2019年2月20日水曜日
'19 カープ・キャンプリポート(16)~2/19、第4クール終了・練習試合中止・恩師が語る誠也。
☆さて、まずは昨日18日の話題。
◇広島、菊池と長野がつないで4番・誠也でドッカン3ラン!丸いなくても破壊力変わらず 2/19(火) 7:00配信 サンケイスポーツ
(練習試合、広島8-0韓国KIA、18日、沖縄・コザ)広島は18日、今季初の対外試合となる韓国KIAとの練習試合(コザ)で、巨人へFA移籍した丸佳浩外野手(29)の人的補償で加入した長野久義外野手(34)を3番に据えた新打線を“お披露目”。一回に長野が中前打で好機を広げると、不動の4番・鈴木誠也外野手(24)が“チーム1号”の3ラン。新打線がいきなり火を噴き、8-0で快勝した。
丸がいなくなっても、破壊力はまるで変わらない。これが2019年版カープ打線だ。ライバルが度肝を抜かれる、今季初の対外試合だった。
衝撃は一回1死から。2番・菊池涼が中前打を放つと、巨人から加わった長野が初球を中前打。丸の穴をそのまま埋めるように3番に座り、「カープ長野」としての対外試合初安打。そして4番は鈴木だ。カウント2-2から、外寄りの直球を右方向へ。高く舞い上がった打球は風にも乗って、右翼芝生席に弾んだ。今季の対外試合の“チーム1号”となった。
「追い込まれるまでの内容がよくないので」
笑顔ひとつ見せることなく、先制3ランを振り返った主砲。新打線をより強力にするために、頭の中は目まぐるしく稼働していた。
「丸さんは初球からバンバンいかないタイプ。(ネクストバッターズサークルで、初球は)どうせ振らないだろうと思って見てました」
昨年、鈴木の前を打った丸が選んだ四球は史上4位タイの130。驚異的な四球率の好打者の後で、のんびり構えていた。だが、今度の3番は違う。超積極的だ。
「タイプは違いますから、やっていく中で、長野さんのスタイルを頭に入れてやっていきたい」
昨年までは「タナ・キク・マル」を4番で一掃する打線だった。今度は「タナ・キク・チョウ」。新背番号「1」の不動の4番が、「長野式」を完全にインプットしたとき、2019年型広島新打線は完成する。
☆これが今年の形になると思います。3番までがつないで、誠也くん以降で返す。1・2番でスコアリングポジションにランナーを進めておけば、3番が凡退してもチャンスで誠也くんに回ります。となって来ると、5番以降の働きが昨年より、より重要になってくるんですけどね。
◇野間峻祥、長野久義ら 赤ヘル軍団の新旧侍達が大暴れ! 2/19(火) 19:34配信 テレビ東京スポーツ
18日、赤ヘル軍団の侍達が大暴れ。侍ジャパンに初選出の広島・野間峻祥投手(26)は今シーズン最初の対外試合に先発出場。
第1打席、サードへの強烈な一打でいきなり出塁すると、続く第2打席はセンター返し。その後も勢いが止まらない野間は3打数3安打。侍ジャパンに選ばれたその実力を見せつけた。
試合後、野間は「結果打ててよかったなと思います。カーブの代表としてしっかり必死に頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
そしてこの日はかつて日の丸を背負った先輩達も躍動。長野久義外野手(34)は第1打席の初球、いきなり対外試合初ヒットを記録すると第4回WBC代表の鈴木誠也外野手(24)は今年チーム第1号。リーグ四連覇へ向け新旧日の丸戦士が順調な仕上がりを見せている。
☆長野は50打点くらい稼いでくれれば、十分。野間くんを何番に置くかも、ポイントになってきますね。
☆誠也くんはここまで、問題なく来ています。
◇広島鈴木、初対外試合で右翼へ特大弾も納得いかず「打つまでの内容が悪すぎ」 2/19(火) 9:05配信 Full-Count
◆打席の内容を悔やむ「追い込まれてからの内容が良くない」
広島の主砲・鈴木誠也外野手が、今季初の対外試合となった18日の練習試合・起亜タイガース戦で初回に先制の3ランを放った。
大きく上がった打球は、風にも乗ってライト方向へ消えていった。逆方向への特大アーチだったが「感触は特には残っていません。打てたことよりも、打つまでの内容が悪すぎた」と納得はいかない様子だった。
今キャンプでは高めのボールを打つことを課題としているが、この日打ったのは低めの球。課題にリンクする部分はないものの「追い込まれてからの内容が良くないし、対相手(実戦での投手)に対して、まだまだです」と、打席の内容を悔やむコメントを並べた。
これからは実戦が徐々に増えていくため、その中でとにかく前を向いていくしかない。「ここまで(キャンプ中)のように、実戦の中でひとつずつ課題をつぶしていくしかないです」と前を向いた。
沢井史
☆野間くんが昨年以上の働きを見せれば、打線に厚みが出ます。
◇広島野間が“猛打賞” 侍選出もチームの定位置争いは熾烈「常に危機感」 2/19(火) 9:27配信 Full-Count
◆レギュラー確保へ…ライバルが活躍すれば「チェックはしてしまいます」
広島の野間峻祥外野手が18日、「9番・中堅」でスタメン出場した今季初の対外試合、練習試合・韓国起亜タイガース戦で3安打の“猛打賞”をマークした。
「結果がすべてなので、今日打てたことは良かったです」
左右に鋭い打球を飛ばし、調子は上々のようだ。今季は丸佳浩がFA移籍したものの、巨人から長野久義が加入。外野手のレギュラー争いは熾烈を極めている。ライバルの動きも気になる様子で「(他の選手が)活躍すればチェックはしてしまいますね。自分も常に危機感は持ってやっています」。起用法はこれから本格化する実戦での結果次第だが、5年目となる今季はレギュラーをつかみ取る覚悟だ。
この日はチームで唯一、侍ジャパン日本代表に選出された。「(選ばれて)びっくりしました。カープの代表として必死に頑張りたいです。色んなものを吸収できるなかなかない機会。これからの成長に繋げられたら」と意気込む。どんな選手と話をしてみたいか、という問いに「みんなです」と笑顔を浮かべた野間。日の丸を背負い、野球人として経験値を上げるチャンスを体感し、直後に開幕するペナントレースで生かすつもりだ。
沢井史
☆野間くんは結局下位に座ることになると思いますが、そうなるとランナーを返すことも考えなきゃいけない。誠也くんが勝負を避けられた場合、5番以降の下位が勝負、ということになりますからね。大体強いチームというのは、打線に切れ目がありませんからね。
☆一方投手陣、まずは先発争い。
◇床田と中村祐アピール合戦!鯉投開幕ローテ譲れない!ともに3回無失点 2/19(火) 9:00配信 デイリースポーツ
「練習試合、広島8-0KIA」(18日、コザしんきんスタジアム)
広島・床田寛樹投手(23)と中村祐太投手(23)が、今年初の対外試合でアピール合戦を繰り広げた。先発した床田は3回2安打無失点、2番手の中村祐は3回1安打無失点。開幕ローテ入りを狙う2人の若鯉は、競争を勝ち抜くために今後も結果を追い求めていく。
見据える開幕ローテ入りへ向けて、2人の若鯉が堂々の投球を披露した。床田と中村祐がともに3回無失点。全ての登板機会が重要になってくる対外試合で、ともにスコアボードに「0」を並べた。期待の意味も込められ“開幕投手”を託された床田は「あまり良くはなかったけど、結果的に抑えられて良かった」と安どした。
積み上げてきた首脳陣の評価を、この日も高めた。初回は先頭に中前打を許すなど1死一、三塁のピンチを招いたが、相手の4番を二ゴロ併殺に仕留めて切り抜けた。二回以降は完全投球で計36球。甘い球もあったと反省も口にしたが、練習量を増やしたツーシームで空振りも取り「このまま続けていきたい」と力を込めた。
四回から登板の中村祐も負けじと続いた。緩急を交え4奪三振で、出塁は六回1死から与えた中前打のみ。「真っすぐでファウルはあったけど、空振りが取れなかった。質を上げていきたい」。昨年は沖縄2次キャンプ中に打球直撃で負傷。開幕ローテに入れなかっただけに、メラメラと闘志を燃やしている。
佐々岡投手コーチは床田について「結果、内容といいものを見せてくれている」と評価し、中村祐については「キレも質も高めてほしい」と求めた。与えられた機会は無駄にできない。それぞれが課題をクリアし、限られた枠をつかみ取る。
☆床田くんは今のところ開幕ローテに入ってきそうな勢い。で、中村祐くんも、今年は頑張ってほしい。ストレートは球速ではなく、質にこだわって下さい。
☆一方こちらは、エース。
◇大瀬良投げて休んでの135球完投予行/カープ観測 2/19(火) 18:43配信 日刊スポーツ
<カープ観測 19日>
日刊スポーツはキャンプ期間中「カープ観測」と題し、広島のさまざまなデータを計測し、その強さを探っていきます。
◇ ◇ ◇
広島の開幕投手最有力候補の大瀬良大地投手(27)が19日、完投を予行演習した。ブルペンで15球投げた後に、パイプいすで2分休憩。これを繰り返す「インターバルピッチ」で、15×9の計135球を投げた。1球ごとに球種を予告し、厳しいコースを狙う。もちろん、完投を想定している。「シーズンが近いので、1回やってみようと。ふつうのブルペンに比べ、疲れ方が違う」と説明した。
“7回終了後”には、なぜかブルペンから1度姿を消し、休憩が3分に延びた。「着替えてました。うちの打線は打つのでちょうどいいんです」とニヤリ。リアルに実戦を想定しての? 休憩だったと明かした。
野村も隣で同じ練習に取り組んだ。こちらは最後に3球をおかわりして計138球。最後まで低めに集めて開幕ローテ入りをアピールし「昨年にない感覚。よかったと思う」と振り返った。受けた長田ブルペン捕手は「最後のほうがボールが来ていた」と、昨年からの進化を証言した。
見守った安仁屋臨時投手コーチは「個人個人がアイデアを持ってやって、いいんじゃないかな」と太鼓判。開幕に向け、鯉投はメニューの強度を上げていく。
☆おお、野村くん、最後の方が球が来ていた、ってのはいいですね。スタミナが課題ですから。先発投手陣でポイントになるのが野村くんだと思うので、今年は是非頑張ってほしいですね。
☆さて19日の話題、ロッテとの練習試合は、中止に。
◇広島とロッテの練習試合は中止に 藤原、長野がスタメン出場予定も… 2/19(火) 13:03配信 Full-Count
◆試合開始直前に大雨が降り出し…
19日に沖縄市の「コザしんきんスタジアム」で予定されていた広島とロッテの練習試合は、試合開始直前に降り出した大雨で雨天中止となった。
ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手が「1番・中堅」で、広島の長野久義外野手が「3番・DH」でスタメン出場予定だった一戦。スタジアム内にスタメンが発表された直後に急激に天候が悪化。大雨が降り出し、雨天中止がきまった。
福谷佑介
☆緒方監督も、残念そう。
◇広島・緒方監督は雨天中止に渋い表情 2/19(火) 19:37配信 サンケイスポーツ
沖縄キャンプで第4クールを終えた広島・緒方監督は19日、「ここまでは順調」としながらも、ロッテとの練習試合が流れたことには渋い表情だった。
「次のクール(21日以降)もこのような天候になると、若い投手には申し訳ないが日南(2軍キャンプ)に行って投げてもらうことになる」。この先は大瀬良、ジョンソンら主戦級の登板が予定されており、早くもやり繰りが難しくなった。担当の佐々岡投手コーチも「当面(主戦級の)3イニング予定を2イニングに減らしたりして対応する」と困り顔だった。
☆で、19日で第4クールが終了、緒方監督の一問一答。
◇広島・緒方監督 投手の床田を高評価「非常に期待」野手では小園、正随ら 2/19(火) 18:56配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(19日、沖縄)
緒方孝市監督が春季キャンプを送る現在のチーム状況について言及した。一問一答は以下の通り。
-ここまでキャンプを振り返って。
「今日の対外試合の実戦が流れたのは残念だったんですけど、沖縄キャンプに入って、1日1日、実戦形式の紅白戦、シート、対外試合を含めて、順調にここまで来ていると思います」
-投手陣、野手陣を分けていいところは。
「特に野手に目を向けると、順調に個々の状態を見ても上がってきている選手が非常に目につきます。ただ、体調を崩して、外れているのは残念。投手陣は若い選手を数多く連れてきていて、実戦の場面でどんどん見てみたいという思いがあったんですが、今日のように雨で流れてしまうと、残り1クールですからね。数少ないチャンスの中でどれだけアピールしてくれるかなというところです」
-ここまでいいアピールをした選手は。
「期待しているとこで、若い選手、新人の小園にしてもいいものを非常に出してくれている。正随も打つことに関しては面白い選手だなと実戦の打席で見せてくれている。今後も非常に楽しみ。投手では左の床田に非常に期待している。昨日のKIAタイガース戦でも内容のある非常にいいピッチングをしてくれた。どんどん投げていってもらいたい」
-終盤の課題は。
「これからは個々のアピールを含めた中で、チームの戦術として戦術的ものをどんどんやっていく時期に入ってくる。そういうところをチームとしてできるように。また、個々の選手の力を見て、チームプレーの部分ができるか、そういうところをしっかり見極めていきたい」
-ここまでの仕上がりに点数を付けると。
「まだまだ点数を付ける段階ではない」
☆ここからは、本当の意味での競争となります。
◇広島緒方監督「無駄にできない時期」4戦で絞り込み 2/19(火) 20:12配信 日刊スポーツ
広島緒方孝市監督(50)が19日、沖縄に場所を移したキャンプ第4クールを総括した。
期待する選手に小園、正随、3年目の床田を挙げた上で、21日からの実戦4試合で絞り込みを行うと宣言。「大所帯で来てるんで絞っていかないと。シーズンに向け1試合も無駄にできない時期に入る」と話した。「2軍に調整の部分で置いてきた選手も見なくちゃいけない」とも話しており、選手はシビアな判断を下される。
☆小園くん、正随くんは、本当に楽しみですね。
◇広島小園、“ライバル”藤原との対決はまたお預けも…「今日は惜しかった」!? 2/19(火) 17:55配信 Full-Count
◆中学時代には枚方ボーイズで1&2番コンビ、お互いを認め合う2人
心から楽しみにしていたライバルとの対戦……とは言っても、広島のドラフト1位ルーキー小園海斗内野手の名前はスターティングオーダーにはなかった。19日、同じドラ1の藤原恭大外野手が所属するロッテとの練習試合。「自分は出られたらいいんですけれどね。出られるよう頑張ります」。前日に初の対外試合で3打数無安打2三振に終わった小園は、ライバルとの再会を楽しみにしつつ、味わった悔しさを噛みしめてこの日の試合に臨むつもりだった。 しかし、試合は直前の大雨で中止となった。
試合前、小園がロッテの打撃練習をじっと見つめる姿があった。ティーバッティングをこなす藤原、同じタイミングでフリー打撃に臨んでいた安田。2年前の日本代表で、小園は安田と同部屋だった。他チームで戦うかつての“戦友”の姿を目に焼き付けていた。
「おそらく、自分の情報を見てアイツは打ったんだと思います」と小園は言う。 藤原はキャンプの実戦で17打席連続無安打だったが、初の対外試合となった14日の練習試合・中日戦でいきなり3安打を放った。実は、小園がその直前にシート打撃でいきなり安打をマークしていた。「アイツは自分が打つと絶対に打つんですよ。でも、アイツが打っても自分は打てないんですけれどね」と苦笑い。ライバルの実力を素直に認めた。
中学時代に所属した枚方ボーイズでは1、2番コンビを組み、打撃、足と常に競い合う仲だった。昨秋のU18日本代表でも、50メートルのタイムについて藤原が5秒8と答えると、小園は「自分は5秒9。でも走塁は自分が勝っていますよ」と負けん気をあらわにしていた。
互いの力を認め合っているからこそ、闘争心を掻き立てられ、モチベーションも高まっていく。常に注目が集まる中でも、高い意識が持続できているのは他にない存在がいるからこそ。この日、試合の中止が決まると、小園は「もう、この先ずっと対戦できないんじゃないかと思いましたけれど、まだ早いって言われているのかもしれません。ただ……今までは球場に行く前に中止になっていたけれど、今日はベンチにいて試合開始直前でしたから惜しかったですよね」と周囲を笑わせた。
中止後、室内練習場でランニングメニューをこなす藤原のキツそうな姿を見て「頑張れよ」と小園はお尻をポンと叩いた。笑顔で藤原は応え、それ以降近くに行くことはなかったが、小園の言う通り、対戦する機会はこれからいくらでもある。周囲が熱くなりすぎずに、その日が来るまで静かに見守っていようと思う。
沢井史
☆1軍での対戦、楽しみです。
◇広島小園、ライバル藤原と1年目1軍での対戦に意欲 2/19(火) 18:12配信 日刊スポーツ
広島のドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)は交流戦でのライバル藤原との対戦に意欲を示した。
この日の練習試合は雨で流れ、次回ロッテとの対戦は、6月18日からの3連戦(マツダスタジアム)。「1軍の舞台でまた戦えるように。今日はできなかったですけど、プロの1軍の舞台でできるっていうのをずっと夢見てきた」と表情を引き締めた。1年目での対戦実現を諦めていない。
☆で、1軍で対戦するためには、まずは競争に勝たなければなりません。
◇広島小園1軍生き残りへサバイバル本格化/新顔通信 2/19(火) 19:02配信 日刊スポーツ
<第4クール終了:広島新顔通信>
広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が本格化するサバイバルレースに挑む。
今キャンプ初の対外試合となった18日の韓国KIAとの練習試合では、3打数無安打2三振に終わった。途中出場で迎えた3回の初打席は直球に手が出ずに見逃し三振。第2打席は変化球にバットが空を切った。「自分のレベルが低いと感じました。考え方ひとつで変わると思います。しっかり練習に励みたい」。ほろ苦い“デビュー戦”となった。
広島の高卒野手では27年ぶりに春季キャンプ1軍スタートとなり、ここまでアピールを続ける。緒方監督も「結果だけじゃない。ずっといい内容を見せてくれている」と認めるほどだ。
ただ緒方監督は21日からの最終クールが1軍選手の絞り込みの場となることを明言した。19日予定していたロッテとの練習試合は降雨中止。アピールの場は限られているが、実戦が続く最終クールで生き残りをかけて戦っていく。
☆ま、ルーキーだし、いっか、という感じでは、この1軍での経験も意味をなさなくなってしまいます。もちろん小園くんは、競争に勝つつもりでやってると思います。
☆正随くんも、頑張ってるんですよね。
◇広島・ドラ6正随 21日・阪神戦へ闘志「1打席でももらえたら」 2/19(火) 18:56配信 デイリースポーツ
「練習試合、広島(中止)ロッテ」(19日、コザしんきんスタジアム)
ドラフト6位・正随優弥外野手(亜大)が、練習試合中止に唇をかみしめた。
1試合、1打席が1軍生き残りへ重要な機会。「自分はアピールしないといけない立場なので、その場が失われたのは悔しい」と率直な思いを口にし、次戦の21日・阪神戦(宜野座)へ向けて「1打席でももらえたら、モノにしたい」と闘志を燃やした。
☆下水流も調子がいいし、堂林くんも一発を打つなど、今年は例年と違いますから、ライバルは強力ですが、その厳しい競争に勝てば、正随くんの成長にも大きくつながります。
☆で、こういう選手たちの頑張りが、チームの層を厚くします。
◇【トラ番敵情視察】“丸の穴”感じない王者・広島 スカウトも舌巻く誠也の急成長 2/19(火) 9:00配信 デイリースポーツ
デイリースポーツトラ番が他球団のキャンプに潜入する『敵情視察』の第3弾はリーグ3連覇中の王者・広島に迫る。昨年の対戦成績は10勝15敗。直接対決でも分が悪く、対戦防御率4・88と打ち込まれた。丸が抜け、長野が加入した新打線にスキはあるのか。攻略のカギは…。今回は元コイ番の田中政行記者(35)が、キャンプ地・沖縄で突撃取材を敢行した。
◇ ◇
目にした衝撃が脳裏に焼き付いて離れない。広島キャンプに潜入し、午後から始まった初の対外試合。リーグ3連覇中の王者は、ほぼベストメンバーを組んだ。初回、菊池涼、長野の連打から鈴木の3ランで先制。後続もつなぎ、電光石火の4得点だ。
試合はスタンドで、松本有史、尾形佳紀両スカウトと並んで観戦した。2人の目は南国の地でも鋭かった。
「この時期の仕事はまず、新人選手の状態確認とケア。あとは戦力の把握です。若い選手が順調な成長曲線を描けているか。どこが補強ポイントなのか」
丸が抜け、菊池涼はメジャー挑戦の願望を公言。会沢は今季中、田中広は来季中にも国内FA権を取得する。制度の導入以降、辛酸をなめ続けた歴史が地方球団を強くした。今は「危機感しかない」のだという。故に中村奨、小園と2年連続の野手1位指名。そんな球団の方針は、選手に相乗効果を生んだ。
眼力鋭い尾形スカウトが、「ここまでとは」と驚くのが鈴木の急成長だ。途中交代後、室内で打ち込むこと1時間半。絶対的な存在である菊池涼でさえ目の色が違う。「目は黒いままだわ!!」と冗談を言いつつも、「(まだ練習試合で)この1本だけじゃ」と表情を緩めない。チーム内の激しい競争。東出打撃コーチが言う。
「西川がいて、堂林もいる。曽根はどこでも守ることができる。打つ、守る、走る…一つじゃない。プラスアルファできる選手が、ウチには控えている」
この日、安部がインフルエンザを発症。代役の堂林が2ランを放った。中堅最有力候補の野間が苦笑いする。「丸さんには、頑張れよと言われたんですけど。見てください、このメンツ。危機感しかないですよ」。丸が抜けた穴を、肌で感じることはできなかった。2年連続MVPを獲得した選手でも、だ。
対抗のカギは新戦力の2人。通算の対戦成績で西が2勝0敗の防御率1・93、ガルシアは3勝1敗、同2・88と苦にしない。強力打線を封じ込む先発投手が、今季の順位を大きく左右していきそうだ。
☆その、誠也くん。
◇恩師が語る 広島・鈴木誠也「高校時代から一生懸命で練習熱心」 2/19(火) 11:06配信 週刊ベースボールONLINE
◆結果的に投手でよかった
どんな選手にも、プロの道へ導いてくれた「恩師」と呼ぶべき存在がいる。広島の四番を務め、チームを支える鈴木誠也を二松学舎大付高からプロの世界へ送り出した市原勝人監督は、「練習熱心で周囲から愛されるキャラクターは高校時代から変わらない」と振り返る。そして、ときに気持ちが入り過ぎるところも……。その若き日を述懐してもらった。
取材・構成=藤本泰祐
ここ何年か活躍してくれていますので、誠也(鈴木誠也)には、とにかくケガのないように、というのが一番ですね。全力でいくプレースタイルなのでケガがないように願っています。
誠也は、私と小学校(荒川区立第五峡田小)、中学校(荒川区立第九中)も同じなんです。ですから高校まで直々の後輩(笑)。誠也のお父さんは同級生で中学校のころから知っていますし、誠也が所属していたチーム(荒川リトル・シニア)の監督さんが二松学舎大付高で私の後輩。いろんな縁があって、皆さんが推してくれたのでしょう。よそからも誘われたと思いますが、ウチを選んでくれました。
初めて見たときから、体が大きい割にはスピードがあり、身体能力の高さを感じました。投げる球のスピードも、走るスピードもです。元気があるところも目立った。高校に入ってきたときから、将来はプロに行くと、私も思いましたし、本人もそれを目標にしていたと思います。
私はそのときから、「プロでやるなら野手だな」と見ていたんですが、高校レベルでは140キロ台後半までほうれるとピッチャーになってしまうんですね。それが将来プロに行くために、本人にマイナスになってはいけませんので、そこは難しい判断でした。最初は同じ学年に竹安(竹安大知=今季からオリックス)がいたのですが転校してしまって。誠也はいよいよピッチャーをやらなければならなくなってしまいました。
ただ結果的には、マイナス部分もなくはなかったでしょうが、「ピッチャーなのに、手を抜かないで走塁をやっている」「ピッチャーをやりながら、野手としてあれだけのプレーができる」というふうに、スカウトの方に見てもらえた部分はあるかもしれないと思います。
練習は、当時からよくやっていました。特に自分の好きな練習は。体力もありましたし、周りからは練習を苦にしているようには見えない。本当に野球が好きで、バッティングが大好きで。それを自分から一生懸命やる。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、プロで成功するのはそういう選手なんだな、と思います。
バッティングについては、技術的なことはほとんどアドバイスしたことがありません。どちらかというと気持ちの面の話ばかりでしたね。
誠也は基本的にはセンターから右にいい当たりが行くバッターなんですが、学年が上がって打球が飛び出すと、飛ばす魅力に取りつかれて引っ張りに入ってしまうところも出てきた。それともう一つ、「打ってやる!」と気持ちが入りすぎたときに、バッティングが崩れてしまう。そして、思うようにいかないと、自分に対してイライラしてしまう……、というところはあったように思います。
技術的には放っておいても大丈夫な子なので、とにかく常にいい精神状態を保てるようにしてあげれば、と思っていました。よく言ったのは、「お前がどのぐらい遠くに飛ばせるか、どのぐらい速いボールをほうれるか、その能力はスカウトの方はもうみんな知ってるよ。そんなことより、姿勢を見てるんじゃないのかな。いつも全力で走るかとか、チャンスのときに気持ちがブレずに本来のバッティングができるか、とかを。そういうところを見せていこう。どっしりやっていこう」と。高校では甲子園にも出ていないし、都大会で華々しい活躍をしたわけでもありませんが、ドラフト2位で指名されたのは、スカウトの方が本当によく見てくださったのだと思います。誠也が、いつもグラウンドに立ったら一生懸命プレーしてきたことへのご褒美でしょう。
◆昔も今も「いいヤツ」です
誠也は、もう1年の秋からエースですし、実質的な打線の中心でもありましたが、ワンマンチームではありませんでした。この代では誠也がシニアのときにかなわなかったチームの主力打者が2人入っていて、互いに一目置いていたこともあるのですが、力があっても一人だけ浮くことはなかった。まあひと言でいうと「いいヤツ」なんですよ、誠也は。裏表もないし、周りから焼きもちを焼かれることもない。今も、オフにはグラウンドを訪ねてくれることがありますが、ジャージで、バットケース提げて、電車で来ますから。今でも気取ったところはありません。
3年生でもキャプテンや副キャプテンをやらせていないのは、「全部背負わせたらいけないな」と考えたからです。プロに行って主力になると分かっていれば、やらせておけばいい経験になったでしょうが(笑)、当時の判断としては。最後まで四番には置かなかったのも、負担を軽くするのと、力まず打ってもらいたいと。もう、スカウトの方に打順で測られる選手ではなかったですから。
3年生の夏は、最後は誠也をマウンドに上げて負けました。甲子園に行かせてあげたかったですが、誠也の運命というかね。でも、今思えば、それもプロで活躍するための試練だったんだろうなと思います。今、活躍してくれているからそう思えるし、それが一番ですよね。
誠也は甲子園には行けませんでしたが、2年生の冬に、東京選抜でアメリカに遠征して、3本ぐらいホームランを打って帰ってきた。そこで、全国レベルでもやっていける自信をつかんだのだと思います。
プロに入ってからも、新井貴浩さんなどいい先輩に恵まれ、いい方向に伸びていっていると思います。今でもチームが勝つことにすごく目を向ける選手ですし、「よく練習しますよ」とも聞きます。そして、あれだけの選手になっても謙虚にやってくれている。もしもそういうところに、高校時代に伝えたことが、少なからず影響しているのであれば、すごくうれしいことです。
これからも今までのものをさらに伸ばして、野球の成績ももちろん、取り組む姿勢や哲学でも、子どもたちの手本になる選手になってくれたらと思います。選ばれるかどうかは分かりませんが、地元・東京でのオリンピックもあります。プロ入り前は華やかな舞台に縁がなかった誠也ですが、頑張ってきた分、今度はちゃんと舞台が用意されているんじゃないかな、という気がしています。
PROFILE
いちはら・かつひと●1965年3月4日生まれ。東京都出身。二松学舎大付高―日大。二松学舎大付高では投手として82年センバツ出場。1回戦で長野高を完封したのを含め4完投勝利をマークした。決勝ではPL学園高に敗れたものの、準優勝。大学卒業後はNTT信越でプレーした。96年から二松学舎大付高監督に就任し、2002、04年にセンバツ出場に導いた。14年に夏の甲子園に出場し、海星(長崎)を破って監督としての甲子園初勝利。17、18年にも2年連続で夏の甲子園に出場し、それぞれ1勝を挙げている。保健体育科教諭。
☆いやいや、よく見てらっしゃいますね、誠也くんを。指導者に一番必要なのは、選手をよく見る観察眼と、人間の洞察力。それが選手への理解につながり、適切な指導ができる。で、一流になるような選手には必ずと言っていいほど、良い指導者との出会いがあります。
☆誠也くんが真の4番になり、その前後を固める選手がつないでいく。新しいカープの打線は、誠也くんを中心に回っていくことになると思います。
☆一方、投手陣の話題。
◇広島・薮田 21日・阪神戦で中継ぎ登板 先発試合が雨天中止「次のチャンスを」 2/19(火) 18:56配信 デイリースポーツ
「練習試合、広島(中止)ロッテ」(19日、コザしんきんスタジアム)
薮田和樹投手はこの日、先発予定だったロッテとの練習試合(コザ)が雨天中止となり、21日・阪神との練習試合(宜野座)で中継ぎ登板することが決まった。
試合直前に大雨に見舞われ、「全球種をゾーンに投げて打者の反応を見たかった。天候は左右できないので、次のチャンスを待ちたいです」と話した。
☆この人が復活するようなことがあれば、床田くん、ローレンス、そして薮田くんと、5番手6番手が、本当に楽しみになってきます。
☆そして先発陣でポイントになるのが、この人。
◇2年連続の開幕投手に野村が意欲 広島・沖縄キャンプ 2/19(火) 19:26配信 毎日新聞
昨季の開幕投手・野村がブルペンで試合を想定し138球を投げ込んだ。インターバルを挟み15球ずつの9イニング分で、変化球を交えてコースに投げ分けた。
最後になるはずだった直球がわずかにシュート回転したことに納得できず「もう1回」とやり直す一幕も。ただ、全体としては「今日は基本的に良かった。去年には無い感覚だった」と何かをつかんだ様子。昨季はけがもあり7勝止まりだったが、2年連続の開幕投手に「(やりたい気持ちは)もちろんある」。先発が予定される25日の練習試合(対楽天戦)で猛アピールする。【田中将隆】
☆大瀬良くん、ジョンソンに続く投手として野村くんが2桁勝つようなことがあれば、先発陣はかなり強力になります。先発陣の確立は、日本一への絶対条件。野村くんがどれだけやるかは、先発陣全体のカギを握ると思います。
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source : K.Oのカープ・ブログ。