2019年2月23日土曜日
'19 カープ・キャンプリポート(18)~2/22、菊池が明かす長野効果・西川インタビュー2・野村氏緒方監督直撃2。
☆まずは昨日、21日の話題から。
◇九里が岡田が薮田が…ぜい弱コイ投に緒方監督ムスッ 2/22(金) 7:00配信 サンケイスポーツ
(練習試合、阪神5-0広島、21日、沖縄・宜野座)期待して送り出した開幕ローテーション候補の3人がピリッとせず、同一リーグのライバル阪神に完封負け。広島・緒方監督は不機嫌さを隠せなかった。
「担当(投手コーチ)に聞いて」
投手陣の話題になると、報道陣にそう言い放ち、球場を後にした。
先発・九里がいきなり連続四球。1死後、大山にも四球で満塁となり、木浪に右翼へ先制打を浴びて2点を失った。三回にも2番手・岡田が四球から失点。4番手・薮田も2単打と四球で満塁のピンチを招き、押し出し四球で自滅した。
緒方監督は先発10人構想を掲げるが、九里、岡田、薮田の不調は誤算。佐々岡投手コーチは「ずっと言っているけど、(イニングの)入りの部分がなかなかね…」と課題克服を求めた。
☆ま、九里くんはあまり心配してませんが、岡田くんと薮田くんは、昨年も制球に苦しんだだけに、何だかなぁ、って感じですよね。
☆ただ、昨日の練習試合は、収穫もありました。
◇広島ドラ2島内“中継ぎテスト”合格!初の対外試合で2K零封 2/22(金) 6:00配信 スポニチアネックス
◇練習試合 広島0―5阪神(2019年2月21日 宜野座)
沖縄2次キャンプ中の広島は21日、阪神との練習試合(宜野座)を行い、対外試合デビューとなったドラフト2位の島内颯太郎投手(22=九州共立大)が1イニングを被安打1ながら、2奪三振と無失点に抑えた。
即戦力右腕の起用法が固まりつつある。対外試合デビュー戦は7回からの1イニング限定。16日の紅白戦は2イニングとあって、初めての“中継ぎテスト”に堂々と応えた。
先頭の4番・大山には、初球の直球を左中間に運ばれた。それでも、野間―曽根の中継プレーで三塁憤死。これで気持ちを落ち着かせた。
続く植田には全球直球勝負。2ボール2ストライクから142キロの直球を外角に制球して空振り三振を奪った。2死となり、打席にはこの日2打席連続適時打のドラフト3位・木浪(Honda)が向かう。直球を中心に2ボール2ストライクと追い込むと、最後は外角のフォークで見逃し三振。絶好調男に手すら出させなかった。
「初めての対外試合の割には腕は振れました。(中継ぎは)あとのイニングを考えなくていいので、思い切っていけました」
この日の最速は148キロ。「この時期にこれまで(の球速が)出ることはなかった。球の勢いは感じます」と自慢の直球の仕上がりも抜群だ。
ここまでは、先発ローテーション候補として調整を進めてきた。ただ、本人が武器と語るキレのある直球と決め球のフォークで組み立てるのは、いかにも救援向き。“第2の変化球”として、スライダーは習得中の段階とあって、佐々岡投手コーチは「球種は少ない分、真っすぐで押せて三振が取れる。短いイニングで見てみたい」と、次回も中継ぎとして登板させることを示唆した。
7回の登板直前には、阪神ファンが飛ばしたジェット風船が風に流されて、左翼付近に大量に落下。回収のため数分中断した。対外試合デビュー直前に起きたまさかの事態にも、キャッチボールで心を整えて、「逆に落ち着きました」と言い切る強心臓も救援向きだ。
現在、守護神の中崎につなぐ救援は、フランスアと一岡が確定。勝ちパターンにもう1人加われば盤石のブルペン陣が形成される。ここに割っては入れるか――。ドラ2右腕のプロ野球人生は、セットアッパーとしてスタートするかもしれない。(河合 洋介)
☆ふむ。中継ぎ専門の若手は確かにほしいのですが、島内くんをセットアッパーとして育てるつもりなのかどうか。中日なんかは最初から先発・中継ぎが割とはっきりしてますが、カープはなかなか中継ぎが出てこない。今のところ藤井皓くんの他、ファームにいる長井くん、ケムナくん、平岡くんあたりが候補でしょうか。
☆この人も、148㎞。
◇広島新助っ投レグナルト鮮烈デビュー 1回0封2K!セットアッパー任せろ 2/22(金) 9:00配信 デイリースポーツ
「練習試合、阪神5-0広島」(21日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
広島の新外国人、カイル・レグナルト投手(30)が鮮烈デビューを果たした。五回から1イニングを投げ無安打無失点の快投。最速148キロ直球で2三振を奪い、セットアッパーに名乗りを上げた。
「今日はゾーンの中でしっかり勝負できたので良かった。過去2回の(実戦形式の)登板ではカウントを悪くしていたが、今日は自分のボールを投げきることができました」
いきなり4番大山を142キロで3球三振に斬ると、続く中谷は一ゴロ。売り出し中のルーキー木浪も148キロで空振り三振に斬り、テンポのいい投球で三者凡退に抑えた。
自ら“ハンマー”と呼ぶ縦割れカーブが最大の武器だが「真っすぐがあっての変化球」ときっぱり。スピードも「春の早い段階だから気にしていない。これからまだまだ上がってくると思うよ」と自信満々に言い放った。
1軍外国人枠「4」は今年も野手「1」投手「3」が有力。投手陣ではジョンソンとフランスアが決定的で同じく新加入のローレンスらと残り1枠を争う構図だ。佐々岡投手コーチは「いいものを見せてくれた」とレグナルトを高評価。今後はアメリカで実績を残したリリーフ起用となりそうだ。キャンプ後半を迎えて、助っ人争いがし烈になってきた。
☆いや~、これはかなり悩むことになりそう。岡田くんや薮田くんがあの調子ですから、先発でローレンスを使いたいでしょうしね。
☆お次は、小園くん。
◇【広島】ドラ1小園の“美併殺”に緒方監督「驚かされた。ビッグプレー」 2/22(金) 6:04配信 スポーツ報知
◆練習試合 阪神5―0広島=特別ルール=(21日・宜野座)
高校生離れした動きと判断がチームをピンチから救った。
広島ドラフト1位の小園海斗内野手(18)=報徳学園高=が、阪神との練習試合に4回の遊撃守備から出場。6回1死満塁、北條の三遊間の打球をショートバウンドで止めると、両膝をついたまま素早く二塁に投げた。「カウントが2ボールノーストライクだったので打ってくると。死に物狂いで絶対に捕ってやろうと思った」。遊―二―一の併殺を完成させ、顔をほころばせた。
阪神・太田スコアラーは「素晴らしい。ビックリしたよ。普通は抜けるか、はじいてエラーをする」と警戒心を強めた。緒方監督も「すごくいいプレーをする。驚かされた。ビッグプレー」と絶賛し、この調子ならオープン戦での1軍帯同も十分にありそうだ。打撃では2打数ノーヒットに終わり「まだまだです。振り抜けていないです」と反省を口にしたが、チーム内外で評価は一気に高まっている。(表 洋介)
☆いやいや、あのプレーがなかったら、薮田くんはもっと失点してましたからね。失点を防ぐ守備は、カープの大きな武器でもあります。
☆小園くん、どうしますかね、開幕1軍。後はバッティング次第でしょうか。
☆さて22日の話題、まずは、菊池。
◇広島・菊池、長野効果に言及「全体的に明るい」 2/22(金) 19:59配信 サンケイスポーツ
広島・菊池涼介内野手(28)が22日、沖縄市のコザしんきんスタジアムでの全体練習後に代表取材に応じた。ニューリーダーとして期待のかかる菊池はここまでのキャンプについて、「去年よりも全体的に明るいですね。長野さんも入って和気あいあいとしていると思います」と振り返った。
オフに精神的支柱の新井貴浩氏(42)が現役引退、主砲の丸佳浩外野手(29)が巨人へフリーエージェント移籍したが、代わって長野久義外野手(34)が加入した。2人の中心選手が抜けて、菊池にかかる負担は大きくなるが、「僕だけじゃなくて、みんなで声を掛け合っていけたらいいですね」と意欲をみせた。
☆その、菊池のインタビュー。
◇広島・菊池涼介が明かす “長野効果”と歓迎会での珍エピソード 2/22(金) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL
昨季セ・リーグ3連覇を達成した。常勝軍団となった広島だが、2年連続MVPの丸佳浩(29)が巨人にFA移籍。精神的支柱だった新井も引退した。大きな戦力ダウンが懸念される中、丸の人的補償として巨人から長野久義(34)が加入。キャンプ地はフィーバーに沸いている。自身は球団へポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ挑戦の意思を伝えた。早ければ今オフの挑戦を希望する。松田オーナーが指名する「今季のキーマン」を直撃した。
――絶対的な存在だった主力の丸が抜けたが、逆に一体感が増したように見える。
「それはありますね。雰囲気いいでしょ? マエケンさん(前田健太=現ドジャース)が抜けた年(2016年)もリーグ優勝しましたからね」
――丸の人的補償として巨人から長野が加入した。
「いい人ですね。名前を覚えてくれるので接しやすい。ウチは若い選手が多い。表には出さなくても、長野さんは気疲れしていると思いますけど」
――長野が合流した当初、チームのルールを指南していた。
「まずはやりやすい雰囲気づくりと練習などカープの流れを説明したりですね。球場に一緒に行ったりね。早く馴染んでもらいたいので」
――長野が合流したのは1月30日の合同自主トレから。情報交換はしている?
「ウチはみんな仕上がりが早い。心配なのはそこだけです。今までと練習の内容が違うと思うし、違うことをやれば疲れがたまってくる。今のところ、技術の話とかはしていません」
■入札メジャー移籍へのノルマは?
――1次キャンプ地の宮崎・日南で長野の歓迎会をやった。
「2回やりました。自主トレ期間中にまっちゃん(松山)主催で10人ほど。2回目はキャンプが始まった後に選手会長の会沢主催で30人くらいが集まりました。自分の歓迎会なのに、噂通りに長野さんが払おうとしたから、『いやいや、それはダメでしょう』って、みんなで止めました(笑い)。噂通りに飲みますね。あの人は」
――自身の調整は?
「(宮崎)日南は寒かったので、やれることをやりました。暖かい沖縄でギアを上げていこうと思っています。ここ何年か痛いところがある時もありましたが、今のところ体調はいいです」
――昨オフにポスティングでメジャー移籍を直訴したことを公表した。昨季は打率.233と苦しんだ。打たないと行かせてもらえない? 14年に打率.325(リーグ2位)、16年には最多安打(181)のタイトルを獲得(打率.315)。この2年の成績が目安か。球団に課せられたノルマはあるのか?
「特にノルマみたいなものはありませんよ。2番打者なので個人の数字より、チーム打撃が重要だと思ってずっとやっています。右打ちの進塁打とかも大事ですからね。去年、新井さんが『家族一丸』って言いましたけど、まさにあれです」
――日本一を置き土産にメジャーへ殴り込む?
「メジャーうんぬんの前に、今年は僕が打たないと勝てない。それ以上に3連覇して他球団のマークも厳しくなるだろうし、『個人』ではなくて『チーム』で戦わないと優勝できない。それくらいの気持ちでいます」
――「丸が抜けたから負けた」と言われたくない?
「あまり意識はしていませんが、勝たないといけない年。3連覇といっても、まだ日本一になっていない。ファンには最後のところでガッカリさせてしまっているので、リーグ4連覇、そして今年こそ日本一です。やるしかない!」
(聞き手=増田和史/日刊ゲンダイ)
☆どうも納得いかないのが、って、丸の話なんですけど、FA宣言してから不振に陥り、日本一にもなってないのに巨人に行くっていうね、もう宣言した時点で集中できてなかったんじゃないかって勘繰ってしまうような移籍の仕方だったんで、それがどうも何だかなぁ、って感じだったんですけど、菊池はそんなことはなさそうかなと。
☆で、菊池が打たないと勝てない、ってのは本人も重々分かってるようで、その辺は田中くんにも言えることで。加えて長野がどらくらい働いてくれるのか。数字云々ではなく、カープの野球の中で、どれだけ貢献できるか。
☆で、3番を誰が打つか。
◇ポスト丸は誰?西川、野間、安部…長野は6&5番か 2/22(金) 20:16配信 日刊スポーツ
3番争い開幕!! 広島東出打撃コーチが23日の日本ハム戦から3番を競わせることを明かした。候補には西川、野間、安部、坂倉の名前を挙げた。巨人から移籍の長野は6番もしくは5番起用が有力視される。
対外試合2試合は途中交代させる選手を上位に並べたが、そろそろシーズンに向けた打順を思案する時期に入った。東出打撃コーチは「いろいろ試したいけど、試せる選手は限られている。(田中)広輔が3番を打てるような状態なら、1番でチームを引っ張っていってもらいたい。タイプ? 誠也の次に期待を持てそうな選手」と話した。西川は打撃技術の高く、野間は「身体能力は誠也クラス」と認める力を持つ。3年目坂倉は成長株で「大抜てきになるが、今、一番打席で雰囲気がある」と目を細める。静養中の安部も実績はある。「丸の(約)600打席を奪い合って欲しい」。ポスト丸のゴングは鳴らされた。【前原淳】
☆いやね、K.Oは秘かに「3番坂倉」を期待してるんですけどね。足もあるし。ファームで昨年は4盗塁でしたが、一昨年は13盗塁してるんですよね。
☆で、長野は6番か5番、とか言ってますけど、そうなると3番は田中くんか、野間くんということになる。田中くんは1番に座って、ようやく「1番のバッティング」を確立しつつあるので、さて3番に置いて、どうか。野間くんの1番は、現状でも問題はないと思うんですけどね。
☆で、ポスト丸の候補、西川くんのインタビュー、その2。
◇【広島・西川インタビュー2】外野で定位置奪取へ、目のビジョントレーニング継続中 2/21(木) 9:00配信 デイリースポーツ
広島・西川龍馬内野手(24)が20日、デイリースポーツの独占インタビューに応じた。規定打席到達と打率3割を目指し、今キャンプは昨秋から挑戦している外野守備を強化中。レギュラー取りへ、走攻守のレベルアップを誓い、現在の打撃フォームが生まれた秘話を明かした。
◇ ◇
-ボールがバットに乗っている時間が長いように見える。
「そこを意識しています。点ではなくて、線で捉えるように。体が小さいので点で捉えても飛ばない。線で捉えて角度がついたら飛ぶ。体がでかい選手やったら、ちょんとやったら飛ぶんですけど、僕らみたいなバッターは全身でバットの遠心力を使わないと飛ばないんですよ。バットがしなってこないと」
-バットも長く見える。
「でも、他の人より1センチ短いですよ。(一般的な長さは)86センチぐらい。長く持っていないし、グリップにも小指半分ぐらいしか、掛けていないので」
-バットの重さは。
「900グラムぐらいで他の人より重い。みんなは880グラム~890グラム。プロに入ってからは重さも変えてない。飛ばそうと思ったら長くて重い方がいいんですけど、あまり長いのは扱えないので」
-17年オフからビジョントレーニングを始めた。
「今年も大分まで行きましたよ。自分の目のいいところ、悪いところの数値が全部出るので良いかなと思っています」
-昨季も試合中のベンチで指を使ってトレーニングをしていた。
「宿舎でもベンチでも、(ビジョントレーニング用の)シートとか指でやっています。目も筋肉なので、鍛えないと衰えると聞きました。(守備にも)生きると思います。ボールをパッとつかまえるので」
-体重増にも取り組んでいる。
「体重は74キロぐらいをキープしている。落ちても75キロぐらいにしたいですね」
-年明けは長野の加入を気にしていないと言っていたが。
「気にしていないです。長野さんが良かったら、長野さんを使うでしょう」
-ドラフト1位・小園(報徳学園)の打撃はどう見ているか。
「バットの使い方がうまいですね。飛ばすコツを知っている」
-ここまでプロ3年間は早かったか。
「早いですね。すぐにいい選手が入ってきますから。ころっと抜かれますよ」
-後輩から聞かれることも増えたのでは。
「そんなことないですけど、聞かれてもオレのマネはするなと言う。松山さんとか、もっといいバッターに聞いたらええやんと。今は自分でいっぱいいっぱいなので」
-今年こそレギュラーを取りたい。
「去年も(離脱していた)安部さんがいたら出られていない。だから(安部復帰後は)途中でファーストに行った。出られたから良かったですけど」
(インタビュー終了後、キャンプ中の打撃練習量だけでは物足りないようで)
「バッティングセンター行こうかな~」
◆ビジョントレーニング 眼球運動のコントロール能力、動体視力などの視覚能力を向上させるトレーニング。視力以外の総合的な目の機能を鍛えることで脳を活性化させ、集中力、判断力などを高めていく。
☆まずは守れるか、なんですが、ことバッティングに限れば、やはりレギュラーに一番近いのが、この西川くん。昨年は361打席で46打点。500打席くらい立っていれば、60打点くらいは行ってたはず。田中くんも菊池も昨年は60打点ですが、600打席以上立ってましたからね。
☆そのカープの打撃力を支えているのは、つまりは練習。
◇稲葉監督がうなった広島流 6種のトス打撃で対応力養う 2/22(金) 19:00配信 朝日新聞デジタル
担当球団以外のキャンプを見る機会は、ほぼない。広島の練習は「ずっとバットを振っている」と思っていたが、他よりも本当によく練習しているのかは正直わからなかった。そこに、客観的な見方を教えてくれる人が現れた。
12球団のキャンプを視察している日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督だ。6日に宮崎・日南のキャンプ地を訪れ「よく振りこんでいる。ぼーっとしている選手がいない。みんなが常に動いていて素晴らしい」と話した。
稲葉監督も仰天した広島の打撃練習は、野手が六つの班に分かれて、フリー打撃やバント練習に順番に取り組む。普段は7分交代だ。
例えば「棒振り」。約2メートルの棒を使うことで「腕だけで振ろうとしても無理。下半身を使って、体幹を意識しないと振れない」と迎(むかえ)祐一郎打撃コーチ。一塁ベンチ前では、トスで上げてもらった球を、狙った防球ネットへ運ぶ。バットコントロールを磨けるという。ほかにも内角高めの球への対応力を磨くものなどトス打撃練習だけで6種類。全てやることで、打撃に関する様々な力が養われる。これだけの数をこなすのは「振る量の貯金のため」と迎コーチは言う。
確かに3連覇した昨季も、打点がぶっちぎりの首位。それでも一歩間違えれば、数さえこなせばいいとの考えに陥ってしまわないのか。ドラフト6位の正随(しょうずい)優弥(亜大)は「漠然とやってはだめ。目的意識を持ってやっています」。練習に集中することで、数への意識は消えるらしい。広島は今年も強そうだ。(藤田絢子)
☆戦力がどうだの、丸の穴がどうだのというのは、表面的なもの。野球は団体競技ですから、チーム全体で打てないと、勝てない。
☆で、コーチにしても、やれ実績のないコーチはダメだのと迎コーチなんて散々叩かれてましたが、コーチとしての職務に、実績なんて関係ありませんよ。選手は選手であることが仕事、コーチはコーチが仕事。全く違う職業です。1番から8番まで、どこからでも点の取れる強力打線を作り上げているのは、このカープ独特の打撃練習。それをコーディネートしているのが、コーチ。カープが強いのは、こういうところに一番の要因がある訳です。
☆小園くんも、バッティングも、頑張りましょう(笑)。
◇広島小園が特守「基本を大切に」美技後も凡事徹底 2/22(金) 20:44配信 日刊スポーツ
広島小園海斗内野手が22日、特守を行った。21日阪神戦の遊撃守備では三遊間の難しい当たりをさばいて6-4-3の併殺を完成させたが、この日は基本練習を徹底。「あれ(美技)はあれ。基本を大切にしないと。(テーマは)バウンドへの入り方です」。
平凡な打球に対し、なるべくショートバウンドで捕る練習を繰り返した。
☆オープン戦も、1軍にいますかね。そこで結果を出せば、開幕1軍、あり得ますよ。
☆この人は、開幕1軍、ありますかね。
◇堂林はコツ必要ソフトボールで送球練習/カープ観測 2/22(金) 20:50配信 日刊スポーツ
<カープ観測>
日刊スポーツはキャンプ期間中「カープ観測」と題し、広島のさまざまなデータを計測し、その強さを探っていきます。
◇ ◇ ◇
堂林翔太内野手が山田内野守備走塁コーチとマンツーマンでスローイング練習を行った。右膝をついて投げる姿勢のまま、スポンジボールで軽くキャッチボール。続いてソフトボール、普通のボールを投げ合った。21日阪神戦の三塁守備でランニングスローの際にボールを握り損ね、暴投を記録していた。山田コーチは、正確に握らない状態で投げる練習だと説明。「やったことないけど、ちょっとやってみようかと」と話した。
ソフトボール3号ボールの外周は30・48センチ。硬式球は22・9~23・5センチ。その差約7センチ。ガバッと5本指で握ってうまく投げるにはコツがいる。どんなボールでもそれなりに投げられれば、本番でにぎれなくても慌てないというわけ。黙々と取り組んだ堂林は「(失策は)ちゃんとやればできるプレー」と話した。
☆ここまで練習試合では、ホームランはありましたが、ヒットはその1本だけ。暴投もありましたし、ここまではアピール不足、という現状。
☆ま、焦る必要はないんですが、崖っぷちなのも確か。今年は例年になく覚悟はあるようですが、それをオープン戦で結果として示せるかどうか。まずは、今やってることをブレずにやり切れるかどうか、ですね。
☆さて、投手陣の話題。
◇広島佐々岡コーチ「厳しく」薮田を2軍へ強制送還 2/22(金) 20:29配信 日刊スポーツ
広島佐々岡真司投手コーチは薮田和樹投手の強制送還を決めた。
21日阪神戦で押し出し四球を与えるなど制球を乱した右腕を23日に、2軍のキャンプ地日南へ送る。
2次キャンプも残り4日。すでに登板予定のない投手もいる中での降格は非情ともいえるが、佐々岡投手コーチは「彼だけでなく周りにも厳しく。みんなが競争というメッセージになれば」と投手全体にハッパを掛けた。
☆ふむ。これはファームからやり直した方が、投手陣全体のためにもいいですね。
◇【江本孟紀 キャンプ直撃】広島の4連覇厳しい 不安定な投手&埋まらない丸の「穴」 2019.2.22 08:00 サンケイスポーツ
(練習試合、阪神5-0広島、21日、沖縄・宜野座)ガタガタになる、とまではいわない。それでも、広島のリーグ4連覇は、厳しいといわざるをえない。阪神との練習試合で、改めて感じたよ。
先発・九里が一回、3四球にタイムリーで2点を献上した。2番手・岡田も四球をきっかけに失点。球は走らず、制球もままならなかった。
実は昨年から、広島の投手陣には、先発にもリリーフにも“崩れ”が見えていた。チーム防御率は4・12と、巨人、阪神より下。他チームのだらしなさと、何より、活発な打線の援護があったからこそ、優勝できたようなものだ。
そして今年、打線の核だった丸が巨人に移籍。穴を埋める選手は見当たらない。丸とはレベルが違うからだ。
さらに、田中広と菊池涼の1、2番にも影響は波及する。昨年の打率は田中が・262、菊池が・233。3番に丸がいたことで、その低打率がカバーされていたんだ。
したがって今年は、まず打線が不安で、同時に投手陣も相当、苦しくなる。そう考えていた矢先に、九里と岡田がピリッとしないピッチング。昨年はともに8勝。2人だけでなく、それぞれが勝ち星を上積みしていかないと、4連覇はない。その認識をどれだけ持っているか、だよ。 (サンケイスポーツ専属評論家)
☆ま、投手陣に不安があるのは、3連覇中もずっとそうなんですけどね(笑)。
☆で、丸が加入した分、巨人が強くなり、丸が抜けた分、カープが弱くなるかどうか。その答えは、ここ3年の巨人、そしてカープを見てきた人なら、自ずと分かることと思います。
◇広島中崎がフォークを試投 日本ハム打線に試運転だ 2/22(金) 20:00配信 日刊スポーツ
23日に対外試合初登板を予定する広島の守護神中崎翔太投手が習得中のフォークを試す。
22日ブルペンで計41球中、握り方を確認しながら13球フォークを多投。「まだ一定ではないので、一定にできればと思う」。大瀬良や岡田に助言を求めるなど精力的に習得を目指しているが、まだ途上。まずは日本ハム打線相手に試運転だ。
☆これまでもフォークはたまに投げていたんですが、フォークは合う合わないがあるんですよね。ただ、中崎くんも、球種を増やすなど、何かさらに進化しようとしてるんですよね。その試みは、いいんじゃないでしょうか。
☆外国人の使い方も、ポイントになると思います。
◇広島ヘルウェグ、初実戦のテーマは「制球」23日の日本ハム戦に登板へ 2/22(金) 19:10配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(22日、コザ)
ジョニー・ヘルウェグ投手が今季初の実戦登板に向けて、「制球」をテーマに掲げた。
23日の日本ハムとの練習試合に登板予定で、「直球と変化球をストライクに投げられるようにしたい」と意気込んだ。
昨季は日本シリーズで4試合に登板。し烈な外国人争いを勝ち抜き、勝ちパターン入りを目指す。
☆基本的にはローレンス、レグナルト、ヘルウェグの3人で1枠を争うことになると思います。ローレンスは先発、レグナルトは左の中継ぎ、ヘルウェグは右の中継ぎ。状況によって、チーム状態によって、どう使い分けていくか。K.O的には、まず先発としてローレンスに期待したいところですが、レグナルトも先日好投したし、ヘルウェグも昨年何だかんだ言って結果は出しましたからね。
☆一方、中継ぎも今年はポイントになります。
◇広島菊池保、古巣楽天との対決心待ち「ゼロに抑えたい」 2/22(金) 19:06配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(22日、コザ)
楽天からトレードで加入した菊池保則投手が、古巣との対決を心待ちにした。
25日・楽天戦(コザ)に登板予定。右腕は「楽しみはあります。投げづらいかもしれないけど試合になったら気にならないと思う」と話した。
1軍生き残りへ貴重なアピールの場となるだけに、「自分のためにもいい結果を残さないといけない。相手に関係なく、ゼロに抑えたい」と力を込めた。
☆先発の福井くんを出して獲った、菊池保。貴重な中堅の中継ぎ投手として獲った訳で、彼が戦力になるかどうかは、結構重要。再三言っているように、勝ちパターン以外の中継ぎの奮闘は、投手陣全体を回していく上でも、大事な役どころなんです。
☆一方、先発の話。
◇広島・緒方監督 岡田、床田ともう一人アドゥワに先発の期待「力をつけていると感じています」 2/21(木) 8:30配信 スポニチアネックス
【野村謙二郎氏 緒方監督を直撃 2】野村 3連覇した中である程度の成績を残した左打者の名前が挙がっているけど、右打者なら下水流がいる。バティスタにメヒアもいる。
緒方 その3人にもチャンスをあげたいんですよ。長野も加入したし、右打者を並べた打線でどういう攻撃ができるか。そういうところも見てみたいしね。
野村 それだけ試してみたい選手がいるということだ。次に投手。先発は大瀬良にジョンソン、野村、九里の4人の名前が挙がる。監督をやっていた当時は僕自身、その後の投手が重要だと考えていたけど、誰が候補に挙がる?
緒方 期待しているのは岡田です。入団後の2年間が順調にきた中で、昨季は勝ち星と防御率の両面で成績を落とし、今季は頑張らないといけない年。力はある。
野村 そうだね。
緒方 それと床田ですね。新人の時からいいボールを投げていたんですが、左肘の故障で手術を余儀なくされた。実戦復帰した昨秋は2軍の評価がすごく高く、本当は終盤に1軍で投げさせたかったんです。でも、リハビリのプログラムが終わったばかりだったので我慢した。今年の戦いに備えるために。実際に2月1日からの姿を見ても、1軍レベルの球を投げています。
野村 ということは先発は左が2人。
緒方 そうですね。
野村 3連覇を振り返ると毎年ポンと誰かが出てくる。昨季は大瀬良が軸になったし、一昨年は薮田がそうだった。優勝は、投手がカギを握っている部分があり、そういう意味では岡田、床田あたりが今季のキーになるのかな。
緒方 2人が頑張って期待通りの働きをしてくれたら多分、今季も優勝に向かっていけると思います。成績を残せない時は、逆に厳しい戦いになるだろうな…と。もちろん彼ら以外にも、いますけどね。
野村 うん。
緒方 1人がアドゥワです。昨季は中継ぎで頑張ってくれたけど、今季は先発を含めて考えています。彼が岡田、床田以上のものを見せてくれるなら4番手、5番手にも入ってくる。それぐらい力をつけていると感じています。
野村 秋のキャンプからピックアップし、期待通り開幕1軍に入った。どこかで入れ替えるタイミングがあるかなと思ったら、1年間頑張り通した。監督には、うれしい誤算だよね。
緒方 うれしい誤算です。本当に。
野村 本人も自信になったと思う。
緒方 それと新外国人のローレンス。打者目線で見ると、この投手は面白い。しっかりゲームをつくり、勝ち星も挙げられるんじゃないか…と、思います。ま、外国人投手は実戦に入って日本の野球にアジャストできるか…という部分も大事なんですが、期待感はあります。
野村 テンポがいいし、低めにボールを集める。野手からすれば、攻撃のリズムをつくりやすい。(ローレンスが先発)6人の中に入れば別だけど、投手が居ない、苦しいという時に、ポンと出てゲームをつくり、6、7回をしっかり投げてくれればね。143分の1かもしれないけど、この1試合がキツいんだから。
緒方 そうですね。先発に限らず、限られた人数でやらなければいけないし、他の投手への負担は避けたいので、任されたイニングは責任を持って投げてもらいたい。
野村 中継ぎで期待するのは?
緒方 矢崎ですね。彼もドラフト1位で入って2年が終わり、今年は本当に勝負の年。2軍で頑張ってきたものを1軍でぶつけてほしいな…と。体が強いし、投げるスタミナはあるので、経験を積むことでもっと成長できる。
野村 抑えはどう考えているの?中崎がフル回転して頑張っている。昨季のフランスアの活躍を見ると、彼を抑えに…という考えを持つ人もいる。答え難かったら“わかりません”でいいけど、言える範囲で。
緒方 言える範囲って(笑)
野村 じゃあ、この質問は無しで(笑)
緒方 いやいや。中崎がここまで信頼を勝ち得たのは、やっぱり負けが少ないこと。走者を背負う場面はあるけど、彼はそこで踏ん張れる。ひっくり返される試合はほとんどない。追い付かれても踏ん張れる。そんな粘りの投球ができ、強い精神力を持った投手はすぐには現れない。自分の中では中崎です。ただ、イレギュラーやアクシデントに備えるのも仕事なので、その時は昨季救世主となった投手を筆頭候補に考えています。
野村 中崎が3連覇に果たした貢献は計り知れない。フランスアが素晴らしいのはわかっているけど、後ろを担った時にメンタルがどうなるか未知数ではある。
緒方 野村さんは経験しているから、いろんな目線でいろんな考え方ができるでしょ。彼が抑えでどんな投球するか、経験させてみないとわからない。未知数なんです。ボールの力や活躍だけで代えますでは周りが納得しない。中崎にはスタッフやファン、チームメートからの信頼があるんでね。
野村 痛いほどわかるよ。フランスアを後ろにするのは簡単。ただ、メンタル面を含めてどうなるか。今までの力が出せなかった時のことを、想像してみてくださいということ。
緒方 元に戻せばいい…かというと、そんな簡単な話じゃないんでね。
野村 そうだね。了解しました。4連覇を達成し、今年こそ日本一を期待しています。
緒方 頑張ります。
☆中崎くんがダメならフランスアで、それでダメなら中崎くんに戻してと、そう簡単な話ではないんですよね。巨人がなかなか勝てない要因の1つは、勝ちパターンを確立できていないこと。本来なら抑えは澤村なんですが、彼が頑張り切れていない。
☆逆に例えば阪神は、今年は藤川を抑えにするようですが、これは矢野監督の慧眼だと思いますね。藤川はきちんと役割を与えてやれば、力を発揮する投手。ドリスやマテオを抑えに置くよりは、全然いいと思います。
☆で、岡田くん、監督から期待されているんですから、今年は頑張って下さい。で、床田くん、アドゥワくん、そしてローレンスと、楽しみな先発が出てきました。薮田くんも、もう一度這い上がってきて下さい。中村祐くんもいるし、戸田くんも頑張れるはず。
☆中継ぎは、島内くんがどうなるかと、菊池保、矢崎くんあたりが1軍で使えるかどうか。長井くん、ケムナくん、平岡くんや、山口くん、遠藤くんにもチャンスはあります。
☆ファームのメンバーでは、遠藤くんと平岡くんに秘かに期待。平岡くんは、もっと気持ちを前に出して下さい。
P.S. 今日もたくさんアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。