2019年2月13日水曜日

'19 カープ・キャンプリポート(10)~2/12、長野小園「初安打」・誠也独占激白・「1.09秒」。


☆さて、まずは昨日11日の続き。


◇【広島】鈴木誠也、4番の風格“脱引っ張り”で右中間適時二塁打&チーム1号 2/12(火) 6:05配信 スポーツ報知

◆広島紅白戦 白組7―0紅組=特別ルール=(11日・日南)

  広島・鈴木誠也外野手(24)が今年初の紅白戦で白組の「4番・右翼」で出場。初回2死一塁の初打席で右中間への適時二塁打でチームの今季1点目を叩き出すと、3回2死では左越えにチーム1号ソロ。「しっかり振っていこうと決めて打席に入った」と昨年以上の風格を漂わせた。

 中日・鈴木スコアラーも進化を証言した。「昨年のキャンプは引っ張ってばかりだったが、今年は中堅から右方向に丁寧に打っている印象。左越えの本塁打より、強くて低い打球を右中間に運んだ二塁打の方がイヤ。あんな打撃をされると勝負所で『どうしようかな』となる」と頭を抱えた。

 昨春キャンプは、右足首骨折明けで、激しい練習ができず。昨年11月に患部のボルト除去手術を受けたため、今キャンプも別メニューの練習が中心だが、メニューにはないロングティー打撃を志願するなど、スイングの質と量の両方を向上させている。丸が巨人に去り、より厳しいマークが予想されるが、はね返す準備はできている。(田中 昌宏)

 ◆広島・鈴木の昨春VTR 前年(17年)8月に右足首を骨折した影響で、キャンプを通してほぼ別メニュー調整。それでも、2月18日の中日との練習試合(コザしんきん)で代打として故障後初めて実戦出場し、初球を左越え本塁打。3月10日のヤクルトとのオープン戦(マツダ)で故障後初めて守備に就き、同16日の同カード(神宮)で4番に復帰。同30日の中日戦(マツダ)で初の開幕4番を務めた。


☆つまり、昨シーズン終盤の丸のようなバッティングをしてくれると、相手は楽な訳です。一発は怖いけど、三振が多く、率も低い。難しい球は逆方向へ、甘い球はスタンドに放り込まれるでは、相手は打ち取りようがない。


◇カープの背番号1・誠也、格が違う!実戦1号「鋭いライナーで飛ばす」実戦で2安打2打点 2/12(火) 6:00配信 デイリースポーツ

 「広島紅白戦、紅組0-7白組」(11日、天福球場)

 背番号1の継承者がいきなり全開だ。広島・鈴木誠也外野手(24)が11日、今キャンプ初の紅白戦に白組の「4番・右翼」として先発出場。三回に左翼席へ2019年“1号”を放った。背番号1での初アーチを含む2安打2打点と貫禄を見せた若き主砲。昨年11月にボルトを抜く手術を受けた右足の影響を感じさせない打撃に、スタンドを埋めた鯉党も拍手喝采だった。

 新背番号1が燦然(さんぜん)と光り輝いた。白組2点リードで迎えた三回2死走者なし。白組の4番に座った鈴木が、カウント3-0から平岡の甘く入った直球を迷わず振り抜いた。舞い上がった打球が左翼芝生席へ着弾すると、日南の空へ歓声と拍手が響き渡る。前田智徳氏が付けていた伝統の背番号を受け継ぐ者として、ふさわしいことを証明する“1号”だった。

 「しっかり振っていこうと決めて打席に入っていた。結果どうこうより、しっかりスイングできたのが良かった」

 練習後、この日の打席を納得顔で振り返った鈴木。一回2死一塁の第1打席では、薮田の2球目、外角直球をはじき返し、右中間へ先制適時二塁打をマークした。3打数2安打2打点。安打2本ともファーストスイングできっちり仕留める姿が頼もしい。

 前日のシート打撃では3打数無安打1四球だった。「(紅白戦での)入り方が前回のシートより良かった。まずは投手にタイミングを合わせて振れたのがいい結果につながったと思う」。反省点を修正し、好結果好内容につなげた。

 今キャンプでは打撃練習の段階から、昨年までとは意識を変えている。「毎年絶対飛ばそうと思ってやっていた」というのが昨年までの鈴木。だが飛距離を意識することでスイングが崩れてしまっていたことを省みて、「鋭いライナーをしっかり飛ばすのを意識して今年はやろうと」と改めた。この日の本塁打は、新しい意識で臨んだ上での結果だった。

 昨年11月に右足のボルトを抜く手術を受けたことで、練習は一部別メニュー。ただ走塁練習は行い、この日の紅白戦では守備に就くなど順調ぶりを示す。ランチ特打では予定されたものに加え、もう1セット打ち込んだり、連続ティーをするなど、徹底的にバットを振って体をいじめ抜いている。

 「全ての面でレベルアップしたいと思っている。キャンプ中は振り込んで、いい状態でシーズンに入れるようにしたい」とキリリと表情を引き締めた若き主砲。常に上のステージを目指し、開幕へ向けて足取りを進める。


☆これは中日・鈴木スコアラーのコメントと符合しますね。そういう意図を持った練習が大事。


☆こちらも、課題を持ってのピッチング。


◇広島・矢崎2回完全!昨年まで「加藤」“新戦力”が開幕1軍アピール 2/12(火) 8:47配信 スポニチアネックス

 ◇広島紅白戦 白組7―0紅組(2019年2月11日 天福)

 広島・矢崎拓也投手(24)が11日の紅白戦で大変身の好投を見せた。昨季までの「加藤」から登録名を変更し、初めて迎えた実戦マウンド。課題にしてきた制球難を克服し、圧巻の投球で2回を完璧に抑えた。

 「直球の制球が課題だったので、低めを意識した。ゾーンで勝負できた。相手が真っすぐを狙っている中でファウルだったり、ミートされなかったのは良かったと思います」

 3回から白組2番手で登板し、侍ジャパンにリストアップされている野間と対峙(たいじ)。低めに集めた球威抜群の直球でフルスイングを許さない。3球連続ファウルで追い込み、4球目の外角フォークで二ゴロ。菊池涼は外角直球で右飛、長野は低め直球で中飛に仕留めた。回をまたぎ、松山の遊飛、下水流の右飛はいずれも初球で料理し、最後は堂林を一邪飛。打者6人を15球でねじ伏せた。

 慶大から16年ドラフト1位で入団して1年目は7試合で1勝3敗、昨季は1軍未登板で終えた。伸び悩みの原因はコントロール。制球が定まらず武器の球威を生かせなかった。

 昨年1月の結婚を機に名字が「矢崎」へ変わり、今季からは登録名も準じた。2回ながら無四球の内容で変身を印象づけ、佐々岡コーチにも「課題の初球の入りを、しっかりと。球速も力もあった。これを続けてくれたら」と合格点をもらった。「力をボールに伝えられていると思う。立場的にもアピールしていくしかない」。リーグ4連覇、そして悲願の日本一へ期待の“新戦力”が出現した。(湯澤 涼)


☆ま、この時期バッターがまだ仕上がってないとはいえ、ほぼストレートのみでここまで押し込めたのは、収穫じゃないでしょうか。ここまでほとんど戦力になってませんから、矢崎くんが使えるとなると、これは新たな戦力、ということになります。




☆さて、12日の話題、まずは、「初安打」。


◇長野&小園そろって実戦形式“広島初安打” 2/12(火) 11:54配信 日刊スポーツ

 長野久義外野手(34)と広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が12日、そろって広島初安打を記録した。

 まずは巨人から加入の長野。ジョンソンと対戦し、1ボールから外角球をたたいて右翼手と二塁手の間にポトリと落とした。実戦形式初安打に沸くスタンドに応えるように、長野はマウンドのジョンソンまで歩み寄り記念球をもらってスタンドに掲げて応えた。

 小園は大瀬良と対戦。カウント2-2から外角カットボールにうまくバットを合わせて、中堅前に運んだ。こちらの記念球も先輩選手の声掛けによって、小園の元に戻ってきた。ともに開幕投手候補からの“初安打”となった。


☆ま、長野はまだまだこれからですね。


◇広島長野「打ち込みたかった」初安打後も居残り特打 2/12(火) 19:49配信 日刊スポーツ

 広島長野久義外野手(34)が12日、“赤ヘル初安打”を放った。シート打撃でジョンソンと対戦。1ボールから外角球をたたいた打球は右翼のドラフト6位正随優弥外野手(22=亜大)の前にポトリと落ち、実戦形式6打席目で初安打となった。マウンドのジョンソンの下に駆け寄り“記念球”をもらうと、拍手を送る観客に向けて右手を挙げて応えた。

 長野劇場は終わらない。シート打撃はその後4打席凡退に終わるも、さらにバットを振り込んだ。ランチ特打後には、前日に二塁守備で送球を右足首付近に受けた菊池涼が回避したローテーション打撃に急きょ参加。全体練習後にも打撃コーチの指示で居残り特打に加わった。最後の1球を左翼への柵越えで締めくくり、再びスタンドのファンから大きな拍手をもらった。「打ち込みたかったので、良かったです」。充実の表情で汗を拭った。


☆ここ最近ケガに泣かされている長野ですから、ペース配分をしながら開幕に間に合わせる、という感じでいいと思います。レギュラーが確約されている訳ではないので基本的に競争ということになりますが、焦る必要はないと思います。


☆一方、期待が膨らむのが、小園くん。


◇広島小園が藤原より早い初安打 大瀬良は適応力驚く 2/12(火) 20:21配信 日刊スポーツ

 広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が、チームの大黒柱大瀬良から“プロ初安打”を放った。

 シート打撃初対戦の右腕に追い込まれるも、外角から中に入る5球目カットボールにうまくバットを合わせて中前に運んだ。「永遠のライバル」という藤原よりも早い初安打に「絶対に先に打とうと思っていた」と素直に喜んだ。

 その打撃内容に、称賛の声が相次いだ。得意球を打たれた大瀬良は「(同じカットボールを投じた3球目に)空振りした時とバットの軌道が変わった。すぐに修正した」と高い適応力に驚きを隠さなかった。

 クイックなどタイミングを崩しながら四球という結果となった一岡も「駆け引きが楽しかった。(大きなファウルとなった)内角高めの対応はさすがですね」と認めた。緒方監督は「結果だけじゃない。ずっといい内容を見せてくれている」と目を細めた。


☆はい、この「結果だけじゃない」、がポイント。


◇広島大瀬良 ドラ1小園に感嘆「ポイントで当てる技術がすごい」 2/12(火) 19:48配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(12日、日南)

 大瀬良大地投手が今キャンプ初めてシート打撃に登板した。

 1セット目は走者なし、2セット目は走者ありの設定で、打者10人に対し2安打の結果。「段階を踏んでこられているので、良かった。真っすぐを待っている打者にもポップフライで打ち取れたりした」とうなずいた。

 ドラフト1位の小園には外角カットボールを中前へ運ばれた右腕。同じカットボールで空振りを奪った2球後で、「修正してポイントで当てる技術がすごい。一本取られました」と感嘆していた。


☆今は結果がほしいところでしょうが、あくまで内容なんですよね。


◇小園、大器の片りん=際立つスイング軌道-プロ野球・広島 2/12(火) 18:21配信 時事通信

 広島の緒方監督が「楽しみだね」と目を細めた。目線の先はドラフト1位の小園(兵庫・報徳学園高)だ。高卒ルーキーでは異例の1軍スタートとなった逸材はフリー打撃で柵越えを連発。ここまでバットで存在感を示している。

 きれいな軌道を描くスイング。その基になっているのはゴルフだという。「幼いころから父とよく練習場に行っていた。そのスイングを野球に生かした。バットを内から出すことを意識している」。クラブを振るうちに、バットが体に巻き付くような「インサイドアウト」のスイングが自然と身についた。

 課題はフォーム固め。東出打撃コーチからはテークバック時のトップの位置を指導されている。参考にするのは打撃練習で同じ組に入った松山のフォーム。小園は「まだまだ。ミスショットも多い」。練習後には映像でチェックするなど、試行錯誤の日々を送る。

 「走攻守でアピールしたい」と万能選手を目指す小園。遊撃の守備や走塁だけでなく、非凡な打撃センスで首脳陣に強烈な印象を残している。(日南)。


☆いやいや、プロに対応する、ということだと思いますが、1軍のキャンプでもまれることによって、その成長も一段と早まると思います。


☆一方、長野に「初安打」を許したジョンソンですが、順調のようです。


◇広島 ジョンソン、上々のシート打撃初登板「全ての球種試した」 長野に初安打献上も 2/12(火) 21:31配信 スポニチアネックス

 ◇広島春季キャンプ(2019年2月12日)

 広島のクリス・ジョンソン投手(34)は12日、シート打撃に今キャンプ初登板して、打者12人に被安打2、1与四球と上々の仕上がりを披露した。

 野間にはフルカウントから外角へのスライダーで見逃し三振、続く鈴木にもフルカウントから内角の直球で見逃し三振に仕留めるなど、制球力が抜群。この日は、昨季の“専属捕手”の石原ではなく、会沢とコンビを組んで、お互いに何度も変化球の曲がりを確認し合いながら投球した。

 長野には移籍後“初安打”となる右前打を献上。マウンドに歩み寄った長野に記念球を渡す演出もみせて、観衆を喜ばせた。

 「全ての球種を試した。順調に進んでいる。(沖縄では)例年通りの調整をして、実戦に入っていく中で調子を上げていきたい」

 この日、シート打撃に初登板したヘルウェグとともに、チームの大トリとして初実戦形式の登板を済ませた助っ人左腕。昨季は、自身8連勝でバリントンを超える球団助っ投の最多連勝を更新した。今季も安定感抜群の投球を披露するための準備は着々と進んでいる。


☆一躍エース格に躍り出た大瀬良くんですが、いやいや、ジョンソンも負けちゃいません。安定感、という点で、このジョンソンと大瀬良くんが競い合って、チームを日本一へと導いてほしいですね。


☆一方こちらは、「1.09秒」。


◇「1・09秒」一岡が小園にプロの技/カープ観測 2/12(火) 20:30配信 日刊スポーツ

<カープ観測 12日>

 日刊スポーツはキャンプ期間中「カープ観測」と題し、広島のさまざまなデータを計測し、その強さを探っていきます。

  ◇    ◇    ◇

 シート打撃初登板の一岡竜司投手(28)は12日、初対戦したドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)にもプロの技を見せつけた。カウント2-1からの4球目は、クイック投法。タイムは「1・09秒」だった。通常クイックモーションの合格タイムは投手が投げ始めて、捕手が捕球するまで1・20~25秒と言われる。

 一岡は「スーパークイック」とも呼ばれる投法も使う。理由は「いい打者にはそういったことをやらないと抑えられませんから」と笑いながらも、胸を張る。「スーパークイック」では1秒を切る。「いかに打者に気持ち良く振らせないか。1秒を切らないと打者は気持ちよく振れてしまう」。打者との駆け引きもまた、一岡が持つ武器のひとつといえる。

 対戦した小園は、待機中に「一岡さんのクイックは早いから」という情報を耳に入れていたため、打席でも落ち着いて対応。フルカウントから外角のボール球を見極めて四球を選んだ。一岡は「小園君との駆け引きは楽しかった」と笑顔で振り返った。


☆一岡くんは、バッターのタイミングを外すために、クイックの速さを変えるんですよね。またランナーがいない時は球持ちがよく、ストレートがピッと伸びてくるので、バッターが差し込まれるんですよね。


☆さて、リリーフということでは、左腕不足が課題な訳ですが。


◇広島飯田、沖縄2次キャンプの切符をつかむ シート打撃で好投 2/12(火) 19:38配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(12日、日南)

 広島の飯田哲矢投手が、15日からの沖縄2次キャンプ切符をつかみ取った。

 この日、2軍から1軍練習に参加。シート打撃に登板し、打者5人に投げ1安打1死球。安部に中越え2ランを許す場面があったが、首脳陣は死球後、船越を中飛に打ち取った投球を評価した。

 佐々岡投手コーチは「死球の後、しっかりインサイドへ投げ切れていた。去年までなら死球後は腕を振れなかった」と話した。

 チームは13日に日南でのキャンプを打ち上げる。


☆いやいや、この飯田くんには、是非出てきてほしいんですよね。オスカルくん、佐藤くんと中継ぎ左腕が退団、中継ぎ専門の左腕ということでは、飯田くんに期待がかかります。




☆さて、誠也くんが、「激白」。


◇広島・鈴木誠也が独占激白 “丸抜き4番”の重圧と兄貴分への思い 2/12(火) 15:00配信 日刊ゲンダイDIGITAL

【'19キャンプ 直撃辛口インタビュー】

 セ・リーグ4連覇を目指す広島の4番・鈴木誠也(24)が11日、宮崎・日南キャンプで「今季1号」を放った。昨年11月に右足首を固定していたボルトを抜いた影響で別メニューが続いていたが、今キャンプ初の紅白戦に「4番・右翼」で出場。初回に適時二塁打を放つと、第2打席で左翼へ豪快に叩き込んだ。昨季まで強力3、4番コンビを組んでいた丸佳浩(29)が巨人へFA移籍。兄貴分への思いや、「4番候補」と期待される2020年東京五輪について本音を語った。

  ◇  ◇  ◇

■「4番は負けたら自分の責任」

 ――フリー打撃ではサク越えを連発。オフの間にまた体がデカくなった?

「よく言われるんですけど、オフの間は逆に太らないように気を付けました。18歳とかハタチ前の頃は、何をどれだけ食べても太らなかった。でも、最近は体重が落ちなくなってきたんです」

 ――食事制限をしている?

「2年前くらいからやっているんですけど、考えながら食べるようになりました。ササミだけ食べる? いや、何を食べるとか食べないとか、めちゃめちゃ制限しているわけではないんですけど、意識していこうかなと。栄養のこととか少しずつ勉強を始めたんですよ。それとほぼ毎朝、体重を量るようになりました。食べ過ぎてやばい時は、腹を触れば分かります」

 ――ウエートトレーニングをかなりやってきた?

「12月まではオフにしかできないトレーニングをして体づくりに専念しました。バットは、忘れない程度というか、ほとんど振りませんでした。1月の内川さん(ソフトバンク)との合同自主トレくらいから振り出して技術の練習を始めました」

 ――昨年11月に右足首のボルトを抜く手術をした。今の状態は?

「まだ完調ではないですよ。でも去年の今ごろもこんな感じでした。だから無理はしないで、できる練習、やれる練習を確実にやっていくことにしています。練習内容で特に大きく変わったことはありません」

 ――丸が巨人へFA移籍。不動の3番打者が抜けたことで、より4番の責任が増すことになる?

「かっこいいことを言うと、4番を任された時から、負けたら自分の責任だと思って試合に出ています。だから丸さんが抜けたからって、さらに責任が増すという感覚はありません。丸さんがいても、ボクへの投手の攻め方は毎年厳しくなっていました。よくそう言われるんですけど、気持ちの部分で特別変わることはありません」

 ――とはいえ、丸がいる巨人には例年以上に負けたくないのでは?

「負けたくないのは毎年一緒です。去年だって負けたくない、勝ちたいと思ってスタートした」

 ――昨年4月末から丸が(右太もも裏の筋挫傷で)約1カ月間離脱していた時期(主に5月)もチームは勝っていた(5月=11勝9敗1分け)。

「そうはいっても、やっぱりハナ(最初)からいないのはちょっと違うかもしれませんね。でもその分、若い選手のチャンスが増えるわけでしょう。チームはそうやって回っていくわけで、カープはそういう状況に慣れています。きっと新しい選手が出てくると思います」

■「流されない人だから大丈夫」

 ――丸への思いは?

「(プロ入りして)最初の頃、自主トレを一緒にやってもらったり、丸さんに面倒を見てもらっていたので、正直なところ寂しさはあります」

 ――一部の過激なファンが丸を「裏切り者」などと攻撃してネットが炎上している。

「丸さんには周囲をギャフンと言わせて欲しいんです。そういう声とかプレッシャーでダメなんじゃないかとか……。もし結果が出なかったらボクも嫌ですし、丸さんには常に凄い丸さんであって欲しいですから」

 ――丸と連絡は取った?

「この前、『大丈夫ですか?』って電話しました。(広島と巨人では)いろいろ違うみたいだけど、丸さんはマイペースで流されない人なので、大丈夫だと思います」

 ――丸の人的補償として巨人から長野が加入。キャンプ地はフィーバーに沸いている。

「明るい人ですね。でもボクたちにはまだ気を使っている感じがします。野球の話はまだあまりしていないんですけど、開幕までに馴染んでもらえたらいいですね」

 ――侍ジャパンの稲葉監督から「東京五輪の4番候補」と期待される。自身も「打ちたい」と言っていた。

「あのときは言いましたけど、まずは代表に選ばれないことには始まりません。そのために、というより、今シーズンを頑張った結果が来年の東京五輪につながったらうれしいですね。そのためにも、まずは今季、頑張ります」

 (聞き手=増田和史/日刊ゲンダイ)


☆ま、丸がいるいないは、誠也くんにはあまり関係ないでしょうね。それより、自身が「真の4番」になることしか、頭にないと思います。


☆で、新井さんなんかも丸にはエールを送っていますが、同じ釜の飯を食ったチームメートと、ファンとでは、ちょっと温度差があるでしょうね。ファンとしてはやはり、カープを出ていったこと、そしてよりによって巨人に行ったこと(笑)。その辺は、「はい、そうですか」とはいかないでしょう。それはそれだけ丸がチームの中心であり、いてもらわなくては困る選手である、ということの裏返しだと思います。


☆未だに巨人のユニホームを着た丸の姿を見ると、「この人は一体何をやってるんだろう」と思ってしまいます(笑)。


☆お次は、梨田さんの見た、カープ。


◇緒方監督1~3番悩む 未知数先発陣に隙/梨田昌孝 2/12(火) 19:59配信 日刊スポーツ

 阪神は広島の連覇をストップできる? 4年ぶりに日刊スポーツ評論家に返り咲いた元楽天監督の梨田昌孝氏(65)が12日、丸が巨人に流出した広島キャンプに潜入し、緒方監督から「1番から3番までの打順に悩んでいる」との本音を引き出した。独走に歯止めをかけるべく、未知数な先発ローテーションにも付け入るスキを見つけた。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

   ◇   ◇   ◇

 日南はポカポカ陽気だった。強い日差しの天福球場。フェンス越えを連発していたのは鈴木誠也だ。飛ぶわ、飛ぶわ。こちらが日焼け止めを塗るのを忘れるぐらい、ほれぼれする打球が飛んでいくではないか。

 新たにつけた背番号1がまぶしい。さらに体格も大きくなったようで、詰まった当たりも左中間スタンドに突き刺さる。グラウンドに降りて「体が重く感じないか?」と聞くと「大丈夫です」。今シーズンも30本から35本は打ちそうだ。

 昨季の阪神は、この広島に20ゲーム差をつけられた。これを引っ繰り返すのは並大抵ではない。でも、今シーズンは「3番丸」が流出した。単純に打率3割6厘、39本塁打のバッターが抜けるわけで、戦力ダウンは免れないのではと思ってしまう。

 そこで緒方監督を直撃すると「1番から3番をどう組むか悩んでるんです」と正直な答えが返ってきた。昨季は、タナ(田中広)、キク(菊池涼)、マル(丸)が基本形だったが、これが崩れた。オーダー再編を迫られた監督の心情は痛いほどわかる。

 もちろん打線を固定できればベストだろう。しかし今年は左右のピッチャーによって替えざるを得ないのではないか。例えば、右投手の場合は、野間が1番、左投手なら1番菊池涼、3番長野とかね。

 わたしとしては、1番から3番までの並びも注目しているが、4番鈴木に続く5番をだれが打つのかも興味深い。いろいろ組めるのは戦力層の厚さといえるが、そこにスキが見え隠れする。

 またシート打撃では、ジョンソンは安定していたし、大瀬良もそこそこ。でも問題は、そこに続いて投げるピッチャーだ。野村はボールの出し入れで勝負するタイプだが、球筋は定まっていない。現時点で先発ローテーションは未知数といえる。

 阪神にとって、広島は開幕からヤクルト、巨人に続く3カード目に対戦する相手。先発ピッチャーを早めに攻略して、チームに弾みをつけたい。(日刊スポーツ評論家)


☆いやいや、先発陣にスキがあるのは、毎年のことですよ(笑)。むしろ今年は、先発候補に楽しみなピッチャーが多い。床田くんにローレンス、ルーキー島内くん、中村祐くんもいれば、高橋昂くんもいずれ出てくるでしょう。矢崎くんも食い込んでくるかも。


☆3番に関しては、今年は日替りでいいと思います。問題は打線が機能するかどうかで、固定できるかどうかは置いておいていいと思います。いずれは坂倉くんか、小園くんが3番に座るんじゃないでしょうか。


☆坂倉くんは、今年はやると思いますよ。シーズン終盤には、3番を打っているかも知れませんよ。


☆おしまいは、4日連続の、この人。


◇達川氏が広島キャンプ地に4日連続で登場「最近の選手は練習、練習、また練習」 2/12(火) 13:26配信 サンケイスポーツ

 広島OBで昨季までソフトバンクのヘッドコーチを務めた達川光男氏(63)がテレビ解説の仕事で広島のキャンプ地を4日連続で訪れた。宮崎キャンプの打ち上げまであと1日となって「私らの頃はキャンプが終われば半分が終わったもの。それぐらいキャンプはしんどかった」と自身の現役時代と重ね合わせた。続けて、達川氏が現役だった1980年代と現在のナインのオフの過ごし方を比較して「今はシーズンが終わってからそれぞれが自主トレをすごくしている。最近の選手は練習、練習、また練習」と個人個人の意識を高さを評価した。


☆あら達川さんったら、そんなにカープが好きなの(笑)。ま、この人は引っ張りだこでしょうからね。


☆カープの場合、勝負は沖縄キャンプでしょうね。日南である程度選手を見極めて、沖縄でチームを作っていく。ここでどれだけチームを作れるかでペナントが決まる、と言っていい。新しいメンバーも入りましたから、沖縄でしっかりチームを作ってほしいですね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。