に仲が良く、僕も一緒に食事をさせていただく機会が何度もありました。2人が野球について熱く語っている姿を間近で見ることができて本当にありがたかったですし、自分の野球観を形成する上で大きく影響されました。
(広島アスリートマガジン2019年1月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 石原慶幸(いしはらよしゆき)
1979年9月7日生、岐阜県出身。01年ドラフト4巡目で広島入団。
プロ2年目の03年に116試合に出場し一軍に定着。04年は西山秀二から正捕手の座を奪い取った。25年ぶりの優勝を果たした16年に初のベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を受賞。3連覇を達成した18年は出場機会を減らしたが、主に抜群の相性を誇るジョンソンとバッテリーを組み健在ぶりを見せつけた。新井貴浩とは10年間カープの選手として共にプレー。
☆新井さんも黒田さんも、優勝できなかった時もずっと、「チームを優勝させるには」と考えていたんですよね。で、そんな中、黒田さんはメジャーへ、新井さんは阪神へ行った訳ですが、2人とも同じ時に戻ってきて、もう1回、カープを優勝させるために頑張ろう、となった。かつてのエースと4番である自分たちができることは何か、と、プレー以外でもあれこれと模索していたんだと思います。
☆その黒田さん、新井さんがいなくなって、いよいよチームは「自立」すべき時が来ました。来季は本当の意味での「勝負の年」なんだと思います。
☆さておしまいは、「小園物語」。
◇【広島ドラ1小園物語・上】プロへの原動力はリトルの先輩・山田哲の存在 12/28(金) 6:01配信 デイリースポーツ
今秋のドラフト会議で、広島は4球団競合の末にドラフト1位で小園海斗内野手(18)=報徳学園=の交渉権を獲得した。U-18日本代表に高校2年時から2年連続で選出され正遊撃手として活躍した世代屈指の内野手が、セ・リーグ3連覇中のチームへ加入。その生い立ちや横顔を紹介する。
◇ ◇
2000年6月7日。小園海斗は父・考志さん、母・こず江さんの長男として産声を上げた。体重2974グラム。名前は「青く澄んだ広い心で、海を渡るような大きな男に」という願いと、曽祖父の好きな字だった「斗」を組み合わせて付けられた。
「すごく活発で、追いかけ回すのが大変でした」とこず江さんは幼少時を振り返る。ハイハイの期間は短く、9カ月で歩き出した。程なくして父・考志さんとキャッチボール。野球との運命の糸は、既に結ばれていたのかもしれない。
車が好きで、運動神経も抜群だった。唯一苦手だった水泳も、水泳教室などには通わずに自力で克服し、小学5年時には泳げるようになった。
本格的に野球と出合うきっかけとなったのは、後に足を踏み入れる甲子園球場だった。社会人野球の東洋高圧大牟田(現三井化学)でプレーもしていた祖父に、年長時に連れられて観戦した阪神-巨人の伝統の一戦。「金本選手が本塁打を打って、それに大興奮していました」と、こず江さん。保育園の卒園アルバムには、将来の夢に「プロ野球選手」と記していた。
そして逆瀬台小に入学した4月から宝塚リトルに入団。最初は中堅を経験したが、主に投手と遊撃手。李相鎬監督は「オーラがあった。野球に対して貪欲さがあった」と振り返る。家には全試合の映像があり、小学生ながら週末の試合を想定して過去の対戦をチェック。「研究熱心。何打席目の何球目がどの球だったとか、記憶力がいいなと思っていた」(こず江さん)と相手投手や打者の癖を研究していたという。
小学4年時にはリトルの先輩で履正社3年の山田哲人(現ヤクルト)に心を奪われた。10年夏の甲子園。「聖光学院戦で本塁打を打って。その試合を見に行っていたんです」と小園は目を輝かせる。大会終了後には山田哲がリトルを訪問。李監督から「撮っておけ。(小園も)こうなるんだぞ」と言われ記念撮影もした。
広島に1位指名された時「ずっと追いかけてきた」と話したように、小園にとって山田哲が一番の目標になった。高まるプロへの思い。今も憧れ続ける先輩の映像は何度も見るようになった。
順調にレベルを上げ、中学1年時の8月からオール枚方ボーイズ、高校は報徳学園へ進んだ。さまざまな縁に恵まれながら、プロへの道を一直線に歩むこととなる。
◆小園 海斗(こぞの・かいと)2000年6月7日生まれ、18歳。兵庫県出身。178センチ、83キロ。右投げ左打ち。内野手。背番号51。2019年度推定年俸800万円。報徳学園から18年度ドラフト1位で広島入団。
☆いやいや、野球選手としてはとっても恵まれた環境ですな。やはり家族の後押しというのは大事で、先日はお母さんの話もありましたが、家族の後押しなくして、今の小園くんなし、といったところでしょうか。
☆カープでも、様々な出会いがあって、様々な人が小園くんを支えてくれることと思います。その期待に、是非応えてほしいですね。
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source : K.Oのカープ・ブログ。