2019年3月2日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.3.1、同郷対決・横山分析リリーフ編・野間インタビュー2。


☆さて、2日からは佐賀で、西武戦。


◇緒方広島、辻西武が佐賀で同郷対決、長野も出場予定 3/1(金) 18:30配信 日刊スポーツ

 広島が2日に佐賀で行われる西武とのオープン戦に向け、マツダスタジアムで全体練習が行われた。

 緒方孝市監督が佐賀出身で、同郷の辻発彦監督とのセ・パ優勝監督対決となる。ともに「SSP(SAGAスポーツピラミッド)アンバサダー」に任命されると発表されたばかり。また、新加入した同県出身の長野もDHで出場予定。現地の盛り上がりが予想される。


☆長野はDHで出場のようです。


◇広島・長野、佐賀での凱旋試合は先発DHで出場予定 3/1(金) 21:42配信 デイリースポーツ

 広島・長野久義外野手が1日、マツダスタジアムでの全体練習に参加した。

 佐賀出身の長野にとって、2日の西武とのオープン戦は地元凱旋試合となる。プロ入り後は自身初だという佐賀での一戦。高ヘッドコーチは「守備には就かない」と話しており、先発DHで出場する予定だ。

 この日の練習後は「お疲れさまでした」と胸中を語ることはなかったが、柔和な笑みの中に充実感をのぞかせた。


☆ただ、そろそろ守備にもつくようです。


◇【広島】長野、5、6日の巨人戦「左翼」先発へ 力強い送球で右肩不安一掃 3/1(金) 6:26配信 スポーツ報知

 広島・長野久義外野手(34)が5、6日の巨人とのオープン戦2連戦(マツダ)で初めて守備に就く可能性が28日、浮上した。右肩の不安からDHで出場が続いているが、この日は移籍後初めての本拠地練習で力強い送球を披露。長野が外野の一角に入ることで、チームはベストオーダーを組むことが可能。古巣との直接対決は、29日の開幕前哨戦となりそうだ。

 マツダスタジアムに見参した長野が、また一つ階段を上がった。打撃練習前に行われたシートノック。左翼の守備位置から力強い送球を二塁に返すと、冗談半分でガッツポーズを作った。「いいね、チョーさん!」。チームメートの称賛に、笑みもこぼれる。キャンプ中は右肩の状態が上がらず、慎重にスローイングしていたが、いよいよ外野手としてのベールを脱ぎ始めた。

 これまでの実戦6試合はすべてDHで出場していたが、5、6日の巨人戦は左翼で先発することも視野に入ってきた。見守っていた高ヘッドコーチは「シートでもだいぶ強い球を投げていたね。気候とかにもよるけど、可能性としてはあるかも分からないね」と、週明けから守備解禁に太鼓判を押した。

 ベテランが外野の一角に入ることで、チームはシーズンさながらのベスト布陣を組むことが可能となる。緒方監督は「いろんな打順を試しながら、組み替えながら、シーズンを通して形が決まるように戦っていく」と構想を描いている。長野の適性が3番なのか、5、6番か。最終結論は先になるが、29日の巨人との開幕戦(マツダ)を見据えた前哨戦となるのは間違いない。

 キャンプ中の実戦は6試合で13打数1安打だった長野は、フリー打撃後も特打をこなすなど、精力的に動き回った。練習後は足早に球場を去ったが、状態は確実に上向いている。キャンプ最終日に「オープン戦から目に見えた結果を出せるようにしたい。開幕から試合に出られるように頑張ります!」と決意を明かしていたように、攻守で存在感を示していく。(表 洋介)


☆再三言っているように基本的には開幕に間に合えばいいと思いますが、一方で、こんな記事も。


◇巨人VS広島、開幕戦“競演”は視界不良? 丸はチームに溶け込み準備万端も…長野は猛練習に“お疲れモード” 3/1(金) 16:56配信 夕刊フジ

 今季FAで巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)は、今月29日の今季開幕戦でいきなり古巣広島と激突する。最大の注目は、自身の人的補償に指名された長野久義外野手(34)との競演だが、視界不良となってきた。

 丸は2月28日、沖縄・那覇市で今春キャンプを打ち上げ。新天地での球春を「本当にいいキャンプを送れた。自分のしたいことができたし、ケガなく1カ月間送れたのでよかった。去年、一昨年は離脱があったので、その点を考えると今年は100点ですね」と採点した。

 5年総額25億円超の大型契約で加入。今季補強最大の目玉として存在感を十分に示した。全体練習後の特打では、片側のケージに2人が交代で入って打ち終えても、逆側のケージを独占し1時間近くも打ち込み。鬼気迫る姿に原監督も「しかも全球フルスイング。すごいね」と舌を巻いた。

 チームに「比較的早い段階でなじめたかなと、自分では思っている」と語ったように、22歳の4番岡本をかわいがり漫画談義を交わすなど、外様の受け入れは慣れっこになった名門球団にすんなり溶け込んだ。4年連続V逸中の巨人を救う優勝請負人として、3連覇中の古巣との開幕戦でスタメンを張るのは確実な情勢だ。

 一方、丸の代わりに広島へ移った長野は一足先に同26日、沖縄市で打ち上げ。キャンプ当初は夕刊フジに「開幕から出られるように、カープの練習にしっかりついていきます」と約束していたが、初体験の赤ヘル軍団の猛練習は相当こたえたようだ。

 ベテランゆえメニューを配慮され、故障もあってか本格的な守備練習を長らく免除されたが、日に日に疲労の色を強めた。まだ実戦は打撃のみ。他球団スコアラーは「カープの外野の層は厚いですからね。もともと春先はスロースターターだし、開幕スタメンは厳しいんじゃないですか」とシビアな目を向ける。

 確かに外野手は多士済々だ。右翼は主砲鈴木で不動だ。残る2枠は野間、バティスタ、さらに打力を生かすため内野から西川、捕手から坂倉も参戦中。長野が競争を勝ち抜くにはスロースターターを返上し、オープン戦で狂い咲きの猛チャージをかけるしかない。

 めったにスターが移籍してこない広島で「江夏豊以来の大物」との呼び声もかかり、キャンプ地ではグッズも飛ぶように売れる大フィーバー。新天地の期待を力に変え、夕刊フジとの約束を守ってくれるだろうか。(笹森倫)


☆いやいや、競争云々より、自分のペースで、開幕にベストに持っていくことだけを考えればいいと思います。自分の体のことは自分が一番よく分かってるだろうし、焦る必要もありません。


☆一方、大瀬良くんは、3日に長崎に「凱旋」。


◇広島・大瀬良、2日・長崎でがい旋登板 開幕投手へ「選ばれるように良い投球を」 3/1(金) 19:02配信 デイリースポーツ

 広島は1日、あす2日から佐賀、長崎で行われる西武とのオープン戦に備え、マツダスタジアムで全体練習を行った。2日はジョンソンが先発し、3日は大瀬良が長崎で2年連続となるがい旋登板を果たす。

 大瀬良は昨年、プロとなり初めて長崎でマウンドに立った。初回に3点を奪われ3回6安打3失点だった。今年は4回、または60~70球を投げる予定だ。自身初となる開幕投手を目指しているだけに安定した投球を見せたいところ。「内容と結果が伴わなければ(首脳陣は)開幕投手を任せることが不安だと思う。選ばれるように良い投球を見せたい」と力を込めた。

 また、長崎での登板については「地元の方には、元気な姿を見てもらって大瀬良と今村、そしてカープを応援しようと思ってもらいたい」と力を込めた。

 この日は、登板前最後となるブルペンで投球練習を行い、感覚を確かめた。


☆長崎は3日、2日は佐賀ですね。


◇凱旋登板のカープ大瀬良、「長崎は今日も雨」に納得?! 3/1(金) 22:49配信 サンケイスポーツ

 広島・大瀬良大地投手(27)は3日の西武とのオープン戦(長崎)で先発予定で“故郷凱旋登板”となる。

 1日はマツダスタジアムでの全体練習に参加し、ブルペン投球などで調整。長崎・大村市出身の右腕は「家族など親戚を15人から20人ぐらいを招待しました。地元の友達も100人ぐらい来てくれるそうです。元気な姿をみせて、(長崎出身の)僕や猛(今村)、カープを応援してもらえるように頑張りたいです」と気合を入れた。

 昨年も西武とのオープン戦(長崎)で先発したが、3回3失点でホロ苦い結果に。1年ぶりの地元での登板でリベンジしたいところだが、当日は雨の可能性があり「晴れて欲しいですね」とテルテル坊主にお祈りした。

 長崎といえば、1969年に内山田洋とクール・ファイブの「長崎は今日も雨だった」が大ヒットして全国的に「長崎=雨」のイメージが定着。本当に長崎は雨が多いのか? と大瀬良に聞いてみると「確かに、梅雨の時期はほとんど雨でしたね」と納得顔だった。


☆3日の長崎の予報は、昼からは一応曇りになってますが、グラウンド状況も含め、どうなるかは分かりませんね。K.O的には大瀬良くんより、今村くんの方が気になるところ。


☆てな訳で横山さんの徹底分析、リリーフ編。


◇広島 カープOB・横山竜士が徹底分析! 2019カープ 投手陣の展望 リリーフ投手編 3/1(金) 6:03配信 広島アスリートマガジン

 佐々岡コーチの方針で中崎翔太、一岡竜司以外は先発調整となった春季キャンプ。昨季大活躍のフランスア、アドゥワ誠は昨季同様の役割となるのか? 激しい競争が予想されるリリーフ陣の中から横山竜士氏が注目する選手を紹介する。

*  *  *  *  *  *

『短所がない』ことが中崎最大の魅力! ストッパーの安定感がリリーフ陣の鍵を握る!

■ 中崎翔太
なかざきしょうた/1992年8月10日生、鹿児島県出身/186cm 100kg/右投右打/投手/ プロ9年目・26歳/日南学園高-広島(10年ドラフト6位)
【昨季成績】68試合 4勝2敗32S6H 投球回66.1 奪三振56 防御率2.71

 リリーフ陣を考える上でストッパーの安定感は鍵を握ってくる部分です。
 中崎は圧倒的な投球をする訳ではありませんが、『短所がない』ことが特長です。
 連投をしても球威がそれほど落ちず、制球力も悪くないですし、フィールデイングも無難にこなします。これが3連覇を果たした3年間で結果を残し続けている要因でしょう。当然調子を落とす時期もありますが、1年間通してある程度の調子をキープしてストッパーとして投げ続けてくれることは、チームにとっては非常に大きいもの。
 特にリリーフ投手陣はストッパーから逆算して陣用が決まってきます。ゴルフでたとえるならばストッパーは『最後を決めるパターの役割』です。ドライバーの代わりは何本もありますがパターの代わりはありませんからね。
 ですが、いつまでも中崎と言っていられないですから、今季は中崎を脅かすくらいの存在の投手が出てきて、競争意識を煽る状況になってほしいと個人的には思っています。
 どうしても野手のポジション争いが注目されがちですが、リリーフもたった6枠しかない中で、一番大事なストッパーを務める中崎の競争意識を煽ることで、さらに彼が『やらなければならない』という気持ちで発奮してほしいと思います。


3年連続60試合近く投げたジャクソンの穴を埋める投手として、存在感を発揮できるか!?

■ J.ヘルウェグ
ジョニー・ヘルウェグ/1988年10月29日生、アメリカ出身/200cm 106kg/右投右打/投手/ 来日2年目・30歳/フロリダコミュニティーカレッジ-ブルワーズ-広島(18年~)
【昨季成績】7試合 0勝0敗2H 投球回8 奪三振10 防御率1.13

 昨季はシーズン途中に来日し、しばらく二軍暮らしが続いたヘルウェグですが、終盤に一軍登板してクライマックス・シリーズ、日本シリーズとポストシーズンの短期決戦で存在感を示しました。
 ここでの投球を見ていて個人的に面白さを感じた投手です。昨季までは3年連続で60試合近く登板したジャクソンがいましたが、今季は彼がいません。なかなか毎年60試合近く投げる投手はいるものではないだけに、その穴を誰が埋めるのか? そう考えたときにヘルウェグが面白い存在となってくるかもしれないと思っています。
 たとえば右打者に対して、ジャクソンの場合は外角一辺倒の配球でした。しかしヘルウェグの場合はツーシームを中心にインコースをどんどん攻めてきますし、右打者にとっては驚異です。
 昨季日本シリーズでもソフトバンクが誇る右の強打者も彼を打ちあぐねていました。150キロをゆうに超える内角球は、打者に与える恐怖心を与える武器になると思いますし、ジャクソンが抜けた穴を埋める活躍をしてほしいです。
 課題はやはり制球力となるでしょう。しかし自滅することさえなくしていけば、球速も含めて威力は絶大です。日本球界2年目の彼に期待したいところです。


小さいことを考えずに 1イニングを力で押し切るような若い左腕投手がほしいところ!

■飯田哲矢
いいだてつや/1991年3月28日生、神奈川県出身/182cm 80kg/左投左打/投手/ プロ5年目・27歳/藤沢翔陵高-亜細亜大-JR東日本-広島(14年ドラフト6位)
【昨季成績】14試合 0勝0敗 投球回13 奪三振16 防御率6.23

■塹江敦哉
ほりえあつや/1997年2月21日生、香川県出身/178cm 86kg/左投左打投手/ プロ5年目・22歳/高松北高-広島(14年ドラフト3位)
【昨季成績】(一軍)登板なし(二軍)23試合 2勝5敗 投球回52.1 奪三振45 防御率4.99

■戸田隆矢
とだたかや/1993年6月10日生、兵庫県出身/181cm 80kg/左投左打投手/ プロ8年目・25歳/樟南高-広島(11年ドラフト3位)
【昨季成績】7試合 0勝0敗 投球回17.1 奪三振13 防御率5.19

 やはり毎年指摘されている若手左腕投手の全員に頑張ってほしいところです。
速球が持ち味の塹江敦哉、サイドハンドの飯田哲矢、一軍である程度実績ある戸田隆矢、制球力が武器の高橋樹也など、毎年のように若手左腕候補として数人名前が挙がっていますが、いずれも一軍定着できていません。
 相手ベンチと駆け引きする中でカープの左腕リリーフはフランスアのみで残りは全員右投手、しかもタイプが似ている投手が多い中で代打をすごく切りやすい状況となっていると考えられます。
 しかし、カープのブルペンにフランスア以外の左投手がもう一枚いれば、相手ベンチにとっても考える部分が出てきます。
 とにかく誰でもいいから1イニングをねじ伏せる投手が出てくることが期待されますし、昨季一軍で結果を残し始めた時期のフランスアのように左投手でのロングリリーフ、いわゆる“第二先発”枠に若手左腕が1人でも加われば、投手陣の大きな底上げとなります。そういう意味では、これから実戦に入る中で新外国人左腕のレグナルトにも注目したいところです。『小さなことを考えないで、1イニングを押し切ってしまう』ような、思い切りある左腕投手が出てきてほしいものです。


(広島アスリートマガジン2019年3月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 横山竜士(よこやま りゅうじ)
1976年6月11日生、福井県出身。94年ドラフト5位で広島入団。
97年に10勝を挙げてブレイクすると、先発、中継ぎとして活躍。05年以降は主にセットアッパーとして投手陣を支え、13年には通算500試合登板を達成。14年限りで現役引退し、現在はプロ野球解説者として活躍中。通算成績は507試合、46勝44敗17セーブ、110ホールド、防御率3.42。


☆中崎くんは、年間を通して働けること、制球、球威、フィールディング、セットでの投球と、まさに欠点のないピッチャー。また闘争心もあり、向上心は人一倍。カープ投手陣の中で、抑えには最適なピッチャー、と言えると思います。


☆外国人は、ヘルウェグかレグナルト、ということになりますが、レグナルトがここまでいいんですよね~。またヘルウェグは、災い転じて福となす、内角の制球が悪いので、バッターが怖がってる節があります。それを見切られなければ、そこそこ抑えるんじゃないでしょうか。


☆で、左腕なんですが、塹江くんは制球難を露呈して2軍落ち、また飯田くんも1軍に呼ばれたものの、先日のDeNAとのオープン戦では1点リードの9回に登板、先頭左の柴田にカウントを悪くした挙げ句ヒット、代走宮本に走られ、楠本には同点タイムリーツーベース。あえなく降板となりました。戸田くんはどこで何やってるか知りませんが(笑)、彼は今年もピッチャーの数が足りない時に呼ばれる感じでしょうか。


☆中継ぎ、という点では、飯田くんが一番適任だと思うのですが、何て言うか、どうもピンチになると頭に血がのぼるタイプじゃないかと思うんですよね。オープン戦でも、楠本に2ー2からつり球で勝負するんですが、左バッターなら絶対に抑えられるぞ、というボールを持っていなければ、左の中継ぎとして生きる道はないと思うんですけどね。


☆K.O的には、中継ぎのカギを握るピッチャーは、今年も今村くん。またカープには、長井くん、山口くん、ケムナくん、平岡くんと、150㎞前後のストレートを投げられるピッチャーがたくさんいますが、いずれも課題は、制球。矢崎くんもストレートはいいですし、彼らが出てくれば、相当強力な中継ぎ陣になると思うんですけどね。




☆さて先日も記事がありましたが、シュールさんの話。


◇優良助っ人量産の駐米スカウトにカープ・レッドの血 3/1(金) 5:00配信 日刊スポーツ

 広島エリック・シュールストロム駐米スカウト(49)が優良助っ人を獲得し続けている。今年はカイル・レグナルト投手(30=メッツ3A)とケーシー・ローレンス投手(31=マリナーズ)を入団させた。「いい仕事」の源には、強い広島愛がある。

 広島との縁が生まれたのは15歳のとき。地元カリフォルニア州アラメダ代表野球チームの一員として、初来日した。2週間で福岡、名古屋、広島、大阪、東京をホームステイしながら回ったが、最も印象に残ったのが広島だったという。平和公園を歩き、原爆ドームや平和記念資料館を見学した。「1泊しかしていないのに、すごく心を動かされた」と振り返る。

 不思議な縁は続く。98年に日本ハム入りした同氏は2年で解雇され、米国で右肩の大手術を受けた。関節唇が破れており、回旋筋腱板(けんばん)に4、5カ所の裂け目が見つかったからだ。肩峰突起という骨の一部も切り取った。「野球をあきらめた。人生が終わった気がした」。バーテンダーとして1年を過ごしたころ、入団テストの誘いを受けた。カープだった。術後はボールをにぎっていなかったが、痛み止めを飲んで臨み、合格した。

 2年後に現役を引退した際、もう1度カープに誘われ現職に就いた。日本の球団が駐米スカウトを置くことは、米球界で認知されていない時代。仕事は困難を極めたが、遮二無二働いた。その働きを、カープが敬意を持って認めてくれることが支えだった。引退直後に結婚した広島出身で日本人の妻にも助けられた。そして16年が過ぎ、球界NO・1の国際スカウトといわれるようになった。

 シュールストロム氏はカープについて、こう話す。「広島の一員でいることはとてもうれしい。松田オーナーも、松田オーナー代行も、鈴木常務も広島の街も、チームも大好きだ。広島は私の人生そのものなんだ。広島や妻のおかげでこうしていられる。他のチームで働くつもりはまったくない」。

 かつてドジャースの殿堂入り監督トミー・ラソーダ氏は「I bleed Dodger blue(私にはドジャー・ブルーの血が流れている)」と語った。その話を聞いたとき、チーム愛を表すのに、こんなにおしゃれで激しい表現があるのかと思ったものだ。そうすると、こうも言えるはずだ。シュールストロム氏には、間違いなくカープ・レッドの血が流れている。【村野森】


☆いやいや、こんなにうれしいことはないですね。「シュール便」は、もはやファンでも知っているくらいで、信頼度は高く、毎年優良外国人選手がやって来ます。そのシュールさんが、こんなにもカープを、広島を愛してくれているというのは、ファンとしても、ほんとにうれしい。


☆直接目にすることはありませんが、応援してます、これからもシュールさん、よろしくお願いします。


☆さて一方、こちらはアカデミー出身の、メヒア。


◇広島・メヒア、開幕1軍へ「オープン戦が大事」昨年本塁打の佐賀、長崎遠征に意欲 3/1(金) 21:54配信 デイリースポーツ

 広島のアレハンドロ・メヒア内野手が1日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加し、2、3日の西武とのオープン戦(佐賀、長崎)で1年前の再現を果たす意欲を示した。

 昨年同時期の佐賀、長崎遠征では2試合とも一発をマーク。「去年良かったね。今年も同じ結果を出したいよ」と笑みを浮かべた。

 春季キャンプでは対外試合5試合に出場し、16打数7安打で打率・438、2本塁打、3打点。開幕1軍へ向けて「オープン戦が大事」とキリリとした表情で話した。


☆バティスタの調子が上がらないのがちょっと気がかりですが、バティスタがいない時はこのメヒアが頑張ってくれるでしょう。今年は出場機会も増えるかも知れませんね。


☆お次は、小園くん。


◇広島ドラ1小園、開幕1軍「絶対狙う」 緒方監督が帯同期間限定示唆も気持ちぶれず 3/1(金) 6:01配信 デイリースポーツ

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が2月28日、本拠地で初めて練習を行った。チームはこの日からマツダスタジアムで全体練習を再開。芝生の感触を確かめながらノックを受け、打撃練習では黙々とバットを振った。オープン戦が本格化する3月も1軍に帯同する黄金ルーキー。本気で開幕1軍入りを目指してグラウンドに立つ決意だ。

 練習最後の一打は、右翼線へ運ぶ鋭い打球だった。午前10時半から全体練習が開始。小園が居残り特打を終えたのは、午後3時を過ぎていた。マツダスタジアムで4時間半の練習。みっちりと汗を流し充実した表情でロッカーへ引き揚げた。

 「この球場でいち早くやりたいと思っていたので(練習させてもらって)感謝しかない。これからも満足せずにやっていきたい」

 午前中は田中広、上本らと遊撃に入り投内連係、シートノック、ノックと動き回った。過去に天然芝の内野でプレーした経験は昨年、侍ジャパンの一員として出場したU18アジア選手権(サンマリン宮崎)など数少ない。土のグラウンドとは違う打球の質に、最初は戸惑いを隠せなかった。

 「試合での打球ではなかったけど、球が考えているよりも来たり来なかったりした」。だが、打球を受けるたびに安定して捕球する場面が増えた。適応力の高さに首脳陣はにっこり。山田内野守備走塁コーチは「あとはゲームの中でどうできるかだね」と目尻を下げた。

 昨年の入団会見でも日本一の遊撃手を目指すと宣言した。雨が降れば打球速度は上がり、土との境目に当たれば想像もつかない跳ね方をするマツダスタジアムの内野。人工芝や土よりも難しいグラウンドが主戦場となるが、「守備を磨ける。ここでできて良かったと思う」とキッパリ。厳しい環境に身を置くことで成長曲線を伸ばしていく。

 高卒新人ながらケガなく無事に1軍での春季キャンプを完走。さらに他選手と遜色ないプレーに1軍延長が決まった。緒方監督は2月26日のキャンプ最終日に小園の1軍について「ある程度の時期まで」と話していたが、それでも黄金新人は開幕1軍を目指す意気込みは失っていない。「そこは絶対に狙って。厳しいかもしれないけど、ぶれることなく前進していきたい」と力を込めた。

 前日2月27日に大野寮から1軍の大州寮への引っ越しを終えた。「広いです」。成功と失敗を繰り返しながら急成長を続ける18歳は、強い気持ちで白球を追いかける。


☆ま、ルーキーですから、崖っぷちに立たされてる訳じゃなし、別に開幕1軍を逃したってどうってことはないのですが、それでも認められて1軍に残ってる訳ですから、あわよくば、と思うのは当然と言えば当然。今の自分でどこまでやれるか、試してみる価値はあるし、それがより大きな成長につながっていくのも、間違いのないところでしょう。まだまだ見たいですよ、小園くんは。


☆こちらは、インフルから復帰。


◇広島三塁最有力の安部が2日実戦へ「貢献したい」 3/1(金) 20:50配信 日刊スポーツ

 広島の三塁最有力候補の安部友裕内野手がいよいよ実戦に登場する。

 キャンプ中にインフルエンザA型に感染して出遅れたが、2日西武戦(佐賀)に出場する。この日は三塁特守でゴロの打球を追うなど、精力的に動いた。「(三塁候補の)メヒアも堂林も結果を出していますが、人のことは気にしない。打つこと、走ること、守ることすべてで貢献したい」と意気込んだ。


☆西川くんが外野に回ったと思ったら、堂林くんがサードに戻ってきて、メヒアともども、好調を維持。ちょっと面白くなってきました。安部にとっても、その方がいいというもの。堂々と競争に勝って、開幕スタメンサードを勝ち取ってほしいところ。


☆さて、野間くんインタビュー、その2。


◇【広島・野間インタビュー2】「競争に勝っていきたい。危機感は常にある」 2/28(木) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島・野間峻祥外野手(26)が27日、デイリースポーツの独占インタビューに応じた。昨季は初の規定打席に到達するなど、リーグ3連覇に貢献したブレーク男。攻守でチームの中心だった丸がFAで巨人に移籍した今季、レギュラーを念頭に置く中、進化の年へ「1番・中堅」と打率3割を目指す思いを語った。

  ◇   ◇

 -昨季はプロ4年目で初めて規定打席に到達。今年は楽しみと不安どちらの気持ちが強いか。

 「去年終わった時点から不安な気持ちですね。日本シリーズが終わった時点で今年が始まったと思っていた。その中で競争が始まるというのもある。どうなるのかなという不安はありましたね。でもやらないといけないですし、勝っていきたい。危機感は常にあります」

 -これまでとは違う不安や危機感か。

 「去年までとは違いますね。周りの見方や、期待の言葉もあるので」

 -フルで出場していく難しさも感じたか。

 「そうですね、夏前や、夏場。外の球場が多かったんですけど、やりたいことができなかった。体力にはある程度自信があったんですけど、1年やるのはしんどいんだなと。体が思ったより動かないというのはありましたね。準備が大事だなと感じました」

 -準備で大事なことは。

 「これも慣れもあるんですかね…みんなしんどいと言ってますけど、練習に入るところ、試合前の過ごし方は大事だなと。ケアも自分でできる範囲で気になるところをほぐしたり、トレーナーさんに頼らないといけない部分もありますし」

 -夏場は打撃面も変わった?

 「バットがちょっと重く感じる日もあれば、そうでない日もありました。夏場になるとちょっとバットを振りにくくなったのかなと。なのでちょっとだけ短く持ったりとかはしてました」

 -バットを練習では長く、試合では短く持つ印象がある。

 「去年からですかね。それまでは長く持って、追い込まれたら短く持っていました。練習では長く持ってある程度大きく打つようにスイングして、試合ではなるべくコンパクトに振っていきたい。長く持つと僕の場合は体も一緒に振っちゃうところがある。初めは(指)1本分だったんですけど、だんだん短くなって。その日によって持ちやすいところがありますね」

 -変えた理由は。

 「やっぱり試合に出るためには、まずは塁に出ないといけない。投手に対応していくためにはヒットで塁に出るところを意識して、コンパクトにと。なので短く持つようにしました」

 -理想の打撃の形は。

 「まだ真っすぐに対して、自分の中で見てから振ってしまうところがある。もうちょっと自分のポイントでしっかり振ること。まだ間がないところで勝負しにいってるところがあるので」

 -直球への対応に重要視し続けている。

 「(重要視しているのは)1年目からですね。去年もいい時は打てるところもあったけど、悪くなるとファウルで逃げることしかできない感じだった。狙ったところで甘いコースに来た時にしっかり捉えていかないと、なかなか1軍では厳しい。3割打とうと思ったら、そういうところも大事なのかなと」

 -息抜きは。

 「何も考えないことです。部屋で何も考えない、無の時間。結構明るく振る舞っているんですけど、一人になるとすごい根暗なんですよ(笑)。結構ヤバい時ありますよ。暗いところで何もつけずに座っているだけとか…。ほぼ瞑想(めいそう)です」

 -それがいい時間になっている。

 「それがないと駄目だと思いますね。大学の時からですよ。寮で真っ暗の中、上半身裸でソファに座って。部屋に入ってきたヤツびっくりしますよ。長い時間ではないんですけど。でも数分で済むかな…。ふとした時たまに暗闇にいますね」

 -メジャーリーグを見ることもあるか。

 「好きというかプロに入っていろいろな打者を見てます。去年は試合に出だして初めの方、自分のことをハーパー(前ナショナルズ)だと思って打席に入っていました(笑)。ナゴヤドームで3本打った時(4月21日・中日戦、4打数3安打)も。ハーパーにしたのはなんとなくです。そのぐらいの余裕を持ってということですね」

 -3月9、10日には初選出の侍ジャパンでの試合(メキシコ戦、京セラドーム)もある。

 「最終的には(侍を)目指していくものだと思いますけど、自分でもまだそのレベルに達していないと思います。まずはカープでレギュラーを取っていかないといけないと思うので」

 -3月2日から再びオープン戦が始まる。

 「走攻守で、必死に自分をアピールしてやっていければと思います」


☆裸になる必要はよく分かりませんが(笑)、ひとりの時間、ってのは、必要ですよね。その場合、悪いことを考えるのもいい。で、あれこれ考えたってしょうがないや、ということに気づく(笑)。


☆打席で粘ると同時に、決める時は決めに行かなきゃいけないんですよね。その辺が難しい。そこが今年の野間くんの課題になってくると思います。いずれにせよ規定に到達したのは初めてですから、今年の危機感というのは、昨年までとは違う。言わば「前向きな危機感」で、そこを越えた時、得るものは大きいと思います。




☆さておしまいは、ズムスタの話題を、2つ。


◇マツダのマウンドがメジャー式に 「硬め」をカープ選手も歓迎 3/1(金) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島が本拠地・マツダスタジアムのマウンドを今季からメジャー式に改造する方針で固まったことが2月28日、分かった。

 昨年11月の日米野球で使用していた粘土質の黒土を使い、現在の日本の球場よりも硬めに作るという。それに出場した選手から好評の声も上がり、昨年から検討していた。キャンプでは日南のブルペンが5レーン中3レーン、沖縄でも全レーンをメジャー仕様とし、球団幹部は「キャンプでも投手陣から『新しい方がいい』という話だった」と説明した。

 新マウンドは穴が掘れにくい特徴もあり、中継ぎ陣には先発と同じようなマウンド状態で登板できる利点もありそうだ。一岡は「個人的には硬い方が好きですね」と話した。投手陣は開幕へ新たな足場に順応していく。


☆これはですね、1年間を通してみてどうか、でしょうね。負担は大きくなる、ということですから、一体どんな影響が出るのか。


☆もう1つは、命名権。


◇広島市民球場「ズムスタ」継続、マツダが球場命名権契約を締結 2019/3/1 18:37 広島ニュース 食べタインジャー

 マツダ株式会社が、広島市・広島東洋カープと広島市民球場の命名権に関する契約を2019年3月1日に締結したと発表。

 2009年より使用されている「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島」(公式略称:マツダ スタジアム)を、契約金額(命名権料)年間2億2000万円で引き継ぎ、2024年3月31日まで5年間延長しました。

 命名権の契約締結にあたり、マツダの丸本代表取締役社長兼CEOは以下のようにコメント。

 広島のランドマークである広島市民球場の命名権取得を大変うれしく思います。マツダが1920年の創業から現在まで広島で事業を継続できているのは、地域の皆さまの支えと感謝しています。この地の誇りである同球場が、地域や野球ファンの皆さまから愛される存在であり続けることを心から願っています

 マツダが広島市民球場の命名権を取得するのは2009年~今回で3期連続3回目。球場が新しくなって以来、ずっとこの名前が使用されており、地元はもちろんのこと、県外の方や他球団ファンにも浸透しています。

 マツダはこの命名権に加え、同球場のナイター照明より輩出される二酸化炭素をオフセット(相殺)する取り組みなど「環境に配慮したエコ球場化の推進」や、

 来場者数が100万人を達成するごとに行っている「社会福祉団体へのマツダ車の贈呈」など、これまで実施してきた社会貢献活動を継続する計画も提案していく。


☆市の条例による正式名称は「広島市民球場」、公式の略称が「マツダスタジアム」。どうも球場の名前がコロコロ変わるってのは、やりにくくてしょうがない(笑)。例えば楽天の本拠地は、kobo何とかになったと思ったら、昨年から「楽天生命パーク宮城」。西武は「西武プリンスドーム」が「メットライフドーム」へ。ロッテは「QVCマリンフィールド」が「ZOZOマリンスタジアム」へ。もう覚えられまへん(笑)。


☆カープはもう、「ズムスタ」で行ってほしいなぁ。マツダ以外の名前がついたら、かなり違和感ありそう(笑)。


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source : K.Oのカープ・ブログ。