2019年11月1日金曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.10.27、プロで成功するメンタリティー・DH是非・筋肉コルセット。


☆まずは、ドラ2宇草くん。


◇広島2位・宇草が持つプロで成功するメンタリティーとは? 10/27(日) 11:31配信 週刊ベースボールONLINE

◆「感情のコントロール」の意識

 2020年、V奪回を目指すカープに頼もしきスピードスター候補が加わる。

 広島からドラフト2位で指名を受けた法大・宇草孔基(4年・常総学院高)だ。

 10月17日の「運命の日」を経て以降、初めてのリーグ戦となった東大1回戦。チームは2対0で先勝したが、「一番・右翼」で先発出場した宇草は4打数無安打に終わっている。

 今秋は打率1割台と苦しんでいるが、決して下を向かない。そこに、プロとして生きていけるメンタルの強さを感じた。

「結果が出てなくて悔しいです。でも、次につながると信じて、取り組んでいます。すべてを受け入れて、自分がやるべきことをやる。それが次へ向けた『準備』へとつながる。そこは絶対、ブレずにやっていきたい」

 宇草は常総学院高時代には高校日本代表でもプレーした逸材だったが、入学以降は苦労を重ねた。レギュラー奪取は3年秋という遅咲き。法大は選手層が厚く、チーム内競争を勝ち抜かなければ定位置を獲得できない。かつての宇草は、目の前の結果に一喜一憂していたという。つまり、周りのことばかりを気にしてしまい、自身のことに集中できていなかった。大学卒業後の進路へ向けては、3年秋が勝負。宇草は同夏の練習期間に「感情のコントロール」を意識すると、プレーも変わった。

 同秋は打率.333、2本塁打、7打点で12季ぶりのリーグ優勝に貢献すると、今春も打率.339、4本塁打、10打点で初のベストナインを受賞。大学日本代表として出場した日米大学選手権でも、一番打者として3大会ぶり19度目の優勝に貢献した。

 50メートル走5秒8に加え、シュアな打撃に着目したのがカープだった。担当スカウトの広島・尾形佳紀氏は明かす。

「大学日本代表候補合宿から良いところを見せ、日米大学選手権前のウチ(広島二軍)との強化試合(松山・マドンナスタジアム)でも、良い姿を見せた。ファームのコーチからも好印象だったと聞いています」

 広島は第1回入札で、明大・森下暢仁(4年・大分商高)の「単独指名」に成功。仮に森下が複数球団の競合による抽選となり、クジを外した場合は社会人投手を検討していたが、次の段階へと移れる展開になった。

 尾形スカウトは言う。

「宇草はどうしても、獲得したかった。野手ではトップ評価だったんです」


◆スカウト統括部長が描く青写真

 外れ1位でも抽選を外したケースでは、宇草は第3回入札での1位指名の可能性もあった。2位指名はウエーバー順。広島は全体の17番目で宇草を指名した。広島・苑田聡彦スカウト統括部長によれば、最大の「補強ポイント」。次世代の外野手育成こそが、チームとしての明確なテーマとしてあるのだ。

 苑田スカウト統括部長は青写真を描く。

「(来年2月の)一軍キャンプでプロの雰囲気に慣れてもらい、今年の小園(海斗)のように、オープン戦にも帯同してコーチがどう見極めるか。ペナント開幕後はファームで実戦経験を積んでいく選択肢もありますが、一軍ならば代走で起用する手もある。いきなり、レギュラーというのは難しいですからね」

 ドラフト後に「周囲の目」は変わったか? という質問に対して、宇草は冷静に、現実を見つめる。

「指名されても、周りが言っているだけであって、自分がやることは変わりません。気持ちは何も変わらないです」

 長丁場のプロ野球は、それこそ、一喜一憂している時間はない。すぐに次の試合が控えており、切り替えがポイントだ。宇草にはすでに、困難に直面しても、乗り越えていけるだけのメンタリティーを持ち合わせている。

 カープのドラフト2位、要注目である。

文=岡本朋祐


☆スカウトの評価は、相当高いですね。ネットでは肩が弱いと専らの評判ですが、ま、入団したら分かるでしょう。


☆ということは、メンタルさえしっかりしていれば、素質はある、ということ。スカウトが惚れ込んだ逸材ですから、きっと力を発揮してくれると思います。


☆お次は、セ・リーグのDH制導入について。


◇セ・リーグのDH制導入について広島のキーマンに聞いた 10/27(日) 15:00配信 サンケイスポーツ

 日本シリーズに4連敗で敗退した巨人・原辰徳監督(61)が「パ強セ弱」に終止符を打つべく、セ・リーグでもDH制導入を提言した。プロ野球の伝統を覆す禁断のルール変更について、広島のキーマンに持論を語ってもらった。

 「僕はどちらでもいいけどね。もし導入するとしたら野手の起用の幅が広がる。投手も打撃の練習に時間を割く必要がなくなるので、そこはいいかもしれないね」

 そう語るのは今季限りで退任した緒方孝市元監督(50)の参謀役として球団初のリーグ3連覇(2016-18年)に貢献した高信二ヘッドコーチ(52)。チームは2016年と18年に日本シリーズに進出し、日本ハム、ソフトバンクに敗れて日本一を逃しているが、原監督の意見に対し、肯定も否定もしなかった。

 「導入されれば現場の負担が減りますね。試合で特に気を使うのは投手の打席。打撃指導や代打を送る必要がなくなるので作業が減る」とは迎祐一郎打撃コーチ(37)。一方で、「基本的にDHは打力のある外国人選手を起用する。その場合、強い外国人選手を獲得できるチームが強くなる可能性がある」と資金力による戦力格差の拡大を心配する。

 「DH」として出場経験のある松山竜平外野手(34)は「(セとパで)同じルールの方が良い。出場できる枠が1つ増えるので若い選手のチャンスが広がる」と歓迎した。投手は「DH」に強打者が入ることによって不利になる意見があるが…。今季楽天からトレードで加入した菊池保則投手(30)は「気になりません。投手と対戦するときも野手と同じ意識で投げている」と投手心理を語る。

 以前、松田元オーナー(68)は「パ・リーグとセ・リーグ、それぞれ違いがあるからおもしろい」と持論を語っていた。日本球界だけではなく、米大リーグでも加熱するDH制導入論争。意見を出し合って、野球界を盛り上げる。(柏村翔)


☆どうでしょうねぇ、1人野手を、しかも守らなくていい野手を使え、なおかつピッチャーに代打を出す必要がない。そりゃ、あった方がいいでしょうな。


☆個人的には、人間ってのは何でも便利になってしまうと退化してしまうので(笑)、多少なりとも不便な方がいいかと。その方が努力するし、進化すると思います。


☆と言いながらパ・リーグが強いのは、落合さんも言っているように、DH制は然程関係はないと思います。


☆参考までに、ここ10年の、ワールドシリーズの優勝チーム。


【ワールドシリーズ 2010~2019】
2010 サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ)
2011 セントルイス・カージナルス(ナ)
2012 サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ)
2013 ボストン・レッドソックス(ア)
2014 サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ)
2015 カンザスシティ・ロイヤルズ(ア)
2016 シカゴ・カブス(ナ)
2017 ヒューストン・アストロズ(ア)
2018 ボストン・レッドソックス(ア)
2019 ワシントン・ナショナルズ(ナ)


☆DH制のないナ・リーグが6勝、DH制のあるア・リーグが4勝。今年もナ・リーグのナショナルズが制しましたが、何と言ってもこのチームは、シャーザー・ストラスバーグ・コービンと、先発3本柱を中心とした、投手のチーム。


☆一方、日本シリーズの、ここ10年。


【日本シリーズ 2010~2019】
2010年 ロッテ
2011年 ソフトバンク
2012年 巨人
2013年 楽天
2014年 ソフトバンク
2015年 ソフトバンク
2016年 日本ハム
2017年 ソフトバンク
2018年 ソフトバンク
2019年 ソフトバンク


☆セ・リーグは、僅か1勝。ソフトバンクの強さが際立ちます。


☆ソフトバンクはね、ピッチャーなんですよ。例えばサファテなんかは、カープでは野村監督とそりが合わず(笑)、西武でもイマイチ、ソフトバンクでも当初はただのリリーフでしたが、やがて抑えとして起用、その後無双しているのは、ご存知の通り。ほしい選手のビジョンが明確なんだと思います。また育成でたくさん選手を取り、人材を確保しておいてから、育てる。千賀や甲斐を始め、石川など、育成からチームの主力になる選手がたくさん出ています。


☆ソフトバンクは3軍制を取ってますが、育成でたくさん選手を取り、3軍でも年間に70~80試合はするといいます。メジャーのマイナーリーグではありませんが、そりゃ選手層が厚くなる訳です。


☆カープがリーグ3連覇できたのも、「投手を中心とした守りのチーム」という明確なビジョンの下、選手を取り、チームを作ったからに他なりません。野手は身体能力に優れ、バランスが取れていること。センターラインを固め、チームの中心とすること。誠也くんやバティスタが成長してきても、カープはやはり「タナキクマル」のチームだったんですよ。で、「タナキクマル」が崩壊したから、勝てなくなった。監督の采配をやたら批判して「だから勝てない」なんて言ってる人は常にいますが、そんなのは優勝できた要因でもなければ、優勝できなかった要因でも何でもありません。


☆例えば昨年のCSでカープはDeNAに敗れ、ラミレス采配に負けた、なんて散々騒がれましたが、そのDeNAも日本シリーズではソフトバンクに勝てず。また今年はDeNAはCSで阪神に勝てず。第3戦は阪神投手陣を打ち崩せず、1ー2で負けました。逆に阪神は、投手陣が踏ん張って、シーズン終盤の連勝で3位に滑り込み、CS進出、ファーストステージ突破を果たしました。


☆何の話だ(笑)。そうそう、DH(笑)。つまり、監督の采配だの起用だの、DHがあるのないのは、些末的な話であって、野球の根本は、チーム作り。ソフトバンク然り、大物を獲ってFA、メジャーと流出しても若手を育てるシステムを作り上げた日本ハムなど、チーム作りがしっかりしているところが強くなる。今はそういう時代で、「采配がぁ~」とか未だにガーガー言ってる人は、完全に昭和の遺物(笑)。


☆今年巨人がリーグ優勝したのは、1つはカープの調子が悪かったこと。カープには大きく負け越してましたから、カープが普通の調子でCSに出てたなら、恐らく勝てなかったでしょう。そしてもう1つは、かき集めた選手、山口やゲレーロあたりがようやく働いたこと、もちろん丸が加入したこと、亀井を1番に据えて、その亀井が働いたこと、そして中川や桜井、若林や増田大などの若手が出てきたこと。その辺の選手を使った、という点では、原監督はよかった、と言えますが、投手起用やスタメンの組み方なんかは、「?」ってのが多かったですよ(笑)。


☆それでも優勝できるんですよ、それなりの戦力なら。ただし、ソフトバンクには1つも勝てなかった。そりゃ、土台からちゃんと作り上げているチームには勝てないんですよ、寄せ集めのチームは。


☆ソフトバンクの千賀がね、日本シリーズの第1戦で、坂本に徹底して内角攻めしたでしょ? あれで坂本は、全然打てなくなった。外角の球がほとんど見えてなかったんですよ。あれが、パ・リーグの野球を象徴していると思います。セ・リーグのチームがカープ以外、巨人に勝てなかったのは、メンツを見て、明らかに「巨人恐怖症」になってるんですよ。坂本・丸を意識するあまり、ランナーをためては、痛打を食らう。カープはむしろ、ここ数年巨人をお得意様にしてますから、それがない。




☆さて、カープの話題に行きましょうか、まずは、野村くんの残留を喜んでる人、北別府さん。


◇「ありがとう!」北別府さん“気になる存在”野村の残留に心底安ど「タイトル狙える」 10/27(日) 14:42配信 スポニチアネックス

 広島ひと筋にエースとして通算213勝をマークしたプロ野球解説者の北別府学さん(62)が27日、自身のブログを更新。今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留する意思を前日26日に表明した広島・野村祐輔投手(30)の決断に安どした。

 「野村祐輔投手残留ありがとう!」のタイトルでブログを更新。改めて「野村祐輔投手、残留ありがとう!とカープファン全員が思っていると思います。もちろん、私も同じ思いです」とつづり、「年間を通じて安定した投球を見せてくれるようになればエースの座は勿論のこと、またタイトルを狙えるような投手である事は間違いありません。2016年のような活躍を期待します!」と野村が最多勝、最高勝率、ベストナインのタイトルを獲得してチームの25年ぶり優勝に大きく貢献した2016年の再現を期待した。

 北別府さんにとって野村は現役時代の自身と重なる部分が多い“気になる”存在。野村が6月11日の日本ハム戦(札幌D)で自己最短となる初回5失点KOされた際には「もう一度自分の立ち位置そしてやれる事が出来ていない事を今夜から寝ないで考えろ。どうせこんな投球した日は眠れないのだから。出来ない投手には怒りも湧かないのだが俺も自分の事のように眠れないよ今夜は」「叫びたくなるほどこの選手には踏ん張って欲しいのです」と熱い声援を送っていただけに、残留決定の喜びもひとしおだったようだ。


☆精密なコントロール、シュートを武器にするなど、タイプ的には似ているので、自身と重ねて見てしまうんでしょうね。北別府さんのシュートはエグかったし(笑)、大きなカーブもありました。何より、バッターの観察眼がすばらしかった。バッターが打たないと見るや、平気でど真ん中にストレート投げたりしてましたから(笑)。


☆野村くんが打たれる時ってのはね、微妙に外れるんですよ、ゾーンから。で、カウントを悪くして、甘いところへ投げて、痛打される。きちんとコースへ投げて打たれるんならしょうがないんですが、打たれる時は、やっぱり甘い。


☆結局野村くんのようなピッチャーがカウントを稼ぐためには、「バッターの考えていないボールを投げる」しかないんですよね。そういう組み立てを考える。北別府さんのシュートやカーブが有効だったのも、シュートがあるからこそカーブが効果的で、カーブがあるからこそシュートが生きてくるんですよね。


☆お次は野手陣の話、まずは、バティスタ。


◇広島バティスタ、ドミニカWLで打率.136、0本塁打の大不振 3戦連続無安打と快音なし 10/27(日) 16:10配信 Full-Count

◆元阪神ロサリオも「4番・DH」で出場したが4打数無安打

 レオネス・デル・エスコヒードの一員としてドミニカのウインターリーグに参加している広島のサビエル・バティスタ外野手が26日(日本時間27日)、アギラス・シバエーニャス戦に「4番DH」で先発出場した。3打数無安打2三振に終わり、3試合連続無安打となった。

 バティスタは同リーグで10試合に出場し、22打数3安打、0本塁打3打点、打率.136の成績。試合も3-6で敗れた。アギラスに所属する元阪神のウィリン・ロサリオ内野手も「4番・DH」で出場したが、こちらも4打数無安打。ここまで11試合で、41打数10安打、0本塁打5打点、打率.244の成績を残している。


☆来季どうなるか分からない、という状況の中で、モチベーションも維持しにくいのかも知れませんね。この期間は、ただひたすら精進するしかありません。


☆お次は、安部ちゃん。


◇広島安部、腰の不安解消へ「筋肉コルセットつくる」 10/27(日) 18:46配信 日刊スポーツ

 広島は大瀬良や野村ら秋季キャンプ不参加組が秋季練習を打ち上げた。今季、腰に不安を抱えていた安部友裕内野手も30日から大野練習場で3軍別メニュー調整となる。

 不安解消のため、体幹など筋力トレーニングを中心に行っていく予定で「筋肉コルセットつくってきます。戦える体、基盤をつくっていきたい」と前を向く。三塁の定位置確保へパーフェクトボディーを目指す。


☆今年の微妙な成績は、やはり体が万全ではなかったんですね。田中くんもそうでしたし、松山もシーズン序盤は万全ではなかったのかも。


☆投手陣もそうですが、これはある意味「リーグ3連覇のツケ」。やはり連覇するというのは、並大抵のことではないんですよ。


☆さておしまいは、栗原さん。


◇楽天栗原コーチが退団へ 単身赴任生活続き決断か 10/28(月) 5:00配信 日刊スポーツ

 楽天栗原健太2軍打撃コーチ(37)が今季限りで退団することが27日、分かった。16年に広島を自由契約となって楽天へテスト入団し、同年現役引退後に2軍打撃コーチとして指導者転身。

 18年5月に1軍へ配置転換され、今季から再び2軍で指導にあたっていた。球団側も評価していたが、楽天入団後は広島の家族と離れて単身赴任での生活が続いたこともあり、退団を申し出たとみられる。


☆おっ、てことは、カープに戻るのか? と思ってたら、残念ながらそうではないようです。人柄のいい人ですから、指導者としても優秀なんだと思うんですけどね。


☆…行く行くはカープに戻ってきてほしいなぁ。


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source : K.Oのカープ・ブログ。