2018年12月8日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'18.12.7、5番死守・来季完走・データで今季を振り返る。


☆さて、まずは松山の話題から。


◇広島松山「誠也のあと面白い」丸抜け3より5番死守 12/7(金) 7:43配信 日刊スポーツ

 広島松山が5番を死守し、4番鈴木とのコンビで「丸ロス」払拭(ふっしょく)を誓った。丸が巨人へFA移籍し、空席となった3番候補の1人。緒方監督も「大きいのを打てる選手を入れてもいい」と構想を描くが、松山は「誠也のあとは結構面白い」とあくまでも5番にこだわる。「2人とどっちと勝負してもダメという状況を作れれば、すごく相手も怖いだろうなと思う」。個人として規定打席に初到達した上でのリーグ3連覇。余韻に浸る優勝旅行先のハワイで、来季の打線における自らの役割に思いを巡らせた。

 例年通り1月は地元、鹿児島・大崎町で始動する。13年から続け、町の協力もあって使用する町内のトレーニング施設は年々、器具が増え、練習効率も上がっている。今回は砂浜でのダッシュも増やす予定。ベスト体重95~96キロを維持しながら筋肉量を上げ、長打力に磨きをかけるつもりだ。(ホノルル=前原淳)


☆結局相乗効果でですね、下位が嫌な打線というのは、上位と対戦する時にも、よりプレッシャーがかかるし、勝負を避ければいい、という風にもならない。5番の役割ももちろん大事ですが、6・7番がどれだけ充実するかというのは、カープのようなチームの場合、とても重要なんですね。


☆もう1つ大事なのが、もちろん投手陣。


◇広島・九里 来季完走だ 目標は「ローテを守れる投手」 2018年12月7日 05:30 スポニチアネックス

 ハワイ優勝旅行に参加する広島・九里は来季目標に先発投手としてのシーズン初完走を掲げた。「今年も1年間通しては先発を守っていない。何とか開幕からローテーションを守れる投手になりたい」。5月から先発陣の一角を担って8勝4敗でリーグ3連覇に貢献。日本シリーズでも先発3番手にまで評価を上げるなど少なくない充実感は残った。

 ただ、振り返れば、開幕当初は中継ぎだった。今春は天候に恵まれず1軍オープン戦での登板は1度のみ。不運な形でアピール機会が不足し、結果的に“先発6番手”を2年目の高橋昂に譲る無念のスタートに甘んじた。

 「1年間しっかりローテを守るためには安定した投球をしないといけない。1年間ローテーションで回れれば、いろんなものも見えてくると思う」

 一定の実績を残したことから来春キャンプ序盤の調整については任される見通しながら、「キャンプが始まった時にアピールしないといけない立場。しっかりアピールできるようにやっていくだけ」と従来通り全開で挑む考え。まずは今季逃した開幕ローテーション入りを最初の関門として見据えた。


☆シーズン終盤の安定度は、「こりゃ遂に九里くんも覚醒か」というほどのものでしたが、日本シリーズでは、序盤は良かったにもかかわらず、警戒しすぎて失点してしまいました。でもこれは逆に言えば、攻めのピッチング、自分のピッチングをすれば、やはり抑えられる、ということの証明にもなったと思います。


☆丸が抜けましたから、より一層、投手陣、特に先発陣の奮起が求められます。てな訳で、「データで今季を振り返る」。


◇3年連続で40回以上の逆転勝利も、投手陣は…データで今季を振り返る【広島編】 12/7(金) 7:20配信 Full-Count

◆球団史上初の3連覇を達成、広島の強さと課題をデータで分析


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広島の得点と失点の移動平均グラフ


 球団史上初の3連覇を成し遂げた広島カープ。セ・リーグでの3連覇は巨人以外のチームでは初となる快挙です。今年も投打が噛み合い、2位以下に大差をつけて駆け抜けた2018年のペナントレースにおいてチームがどの時期にどのような波に乗れたかを、得点と失点の移動平均を使って検証してみます。移動平均とは大きく変動する時系列データの大まかな傾向を読み取るための統計指標です。

 グラフでは9試合ごとの得点と失点の移動平均の推移を折れ線で示し、

 得点>失点の期間はレッドゾーン

 失点>得点の期間はブルーゾーン
 
 として表しています。

「タナキクマルセイヤ」とも称されたほぼ固定のメンバーで上位打線を組み、リーグ随一の得点力を誇ってきた広島カープ。今季も開幕4連勝と幸先の良いスタートを切ったのもつかの間、3戦目から鈴木誠也が下半身の張りを訴え欠場。4月4日に登録を抹消されると、9試合で3勝6敗とペースダウンしました。その後、2回の5連勝で持ち直し、鈴木誠也も抹消後2週間で1軍復帰。そのままスタートダッシュに入るかと思われた4月28日、今度は丸佳浩が守備時に右太もも裏を痛めて交代。翌29日に登録抹消され、足掛け6年続いていた丸の連続出場は700試合で止まりました。

 主砲たちの欠場というピンチを松山が4番打者として打率.278、OPS(出塁率+長打率).831、3番打者としてバティスタが打率.283、OPS.943と補完。そして、センターのスタメンとして起用された14年ドラフト1位、25歳の野間峻祥が5月の月間打率.380、OPS.957とブレーク。シーズン初期での首位固めに貢献します。野間は丸復帰後もレフトのスタメンとして多く起用され、8月後半から1か月間は田中広輔に代わり1番打者を務めるほどになり、4年目で初めて規定打席に到達する活躍を見せました。


◆「逆転の広島」は今年も健在、それだけ先制を許しており…

 他のセ・リーグ5球団にとって勝率5割ラインがなかなか超えられない壁になっている最中、5月以降も着実に勝ち星を重ねていくカープ。交流戦は7勝11敗と負け越しでしたが、その期間を除けばほぼ厚いレッドゾーンとなっているグラフがシーズンの首位独走を物語っています。セ・リーグ6球団だけでの戦績は

1位 広島 75勝48敗 勝率.610
2位 ヤクルト 63勝60敗 勝率.512 ゲーム差12.0
3位 巨人 59勝61敗 勝率.492 ゲーム差2.5

 と、6割1分の勝率を残しています。対戦成績をみると、中日に11勝14敗と負け越している以外は、巨人から10、ヤクルトからは13の勝ち越しを稼いでいます。

 チーム得点721、1試合平均5.04は昨年より少ないですが、それでも2年連続で700得点以上、1試合平均5点以上と攻撃力はリーグでも群を抜いています。そして今年も82勝のうち41勝が逆転勝ちとなり、3年連続で40回以上の逆転勝利を飾り、「逆転の広島」は今年も健在でした。

 ただ逆転が多いということはそれだけ先制もされているということで、防御率4点台(4.12)での優勝はセ・リーグでは1978年ヤクルト、1985年阪神以来3度目です。この防御率でもリーグ3位であったということは、今年のセ・リーグが打高投低だったことの表れでしょう。今季の勝ち頭は大瀬良大地で15勝7敗、勝率.682で最多勝と最高勝率の2冠を獲得、クオリティスタート(QS)21、QS率77.8%もリーグトップです。なお、3連覇中の広島の最多勝が

2016年 野村祐輔
2017年 薮田和樹
2018年 大瀬良大地

 と毎年違うのも、前田健太移籍後は絶対的エースのいない広島投手陣を象徴しています。規定投球回数を超えたのも大瀬良とジョンソンのみ、優勝チームで完封投手が0だったというのは史上初です(完投は大瀬良2、九里亜蓮1)。

 セ・リーグでは圧倒的優位で3連覇、日本シリーズ進出を決めたカープでしたが、日本シリーズではホークス相手に8度の盗塁を試みて全て失敗、2度本塁での憤死もあり、足を使った攻撃を封じられしまいます。実はシーズン中も盗塁に関しては、数こそ95とトップですが盗塁刺も45でワースト。成功率66%、盗塁による得点価値を示すwSBも-3.67とマイナスの効果になっています。チームで盗塁成功率を高める対策を講じる必要があります。


◆4連覇へ向けて若手の成長で「丸ロス」をどこまで埋められるか


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広島の各ポジションごとの得点力グラフ


◯ポジション別得点力

 次に、広島カープの各ポジションの得点力が両リーグ平均に比べてどれだけ優れているか(もしくは劣っているか)をグラフで示して見ました。そして、その弱点をドラフトでどのように補って見たのかを検証してみます。

 グラフは、野手はポジションごとのwRAA、投手はRSAAを表しており、赤ならプラスで平均より高く、青ならマイナスで平均より低いことになります。

 センター丸、ライト鈴木の大きな貢献が目を惹きます。田中が務めたショート、そして106試合に出場し打率.305、OPS.893と打撃で大きな貢献を果たした會澤翼が主に務めたキャッチャーの攻撃力がプラス評価となっています。

 足や守備の貢献は大きいものの、浅村栄斗や山田哲人など並み居る強打者が揃うセカンドの中では、今季の菊池涼介の攻撃力評価はマイナスということになります。また一塁手、三塁手、左翼手の評価もマイナスとリーグ随一の攻撃力を誇るカープにしては、マイナスが目立つグラフとなっています。この状況を把握してか、ドラフトでは高校生内野手を4人指名しており、これを数か年計画で補強しようとする姿勢が見えます。

 1位指名は報徳学園の小園海斗。4球団競合となり、緒方監督がくじを引き当て交渉権を獲得しました。小園は甲子園に2回出場、通算打率.433、OPS 1.236と高水準の数値を残しています。18年夏の甲子園での初戦で大会タイ記録となる1試合3本の二塁打を放ち、強烈なインパクトを与えました。俊足で強肩、菊池と同様の深い守備位置をとり、守備範囲が広いのも特徴です。

 投手の補強としては、2位に大瀬良の後輩にあたる福岡六大学リーグ・九州共立大学の島内颯太郎を指名しまていす。4年生夏に152キロを記録するなどストレートが持ち味で、即戦力とはならずとも数年後の先発投手陣の一角を狙える好投手と言えそうです。

 外野手として6位に東都大学リーグ・亜細亜大学の正随優弥を指名しています。大阪桐蔭高校時代は4番も務め、大学では1年生春からレギュラーとして出場。通算打率.260、9本塁打、OPS.801を記録しています。大きな変動があったカープ外野手陣の一角を狙う可能性がある逸材です。

 2年連続でセ・リーグMVP、もとより選球眼の良さで高い出塁率を誇り、今季は歴代4位のシーズン130四球、歴代8位のシーズン出塁率.468を記録。また今季は本塁打39、長打率.627で自身初のシーズOPS1.000超え(1.096)を果たし、カープに大きく貢献してきた丸佳浩がFA宣言し、巨人への移籍を決断しました。来季はセンターとして野間が、レフトには主にバティスタが起用されることが予想されます。また、23歳の西川龍馬、25歳のメヒア、20歳の坂倉将吾などのプロスペクトがおり、彼らの成長によって「丸ロス」をどこまで埋められるかが広島4連覇のカギとなりそうです。

(鳥越規央 / Norio Torigoe)

鳥越規央 プロフィール
統計学者/江戸川大学客員教授
「セイバーメトリクス」(※野球等において、選手データを統計学的見地から客観的に分析し、評価や戦略を立てる際に活用する分析方法)の日本での第一人者。野球の他にも、サッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行なっている。また、テレビ番組の監修や、「AKB48選抜じゃんけん大会」の組み合わせなどエンターテインメント業界でも活躍。JAPAN MENSAの会員。一般社団法人日本セイバーメトリクス協会会長。
セイバーメトリクストークイベント「セイバー語リクスナイト2.5」2019年1月29日開催
文化放送「ライオンズナイター(Lプロ)」出演
千葉ロッテマリーンズ「データで楽しむ野球観戦」イベント開催中


☆まず投手陣ですが、まずは数字云々の前に、常に先発が6枚揃うこと。ジョンソン・大瀬良くん・野村くん・九里くんが年間を通してローテを守れば、残り2枚を誰かが担う、という形ができます。むしろここは若手を試す意味も含めて、流動的に運用した方がいいくらい。


☆また中継ぎは、今村くんの復活が必須。ジャクソンが去り、ヘルウェグと新外国人のレグナルトはいますが、ここは最初から計算しない方がいい。となると、今村くんがどれだけ働けるかが、勝ちパターンにせよそれ以外にせよ、重要になってきます。また先を考えれば、若手の中継ぎが是非とも出てきてほしい。藤井皓くんはもちろん、長井くんやケムナくん、平岡くん、左は高橋樹くんや塹江くん。今年の高卒ルーキー勢、山口くんや遠藤くんも楽しみ。加藤くんもリリーフの方が面白いかも。また中堅・ベテランが少ないので、菊池保を獲ったのは、いい補強だと思います。左ということで言えば、今年は戸田くんがポイントになるかも。


☆打線は、まずは安部が年間を通して出ること。そうなると、レフトとファーストを松山・バティスタ・西川くん・下水流あたりで争う形になります。あ、堂林くんも(笑)。坂倉くんのバッティングも見たいところ。外野での起用もあっていいと思います。そうすれば、リードにしろビハインドにしろ点差の開いた場面でキャッチャーに回す、ということもできます。


☆後は、菊池涼ですね。


☆さて、その若手ピッチャーの中で期待の、ケムナくん。


◇広島・ケムナ ソフトバンク武田塾入門で飛躍だ 12/7(金) 16:32配信 東スポWeb

 2年目の飛躍に向け、広島のケムナ誠投手(23)が“武田塾”をきっかけにしようと燃えている。

 米国人の父と日本人の母を持つ192センチの右腕はルーキーイヤーの今季、一軍登板はなく二軍戦で15試合に登板。21回2/3を投げて防御率4・57に終わった。担当した田村スカウトからは「1年目は体をつくって、2年目で一軍に出られるように頑張ろう」と声を掛けられたといい、ケムナは「(来年の)春季キャンプで沖縄に行けたら」と一軍メンバー入りを目指している。

 そんな中、ファームでソフトバンクと試合を行った際、日南高出身のケムナ、宮崎日大高出身の3年目右腕・横山とソフトバンク・武田で会話を交わす機会があり、武田から自主トレの話を持ち掛けられたという。合同自主トレは15日に福岡で開始するが、ケムナは「同じ宮崎つながりということで武田さんに『おれのところに来い』と言ってもらった。武田さんの家は改造してマウンドやハイスピードカメラもあると聞いた。体の使い方やカーブのヒントもつかめたら」と練習後も武田邸を訪問して密着する決意だ。

 直球は最速151キロ、常時140キロ台後半を記録するなど、力強い投球が持ち味のケムナだが、高めに浮いてしまうことが課題。「CSや日本シリーズを見ていて武田さんは低め、低めに球を集めていた。“低めの極意”みたいなものを学びたい」。リリースポイントを一定に保つためにフォーム等のアドバイスも仰ぐが「シーズン中は何でも聞き入れて訳が分からなくなり、沢崎さん(二軍投手コーチ)からはよく『バカ真面目』と言われた。取り入れるものとそうでないものを考えながらやっていけたら」と話す。今季は高卒2年目のアドゥワがブレークしたように若手へのチャンスは決して少なくない。高1までプロサーファーを目指し、野球に転向したのは高2という異色のハーフ右腕の成長ぶりから目が離せない。


☆結局、「自分では分からない」では、人から聞いても消化できないんですよね。ある程度「こういうピッチャーになりたい」とか、「ここをこう改善したい」とかいうものがなければ、結局人から聞いても迷ってしまいます。


☆球速が上がれば制球が乱れる、コントロールを重視すれば球威が落ちる。これは誰でもそうで、その「ちょうどいいところ」を知ってるのが、1軍の一流のピッチャーなんですよね。大瀬良くんなんかも今年制球が安定しましたが、140㎞後半のボールを揃えてくるんですよね。これは、菅野あたりもそう。




☆さて、今日の丸さんネタ(笑)。


◇広島でヒーローだった丸は、巨人でも活躍できるのか 12/7(金) 7:40配信 ITmedia ビジネスオンライン

◆カープで育った丸は、巨人でも活躍できる?

 球界の勢力図が一変するかもしれない。広島東洋カープの丸佳浩外野手がFAで巨人へ移籍した。2年連続MVPに輝いたスター選手の退団は、常勝軍団カープにとって間違いなく痛恨だ。鯉党から落胆の声が響き渡っているのは言うまでもない。対照的に移籍先のG党は、多くが狂喜乱舞していることだろう。

 獲得を熱望していた巨人・原辰徳監督も、丸の移籍決断を耳にした直後はメディアの前に姿を見せ、目尻が下がりっ放しだった。これだけ当人の去就決定によって両チームを巡る明暗がくっきりとあらわになり、大きな波紋を呼ぶFA移籍選手も近年では珍しい。つまり、それだけ丸がインパクトのある選手ということだ。

 何はともあれ、丸の決断には敬意を表さなければいけないと考えている。報道によれば、巨人の提示条件は5年総額35億円。年俸で換算すれば広島、そして他に獲得へ名乗りを挙げていた千葉ロッテマーリンズと比較しても群を抜いていた。

 かつて東北楽天ゴールデンイーグルスからニューヨーク・ヤンキースへ超破格の条件で移籍した田中将大投手にイチローが「このオファーを受けたことへの覚悟と自信に、敬意が払われるべきだろう」と激励を込めて口にしたことがあった。田中ほどのスケールではないにしても、これになぞらえれば、丸が3球団の中で最も高額な条件を提示した巨人を選んだことは、それなりの「覚悟と自信」があってのものだと思う。

 愛着のあるはずの広島、そして出身地の千葉をホームグラウンドとするロッテのオファーを蹴り、ジャイアンツ入りを決断すれば「カネの亡者」と猛烈なバッシングを浴びることは、必然の流れだったと言い切っていい。事実、今の世の中はそのような風潮になっているが、それは丸本人もきっと覚悟の上だったはずである。

 もしかすると「少年時代から大の巨人ファンで今も密かに憧れを抱いている」というウワサもあることから、実際のところ、本音として条件面は二の次で純粋にYGユニホームへ袖を通したかったのかもしれない。しかし、それが仮に本当だったとしても、大半の鯉党は「それならば大好きな球団へ行ってくださいね」と簡単に許してしまうほど優しくはない。

 百歩譲って、移籍先がパ・リーグのロッテならば、ここまで大きな騒ぎにはなっていないだろう。全国にアンチファンがワンサカといる巨人とあっては古巣の地元・広島市民が「丸よ、一体どういうつもりなんだ」と声をそろえたくなる気持ちも分かる。


◆温室で育った丸は、活躍できるのか

 ネット上では、丸に対しての激しい批判が沈静化していない。その一方で、「いや、丸はカープのためにこれまでよくやってくれたから素直にありがとうと言うべきだ」「功労者を快く送り出すべきで、バッシングするやつは心が狭い」などといった穏健派のコメントも散見されるが、こういうトーンの書き込みはほんのわずかだ。

 おそらく丸は生まれて初めて味わう「ヒールの心境」に、直面しているはずである。これまでカープ一筋だったことで、メディアは言わば“オール与党”。広島・松田元オーナーにニラまれれば出入り禁止の処置が即座に下される可能性が高い背景があることから、各メディアの番記者たちはカープへの批判的な記事をほとんど書けない現状がある。この恩恵にあずかる形で丸はこれまでメディアからのバッシングを浴びることなく、ぬくぬくと温室育ちの中で急成長を遂げてきた。

 念のために断っておくが、別にカープの環境が「緩い」と言っているわけではない。カープの練習量が12球団の中でも1、2を争うほど厳しいことぐらい、球界に携わる人間ならば百も承知だ。あくまでも対メディアの面で、広島は巨人と比較して「緩い」というより、「恵まれている」という意味である。

 そりゃあ、そうだろう。これまでは少々打てなくても、ミスをしても、ブッ叩かれることはほとんどなかったからだ。だが、さまざまな意味で衆人環視のもとにさらされる巨人ではそうもいかなくなる。

 そういう“オール与党”の中でプレーし続けていた丸が、いきなり自分の一挙一動に全国レベルで注目され、活躍できなければ即座に手のひら返しで叩かれまくるジャイアンツで、今までのような好成績を残すことが果たしてできるのか。事情通は次のように解説する。


◆鯉党からの大バッシングはまだ序の口

 「カープ時代の丸は、チクリと刺すような記事を書いた記者に対して、激しく罵倒したことがあったようだ。そういう話を耳にすると、とてもじゃないが巨人の環境下で耐えられないのでないかという疑念も沸いてくる。最初のうちはお客さん扱いで何をやっても賞賛の嵐だろうが、ひとたび結果が出なくなれば『給料泥棒』『銭ゲバ』と罵倒され、メンタルもズタズタに破壊されるだろう。

 カープのOBたちも丸に『そういう境遇に耐えられるのか。お前には無理じゃ』と進言していたそうだが、逆に本人は『じゃあ、やってやりますよ』と火がついてしまったと聞く。説得するはずが移籍に拍車をかけてしまったとしたら、それこそ皮肉な話だが……。

 いずれにしても、そういう裏話を考えれば丸本人は、今もカープファンから裏切り者呼ばわりされていることは想定内で、“批判上等”ぐらいに思っているのかもしれない」

 とはいえ、今沸き起こっている鯉党からの大バッシングはまだ序の口。本当の勝負は言うまでもなく開幕後だ。活躍しようがしまいが、1つ確実に待っているのはかつての古巣本拠地・マツダスタジアムが“スーパーアウェー”と化すことである。

 かつて大声援を浴びていたホームグラウンドが打って変わって殺伐とした雰囲気となり、そこで意を決しながら怨敵として戦わなければいけない。これは我々が考える以上に相当なメンタルの強さがなければ、普通にプレーはできないだろう。

 その丸に関して一部からは「カープとマツダスタジアムのナイターで戦った後の夜道は“護衛付き”じゃなきゃ歩けないんじゃないか」と笑うに笑えない冗談まで向けられているほどである。

 ただ、巨人側からしてみれば、辛酸をなめさせられ続けた敵地での広島戦で丸にフル稼働してもらわなければ、大枚をはたいて獲得した意味がなくなる。無論、そうした期待値があることも、丸は胸に刻み込んで巨人移籍を決意したのだろう。


◆丸の「覚悟と自信」が試される

 阪神タイガースからUターンして広島で今季引退した新井貴浩のようなケースはまれだ。阪神以上にどうしても嫌悪される巨人入りを選んだ時点で、丸は広島と決別する決心を固めたはず。

 カープ残留ならば将来の監督手形もきっと約束されたであろう未来を捨て、たとえ破格の好条件でも最後は冷遇されがちな外様としての巨人入りをあえて選択した道のりは正しかったのか。赤ヘルからジャイアンツの一員となる丸の「覚悟と自信」が試される。

(臼北信行)


☆ま、叩いてる、ったって、あくまでネット上の話ですけどね。今は誰でも発信できる時代ですから。


◇「最も高い評価の巨人に行く」当然の選択の丸が広島ファンに叩かれる異常さを指摘しないのはなぜか? 12/7(金) 15:07 豊浦彰太郎

 広島カープのHeart & Soulだった丸佳浩の巨人移籍が波紋を呼んでいる。ネット上には嘆きを超えてバッシングとも取れるファンの声が飛び交っている。彼は当然の権利を行使しただけなのだが、その状況の異常さを指摘するメディアがほとんど存在しないのはさらに残念だ。

 こんな記事が掲載されていた。

広島でヒーローだった丸は、巨人でも活躍できるのか

 内容はざっくり言うと、「熱狂的な広島ファンを敵に回した丸はこれから大変だぞ」ということだ。

 このことは全く事実なのだが、取材対象である各球団とぬるま湯関係の既存スポーツ媒体によるものなら理解できる。まあ、そんなものだからだ。

 注目すべきは、媒体が「IT media ビジネスONLINE」というれっきしとしたビジネスサイトであることだ。

 経済・ビジネス媒体のオンラインサイトがスポーツ関係の記事を掲載することは一般的だ。しかし、そこはビジネス系。単に「勝った、負けた」ではなく、ビジネスとしての側面を取り上げたり、そこからビジネスマンとして学ぶべきポイントを抽出するケースが多い。しかし、この記事の内容はスポーツの結果とポルノ記事を同居させる紙媒体のそれとほとんど選ぶところがない。

 なにも、IT mediaビジネスONLINEがけしからん、と言いたいのではない。

 丸の巨人移籍に関しては、もっと伝えるべき事実があると思う。プロ野球選手はプロ入り時には球団選択の自由がなく、国内FA権を得るまで原則として8シーズンも過ごさねばならないこと。その間対等な年俸交渉も事実上不可能なこと。さらには、FAとなるに当たっては、「宣言」などという踏み絵的なプロセスを経ねばならないこと。丸はその状態で規定の年数を過ごし、素晴らしい成績を残し自らの価値を高め、「最も高く評価してくれる球団を選択する」というごく当たり前の行動を取っただけだということ。そして、何よりも当然のことをしただけの選手が旧所属球団のファンからバッシングを受けていることの異常さだ(嘆きなら理解できるが)。

 これらがほとんど伝えられず、「さあ、丸は大変だぞ」ではチト悲しい。このことの問題提起をスポーツ紙に期待するのは無理だろうが、ビジネスサイトにとってはうってうけのネタだと思う。

 ネット上で丸を叩きまくるのは、広島ファンの中では少数派だと思いたい。良識派というのは本来声高な主張はしないものだからだ。

 しかし、メディアからも丸の行動を積極的に擁護する意見が出てこないのは残念だ。この国はそこまでムラ社会なのか。「退職代行サービス」が広まりつつあるのも理解できるような気がする。


☆K.Oは再三言っているように、FA宣言した時点で丸への興味は失せているので、叩く気力すら起こらないのですが(笑)、個人的には、丸が自分の権利を行使する、ってんなら、ファンにも叩く「権利」があると思います。どうでもいい選手ならともかく、こともあろうに、丸ですからね。カープの主力として応援してたからこそ憎さ百倍な訳で、叩きたくなる気持ちは、十二分に分かります。


☆ただね、ネットの議論ってのは、どうしても論点がぼやけてしまう。K.Oも12/5のあれこれで紹介した「丸佳浩とカープ、必然の別れ。FAは忠誠心の踏み絵ではない。」という記事の中で、「丸の子供が広島の公園で遊べない」みたいな話があったのですが、どうやら批判コメントが殺到、記事を書いた人が「カープファンを傷つけて申し訳ありません」と謝罪したとか。どうも「カープファンを悪く言うな」的なことらしいんですな。


☆これね、そもそも、丸のFAの記事なんですよ。つまり、丸がFAで巨人に移籍した理由の1つに、家族や環境のことがあるんじゃないか、ってこと。そこはもう、どうでもよくなってる(笑)。もちろん記事の内容的には「だからファンも選手のより良い環境作りをしましょう」と提言してる、と取れなくもないんですが、だからと言ってカープファンを悪く言ってる、という風には取れません。よしんばその意図で書いてあったとしても、K.Oもカープファンのひとりですが、何ともないですな。「カープファン」としてひと括りにされていくら罵詈雑言を浴びせられても、何ともありません。さすがに個人攻撃されたら、へこみますけど(笑)。


☆結局、そういうところに関心がある訳ですよ、つまり、人の粗を探して、そこを批判したいっていうね。丸がなぜFAしたかなんて、どっか行ってるんですから(笑)。で、カープファンにしろアンチにしろ、自分が攻撃された、と一度思い込んだら、異常なほどに反撃する。


◇丸佳浩が「巨人で3番」になるために待ち構えている試練 12/7(金) 13:00配信 現代ビジネス

◆ものすごい自信

 2年連続でセ・リーグMVPに輝いた広島・丸佳浩選手の巨人移籍が決まりました。来シーズン、巨人は開幕カードを広島の本拠地マツダスタジアムで戦います。丸選手が打席に入った時、広島ファンは、どんな反応を示すのでしょうか。

 打ってよし、守ってよし、走ってよし。丸選手は三拍子揃った外野手で、これといった欠点が見当たりません。大きなケガでもしない限り、巨人はしばらく「3番センター」に苦労することはなさそうです。

 今季、丸選手が残した打撃成績の中でも特筆すべきはリーグトップの出塁率です。4割6分8厘は2位鈴木誠也選手の4割3分8厘を3分も引き離しました。

 ハイアベレージの理由のひとつとして、リーグ最多の130四球があげられます。丸選手の顕微鏡のような選球眼は、現役時代の王貞治さんを彷彿とさせます。

 現役時代、王さんが自信を持ってボールを見送れば、ほとんど例外なく審判は「ボール」とコールしました。これが世に言う“王ボール”です。一度、このことを王さんに質したことがあります。こんな答えが返ってきました。

 「はっきり言って、僕は審判よりもストライク、ボールの判定に関しては自信を持っていました。だから僕がボールと判断して見逃したのに、審判がストライクと言おうものなら、“審判が間違えたな”と思っていましたよ」

 ――ものすごい自信ですね。

 「いや、それくらいの自信がなければバッターボックスには立てません。特に2ストライクに追い込まれてからはね」

 まだ「世界の王」の域には達していないものの、丸選手も王さんと同じような気持ちでバッターボックスに立っているのではないでしょうか。近年は“王ボール”ならぬ“丸ボール”も散見されるようになってきました。


◆丸が歩かされた後の…

 さて丸選手が加わったことで、巨人で最も得をする選手は誰でしょうか。「得をする」というのは不粋な言い方ですが、ランナーを置いて打席に立つ機会が多くなるわけですから、丸選手の後を打つ4番、5番、6番バッターは昨年以上に打点を稼げる確率が高くなります。

 とりわけ昨季、打率3割9厘、33ホームラン、100打点と大ブレイクした4番の岡本和真選手にとっては、ありがたい存在です。打点王は現実的な目標と言っていいでしょう。

 V9巨人は1965年からスタートします。ここからの9年間で首位打者に4回、ホームラン王に9回、打点王に6回輝いた3番の王さんの実績に比べると、4番を打っていた長嶋茂雄さんは首位打者2回、打点王3回とやや見劣りします。

 それでも68年からは3年連続で打点王に輝き、勝負強さを印象付けました。「記録よりも記憶」。たとえ4打数1安打でも、その1安打に価値があるのが長嶋さんでした。

 長嶋さんと言えば今でも語り草のシーンがあります。1966年8月3日、中日のピッチャー板東英二さんは3番の王さんを敬遠しました。9回表2アウトランナーなしからの敬遠ですから、4番の長嶋さんが怒らないわけがありません。レストスタンドに飛び込む決勝2ラン。

 このシーンもそうですが、王さんが歩かされた後の長嶋さんはとにかくよく打ちました。まさに“燃える男”の真骨頂でした。

 来シーズンの巨人にも、以上のようなシーンがあるかもしれません。丸選手が歩かされた後の岡本選手のバッティングに注目です。ある意味それは、真の意味で「巨人の4番」になるための試練と言えるかもしれません。


☆う~ん、結局この文章は「巨人の4番」の話だな、こりゃ(笑)。


☆まあ、大変は大変でしょう。カープファンでも叩く人は叩くだろうし、活躍できなきゃマスコミが騒ぐ。今でさえ、巨人の補強の仕方は散々叩かれてますからね。K.Oも巨人は叩いてるけど(笑)。




☆そんなことより、「ポスト丸」、というか「次世代」ですね。


◇丸佳浩選手FA移籍でドラゴンズファンも敬意を表したい広島カープの底力 12/7(金) 11:14配信 CBCテレビ

 広島東洋カープの丸佳浩外野手が、フリーエージェント宣言の末、讀賣ジャイアンツへ移籍することになった。
2年連続でシーズンMVPに選ばれた正真正銘リーグ3連覇の中心選手である。不動の3番打者である。これだけの大物選手のFA移籍は、8年前に横浜DeNAベイスターズから内川聖一内野手が福岡ソフトバンクホークスに移って以来だろうか。


◆カープは大人の対応

 球団そしてカープファンの心情は察するに余りある。球団も異例の「FA宣言後の残留」を認めていたほど。
 名古屋の地ではドラゴンズファンはもちろん、野球好きでない友人知人も巻き込んで「やっぱりジャイアンツか」「1年前はドラゴンズからゲレーロを持っていかれた」「一体何人の選手を集めるんだ」とまるでわがチームのように「丸FA移籍」が話題になった。
 しかし、カープの松田元オーナーや緒方孝市監督の談話を見ると、内心の思いは計り知れないものの表向きは大人の言葉、落ち着きがあるように思う。それはカープが歩んできた力強い球団史に根づくものなのだろう。


◆落合FA移籍に衝撃

 日本プロ野球界にフリーエージェント制が導入されたのは1993年(平成5年)、あれからちょうど四半世紀が経つ。
 ドラゴンズファンは「FA」についてことのほか理解し、かつ敏感である。なぜならそれは落合博満選手に起因する。ドラゴンズの主砲だった落合選手は、FA制度がスタートされたと同時に、第1号として手を挙げてジャイアンツへ移籍した。4番打者がチームを去ることも衝撃だったが、それ以上に移る先がジャイアンツとあって相当なショックを受けた記憶がある。


◆広島からのスター選手流出

 これまでFA宣言して他チームへ移籍した選手の名前を見直すと、大物選手がひときわ多いのが広島カープである。
 落合選手の翌年1994年に左腕の川口和久投手がジャイアンツへ移籍、そして5年後の1999年には江藤智内野手がこれもジャイアンツへ。同じ年にはホークスから工藤公康投手もジャイアンツへFA移籍した。
 2002年には金本和憲内野手、2007年には新井貴浩内野手が、今度は相次いで阪神タイガースへ移籍。それに加えて、新井選手と同じ年には黒田博樹投手が海を渡ってメジャー入りしている。いずれもチームを背負っていたスター選手たちである。この他の他球団で過去にFA移籍した大物選手は清原和博選手や小笠原道大選手ら数人ぐらいなので、いかにカープからの人材流出が際立つかがわかる。


◆カープのチーム作りはすごい!

 それでも今季までリーグ3連覇を達成している。セ・リーグにはジャイアンツの他に3連覇以上したチームはない。優勝の度に言われる広島カープのチーム作り。次々と自前の選手を育てていく風土は見事である。
 先日、東京都内で行われた野球イベントで落合博満さんが「カープ4連覇」を口にした。丸選手の穴は計り知れないほどに大きい上、移籍先が同じリーグのチームである。それにもかかわらず、おそらく代わりの誰かがちゃんと出てくるだろうと予感させるチームに、カープは育ったのだろう。そして毎回の優勝後に「自前で選手を育て上げてきた」姿勢が多くの人から評価を受けている。
 それでもその一方で、相変わらず他球団で育った選手を集める球団もある。どちらがどうだという評価は差し控える。それは組織の体質なのだから。ただシーズン成績は完成した選手を集めてのチーム作りに必ずしも比例しないことは歴史が証明している。


 丸選手の他、パ・リーグでは埼玉西武ライオンズのリーグ打点王だった浅村栄斗内野手がFA宣言してチームを離れた。期せずして両リーグの優勝チームから3番打者が抜けて、同じリーグのライバルチームに移籍した。こうした動きを見ていると、導入から25年、日本におけるFA制度の定着ぶりを感じる。
 かつて主力選手のトレードやFA移籍に涙した経験のある身としては、移籍についてドライになってきた球界にわずかながらの戸惑いを感じるのも正直な気持ちではあるが・・・。

【CBCテレビ論説室長・北辻利寿】

※中日ドラゴンズ検定1級公式認定者の筆者が“ファン目線”で執筆するドラゴンズ論説です。


☆ま、来シーズンセ・リーグがどうなるかは、誰にも分からない訳ですが、少なくともカープのここ数年、それこそK.Oがブログを始めてからのカープのチーム作りは、FAで大物が抜けても勝てるチーム作り、大物に頼らないチーム作りをしてきたのは確か。江藤・金本・黒田さん・新井さんと、それこそ主力級が次々といなくなって弱体化してから、新しいチーム作りを始めた訳ですが、特に緒方監督1年目、大物外国人を引っ張ってきて失敗した経験から、それでは限界があることに気づいたんでしょうね。野村監督もスタイル的には「ほら打てどんどん」でしたが、緒方監督1年目も割とそうでした。そこからチームのスタイルを変えていくんですよね。


◇広島、丸流出と新井引退で新たな岐路に 3番&代打の切り札は誰が? 12/7(金) 11:00配信 デイリースポーツ

 11月30日に丸が巨人移籍を表明した。2年連続セ・リーグMVPの流出はチームにとって大きな痛手だ。そこでクローズアップされるのが、来季のセンターと3番打者。迎打撃コーチは「不動(の選手)が出て行ってしまうわけだから。これまでは(3番に誰を入れるか)プランを考えなくて良かった。まだ分からないが、候補は何人かいる」と話した。

 今秋のキャンプでは丸流出に備えて、守備面で起用の幅を広げていた。テーマは複数ポジション。西川、坂倉、メヒアが外野に挑戦し、下水流は一塁を守った。来季は俊足と強肩を誇る野間のセンターコンバートが有力。一塁、三塁、左翼は、松山、バティスタ、安部を中心に、激しいバトルが繰り広げられそうだ。

 打線は「1番田中、2番菊池、4番鈴木」が基本線。打撃コーチによると、鈴木が勝負を避けられるのを防ぐため、5番に松山を置きたいという。東出打撃コーチは「3番は最初の2カ月ぐらいで決められたらいい」と、シーズン序盤は日替わり起用を示唆。実績のある安部や会沢なども候補に、相手投手との相性や傾向を見てオーダーを組む方針だ。

 もう一つ頭を悩ませるのが「ポスト新井」だ。今季の新井は代打の切り札として相手投手の左右に関係なく打席に立った。「逆転のカープ」にとって重要なポジションなだけに迎コーチは「レギュラークラスの実力がないといけない」と力説。「来年はここ一番の代打を誰かが担わないといけない」と切り札の台頭に期待を寄せた。

 これまでも前田のメジャー挑戦、黒田氏の現役引退を乗り越えてリーグ3連覇を成し遂げてきた。緒方監督は「丸、新井、エルドレッドが抜けたけど、やる野球は変わらない。そこに新しい力が出てくる、と。チームとして戦力ダウンかもしれないけど、ダウンしたところからあとは上積みしかない」と話す。来春は見どころの多いキャンプ、オープン戦となりそうだ。

(デイリースポーツ・杉原史恭)


☆で、緒方監督2年目、グスマンやシアーホルツに代わって連れてきたのが、ルナ。長距離砲では決してなく、また峠も越えた選手。このルナを、4番で起用するんですね。「つなぎの4番」なんてよく言われましたが、あのチーム構成からすると、ルナは4番しかない。


☆で、今回丸が抜けて、新たに3番バッターを置かなきゃいけないんですが、残念ながら丸と同等の働きができる選手は正直いません。単純に考えれば戦力ダウン、なんですが、そこはほれ、打線の構成の仕方、ってのがある訳ですよ。丸とは違った形で、違った役割を担った「3番」を置けばいい訳で。


☆松山を5番に置くとなると、3番に入るのは、バティスタや西川くん、ということになります。バティスタはエルさん同様、下位に置くと怖い、というバッターですから、ここは西川くんですかね。面白いと思います。


☆また、3番安部、も面白い。何なら野間くんも面白い。足が使えれば誠也くんの前で常にランナー2塁、という状況が作れる。この場合送りバントもありですね。


☆いずれにしろルナ同様、「つなぎの3番」ということになると思います。ランナーを返すというより、アウトにならない3番。


☆…となると、K.O的に一番好みなのは、安部ちゃんかなぁ。




☆さてその他のあれこれ、まずは、小園くん。


◇【広島】ドラ1小園、ロッテドラ1藤原と2・19対決も…中学時代同じチーム 12/7(金) 6:07配信 スポーツ報知

 広島が来年2月19日にロッテと練習試合(コザしんきん)を予定していることが6日、分かった。ドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園高=とロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=の黄金ルーキー対決が実現する可能性が出てきた。

 緒方監督は「基礎体力などが良ければ1軍キャンプに帯同させたい」と小園を英才教育する方針を固めており、井口監督も藤原の1軍帯同の意向を示している。中学時代は共に枚方ボーイズでプレーし、1番・藤原、2番・小園で全国制覇も果たした。U18でも日の丸を背負った2人は、互いを認め合うライバルだ。

 高校時代は直接対決の経験はなく、今年3月に予定されていた両校の練習試合も雨天中止になった。ありそうでなかった俊足コンビの激突が実現すれば、球春到来を告げるにふさわしい舞台となりそうだ。


☆ま、1年目は体力作りでしょうけど、1軍帯同、なんて聞くと、期待しちゃいますよね、やっぱり。いやいや、春が楽しみですわ。


☆お次は、野球教室。


◇福山でカープ選手の野球教室 上本・中村・小窪・下水流選手、24日 12/7(金) 17:08配信 山陽新聞デジタル

 プロ野球・広島カープの4選手を招いた小学3~6年生対象の野球教室(福山市体育振興事業団主催)が24日午前9時45分から同市水呑町の市民球場である。

 講師は上本崇司(福山市出身)、中村奨成、小窪哲也、下水流昂の各選手。捕球や投げ方、ティーバッティングなどを学ぶほか、練習後は講師によるトークショーもある。軟球とグラブを持参し、持っていればバットも。ユニホームなど動きやすい服装で参加する。

 9日まで申し込みを受け付けており定員150人。応募多数の場合、抽選。

 講師は変更の可能性あり。雨天の場合は同町の竹ケ端運動公園陸上競技場大会議室でトークショーのみ行う。問い合わせは同公園(084―956―4563)。


☆いやね、子どもにとってはプロの選手に直に触れられるってのは、貴重な経験なんですよ。K.Oも小学生の時、あるカープの選手が少年野球のチームに遊びに来てくれたことがありましたが、その選手は守備固めの選手だったにもかかわらす、体が大きくて、バッティングは豪快。まあボールがポンポン飛ぶったら(笑)。K.O、もう目がハートでしたもん(笑)。


☆で、子どもに教えると、教える方の側にも得るものがたくさんあります。教える選手たちも、何かを得てもらいたいですね。


☆さておしまいは、何気に重要なニュース。


◇1軍出場選手登録1人増に=プロ野球 12/8(土) 0:20配信 時事通信

 プロ野球のセ、パ両リーグが来季から1軍公式戦に出場できる出場選手登録人数を、1人増の29人にすることが7日、分かった。若手選手の出場機会を増やすことなどが目的。

 ベンチ入り人数は現行の25人のままで、試合ごとに登板予定のない先発投手など4人が当日のベンチ入りメンバーから外れることになる。

 出場選手登録人数が増えることで、選手は出場機会が多くなり、これまでよりもフリーエージェント(FA)の資格条件を満たしやすくなる。


☆これは選手会の要望なんですかね。ベンチ入りは変わらないので、考えられるのは登板しない先発ピッチャーを1人多く降格させずにベンチ入りしない選手としておける、ということ。ま、1人増やすのは、中継ぎですかね。中継ぎの負担は減るだろうし、継投の仕方も変わってくるかも知れません。


☆となるとなおのこと、中継ぎの層の厚さが問題になる。1軍で使えるピッチャーを1人でも多く用意しておく必要があります。


☆…巨人が一番補強しなきゃいけないのは、そこだと思いますけどね。K.Oが監督なら、どうせ補強するなら、丸より中島より炭谷より、中継ぎを探しますけどね。中島はともかく、丸や炭谷の補償でピッチャーを取られたら、それでなくても数の足りない中継ぎは、火の車になると思いますけどね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。