2019年2月27日水曜日

'19 カープ・キャンプリポート(21)~2/26、キャンプ打ち上げ・ルーキー3人1軍続行・投手陣再構築のビジョン。


☆さて、早いもので、キャンプも打ち上げ。


◇広島が春季キャンプ打ち上げ 28日から練習再開もローレンス、中村祐は2軍再調整 2/26(火) 18:54配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 日南、沖縄と続いた26日間の春季キャンプを打ち上げた。

 日南では大きな故障者が出なかったが、15日からの沖縄2次キャンプでは安部、庄司、山口がインフルエンザを発症。23日、日本ハムとの練習試合では、下水流が走塁中に左太もも裏を痛め負傷交代した。

 チームは27日の休日を挟み、28日からマツダスタジアムで練習を再開する。野手では、中村奨に続き磯村も別メニューだったため、2軍の捕手は白浜のみ。そのため船越が2軍に合流。また故障中の下水流も1軍を離れリハビリを行う。

 投手は、新外国人のローレンスと中村祐が2軍で再調整する。


☆あら、中村祐くんもですか。


◇広島新外国人ローレンスが2軍降格、今村ら1軍昇格 2/26(火) 20:29配信 日刊スポーツ

 広島の新外国人ケーシー・ローレンス投手(31=マリナーズ)が26日、2軍に降格することが決まった。

 23日の日本ハム戦で3回9安打7失点。調整遅れが見られたため、2軍で調整することになった。

 また、中村祐太投手(23)、船越涼太捕手(25)、下水流昂外野手(30)も降格となり、今村猛投手(27)、遠藤淳志投手(19)が1軍に昇格する。


☆おっ、遠藤くんですな。オープン戦の序盤は、若手をどんどん使ってほしいんですよね。シーズン143試合、CSに日本シリーズと、1年間は、長丁場。キャンプ疲れもあるだろうし、3月上旬は主力はちょこっと出るくらいで、若手をどんどん使えばいいと思います。


☆で、緒方監督の、キャンプ総括。


◇広島・緒方監督「いいものも課題も出た」キャンプ総括【一問一答】 2/26(火) 10:45配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、コザ)

 この日でキャンプを打ち上げる緒方孝市監督がキャンプを総括した。

 【以下、一問一答】

 -キャンプ最終日を迎えて。

 「終わってみれば、1カ月のキャンプは早かったなという気持ちです。選手もしっかりと一日一日課題を持って練習してくれましたし、力をつけているなと感じました。沖縄に来ての実戦でもチームとして、いいものもたくさん出たと思いますし、課題も出たなという感じです」

 -悪天候も続いた。

 「1試合、実戦が流れただけだったので、問題はなかったです」

 -リーグ4連覇への手応えは。

 「まだまだですね。キャンプは終わって、これからオープン戦に入っていきますが、まだまだキャンプのつもりで選手を鍛えて、選手の底上げに力入れてやっていきたいです」

 -投手の成長株は。

 「先ほど言ったように、全体的に力をつけているのは感じています。これから試合の日程とか色んなことを考えた中で、1、2軍の方で先発、中継ぎ陣を分けて、これから調整をやっていきたいなと思います」

 -床田、島内らがアピールした。

 「今シーズン戦う上で、しっかりと戦力になってもらわないと困ると思っています。まだまだこれからです」

 -実績組は。

 「順調にここまで来ていると思います」

 -野手の新井、丸らの抜けた穴は。

 「打線としては、今から打順を考えながらオープン戦を戦っていかなくてはいけない。今言った名前の選手の穴がすぐ埋まるとは思っていない。シーズンを戦う上で、しっかりと力をつけて、優勝を狙えるチームに仕上げていきたい」

 -複数ポジションについて。

 「そこが課題の部分でね。これから慣れてもらわなくちゃいけない部分もある。守りであったり、打順であったり、そういうところが出てくると思う。選手はそういうところでしっかり力を発揮して欲しいと思います」

 -ドラフト1位・小園(報徳学園)が1軍キャンプを完走した。

 「他の選手と比べても見劣りしない。まだまだ1軍の場で経験を積んでもらいたいと思います」


☆外野守備では丸がイニシアチブを握っていたので、これからどうやってコミュニケーションを取って外野の連携を作っていくのかが課題になると思います。野間くんは能力はある訳ですから、遠慮せずに中心になってやってもらいたいところ。打順は再三言っているように、3番に座る選手は基本的に誠也くんにつなぐことを考えればいいと思います。ただ、西川くんは勝負強いところもあるので、3番は面白いかも。坂倉くんも面白いのですが、精神的に、1年持つかどうか。


☆まあ丸の穴云々より、打線全体で点を取っていかなければ試合には勝てませんから、5番以降の下位をいかに充実させるか。先日のDeNAとのオープン戦では、会沢・堂林くんがチャンスメークして田中くんが返す、またメヒアが出て会沢が返す、という形がありましたが、こういう形を常に作れると、得点力は上がります。


◇広島「戦力の底上げをしっかり」キャンプ打ち上げ 2/26(火) 12:08配信 日刊スポーツ

 広島が26日、春季キャンプを打ち上げた。

 新人小園海斗内野手(18=報徳学園)や巨人から加入の長野久義外野手(34)ら新戦力が加わり、チーム内競争は活性化。緒方孝市監督(50)は「キャンプ自体は終わって、これからオープン戦に入っていきますが、まだまだキャンプのつもりで選手を鍛えて戦力の底上げをしっかり力入れてやっていきたいと思います」と話した。

 全体練習終了後にはランニングに全選手、首脳陣が大きな円陣を組んで手締め。会沢翼選手会長(30)が「今シーズンは厳しい戦いが続くと思いますが、3連覇したチームです。でも過信せず、もう1度優勝を目指して頑張っていきましょう。過信と慢心は最大の敵。必死に戦っていきましょう」とチームメートを鼓舞するようなメッセージで沖縄キャンプを打ち上げた。


☆会沢会長、名演説(笑)。


◇【広島】会沢選手会長の名演説でキャンプ打ち上げ「過信、慢心は最大の敵」 2/26(火) 13:58配信 スポーツ報知

 広島は26日、沖縄市内でキャンプを打ち上げた。ドラフト1位・小園、FA移籍した丸の人的補償で加入した長野も順調に1か月を過ごし、リーグ4連覇に向け、準備を整えた。円陣で一本締めの前にあいさつを行った会沢翼選手会長(30)は「裏方の皆さん、スタッフの皆さん、選手のために朝早くから夜遅くまでありがとうございました」と周囲への感謝を口にした。

 さらに盤石の強さを誇る王者だけに、シーズンに向けて改めてナインを鼓舞した。「今シーズンは苦しい戦いが続くと思いますが、3連覇したチームです。けれど、過信することなく、もう一回、気を引き締めて優勝目指して頑張っていきましょう! 最後に過信、慢心は最大の敵です。必死になって戦っていきましょう」と力強く叫んでいた。


☆連覇っちゅうのは、続ければ続けるほど困難になっていく訳で、昨年だって、あの戦力とあの戦いぶりで、よくリーグ優勝して、CSに勝って日本シリーズに行けたなと(笑)。


◇3番不在でも…監督感じる無限の可能性/カープ観測 2/26(火) 20:59配信 日刊スポーツ

<カープ観測>

 日刊スポーツはキャンプ期間中「カープ観測」と題し、広島のさまざまなデータを計測し、その強さを探っていきます。

   ◇  ◇  ◇

 広島緒方監督は充実のキャンプを終えても、さらなる競争と鍛錬を選手に求める。FA移籍した丸や現役引退した新井、退団のエルドレッドが抜けた新打線の青写真はまだ描けていない。そのバリエーションは「∞(無限大)」になりそうだ。

 2次キャンプの実戦では坂倉を3試合連続で3番に起用した。複数ポジションに挑戦する選手の可能性を今後も継続して探っていく。難題に直面しても、指揮官は前を向く。「難しいと考えるか、楽しいと考えるか。シーズン始まっても、いろんな組み替えをいろんな形でやっていこうと思います」。シーズンに入っても流動的に打線を組む可能性を明かした。

 固定概念にはとらわれない。「いろんなポジションに慣れてもらうために、トライしてもらっている。今見た限りではもうちょっとの段階まできている」。チームに無限の可能性を感じている。


☆人間というのは常に同じな訳ではなく、成長する選手もいれば後退する選手もいますから、こればっかりは、やってみなきゃ分からない。ただ、成長を促すのは、間違いなく、経験。カープはここ1~2年、新井さんやエルさんに頼ることなく、野間くんやバティスタを積極的に使いました。昨年1年間の経験は、間違いなく今年につながり、これがまた来季以降につながっていく。カープはそうやって強くなってきたチーム。


☆この人も、力になってくれるでしょう。


◇移籍の長野、カープキャンプを完走「開幕戦に出られるようにしたい」 2/26(火) 14:40配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、コザ)

 長野久義外野手が初のカープのキャンプを完走した。

 最終日はナイン全員で、ランニングで汗を流し「楽しくやっています」とニッコリ。チームに溶け込めたか聞かれると、「シーズンが始まってチームに貢献できればチームメートにもそう思ってくれると思います」と答えた。

 3月からはオープン戦も本格化。「まずはオープン戦で結果を残して、開幕戦の試合に出られるようにしたいです」と力を込めた。


☆いやいや、もう「カープの長野」ですよ。


◇長野は1カ月で広島色に「まずオープン戦で結果を」 2/26(火) 20:58配信 日刊スポーツ

 カープ色に染まった! 広島長野久義外野手(34)が26日、充実の表情で春季キャンプを打ち上げた。実戦で打席を重ね、チームメートと親交も深めた。濃密な1カ月を過ごし、今後はオープン戦で自らに結果も求めていく。外野のポジション争いを意識し、新天地での定位置を奪う決意だ。

   ◇   ◇   ◇

 真っ黒に日焼けした長野の笑顔が、充実度を表していた。慣れない環境の中で広島流のハードトレをこなし、めまぐるしい日々を走り抜けた。1次キャンプから実戦の打席に立ち、2次キャンプでは対外試合での打席を重ねた。広島キャンプ名物の11箇所打撃もロングティーも味わった。全日程を終え「あっという間でした」と白い歯を見せ、こう続けた。

 「ケガなくできたことは良かったと思います。シーズンが始まってチームに貢献できれば、チームメートの1人と思ってもらえると思う。まずはしっかりオープン戦で結果を残して、開幕戦に出られるようにしたいですね」

 鍛錬の1カ月を終え、開幕までの1カ月は総仕上げと競争の期間となる。実戦で守備には就いていないが、25日には初めてシートノックに加わった。緒方監督は「順調に来ているんじゃないか。めどは立てているし、これからでしょう」と心配していない。ただ、外野は若手の坂倉や西川の仕上がりが早く、猛アピールを続けている。長野にも競争意識は自然と芽生える。「内容も含め目に見える結果を出していけるようにやっていきたい」。ポジションは与えられるのではなく、奪いにいく。

 沖縄最後の夜には会沢選手会長らチームメートとともに食事をともにした。新人正随には自身のグラブをプレゼント。真っ赤なユニホーム姿は「まだ見慣れない」と笑うが、広島色に染まった1カ月となった。【前原淳】


☆プロテクトリストから外れ、人的補償でカープにやって来て、今年の12月には、35歳。一方であれだけ恋い焦がれて入団した巨人の主力としてやってきたプライドもあるだろうし、一方で結果を出さなければ使われない立場であることも、重々承知しているはず。


☆K.Oはね、カープのキャンプで鍛えられ、カープの野球を長野が体現してくれれば、きっと活躍してくれると思うんですよ。で、長野が活躍して、日本一になること、これは今年は是が非でも成し遂げなければならないこと。何を求めて巨人に移籍したのかは知りませんが、K.Oは丸の選択は野球人としては間違ってると思ってて、同時に、あのまま巨人にいたらズブズブと沈み兼ねなかった長野が、この歳になってカープにやって来たことは、長野の野球人生にとっては、とても良かったんじゃないかとも思ってます。それを、証明してほしいんですよね、長野が活躍して、日本一になることで。


☆今年、日本一になるために獲った選手ですから、長野は。


☆そして、もしかしたら早くも今年、戦力になるかも。


◇広島ドラ1小園、1軍帯同打!2戦連続快音で決めた 東出コーチ「見劣りしない」 2/26(火) 9:00配信 デイリースポーツ

 「練習試合、広島1-4楽天」(25日、コザしんきんスタジアム)

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が、今キャンプ最後の実戦となる楽天との練習試合で中前打を放った。24日にはDeNAとのオープン戦(宜野湾)で“プロ初安打”をマークしており、2試合連続での快音だ。オープン戦が本格化する3月も1軍に帯同することが決まった。

 中前へ抜ける鋭い打球だった。八回無死。小園が福山の外角直球を芯で捉え、2試合連続安打を記録した。今キャンプで示し続けた存在感は、最後の実戦でも際立つ。「思い切り振れた。それが結果につながった」と表情を崩した。

 試合を重ねることでしか得られないものがある。15日からの沖縄2次キャンプでは対外試合全5試合に出場した。「出させていただいているので慢心することなくやってきた」。すべてを成長への糧とするために汗を流してきた。

 失敗も大きな財産。反省したのは五回2死での中飛だった。「1-3からファウルしてフルカウントになった。あの球は見逃せばボールだった」。四球を選ぶことは成績アップ、さらにはチームプレーにもつながる。選球眼の重要性を再認識させられた打席だった。

 キャンプイン直後は、沖縄での2次キャンプ帯同は未定だった。緒方監督が「また打ったね。だんだん打席の中で落ち着いてきた」と言うと、東出打撃コーチは「見劣りしない」と即答した。日々描く成長曲線に首脳陣は目を細める。オープン戦が本格化する3月の1軍帯同も決まった。

 26日でキャンプは最終日を迎える。「ケガをしないように頑張りたい」と前を見据えた小園。大きな可能性を示した実りある1カ月を無事に完走する。


☆これね、大事なことなんですよ。どんなにいい当たりでも、アウトはアウト。フルカウントからボール球を打ちに行ったのなら決めなきゃいけないし、四球で出れば、小園くんには足もある。状況に応じて、自分の特徴も頭に入れて、打席に立たなきゃいけない。試合の中で、その場で瞬時に判断してそういうプレーができなきゃいけない。そういう小さなことの積み重ねが、「カープの野球」なんですよね。


◇広島ドラ1小園、キャンプ26日間を完走「1軍の舞台で、できたことに感謝」 2/26(火) 15:29配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 ドラフト1位・小園海斗内野手(報徳学園)が、26日間を完走した。球団の高卒野手がキャンプを1軍でスタートさせたのは27年ぶり。大抜てきにも臆することなく汗を流した。

 「1軍の舞台で、できたことに感謝しかない。1日1日、気が抜けなかった」。

 入団前から定評があった守備は、対外試合でも安定しアウトを重ねた。打撃力もバットを振り込む度に向上していった。24日、DeNAとのオープン戦(宜野湾)では、守護神・山崎の伝家の宝刀ツーシームを捉え“プロ初安打”となる中前打を記録。翌25日の楽天との練習試合でも再び中前へはじき返し2試合連続安打をマークした。

 ボール球に手を出し打ち取られたり、失投を捉えきれなかったりとすることもある。それでも走攻守で日々、成長を遂げてきた若鯉に、緒方監督は「他の選手に見劣りしない。まだまだ1軍の場で」と期待した。


☆てな訳で、オープン戦も1軍。


◇広島1位小園は1軍同行続行「経験積んで」緒方監督 2/26(火) 20:26配信 日刊スポーツ

 広島のドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が1軍キャンプを完走した。守備で躍動し、打撃では適応力を見せる。

 緒方監督は「ほかの選手と比べても見劣りしないので、1軍の場で経験を積んでいってもらいたい。ある程度の時期までは考えています」と引き続き1軍同行を明言。

 黄金ルーキーは「チャンスをもらっているので、しっかりつかみ取りたいなと思います」と意欲を示した。


☆緒方監督の発言のニュアンスからすると、1軍の戦力として考えてる訳ではないようですが、いやいや、緒方監督に一泡吹かせましょうよ(笑)。


☆で、島内くん、正随くんも、続けて1軍。


◇広島2位島内、6位正随が1軍同行切符「結果出す」 2/26(火) 22:48配信 日刊スポーツ

 広島の新人3選手が1軍キャンプを完走し、そのまま1軍同行を勝ち取った。

 対外試合2戦連続無失点のドラフト2位島内颯太郎投手(22=九州共立大)は「(開幕までの)1カ月はしっかり結果を出して開幕を迎えたい」と意気込んだ。同6位正随優弥外野手(22=亜大)も「(今後は)まずは結果が大事なので、結果を出せる準備をしたい」と前を向いた。


☆いやいや、島内くんはドラ2ですし、ある程度期待はしてましたけど、正随くん、頑張ってますね~。


◇広島・ドラ6正随 助け船の長野に感謝「これを使え、ともらいました」 2/26(火) 21:55配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 日南、沖縄と続いた26日間の春季キャンプを打ち上げた。

 ドラフト6位・正随(亜大)も完走。キャンプ後も1軍帯同が決まっており「まずは結果が一番。結果を出せるように準備したい」と、生き残りを誓った。

 プロ初のキャンプでは、先輩にも助けられた。日南キャンプ中、長野からグラブを譲り受けたことを明かし、「守備が下手くそで、『これを使え』ともらいました。ずっと使わせてもらいます」と感謝した。


☆大学時代は打率が低かったので、どうかな~、と思ってたのですが、いやいや、紅白戦で4打数1安打、練習試合で6打数3安打、都合10打数4安打、打率.400。タイムリーも2本、打ってます。下水流も出遅れてますし、これもチャンスと言えばチャンス。


☆オープン戦で楽しみな選手は、他にもいます。


◇カープ・矢崎 1軍キャンプ完走でアピール成功「チャンスだと思う」 2/26(火) 21:03配信 デイリースポーツ

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 矢崎拓也投手(24)が1軍キャンプを完走した。

 実戦ではリリーフでアピールを続け、「結果も多少なり出たので良かった」と納得顔。安仁屋臨時投手コーチからは“MVP”にも挙げられていた。

 2年ぶりの1軍キャンプに「やることは変わらないけど、チャンスだと思う」と気合。今季から登録名を矢崎拓也(やさきたくや)に変更した。16年ドラフト1位右腕が、巻き返しを狙う。


☆同じ16年組の床田くんもケガから復帰、戦力としてチームの力になってくれそうです。彼ら2人が活躍すれば、これは大きな「補強」。


☆同じく、この人が覚醒すれば、これも大きい。


◇広島・堂林、三塁アピール弾!「感触は良かったです」 2/26(火) 7:00配信 サンケイスポーツ

 (練習試合、広島1-4楽天、25日、沖縄・コザ)広島・堂林翔太内野手(27)が25日、楽天との練習試合に「8番・三塁」で出場し、本塁打を放って三塁に再挑戦しているキャンプを締めくくった。0-2の七回2死走者なしで古川の直球を振り抜き、右翼席へ運んだ。

 「感触は良かったです。(逆方向へ)打とうと思っているわけではないですが、いい反応ができました」

 この一発を含めてキャンプ中の対外試合5試合で打率・333(15打数5安打)2本塁打、3打点。この日はチーム唯一となる得点を叩き出して、スタンドの3000人のファンから指笛などで祝福された。

 野村謙二郎監督時代の2012年に三塁のレギュラーとして14本塁打をマークした実力者だが、近年は伸び悩み、昨季は出場63試合。送球に課題があり17年から外野に挑戦していたが、今キャンプから三塁再挑戦を首脳陣に直訴。大本命の安部、長打力がウリのメヒアらとレギュラー争いを展開。高ヘッドコーチは「競争になる」とさらなる活躍を求めた。

 「勝負はこれから。今やっていることを続けていきたいです」

 プロ10年目を迎えた“鯉のプリンス”が、背水の覚悟でホットコーナーの座を奪い取る。


☆一時は持ち味の右中間への打球を意識しすぎてバッティングを崩した、なんてこともありましたが、そもそも強い打球を打とうとするとどうしてもポイントが前に行き過ぎて引っかけたりするので、センター中心がよくて、その中で堂林くんの打球は右中間方向が伸びる、って話なんですけどね。まだまだ確率は低いですが、ホームランが出てる、ってのは、いい徴候だと思います。




☆さて投手陣の話題、先発でポイントになるのは、この人。


◇広島・野村、練習試合で好投 3回1安打無失点「コントロール良かった」 2/26(火) 9:15配信 ベースボールキング


◆バックの失策にも、慌てず冷静

 広島の野村祐輔投手が25日、コザしんきんスタジアムで行われた楽天との練習試合に先発。3回1安打無失点と好投した。試合は楽天が4-1で勝利した。

 対外試合初登板となった右腕。初回は一死から、二塁・菊池の失策で出塁を許したが、3番・オコエを三ゴロ併殺に仕留めた。2回も三塁・堂林の失策で走者を追ったが、ここも後続を落ち着いて退け0封。3回は二死から、1番・田中に初被安打となる遊撃への内野安打を許したが、続く2番・辰己を空振り三振。予定の3イニングを1安打無失点4奪三振で終えた。

「全球種コントロール良く、ストライク先行で追い込むことができた。ブルペンでの投球が(試合の)マウンドでもできた」と野村。大瀬良、ジョンソンに続くローテの柱が、順調な調整ぶりを披露した。


☆今年は、体のキレがいいんでしょうね。


◇広島 野村 万全な仕上がり 緒方監督「キレキレだったね」 2/26(火) 6:00配信 スポニチアネックス

 ◇練習試合 広島1―4楽天(2019年2月25日 コザしんきん)

 広島・野村祐輔投手(29)は25日、楽天との練習試合(コザしんきん)で3回を被安打1、4奪三振で無失点に抑える貫禄の投球内容を披露した。新加入の浅村、ブラッシュら主力が並んだ楽天打線に主導権を与えることなく圧倒した。

 「早いカウントからゴロを打たせられた。全部の球種がコントロールよくストライク先行になってよかった」

 打者11人中、三振以外全てでゴロを打たせたのは、思い通りに打者を翻弄(ほんろう)した証し。最速は140キロながら、抜群だったチェンジアップを武器に緩急自在に操った。

 3回無失点で奪三振は4つ。例えば、初回先頭の田中をチェンジアップで空振り三振に仕留めたかと思えば、2回1死無走者でのブラッシュへの空振り三振は、内角への直球で決めた。3回2死から田中に許したこの日唯一の安打も、一塁のタイミングが際どかった遊撃への内野安打で、ほぼ完璧な内容だった。

 これには緒方監督は「キレキレだったね。ビックリした」とうなずくしかない。佐々岡投手コーチも「結果と内容を出してくれて安心する」と評価した。

 昨オフ、楽天にトレード移籍した1学年先輩の福井との投げ合う特別な一日だった。ともに大卒ドラ1。昨季は、同時に2軍生活を送る苦しい時期も分かち合った。「かわいがってもらった先輩なのでうれしかったです」。お互いに3回無失点と譲らず、登板後にはベンチ裏ではち合わせて笑顔でたたえ合った。

 自身初の開幕投手を務めた昨季は、屈辱も味わった。背中の筋挫傷などで約2カ月離脱するなど、20試合で7勝6敗、防御率4・22。本領とはいかず、日本シリーズでは先発4番手にまで下がった。

 「去年の悔しさもある。1年間やり抜くことが大事なので」

 昨春と立場は変わり、開幕ローテーション入りは確約されていない。雪辱への思いは、万全の調整にあらわれている。

(河合 洋介)


☆野村くんの場合、中盤をいかに凌ぐか、なんですが、制球が良ければ球数がかさむこともありませんから、中盤も凌げると思います。やっぱり制球が命なんですよね、野村くんは。


☆一方、開幕投手濃厚の、大瀬良くん。


◇広島・大瀬良、充実のキャンプ「例年と比べてもここまでは順調」 2/26(火) 20:44配信 サンケイスポーツ

 セ・リーグ4連覇を目指す広島が26日、沖縄市での春季キャンプを打ち上げた。開幕投手大本命の大瀬良大地投手(27)は今キャンプである程度の自己流調整が容認されるなかで「昨年と比べても、ランニングの強度を上げることができました。例年と比べてもここまでは順調にできていると思います」と充実感の表情を浮かべた。昨季は最多勝(15勝)&勝率第1位(・682)の自身初のタイトルを獲得。大瀬良、ジョンソン、野村の実績十分のタイトルホルダーが開幕投手を争っている。


☆大瀬良くん、ジョンソン、野村くんは、最低限、2桁勝つこと。そこからどれだけ積み上げられるか、ということになると思います。


☆で、佐々岡コーチの描く、投手陣再構築のビジョン。


◇広島 一軍投手コーチ佐々岡真司がカープ投手陣再構築のビジョンを語る 2/26(火) 6:05配信 広島アスリートマガジン

 昨季まで4年間、二軍投手コーチとして多くの若手投手育成に尽力してきた佐々岡真司コーチ。
 一軍投手コーチとして独自の方針を打ち出し、投手陣再建を目指す背番号88の考えに迫った。

*  *  *  *  *  *

◆基本的に先発を目指してほしい

─ 2015年から4年間、二軍投手コーチを務めてこられましたが、改めて一軍の雰囲気をどう感じられていますか?

「まず一軍は球場全体の雰囲気が違いますよね。僕が現役時代の頃とはファンの方々の雰囲気も違いますし、選手としては多くのファンから見られているという緊張感があると思います。それはコーチ陣も感じる部分はあるでしょうね。一軍と二軍で差がある訳ではないでしょうが、個人的には昨季のキャンプインと今季のキャンプインでは違う感覚があります。
 コーチになって一軍でやるのは初めてなので、自分自身戸惑うこともあるでしょう。その中でまずは選手の扱い方ですね。二軍で育成を目的とする選手の接し方と、一軍で実績を残した選手との扱い方の違いもありますからね。自分のペースで指導できない部分もあります。昨年まで二軍にきた一軍投手もいますし、ある程度理解をしている部分はありますが、改めてコミュニケーションを大事にしたいと思っています」

─ 昨季までの一軍投手陣をどう評価されますか?

「気に掛かるのは先発のイニング数です。今の野球は先発・中継ぎ・抑えと分業制が定着して、5、6回で球の力が落ちてくれば、その見極めをしながら継投となります。そうなると先発の球数は減り、完投も増えません。昨季の先発陣で規定投球回数に到達したのは(大瀬良)大地とジョンソンだけでした。そうなると負担がかかるのがリリーフです。
 先発は中6日で投げることが主流で、先発ローテーションに入るのは5、6人です。そこに選ばれる投手には中6日を空ける責任感を持ってほしいですし、『どうすれば長いイニングを投げられるか?』を意識してほしいです。その中でバテてきたとこちらが判断すれば変えなければいけないですが、僕は『7、8回になっても投げたい』という意思を見せてほしいと思っています。
 基本的に投手は先発を目指してほしいですし、プロ入りするほとんどの投手が子供の頃からエースだったと思います。今の時代は違うと言われればそれまでですが、それくらい自覚を持って先発をやってほしいと思っています」

─ 春季キャンプでは中崎翔太、一岡竜司投手以外は先発調整という方針ですが、その意図を聞かせてください。

「僕が現役時代は今のように早い段階から実戦がなく、キャンプで投げ込みをする調整が主流で、先発と中継ぎで調整に大差はありませんでした。その考えの中でリリーフで実績のある中崎、一岡以外の全員に先発のチャンスを与えたのは、競争意識を持ってもらうことが目的です。大地、ジョンソン、(野村)祐輔、九里(亜蓮)、岡田(明丈)は先発の中心になりますが、『自分は先発ローテーションだ』と安心感を持つのではなく、『若手には負けない』という気持ちでやってほしいです。逆に若手投手は『先発ローテーションに入るチャンス』と思ってやってほしいと考えています。
 また先発調整をすることで、昨季までリリーフで投げていた若手投手たちの投げ込みの量も増えて、技術面の向上にもつながります。シーズンに入って仮にリリーフメインとして投げることになっても、今の内から先発調整として投げていれば対応することは可能だと思っています」


(広島アスリートマガジン2019年3月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 佐々岡真司(ささおか しんじ)
1967年8月26日生、島根県出身。89年ドラフト1位で広島入団。
1年目から13勝17セーブを記録すると、2年目には17勝をマークし、最多勝、沢村賞に輝くなどリーグ優勝に貢献し、MVPに輝いた。その後はチーム事情から先発、抑えとして長年カープ投手陣を支え、先発100勝100セーブという大記録も達成。07年限りで現役引退。プロ野球解説者を経て、15年に二軍投手コーチとして広島に復帰し、多くの若手育成に尽力。今季から一軍投手コーチに就任した。


☆中崎くんや今村くん、中田くんあたりも「ほんとは先発をやりたい」なんて言ってますし、どうもピッチャーというのは、やはり先発でやりたいようで。その意識をくすぐることで、競争意識を煽る、というのは、いい方法だと思います。それで結果を出した6人が選ばれた、となれば、中継ぎに回ったピッチャーも、納得がいく。


☆カード勝ち越しをするためには、大瀬良くん、ジョンソンらエース級が頭を取ることはもちろん、2番手、3番手のピッチャーが重要になってくる。昨年は、九里くんと岡田くんが8勝、野村くんが7勝。悪い時があったとしても、何とかそれくらい勝ってくれたら、優勝はできます。


☆加えて、6番手のピッチャーが何人かで10勝くらいしてくれれば、上積みができる。昨年は、中村祐くんが3勝、薮田くんが2勝、高橋昂くんが1勝で、計6勝。もう一押し、なんですよね。


☆今年は床田くんがいますし、調整不足で2軍になりましたが、ローレンスにも期待がかかります。中村祐くんも、今年は5勝くらいはしてほしい。薮田くんも練習の時にはいい球を投げているようなので、試合で彼らしいピッチングができるかどうか。山口くん、遠藤くんらにも今年は期待が持てます。


☆今年はピッチャーですよ、ピッチャー。


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