☆さてキャンプも終わり、カープは広島へ帰ってきました。
◇広島・ドラ1小園、マツダスタジアムで初練習「ここで開幕迎えたい」 2/28(木) 19:08配信 デイリースポーツ
広島は28日、マツダスタジアムで全体練習を再開した。ドラフト1位・小園海斗内野手(報徳学園)は本拠地で初練習。守備、打撃、走塁と軽快な動きを見せた。
遊撃の位置では田中、上本らと並んでノックを受けた。天然芝のグラウンドでプレーした経験はあまりない。土や人工芝とは違う打球の質を確かめながら、丁寧に捕球した。
「試合での打球ではなかったけど、球が考えているよりも来たり来なかったりした。でもきょうはそれがわかったので良かったと思います」
春季キャンプで猛アピールし1軍延長を勝ち取った。3月は開幕へ向けてオープン戦が本格化する。27日には2軍の大野寮から1軍の大洲寮への引っ越しを完了。「ここ(マツダスタジアム)で開幕1軍を迎えたい」と力を込めた。
☆さて、どこまで1軍で粘れるか。オープン戦の結果によっては、開幕1軍、あるかも知れませんよ。
☆その小園くんが元気なおかげで。
◇広島、小園加入で内野陣に刺激 上本、曽根がアピール合戦 2/28(木) 15:05配信 デイリースポーツ
沖縄のコザしんきんスタジアムのグラウンドには連日、背番号0、背番号00の大きな声が響き渡っていた。カープは内野のバック争いもし烈だ。出場機会を増やそうと、上本崇司内野手(28)、曽根海成内野手(23)が目をぎらつかせていた。
28歳上本は元気いっぱいだ。ムードメーカーとして朝の声だしから盛り上げ、実戦でも存在感を示した。16日の紅白戦では「8番二塁」でスタメン出場。右越え二塁打を放ち、2打点を叩き出した。オフから「野球はバッティング、少ない打席の中でヒットを打ちたい」と打撃のレベルアップに着手。数少ないアピールチャンスの中で結果を残し、「強く振ることを意識しました」と納得顔だった。
昨季途中にトレードで加入した曽根は「課題は全部です」と繰り返す。中でも打撃では「強く振ること」がテーマ。東出打撃コーチから「振れる力が付いた」と認められ、対外試合でも途中出場から快音を響かせた。
オフはソフトバンク今宮の自主トレに参加した。ゴールデン・グラブ賞常連の名手から「打球の入り方やボールを取ってからのステップ」など、内野手の基本を学んだという。走攻守、「すべてで、レベルアップしたい」とどん欲だ。
キャンプ第2クール7日に行われたシート打撃では、2人はめまぐるしく守備位置を変えた。上本は三塁、遊撃、中堅、右翼に就き、曽根は二塁、左翼、中堅で白球を追った。田中広、菊池涼の二遊間は今季も不動。東出コーチは「代走や守備固め。ケガ人が出たときに入れるように。そこから」と説明。まずは内外野ユーティリープレーヤーからのアピールを求められる。
キャンプではドラフト1位小園海斗内野手(18)=報徳学園=も実力を発揮した。東出コーチが「(小園の存在は)嫌だと思うよ」と言うように、上本や曽根らへの相乗効果は絶大。オープン戦が本格化する3月も、内野に火花が散りそうだ。(デイリースポーツ・杉原史恭)
☆これはチームとしては、大変望ましい形。小園くんの加入、そして頑張りが、チームの底上げにも貢献している訳です。
☆上本、曽根くんは、どこでも守れるし足もある、ベンチとしてはありがたい存在。今年はさらにバッティングにも期待。
☆一方こちらも、「ズムスタ初」のレフト。
◇広島長野が移籍後初マツダで左翼、不規則な風が特徴 2/28(木) 18:41配信 日刊スポーツ
広島長野久義外野手(34)が移籍後初めて、マツダスタジアムの左翼でシートノックを受けた。
同球場の左翼は、スタンドの形状から風が不規則に吹き、打球に影響を及ぼす特徴がある。この日は風が弱かったが、周囲の景色を確認しながら打球を追った。他の打者の打撃練習中にも左翼でノックを受けた。ここまで実戦出場はDHか代打のみだが、様子を見ながら守備に就く見込み。高ヘッドコーチは「焦らせる必要はない」と話した。
☆ズムスタは周囲に高い建物がありませんから、言わば「吹きさらし」。スタンドの形状の影響を、モロに受けるんでしょうね。
☆その、長野。
◇広島・長野を「新井さん待遇」で万全サポート 2/28(木) 11:03配信 東スポWeb
赤ヘルのニューヒーローが周囲の万全サポートを受けてコイのレギュラー奪取に挑む――。広島・長野久義外野手(34)が26日、新天地でのキャンプを無事完走した。今後はいよいよ広島を拠点とした日々が始まるが、チームメートや愛妻のフォローで新生活の準備は万端。また球団は遠征の際も“新井さん待遇”で背番号5をバックアップすることになった。
連日フィーバーに沸いた広島のキャンプもこの日が最終日。衝撃の移籍で一躍“時の人”となった長野も赤いユニホーム姿がずいぶん板についてきた。「自分ではまだまだ見慣れないですね」と言うものの、グラウンド上でチームメートと談笑する様子は以前から在籍していた選手のよう。手締めを終えると「ケガなくできたので良かった。楽しくやっています」と白い歯を見せた。
緒方監督は長野について「順調にきているんじゃない? まだ守備には就いていないが、ある程度メドは立てているし、ここからでしょう」と期待を寄せている。ただ、実績十分のベテランも層の厚い王者チームの中ではポジションを約束されているわけではない。長野はチームに溶け込めたかとの問いに「シーズンが始まってチームに貢献できれば、チームメートもそう思ってくれると思います」と応じ「オープン戦で結果を残して、開幕戦に出られるようにしたいです」と力強く意気込んだ。
若い選手たちに比べれば練習量こそセーブしているが、ハートは誰よりも燃え盛っている。百戦錬磨のベテランだけに、開幕までにはきっちり仕上げるはずだ。心配があるとすれば広島を拠点とした生活が本格スタートすることだが、こちらも準備は万端のようだ。
長野がキャンプでチームを離れられない間に、新生活の準備を進めたのは、さやか夫人。テレビ朝日のアナウンサー業で多忙な中、夫を支えるために単身広島入りして家探しに奔走した。関係者によれば、すでに夫妻の希望に沿う「セキュリティー万全」の新居が見つかったという。
遠征の際は球団も強力サポートする。「長野のストレスを少しでも軽減したい」と関東遠征の際はチーム宿舎ではなく、自宅からの通勤を認める方針。これは昨季限りで引退したあのOBと同じ待遇だ。球団スタッフは「甲子園の阪神戦は新井さんも神戸の自宅から通っていましたからね。奥さまもいますし、長野も自分の家から通う方がリラックスできるでしょう」と話した。
キャンプでは抑えていた実戦の左翼守備も間もなく本格解禁される見込み。3月2日には地元・佐賀で西武とのオープン戦が控え、さらに翌週はマツダスタジアムで古巣巨人との2連戦(5、6日)と注目試合が続く。年下のライバルたちを抑え、赤ヘルの背番号5は開幕戦のグラウンドに立てるか――。新天地を舞台に勝負の1か月が幕を開ける。
☆ま、オープン戦は終盤の本気モードの時に、動ける状態であればいいと思います。
☆さらに、長野。
◇長野広島移籍をスクープした東スポ。次の注目は“夜王・長野”と“赤長野”。 2/28(木) 7:01配信 Number Web
プロ野球キャンプインの2月。
スポーツ紙はある男で盛り上がった。「赤長野」である。広島カープに移籍した長野久義である。
前々回(12月)の当コラムは《「活字プロテクト」、丸よりも炭谷よりも人的補償選手がアツい。》と締めた。
ドラフト指名予想を楽しむ記事があるならば、今それと同じくらい面白いのはFAにともなう「プロテクト(人的補償)」の予想記事ではないか? と。私はそれを「活字プロテクト」と名付けた。
たとえば、昨年末に出たこの記事がバツグンだった。
『FA獲得・丸の人的補償 原巨人仕掛けられた“鯉の揺さぶり”』(東スポ・12月20日付)
記事には各球団の駆け引きの様子が載っていた。巨人・石井球団社長は広島にプロテクトリストを送った際に、広島の松田オーナーから直接電話で『阿部とかベテランを外していないでしょうね? 』と念押しされたというのだ。
《巨人サイドからすれば、なんとも不気味な投げかけだったに違いない。松田オーナーの言葉を額面通りに受け取れば「高年俸のベテラン勢でも必要とあらば獲るぞ」とのメッセージだろう。一方ではベテランを手厚くプロテクトさせることで、マークが薄くなる若手有望株たちが“真の狙い”とも解釈できる。はたまた、裏の裏をかいて…といくら考えても答えは見つからない。》(東スポ・同)
記事の読みどころはさらにある。
「広島はベテランは獲らないでしょう」
マスコミ陣に対して巨人・石井球団社長は「誰を獲るのかな。長野かな?」と冗談とも本音ともつかないセリフも残していたという。
《長野がプロテクト漏れしたかどうかはともかく、球団内からは「育成に力を入れる広島は、仮にベテランがリストから外れていても獲らないでしょう。大胆にベテランを外して“攻めたリスト”になっているはずだよ」との声も聞かれている。》(東スポ・同)
まさに恋の駆け引きならぬ、“鯉の揺さぶり”。活字プロテクトの面白さ。
◆球団社長の言葉は完全に裏目。
そして年明け早々の1月7日、東スポが一面で『長野 広島移籍 人的補償』とスクープ!
巨人がプロテクトから外し、広島が指名したのは長野だった。
ここで先ほどの記事が味わい深い。
広島・松田オーナーの「ベテランは外してない?」という言葉をブラフと判断した巨人関係者は『大胆にベテランを外して“攻めたリスト”になっているはずだよ』とコメントしていた。その結果、まんまと広島は長野を指名したことになる。
いやー、記事でこの過程を伝えてくれたのが面白かった。
今となっては巨人・石井球団社長の「誰を獲るのかな。長野かな?」という言葉がマヌケに見えるではないか(失礼)。
◆「赤長野」はプロレス得意の東スポならでは。
広島と巨人の駆け引きを昨年末から報じ、年明けに「長野広島移籍」をスクープした東スポ。一連の報道が注目されたことで東スポは勢いに乗って「長野情報」を一面で報じ続ける。
『長野巨人復帰ある? ない? 』(1月9日付)
『長野独占激白 「僕は大丈夫ですよ」LAから広島の皆さんへ』(1月11日付)
『赤長野のトリセツ 密着9年!! 番記者が公開』(1月25日付)
出た、赤長野!
かつてプロレスラーの蝶野正洋が白タイツから黒タイツにしてヒール転向した。その転向は大成功だったのでファンはそのあと「白蝶野」「黒蝶野」と呼んでそれぞれの時代を語った。今回、名前の読み方が同じ「チョーノ」だけにオレンジ長野から赤長野へとなった次第。プロレス報道も得意な東スポならではである。
◆夜の街での長野を徹底追跡。
そして2月のキャンプイン。東スポ2月1日発行の一面は
『長野「新夜王」伝説』
サブタイトルは「宮崎・日南の街を沸かせた“男気”」。
《注目の“主役”は、新天地でのキャンプを前に精神集中しているのか、31日は自室にこもって報道陣の前には姿を見せなかった。しかし、そこは銀座、六本木、西麻布で鳴らした“夜王”だ。実は日南滞在たった2日の間に、早くもデカい足跡を残していたことが本紙の取材で判明した。》
東スポは宮崎まで何を取材しに行っているのかと思うが、広島ナインの長野歓迎会について詳細なレポが続く。クライマックスは二次会のスナックの支払いについて。
《すると、今度こそはと長野が大盤振る舞い。新たな“庭”へのあいさつ代わりでもあったのだろう。「めったに出ないシャンパンが空いて……」(スナックのママ)。会計はウン万円だったが、長野はその“10倍”にあたる数十万円の札束を置き、風のように去っていったという。》
《噂にたがわぬ長野の“夜王”ぶりに、古株のカープ関係者も「聞いてはいたけれど、さすがだねえ」と驚きを隠せなかったという。》
東スポのこのレポートぶり。「夜の長野」に着眼点を置いている。
◆長野ほどスマートに飲める人はいない?
そういえば広島移籍をスクープしたその日、
《港区のあるラウンジスタッフは「野球選手ではなくても長野さんほどスマートに飲める人はいません。あんなイイ男を流川(広島一の繁華街)に獲られてしまうのは……。巨人さんは“東京の損失”だってことを分かっているの?」と詰め寄ってきたほどだった。》(1月8日付)
と東スポは報じていた。最初から独自の視点で「長野移籍」の衝撃の大きさを書いていたのだ。夕刊スポーツ紙ここにあり。
◆2次会に行かなかっただけでニュース。
東スポは長野記事の反響の大きさに自信を持ったのだろう。
2月7日付では、『夜王・長野 プロ入り初異変 リタイア』と一面できた。
え、これだけ注目を集めている長野がキャンプをリタイアしたのか……と思って記事を読むと、
「長野がキャンプ中の休前日の夜を1次会だけで終えた」というものだった。
やられたッ! まんまと東スポ一面にやられた!
東スポの「夜王・長野」「赤長野」ネタをしばらく堪能したい。
以上、今月のスポーツ新聞時評でした。
(「月刊スポーツ新聞時評」プチ鹿島 = 文)
☆いや~、一度でいいからやってみたい、会計以上の札束をバサッと置いて、「釣りは要らねえぜ」(笑)。そら「東京の損失」ですわ(笑)。でも長野のことだから、関東へ遠征の時にはきっちり顔を出すでしょう。
☆さてそんな長野がこの歳でカープにやって来て、カープのために野球をしよう、と本気で思えるかどうか。ポイントは、そこでしょうね。
☆さてキャンプを終え、1・2軍の入れ替えがありました。
◇広島・今村が1軍合流 3日、長崎で凱旋登板「結果出す」 遠藤も再び1軍 2/28(木) 19:56配信 デイリースポーツ
広島が28日、マツダスタジアムで全体練習を再開し、今村猛投手と遠藤淳志投手が1軍に合流した。
今村は春季キャンプを2軍で過ごし、この日はブルペンで30球を投じた。故郷・長崎で3日の西武とのオープン戦に登板予定で「結果を出すこと。自分が求められるものを出せるように」と力を込めた。
遠藤は日南1次キャンプの第3クールで1軍に一時合流したが、沖縄2次キャンプ行きの切符はつかめなかった。チャンスが再び到来し、「いいタイミングで来られた。オープン戦で必ず結果を出して、開幕1軍を狙って頑張りたい」と闘志を燃やした。
☆いよいよ今村くんが、上がってきました。
◇広島今村、故郷で一発快投 3・3長崎で凱旋登板 生き残りかけた“1軍昇格テスト” 2/28(木) 6:01配信 デイリースポーツ
広島の今村猛投手(27)が3月3日に長崎で行われる西武とのオープン戦に登板することが27日、わかった。地元での凱旋登板は、1軍生き残りをかけた“一発テスト”。春季キャンプを2軍で調整してきた右腕には、内容と結果が求められている。
1軍昇格か、それとも…。春季キャンプを2軍で過ごした今村にチャンスが巡ってきた。3日・西武戦のマウンドは長崎・ビッグNスタジアム。昨年に続いて2年連続となる凱旋登板が、1軍昇格への道になる。
右腕には、キャンプ前からこの日の登板が告げられていた。昨季はそれまで3年間の勤続疲労などが影響し、43試合で3勝2敗1セーブ、防御率5・17で終えた。だが首脳陣はその実力を把握済み。2軍で調整させることが復活への道だと判断し、キャンプでは1軍から外れた。
実績組であることは間違いない。それでも特別扱いはしない方針で、投球内容や結果が伴わなければ1軍昇格は見送られる予定だという。今キャンプでは、昨季1軍登板がなかった矢崎が結果を残し続け、評価を上げた。競争は激しい。
昨季のチーム防御率は、リーグ3位の4・12だった。リーグ4連覇と日本一を成し遂げるためには投手陣のさらなるレベルアップは欠かせない。もちろん背番号「16」は必要なピースの一人。佐々岡投手コーチは「良いものを見せてほしい」と期待した。
今村は28日からマツダスタジアムで再開する全体練習から合流し、登板へ向けて準備を進める。地元の声援も力に変えて、右腕を振る構えだ。
☆しっかり準備してきたでしょうから、大丈夫だと思います。
☆で、遠藤くんは、1軍再合流。
◇広島遠藤1軍再合流「第2のアドゥワ」をコーチ期待 2/28(木) 19:40配信 日刊スポーツ
第2のアドゥワになれ! 広島2年目の遠藤淳志投手(19)が2月28日、1軍に再合流した。宮崎・日南キャンプ中に1軍に呼ばれ、紅白戦で好成績を残したが2軍にUターン。開幕まで1カ月の大事な時期に、再挑戦のチャンスをもらった。佐々岡投手コーチは昨年の春季キャンプからアピールを続けて1軍戦力となったアドゥワを引き合いに出し、奮起を促した。
◇ ◇ ◇
「もう1度見たい」。佐々岡投手コーチは、遠藤に対するシンプルな期待を口にした。キャンプでチェックした戦力を、実戦を通し役割に当てはめていこうという時期。実戦は主力の調整の場に変わっていく。それでも、2年目右腕を2軍から呼び寄せた。
佐々岡投手コーチの脳裏にあるのは、しなやかな投球だ。2軍担当だった昨年は、秘蔵っ子として育てた。今キャンプでは2月9日に2軍から練習合流させ、ブルペンで楽天岸ばりの美しい投球フォームを見守った。11日の紅白戦は1回無安打0封。しかし他の候補も軒並み好投しており、沖縄2次キャンプには連れて行かなかった。
佐々岡コーチは「去年はアドゥワがチャンスをものにした」と奮起を促した。アドゥワは昨春キャンプで1軍に抜てきされ、そのまま開幕1軍入り。貴重なリリーバーとして3連覇に貢献した。期待するのは同様の猛アピール。「チャンスは少ないけど、ものにしてほしい」と話す。
遠藤にとっては、千載一遇のチャンスだ。「うれしいですね。いいタイミングで来られて。オープン戦で結果を出して開幕1軍を狙ってがんばりたい」。日南でプロ初の1軍を経験したことで「気持ちの入り方が違う」と鼻息も荒い。2軍では下半身主導で投げることを意識し、制球安定に取り組んできた。2日からの九州遠征に同行し、アピールの機会をうかがう。
広島の今季救援陣はフランスア、中崎、一岡が確定的。矢崎が好アピールを続け、レグナルト、ヘルウェグが外国人枠を争う。飯田らもおり、この日1軍合流した今村は3日の西武戦(長崎)で残留テストに臨む。割って入るのは至難の業だ。それでも遠藤は、前だけを見てチャンスに食らいつく。【村野森】
◆遠藤淳志(えんどう・あつし)1999年(平11)4月8日、茨城県生まれ。霞ケ浦で甲子園出場はなし。17年ドラフト5位で広島入り。最速142キロの直球と、縦に曲がり落ちるカーブ、スライダーが武器。1軍出場なし。昨季は2軍で4試合に登板し、0勝1敗、防御率2・25。184センチ、78キロ。右投げ右打ち。
▽昨季のアドゥワ キャンプ1軍メンバーに抜てきされ序盤からアピール。2月26日に実戦形式のシート打撃に登板し、田中、菊池、丸、鈴木の主力を2回完全に抑えた。27日に他の4選手とともに監督賞を受賞。オープン戦は5試合、6回2/3を投げ0勝1敗、防御率5・40で、開幕1軍入り。そのまま1軍戦力となり、救援で53試合に登板、防御率3・74。日本シリーズでも登板した。
☆昨年アドゥワくんは、開幕から無失点を続け、初失点は4/30、11試合目の登板。この時点での防御率は、0.64でしたからね。
☆1軍の投手枠が13名として、先発6人、勝ちパターンが3人で、9人。残り4枠を争う、という形になります。外国人が先発でローレンスか中継ぎでレグナルトか、またアドゥワくんが先発か中継ぎか。その辺も絡んできます。
☆で、この男が今年はアピール。
◇広島・矢崎拓也 登録名も投球内容も一新!/春の一番星を探して 2/28(木) 12:02配信 週刊ベースボールONLINE
「悔しいしかない」。矢崎拓也はキャンプイン前、プロ2年間をそう振り返った。慶大からドラフト1位で2017年に入団したが、ここまで1勝しか挙げられていない。満足などできるはずがなかった。
その1勝は衝撃的だった。1年目の4月7日ヤクルト戦。マツダ広島でプロ初登板初先発し、あと2アウトでノーヒットノーランの快投を演じた。7四球を出しながら、剛速球で真っ向勝負し、9回一死一塁からバレンティンに左前打を許すまで無安打に抑えた。だが、その後は制球難に苦しむようになり、トンネルに迷い込んだ。
今キャンプでは、見違えるような投球でアピールしている。投球フォームを徹底的に見直し、無駄な動きを抑えることを心掛けた。それがピタリとはまり、ストレートの威力を生かせるようになった。初実戦となった2月11日の紅白戦では最速148キロをマークし、2回をパーフェクト。野間、菊池涼、長野、松山、下水流、堂林を封じた。佐々岡投手コーチから、床田とともに日南1次キャンプのMVPに指名された。
沖縄2次キャンプに入っても、奮闘は続いた。チームの対外試合初戦となった18日の韓国KIA戦(コザしんきんスタジアム)では3番手として登板し、先頭打者のバットをへし折るなど2回無失点。「高めに抜ける球はあったけど、ゼロに抑えたのはよしとしたい」と話した。オープン戦初戦の24日のDeNA戦(アトホーム宜野湾)でも2回を1安打無失点。結婚により登録名を「加藤」から「矢崎」に変えたが、球威を生かし切れないイメージもまた、変わってきた。
☆学生時代もリリーフは経験がありますから、中継ぎでも力は発揮できると思います。同期の床田くんとともに、チームの力になってほしいですね。
☆一方、ルーキーも1軍争いに参戦。
◇広島 ドラフト2位・島内颯太郎が目指すは開幕一軍、新人王! 2/28(木) 6:11配信 広島アスリートマガジン
大学の先輩・大瀬良大地の背中を追い、ついにプロ野球への第一歩を踏み出した島内颯太郎。即戦力候補として期待がかかる右腕が掲げた1年目の目標はズバリ開幕一軍、新人王。ただ目の前の勝利を目指し、この舞台にたどり着いた九州男児の新たな挑戦が始まる。
* * * * * *
─カープに入団されて先輩選手たちと実際にお会いした印象はいかがでしたか?
「みんな体がでかいなと思いました。テレビで見ているのと、実際に見るのでは全然違いましたね。また良い先輩ばかりで、本当に良いチームに選んでいただいたんだなと思っています」
─プロ野球選手としてサインを書く機会も増えたと思いますが慣れましたか?
「だいぶ慣れてきました。サインはドラフトで指名されてから友達と相談しながら決めました。最初から凝ったものにすると後々大変かと思ったので、書きやすいシンプルなサインにしました(笑)」
─カープに入団してからは、どんな点を意識して練習に取り組まれていましたか?
「キャンプ初日からアピールすることができるように肩と肘をつくっていました。一つひとつのトレーニングが明確な目的を持って行われているので、毎日すごく良い刺激を受けています。たとえばウエート一つにしても、どの筋肉に負荷をかけているのか一つひとつ説明をしていただいているので、すごく勉強になります」
─大野練習場での初のブルペンは緊張されましたか?
「周囲からの目線はそこまで気にならなかったので、あまり緊張はしませんでした。ただ、先輩方の投球を見たときは本当に驚きでした。特に大瀬良さんの投球を間近で見たときは、すごく参考になりました。自分はシュート回転してしまっている球がまだまだ多くて、『どうしたらそうならないんだろう』と思いながら大瀬良さんの投球を見ていたら、投球のタメが僕と全然違いました。一軍で結果を残す投手はやっぱりレベルが違うなと思わされました」
─島内投手にとって、大瀬良投手はどんな存在ですか?
「自分からすれば神様みたいな存在でした。自分が高校生の頃にプロに入られたこともあって、九州共立大に行きたいという思いが芽生えましたし、自分にとって強い影響力がある人ですし、昔から憧れの存在です」
─実際に大瀬良投手の大学時代の投球を見たことはありましたか?
「神宮球場で投げられている姿を映像で見ていました。当時から『エグいな。レベルが違うな』という印象でした。一つひとつの球の質が大学時代から抜群に飛び抜けていました」
─憧れの存在である大瀬良投手がいるカープから指名が決まった瞬間はどのように思いましたか?
「大学の先輩がいるということで安心感もありましたし、良い球団ということは話に聞いていたので、率直にうれしかったです。大瀬良さんに聞きたいことがたくさんあったので、本当に良かったなと思いました」
(広島アスリートマガジン2019年3月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 島内颯太郎(しまうちそうたろう)
1996年10月14日生、福岡県出身/180cm・78kg/右投右打/投手/プロ1年目・22歳/光陵高-九州共立大-広島(18年ドラフト2位)
☆今村くん、矢崎くん、アドゥワくん、そして、島内くん。中田くんもいますし、遠藤くんもいます。今後によっては、山口くん、平岡くんあたりも食い込んでくるかも。左では飯田くんの他、戸田くん、高橋樹くんもいます。さて誰が、開幕1軍をゲットするか。
☆その、神様(笑)。
◇広島・大瀬良「エースになりたい」フォーム改造に秘めた思い 2/28(木) 8:08配信 スポニチアネックス
広島・大瀬良大地投手(27)が、OBでスポニチ本紙評論家の大野豊氏の直撃インタビューに応じ、今季への意気込みを語った。
大野 春季キャンプが終わった。ここまで調整は順調かな?
大瀬良 投げることや走ることで疲れは感じていないし、例年よりも体は元気です。順調だと思います。
大野 キャンプで課題として取り組んだことは何だろう。
大瀬良 真っすぐを追求し、よりいいものにしたいのが一点。球速ではなく質の面で。それと、横の移動を長くしたいと思ってフォームを微妙に変えました。セットポジションでの両手の位置も。
大野 ここから本格的な実戦期間に入るけど、手応えは?
大瀬良 まだ100%じゃないし、確率も高くないですけど、ハマッた時はいいボールが行っています。シートで投げた時も球速は落ちていないので、方向性は悪くないかな…と。開幕に間に合うように実戦の中で固めたい…と思っています。
大野 その新フォームで24日、DeNAとのオープン戦(宜野湾)に先発した。3回3失点は満足できないと思うけど、投げた感覚はどうだった?
大瀬良 うーん…ボール自体は悪くないと思います。ただ、厳しいコースで空振りを奪っても、決め球が甘くなった。勝負勘や決めに行く時の細かな制球を、もう一度詰めていかないといけない…と痛感しました。
大野 観戦したけど、確かに本来の制球ではなかったね。
大瀬良 はい。セットポジションの時に甘くなっていました。
大野 フォーム自体は問題ない?
大瀬良 そこに関しては、そこまで違和感はなかったです。
大野 じゃあ、課題を修正する…と。
大瀬良 はい。
大野 昨季の活躍を踏まえ、大瀬良がエースという声も聞くけど、自分でも?
大瀬良 いや、全くないです(笑い)
大野 エースになるには今年が非常に大事。昨季の投球回数は182イニングか。
大瀬良 200イニングを目指したいと思います。エースと呼ばれた方は、その数字を超えるイニングを投げている。200を目標にし、クリアできれば勝ち星、防御率もついてくると思うので。
大野 目標がイニング数なら、先発完投へのこだわりも?
大瀬良 投げる試合は全部完投したいですし、去年も降りたくないと言ったことがあります。コーチに“代わるぞ”と言われ、“行きたいです”と。
大野 リリーフ陣のことを考えても、そういう気持ちは大切。今は言える投手が少なくなっているからね。1イニングでも長く、できれば完投できる投手になってほしい。そうすればエースの称号をもらえると思う。
大瀬良 はい。自分の立場を確立していくのに、今年は大事な一年になります。エースと言われる投手になりたいので、厳しい道のりだとは思いますが、チャレンジしたい。リーグ4連覇と日本一に貢献し、皆さんに認めてもらえるように頑張りたいと思います。
大野 ここのところ2年連続で活躍する投手が出ていない。その意味でも、変なジンクスを破る安定した投球を期待したいね。(構成・江尾 卓也)
☆メンタルと技術というのは紙の表裏のようなもので、技術がしっかりすればメンタルは安定するし、メンタルが安定すれば結果がついてくる。昨年の大瀬良くんは、多少のピンチになっても常にフラットな精神状態で投げているように見えました。いい意味で、淡々としてるんですね。そこが一番大きかったと思います。今年も期待していいと思いますよ。
☆一方こちらは、4番の「背番号1」。
◇広島 背番号1を継承も自然体。 連日バットを振り続ける鈴木誠也は順調な仕上がり 2/28(木) 6:05配信 広島アスリートマガジン
6年ぶりに『背番号1』がグラウンドに帰ってきた。
歴代のレジェンド達が受け継いできた特別な番号を継承した鈴木誠也。責任と重圧を感じる背番号だが、まったく違和感なく馴染み、連日バットを振り続けている。本人も「51番の時と特に変わらずやっています」と力強くコメント。
ここ数年、主砲として文句のない数字を積み上げてきた自信が背番号に負けない貫禄を漂わせているようにも感じさせる。
昨年11月に右足からボルトを除去した手術の影響で、キャンプ序盤は別メニュー調整も、打撃に関しては順調そのもの。初日から長野と共にランチ特打に登場してスタンドを沸かすと、30球以上を早打ちする連続ティーでは1球ごとに声を上げながら懸命にスイング。
打ち終わるとファンから大きな拍手を浴びるなど元気いっぱいの姿を見せていた。クール最終日には恒例のロングティーにも参加。緒方監督も「あれだけバットが振れていたら問題ない」と信頼を寄せている。
侍ジャパン稲葉篤紀監督が訪問した際には、2020年東京五輪の4番候補として名前が挙がるなど期待は大きい。プロ7年目・カープの顔として迎える今季は4番としての真価が問われる1年となる。
順調な調整を重ね、カープの、そして日本の4番への階段を駆け上がる。
(広島アスリートマガジン2019年3月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ 鈴木誠也(すずきせいや)
1994年8月18日生・東京都出身/181cm 96kg/右投右打/外野手/プロ7年目・24歳/二松学舎大付高-広島(12年ドラフト2位)
【昨季成績】124試合 422打数135安打 打率.320 30本塁打 94打点 4盗塁
☆丸が抜けた分、誠也くんへのマークは厳しくなると思いますが、そうならないためにも、前後を固めるバッターがどれだけつなげるか。前のバッターは誠也くんへつなげればいいし、後ろのバッターが誠也くんが勝負を避けられた後に打てば、相手のダメージも大きい。さらに言えば、打線全体で波状攻撃をかけられれば、誠也くんマークどころの話ではなくなる。主力が打てなければ下位が打つ、下位がチャンスメークすれば主力が返す。それは丸がいようがいまいが変わりません。
☆てな訳で、この男の頑張りも必要。
◇【広島・野間インタビュー1】目指すは「1番・中堅」&打率3割 開幕スタメン狙う 2/28(木) 9:00配信 デイリースポーツ
広島・野間峻祥外野手(26)が27日、デイリースポーツの独占インタビューに応じた。昨季は初の規定打席に到達するなど、リーグ3連覇に貢献したブレーク男。攻守でチームの中心だった丸がFAで巨人に移籍した今季、レギュラーを念頭に置く中、進化の年へ「1番・中堅」と打率3割を目指す思いを語った。
◇ ◇
-今季戦う上での、一番のモチベーションは。
「まず今競争していますし、センターのポジションをしっかり勝ち取って、開幕からスタメンで出られるように頑張っていきたいなと思っています」
-昨年主に守ったのは左翼だった。
「そこも慣れですね。僕は左翼が一番難しいと思っていますけど、結局は慣れましたし。特にどこでも変わらないと思います」
-中堅手は外野を統率する部分もある。
「去年丸さんがやっていたのを見ていますし、打者によってある程度3人で話しながらやっていければいいかなと思います」
-丸はFAで巨人に移籍したが、その丸から学んで生かせる部分は?
「指示だったりは常に気を配ってやってもらっていましたし。そこはやらないといけないなと」
-センターに入ると責任感も出てくる。
「だいぶそこはありますね。センター中心で両サイドに動いていくので、大事だなと思ってやっていきたいですね」
-昨季失策は1個のみだった。
「外野手は1個でも多いんじゃないかなと。後ろにそらすとかイージーゴロをエラーするのは駄目だと思います。ある程度普通にやっていれば、あとは送球に気をつければ大丈夫かなと」
-打撃の方はここまで順調にきている?
「量は振れているかなと思います。あとは実戦の中で理想の形を求めて。練習と実戦の差をできるだけ縮められるようにしたいと思います」
-打率3割は一つの指標か。
「去年は届かなかったんですけど(打率・286)、捉えることができてくれば足で稼げるところもあると思うので、そういうところに近づいてくるのかなと」
-投球を捉えるのは簡単ではない。
「ある程度の割り切りも必要だと思います。自分のスイングを相手は崩しにくるものだと思うので、自分のスイングをできる時に捉えていけるようにやっていきたいです」
-打順は。
「やっぱり1番は打ちたい思いがあります。足を生かす部分でも、1番の方がいいなとは思います」
-昨季後半(25試合で)経験したからこそ思うところもある。
「そうですね。先頭で僕が変な入りをすると今日いいのかな?とチーム全体が思うと思う。そこでカーンと1本打てたり、粘ったらチームもいけるというところもあると思う。あとは先発投手に対しても(初回で)重要になってくるし、いろいろな仕事がある。やってみたいなというのは、去年やってみて思いました」
-1番は出塁率も大事になってくる。
「理想は4割は欲しい。でも僕のレベルで変に見極めようとしたら良くない。今は四球の数を考えるのは駄目かと。ツボに入れば一発もあるとなってくれば、広輔さん(田中)みたいになれてくるのかなと思います。まずは一発で甘いところを捉えていけるようになれば、投手の見る目も変わってくるかなと思います」
☆昨年の野間くんの一番の進歩は、打席で粘れるようになったこと。簡単にアウトにならないバッターってのは、やっぱり嫌なんですよ、相手は。で、野間くんの言うように、打てないけど何とか粘る、じゃなくて、粘る中で捉えられる球をきっちり捉えられるようになったら、ベスト。で、考え方としては、野間くんの言ってる方向で正解だと思います。
☆で、バッティング以上に頑張らなきゃいけないのが、守備。今年は野間くんが外野守備の舵取りをする、くらいのつもりでいい。
☆問題は打順なんですが、確かに1番が一番合ってるんですよね、何て言うか、フリーで打てるから。田中くんとは違ったタイプの1番になると思います。「何も考えず好きに打て」みたいな(笑)。
☆相手から見たら、どっちが嫌ですかね。田中くん1番と、野間くん1番と。
☆さておしまいは、アンバサダー。ネスカフェじゃありません(笑)。
◇西武・辻、広島・緒方両監督が佐賀県のアンバサダーに就任 3・2OP戦で委嘱 2/28(木) 17:48配信 デイリースポーツ
西武は28日、佐賀県出身の辻発彦監督(60)が、同県出身の広島・緒方孝市監督(50)とともに同県の「SSP(SAGAスポーツピラミッド)アンバサダー」を3月2日付けで委嘱されると発表した。3月2日に佐賀・みどりの森県営球場で行われるオープン戦、西武-広島戦の試合前に委嘱式が行われる。
佐賀県は2018年から行っている「SSP(SAGAスポーツピラミッド)構想」をさらに進めるため、19年から佐賀にゆかりのあるトップ指導者・トップアスリートを「SSPアンバサダー」に任命することを決定。辻、緒方監督の2人にその第1号として白羽の矢が立った。
アンバサダーとして、佐賀県が取り組むスポーツ情報の関係者への周知や、アスリート育成やスポーツの助言等を行うという。
辻監督は「佐賀ゆかりのアスリートが活躍し、県民の皆さまに夢や感動を届けられるよう、微力ながら尽力させていただきます。2023年に開催される佐賀国民スポーツ大会の成功と、佐賀県の活躍を願っています」とコメントした。
☆「国民スポーツ大会」って、国体のこと? だったら「国スポ」ですな(笑)。
☆で、2日の西武戦を皮切りに、いよいよオープン戦が本格化。3月は24日までに17試合、最後は6連戦になってたりなんかして、なかなかタイトなスケジュール。新しい戦力がどれだけ出てくるか、楽しみにしておきましょう。
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source : K.Oのカープ・ブログ。