2019年11月18日月曜日

'19 プレミア12【スーパーラウンド】日本 対 韓国。


◇菊池が「9番・二塁」で復帰、中軸は丸、鈴木、浅村 日韓戦のスタメン 11/16(土) 17:51配信 ベースボールキング

◆ 両国の決勝進出は決定済み、異例の“日韓2連戦”

 野球日本代表「侍ジャパン」は16日、『第2回 WBSC プレミア12』のスーパーラウンド(SR)第4戦(東京ドーム)で韓国代表に挑む。そのスタメンが発表された。

 首の違和感で13日のメキシコ戦を欠場していた菊池涼(広島)が、「9番・二塁」でスタメン復帰。山田哲(ヤクルト)、坂本勇(巨人)の1、2番はメキシコ戦と変わらず、クリーナップには丸(巨人)、鈴木(広島)、浅村(楽天)が名を連ねた。先発投手は今大会初先発となる岸(楽天)、マスクは会沢(広島)が被る。

 今夜のSR最終戦の結果を待たず、すでに17日に行われる決勝進出を決めている両国。稲葉監督は試合前、「これまでも一戦必勝で、1試合1試合を目一杯戦ってきました。これは変わりない」と話したものの、「『明日に向けて』という部分では、オーダーも少し変えました」と、翌日を見据えた戦い方を示唆した。

 侍ジャパン-韓国のスタメンは以下の通り。

【侍ジャパン】
1番(一):山田哲(ヤクルト)
2番(遊):坂本勇(巨人)
3番(中):丸(巨人)
4番(右):鈴木(広島)
5番(指):浅村(楽天)
6番(左):吉田正(オリックス)
7番(三):松田宣(ソフトバンク)
8番(捕):会沢(広島)
9番(二):菊池涼(広島)
先発投手:岸(楽天)

【韓国】
1番(二):パク・ミンウ
2番(中):パク・コンウ
3番(左):キム・ジェファン
4番(指):パク・ビョンホ
5番(三):チェ・ジョン
6番(右):カン・ベクホ
7番(一):ファン・ジェギュン
8番(捕):パク・セヒョク
9番(遊):キム・サンス
投手投手:イ・スンホ


(韓)1回表
①パク・ミンウ内角スライダーにショートフライ、②パク・ゴンウ三振、③キム・ジェファン外角カーブにセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。


(日)1回裏
先頭①山田(S) ライトへツーベース
 無死2塁
②坂本(G) センターフライ、ランナー3塁へ。
 1死3塁
③丸(G) ワンバウンドの球に三振
 2死3塁
④鈴木(C) 四球
 2死1・3塁
6
⑤浅村(E) セカンドゴロ、この回無得点。


(韓)2回表
④パク・ビョンホ外角スライダーにショートゴロ、⑤チェ・ジョン低めストレートにセカンドゴロ、⑥カン・ベクホ外角カーブにセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。


(日)2回裏
⑥吉田(B)外角ストレートにセカンドゴロ、⑦松田(H)高めストレートセンターフライ
 2死
⑧會澤(C) 三塁線を破るツーベース
 2死2塁
⑨菊池(C) レフトへ先制タイムリーツーベース 日本先制、日1-0韓。…三遊間を割って、送球の間に菊池は2塁へ行ったのですが、記録はツーベース。
 2死2塁
①山田(S) 低めストレートにライトフライ、この回1点。


(韓)3回表
⑦ファン・ジェギュン 左中間スタンドへ同点ホームラン、韓国同点、日1-1韓。…スライダーが甘く入りましたね。
 無死
⑧パク・セヒョク三振、⑨キム・サンス外角低めストレートに見逃し三振、①パク・ミンウ外角ストレートに見逃し三振、この回1失点。…ホームランで目が覚めましたかね(笑)。


(日)3回裏
先頭②坂本(G) レフトへツーベース
 無死2塁
③丸(G) 一塁側へセーフティバント
 無死1・3塁
④鈴木(C) セカンドへ勝ち越しタイムリー内野安打 日本勝ち越し、日2-1韓。…詰まったんですが、セカンド後方へポトリ。
 無死1・2塁
⑤浅村(E) レフト前タイムリーヒット 日3-1韓。…浅村も、三遊間。
 無死1・2塁
⑥吉田(B) ライト前ヒット…吉田に出ましたね。
 無死満塁、投手イ・ヨンチャン(韓、右)。
⑦松田(H) 押し出し四球 日4-1韓。
 無死満塁
⑧會澤(C) センター前タイムリーヒット 日5-1韓。…これは外の変化球をうまく打ってセンター前へ。
 無死満塁
⑨菊池(C) ショートゴロ、2塁ホースアウトの間に3塁ランナーホームイン 日6-1韓、2塁ランナー3塁へ。…ようやく1アウト(^^;
 1死1・3塁、1塁ランナー菊池に代走外崎。
①山田(S)の時、1塁ランナー外崎盗塁
 1死2・3塁
①山田(S) レフトへ犠牲フライ 日7-1韓。…いい点の取り方ですね。
 2死2塁
②坂本(G) 外角スライダーにセンターフライ、この回6点。


(韓)4回表、ショート源田(L)、⑨菊池の代走外崎そのままセカンド。
先頭②パク・ゴンウ レフト前ヒット
 無死1塁
③キム・ジェファン ライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。
 無死1・3塁
④パク・ビョンホ レフト前タイムリーヒット、日7-2韓。…連打はちょっといけませんね。
 無死1・2塁
⑤チェ・ジョン 三振
 1死1・2塁
⑥カン・ベクホ センター前タイムリーヒット、日7-3韓。
 1死1・2塁
⑦ファン・ジェギュン 内角ストレートに三振
 2死1・2塁
⑧パク・セヒョク ライトへタイムリーツーベース、日7-4韓。
 2死2・3塁
⑨キム・サンス 2点タイムリーツーベース、日7-6韓。…変化球がまた甘く入りましたね。
 2死2塁
①パク・ミンウ 内角ストレートに三振、この回5点。


(日)4回裏
先頭③丸(G) ライト前ヒット
 無死1塁
④鈴木(C) ショートゴロゲッツー
 2死
⑤浅村(E) ストレートの四球
 2死1塁
⑥吉田(B) ライト前ヒット
 2死1・3塁
⑦松田(H) 外角ストレートに三振、この回無得点。


(韓)5回表、投手大野(D)。キャッチャー甲斐。
先頭②パク・ゴンウ 四球
 無死1塁、代走イ・ジョンフ。
③キム・ジェファン 四球
 無死1・2塁
④パク・ビョンホ ストレートの四球…(-_-;)
 無死満塁
⑤チェ・ジョン 三振
 1死満塁
⑥カン・ベクホ ライトフライ、3塁ランナーイ・ジョンフはタッチアップで本塁をねらうもアウトでゲッツー、この回無失点。…3塁ランナー、一度戻ってスタート(^^;


(日)5回裏、①パク・ミンウに代わりショートキム・ハソン、レフトキム・ヒョンス、サードホ・ギョンミン、②パク・ゴンウの代走イ・ジョンフそのままセンター、ショートキム・サンスがセカンド。
先頭⑧甲斐(H) ライト前ヒット
 無死1塁
⑨外崎(L) 送りバント
 1死2塁
①山田(S) レフトへタイムリーツーベース 日8-6韓。…詰まったんですが、レフトの前へポトリ。
 1死2塁、投手ハム・ドクジュ(韓、左)。
②源田(L) 内角ストレートにセンターフライ
 2死2塁
③丸(G) ライトへタイムリーツーベース 日9-6韓。…貴重な追加点が入りましたね。
 2死2塁
④鈴木(C) ストレートの四球
 2死1・2塁
⑤浅村(E) ワンバウンドの球に三振、この回2点。


(韓)6回表、投手山岡(B)。
⑦ファン・ジェギュン三振、⑧パク・セヒョク外角縦スライダーに見逃し三振
 2死
⑨キム・サンス ショートゴロを源田(L)悪送球
 2死1塁
①キム・ハソン 内角縦スライダーに三振、この回無失点。


(日)6回裏
⑥吉田(B)ファーストファウルフライ、⑦松田(H)外角ストレートにセカンドゴロ、⑧甲斐(H)外角ストレートに三振、この回三者凡退、無得点。


(韓)7回表、ライト近藤(F)。
先頭②イ・ジョンフ センター前ヒット
 無死1塁
③キム・ヒョンスショートフライ、④パク・ビョンホ三振
 2死1塁
⑤ホ・ギョンミン ショート内野安打
 2死1・2塁
7
⑥カン・ベクホ センター前2点タイムリーヒット、日9-8韓。…フルカウントでエンドラン、ショートバウンドで丸が前へこぼす間に2者生還。
 2死1塁
⑦ファン・ジェギュン レフト前ヒット
 2死1・2塁、投手嘉弥真(H)。⑧パク・セヒョクに代打ヤン・ウィジ、2塁ランナーカン・ベクホに代走ミン・ビョンホン。
⑧ヤン・ウィジ 内角落ちる球に見逃し三振、この回2失点。


(日)7回裏、投手コ・ウソク(韓、右)。⑥カン・ベクホの代走ミン・ビョンホンそのままライト、⑧パク・セヒョクの代打ヤン・ウィジそのままキャッチャー。
先頭⑨外崎(L) 四球
 無死1塁
①山田(S)の時、外崎(L)初球盗塁
 無死2塁
①山田(S) 四球
 無死1・2塁
②源田(L) 送りバント
 1死2・3塁
③丸(G) 四球
 1死満塁
④近藤(F) フルカウントから押し出し死球 日10-8韓。…4四死球で1点(^^;
 1死満塁
⑤浅村(E)内角低めストレートに見逃し三振、⑥吉田(B)150㎞ストレートにショートフライ、この回1点。


(韓)8回表、投手大竹(G)。キャッチャー小林(G)。
3
⑨キム・サンス内角ストレートにピッチャーフライ、①キム・ハソン外角スライダーにショートゴロ、②イ・ジョンフセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。


(日)8回裏、投手ムン・ギョンチャン(韓、右)。
3
⑦松田(H)ファーストファウルフライ、⑧小林(G)外角ストレートに見逃し三振、⑨外崎(L)高めスライダーにレフトフライ、この回三者凡退、無得点。


(韓)9回表、投手田口(G)。⑥吉田に代わりライト周東、ライト近藤がレフト。
先頭③キム・ヒョンス ライト前ヒット
 無死1塁
④パク・ビョンホファーストファウルフライ、⑤ホ・ギョンミン内角スライダーにファーストゴロゲッツー、この回無失点、ゲームセット。


【スーパーラウンド】日本 対 韓国 (日1勝0敗0分 19時01分 東京ドーム 44224人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
韓 0 0 1 5 0 0 2 0 0 8
日 0 1 6 0 2 0 1 0 X 10
勝 大野雄(D) 3試合2勝0敗
敗 李承鎬 2試合0勝1敗
S 田口(G) 2試合0勝0敗S1
ホームラン 黄載鈞1号(岸)

【韓国】
      打 安 点 打率 本
① 4 朴珉宇 (左)
      3 0 0 .150 0 遊飛 …… 三振 三振 …… …… …… ……
  6 金河成 (右)
      2 0 0 .304 0 …… …… …… …… …… 三振 …… 遊ゴ
② 8 朴健祐 (右)
      2 1 0 .200 0 三振 …… …… 左安 四球 …… …… ……
走 8 李政厚 (左)
      2 1 0 .435 0 …… …… …… …… …… …… 中安 二ゴ
③ 7 金宰煥 (左)
      2 1 0 .190 1 二ゴ …… …… 右安 四球 …… …… ……
  7 金賢洙 (左)
      2 1 0 .316 0 …… …… …… …… …… …… 遊飛 …… 右安
④ D 朴炳鎬 (右)
      4 1 1 .208 0 …… 遊ゴ …… 左安 四球 …… 三振 …… 一邪
⑤ 5 崔廷 (右)
      3 0 0 .250 0 …… 二ゴ …… 三振 三振 …… …… ……
  5 許敬民 (右)
      2 1 0 .313 0 …… …… …… …… …… …… 遊安 …… 一併
⑥ 9 姜白虎 (左)
      4 2 3 .333 0 …… 二ゴ …… 中安 右飛 …… 中安 ……
走 9 閔炳憲 (右)
      0 0 0 .238 0
⑦ 3 黄載鈞 (右)
      4 2 1 .222 1 …… …… 左本 三振 …… 三振 左安 ……
⑧ 2 朴世赫 (左)
      3 1 1 .333 0 …… …… 三振 右2 …… 三振 …… ……
打 2 梁義智 (右)
      1 0 0 .105 0 …… …… …… …… …… …… 三振 ……
⑨64金相竪 (右)
      4 1 2 .250 0 …… …… 三振 左2 …… 遊失 …… 投飛
計     38 12 8 .253 2
残塁6、併殺1

【日本】
        打 安 点 打率 本
① 4 山田哲(S)3 2 2 .176 0 右2 右飛 左犠 …… …… 左2 …… 四球 ……
② 6 坂本勇(G)3 1 0 .304 0 中飛 …… 左2 中飛 …… …… …… …… ……
  6 源田(L) 1 0 0 .333 0 …… …… …… …… …… 中飛 …… 投ギ ……
③ 8 丸(G)  4 3 1 .250 0 三振 …… 投安 …… 右安 右2 …… 四球 ……
④ 9 鈴木(C) 2 1 1 .478 3 四球 …… 二安 …… 遊併 四球 …… …… ……
 97近藤(F) 0 0 1 .235 0 …… …… …… …… …… …… …… 死球 ……
⑤ D 浅村(E) 4 1 1 .333 0 二ゴ …… 左安 …… 四球 三振 …… 三振 ……
⑥ 7 吉田正(B)5 2 0 .200 0 …… 二ゴ 右安 …… 右安 …… 一邪 遊飛 ……
  9 周東(H) 0 0 0 ---- 0
⑦ 5 松田宣(H)4 0 1 .125 0 …… 中飛 四球 …… 三振 …… 二ゴ …… 一邪
⑧ 2 会沢(C) 2 2 1 .308 0 …… 左2 中安 …… …… …… …… …… ……
  2 甲斐(H) 2 1 0 .143 0 …… …… …… …… …… 右安 三振 …… ……
  2 小林(G) 1 0 0 .000 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 三振
⑨ 4 菊池涼(C)2 1 2 .333 0 …… 左2 遊ゴ …… …… …… …… …… ……
走 4 外崎(L) 1 0 0 .250 0 …… …… …… …… …… 投ギ …… 四球 左飛
計     34 14 10 .269 3
残塁11、併殺2

【韓国】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
李承鎬2 0 1 0 20/3 59 8 1 1 6 18.00 ●
李庸燦3 0 0 0 21/3 49 5 1 2 3 6.23
咸徳柱3 0 0 0 12/3 28 1 2 1 0 3.00
高祐錫 3 0 0 0 1 31 0 1 4 1 6.00
文京賛 2 0 0 0 1 7 0 1 0 0 4.50

【日本】
      試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
岸(E)  3 0 0 0 4 69 7 7 0 6 7.71
大野雄(D)3 2 0 0 1 23 0 1 3 0 1.80 ○
山岡(B) 4 0 0 0 12/3 38 4 4 0 2 11.57
嘉弥真(H)3 0 0 0 1/3 4 0 1 0 0 0.00
大竹(G) 3 0 0 0 1 6 0 0 0 0 0.00
田口(G) 2 0 0 1 1 6 1 0 0 0 0.00 S

◇盗塁 外崎(L)(3回)外崎(L)(7回)
◇失策 源田(L)(6回)
◇走塁死 李政厚(5回)
◇試合時間 3時間40分


◇侍ジャパン、SR1位で”日韓第2R”の決勝へ 鈴木&外崎の好中継で流れ渡さず 11/16(土) 22:50配信 ベースボールキング

【プレミア12 スーパーラウンド】
○ 日本 10 - 8 韓国 ●
<11月16日 東京ドーム>

 野球日本代表「侍ジャパン」は16日、『第2回 WBSC プレミア12』のスーパーラウンド(SR)第4戦で韓国代表に勝利。同ラウンドを4勝1敗の首位で通過し、再戦となる17日の決勝・日韓戦に臨むことになった。

 侍ジャパンは1-1で迎えた3回、先頭2番・坂本勇(巨人)の左越え二塁打、続く丸(巨人)のバント安打で無死一、三塁の好機を作ると、4番・鈴木(広島)が中前適時打を放ち2-1と勝ち越しに成功。5番・浅村も左前適時打で続き3-1とリードを広げた。

 さらに、6番・吉田正(オリックス)の右前打で無死満塁とし、韓国先発イ・スンホをノックアウト。代わったイ・ヨンチャンに対し7番・松田宣(ソフトバンク)が押し出し四球を選び4-1とすると、8番・会沢(広島)も中前適時打で続き、2番・坂本勇から四球を挟み怒涛の6連打とした。その後も、内野ゴロと犠飛で2点を追加。3回だけで打者10人を送り込む猛攻で一挙6点のビッグイニングとした。

 しかし7-1で迎えた4回、先発の岸(楽天)がつかまり一挙5失点。たちまち1点差に迫られた。1点リードの5回は、2番手・大野雄(中日)が先頭から3者連続四球を与え無死満塁の大ピンチ。それでも、5番チェ・ジョンを空振り三振に仕留めると、続くカン・ベクホに浴びた右翼線への飛球を右翼・鈴木が好捕。これを素早く中継手の二塁・外崎(西武)に転送すると、外崎がタッチアップで同点の生還を狙った三塁走者を、見事なストライク送球でタッチアウトに仕留めた。

 大ピンチを堅い守りで凌いだ侍ジャパンは、その裏、1番・山田哲(ヤクルト)の適時二塁打などで2点を追加。7回は途中出場・近藤(日本ハム)の押し出し死球で10点目を奪った。

 投手陣は粘る韓国に計8点を奪われたが、7回途中から登板した嘉弥真(ソフトバンク)、大竹、田口(ともに巨人)が無失点リレー。何とかリードを守り、スーパーラウンドを1位で突破した。


☆ま、今日はお互い勝たなくてもよかった試合な訳で。稲葉監督のコメント。


◇稲葉監督「雑に行かない」決勝へ余力残し接戦制す 11/17(日) 0:18配信 日刊スポーツ

<プレミア12:日本10-8韓国>◇スーパーラウンド◇16日◇東京ドーム

 侍ジャパン稲葉篤紀監督が難しいミッションをクリアした。決勝を見据えながら投手陣の余力を残しつつ、多くの野手に打席数を与え、接戦を制した。

 「今日は雑に行かないでおこうと。送るところはきっちり送りながら」。ともに1点リードの5回無死一塁、7回無死一、二塁で犠打を成功。13日のメキシコ戦では2点リードの5回無死二塁で外崎に強攻させ、追加点を奪えなかったことを反省していたが、この日の采配に生かした。「勝ったことに気分はいいが、今日の1試合をどうつなげられるかが大事。決勝という素晴らしい場所で結束力を持って戦っていく」。10年ぶりの世界一へ最後の関門を突破する。


☆対する、韓国の金監督も、余裕のコメント。


◇決勝前哨戦で惜敗の韓国監督「明日の試合楽しみたい」 11/16(土) 22:57配信 西日本スポーツ

 ◆プレミア12 2次ラウンド 日本10-8韓国(16日、東京ドーム)

 敗れた韓国ながら12安打8得点と打線の力を見せ、同じ顔合わせで17日に戦う決勝へ。

 1点ずつを取り合った後、同点の3回に6点を勝ち越されたが、直後に一挙5得点で1点差。試合中盤から主力野手を投入し、3点ビハインドの7回にも再び1点差に追い上げたが、及ばなかった。

 今大会2次ラウンドは2連戦の後、中2日空いて15日メキシコ戦、16日の日本戦、17日の決勝。3連戦の真ん中の16日は消化試合となり、大会首位打者を争う李政厚ら主力野手5人をベンチスタートさせていた。

 金卿文監督は試合後の公式記者会見で「今日の試合で勝てたら良かったが、重要な試合を明日(17日)に控えている。選手たちのコンディションを主に考えていた。明日の試合を選手たちとともに楽しんでいきたい」と話した。


☆韓国は、両左腕エースを温存、決勝にぶつけるつもりのようです。




☆さて、試合の方。


◇広島コンビで先制!スタメン復帰した菊池涼の適時打で二塁打の会沢が激走生還 新井さん「ナイスラン」 11/16(土) 20:09配信 スポニチアネックス

 ◇第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド最終戦 日本―韓国(2019年11月16日 東京D)

 野球世界一を決める国際大会「プレミア12」に出場中の日本代表「侍ジャパン」は16日、スーパーラウンド最終戦(東京D)で17日の決勝戦でも対決する韓国と対戦。日本が2回に広島コンビのバットで1点を先制した。

 0―0で迎えた2回、2死走者なしの場面から8番に入っていた会沢翼捕手(31=広島)が三塁線を抜ける痛烈な当たりの二塁打を放って出塁すると、首の違和感から2試合ぶりにスタメン復帰して9番に入った菊池涼介内野手(29=広島)が左前に先制の適時打を放った。

 元広島主砲で、試合を中継するTBSで解説を務めた新井貴浩さん(42)は試合前に弟分・菊池涼について「彼に聞いたんですけれども“全然大丈夫です”と。“頑張ります”という風に力強い言葉をいただきました」と話していたが、こちらも弟分の会沢が二塁打を放つと「いいスイングでしたねぇ。今のも結果的に三塁線を引っ張って抜いた当たりなんですけれども、最初から引っ張りに入ってはないんですね。しっかりとセンターに(意識が)入っていく中でボールに対して反応したという。ナイススイングですね」と楽しげ。

 菊池涼の一打で決して俊足ではない会沢が全力疾走で二塁から本塁生還を果たすと「よく走りましたねぇ。ナイスランです!」と喜びをにじませながらコメントした。

 ▼菊池涼 とにかく繋げようという一心で打席に入りました。


☆会沢にしろ菊池にしろ、大きいのを、というよりは、強く叩くことを意識したバッティング。


☆3回には、一挙6点。


◇侍ジャパン 三回に猛打で韓国のホープをKO 坂本の二塁打から5連打 一挙6点 11/16(土) 20:25配信 デイリースポーツ

 「プレミア12・2次ラウンド、日本-韓国」(16日、東京ドーム)

 侍ジャパンが猛打で韓国のホープをKOした。

 20歳で今大会初先発の左腕イ・スンホに対し、二回に菊池の適時打で先制。すぐに同点とされたが、三回に突き放した。2番坂本の左越え二塁打、丸のセーフティーバントで無死一、三塁。4番鈴木は詰まりながらも二塁頭上を襲う適時内野安打で勝ち越した。

 さらに、浅村の左前適時打で3-1。吉田も右前打でつないで5連打としたところで、イ・スンホは交代となった。

 2番手イ・ヨンチャンに対しても松田が押し出し四球を選び、会沢が適時打。さらに内野ゴロと犠飛で2点を追加した。この回、打者一巡で6安打を集中し、一挙6点を入れた。


☆吉田・松田がつないだのが大きかったですよね。菊池・山田がよくやくアウトになりましたが、それも得点に絡んでますから。


☆ところが、岸が踏ん張れない。


◇侍J・岸 7点援護もらうも4回6失点で降板「良い流れを断ち切ってしまい申し訳ないです」 11/16(土) 21:35配信 スポニチアネックス

 ◇第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド最終戦 日本―韓国(2019年11月16日 東京D)

 侍ジャパンの岸孝之投手(34=楽天)が国際大会「プレミア12」スーパーラウンド最終戦となった韓国戦(東京D)に先発登板。3回までに7点の援護をもらいながら4回6失点で降板した。

 今大会初登板で先発マウンドに上がった岸。打線が2回裏に1点を先制すると、直後の3回表に先頭のファン・ジェギュンに左越えソロを打たれてあっという間に追いつかれた。それでも、そのまた直後の4回裏に打線が打者10人で5連打を含む6安打集中などで一挙6点を挙げて7―1と6点リードをもらった。

 だが、6点リードも束の間。直後の4回表に岸が打ち込まれた。先頭から3連打で1点を失うなど打者9人に6長短打を浴びて一挙5失点。この回を投げ切ってマウンドを降りた。

 岸の投球内容は4回で打者19人に対して69球を投げ、7安打6失点。7三振を奪い、四死球はなかった。

 ▼岸 調子は悪くなかったですが、浮いたボールを打たれてしまいました。良い流れを断ち切ってしまい申し訳ないです。


☆ま、これに関しては、後程。


◇侍J・大野雄 3連続四球で無死満塁招くも無失点 誠也&外崎の好中継プレーで併殺、チェンジ 11/16(土) 21:58配信 スポニチアネックス

 ◇第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド最終戦 日本―韓国(2019年11月16日 東京D)

 侍ジャパンの大野雄大投手(31=中日)が国際大会「プレミア12」スーパーラウンド最終戦となった韓国戦(東京D)で5回に2番手として登板。いきなり3連続四球を与えて無死満塁のピンチを招くも、バックの好守もあって無失点で切り抜けた。

 激しい打ち合いで7―6と1点リードで迎えた5回。4回6失点で降板した先発・岸(楽天)の後を受けて2番手として登板した大野雄は、この回から会沢(広島)に代わってマスクをかぶった甲斐(ソフトバンク)とバッテリーを組んでマウンドに上がった。

 すると、先頭打者のパク・コンウに対していきなり3球連続でボールとなり、1球ストライクを取った後で四球。続くキム・ジェファンも2球目以外ボールと5球で歩かせると、パク・ピョンホにはストレートの四球を与えて14球で無死満塁のピンチを招いた。

 だが、9月14日の阪神戦(ナゴヤD)で史上81人目のノーヒットノーランを達成した左腕は続くチェ・ジョンを3球三振に斬って取ると、カン・ベクホの飛球は強肩・鈴木が守る右翼へ。鈴木が直接フライを捕球して2死となると、鈴木から二塁手・外崎(西武)と渡った中継プレーでタッチアップしていた三走を本塁で刺して併殺に取り、失点を許さなかった。

 大野雄の投球内容は1回で打者5人に対して23球を投げ、無安打無失点。1三振を奪い、与えた四球は3つだった。


☆誠也くんはライトスタンド方向へ走り込んでいたので、捕ってすぐ投げた訳ではないのですが、余裕でアウト。これは1つはランナーが一度戻ってからスタートしたこと、もう1つは、外崎の送球の、まあ速いこと。捕って一回転してから投げたのですが、捕ってから投げるまでが、流れるようなスローインでした。


☆しかし、さらに山岡くんも打ち込まれます。


◇侍ジャパン 韓国のリクエスト成功で一転ピンチ 山岡踏ん張れず1点差に 11/16(土) 22:14配信 デイリースポーツ

 「プレミア12・2次ラウンド、日本-韓国」(16日、東京ドーム)

 17日の決勝進出を決めている両チームの対戦。壮絶な打ち合いとなった。

 侍ジャパンが9-6とリードして迎えた七回、韓国の攻撃は2死一塁。ホ・ギョンミンの放った遊撃へのゴロを源田がさばいて二塁に送球。判定はアウトでチェンジかと思われたが、韓国側のリクエストでセーフに変更となった。

 侍ジャパンは一転ピンチを迎えると、山岡が踏ん張れずカン・ベクホに2点適時打を許した。2死一、二塁のピンチは嘉弥真が無失点でしのぎ、1点リードを守った。


☆その裏日本が押し出し死球で貴重な追加点、8回は大竹、9回は田口が締めて、ゲームセット。




☆いやいやそれにしても、誠也くんの活躍が目立ちます。


◇8部門でトップ!25歳鈴木誠也あるぞ最年少MVP 11/17(日) 0:15配信 日刊スポーツ

<プレミア12:日本10-8韓国>◇スーパーラウンド◇16日◇東京ドーム

 日本の4番から、世界の4番へ-。プレミア12スーパーラウンド(SR)最終戦の16日、侍ジャパン不動の4番鈴木誠也外野手(25)が、攻守に存在感を見せつけた。

 17日の決勝でも対戦する宿命のライバル韓国との打撃戦で、打っては3回に勝ち越し適時打、守備でも5回、ライトからの好送球で同点のピンチを防いだ。好調を維持してチームの柱にのし上がり、大会MVPの最有力候補に。25歳での受賞ならプレミア12、WBCでは史上最年少だ。

   ◇   ◇   ◇

 鈴木が泥臭く、決勝点につなげた。1-1に追いつかれた直後の3回無死一、三塁。初球、体勢を崩し、どん詰まりの当たりが打ち上がる。追いかける二塁手と中堅手の間に落下。適時内野安打で勝ち越しに成功した。「チャンスだったので積極的にいきました。良いところに落ちてくれて、あそこから(打線が)つながったので良かったです」。一挙6得点の猛攻の火付け役になった。

 守備でも流れを変えた。4回に1点差に追い上げられ、迎えた5回1死満塁のピンチ。右翼線への飛球に、快足を飛ばしランニングキャッチ。すかさず二塁手外崎に送球し、中継プレーを完成させて本塁生還を阻止した。「外崎さんが、しっかりカバーしてくれたので良かった」。流れが変わりかねないピンチを阻止する的確な判断と強肩に、観衆は沸き上がった。

 主砲のバットが、勝利に直結してきた。1次ラウンドから計7試合で、打点を挙げていないのは唯一、黒星を喫した米国戦だけ。打線の要として打率4割7分8厘、3本塁打、12打点の主要3部門を含む8部門でトップ。MVPを取ればWBC、プレミア12の主要国際大会で06年WBC松坂、17年WBC・ストローマン(米国)の26歳を抜き、最年少25歳での受賞となる。

 派手な活躍の根底には、太い信念が宿る。広島でも「4番」で、今季は打率3割3分5厘で自身初の打撃タイトルとなる首位打者を獲得。この日も1打席目から四球を選ぶなど、献身的な役目が必要なことも自覚している。「4番を打っている選手が、自分のことばかり考えていては勝てない。ただ、4番が打たないとチームは勝てない」。有言実行で結果を刻んできた。

 今日17日の決勝は、梁■種、金広鉉の左の2枚看板と対戦することが濃厚だ。「今日勝っても、明日負けてしまったら意味がない。勝てるように頑張ります」。再び韓国と相まみえる頂上決戦。輝き増す姿を、大一番で解き放つ。【田中彩友美】

※■は王ヘンに玄


☆ま、勝たなきゃMVPもないでしょうから、勝って下さい。


☆そして、会沢も。


◇会沢 初の適時打 決勝も先発マスク有力「必死にやるだけ」 11/17(日) 5:30配信 スポニチアネックス

 ◇第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド最終戦 日本10―8韓国(2019年11月16日 東京D)

 会沢が今大会初適時打を放った。3回無死満塁で中前へ。今季リーグトップの得点圏打率・351の勝負強さを発揮した。マスク越しには韓国打者の反応をチェックした。決勝も先発マスクが有力で「連打を食らわないよう一人一人抑えるのが大事。必死にやるだけ」。

 村田バッテリーコーチは「あえて相手が強いところに投げて打たれたりもした。明日に生かしたい」とバッテリー間の収穫を挙げ、決戦へ生かす。


☆その、会沢のリードなんですが。


◇侍Jが韓国戦で展開していた『高度な情報戦』…全てのプレーは決勝で勝つための“駆け引き”だった 11/17(日) 11:50配信 中日スポーツ

◇龍の背に乗って<侍ジャパン編>

 15日の夜に韓国がメキシコを下し、2日連続の日韓戦が決まった瞬間から問われていたのは、この試合の戦い方だ。1位に特典はないが、消化試合でもない。押す、引く、探る、隠す。すべてのプレーは決勝で勝つための駆け引きだった。

 予定通りに岸を先発させた稲葉篤紀監督とは対照的に、決勝進出と東京五輪の出場権を確保した韓国の金卿文監督は、先発予定だったエース・梁ヒョン種を温存。今大会、救援で1イニング投げただけの20歳の若手・李承鎬に変更した。

 「オレのことを気にせず配球してくれ」。大会初先発の岸は、捕手の会沢にこう告げたそうだ。つまり、自分は決勝のための捨て石になるという覚悟だ。4イニングを投げ6失点。傷を負いながら、岸がつかみとってくれた情報はある。「明日に向け、準備をします。いろいろと。中身? それは言えないですよ」。岸の覚悟を受け止めた会沢は、それ以上話そうとはしなかった。

 多くの主力野手を途中から出した韓国だが、4番・朴炳鎬(パク・ピョンホ)を最後まで出したのは、今大会の打率2割と不振に苦しんでいたからだ。そのまま眠らせておきたい日本と、何とか目を覚ましてほしい韓国。4回に適時打は浴びたが、有益な情報は手に入れた。

 「どのボールにどんな反応をするか。明日につながる材料を引き出すことはできました。明日をロースコアにもっていくための試合だったと思っているので。強いと思っていたコースにも投げています。今日は(3人の捕手)全員をかぶらせるつもりでした」

 村田善則バッテリーコーチが確かめたかったのは各打者の「反応」だ。それは岸のように抜群の制球力をもつ投手だから引き出せる。会沢が4イニング、甲斐が3イニング、小林が2イニング守り、甲斐野、山本、山崎康の「勝利の方程式」は温存した。あとは韓国最強左腕をいかに攻め落とすか。世界一奪還はすぐそこにある。(渋谷真)


☆いや何かね、今日の岸は、変化球を置きに行ってる感じがしたんですよね。コースに投げないとデータにならないので、敢えて打たせた、というところもあったんでしょう。この辺も、「チームの勝利のため」というのが、みんなに浸透してます。


☆さらに、森脇さんの目。


◇【プレミア12】無得点も4回の攻撃に侍Jの底力 元オリ監督森脇氏「打順の巡りは常にプロセスがある」 11/17(日) 10:23配信 Full-Count

◆元オリックス監督の森脇氏が韓国戦の勝負のポイントを解説

■日本 10-8 韓国(プレミア12・16日・東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)スーパーラウンド・韓国戦を10-8で勝利し、17日の決勝戦に向けて弾みをつけた。宿敵・韓国との一戦をソフトバンク、巨人、中日でコーチ、そしてオリックスでは監督を務めた森脇浩司氏は、3回のそつのない攻撃で1点ずつ積み上げ6点をもぎ取った攻撃、5回無死満塁から開き直って無失点で切り抜けたバッテリー含めたディフェンスは勿論だが、0点に終わった日本の4回の攻撃を勝負のポイントに挙げた。

 やはり日韓戦はどのような形になっても接戦、タフなゲームになる。3回に6点を奪うビッグイニングを作りワンサイドゲームかと思った直後の4回に韓国打線が5点を奪う展開。これが国際大会であり好敵手ともいえる韓国戦だ。

 まずは今大会打線が一番繋がったともいえる6点を奪った3回の攻撃から。先頭の坂本が二塁打、そして続く丸のバントが見事に決まった。韓国側からすれば最低でも1アウトは欲しい場面だったが安打となり無死一、三塁とピンチを広げた。

 インフィールドの中で投手が絡んだプレーでアウトを取れない場合は一番失点する確率が高いと見ている。投手自身も目に見えない“ダメージ”があり、続く打者は日本の主砲で好調の鈴木。この好機を逃さず詰まりながらも中前に落とす適時打など打者一巡の猛攻は見事だった。

 全ての打者が自分の役割を果たしタイムリーも飛び出したが、6点目を奪う直前の一死一、三塁、打者山田の場面で1-1から外崎がスチールを決めたことでゲッツー態勢から前進守備に変わり相手を更に追い詰めた所も見逃せない。その中でも、浅村のタイムリーは続く攻撃陣の力みを取り除き勢いをつけるものだったし、2点リードの無死満塁で代わった投手から松田がもぎ取った押し出し四球は韓国ベンチに大きな落胆を与えた。

 相手投手は変わったばかりの右腕イ・ヨンチャンだったが追い込まれるといつものようにバットを短く持ち、粘りながら大きな4点目を奪った。意識だけでなく形もはっきりと変えて最善を尽くすスタイルは、控えに回った時などに大きな声で仲間を励ましたり、常に元気でプレーするだけではない。沢山の気付き、学びを頂いた選手の一人だった。伸び伸びプレーすることは必要だが、その中で状況を把握しながら伸び伸びプレーすることが大事だ。本当に効果的な1点だった。


◆「タフなゲームでは、3者凡退で終わることで相手に流れを渡すことにも」

 そしてこの試合で一番注目したのは無得点に終わったが4回の攻撃だ。直前に韓国打線の猛攻を受け1点に迫られた。次の1点が流れを左右する場面で日本は先頭の丸がヒットで出塁したが鈴木が併殺。3人で終われば嫌な流れだったが浅村が四球を選び吉田が2打席連続の安打で一、三塁の好機を作った。

 タフなゲームでは3者凡退で終わることで相手に流れを渡すことにもなる。結果的に0点で終わったが勢いに乗っていた韓国に“日本の粘り”を与えることができた。結果論と言われるとそれまでだが、続く5回の攻撃では山田、丸のタイムリーで2点を奪いリードを広げた。私は0点に終わった4回こそが5回の2点に繋がったのではと感じている。時間を経て、即席ではなく本当のチームになったと強く感じた瞬間だった。

 不思議なものでチャンスでの打順の巡りは常にプロセスがある。勝手に回るのではなく、打順は必然的に回っていくのだ。たとえ凡打、無得点に終わったとしても必ず流れはあり、それをいかに持ってくることができるかが勝負を左右する。牽制死を含めたミスは勿論だが、一塁までの全力疾走を怠る凡走こそ流れを変えることを肝に命じておかなければならない。流れを掴む強さ、掴んだ流れを決して相手に渡さないしぶとさが短期決戦では特に不可欠だ。日本は14安打10得点、韓国は12安打8得点と打ち合いになったが見応え十分のゲームだった。

 しかし、韓国との試合は最後まで何が起こるか分からない。彼らの一番の長所は反発力だ。決して点差が開いても諦めることなく一気に攻め立ててくる。これは見事だ。

 いよいよ17日は決勝戦。相手は再び韓国だがこの日とはまた違ったゲーム展開になるはずだ。チームが一つになった攻撃が見えた日本、そして反発力で向かってくる韓国。決勝戦に相応しい素晴らしいゲームになることは間違いない。


☆森脇さんは、オリックスの監督としては結果を残すことはできませんでしたが、その目は確かだと思います。見るところがやはり、違いますから。


☆結局「打線のつながり」というのは、試合の流れとともに生まれてくる、ということ。さらに言えば、大会全体の流れ、というのもある。調子のいいバッターが毎回打てるとは限らず、調子を落としたバッターが復調すれば、打線に厚みが出る。坂本に続き、吉田あたりにも当たりが出たのは、好材料になると思います。


☆後は、山田・近藤・松田あたりですかね。日替わりでヒーローが出てくるような展開がベストですね。




☆さてこれで、日本はスーパーラウンド、首位通過。


◇侍ジャパン、韓国破り首位突破 17日決勝で再戦 プレミア12 11/16(土) 23:03配信 毎日新聞

 野球の東京五輪予選を兼ねた国際大会「第2回プレミア12」は16日、東京ドームで2次ラウンド最終日の2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」(1次ラウンドB組1位)が韓国(C組1位)を10―8で破った。両チームともすでに17日の決勝進出を決めていたが、日本は4勝1敗の1位で2次ラウンドを突破。韓国は3勝2敗でメキシコ(A組1位)と並んだものの、直接対決で勝っていたため、2位となった。

 日本は同点の三回、鈴木(広島)、浅村(楽天)の連続適時打など打者10人の猛攻で6点を奪った。その後、韓国に反撃されたが、五回に丸(巨人)と山田哲(ヤクルト)の適時二塁打で2点を加え、七回にも加点した。先発の岸(楽天)は4回を投げて6失点だった。

 台湾(B組2位)がオーストラリア(C組2位)を5―1で破った。台湾は2勝3敗で米国(A組2位)と並んだが、直接対決で勝った米国が4位、台湾は5位で、1勝4敗のオーストラリアが6位となった。

 17日の3位決定戦は3位のメキシコと米国が対戦。勝ったチームが北中米最上位となり、来夏の東京五輪出場権を得る。

 ◇日本・稲葉監督

 リードは少し開いたが、韓国打線は素晴らしい打者が多かった。韓国戦はこういう試合になる。あと一戦、とにかく勝つためにファンのみなさんと一つになってやりたい。


☆で、決勝は、山口が先発。


◇【プレミア12】17日の日韓頂上対決 侍Jは山口、韓国は“KBO最強左腕”が先発 11/16(土) 23:10配信 Full-Count

◆山口は今大会2試合登板、4回1失点&4回2失点

■日本 – 韓国(プレミア12・17日・東京ドーム)

 17日に行われる「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)の決勝戦「日本対韓国」(東京ドーム)の予告先発投手が発表された。野球日本代表「侍ジャパン」は山口俊、韓国は左腕ヤン・ヒョンジョンがともに中5日で先発のマウンドに上がる。

 山口は今大会2試合に登板。オープニングラウンド初戦ベネズエラ戦は4回を5安打6奪三振1失点、スーパーラウンド初戦オーストラリア戦は4回を4安打4奪三振2失点だった。今季NPBでは最多勝(15勝)、最高勝率(.789)、最多奪三振(188個)の3冠を達成した右腕が真価を発揮するか。

 ヤン・ヒョンジョンは韓国プロ野球(KBO)最強と称される左腕。起亜タイガース所属の31歳は今季29先発で、16勝8敗、防御率2.29と圧倒的な成績を残し、最優秀防御率に輝いた。オープニングラウンド初戦のオーストラリア戦では6回1安打無失点10奪三振、11日のスーパーラウンド・アメリカ戦では5回2/3を10安打1失点7奪三振に抑えた。最速152キロの直球と、チェンジアップが武器だ。


◇スーパーラウンド

▽11/16(土)12:00 東京ドーム
台湾 5 - 1 オーストラリア


順 国・地域    勝 負 得 失
① 日本      4 1 27 16
② 韓国      3 2 25 21
③ メキシコ    3 2 17 12
④ アメリカ    2 3 11 20
⑤ 台湾      2 3 15 14
⑥ オーストラリア 1 4 5 17

   日本 韓国 メキ オー 台湾 アメ
日本ーー10○8 3○1 3○2 8○1 3●4
韓国8●10ーー 7○3 5○0 0●7 5○1
メキ 1●3 3●7 ーー 3○0 2○0 8○2
アメ 4○3 1●5 2●8 1●2 3○2 ーー
台湾 1●8 7○0 0●2 5○1 ーー 2●3
オー 2●3 0●5 0●3 ーー 1●5 2○1


◇決勝戦

▽11/17(日)19:00 東京ドーム
日本 vs. 韓国


◇3位決定戦
11/17(日)12:00 東京ドーム
メキシコ vs. アメリカ


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source : K.Oのカープ・ブログ。