☆さて、今日は「菊池特集」から(笑)。
◇「早く元気に」と…菊池涼介の気遣いが起こした優勝決定の夜の奇跡 12/4(火) 16:56配信 夕刊フジ
【菊池涼介ってこういう男】親友3人覆面座談会
二塁手として6年連続6回目のゴールデングラブ賞に輝き、広島のセ・リーグ3連覇の原動力となった菊池涼介内野手(28)。丸佳浩外野手の巨人移籍で、来季は主軸としてさらに重い役割を担う。お立ち台でのやんちゃな言動でも人気を集める、異色のスターの“素顔”に迫りたい。照れ屋の本人に代わって、プライベートで付き合いの深い親友3人に“覆面座談会”の形で語り尽くしてもらった。(構成・山戸英州)
--今季は公式戦、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズ、さらに11月の日米野球にも侍ジャパンの主力として出場。1年が長かった
A「長くキク(=菊池の愛称)の野球を見られてよかったよ。最後の日米野球(11月13日の第4戦=マツダスタジアム)なんかは、寒くて見ているこっちが風邪引きそうだったけど(苦笑)。9回に決勝のセーフティースクイズを決めたのはさすが」
B「キクはずっと俺らのことを気にして、いろいろ声をかけてくれていた。まあ、俺はカーリング娘ばりに『そだねー』とうなずくばかりだったけど(笑)」
C「彼は本当に仲間を大事にする。一緒に接していて、優勝間近でもそれを実感することが多かったね」
--えっ、優勝間近といえばピリピリムードが普通では?
C「あれは優勝目前の9月22日のこと。僕とキクの共通の知人のお母さんが病気で倒れて、かなり危険な状況になった。それを聞きつけた彼は翌日(23日)、その日は優勝マジック『2』でDeNA戦(マツダ)を迎えていて、勝てば優勝決定の可能性もありバタバタしていたにも関わらず、『1日も早く元気になりますように』と直筆のサインを入れたバットと色紙を用意して僕に託してくれた。すると、ヤクルト戦に勝って優勝が決まった26日夜、奇跡が起きた。ずっと反応がなかったお母さんが奇跡的に目覚めたんだ。今は退院もされている。不思議な力を与えてくれたよ。彼の仲間やその家族に対する気遣いは、本当にすごいと思うよ」
--そのころ私は担当記者として菊池選手を追っていたが、裏でそんな出来事があったとは…
A「これだけはハッキリといえる。あいつは義理人情にとにかく厚い。野球人としてはもちろん、人間としてそこを大事にしているのは、周りで一緒に過ごしている俺たちにとってもうれしいよ。世間からは“ヤンチャ”とみられがちだけど、実は素直だよ。まあ、先輩、後輩を問わずイジることもあるけど、それは周りに溶け込ませたり楽しませる手段。それも彼なりの気遣いであり表現方法だと思う」
A「では、菊池の人情家ぶりがわかる秘話をもうひとつ教えよう。この項目のタイトルは“さらば、スタンハブセン!”で頼むぞ」
◇戦力外の同期選手に「名刺入れ」を贈った夜 菊池涼介ってこういう男 12/5(水) 16:56配信 夕刊フジ
【菊池涼介ってこういう男】親友3人覆面座談会(中)
6年連続6回目のゴールデングラブ賞に輝いた守備の名手、広島・菊池涼介内野手(28)の素顔を親友3人が明かす第2弾。 (構成・山戸英州)
A「優勝決定直後の10月2日は、キクにとって悲しい日だったと思う。カープに同期入団した同級生の土生(はぶ)翔平外野手(29)が戦力外通告を受けた。そこで、広島市街地から車で約1時間の場所で土生選手を囲んで食事をすることになった。昔から時間にはキッチリしているキク(菊池の愛称)だけど、この日に限って集合時間になっても現れない。土生選手もこれにはさすがにちょっと怒っていた。すると1時間くらいしてから『ごめんゴメン!』と頭をかきながらキクが到着したんだ」
C「あのとき僕はキクと一緒にいたんだけど、遅刻したのは、あるモノを準備していたから。土生選手が“第2の人生”を歩むにあたって使えるようにと、一流ブランドの名刺入れ、パスケース、書類バッグの3点を購入してプレゼント。派手だと持ちにくいと考えて、目立ちにくい色を選んで、それぞれに“S・H”のイニシャル入れてもらっていた。待ち合わせの場所へ向かう車中で、菊池選手は『翔平、喜ぶかな?』って気が気でない様子だったなあ。会食の最後にサプライズで手渡したけど、お互い照れていたのが印象的だった」
B「キクは2011年のドラフト2位だけど、無名校(武蔵工大二高、中京学院大)出身。土生選手は4位だけど地元広島出身で広陵高、早稲田大の超エリートコースを歩んでいて対照的。2軍の寮生活時代には年下の庄司隼人内野手(28)を交えて、よく食事をしたり遊んだりした、気心がしれた仲間なんだよね。それでも、プロの世界は厳しい。土生選手はなかなか1軍で活躍できずに戦力外通告を受けた。キクが次のキャリアへ進む土生選手を『頑張れ』とあえて明るく送り出していたのが印象的だった」
A「土生選手は同期入団4人(育成は除く)の中で初めての退団選手だからね。自主トレも一緒だったし、口にはしないけど相当ショックを受けていたと思う」
--同世代は菊池選手を中心にまとまっている印象があるが…
A「そう思うでしょ。でもキクは『世間では“タナキクマル世代”というけど…われらは“土生世代”だ』とずっと言っている。土生選手には敬意と親しみを込めて“土生センセイ”とか“スタン・ハブセン”と呼んでいるほど(笑)。それだけに土生選手の戦力外は周りにいる俺たちも本当に残念だった。キクは自分が思っていることを口にするのが苦手なタイプだけど、不器用ながらも気持ちを形にしたのが彼らしいと思ったよ」
☆我々ファンには、普段の選手たちの生活は見ることができないので、ほんとの人間関係ってのは、見えてこないんですよね。だから菊池がどういう風に周りの人間を大切にしているかとか、そういうのはなかなか見えてこない。
☆でも、こういう話を聞くと、チームに対する考え方とかも、少し垣間見える気がします。
◇広島・菊池涼、丸FA移籍も“丸~く”収める!常夏ハワイで熱くリーダー宣言 12/5(水) 7:00配信 サンケイスポーツ
【ホノルル(米ハワイ州)3日(日本時間4日)】広島の優勝旅行2日目は、67人が参加して球団主催のゴルフコンペがカポレイGCで開催された。菊池涼介内野手(28)は、新井、松山、田中と同組で回り、ネット75・8(グロス95、ハンデ19・2)の16位でラウンドを終えたあと、巨人にFA移籍した丸佳浩外野手(29)について初めて言及。「みんなで分散して大きな穴を埋めていく」と、自身がチームのまとめ役になることを誓った。
青く澄み渡る空の下で仲間と「ご褒美」の楽しい時間を過ごしたあと、菊池涼が、巨人にFA移籍した盟友・丸への思いを語った。
「決断を尊重する。巨人の丸というより、僕らの丸。どこでプレーをしても僕と丸で“キクマル”。(野村)謙二郎さんの時代からやってきている。戦うときは友達とか、おちゃらけはない」
同学年の菊池涼(1990年3月生まれ)と丸(1989年生まれ)は野村謙二郎監督時代の2013年にレギュラーに定着し、“キクマル”コンビとしてブレーク。中心メンバーとして2人でチームをけん引し、球団初の3連覇に結びつけた。コンビは解消となるが、来季は良きライバルとしてセ・リーグを盛り上げるつもりだ。
このオフは、丸の移籍に加えて「お兄ちゃん」として慕っている新井も引退した。来季30歳シーズンを迎える菊池涼は「僕一人ではどうにもならないし、そんな技量はない」としながらも、「来年からは、頼れない。(田中)広輔、僕、(鈴木)誠也、まっちゃん(松山)、みんなで分散して、新井さんと丸の大きい穴を埋めていけば何とかなる」と自覚をにじませた。
菊池涼自身も順調にいけば来季中に国内FA権を取得するが、「僕も来年。(田中)広輔も再来年。変なタイミングなのか、いいタイミングかわからないけど、みんなが通る道」と話すにとどめた。
打って守って走れる球界最強二塁手がムードメーカーからリーダーに変身して、赤ヘルをリーグ4連覇へ導く。
☆さて、FA権を取得して菊池や田中くんがどうするかは、その時になってみないと分かりませんが、カープにいる限り、菊池は「カープの野球」を体現することに全力を尽くすと思います。
◇【広島】菊池、昨年と同じ調整法で来季へ 残り16本の1000安打は“通過点” 12/5(水) 6:04配信 スポーツ報知
【ホノルル(米ハワイ州)3日=種村亮】広島の菊池涼介内野手(28)が、打撃不振に苦しんだ今季からの巻き返しを誓った。打率2割3分3厘に終わり一時は打順降格も経験した守備職人はあえて昨年と同じ調整法で来季に臨む意向を示した。
昨オフは優勝旅行後にロサンゼルスへと渡り、パンなどグルテンが含まれた食事を摂取しない食事法「グルテンフリー」を実施。成績には結びつかなかったが「自分のためになっていると証明できるよう、今回も頑張りたい」と言葉に力を込めた。残り26本に迫った通算1000安打も「今年達成しないといけなかった数字」と、あくまで通過点として捉えている。
この日は球団主催のゴルフコンペに参加。「タナキクマル」として、ともにセンターラインを固めた丸は不参加とあって「丸の分までハワイを満喫したい」。巨人移籍の影響は大きいが「僕らの年代だったり、皆で分散して穴を埋める。一丸になれるチャンス」と全員でカバーするつもりだ。
☆今季打撃が不振だった背景には、膝の影響で基礎体力をしっかり作れなかったのでは、と、K.Oは憶測。体力さえ維持できれば、菊池らしいプレーができるはず。
☆さて、丸の話。
◇丸佳浩とカープ、必然の別れ。FAは忠誠心の踏み絵ではない。 12/5(水) 11:31配信 Number Web
広島の街で久しぶりに巻き起こったFA狂騒曲は、丸佳浩が巨人移籍を表明して静けさを取り戻した。それまでが騒がしかっただけに、寂しさに打ちひしがれているように、広島の街は静まり返っていた。
地方の市民球団であるカープには「おらが町のチーム」の色を強く感じる。地域性が濃いだけにファンの熱気は熱く、温かい。
ただ、一方でふがいない姿には叱咤激励が飛ぶ。それだけに成長の足跡を見てきた選手の移籍には喪失感を感じてしまうのだろう。
ただ、移籍を決断した丸にも、11年過ごした広島への愛着はある。
「僕だって、残りたい……」
FA権を行使した後も、そうつぶやいた。それは偽りない本音だったように思う。
◆丸が広島に求めていたもの。
試合に向けたルーティンは貪欲なまでに貫く。「決して面白いものでもない」といいながら、すべて野球のために注いできた。そんなタイプの丸にとっては環境の変化は、また新たに対応しなければいけないことが増えることになる。慣れた環境でプレーできるメリットは大きい。
ただ、選手としてよりいい条件を求めるのは当然。プロ野球選手の価値は金額で示される側面もある。特に2年連続MVPを受賞するほどの高みを見た丸ならば「他球団の評価を聞いてみたかった」のは自然な流れといえるだろう。すでに多くのものを得たベテランではなく、これから多くを得る中堅選手ならなおさら。
FA権を行使し、獲得に手を挙げたロッテも、巨人も出した条件は、広島が提示した条件を大きく上回っていた。特に巨人は広島の条件との開きは明らか。それでもあれだけの期間、悩み、苦しんだ。最後まで残留の可能性を残していた。
丸が広島に求めていたものと球団の姿勢には、報じられているような金額ほどの開きはなかった。今回のFAで丸が重要視した点は金額だけではない。わずかな差。ただ、それが埋められない溝になっていた。
その点も含めて、巨人が上回り、広島は歩み寄ることができなかった。
◆'19年以降も主力がFA権取得。
親会社を持たない広島は健全経営を貫く必要がある。今オフは丸だけでなく、松山竜平もFA権を取得していた(宣言せず残留)。翌年以降も順調にいけば、来年には會澤翼、野村祐輔、菊池涼介、今村猛。2年後には田中広輔がFA権を取得する。
条件の上積みをしなかったのは、主力選手が相次いで取得する流れに備えた狙いもあっただろう。目先の慰留に全力を注いで、近い将来に球団経営が回らなくなっては元も子もない。
また今オフのオリックス金子千尋のように長期契約を結び、減額制限を超える減俸提示で球団を去るような形は両者にとって好ましくない。
広島は過去にもFAで主力を流出させた苦い経験がある。低迷の要因にはなったものの、そこからフロントと現場が一体となって努力と工夫を重ねて、セ・リーグ2球団目の3連覇という偉業を成し遂げるまでになった。
隆盛を長く続けることは難しい。人材だけでなく、資金も必要となる。マネーゲームには参加できない。それはある意味で「おらが町のカープ」にとっては避けられないものかもしれない。
丸と広島にとって、この結末はある意味で必然だったのかもしれない。
◆FAは忠誠心の踏み絵ではない。
ただ、「おらが町のカープ」を支えるファンは、そのはざまでジレンマにうちひしがれているようだ。移籍した丸への声は厳しく、ネットでは心ない誹謗中傷までも上がっている。高卒での入団から11年、成長していくサクセスストーリーを見てきたからこその愛が、憎しみとなってしまったのかもしれない。
それでも、1日にして「おらが町のヒーロー」が「裏切り者」となったような扱いは理解に苦しむ。この11年間で、丸が広島に残したものは大きい。セ・リーグ2球団目の3連覇に大きく貢献し、2年連続で最優秀選手賞を受賞した功績はいつまで経っても色あせない。
FAは入団した球団への忠誠心を問われる“踏み絵”ではない。あくまでも選手の権利である。
悩んでいた姿はチームメートも見ていた。「結構悩んでいた。あの人が出した結論なら仕方ない」と鈴木誠也が言えば、大瀬良も「あれだけ悩まれているのなら、どういう結論を出しても、丸さんが正しかったと思える道に進んでくれたらいいなと思う」と話していた。
◆「おらが町の英雄」という重さ。
「おらが町のヒーロー」となったことで、失ったものもある。
あまり多くを語りたがらないが、家族への思いが強い、心やさしきパパでもある。
いつしか幼い子どもと公園で遊ぶこともできなくなったという。公園に行くと、人だかりができ、家族だけでなく、周りにも迷惑がかかる。そうなると、遊べない。息子の「なんで帰るの?」という悲しい表情は父親となった者なら胸が苦しくなるに違いない。
ある日、息子と公園で遊ぼうと出かけたものの、ひと気のない公園がなく、気づけば夕方になり家路に就いたこともあったという。
家族との日常は、プロでの成功よりもときには重い。
所属選手だけでなく、レジェンドと言われた選手たちが引退後も過ごせる町が理想郷と言える。球団はより強く、ファンが喜ぶチームづくりを。選手は個々のレベルアップだけでなく、勝利に献身的かつ効果的な働きができるよう精進する。
そして、ファンも熱い声援を送り、球団をサポートする。この三位一体がそれぞれレベルアップし、絶妙なバランスを保つことで、地域を大いに盛り上げる「おらが町のプロ野球チーム」へとなっていくのだろう。
(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)
☆結局「僅かな差」というのは、契約年数、ということでしょうか。ふむ。
☆ま、もう移籍しちゃったんで、そのことをどうこう言っても始まらないのですが、プロ野球選手である限り、自分の野球人生をまず第一に考えるべきだと、K.Oは思います。その意味で、カープで野球をする、という選択を丸がしなかった、ということが、まず何より残念。カープの出した条件、巨人の出した条件、家族のこと等々も含め、それよりも優先するものがあった、ということが、ただただ残念。
◇丸も炭谷も…巨人が大補強で結果出る? OB森祇晶氏「監督は楽だけど…」〈週刊朝日〉 12/5(水) 7:00配信 AERA dot.
「環境を変えて、また一からチャレンジしたい」
広島からフリーエージェント(FA)宣言していた丸佳浩外野手(29)が11月30日、巨人入りを表明した。5年総額“30億円超”とも”35億円”とも言われる大型契約だという。
世間の注目度も高いが、巨人ОBで、西武の監督としてチームを9年間で8度のリーグ優勝と6度の日本一に導いた森祇晶氏は苦言を呈する。
「丸を獲らなきゃクリーンアップはホントにいないのかな? 外野手は、陽(岱鋼)がいて(アレックス・)ゲレーロもいるのだから、若い選手が入る余地がなくなる。芽を摘むことにならないか?」
現在、巨人は、“金満”と言われた長嶋茂雄監督時代を上回る規模の補強を敢行中だ。球団史上ワーストタイの4年連続V逸の責任を取って辞任した高橋由伸前監督の後を受けて原辰徳氏が3度目の監督として復帰してから、既に前パドレスのビヤヌエバ内野手(27)を総額200万ドル(約2億2600万円)で、前オリックスの中島宏之内野手(36)を年俸1億5千万円の1年契約で、前西武の炭谷銀仁朗捕手(31)を年俸1億5千万円の3年契約で獲得している(金額は推定)。
全権監督として、大補強を推し進める原氏は炭谷を獲得するとき、正捕手争いを「フラット」と語った。競争という、現有戦力への刺激を求めているのだ。
競争が生む効果については、森氏も一定の理解を示す。現役時代、入団5年目の1959年から74年までの16年間レギュラーとしてV9時代の巨人を支えた名捕手だったが、当時の川上哲治監督は次々と有望捕手を入団させて競わせたという話は有名だ。当時を振り返りながらこう語る。
「たまんないよ(笑)。もっとも、振り返れば、あの刺激があったからこそ、負けるもんか、と必死になり、長くやれたのかも、と思います」
一方、今の巨人の補強には疑問を抱いているという。
「刺激ではなく後退になる可能性があります。例えば捕手は、小林がいて、宇佐見と大城がいて、阿部も復帰する。そこに炭谷が来る。阿部の復帰がなかったらまだわかるけど、せっかく育ちかけている宇佐見と大城が諦めてしまうかもしれない。これまで巨人がFAで複数年契約して獲った選手たちはどれだけ働いてる? 力のある選手がベンチにいてくれたら監督は楽だけど、若手が育たない。そこが問題なんです」
(黒田朔)
※週刊朝日2018年12月14日号
☆特徴的なのは、広岡さんや堀内さん、高橋善正さんなど、巨人OBがこぞって今回の補強に批判的なこと。アンチ巨人の人が巨人を批判するのなら分かるんですけどね。
☆「競争」というのは、結果を出した者から使っていく、ということ。大した結果も出していないのに、大枚はたいて獲った大物だから優先的に使う、では、「競争」にはならないし、もちろんチームも強くはならない。
☆で、チームの構成を考えての獲得ではなく、FA宣言した大物なら獲ってしまえ、という補強の仕方だから、チームの構成に歪みが出てくる。もちろん若手も育たない。
☆重ねて言いますが、そういうチームに行くんですよ、丸さん。
◇ブルペンの劣悪環境に…巨人リリーフ陣怒りの総決起 12/5(水) 16:58配信 東スポWeb
巨人リリーフ陣が怒りの総決起だ。1度目の契約更改交渉で態度を保留していた田原誠次投手(29)が4日、現状維持の3600万円でサインした。ただ黙って判を押したわけではなく、今回も引き続き球団側に強く訴えたのはブルペンの環境改善。右腕の勇気ある行動には、あのレジェンドも同調した。
2度目の交渉で合意に達したが、田原は「金額面で保留したのではない」と強調した。伝えたかったのはリリーフ陣の窮状だ。「3年連続でブルペンの環境改善を訴えてきて、変わらず毎年のように『今年は良くなるから』っていうことしか言われなくて…。今回は保留することにより、少しでも多くの人に『僕らはこんなひどい環境で野球をやっているんだよ』というのを知ってほしかった」。穏やかな口調ながら、しっかりと声を発した。
具体的にはどんな状況だったのか。「100%で行きたいにもかかわらず、50~60%の状態で行かされるっていうのがほぼほぼ。そろそろ自分だから準備しようかなと思ったら『まだ(肩を)つくらなくていいよ』と。『じゃあ、待機しておきます』と言ったら、『やっぱり、ここから行くよ』ってなる場面が多々あった。何も言われていない状態で急に行かされることも。シーズン序盤から『去年よりひどいな』っていう感じで(リリーフ陣の)みんな多分、捉えていた」
今季の田原は29登板で2勝0敗、防御率2.56。ただ3位に終わった今季は接戦に競り負ける展開が続き、ブルペン陣全体の乱調がV逸の主要因としてやり玉に挙がった。右腕が主張したかったのは、問題が選手だけではなく、首脳陣の起用法にもあったのではという点。球団側は「(前回交渉後に契約更改したリリーフ投手の)100%がそういうふうに言っていた」と理解を示したという。
実は田原と同じく今季の巨人ブルペンを支え、リーダー格だった上原浩治投手(43)も、シーズン後に同様の指摘を本紙に放っていた。10年ぶりに古巣へ復帰した右腕が感じたのが、日米の異なるブルペン環境。「日本とアメリカで大きく違うなと感じたのが、リリーフ投手がいつ投げるかっていうのが日本は分からないこと。その点が難しい。(先発が)完投するので、中継ぎが中6日とか平気で空いたりする。メジャーは基本、3日以上は空けないですから。間隔が空いていれば体が軽いと思うかもしれないけれど、ブルペンでは投げている。投げろと言われたところで投げるしかできないというのもね」 一方で上原は日本の球団全てが同じ状況ではないとし、「今、DeNAがメジャー式のやり方じゃないですか? 中継ぎがみんな50試合、60試合投げている。あれはラミちゃん(ラミレス監督)がアメリカのやり方を取り入れているんじゃないかな、と感じています」とも語っていた。
田原も他球団のブルペン環境を独自調査したという。ただ、百戦錬磨の上原でさえ難しさを感じたというのだから、今季の巨人ブルペンの状況が異常だったのは確かなのだろう。原監督体制となった来季の投手陣は宮本、水野両コーチが管轄する。田原によれば、すでに秋季キャンプで両コーチとはコミュニケーションを図っているといい「来年に関しては良くなるというふうに感じました」。田原との交渉にあたった大塚球団副代表も「ブルペンの不満は(首脳陣に)きちっと伝えて改善に向けてやる」と約束したが…。球団は現在ブルペン補強に乗り出しているが、併せて環境改善をどこまで実現できるかも浮上の鍵になる。
☆カープのリリーフ陣の役割分担が決まっていて、柔軟な投手起用をしないことを批判する人をよく見かけますが、そういう人は、パワプロか何かを観てるような感覚でしか、現実の野球を観ていない。生きている生身の人間がやっている、ということを、すっかり忘れている。もちろん現場の首脳陣というのは、投手の調子や疲労具合、登板間隔やリリーフ陣の役割分担など、様々なことを考慮して誰が投げるかを決めている訳です。
☆いつ出ていくか分からない、ということは、常に肩を作っておかなければならない、ということ。投げてるピッチャーがいつ崩れるかなんて、誰にも分からない。分かってたら、どの監督も継投に失敗なんてしません(笑)。ならば最低限、このケースにはこのピッチャーを使う、ということが決まっていれば、少なくとも「誰が投げるのか分からない」なんてことにはなりません。
☆裏を返せば、今年巨人の投手起用が「異常」だったのは、ローテや勝ちパターンが崩れたからなんですよね。「決められなかった」というのが、ほんとのところなんでしょうね。
☆もうひとつ、こんな話。
◇虎から移籍の鷹・松田遼は100万減 古巣との違いは「練習量」「選手の意識高い」 12/5(水) 13:48配信 Full-Count
◆わずか2試合の登板に終わり「来年は日本一の輪に入れるように」
ソフトバンクの松田遼馬投手が5日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、100万円減の1400万円で契約を更改した(金額は推定)。今季、阪神からトレードで加入した右腕だったが、移籍後はわずか2試合の登板に終わり「途中から来て、2試合しか投げられていない。もっともっと投げられるようにしたい。今年の日本一はテレビで見ていたので、来年はその輪に入れるようにやりたい」と語った。
飯田優也投手との交換トレードでソフトバンクに加入した松田遼。パ・リーグで常に優勝を争い、2年連続で日本一に立ったホークスと、古巣である阪神との違いを問われ「練習量もそうですし、選手1人1人の意識が高い。選手層も厚いですし、意識が高いというのは感じました。もっともっとやらないと、この厚い層に割ってはいれないという思いを持っています」と語った。
秋季キャンプでは「体力の無さを痛感しました。ランニングの量が多いですし、ついていくのがやっとだった」と、自らの体力不足を痛感。オフの課題には体力強化を掲げた。1月には武田翔太投手とも自主トレも行う予定にしており「武田は活躍している投手。そういう人とやれるのはプラス。吸収したい」と語っていた。
☆バカみたいな話ですが、結局強いチームというのは、よく練習してるんですよ。まーまーさんが巨人の選手の基礎体力のなさ、カープの選手の基礎体力をつける練習を褒めてらっしゃいましたが、ま、阿部や清原の体つきと、新井さんのしまった体を見ただけでも、それは十分分かると思います(笑)。
☆戦力を揃えるのは大事なことですが、戦力を揃えただけでは勝てません。もっと大事なことは、まずチームを作ること。体力をつけ、技術を養い、チームプレーができるようにする。野球はスポーツであり、団体競技なんですから、当たり前のことです。
☆で、どういうチームを作るか。そのために、どんな選手が必要なのか。
◇3連覇も丸移籍で変革期迎える広島 日本一への鍵を握る2人の「ハズレ1位」 12/5(水) 11:37配信 Full-Count
◆安部と野間は「ふるい落すための打席」を勝ち抜いてきた選手
安部友裕と野間峻祥。表立って目立つ存在ではないが、カープに欠かせない選手だ。堅守、巧打の左打者、似たタイプに見られがちだが、立ち位置はまったく異なる。悲願達成に欠かせない2つのピースに迫った。
リーグ3連覇を果たした2018年オフ、広島は1つの変革期を迎えている。中心選手だった丸佳浩がFAで巨人移籍。優勝を争う大本命のライバル球団は日に日に戦力補強を重ねている。しかしチーム周辺から焦りの声を聞くことはない。これまでやってきたことを信じ抜き、地に足をつけ来るべきシーズンに備えている。
日本シリーズ終了直後からの秋季キャンプでは伸び盛りの選手を中心に連日、激しい練習がおこなわれた。その中に安部と野間がいた。
「自分の確固たる場所を勝ち取ったり、実戦で結果を残せるというのはタイミングが重要だと思う」
こう切り出してくれたのは、東出輝裕打撃コーチ。身体は大きくなかったが、抜群の野球センスと俊足を武器にチームを引っ張り、日本代表にも選出されている。
「極端な言い方をすれば、例えば打者には振るい落とすための打席がある。開幕直後、投手を多めに登録したい時など、点差が開いていたりしたら大きな期待をかけず打席へ送る。そこで結果を出せばそのまま1軍だけど、ダメならちょっと2軍で調整となる。当落線上の選手というのはそういうものです。そういう意味では2人はその中で生き残ってきているとは言える打者だと思う」
若手がチャンスをものにしてレギュラーとして結果を残すためには、タイミングが重要だという。しかしタイミング=運のみではなく、ベースとなる確固たる実力が重要なのは言うまでもない。安部と野間に関して語ってくれた。
◆遅咲きながらチーム内屈指の実力者・安部
安部は07年高校生ドラフト1位指名、ロッテ唐川侑己の抽選を外した広島から指名を受けた。プロ3年目までは2軍で実力を磨き、4年目となる11年から少しずつであるが1軍の試合にも出場できるようになる。
飛躍となったのは17年、123試合に出場、規定打席に到達し打率.310、4本塁打、17盗塁。とくに優勝を争う阪神との対戦となった9月5日には逆転サヨナラ本塁打。翌6日には試合終盤8回に勝利へつながる価値ある同点打、と抜群の勝負強さをみせた。
「安部は2軍にいる時からしっかりとした実力があった。タイミングというか、1軍での出場機会に恵まれなかったので、どちらかといえば遅咲きで、いきなり打ち始めたように見えた。もちろん守備が安定してきたのも試合に出れる要因の1つですけどね」
2軍野手コーチ補佐を兼任した時代から見続けてきた安部の実力に関して、東出コーチは太鼓判を押してくれた。
しかし、レギュラー奪取と思われた18年は開幕から調子があがらず6月に2軍降格。1軍再昇格した8月5日のDeNA戦では、右手中指骨折。シーズン終盤に復帰し、CSでも2本塁打を放つなどしたが、本人は不甲斐ない思いをしている。
「故障したのは本当に残念だった。実際、今でも指の形が変形しているほど、けっこうな重症だったとも思う。休む期間も長かったですが、1軍には戻れた。でも完全ではなかったし、18年は最後まで納得できることはなかった。でもそれを悔やんでもしょうがない。この故障でさらに違った面というか、新しいスタイルも構築できると思う」
「故障して2軍にいる間に5キロくらいウエイトが増えた。トレーニング食事で身体が大きくなった。最初はやはり少し重くなった、という感覚はあったのですが、それに適応してきた。だから故障前とは少し異なったプレースタイルになりつつあると思いますね。以前に比べて力強さが増したような気もする」
◆真のレギュラー定着へ正念場を迎える立場の野間
野間は14年ドラフト1位、日本ハム入りした有原航平の競合抽選に外れた広島から指名された。中部学院大時代から驚異的なスピードに定評があった。チームは投手優先の獲得方針であったが、緒方孝市監督から「映像を見て感じるものがあった」というプッシュもあったという。実際、大きな期待を受け1年目から127試合に起用された。しかし2年目は21試合、3年目はおもに代走、守備固めで98試合の出場となった。そして迎えた18年、開幕直後に不動のレギュラーであった丸佳浩、鈴木誠也が故障。チャンスをもらった形の野間が結果を残し、その後も試合に出続けた。
「足と守備が強みと言われてきましたけど、それだけではなく打てないとまったく意味がない。というか試合にすら出られないと思う。それくらいうちの野手陣はレベルが高い。足を活かしてというのももちろんだけど、しっかりと打ち返すことができるようになりたい。打席では右肩を開かないで最短距離で打ち返す。これを徹底的に意識している」
「身体は少し大きくなったと思う。大きくなった当初は重くてスピードは大丈夫かな、とも思った。でもその部分はやっていくうちに慣れてきたというか。筋力もその重さに合わせてついたと思うので、自分の中の感覚ではスピードに関してはまったく変わらないと思う。長打も出るようになったけど、それでスピードまでなくなったら意味がないと思う」
それまで見受けられた、転がして一塁を走り抜けるような打撃でなく、しっかり振り切ったスイングができつつある。5月19日のヤクルト戦では満塁本塁打も放ってみせた。野間本人も少しずつであるが手応えを感じているようだが、東出コーチが求めるレベルは遥か遠くにある。
「野間は現状ではまったくの発展途上。18年に多少、結果が出たのは、たまたま良い状態の時に試合に出て、良い結果も出た。それがしばらく続いたので試合にも出続けることができた。打者としてはまだまだ、だから、これからさらにレベルアップする必要がある。そうしないと苦労するという話はよくしています。だからこそ、このオフからが重要になる」
同じ左打者で結果を残したが、安部と野間は大きく異なる。秋季キャンプから強化選手として連日、東出コーチが指導する姿が見受けられる。
◆「ハズレ1位」
安部、野間の2人とも世間的にはそう呼ばれる形でのプロ入りだった。しかし、勝負は全てプロ入り後。どんなに華麗な遍歴を抱えていても、言葉は悪いが消えていった選手も数多い。そんな世界で勝ち残るのに何が必要なのか、は本人たちが重々承知している。
チャンスは準備を重ねた者のみに降り立つ。まさにこれらを体現している選手たちではなかろうか。決して全国区で目立つ存在ではない。しかしこういう選手たちが着実に結果を残すチームは強い。広島に携わるものすべてが、2人の重要性は十二分にわかっている。目指すべき次なる高みは1つしかない。35年ぶりの日本一へ、すでに視界良好である。
(山岡則夫 / Norio Yamaoka)
山岡則夫 プロフィール
1972年島根県出身。千葉大学卒業後、アパレル会社勤務などを経て01年にInnings,Co.を設立、雑誌Ballpark Time!を発刊。現在はBallparkレーベルとして様々な書籍、雑誌を企画、製作するほか、多くの雑誌やホームページに寄稿している。最新刊は「岩隈久志のピッチングバイブル」、「躍進する広島カープを支える選手たち」(株式会社舵社)。Ballpark Time!オフィシャルページにて取材日記を定期的に更新中。
☆例えば西川くんも、バッティングに関しては天才的なものを持ってますが、試合の中で、チームに貢献できる「主力」という点では、安部に軍配が上がります。で、野間くんはようやく試合で結果を出せるようになりましたが、「1番のバッティング」をするのか、「3番のバッティング」をするのか。今は「1番のバッティング」に近く、ようやく粘れるようになってきましたが、常に打席を作って自分のバッティングをする、というところまでは行っていません。
☆丸が抜けたことで、「補強が必要だ」と言っている人がいますが、カープというチームを、全然分かっていない。そもそも丸は、補強をせず、我慢して使い、あそこまで育てた選手。そういうことをしていかない限り、カープは強くならない、ということです。もちろん丸だけでなく、そうやって選手を育てて、チームを作ってきたからこそ、今のカープがある。
☆そういう意味でも、新井さんというのは、カープを象徴する選手なんですね。阪神では「競争」することもなく外国人にポジションを奪われ、自由契約となってカープに復帰すると、カープで大活躍。その後チームは若手を起用することを優先し、新井さんの出番は減ります。新井さん本人も、若手が育つことを願い、引退。一方の阪神は、大枚はたいて連れてきた外国人選手ロサリオが働かず、チームは最下位。頼りはFAで獲った福留・糸井のみで、若手はなかなか育っていません。
☆普通、100打点挙げて、MVPを取るようなベテランだったら、頼りますよ、その人に。でもカープは、新井さんに頼らなければならないようなチーム作りはしていない。丸は「大物」になりましたが、その大物が抜けたからといって、じゃあ大物を補強しよう、なんてチーム作りはしてないんです。
◇広島の強打者・新井貴浩を作ったもの―「練習は嘘つかない。やったもん勝ち」 12/5(水) 19:18配信 Full-Count
◆広島の練習は「とにかくキツかった」、両親に感謝「丈夫な体に産んで育ててくれた」
2018年シーズンを最後に、20年間の現役生活にピリオドを打った広島の新井貴浩氏。DAZNでは、オフの新番組「Home of Baseball」の配信を2日から開始し、その中で新井氏へのロングインタビューを行った。2016年に現役引退した黒田博樹氏とともに、広島のレジェンドとして巨人に続く2球団目となるセ・リーグ3連覇に貢献した新井氏が、カープへのチーム愛、選手たちとの絆、自らの歩んできた道について語り尽くした。最終回は20年の現役生活を振り返り、自分を支えてきたものについて語っている。
新井氏は決してエリートコースを歩んできたスラッガーではない。プロ入りも1998年ドラフト6位と下位指名。東都大学リーグの名門・駒大の出身で、リーグの打点王・ベストナインに選ばれた経験はあるものの、大学時代の本塁打はわずか2本。広島工高時代も甲子園には縁がなかった。カープ名物の猛練習で鍛え上げられ、プロ野球でも屈指の強打者になった努力の人だ。
「まずはやっぱり両親ですよね。丈夫な体に産んで、育ててくれましたから。僕なんか特にセンスがあったわけでもないですし、それがこうしてできたっていうのもカープの厳しい練習に耐えられた体があってこそなので、やっぱり両親に一番感謝しています」
プロでの練習は、キツく苦しいということしかなかった。
「(練習は)全部キツいですね。もう入団して何年かは本当に苦しかった。どうやって手を抜こうかとばかり考えてましたからね。キャンプはキャンプでキツいですし、シーズン入っても『お前らなんかにシーズンもクソもない、もう1年中キャンプだ』ってずっとキャンプみたいなことやらされてましたから。とにかくキツかったです」
自主性も何もない、ついていくのが精いっぱいの猛練習。考える余裕などなかったが、それが身になったからこそ今の自分がある。だから、新井氏は「やらされる練習でも身になるものはある」という、独特の考えを持っている。
◆「やらされる練習でも身につくものはある。やったもの勝ちの世界」
「確かに、間違った方向で同じことを繰り返したら、回り道が長くなるかも知れないけれども、最終的にはやったもの勝ちなんですよね。練習は嘘をつかないですし、やったもん勝ちですよね。何もしなくて休んでてうまくなるような甘いものじゃないので、やればやるだけ生き残っていく世界でしょうね」
何も考えず、がむしゃらに練習することは、多少方向性が間違っていたとしても、決して無駄にならない。身体を動かさないと、身につくことはない――という論理だ。自分をいじめ抜いてこそ、得られるものがあるというのは、猛練習でキャリアを作ってきた新井氏だからこそ言える言葉だ。
だから、ユニホームを脱いだ今でも、まだ引退したという実感はないという。
「まだ(現役生活が)終わったばかりなんで、実感というのはないですね。2月1日、キャンプが始まった時に、自分がユニフォーム着てないぐらいから、だんだん実感するんじゃないでしょうかね、いろいろなことを」
ユニホームを泥にまみれさせる練習こそが、新井氏の現役選手としてのアイデンティティをもっとも見せる場所。来年2月1日、1年間を戦い抜くための練習をする春季キャンプに参加することがもうないと再認識した時、初めて引退したという実感がわくだろうと新井氏自身が感じている。
◆「広島に戻ってよかった」「感謝の気持ちしかない」
広島だけでなく、フリーエージェント(FA)で阪神に移籍し、伝統球団で中軸を担う重圧も経験してきた。そして、戻ることはないと思っていた広島に戻り、球団史上初のセ・リーグ3連覇という結果を残して選手生活を終えた。
「僕は1回違うチームに出ていますし、それでも帰って来いって球団に言っていただいて、また帰ったら帰ったであんなすごい大歓声で迎え入れてくれたので、本当に『ありがとうございます』という感謝の気持ちしかないですよね。『帰って来い』って言っていただいた時は嬉しかったですし、びっくりしましたし、帰りたいって気持ちはあったんですけれども、実際すごく悩んでたんですよね。今さらのこのこ帰れないっていう気持ちがあって、出る時はもう二度と戻れないと思って覚悟決めて出て行きましたし、そういった中で迎え入れてくれて、本当に戻ってよかったなという気持ちですね」
だから、日本シリーズでソフトバンクに敗れた後も、悔しさよりすがすがしい気持ちの方が強かったという。
「悔しさがないといったら嘘になるんですけれども、それ以上にありがとうございましたという気持ちの方が大きいですね。最後の年にまた優勝させてもらって、また引退発表した後でも、後輩たちがちょっとでも長く新井さんとやりたいとたくさん言ってくれたので、本当に嬉しかったですね」
背負ったものをおろした今は、まず家族と濃密な時間を過ごしたいという。
「(先のことは)僕も分からないですよね。どういう風になるのかは、まだ終わったばかりですしね……。僕、あまり趣味がある方じゃないので、とにかくもうのんびりしたいですよね。あとは家族ですよね。4年間単身でしたので、家族との時間を大切にしたいと思っています」
今は20年間走り続けた疲れをとり、その後は外から野球を見つめた上で、いずれはカープを率いる将に……。一度は他球団に出た新井氏を温かく受け入れてくれたファンは、いつかグラウンドに戻ってくることを待ち望んでいる。
☆一生懸命練習して、試合に出ることによって、若手は育ちます。新井さんは、それを体現した人。ソフトバンクの松田遼は自分の基礎体力のなさを吐露してましたが、やはり練習が足りないんですよ、要するに。で、「下手」だった新井さんは、ここまでの選手になったんですから、ほんとに練習してたんですよ。
☆新井さんのような選手は、カープだからこそ生きる。阪神からカープに戻ってきて、新井さんもそれをしみじみ実感したんじゃないでしょうか。そして新井さんのような選手を獲るからこそ、カープは強い。そしてだからこそ新井さんも、自分と同じように、よく練習して、素直で明るい今のカープの若手が、我が子のようにかわいいんでしょうね。
☆で、そんな「新井さん」になろうとしてる、この人。
◇広島・永川、投手陣の新井になる 投手最年長37歳-背中で語ります 12/5(水) 9:00配信 デイリースポーツ
広島・永川勝浩投手(37)が3日(日本時間4日)、優勝旅行先のハワイで、チーム最年長投手として、今季限りで現役を引退した新井貴浩氏(41)のような姿勢を後輩に見せる意思を示した。「新井さんは自分から教えるというよりも、やっていることがみんながいいと思っているんだと思う。そういうイメージかな」とうなずいた。
もちろん「一生懸命練習をするのは当たり前」と説く。その中で、自身も新井氏の姿から好影響を受けたからこそ、懸命さを形で示す思いが心に満ちた。「そうしないといけないと、いま一度呼び起こしてもらったような感じ」と振り返った。
今季は、昨秋の左膝クリーニング手術を経て、16年以来の1軍登板を果たすなど22試合に登板。プロ17年目の来季へ「自分がうまくなるために一生懸命やるだけ」と進化を求めるとともに、「それを彼ら(後輩)がどう捉えるか」と自身の背中が何かしらの好影響を及ぼすことを願っている。
優勝旅行には初参加で、この日は球団主催のゴルフコンペ・オーナー杯で一岡、大瀬良、九里と盛り上がりながらラウンドした。リーグ3連覇のご褒美を堪能する期間を経て、がむしゃらに汗を流す日々を過ごしていく。
☆確実に衰えていく体と戦いながら、またそういう体と付き合いながら、さらに上手くなろうと努力する。ベテランが何とか頑張ろうとするその姿は若手にも刺激になるだろうし、その努力の末、結果を出せば、それが説得力の裏付けとなって、若手はさらに頑張ろうと思うでしょう。未熟でも、あるいは一定のレベルに達していても、努力しなきゃより上へは行けないんだな、と。
☆黒田さんも新井さんも去りましたから、ベテラン、となると、石原や、永川さん。赤松は、ベテランであるのに加え、病気と戦う姿は、同じ病を抱えている人のみならず、その頑張る姿は、ナインに大きな力を与えると思います。
☆おしまいは、殿堂入りの話。
◇野球殿堂入り候補発表 前田智徳氏、山崎武司氏、掛布雅之氏ら新たに候補入り 12/5(水) 18:39配信 Full-Count
◆プレーヤー表彰とエキスパート表彰の2部門で計9人が新候補
公益財団法人の野球殿堂博物館は5日、「平成31年野球殿堂入り 競技者表彰 候補者」を発表した。
競技者表彰はプレーヤー表彰とエキスパート表彰の2部門からなり、「平成31年野球殿堂入り通知式(競技者表彰及び特別表彰)」は、来年1月15日に、館内の野球殿堂ホールで行われる。
プレーヤー表彰の新候補者は6人。石井一久氏、桧山進次郎氏、前田智徳氏、宮本慎也氏、山崎武司氏、アレックス・ラミレス氏が候補入りした。前回の候補者として、元巨人の桑田真澄氏、元ダイエー、巨人の小久保裕紀氏ら12人も残っており、計18人が候補となる。
また、エキスパート表彰では、尾花高夫氏、掛布雅之氏、梨田昌孝氏の3人が新たに候補入り。前回からの候補者は、権藤博氏、田淵幸一氏、岡田彰布氏ら12人で、計15人が候補となっている。
☆前田さんが殿堂入りの候補ですか。何かピンと来ませんね。時が流れるのは、本当に早いものです。
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source : K.Oのカープ・ブログ。