2019年1月30日水曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.1.29、用具あれこれ・変化球あれこれ・天谷期待の若鯉野手編。


☆さて、プロ野球選手にとって用具というのは、大事な商売道具。各選手、いろんなこだわりというのがあるようです。


◇広島・大瀬良、厚底スパイクで白星量産!メジャー仕様の硬いマウンド対策 1/29(火) 7:00配信 サンケイスポーツ

 広島・大瀬良大地投手(27)が28日、マツダスタジアムでの自主トレ後、今季はソール部分が分厚いスパイクを使用することを明かした。

 昨季、最多勝と勝率第1位の投手2冠に輝いた右腕は「(セ・リーグ各球団の本拠地が)メジャー仕様になると聞いている。その対策です」と説明。「(日米野球で)投げてみて、硬いマウンドは投げやすいですが、その分、体の負担が大きくなると感じた。メーカーの方にお願いして、底の厚いスパイクをつくってもらった。通常の倍になっていると思います」と明かした。

 このオフ、マツダスタジアムをはじめ、甲子園、東京ドームが硬いマウンドに変更される方向となったことを知って、契約先のゼット社にスパイクを発注。すでに自主トレ中に試し履きしており、キャンプから本格導入する。

 大瀬良は昨季対阪神3戦3勝、防御率0・83。ただでさえ阪神に強い男がマツダ、甲子園の新しいマウンドとも噛み合えば、鬼に金棒となる。

 「(阪神は)西さんも入った。ガルシアはすごくいい投手。ただ、僕も負けるつもりはないですよ」。6年目を迎えた右腕が、新スパイクで白星を量産する。


☆なるほど、硬いマウンドというのは、投げやすいけど、その分負担も大きい。下が硬い人工芝が負担が大きいのと同じですね。


☆一方こちらは、バット。


◇広島・松山、グリップ改良新相棒で打倒菅野、メッセ!昨季無安打の2人攻略だ 1/29(火) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島・松山竜平外野手(33)が28日、宮崎県日南市内での先乗り自主トレで、新バットを導入したことを明かした。グリップエンドにかけてなだらかだった形状に角をつけ、ヘッドを走りやすくするのが目的。今季1試合1打点を目標に、昨季苦手とした巨人・菅野と阪神・メッセンジャー撃ちに意欲を燃やした。

 さらなる進化へ、松山が新たな相棒を導入した。長さや重さはこれまでと同じだが、これまでなだらかだったグリップエンドにかけての部分に角をつけた。「(手に)引っかかった方が、ヘッドが走りやすい。(開幕後の使用は)確定ではないけど、悪くない」と好感触を示した。

 昨季はプロ11年目で初めて規定打席に到達して打率・302、12本塁打、74打点。それでもバットを右腕でリードする中で「右が強すぎて、右だけ抜けちゃうことがあった」と左手だけで振ってしまう違和感もあった。それを解消することで、精度も高まる。「1日1打点。それぐらいの意識で」という目標達成にも近づく。

 今季は苦手撃ちも一つのテーマだ。昨季5打席以上立った中で無安打だったのが、阪神・メッセンジャーと巨人・菅野。「左右に振ってこられて、コントロールもいいから難しくやらされた」。攻略法の詳細は伏せたが「自分らしい打撃を考えて。イメージはある」と腕をぶした。

 春季キャンプは刻々と迫る。「今のこの時期はしっかりとした形でしっかりと振ることが大事」とし、「純粋に楽しみです」と声を弾ませた。今季も猛威を振るうべく、心と体を着々と整えていく。


☆長距離バッターはバットを長くグリップエンドいっぱいに握るので、グリップエンドには角がついているのが普通ですが、松山のバットは角がなかったんですね。これは知りませんでした。


☆メッセはカーブやフォークなど縦の変化、菅野は外のワンシームやスライダーでカウントを稼ぐ、といったところでしょうか。攻略法は少し違ってくると思います。いずれにせよ、苦手ピッチャーを作らないのは、大事なこと。


☆その松山、「笑顔」でも貢献。


◇広島 松山 “笑顔”でも貢献する「新井さんの姿を見て、そういうのはいいな…と」 1/29(火) 6:00配信 スポニチアネックス

 日南先乗り自主トレに参加中の広島・松山竜平外野手(33)が28日、自慢の打撃だけでなく“笑顔”でも貢献する意気込みを示した。尊敬する新井貴浩氏(本紙評論家)に感化されて芽生えた野球観。打撃では開幕戦で当たる巨人・菅野ら天敵攻略を誓い、ベンチでもムードメーカーとしてチームを盛り上げる。楽しんで勝つ―がキーワードだ。

 連日、日光がまぶしい日南・天福球場。キャンプインを前に、松山の練習は熱を帯びてきた。打撃練習では、自身の特徴に合わせて新調したバットで入念にスイング。爆発力を高めようと導入を検討する、相棒に手応えを感じ取っていた。

 「引っかかりをよくするために、グリップにカドを付けたので、ヘッドが走りやすい。感覚的には悪くない」

 松山はバットを握る際、利き腕の右手にあまり力を入れないという。いきおい、すっぽ抜け、左手だけで振ってしまうことも。そうした課題を解消し、より高みを目指すための新アイテム。視線の先には、5番打者として目指す数字がある。

 「全143試合で5番を張りたい。チャンスで回ることが多いので、1日1打点。143打点を挙げるぐらいの意識で臨みたい」

 そのためには天敵撃ちが欠かせない。昨季15打数無安打に抑えられた巨人・菅野と、6打数無安打だった阪神・メッセンジャー。中でも菅野とは開幕戦での激突が濃厚だけに、攻略すればシーズンに弾みがつく。松山は自信をのぞかせる。

 「一線級を打たないといけない。中身は言えないけど、攻略法はイメージできている」

 プロ12年目。ベテランの域に入り、芽生えた野球観が33歳を刺激する。昨季限りで現役引退した新井氏が古巣・広島に復帰してからの4年間、グラウンド内外で身近に接することで思いを強めた。

 「新井さんが帰って来た頃から、楽しんで野球をやれるようになった。ピリッとする時はする。楽しくやる時はやる。新井さんの姿を見て、そういうのはいいな…と思った」

 周囲に笑顔が絶えなかった新井魂の継承。松山自身、いじられ役でも意に介さない。いや「ボクがいることで皆が笑ってくれる。冗談を言い合ったり。それでいい」ときっぱりだ。今季に向けても力強い言葉が口を突く。

 「不安はまったくない。純粋に楽しみ」

 リーグ4連覇に欠かせない貴重なムードメーカー。笑顔あふれるセ界王者の輪の中に、強打の松山がいる。

(江尾 卓也)


☆すっかり主力打者になった、松山。精神的にもナインを支えていく必要があります。松山は松山なりのやり方で、チームを盛り上げていってほしいですね。


☆この人も、ムードメーカーになってほしい。


◇広島野間、キャンプ完走ボディでノーモア離脱誓う 1/29(火) 22:27配信 日刊スポーツ

 広島野間峻祥外野手が「ノーモア離脱」を誓った。

 先乗り自主トレから居残り特打を行うなどハードなメニューをこなす。

 「しっかり振ってしっかり走ってしっかり投げてケガをしないように。ケガをしてしまったり、体調を崩してしまったりしたら、アピールするところが無くなる」。16年から昨年まで胃腸炎、右脇腹痛、胃腸炎と離脱を繰り返してきただけにまずはキャンプ完走ボディをつくる。


☆胃腸炎ってことは、食生活に問題があるんじゃないですかね。バランスのいい食生活を心がけなきゃいけませんね。


☆野間くんが打つと、誠也くんがやたら喜ぶんですよね。「打ったよおい、あいつ」みたいな(笑)。今年は2人で暴れまくってほしい(笑)。




☆さて一方投手陣は、新しい球種の習得に挑戦。


◇広島 床田 “決め球”習得に取り組む「のけぞらせるぐらいでいい」 2019年1月29日 05:30 スポニチアネックス

 日南先乗り自主トレに参加中の広島・床田が28日、天福球場のブルペンで2度目の投球練習に汗を流した。捕手を座らせ、直球と5種類の変化球を投げ分けた61球。“決め球”習得に取り組み、巨人にFA移籍した丸ら左打者封じを誓った。

 「丸さんとは1回やってみたかった。内角を突かないと一流は抑えられない。のけぞらせるぐらいでいい」

 期待の左腕。決め球として使えるよう、新春は左打者の内懐を突く直球とスライダーに磨きをかける。「まだぼやけているのでより厳しくいきたい」。課題とする左斬りの先に目標の開幕ローテーション入りを見据える。

 「2年間何もしていないので、少しでもチームに貢献したい」

 1年目の17年夏に左肘を手術。リハビリ期間中に鍛えた成果が投球に表れ、周囲の期待は膨らむばかり。復活星が待ち遠しい。


☆左バッターに対して、内を突く球と、外のスライダー。左腕ですから、まずは左バッター、ですね。


☆で、丸をえぐって下さい(笑)。


◇丸をえぐる!「甘くなるくらいなら…」広島床田が笑 1/29(火) 5:00配信 日刊スポーツ

 丸をえぐる! 広島3年目の床田寛樹投手(23)が28日、先乗りしているキャンプ地宮崎・日南で61球の投げ込みを行った。すでに今月4度目で、全球種を投げ込む仕上がり。特に左打者をえぐる内角球の精度向上を重点に置く。2年ぶりの開幕ローテーション入りへ、元チームメートの巨人丸をものけ反らせる切れ味を磨いていく。

   ◇   ◇   ◇

 思い描いた球筋がホームベースの内側に入ると、マウンドの床田は首をひねった。左肘手術の影響で昨年の今ごろは投球練習もできない状態。だが、今年は早くも4度目のブルペン入り。全球種を使って61球投げ込んだ。特に意識したのは、左打者の内角球。左打席に立つ打者のイメージは、元チームメートの先輩丸だ。

 「甘くなるくらいなら、体をのけ反らせるくらい厳しくいった方がいい。1回でも投げれば(内角球が)あると思わせられる」

 1軍で3試合先発した17年は右打者への被打率2割5分に対し、左打者は2割1分7厘と抑えた。だが「外だけでは一流の打者は抑えられない」と警戒する。DeNA筒香やヤクルト青木ら左の好打者は多い。巨人へ移籍した丸にも遠慮はしない。「対戦するのが楽しみですね」とニヤリと笑う。

 17年に新人でただ1人、開幕ローテ入り。2度目の先発でプロ初勝利をマークした。だが、3試合目に左肘の違和感を覚え、7月下旬に左肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建手術と尺骨神経剥離手術で長期離脱。実戦復帰は1年以上たった昨年8月8日のことだった。

 1軍登板は17年4月19日を最後に遠ざかる。それでも周囲の期待は高い。定評のある制球力に加え、合同自主トレを視察した首脳陣は「いい球投げているな」と口をそろえて評価していた。長い地道なリハビリを乗り越えた今、ただ投げられることに満足はしない。「この2年間は何もしていないので、チームに貢献したい思いが強い」。空白期間を埋めるだけでなく、成長した姿を見せるつもりだ。

 広島の開幕ローテは昨年2冠の大瀬良とジョンソンの2投手のみが内定。3番手以降は決まっていない。野村や岡田、九里らとの争いは激しさを増す。貴重な左の先発として左打者を封じる武器を磨き、2年ぶりの開幕ローテを狙う。【前原淳】

◆床田寛樹(とこだ・ひろき)1995年(平7)3月1日生まれ、兵庫県出身。箕面学園では甲子園出場なし。中部学院大から16年ドラフト3位で広島入団。17年に3試合に登板し初勝利も挙げたが、昨季は1軍登板なし。181センチ、85キロ、左投げ左打ち。


☆いやいや、首脳陣の評価が高いんですよね、この床田くんは。普通に結果を出せば、ローテに入ってくるんじゃないでしょうか。


☆K.Oの皮算用としては、ジョンソン・大瀬良くん・野村くん・九里くんと来て、ローレンスに、この床田くん。あれ、岡田くんの投げる時がない(笑)。


☆一方こちらは、チェンジアップ。


◇広島・藤井皓 宮崎先乗り自主トレ参加 新球チェンジアップに手応え 1/29(火) 19:57配信 デイリースポーツ

 広島・藤井皓哉投手が29日、宮崎県日南市内で行われている先乗り自主トレに参加し、新球・チェンジアップに一定の手応えを口にした。

 昨季はフォークに次ぐ変化球に困っていたといい、昨秋キャンプから着手。先乗り自主トレ中もブルペンなどで鍛錬を積んでおり「打者に投げられるぐらいのところにはなっている。シート(打撃)とかでも投げて、打者の反応を見たい」と、うなずいた。


☆スライダーも投げてたと思うんですが、今ひとつだったんですかね。それより藤井皓くんは、ストレートですよ、ストレート。一昨年復活した当初は、結構いいストレートを投げてたんですよね。先発陣は候補がたくさんいますが、中継ぎ専門のピッチャーは、そんなにいない。藤井皓くんには、「中継ぎエース」になってほしいんですよね。


☆一方こちらは、「必殺ハンマー」(笑)。


◇必殺ハンマー!広島新外国人レグナルトが決め球披露 1/29(火) 20:20配信 日刊スポーツ

 魔球で開幕1軍いただき!広島の新外国人カイル・レグナルト投手(30=メッツ3A)が、マツダスタジアムで初めてブルペン入りし、必殺のウイニングショットを披露した。

 「決め球だよ。名づけて『ハンマー』」。正体はパワーカーブで、上からハンマーを振り下ろすような軌道が命名の由来。見守った畝投手コーチは「カーブが素晴らしい。クロスに入ってくる感じ」と高評価。受けた長田ブルペン捕手も「あまり見たことのない軌道。パワー系でガッと曲がる。キレがすごい」と驚いていた。


☆パワーカーブはソフトバンク勢など、最近流行ってますね。ジョンソンも投げるんでしたっけ。これは、右バッターにも使えそう。


☆一方こちらは、まさかの先発願望。


◇【広島】フランスア「先発やりたい」昨季終盤セットアッパーで活躍も 1/29(火) 19:52配信 スポーツ報知

 ヘロニモ・フランスア投手(25)が29日、先発への再転向を熱望した。マツダスタジアムでウェートトレやキャッチボールなどで調整後、取材に応じ「本当のことを言うとスターターをやりたい。でもコーチの指示次第。それに従いたい」と、可能であれば昨季終盤のようなセットアッパーではなく、NPB初登板だった昨年5月26日の中日戦(マツダ)のように、まっさらなマウンドに立つことを希望した。

 昨年5月に支配下契約を勝ち取った当初から「エースになりたい」と先発への希望を語っていたドミニカン。ただし先発では結果が出なかったことに加え、貴重な救援左腕として8月はプロ野球タイ記録の月間18試合登板で防御率0・51と大車輪の活躍を見せた。ただし佐々岡投手コーチは「一岡と中崎以外は先発の可能性もある」と公言しており、フランスアも例外ではない。

 チームオーダーを最優先するというカープアカデミー育ちの“生え抜き”左腕。「去年の今頃は(支配下に上がれるだろうかなどと)野球以外のことを考えることも多かったが、今年は野球だけに集中できている。ドミニカ共和国では救援投手として調整していた。2度、ブルペンで投球練習もしたんだ。準備はできているよ」。今後も救援として調整を続ける可能性は高いが、先発の夢も追い求めていく。


☆ま、昨年の実績を考えると8回はフランスアに任せたいところ。今村くんがバリバリに復活すれば、一岡・今村・中崎の勝ちパターンもありですけどね。


☆…そうなると、確かに先発陣はさらに強力だな。ふむ。




☆さて、天谷の期待する若手、野手編。投手編、あんの!?(笑)


◇広島 昨季限りで現役引退した天谷宗一郎が語る、期待の若鯉たち! 野手編 1/29(火) 6:05配信 広島アスリートマガジン

 毎年フレッシュな若鯉戦士が躍動し続けるカープ。4連覇を目指す上で、若手の台頭は必要不可欠だ。2019年は一体どんな選手が躍動するのだろうか? 昨季限りで現役引退した天谷宗一郎氏が独自の目線で期待の若鯉を紹介していく!

*  *  *  *  *  *

天才的なバッティング技術で一軍出場機会を狙うプロ3年目!

■ 坂倉将吾
さかくらしょうご/1998年5月29日生、千葉県出身/176cm 84kg/右投左打/捕手/ プロ3年目・20歳
日大三高-広島(16年ドラフト4位)
【昨季成績】(一軍)9試合 8打数1安打 打率.125 1打点 (二軍)58試合 161打数53安打 打率.329 4本塁打 29打点 4盗塁

「若手野手で一番期待したいのが坂倉将吾選手です。彼のストロングポイントは打撃力の高さです。1年目キャンプ時に打撃を見たとき、『この選手がドラフト4位か!?』と思ったことを今でも覚えています。
 打撃の課題をあえて挙げるなら、速球への対応です。二軍で速球派の投手と対戦したとき、うまく対応しきれていませんでした。プロで長く活躍するためには速球に対応できなければ、次のステップに進めないですからね。ただ、逆に変化球に対しては体のつかい方が非常に柔らかく、高い対応力を持っていることは彼の強みです。
 昨年の秋季キャンプでは外野の練習も行っていましたが、外野を守りながら捕手目線でも配球を考えることができれば、捕手として視野が広くなり、非常に勉強になるでしょうね。打撃力を武器に外野で出番を増やし、一軍投手との対戦を重ねて経験値を上げることは非常に良いことですが、僕個人的には打てる捕手として大きく育ってほしいと思っています。
 まだまだ捕手として課題も多いと思いますが、外野への挑戦も含めて、今季はプラスの要素が多い1年になるのではないかと思います。」


どこでも守れる器用さが最大の魅力。スーパーサブとして欠かせない戦力へ!

■ 曽根海成
そねかいせい/1995年4月24日生、大阪府出身/175cm 67kg/右投左打/内野手/プロ6年目・ 23歳
京都国際高-ソフトバンク(13年育成ドラフト3位)-広島(18年~)
【昨季成績】(一軍)11試合 18打数5安打 打率.278 2打点
(二軍)39試合 57打数18安打 打率.316 8打点 4盗塁(移籍前ソフトバンク)/ 10試合 41打数13安打 打率.317 1打点 2盗塁(広島移籍後)

「曽根海成選手は何と言っても『投手以外の8ポジションをすべて守れる』ことが最大の魅力です。また二遊間を本職にしているというのも強みですよね。そしてもう一つの武器は強肩です。肩の強さだけを見れば、鈴木誠也選手並みだと思いますし、チームの中でもトップクラスの強肩だと見ています。
 どこでも守れるという能力の高さからすれば、ベンチ入り捕手を2人にして、曽根選手が第3の捕手としての役割を果たすこともできる訳です。そういう意味でもベンチの作戦面においても彼の存在というのは重要視される可能性を秘めています。
 今季順調に成長していけば、二遊間レギュラーにアクシデントがあれば一番に名前が挙がるでしょうね。まずは『究極の便利屋』として一軍に定着し、レギュラーへの足がかりをつくっていってほしいですね。」


長打力は大きな魅力。打てる捕手としてさらなる成長を!

■ 中村奨成
なかむらしょうせい/1999年6月6日生、広島県出身/181cm 76kg/右投右打/捕手/プロ2年目・19歳
広陵高-広島(17年ドラフト1位)
【昨季成績】(二軍)83試合 214打数43安打 打率.201 4本塁打 16打点 6盗塁

「甲子園で本塁打記録を樹立し、打撃力が注目されて昨季入団してきました。打撃はまだ課題こそあるものの『ツボにハマると良い打球を飛ばす』という印象です。高卒1年目で打球を飛ばすツボを持っているのは才能ですし、そういう選手もなかなかいません。
 そして世間の目からすれば、どうしても高校時代のイメージで長打を期待されがちですが、僕個人的には素晴らしい強肩を持っている点を考えても、まず捕手としての能力をレベルアップさせてほしいと思います。
 昨季は周囲の期待が大きかった分、打撃、守備においても課題の残る1年目だったと思いますが、厳しい目で見られるのも期待の裏返しです。競争は激しいですが、まずは二軍でレギュラー捕手の地位を確保することが、一軍出場への近道になるでしょうね。」


(広島アスリートマガジン2019年2月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 天谷宗一郎(あまや そういちろう)
1983年11月8日生、福井県出身。福井商高から01年ドラフト9巡目で広島入団。08年には135試合に出場し、外野のレギュラーに定着。10年にはマツダスタジアムで本塁打性の打球をフェンスによじ登りキャッチするなど数々の記憶に残るプレーでファンを魅了した。走攻守三拍子揃った外野手として長年に渡りカープを支え、18年シーズン限りで現役引退。今年からRCC中国放送でプロ野球解説者として活動する。通算成績は844試合、打率.255、493安打、27本塁打、159打点、81盗塁。


☆坂倉くん、中村奨くんは、捕手としての経験が必要な部分もあり、即1軍スタメン、とはいかないのが現状。ただ、坂倉くんのバッティングは捨てがたく、今年は1軍に間違いなく食い込んでくるでしょうね。また中村奨くんは今年も重点を置くのは守備で、バッティングは徐々に形を作っていけばいいと思います。


☆で、何気に期待なのが、曽根くんですわ。一緒に自主トレした今宮が「パワーがついた」と認めてましたが、バッティングに逞しさが加われば、守備と足と肩は一級品ですから、場合によっては外野での起用もありそう。試合の終盤、代走や守備固めで起用されて、ガツンとホームラン、なんて、爽快じゃないですか。


☆曽根くんがスタメン争いに加わってくれば、競争が激化するのはもちろん、選手層もグッと厚くなります。いやいや、今年は激しいスタメン争いが見られそうですぞ。


P.S. 今日はほんとにたくさんのアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村


source : K.Oのカープ・ブログ。