2019年2月18日月曜日

'19 カープ・キャンプリポート(13)~2/16、紅白戦・アドゥワの雄大さ・菅野に勝てる。


◇広島紅白戦 紅組の3、4番は長野と鈴木の並び 2/16(土) 11:33配信 デイリースポーツ

 「広島紅白戦、紅組-白組」(16日、コザしんきんスタジアム)

 紅白戦が5イニング制で行われる。紅組の3、4番は長野、鈴木の並び。白組の4番には松山が入った。

 スタメンは以下の通り。

【紅組】
1(遊)田中
2(三)安部
3(DH)長野
4(右)鈴木
5(左)西川
6(一)メヒア
7(中)下水流
8(二)上本
9(捕)船越
先発 岡田
2番手 島内
3番手 フランスア

【白組】
1(中)野間
2(二)菊池
3(一)バティスタ
4(DH)松山
5(捕)会沢
6(左)坂倉
7(三)堂林
8(右)正随
9(遊)曽根
先発 ローレンス
2番手 レグナルト
3番手 九里


(紅)1回表、白組の先発は、ローレンス。
先頭①田中 レフト前ヒット
 無死1塁
②安部 セカンドゴロ
 1死1塁
③長野の時、安部盗塁失敗
 2死
③長野 センターフライ、この回無得点。


(白)1回裏、紅組の先発は、岡田。
①野間セカンドゴロ、②菊池三振、③バティスタ三振、この回三者凡退、無得点。


(紅)2回表
先頭④鈴木 レフト前ヒット
 無死1塁
⑤西川 ファーストゴロ、ランナー2塁へ。
 1死2塁
⑥メヒア サードゴロ
 2死2塁
⑦下水流 ライトオーバーの先制タイムリーツーベース 紅組先制、白0-1紅。
 2死2塁
⑧上本 センターフライ、この回1点。


(白)2回裏
④松山 セカンドゴロ
 1死
⑤会沢 ライト前ヒット
 1死1塁、臨時代走野間。
⑥坂倉の時、野間初球盗塁、キャッチャー船越悪送球、野間は3塁へ。
 1死3塁
⑥坂倉 三振
 2死3塁
⑦堂林 レフト前同点タイムリーヒット 白組同点、白1-1紅。…堂林くんやりましたね。
 2死一塁
⑧正随の時、堂林盗塁
 2死2塁
⑧正随 四球
 2死1・2塁
⑨曽根 三振、この回1点。


(紅)3回表、投手レグナルト(白)。
先頭⑨船越 センター前ヒット
 無死1塁
①田中 四球
 無死1・2塁
②安部 ライトフライ、2塁ランナー船越3塁へ。
 1死1・3塁
③長野 セカンドゴロゲッツー、この回無得点。


(白)3回裏、投手島内(紅)。キャッチャー石原。
①野間ファーストゴロ、②菊池セカンドフライ、③バティスタキャッチャーファウルフライ、この回三者凡退、無得点。


(紅)4回表、投手九里(白)。キャッチャー坂倉、レフト松山。
先頭④鈴木 四球
 無死1塁
⑤西川 センターフライ
 1死1塁
⑥メヒア レフト前ヒット
 1死1・2塁
⑦下水流 三振
 2死1・2塁
⑧上本 ライトオーバーの勝ち越し2点タイムリースリーベース 紅組勝ち越し、白1-3紅。…いやいや、上本が打ちましたよ。
 2死3塁
⑨船越 四球
 2死1・3塁、佐々岡コーチマウンドへ。
①田中 三振、この回2点。


(白)4回裏、レフト下水流、センター西川。
④松山ショートゴロ、⑤会沢ショートゴロ、⑥坂倉ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…島内くん、2回をパーフェクト。


(紅)5回表
先頭②安部 センター前ヒット
 無死1塁
③長野 サードゴロ、ランナー2塁へ。
 1死2塁
④鈴木 左中間を破るタイムリーツーベース 白1-4紅。…いやいや、誠也くんは止まりません。
 1死2塁
⑤西川 ライトフライ、2塁ランナー鈴木3塁へ。
 2死3塁
⑥メヒア サードゴロ、この回1点。


(白)5回裏、投手フランスア(紅)。
⑦堂林サードライナー、⑧正随サードゴロ、⑨曽根サードファウルフライ、この回三者凡退、無得点、ゲームセット。


  1 2 3 4 5 計
紅 0 1 0 2 1 4
白 0 1 0 0 0 1
【白】ローレンス、レグナルト、九里
【紅】岡田、島内、フランスア

【紅組】
      打 安 点 打率
① 6 田中  2 1 0 .200
② 5 安部  3 1 0 .286
③ D 長野  3 0 0 .000
④ 9 鈴木  2 2 1 .800
⑤78西川  3 0 0 .143
⑥ 3 メヒア 3 1 0 .286
⑦87下水流 2 1 1 .200
⑧ 4 上本  2 1 2 .667
⑨ 2 船越  1 1 0 .333

【白組】
      打 安 点 打率
① 8 野間  2 0 0 .250
② 4 菊池  2 0 0 .000
③ 3 バティスタ
      2 0 0 .000
④D7松山  2 0 0 .000
⑤ 2 會澤  2 1 0 .667
⑥72坂倉  2 0 0 .167
⑦ 5 堂林  2 1 1 .200
⑧ 9 正随  1 0 0 .250
⑨ 6 曽根  2 0 0 .000

【紅組】
    回 安 三 四 自 防御
岡田  2 2 4 1 1 4.50
島内  2 0 0 0 0 0.00
フランスア
    1 0 0 0 0 0.00

【白組】
    回 安 三 四 自 防御
ローレンス
    2 3 0 0 1 4.50
レグナルト
    1 1 0 1 0 0.00
九里  2 4 1 2 3 13.50


☆打線では、下水流が先制タイムリー、堂林くんが同点タイムリー。「師匠の教え」が効きましたかね(笑)。で、上本がライトオーバーの2点タイムリースリーベース。上本は紅白戦3打数2安打。今年はバッティングにもこだわって下さい。さらに誠也くんが左中間へタイムリーツーベース。誠也くんは紅白戦4打数3安打1ホーマー3打点。ホームラン、タイムリー、タイムリーと、文句のつけようのない活躍ぶり。またチーム全体では、進塁打をしっかり打てていたと思います。


☆投手陣では、岡田くん、ローレンスと先発が1点ずつ失点する中、ルーキー島内くんが2回をパーフェクト。


◇広島島内2回完全投球、佐々岡コーチ「リリーフ◎」 2/16(土) 19:29配信 日刊スポーツ

<広島紅白戦:紅組-白組>◇16日◇沖縄・コザしんきんスタジアム

 広島ドラフト2位の先発候補、島内颯太郎投手(22=九州共立大)が開幕1軍に前進した。紅白戦で紅組の2番手として2イニングを完全投球。最速145キロの直球に変化球を交え、野間、菊池涼、バティスタ、松山、会沢、坂倉の一線級を封じ込めた。

 物おじしないマウンドさばきが光った。先頭野間の1ボールからの2球目。最年長捕手石原のサインに首を振り、ストレートでファウルを奪った。最後はチェンジアップで一ゴロ。「まずは真っすぐでカウントを整えたかった」と振り返った。打ち気満々のバティスタはスライダーで捕邪飛に仕留めるなど、クレバーな一面も見せた。

 ネット裏の中日鈴木スコアラーは「真っすぐで押し込めている。あとは、走者を出した場面でどうなるか」と警戒を強めた。佐々岡投手コーチは「打者が立てば(よくなる)という実戦派。短いイニングも面白いのかな」とリリーフとしての適性にも言及した。1軍戦力に1歩近づいたのは間違いない。


☆自分のピッチングに対する考え方があるのは、いいじゃないですか。ストレートが使えないと、ピッチングは苦しくなりますからね。


☆この人も、まずまず。


◇広島・フランスアが紅白戦初登板 1回を三者凡退「チェンジアップとカーブが良かった」 2/16(土) 19:56配信 デイリースポーツ

 「広島紅白戦、紅組4-1白組」(16日、コザしんきんスタジアム)

 ヘロニモ・フランスア投手が紅白戦に初登板し、順調な仕上がりを示した。

 紅組として登板し、最速149キロの直球を軸に1イニングを三者凡退。今季もセットアッパーとして期待されるドミニカンは「チェンジアップとカーブが良かった。真っすぐはちょっと高かったです」と日本語で振り返っていた。


☆フランスアも5年契約でしたっけね。何年カープにいてくれるか分かりませんが、とりあえず今年は、頼りにしてよさそうです。


☆ちょっと心配だったのが、九里くん。


◇広島・佐々岡コーチ、就任後初めて試合中のマウンドで助言「しっかり打ち取れ」 2/16(土) 20:03配信 デイリースポーツ

 「広島紅白戦、紅組4-1白組」(16日、コザしんきんスタジアム)

 広島・佐々岡真司投手コーチが紅白戦で、1軍投手コーチ就任後初めて試合中のマウンドへ向かった。

 白組の九里がマウンドに上がった四回。2死一、二塁で上本に2点適時三塁打を浴びると、続く船越には四球を与え2死一、三塁。ここで佐々岡コーチはマウンドへ歩み寄った。

 「『しっかり打ち取れ』と言った。(2イニング予定で)途中で降りるのは不細工だから。(シーズンの)予行練習もあるけどね」。九里は直後の田中広を見逃し三振に抑え、この回の追加点を許さなかった。


☆ところが次の回も誠也くんにタイムリーツーベースを浴び、計3失点。2イニング連続の失点というのは、いただけませんね。




☆さて、キャンプの話、まずは、大瀬良くん。


◇【広島】「ピンチに強い男」へ、広島・大瀬良大地が130球の熱投【キャンプ取材現場発】 2/16(土) 11:10配信 週刊ベースボールONLINE


◆新セットポジションをフォーム固め

 沖縄の第2次キャンプがスタートした2月15日、広島のエース・大瀬良大地が早速、新しく作られたブルペンで熱投を披露した。

 沖縄入りの感想を、「暑いです。(暖かい沖縄に来て、体が)動きすぎるので、慣らしながらいきたい」と語る大瀬良だが、その言葉とは裏腹に、會澤翼捕手を相手にして、セットポジションから、ゲーム並みの130球を投じた。

「セットポジションで数多く投げて、フォームを固めたい」と、大瀬良はその狙いを語る。

 大瀬良は、今年からセットポジションの形の改良を試みている。昨年はグラブを顔の前にセットしていたが、今年はこれを下げ、ヘソの当たりの低い位置に変えようとしているのだ。実は大瀬良は、昨年、走者なしだと.214の被打率が、走者を得点圏に置くと、.262と跳ね上がってしまっており、自らの体感としても、「セットに入ると球の速さや強さが落ちている感じがしていた」という。この部分を改善するため、腕がもっと触れる形を模索、グラブの位置を下げて、重心をやや右側に寄せた形にして、固めていこうとしている。

 表情を見ていると、まだ、時折イメージ通りではないボールが行くこともあり、いい感覚を体にしみこませようとしている最中という感じでもあるが、この日の熱のこもったピッチングで、一段と新しいセットポジションが体になじんできたのは、まず間違いのないところだろう。

 投球練習後は、「疲労は思ったより来ています」と言いながらも、「ブルペンが立派になって、雨の日もしっかり練習できるようになりますね」と充実の表情。今季は昨年以上に、ピンチにも強いエースの姿が見られそうだ。

文=藤本泰祐


☆いやいや、一定の結果が出ると、欲が出るものなんですかね。さらなる進化を遂げようと、次々と貪欲に課題をクリアしていっているように見えます。


☆その大瀬良くんに、意外な人が太鼓判。


◇カープ大瀬良なら菅野に勝てる!平成の大エースが130球熱視線で太鼓判 2/16(土) 6:01配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(15日、沖縄)

 広島・大瀬良大地投手(27)が15日、広島キャンプに視察に訪れた前巨人投手総合コーチの斎藤雅樹氏(53)から今季の活躍へ太鼓判を押された。ブルペンではセットポジションを中心に130球。斎藤氏は制球力を褒めたたえ、球界を代表する巨人のエースの名を出し「ストップ・ザ・菅野」の最有力候補に挙げた。

 温暖な沖縄で始まった2次キャンプ、大瀬良が鋭いまなざしで腕を振り続けた。新設されたコザしんきんスタジアムのブルペンで計130球。「セットポジションのフォームを固めたい」と直球にカットボールなどの変化球を交え投げ込むと、捕手の後ろからは視察に訪れた斎藤雅樹氏から熱い視線を送られた。

 オフからセットポジションでの球威を落とさないため、胸の前から左腰付近にグラブを置いた始動に改良中。まだ“完成品”ではないが、昨季まで巨人の投手総合コーチを務め、現役時は「平成の大エース」と呼ばれた斎藤氏は右腕の姿に強い印象を受けていた。

 「コントロールがいい。安定している。フォームを確認している感じで7~8割だと思うけど、(球が)ピュッときていたしね」。そう目を細めると、「『ストップ・ザ・菅野』をできるのは、大瀬良が一番だと思う」と大きな期待の言葉も贈った。

 菅野は昨季2年連続沢村賞を獲得するなど、言わずと知れた球界屈指の右腕。その上を行く可能性があるとするなら、菅野とともに昨季15勝で最多勝を分け合った大瀬良と斎藤氏は見る。昨年自己最多の182回を投げるなど1年間きっちり働いただけに、「焦らずいってほしい」とエールも送った。

 斎藤氏の期待の声を伝え聞くと大瀬良は「今日の投球では…」と苦笑いを浮かべたが、「そう言ってもらうことはありがたいので、頑張ります」と声を弾ませた。背番号14は今季の開幕投手筆頭候補。いきなり3月29日の巨人戦(マツダ)で菅野と対決する可能性もある。

 もちろんシーズンへ向けて、存在感を発揮していくことは必要となってくる。ここからは本格的に実戦も増えるだけに「いい形でパフォーマンスを出して、結果を残せるようにしていきたい」と力を込めた。充実の1年とするため、価値ある2次キャンプを過ごす。


☆昨年大瀬良くんが飛躍した一番の要因はやはり、思うところへ投げられるようになったこと。特にカットボールの制球が安定したことが、大瀬良くんを「一流のピッチャー」へ押し上げたんだと思います。


☆で、菅野とも何度か対戦することはあるでしょう。その時、大瀬良くんが菅野を意識せず、自分のピッチングを淡々とできるようになれば、これはかなり本物に近づくかなと。


☆一方こちらは若手、沢村賞が絶賛。


◇広島・山口翔を沢村賞コーチが絶賛。「2年目のブレイク」再現なるか 2/16(土) 8:32配信 webスポルティーバ

 現在セ・リーグ3連覇中の広島だが、昨シーズンの戦いを振り返ると、新戦力の台頭が大きな原動力になったと言っても過言ではない。

 打者であれば4年目にして初の規定打席に達し、打率.286を残した野間峻祥(のま・たかよし)が筆頭格であり、投手であればシーズン前半に育成から支配下に昇格し、8月にはプロ野球タイ記録となる月間18試合登板を果たしたヘロニモ・フランスアの名前が挙がる。

 そしてもうひとり忘れてならないのが、2016年のドラフトで5位指名され入団した196センチの大型右腕・アドゥワ誠だ。53試合に登板するなど中継ぎとして定着し、6勝2敗5ホールドと2年目のブレイクを果たした。

 そんなアドゥワのサクセスストーリーを目の当たりにし、同じ“2年目のブレイク”を誓うのが山口翔である。広島の偉大なOBである前田智徳と同じ熊本工出身で、2017年のドラフトで2位指名された最速151キロ右腕だ。入団1年目の昨年は、一軍登板はなく、二軍で5試合に登板して1勝2敗。21イニングを投げて被安打23、失点17(自責点15)とプロの洗礼を浴びた。それでも19個の三振を奪うなど、非凡な才能は見せつけた。

 そんな山口だが、素材の高さを買われ、この春のキャンプでは一軍メンバーに名を連ねた。山口をプロの世界に導いた末永真史スカウトが「腕の振りは一級品。とりわけヒジの柔らかさはプロの世界でも屈指のレベル」と絶賛するように、球団から大きな期待を寄せられている。

 山口は初日からブルペンに入り、捕手を座らせて71球を投げ込んだ。ピッチングを終えた山口は手応えをつかんだ様子で「もちろん去年とは緊張感がまるで違うキャンプインになりましたけど、今までと違う山口翔を見せたいんですよね」と力強く語った。山口の言う「去年までとの違い」は、制球に苦しむことなく常にストライクを先行させ投手優位のピッチングを指す。

「一軍の首脳陣には『高めに投げるならいらない』という雰囲気が常にあります」

 そう語る山口だが、昨年は21イニングで16四死球を与えてしまった。二軍とはいえ、プロでこの数字は明らかに多い。山口は熊本工3年の春に甲子園を経験しているが、初戦で智弁学園(奈良)に9点を奪われ完敗。この試合でも押し出しを含む8四球と制球難を露呈して自滅した。それだけにこのキャンプでは制球力を磨くことが重要なポイントになっているが、やはり高めに浮くボールが目につく。

「じつはリリースポイントを探っているところなんです。今までが前すぎたので、どうしても叩きが弱くなり、うまくボールに力を乗せることができなかった。少し顔寄りに戻したというか、前すぎず、近すぎずのポイントを探りながらやっている感じです」

 キャンプ2日目には早くも打撃投手として打者と対峙した。相手は昨年25本塁打のサビエル・バティスタ。山口はワインドアップからストレートのみ39球を投げ込んだが、死球を含む15球がボールゾーンと、制球が定まらない。空振りを1つ奪ったが、高めに浮いた球は軽々と持っていかれ、この日は計7本の柵越えを許した。
 
 山口について、昨年は二軍投手コーチとして指導し、今季から一軍担当となった佐々岡真司投手コーチが指摘したのは、制球についてではなく、投球リズムの悪さだった。

「単調でタメがなかった。いくら150キロの球があっても、あれでは打者もタイミングが取りやすくなる」

 そう厳しく評価した佐々岡コーチだが、2年目のブレイクを狙う山口にとってはこの上ない味方でもある。佐々岡コーチは、山口が制球を気にするあまり、本来のスケールを失わないように細心の注意を払っている。

「こじんまりするのではなく……それでもすべての質を上げて、投手としてレベルアップしてもらわないと」

 そして佐々岡コーチは「カーブの投げ方で真っすぐを投げれば、低めにいい球がいくから」と山口に何度も言い聞かせている。そんな佐々岡コーチに山口も全幅の信頼を置いている。

「佐々岡さんは『お前は褒めるとダメなタイプだから』と言って、一度も褒めてもらったことがありません。でも、自分をずっと見ていてくれた方ですから、こうして初めての一軍キャンプで同じ時間を過ごすことができて、すごく心強いです」

 念願の一軍デビューに向けて、苦しみながらも着実に前進を続ける山口に、佐々岡コーチはこんな言葉を残す。

「去年のアドゥワみたいに結果を残して一軍へ。その可能性は十分にありますよ」

 かつて投手の最高栄誉である沢村賞を獲得した経歴がある佐々岡コーチも絶賛する逸材は、“2年目のブレイク”を果たせるのだろうか。

加来慶祐●文


☆アマチュア時代に豪速球を投げていたピッチャーも、プロに入ると制球を重視するあまり、すっかりストレートが走らなくなることがあります。確かに1軍のプロのピッチャーは、マエケンや菅野、また大瀬良くんに代表されるように、1軍レベルの制球力を持ってます。ただそれは、バランスの良いフォームで、腕をしっかり振って、自分の思うところへ投げた、コントロール。その意味で、佐々岡コーチの指導の方向性は間違ってないと思います。


☆ただ、やっちゃいましたね~。


◇広島庄司と山口がインフル感染、ホテルで隔離へ 2/16(土) 19:34配信 日刊スポーツ

 広島は16日、庄司隼人内野手(27)山口翔投手(19)がインフルエンザA型に感染したと発表した。体調不良を訴えて練習を回避し、沖縄市の病院で診断された。

 宿舎の各階に消毒液を設置し、手洗いを徹底するなど対策してきたが、投手と野手それぞれに感染者が出た。松原チーフトレーナーは「やることをやってかかってしまったものはしようがない。広がらないようにしないといけないので、2人はホテルで隔離している」と説明した。


☆A型は現在大流行しているそうで、気をつけていても、かかる時はかかるんですよね。ま、これはほんとに、仕方ない。


☆で、前掲の記事でも出ていた、アドゥワくん。


◇カープファンにも広がる王者の余裕。日南で感じたアドゥワ誠の雄大さ。 2/16(土) 17:01配信 Number Web

 12日、朝早い便で宮崎へ向かう。今日から5日間、プロ野球のキャンプを回る。行くと必ず、「どうしたんですか……?」と訊かれる。「アマチュア専門」と思われているフシがある。そんなことは決してない。私の野球はオールラウンド。春のキャンプ巡りは、そのための「勉強」である。

 同じ飛行機の便に、どこかの大学のサッカー部だろうか、お揃いのジャージの青年たちと乗り合わせた。

 そうか、2月は「キャンプ」の季節なんだ……。

 暖かいところへ行って、ひととき“合宿”を張るのは、プロ野球だけじゃない。大学、社会人の運動部が冬の寒さを脱し、伸びやかに体を躍動させられる場所を求めて、西に南に向かう。

 そういえば、スプリングキャンプを終えたプロ野球チームと入れ替わるように、下旬になると、同じ球場に大学、社会人チームがキャンプにやってくる。

 読売ジャイアンツの「沖縄セルラースタジアム那覇」には社会人のホンダ(埼玉)が、楽天の「久米島野球場」にはホンダ鈴鹿が入り、ヤクルトの「浦添市民球場」には早稲田大学がやって来て、沖縄は3月になってもキャンプ王国が続く。

 広島カープのファームが使っていた「東光寺球場」にはJFE東日本が、ヤクルト・ファームの「西都原運動公園野球場」には東邦ガスがやって来る。

 2019年の“球音”。西の空から響き始めている。

「カープはいつまででも練習しよるけぇねぇ」

 カープが強くなったから、キャンプ地の日南を訪れる人が急に増えた。ファンも増えたのだが、報道陣もぐんと増えたので、天福球場の前の駐車場だけではぜんぜん足りなくなって、小高い丘をひとつ越えた「油津漁港」に特設駐車場を設けた。

 球場へは、そこからシャトルバスが往復している。

 ファンはご馳走を目の前に“おあずけ”を食らっているようで、車内にはおのずとイライラした雰囲気が漂う……かと思うと、意外とそうでもない。

 「ここまで来とるんじゃけえ、ここであわててもつまらんわのぉ」

 「ほうじゃ、カープはいつまででも練習しよるけぇねぇ」

 そんな掛け合いに笑い声すら起こって、ファンの胸の内にまで「王者の余裕」が宿り始めているようだった。


◆アドゥワ誠が身長以上に雄大に見える。

 ブルペンに、カープの剛腕、快腕がずらりと居並ぶ。

 野村祐輔、岡田明丈、九里亜蓮に、期待の若手・藤井皓哉、山口翔。その真ん中に、頭1つ半抜けて高いカープレッドの帽子が、ご存じ昨季の中継ぎエース・アドゥワ誠だ。

 長い手足、全身のしなやかな連動……豪快な腕の振りなのに強く振ろうとし過ぎない。気分よさそうに振り下ろして、長い指が縫い目にしっかりかかったストレートが低めに構えたミットの“そこ”にきまる。

 アドゥワの目がいくのは、手元のボールと捕手が構えるミットだけ。左右に先輩投手何人もしたがえて、いちばん左はじで無我夢中で腕を振る山口とはたった1年しか違わないのに、この落ち着きはいったいなんだ。

 53試合、試合終盤の緊迫の67イニングを投げて6勝を挙げ防御率3.74。

 修羅場を切り抜けてきた記憶が、1メートル96をさらに雄大に見せる。

 はたちの貫禄。 経験が人を作る。

(「マスクの窓から野球を見れば」安倍昌彦 = 文)


☆ハーフ、ということもあるのかも知れませんが、表情の読めない、アドゥワくん。確かに昨年も、ピンチを迎えても、臆してるようには見えませんでした。2年目であれだけの結果を出すんですから、チャンスをつかもうが力が入ることなく、ピンチを迎えても動ずることなく、常にフラットな精神状態なのかも知れません。


☆今年は先発も、という話もありますが、K.O的には、その動じないメンタルを武器に、今年も八面六臂の活躍をしてほしいかなと。アドゥワくんの代わりはなかなかいない、既にそう思わせてくれるだけのピッチャーになりつつあるんじゃないでしょうか。




☆お次は野手の話題、まずは、小園くん。


◇広島ドラ1小園海斗、「愛される能力」で名選手に 2/16(土) 10:00配信 日刊スポーツ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 珍しい光景だった。第3クール初日の9日。ティー打撃を行うドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)に、松山がスイングの手本を見せていた。後ろの軸足を内旋させながらリズムよく腰を回すと同時に、バットを肩口から地面に向かってけさ斬りのように軽く振り下ろす。まねする小園は、スムーズに振れずに苦笑い。その場に、迎打撃コーチも加わった。西川や東出打撃コーチも声をかけた。終始、和やかな雰囲気だった。

 迎コーチはこの場面について「一連の動作の中で振る練習。まだ、手だけで振りにいっている部分がある」と説明した。下半身の動きにバットを連動させ、ヘッドの重さを感じながら無駄な力を入れずに振る訓練ということなのだろう。ただ、ここで言いたいのは技術的なことではない。

 小園の「愛される能力」である。当初は「今年のドラ1はどんなもんか」という目で見ていたであろう先輩たちが、手を差し伸べたくなる雰囲気があるということだ。気を使うことの多い毎日だと思うが、物おじせずに輪の中に入る。アドバイスに真摯(しんし)に耳を傾け「吸収できることが多い」と話す。そういう振る舞いが、自然と人を引きつけるのだろう。

 広島のショートには田中広という絶対的存在がおり、すぐにレギュラーになるのは難しい。それでも小園には野球の才能に加え、人間としての魅力がある。ファンからも愛される名選手になる可能性は、十分にあると思っている。【広島担当 村野森】


☆新井さんがそうですが、愛するから、愛される。主体性があるからこそ、人の話に耳を貸すことができる。自信満々の人、人のことをけなす人っていうのは、弱いからこそ、先制攻撃で自分を守ろうとするんですよね。だから、人の話も聞かない(笑)。


☆プロとして身につけることはまだまだあるんでしょうが、いやいや、成長も早いんじゃないでしょうか。


☆一方、成長、ということでは、なかなかうまくいかない、この人(笑)。


◇10年目の堂林、本来の三塁でレギュラー再奪取目指す 広島・沖縄キャンプ 2/16(土) 23:43配信 毎日新聞

 レギュラー再奪取を狙う10年目・堂林が紅白戦(五回制)に7番・三塁手として出場し、岡田から適時打を放った。二回2死三塁での初打席で3球目の内角低めの直球を左前へ引っ張り、「自分のスイングができた」と手応えを口にした。3年目の2012年に三塁手として144試合にフル出場して14本塁打を放ったが、近年は打撃低調で守備固めなどが主な役割で、昨季も出場は63試合だけ。外野手に挑戦したものの芽は出ず、今季は本来の三塁手に専念。キャンプでは後輩の鈴木に打撃の助言を求めるなど、「根気強くやり続けるしかない」と必死だ。【田中将隆】


☆いやいや、今年はほんとに、なりふり構わず。


☆で、その、「師匠」の方(笑)。


◇広島・鈴木誠也が先輩の堂林に 異例“師弟”打撃指導の真意 2/16(土) 11:50配信 日刊ゲンダイDIGITAL

 異例の師弟関係と言っていいだろう。

 15日、全体練習終了後の室内練習場で主砲の鈴木誠也(24)と3歳上の堂林翔太(27)が打撃練習。周囲が驚いたのは、バットを持って構える堂林に対し、後輩の鈴木がグリップの位置やスイングの角度など、身ぶり手ぶりを交えて指導を始めたからである。

 節目の10年目を迎えた堂林が言う。

「(自分に)後がないのは分かっているので、やれることはやりたい。誠也は生きた教材。誠也を引っ張ってでも見てもらいたいと思った」

 後輩に教えを請うたことを明かしたのだ。

 一方の鈴木に聞くと、「(普段は)あまり(他の選手に)自分から言うことはないですね。バッティングなんて(本来は)シンプルなのが一番よくて、言うことはないですから」と言って、こう続けた。

「年下とか年上とか関係なく、みんなで頑張って勝つのが一番。自分のライバルだから教えないとか、(そういう考え方は)好きじゃない。もし(ポジションを)取られたら、その分また自分が頑張ればいいじゃないですか。後輩にも指導? ボクより下の選手たちが出てこないと、カープとしてもきついと思う。ボクも25になるし、下が出てくるのはチームにとっていいこと。ボクも経験があるわけではないし、伝えられることは少ないかもしれないけど、教えられることは教えたい」

 なんとも頼もしい24歳である。


☆この「自然体」が、誠也くんのいいところ。何かの考えに偏ったり、自分のこだわりから人に偏見を持ったりしない。オープンで、グローバルな感じ(笑)。


☆でね、教えられるんじゃなくて、教えを乞うたところが、堂林くんの成長。次のステップは、教えられたことを元に、自分のバッティングを作ること。自分に合ったバッティングというのは、必ずありますから。


☆その堂林くんのライバルになるであろう、バティスタ。


◇広島バティスタ「ウインド」150m弾で民家直撃 2/16(土) 18:56配信 日刊スポーツ

 広島サビエル・バティスタ外野手がフリー打撃で推定飛距離150メートルの場外弾を放った。

 両翼100メートルのコザしんきんスタジアム左翼ポール際、芝のスタンド後方にそびえる高さ17メートルの防球ネットを越え、その先の車道の向こう側にある民家に直撃した。

 球場関係者は「改修前のネットが低い時は越えることはありましたが、新しくなってからは聞いたことがない」と証言。バティスタは(風)、ウインド」と平然としていた。


☆いやいや近隣の方々、ほんとに気をつけて下さい(笑)。


☆バティスタが昨年以上の活躍をすれば、これも「補強」になります。どう打席を作るか、ですね。


☆さて、「キク」と「キク」の対戦(笑)。


◇【広島】キクキク対決実現!保則が初実戦で涼介の洗礼浴びる 2/16(土) 13:42配信 スポーツ報知

 広島の菊池保則投手(29)が16日、沖縄キャンプで楽天から移籍後初となる実戦形式の練習で登板。シート打撃で菊池涼介内野手(28)との同姓対決が実現し、1安打1四球と貫禄を見せつけられた。

 保則の記念すべき広島での実戦初対決は涼介が相手だった。カウント1ストライクから高めの甘い直球を右翼線に運ばれる二塁打を献上。“キクキク対決”は保則の完敗で幕を開けた。

 メヒアは投ゴロ、田中広は二ゴロ、野間も二ゴロで打ち取り、再び打席に涼介を迎えた。だがフルカウントからの6球目のスライダーが高めに抜けて四球を与えてしまった。

 その後、メヒアは投ゴロ、田中広は見逃し三振に仕留めて保則の出番は終わり。打者のべ7人に1安打1四球だったが、出塁を許したのはいずれも涼介で、他ののべ5人はパーフェクトに封じ込めた。


☆菊池保、中田くん、永川さんあたりの働きは重要で、「逆転のカープ」を演出するのは、彼らなんですよね。勝ちパターン以外のピッチャーがいいピッチングをすれば、投手陣全体のイメージも良くなり、「カープのピッチャーは打てないぞ」という意識を相手に植え付けることができる。


☆そう、この人もいなくなりましたしね。


◇【MLB】元広島ジャクソン、ブルワーズとマイナー契約 メジャー昇格なら年俸1億円超 2/16(土) 17:06配信 Full-Count
 
◆ブルワーズが発表、広島では3年間で通算175試合に登板

 昨季まで広島でプレーしたジェイ・ジャクソン投手がブルワーズとマイナー契約を交わしたと球団が発表した。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」が伝えている。

 ジャクソンは2015年にメジャーデビューし、2016年からは広島でプレー。セットアッパーとして3シーズンで通算175試合に登板し、10勝8敗2セーブ92ホールド、防御率2.10の好成績をマーク。リーグ3連覇に貢献した。

 昨季は48試合登板で3勝2敗1セーブ25ホールド、防御率2.76の成績で、シーズン終了後に自由契約に。4シーズンぶりに米復帰を果たすことになった。

「MLBトレード・ルーモアズ」は「ブルワーズがジェイ・ジャクソンと契約」とのタイトルでレポート。「ブルワーズは右腕ジェイ・ジャクソンとマイナー契約をしたと球団が発表した。もし彼がメジャーのロースター入りをすれば、100万ドル(約1億1500万円)が支払われると、MLBネットワークのジョン・ヘイマンが伝えている」と、敏腕記者として知られるヘイマン氏のツイッターの情報をもとに報じている。

 さらに、記事ではジャクソンが7シーズンのマイナー生活の後にメジャーデビューを果たしたことなども回顧。広島での3年間の成績も紹介しつつ、「速球派右腕は最初に(メジャー契約の)40人のロースター入りを果たす必要があるが、彼がマイナーで何らかの成果を見せてくれることに期待したい」と締めくくっている。

 広島で人気を誇った元助っ人右腕は、昨季ナ・リーグ中地区を制してリーグ優勝決定シリーズまで進んだ強豪で、4年ぶりにメジャーのマウンドに立つことができるだろうか。


☆いや~、ジャクソン、頑張ってほしい。ブレイシアもレッドソックスでブレークしましたし、ジャクソンもやれるんじゃないでしょうか。


☆ヘーゲンズも最近カープのことをコメントしてましたが、メジャーに上がっても、カープのこと、応援して下さい。


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source : K.Oのカープ・ブログ。