2019年7月2日火曜日

先週のカープ、今週のカープ~'19.7.1。


▽6/28(金)(10回戦 De4-6 横浜)
●広島 3 - 13 DeNA
 DeNAは3-3で迎えた5回裏、ソトの3ランなどで4点を挙げ、勝ち越しに成功する。その後は、7回にロペスと筒香の2者連続本塁打が飛び出すなど、終わってみれば17安打で13得点を挙げた。投げては、先発・今永が今季8勝目。敗れた広島は、先発・大瀬良が誤算だった。

勝 [ DeNA ] 今永(8勝3敗0S)
敗 [ 広島 ] 大瀬良(6勝5敗0S)
本塁打 [広島] 高橋大 1号(3回表ソロ) メヒア 1号(4回表ソロ) [DeNA] ロペス 14号(1回裏ソロ) 筒香 15号(4回裏2ラン) ソト 23号(5回裏3ラン) ロペス 15号(7回裏2ラン) 筒香 16号(7回裏ソロ)

【C】大瀬良、島内、遠藤、中村祐
【De】今永、三嶋、エスコバー、パットン、武藤

(C)2回表 田中 センターへ同点の犠牲フライ De1-1広
(C)3回表 高橋大 レフトスタンドへ勝ち越しホームラン De1-2広
(C)4回表 メヒア ライトスタンドへホームラン De1-3広


▽6/29(土)(11回戦 De5-6 横浜)
●広島 1 - 2 DeNA
 DeNAが劇的なサヨナラ勝利。DeNAは2回裏、伊藤光のソロで先制する。その後同点とされて迎えた延長10回には、2死満塁から宮崎が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・国吉が今季3勝目。敗れた広島は、終盤の好機であと1本が出なかった。

勝 [ DeNA ] 国吉(3勝2敗0S)
敗 [ 広島 ] 中村恭(0勝1敗0S)
本塁打 [DeNA] 伊藤光 6号(2回裏ソロ)

【C】アドゥワ、レグナルト、フランスア、中村恭
【De】平良、三嶋、エスコバー、パットン、石田、国吉

(C)5回表 磯村 レフト前同点タイムリーヒット De1-1広


▽6/30(日)(12回戦 De5-6-1 横浜)
△広島 2 - 2 DeNA
 広島は0-1で迎えた7回表、メヒアの2ランが飛び出し逆転に成功する。一方のDeNAは、9回2死三塁から代打・佐野が適時打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。その後試合は延長戦に突入するも両軍の救援陣が踏ん張り、規定により引き分けに終わった。

本塁打 [広島] メヒア 2号(7回表2ラン)

【C】床田、島内、中村恭、レグナルト、フランスア、一岡、遠藤
【De】井納、藤岡、石田、国吉、エスコバー、山崎

(C)7回表 メヒア ライトスタンドへ逆転2ランホームラン De1-2広


□3試合0勝2敗1分 勝率.000 (先々週7試合2勝5敗 勝率.286)
 得点6(2.0 先々週3.3) 失点17(5.7 先々週5.0)
 本塁打3(1.0 先々週0.9)
※( )内は1試合平均


【投手】
◇先発
    試 勝 敗 S 回 自 防御
大瀬良 1 0 1 0 42/3 7 13.50 (6.00)
アドゥワ
    1 0 0 0 7 1 1.29 (0.00)
床田  1 0 0 0 6 1 1.50 (0.00)
計   3 0 1 0 172/3 9 4.58 (1.47)

◇中継ぎ
    試 勝 敗 S 回 自 防御
島内  2 0 0 0 1/3 0 0.00 (3.86)
遠藤  2 0 0 0 2 0 0.00 (0.00)
中村祐 1 0 0 0 2 6 27.00 (----)
レグナルト
    2 0 0 0 2 0 0.00 (2.25)
フランスア
    2 0 0 0 3 1 3.00 (1.80)
中村恭 2 0 1 0 12/3 1 5.40 (4.91)
一岡  1 0 0 0 1 0 0.00 (7.71)
計   3 0 1 0 12 8 6.00 (7.83)

投手計 3 0 2 0 292/3 17 5.16 (3.68)

※( )内は先々週の防御率


【打撃】
    打 安 点 打率 本
高橋大 8 3 1 .375 1 (.429)
菊池  12 0 0 .000 0 (.393)
西川  12 3 0 .250 0 (.250)
鈴木  12 2 0 .167 0 (.259)
会沢  7 1 0 .143 0 (.280)
バティスタ
    10 2 0 .200 0 (.130)
メヒア 10 5 3 .500 2 (.000)
田中  13 6 1 .462 0 (.111)
磯村  4 1 1 .250 0 (.000)
安部  3 1 0 .333 0 (.429)
野間  6 0 0 .000 0 (.333)
長野  3 0 0 .000 0 (.167)
松山  2 1 0 .500 0 (.200)
曽根  1 0 0 .000 0 (.333)
計  103 25 6 .243 3 (.241)

※( )内は先々週の打率

◇打率(5打数以上)
①メヒア.500(.000)(ー)
②田中 .462(.111)(ー)
③高橋大.375(.429)(①)

◇打点
①メヒア3(0)(ー)
②高橋大1(1)(⑥)
 田中 1(2)(④)
 磯村 1(0)(ー)

※左( )内は先々週の打率・打点、右( )内は先々週の順位


☆まあとにかく打てませんわ。3点・1点・2点で、1試合平均得点は、2.0点。主力に打点はなく、菊池に至っては、この3連戦ノーヒット。打線全体に元気がなく、これはもう采配や起用以前の問題。


☆投手陣は、大瀬良くんが踏ん張れなかったのが痛かった。中継ぎも中村祐くん以外はまずまずですが、中村恭・フランスアは、痛いところで失点。打てない時は、守るしかないんですけどね。




☆で、2日(火)からは、オールスター前の、9連戦。


▽7/2(火)ヤクルト (マツダ 18:00)
【C】九里⑥ 14試合3勝3敗 防御率3.40
 vs.S 3試合0勝1敗 防御率6.00
【S】小川 13試合2勝8敗 防御率4.86
 vs.C 2試合0勝2敗 防御率5.84

▽7/3(水)ヤクルト (マツダ 18:00)
【C】ローレンス 登板なし
 vs.S 登板なし
【S】寺原 3試合1勝1敗 防御率7.36
 vs.C 1試合1勝0敗 防御率3.18

▽7/4(木)ヤクルト (マツダ 18:00)
【C】ジョンソン 13試合6勝4敗 防御率3.26
 vs.S 2試合0勝2敗 防御率11.57
【S】高橋 9試合1勝3敗 防御率6.64
 vs.C 1試合0勝1敗 防御率9.64

▽7/5(金)阪神 (甲子園 18:00)
【T】岩田10試合2勝2敗 防御率3.41
 vs.C 2試合0勝1敗 防御率2.13
【C】大瀬良⑥ 14試合6勝5敗 防御率2.80
 vs.T 2試合0勝1敗 防御率1.93

▽7/6(土)阪神 (甲子園 18:00)
【T】青柳⑥ 13試合5勝5敗 防御率3.30
 vs.C 登板なし
【C】アドゥワ⑥ 13試合2勝3敗 防御率3.09
 vs.T 3試合1勝2敗 防御率5.79

▽7/7(日)阪神 (甲子園 18:00)
【T】髙橋遥 7試合1勝2敗 防御率2.14
 vs.C 登板なし
【C】床田⑥ 14試合5勝4敗 防御率3.18
 vs.T 3試合1勝0敗 防御率1.47

▽7/8(月)中日 (ナゴヤドーム 18:00)
【D】鈴木翔 登板なし
 vs.C 登板なし
【C】野村 11試合3勝3敗 防御率4.83
 vs.D 4試合3勝1敗 防御率1.80

▽7/9(火)中日 (ナゴヤドーム 18:00)
【D】山井 8試合2勝3敗 防御率4.39
 vs.C 1試合0勝1敗 防御率9.00
【C】九里⑥ 14試合3勝3敗 防御率3.40
 vs.D 登板なし

▽7/10(水)中日 (ナゴヤドーム 18:00)
【D】ロメロ⑤ 11試合5勝5敗 防御率3.36
 vs.C 4試合1勝2敗 防御率1.57
【C】ジョンソン⑤ 13試合6勝4敗 防御率3.26
 vs.D 1試合0勝0敗 防御率3.60


☆ま、何せ随分先のことまでなんで、先発予想は例によって適当です(笑)。2日(火)からはズムスタでヤクルト戦、ヤクルトの先発は、小川・寺原・高橋。寺原は今季1勝1敗ですが、その1勝が、カープ戦。


☆直近の、ヤクルト打線。


【ヤクルト】
順 位置  選手名 打 打率 最近の打率
① (二) 山田哲 右 .274 .118
② (中) 山崎  左 .259 .182
③ (左) 青木  左 .298 .000
④ (一) 村上  左 .231 .211
⑤ (右) 中山  右 .321 .400
⑥ (捕) 中村  右 .279 .357
⑦ (三) 吉田  左 .200 .200
⑧ (遊) 廣岡  右 .023 .000
⑨ (投)
※「最近」は、直近を除く最近5試合の打率


☆主力の離脱で若手中心のオーダーですが、ルーキー中山くんは3割越えに加えホームランも既に2本、村上くんは打点がリーグトップと、頑張ってます。


☆一方カープの先発は、初戦九里くんの後、第2戦は、ローレンス。


◇【広島】ローレンス、3日ヤクルト戦で来日初登板「情報ないことがプラス」 7/1(月) 14:17配信 スポーツ報知

 広島の一部投手陣が1日、マツダスタジアムで調整し、3日のヤクルト戦(同)で来日初登板初先発が濃厚なケーシー・ローレンス投手(31)もブルペン投球などで汗を流した。

 開幕直前はローテ入りが有力視されていたが、祖父の葬儀に参列するため3月25日に帰国。以降はジョンソン、フランスア、レグナルト、バティスタの4選手が好調で外国人枠が固定され、1軍に昇格するチャンスがなかった。しかし交流戦明けのブランクを利用することで6月24日にジョンソンが“投げ抹消”されたため、待望のチャンスが到来。「外国人枠もあるし、機会は自分でコントロールできない。でも日本での新たなスタート。この登板を機にキャリアを積み上げたい」と千載一遇の好機をモノにすると誓った。

 登板翌日、今月4日のヤクルト戦でジョンソンが1軍登録される見込みのため、ローレンス自身も“投げ抹消”の公算が大きい。それでも「スワローズにはオープン戦で1度投げただけ。情報がないことをプラスに考えたい」とニヤリ。通訳に「see you tomorrow は日本語で何て言うんだ?」と聞き、報道陣に「マタ、アシタ!」と手を振ったマジメ助っ人が、ジャパニーズ・ドリームを手繰り寄せるか。


☆さて1軍のマウンドで、どんなピッチングを見せてくれるのか。いやいや、楽しみ。


☆で、第3戦はローレンスに代わって上がってくる、ジョンソン。ヤクルト戦は何としても勝ち越したい。


☆5日(金)からは甲子園で阪神戦、阪神の先発は、岩田・青柳・高橋遥と予想。青柳・高橋遥とは初対戦。


☆直近の、阪神打線。


【阪神】
順 位置  選手名 打 打率 最近の打率
① (中) 近本  左 .264 .095
② (二) 糸原  左 .255 .250
③ (右) 糸井  左 .307 .579
④ (三) 大山  右 .263 .238
⑤ (一) マルテ 右 .271 .429
⑥ (捕) 梅野  右 .286 .294
⑦ (左) 髙山  左 .282 .313
⑧ (遊) 木浪  左 .259 .421
⑨ (投)
※「最近」は、直近を除く最近5試合の打率


☆糸井が当たってますね~。福留が離脱、近本くん、我慢して使ってますね。


☆一方カープの先発は、大瀬良くん・アドゥワくん・床田くん。大瀬良くんが、エースらしいピッチングを見せてくれるか。阪神戦も、勝ち越したいですね。


☆8日(月)からはナゴドで中日戦、中日の先発は、初戦は分からず、2戦目は山井か、3戦目は中5日でロメロか。先発が足りない感じで、笠原・松坂あたりが、いつ復帰するか、ですかね。勝野とか、カープ戦で好投した福谷とか、どうしてるんですかね。


☆直近の、中日打線。


【中日】
順 位置  選手名 打 打率 最近の打率
① (右) 平田  右 .301 .316
② (遊) 京田  左 .259 .250
③ (中) 大島  左 .314 .450
④(一)ビシエド 右 .303 .421
⑤ (三) 高橋  左 .320 .222
⑥ (二) 阿部  右 .268 .500
⑦ (左) 藤井  両 .267 .125
⑧ (捕) 加藤  右 .200 .429
⑨ (投)
※「最近」は、直近を除く最近5試合の打率


☆と言いつつ、現在5連勝中なんですよね。主力がしっかり働いている上、カープ大好きの(笑)、藤井も復帰。ただ、先発は弱いところに当たるので、ここも何としても勝ち越したい。


☆一方カープの先発は、初戦が谷間、2戦目に九里くん、3戦目に中5日でジョンソンと予想。先日ファームで完封した野村くんですが、佐々岡コーチは「1回では…」とコメント。次の登板次第、ということになりますが、いやいや、帰ってこれなきゃ、ダメでしょ(笑)。てな訳で、初戦は野村くんと予想。




☆さて、苦しい戦いの続くカープですが、今の状況は、采配がどうだの起用がどうだのの問題ではありません。自分たちの野球ができてないのは明らかで、一番良くないのは、こういう状況が続くことで選手が焦ったり自信をなくしたりすること。そんなことになればそれこそ地獄の底を見る訳で(笑)、叩くのは結構ですが、こういう時こそ、勝つためにどうしたらいいのかを考えるべきなんじゃないですかねぇ。


☆5月の戦いぶりを見れば明らかなように、まずはピッチャーが試合を作ること。幸い先発陣は、大瀬良くん以外は、ジョンソン・アドゥワくん・床田くん・九里くんと、しっかりしたピッチングを見せてくれています。一岡くんも先日いいピッチングを見せてくれたし、中村恭・レグナルトも奮闘。フランスアは抑えを経験する度、安定度は増すでしょう。


☆打線は、今こそ「タナキク」ですかね。誠也くんは彼なりに何とかすると思います。主力が働けば、相手ピッチャーは下位に神経が回らなくなります。今は「抑えるべきバッター」が打線の中にいないので、相手がスイスイと投げちゃうんですよね。


☆ランナーさえ出ないことも多いので、ランナーが出たら足を使う。野間くん・安部ちゃんあたりに期待がかかります。カープ本来の野球をするために、彼らの存在は不可欠。


☆で、相乗効果、という点では、松山の存在もポイントになります。西川くんや会沢に負担がかかっているのは、松山がいないのと、バティスタの調子が落ちてきたから。ここは思い切ってメヒアを使うのも手だと思います。


☆で、チームの状態を上げるためには、先日のDeNA戦で野間くんがピッチャーへのフライで走らなかったり、メヒアが緩慢な守備をしたり、というのがありましたが、全員でチームの雰囲気を作っていくこと。全力疾走、きびきびとした守備、そういうところから、攻撃のリズムも生まれたりします。


☆チームのピンチは、みんなで救う。それこそが、カープの野球。




☆さて、その他の話題、まずは、中神くん。


◇広島 中神拓都はプロのスピード感に圧倒、猛練習で自信をつけていく 6/27(木) 6:04配信 広島アスリートマガジン

 高校時代は遊撃手兼投手として高い野球センスを見せた中神が、憧れのプロ野球の世界への第一歩を歩み始めた。これまでとはレベルの違う野球に戸惑いながらも、同期の高卒ルーキーたちと共に必死の練習を行い日々着実に成長を遂げている。
 ユニホームを泥だらけにしながら、充実の日々を過ごす若鯉の今を聞いた。

*  *  *  *  *  *

──プロ野球選手になってから、ここまでの手応えと課題を教えてください。

「走攻守、全部で現状では全く通用していないなと思います。当たり前ですけど、レベルの差を痛感しています。特に一番差を感じるのはスピード感です」

──スピード感とは具体的にどのような部分ですか?

「一つひとつのプレーの速さや、投手の球のスピードです。高校時代では考えられなかったレベルの選手がたくさんいます」

──由宇や大野での練習を拝見していると、玉木朋孝二軍内野守備・走塁コーチからの、熱心な指導を受けられています。

「すごくきついですけど、そのおかげで自分もプロの速いゴロにもついていけるようになってきました。何事も基本は大事だと思っていますし、何より自分のためにこれからも食らいついて練習していこうと思っています」

──玉木コーチから、具体的にどのようなことを指導されているのでしょうか?

「とにかく下半身、足を使って、低い姿勢で守るということを、常々言われています」

──それは高校時代まであまり意識してこなかった部分なのでしょうか?

「そうですね。これまではなんとなく守っていても打球が捕れていたんですが、プロの世界は打球の速度が桁違いなので……。守備だけのことではありませんが、自分が今まで意識してこなかったことを意識していかないと通用しない世界だということが分かりました」

──現在は高校時代に守っていたショートではなく、主にサードを任されています。やりにくさを感じますか?

「現状自分は打球のバウンドにタイミングを合わせるのが下手なんです。ショートは打者と少し距離があってどのタイミングで打球に入ったら良いかまだ悩んでいる分、今はサードの方が守りやすいです。サードは強い打球がきますが、体で止めればアウトになりますから」


(広島アスリートマガジン2019年7月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 中神拓都(なかがみたくと)
2000年5月29日生、岐阜県出身/175cm・85kg/右投右打/内野手/プロ1年目・19歳/市立岐阜商-広島(18年ドラフト4位)


☆現在ファームでは、79打数22安打、打率.278、1本塁打、7打点。今年のルーキーはみんなファームで奮闘してますが、中神くんも、高卒ルーキーでこの数字は、立派。意外に早く出てくるのは、この中神くんかも。


☆お次は、その中神くんに負けていられません。


◇広島 桑原樹は快足を武器に一気に一軍へと駆け上がる! 7/1(月) 12:03配信 広島アスリートマガジン

 昨年まで二軍で3年連続最多出場を果たしていた桑原。すでにファームのレギュラーは手中に収めていたが、今季は目の色を変え練習、試合に臨んでいる。チームにはドラフト1位で入団した小園を含む3名の内野手が入団するなど、競争が激化。昨季のフェニックスリーグから本格的に取り組んでいる外野のポジションに主戦場を移し、アピールを続ける。
「高校時代までは内野手がほとんどだったのでやっぱり慣れない部分はありますね。後ろに誰もいないプレッシャーを感じるので、とにかく低い姿勢で捕球することを意識しています」
 桑原の最大の魅力は、3年連続で15盗塁をマークしているその脚力。
「今季は全然塁に出れていないのでまだまだ。塁に出たらもっとガツガツ行ってオールスターまでにはもっと盗塁数を稼げたら良いと思っています」
 本調子ではない中でも、チームトップの10盗塁を決めるなど、積極的な姿勢を見せている。
 一軍昇格へ最大の課題となっているのが、肝心の打撃だ。昨季9月に打率.345を記録し、ファーム 月間MVPを受賞。打撃開眼の期待を抱かせたが、今季は低空飛行を続けている。
「4月から5月上旬までは良い感覚で振れていたんですが、5月の連休明けから少し調子を落としました。自分はタイミングの取り方が下手なので、ビデオを見返したりして自分なりに課題を見つけて解消していっています」
 自身にとって逆風となるルーキーたちの追い上げを力に変えて、今年こそ初の一軍昇格をつかみとってみせる。


(広島アスリートマガジン2019年7月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 桑原 樹(くわはらたつき)
1996年7月4日生、静岡県出身/180cm 80kg/右投左打/内野手/プロ5年目・22歳/常葉菊川高-広島(14年ドラフト5位)


☆ま、22歳なんで焦る必要はないのですが、なかなか率が上がってこないんですよね。外野にも挑戦している、ということですが、ならばなおさらバッティングで一定の結果を残さないと、なかなか厳しいと思います。足があるんで、魅力的な選手なんですけどね。


☆お次は投手陣、左腕の2人。


◇広島の4年目左腕・高橋樹也 先発復帰、1軍昇格&プロ初勝利への熱い思い 7/1(月) 13:00配信 デイリースポーツ

 広島・高橋樹也投手(22)が持ち味の制球力と球のキレを磨き、先発復帰と1軍昇格、プロ初勝利を狙っている。今季は開幕から2軍暮らしが続いており、現在は中継ぎ起用。「1軍で投げたいし、先発もやりたい。中継ぎで結果を出し続けて、先発で使ってもらえるように頑張りたい」と熱い思いを口にした。

 3月27日のウエスタン・中日戦で今季初先発したが、1回0/3を7安打7失点(自責6)と不本意な結果に終わった。「テンポが一緒だとああなる」。2軍でもそれ以来、先発登板がない現状だ。

 登板自体も、3月の先発から約2カ月空いた。「打撃投手とかシート打撃で結果を残して、試合で投げさせてもらうということしか考えてなかった」。5月26日・ソフトバンク戦以降は中継ぎとして7試合に登板しており、計6回2/3を2失点。今は眼前の結果を求め続ける。

 昨季は1軍で9試合に登板。8月5日・DeNA戦ではプロ初セーブをマークした。それでも常に持つ思いは「先発で勝ちたい」。プロ初勝利へとステップアップを果たすためにも、このまま終わるわけにはいかない。

 セールスポイントにも磨きを掛けていく。昨オフは直球の球速アップも目指したが、「コントロールとキレで(プロに)入ってきている」と原点回帰。「マン振りしてストライクが入らなかったらどうしようもない。腕を振った中でキレのある球をコースに投げて、球速も出たらいい」と自らに言い聞かせるように話す。

 練習日や試合後には、ブルペンでのシャドーピッチングを宮本トレーナーに動画撮影してもらい、フォーム確認を行うこともある。「しっかり縦に振れているか、(体が)前に乗れてるか」。昨オフからはウエートトレにもより力を注ぎ、日々進化を目指している。

 今季はアドゥワが先発初勝利、山口はプロ初勝利を挙げた。後輩の奮闘に「悔しいです」と率直な思いを口にした高卒4年目左腕。必ず、はい上がってみせる。

(デイリースポーツ・田中 哲)


☆要は、打ちにくいボールを投げられるかどうか、なんですよね。それがバッターのタイミングを外すことなのか、ボールの出どころを見にくくすることなのか、その辺はピッチャーによって違ってくると思いますが、球速云々なんてのは基本的にはどうでもよくて、バッターを打ち取れれば文句はない。


☆例えば何かいい変化球が1つあれば、ストレートとのコンビネーションでピッチングを組み立てることができる。バッターを打ち取るためには、どうすればいいのか。基本の考え方は、そこになると思います。


☆一方こちらは、5年目左腕。


◇広島 5年目を迎える左腕の塹江敦哉が歩む克己への道 7/2(火) 6:04配信 広島アスリートマガジン

 待望の和製左腕として期待をかけられながら、プロ初登板を経験した16年以降、一軍の舞台から遠ざかっている塹江。プロ5年目の快速球左腕は、再び足元を見つめ直し一歩ずつ歩みを進めている。

「一軍の投手を見ていると、コーナーワークだったり、すごい変化球を持っていて、今までの自分もそこを追い求めがちだったんです。今は自分を客観的に見て、そういうことがすぐにできる投手ではないということは分かっています。しっかり自分ができることを見失わないようにして一個ずつ課題をつぶしていくしかないと思っています」

 これまでは結果を求めるあまり、バランスを崩すこともあったが「結果が出たから良かったではなく、自分ができるようになりたいことをどれだけできているのかという点に意識を置いています」と、意識の面の成長を語った。

 今季は中継ぎとしての登板が続き、塹江自身が語るように「1イニングで連打されて複数失点する」ことが少なくなった。

「良い球を投げられたり、そうじゃなかたり、まだ安定していません。でも1試合の中で全部がダメな試合もないし、全部が良い試合もありません。要はどれだけ良い球を投げているときの再現性を高めるかだと思っています」

 これまでは打者を追い込んだ状況から甘い球を投げ痛打されていたが、今季はマウンドで慌てることなく自身の投球に専念している。

「一個一個の積み重ねが、投球の自信につながってくるのだと思います」
 左腕が一歩ずつ進むこの道は、必ずや一軍へとつながっているはずだ。


(広島アスリートマガジン2019年7月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 塹江敦哉(ほりえあつや)
1997年2月21日生、香川県出身/178cm 86kg/左投左打/投手/プロ5年目・22歳/高松北高-広島(14年ドラフト3位)


☆今年はファームで15試合に登板、1勝S2、防御率0.63。球速も150㎞近く出ており、精神的に安定したことが好結果につながってるんでしょうね。


☆一方こちらは、1軍で活躍中の、遠藤くん。


◇谷繁氏、広島・遠藤を評価「いい度胸していますよ」 7/1(月) 12:58配信 ベースボールキング

DeNA 2 - 2 広島
<12回戦・横浜>

 6月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-広島戦』で解説を務めた谷繁元信氏が、広島の遠藤淳志について言及した。

 広島の遠藤は、3-3の延長12回からマウンドにあがった。先頭の代打・石川雄洋を投ゴロに仕留めると、続く代打・戸柱恭孝を中飛で、5球で簡単に二死とする。

 ロペスに対しても初球のスライダーで空振りを奪うと、2球目はど真ん中のストレートで空振りストライク。2球目のボールに谷繁氏は思わず、「キャッチャーはドキッとしたでしょうね」と話したが、最後も力強いストレートでロペスを見逃し三振に打ち取った。

 谷繁氏は遠藤について「いい度胸していますよ。どんどんストライクを投げ込んでいますからね」と評価した。これで遠藤は、プロ初登板から7試合連続で無失点投球となった。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆もちろん今はビハインドでの登板がほとんどですから、それは割り引いて考えなきゃいけませんが、それにしても投げっぷりがいい。バッターを攻めてる姿勢が見えるし、大崩れすることもない。球速は146~147㎞くらいですが、十分バッターを押し込めてるんですよね。


☆当面はリリーフで使われるようですが、いやいや、この先が楽しみなピッチャーです。




◇7月2日(火)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
菅野 智之
11試合7勝4敗 防御率4.39 WHIP1.29
対D 1試合1勝0敗 防御率1.00 WHIP0.89
 VS (東京ドーム 18:00)
○中日ドラゴンズ
清水 達也
6試合2勝1敗 防御率4.28 WHIP1.87
対G 2試合1勝0敗 防御率1.80 WHIP1.60

○横浜DeNAベイスターズ
上茶谷 大河
12試合4勝3敗 防御率3.42 WHIP1.19
対T 3試合1勝1敗 防御率4.82 WHIP1.43
 VS (横浜 18:00)
○阪神タイガース
西 勇輝
13試合3勝6敗 防御率2.76 WHIP1.06
対DB 2試合0勝0敗 防御率2.08 WHIP1.00

○広島東洋カープ
九里 亜蓮
14試合3勝3敗 防御率3.40 WHIP1.18
対S 3試合0勝1敗 防御率6.00 WHIP1.83
 VS (マツダスタジアム 18:00)
○東京ヤクルトスワローズ
小川 泰弘
13試合2勝8敗 防御率4.86 WHIP1.36
対C 2試合0勝2敗 防御率5.84 WHIP1.40


◇【1日のプロ野球公示】カープが小園海斗を抹消 巨人は高木京介を抹消、オリックスは増井浩俊と成瀬善久を抹消 7/1(月) 15:05配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構は1日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
なし

【抹消】
広島      内野手 小園 海斗
ヤクルト    投手  風張 蓮
巨人      投手  高木 京介
中日      投手  伊藤 準規
中日      捕手  松井 雅人

※7月11日以後でなければ出場選手の再登録はできない。

<パ・リーグ>
【登録】
なし

【抹消】
西武      投手  小石 博孝
西武      外野手 斉藤 彰吾
ソフトバンク  内野手 三森 大貴
オリックス   投手  増井 浩俊
オリックス   投手  成瀬 善久
楽天      内野手 三好 匠

※7月11日以後でなければ出場選手の再登録はできない。


☆小園くんは十分その素質の片鱗を見せてくれたんじゃないですかね。ファームで隙のないプレーを見せることができれば、昇格のチャンスは近いうちに必ず回ってくると思います。


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source : K.Oのカープ・ブログ。