2019年11月3日日曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.10.31、ゴールデングラブ賞・「シンプル」フォーム矯正・韮沢指名挨拶。


◇丸が最多得票=内川は19年目で初-プロ野球・ゴールデングラブ賞 10/31(木) 17:20配信 時事通信

 プロ野球の守備のスペシャリストを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」の受賞者が31日に発表され、セ・リーグ覇者の巨人から外野手の丸、遊撃手の坂本勇が選ばれた。丸は両リーグ最多の225票を集め、7年連続7度目の選出。坂本勇は2年ぶり3度目となった。

 セ投手の西(阪神)は初受賞で、球団の投手としても初めて。二塁手の菊池涼(広島)は7年連続7度目。

 パ・リーグ2位で日本シリーズ3連覇のソフトバンクからは投手の千賀、捕手の甲斐、一塁手の内川、三塁手の松田宣の4人。内川は守備率10割で、19年目での初受賞は両リーグを通じて最も遅い記録になった。千賀は初受賞で、球団の投手では1995年の工藤(現監督)以来、24年ぶり。

 パ優勝の西武からは遊撃手の源田、外野手の秋山が選ばれた。ヤクルト、オリックスからの選出はなかった。

 取材歴5年以上のプロ野球担当記者による投票で決定した。


◇2019年 表彰選手

2019年度 三井ゴールデン・グラブ賞

【セントラル・リーグ】
投手  西 勇輝(阪神)初受賞
捕手  梅野 隆太郎(阪神)2年連続2度目
一塁手 J.ロペス(横浜DeNA)4年連続5度目
二塁手 菊池 涼介(広島東洋)7年連続7度目
三塁手 高橋 周平(中日)初受賞
遊撃手 坂本 勇人(読売)2年ぶり3度目
外野手 丸 佳浩(読売)7年連続7度目
    鈴木 誠也(広島東洋)2年ぶり3度目
    大島 洋平(中日)2年連続7度目

【パシフィック・リーグ】
投手  千賀 滉大(福岡ソフトバンク)初受賞
捕手  甲斐 拓也(福岡ソフトバンク)3年連続3度目
一塁手 内川 聖一(福岡ソフトバンク)初受賞
二塁手 浅村 栄斗(東北楽天)初受賞(他に一塁手で1度)
三塁手 松田 宣浩(福岡ソフトバンク)7年連続8度目
遊撃手 源田 壮亮(埼玉西武)2年連続2度目
外野手 秋山 翔吾(埼玉西武)5年連続6度目
    荻野 貴司(千葉ロッテ)初受賞
    西川 遥輝(北海道日本ハム)3年連続3度目


☆あら、誠也くんって、去年取ってませんでしたっけ。


◇梅野は123補殺、ロペス連続無失策/セGG賞解説 10/31(木) 15:35配信 日刊スポーツ

 第48回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰選手が31日、発表された。

   ◇   ◇   ◇

 阪神西は球団初の投手部門受賞となった。またパ・リーグからセ・リーグへの移籍初年度の受賞は75年大下、79年若菜、00年工藤、07年中村に続く5人目。

 阪神梅野は2年連続受賞。球団では田淵以来2人目だ。123補殺を記録し、これまでの119補殺を65年ぶりに塗り替えるプロ野球記録だった。

 DeNAロペスは外国人として最多の5度目の受賞。連続守備機会無失策1632の記録をつくった。これまでの外国人最多は広島ライトルと阪急マルカーノの4度。

 広島菊池涼介は二塁手として7度目の受賞。中日荒木を抜き最多となった。

 中日高橋は球団では中村以来11年ぶりに三塁手で受賞。

 巨人坂本勇人は守備率9割7分9厘で3度目。川相の6度に続く、球団2人目の遊撃手3度以上受賞となった。

 巨人丸は両リーグ最多285刺殺。7年連続7度目は広島山本の10年連続10度に続く2位タイ。

 広島鈴木の受賞で球団は7年連続で外野手部門受賞。のべ43度の受賞はリーグトップ。

 中日大島は2年連続の守備率10割。7度の受賞は井端と並ぶ球団最多タイ。


☆阪神のピッチャーって、取ったことなかったのね。


☆投票結果は、以下の通り。


◇2019年度 三井ゴールデン・グラブ賞 投票結果

有効投票数
セ・リーグ299
パ・リーグ263

【セントラル・リーグ】

選手名 球団 得票数
▽投手
◎ 西 勇輝 (神) 110
  山口 俊 (巨) 66
  大瀬良 大地 (広) 42
  大野 雄大 (中) 35
  今永 昇太 (ディ) 29
  小川 泰弘 (ヤ) 4
  藤川 球児 (神) 2
  柳 裕也 (中) 2
  中川 皓太 (巨) 1
  K.ジョンソン (広) 1
 (該当者なし) 7
▽捕手
◎ 梅野 隆太郎 (神) 200
  會澤 翼 (広) 58
  小林 誠司 (巨) 32
  加藤 匠馬 (中) 1
  中村 悠平 (ヤ) 1
 (該当者なし) 7
▽一塁手
◎ J.ロペス (ディ) 173
  D.ビシエド (中) 55
  岡本 和真 (巨) 54
  村上 宗隆 (ヤ) 6
  J.マルテ (神) 2
  X.バティスタ (広) 1
 (該当者なし) 8
▽二塁手
◎ 菊池 涼介 (広) 180
  山田 哲人 (ヤ) 90
  阿部 寿樹 (中) 19
  糸原 健斗 (神) 5
  柴田 竜拓 (ディ) 2
 (該当者なし) 3
▽三塁手
◎ 高橋 周平 (中) 121
  宮﨑 敏郎 (ディ) 94
  大山 悠輔 (神) 38
  安部 友裕 (広) 2
 (該当者なし) 44
▽遊撃手
◎ 坂本 勇人 (巨) 167
  京田 陽太 (中) 110
  大和 (ディ) 21
  木浪 聖也 (神) 1
▽外野手
◎ 丸 佳浩 (巨) 225
◎ 鈴木 誠也 (広) 207
◎ 大島 洋平 (中) 194
  近本 光司 (神) 97
  亀井 善行 (巨) 78
  平田 良介 (中) 28
  西川 龍馬 (広) 23
  神里 和毅 (ディ) 11
  青木 宣親 (ヤ) 9
  筒香 嘉智 (ディ) 6
  福留 孝介 (神) 6
  糸井 嘉男 (神) 2
  N.ソト (ディ) 1
  野間 峻祥 (広) 1
  雄平 (ヤ) 1
 (該当者なし) 8


【パシフィック・リーグ】
選手名 球団 得票数
▽投手
◎ 千賀 滉大 (ソ) 82
  高橋 礼 (ソ) 70
  有原 航平 (日) 44
  山本 由伸 (オ) 26
  山岡 泰輔 (オ) 21
  美馬 学 (楽) 9
  宮西 尚生 (日) 2
  平井 克典 (西) 1
  増田 達至 (西) 1
  松井 裕樹 (楽) 1
 (該当者なし) 6
▽捕手
◎ 甲斐 拓也 (ソ) 215
  若月 健矢 (オ) 25
  森 友哉 (西) 16
  田村 龍弘 (ロ) 3
 (該当者なし) 4
▽一塁手
◎ 内川 聖一 (ソ) 124
  山川 穂高 (西) 53
  銀次 (楽) 45
  中田 翔 (日) 20
  鈴木 大地 (ロ) 14
 (該当者なし) 7
▽二塁手
◎ 浅村 栄斗 (楽) 102
  外崎 修汰 (西) 92
  中村 奨吾 (ロ) 46
  福田 周平 (オ) 7
  明石 健志 (ソ) 6
  渡邉 諒 (日) 2
 (該当者なし) 8
▽三塁手
◎ 松田 宣浩 (ソ) 161
  中村 剛也 (西) 54
  B.レアード (ロ) 26
 (該当者なし) 22
▽遊撃手
◎ 源田 壮亮 (西) 219
  今宮 健太 (ソ) 35
  中島 卓也 (日) 9
▽外野手
◎ 秋山 翔吾 (西) 199
◎ 荻野 貴司 (ロ) 168
◎ 西川 遥輝 (日) 141
  金子 侑司 (西) 101
  島内 宏明 (楽) 66
  辰己 涼介 (楽) 53
  大田 泰示 (日) 19
  木村 文紀 (西) 11
  吉田 正尚 (オ) 9
  周東 佑京 (ソ) 6
  上林 誠知 (ソ) 4
  Y.グラシアル (ソ) 2
  角中 勝也 (ロ) 2
  後藤 駿太 (オ) 2
  西浦 颯大 (オ) 2
  近藤 健介 (日) 1
(該当者なし) 3

選考基準
投手 規定投球回数以上投球していること、またはチーム試合数の1/3以上登板。
捕手 チーム試合数の1/2以上捕手として出場。
内野手 チーム試合数の1/2以上1つのポジションの守備についていること。
外野手 チーム試合数の1/2以上外野手として出場。
※本年度のチーム試合数の1/3以上は47試合以上、1/2以上は71試合以上となります。


☆京田くんに110票ですか。それにしても、筒香にソトって(笑)。


☆カープからは、菊池と誠也くん。


◇広島・菊池は7年連続GG賞 鈴木は2年ぶり3度目受賞 10/31(木) 15:15配信 デイリースポーツ

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」が31日、発表され、広島からは菊池涼介内野手、鈴木誠也外野手の2選手が受賞した。

 菊池涼は7年連続7回目の受賞。二塁手としての7度目受賞は中日・荒木の6年連続(04~09年)を抜いてセ・リーグ最多となった。「受賞することができ光栄ですし、うれしい気持ちです。これからも全力で頑張っていきます」とコメントした。

 鈴木は17年以来2年ぶり3度目の受賞。「たくさんの素晴らしい選手の方々の中から選んでいただいて大変光栄です。またこれからも、この賞を受賞できるように頑張ります」。リーグ2位の得票数となる207票での受賞となった。


☆カープの外野と言えば、現役の丸・誠也くんの他、何と言っても浩二さん、そしてライトル。後は、前田さん・緒方、山崎・長嶋。後は、赤松が1回、音が1回取ってます。


☆内野は、セカンドでは菊池の他、正田が5回、後は初優勝時の大下。ファーストは、栗原が3回。新井さんも1回取ってますが、阪神時代。カープにいたシーツは、阪神時代に3回取ってます。サードは、衣笠さんが3回、江藤・ロードンが1回。ショートは、田中くん・梵・野村と1回ずつ。


☆ピッチャーでは、マエケンが5回、黒田さん・北別府さんが1回。キャッチャーは、達川さんが3回、西山が2回、石原が1回。


☆やはり外野の名手が目立ちます。いずれは、会沢にも取ってほしいなぁ。




☆さて、カープの話題。


◇広島佐々岡監督「結果だけでなく姿勢」若手を鼓舞 10/31(木) 19:29配信 日刊スポーツ

 広島は2日からの秋季キャンプ(宮崎・日南)に向けて、マツダスタジアムでの秋季練習を打ち上げた。

 キャンプ2日目の3日には早くも紅白戦が行われ、1クールに2度実戦が組み込まれる予定。佐々岡真司新監督は「(実戦の)結果と内容だけでなく、その後にどう取り組むか、姿勢を見せてくれるか。1、2回では判断しない」と若手に積極性と発奮を求めた。


☆ふむ。どう考えてやっているかとか、意図を持った練習をしているか。1回の結果は、その時の調子とかもありますからね。


☆お次は、大瀬良くん。


◇広島大瀬良「シンプル」フォーム矯正で安定感向上へ 10/31(木) 18:25配信 日刊スポーツ

 広島大瀬良大地投手(28)が今秋に投球フォームを矯正することが10月31日、分かった。

 すでに秋季練習から2段モーションを封印。1度上げた左足をそのまま踏み出すシンプルなフォームでキャッチボールを繰り返した。下半身への負担減で安定感アップを目指す。飛躍を支えた投球フォームからの脱却は、さらなる進化への1歩になる。

  ◇    ◇    ◇

 2日から宮崎・日南では秋季キャンプが始まるが、エース大瀬良は広島に残る。マイペース調整を許可されているが、今季の悔しさと反省から大きな改造を決意した。昨年の投手2冠、今年の3年連続2桁勝利やリーグ最多6完投を支えた2段モーションと決別宣言。秋季練習ではすでにキャッチボールから左足を上げて、そのまま降ろすフォームを試している。「2段モーションを止めて、よりシンプルに投げていこうかなと思っています。イメージはシンプル。そこを目指したい」

 もともと2段モーションは偶発的に生まれた。上体が突っ込んだり、体重が軸足に乗り切らなかったりする癖を矯正するため、遠投で右足1本で助走をつけている形が2段モーション投法となった。奏功した結果、昨年はタイトルを獲得し、今年は周囲がエースと認めるまでに成長した。

 パフォーマンスの向上の代償に、下半身への負担が増した。2段モーションによる蓄積は長いシーズンで登板を重ねることで、影響が色濃くなった。今季終盤6試合で1勝3敗の数字にも表れている。「下半身を意識しながら投げる部分もあるし、1球1球の疲労感も違う。そこは軽減させたい」。もともと下半身が張りやすい体質。シーズン終盤にランニングの量を落とすなど対応してきたが、パフォーマンスの低下は否めなかった。

 すでにシーズン終盤に2段モーションの動きを小さくした形を試している。「小さくして安定して良かった。それなら(2段)なくても変わらないんじゃないかなって」。一定の手応えを得て、オフの大改造に入っていく。変化なくして、進化なし。今秋、鍛錬の日々を過ごすのは、秋季キャンプに参加する若手だけではない。王座奪還へ-。主力選手もまた、鍛錬の日々を送っていく。【前原淳】


☆誠也くんなんかも、その時々に応じたマイナーチェンジを繰り返してますが、その時の体や感覚に合ったフォームは、常に模索していかなきゃならないのかも知れませんね。


☆その、大瀬良くん。


◇広島・大瀬良大地 柱として奮闘も成績やや下降で評価は?/どうなる!?契約更改 10/31(木) 12:02配信 週刊ベースボールONLINE

 広島で契約更改が注目される一人が、大瀬良大地だ。開幕投手を務めた今季は最後までローテーションを守り、11勝9敗、防御率3.53。調子が悪くても絶対にあきらめず「いかに修正するか。引き出しはたくさんあるんで」と頭をフル回転。ベストピッチを貫いた。

 今季は、6回自責点3以内のクオリティー・スタートは実質17回(うち1試合は永川勝浩の引退登板後に救援)、7回自責2以下のハイ・クオリティー・スタートは10回。完投6試合はリーグ断トツ、完封も2試合ある。まさにエース級の活躍でチームを支えた。何より、リーグ最終盤では4試合連続して通常より1日短い中5日の登板間隔で投げた。ラスト登板も雨でスライドしており、それがなければ5試合連続となっていた。貢献度は計り知れない。

 マイナス面は、昨年より成績が下がったこと。昨年は27度の先発でリーグ2位の182回を投げ、15勝7敗、防御率2.62。被安打を143にとどめ、最多勝と勝率第一位のタイトルを獲得した。200イニングを目標に掲げた今季は、26度の登板で投球回は173回1/3に減少。被安打は176 に増えた。

 今季の推定年俸は、前年から8200万円アップの1億4500万円。昨オフの契約更改の際には「この上ない評価をしていただいた。感謝しています」と笑顔を見せた。懸命にチームを引っ張りながら、昨年ほどの成績を挙げられなかった今季を、球団側にどう評価されるか。交渉が注目される。


☆ま、微増、ってところじゃないでしょうか。成績は下がりましたが、HQSやQS、完投数など、ローテの中心で回った、という点は評価されてもいいと思います。


☆お次は新井さんのコラム、会沢の話。


◇今までどおり行動していけばみんなアツ(會澤翼)についていくと思います/新井貴浩コラム 10/31(木) 11:00配信 週刊ベースボールONLINE

◆どんなときもチームが一番

 前回に引き続き、“スーパーアッちゃん”こと會澤翼選手の話です。キャッチャーとして、選手会長として、今年もチームをしっかりまとめてくれました。

 私も日本プロ野球選手会会長(選手長)を4年やらせていただいたことがあります。多くの人たちをまとめ、何か成し遂げようとすることは簡単なことではありません。

 上に立つ人間として私が大切だと思うのは、“言葉じゃなく行動すること”です。考え出すとどんどん難しくなっていくので、シンプルに考えて、まずは率先して自分がやる。姿で示すことが大切だと思っています。

 アツはしっかりと率先してできています。今年も若い選手がどんどんと出てきましたが、行動で示すアツの姿はいい見本になっていたと思います。また、アツを筆頭に優しく接してくれる先輩たちのおかげで、一軍に溶け込むのも早かったのではないでしょうか。

 当たり前のことですが、率先するというのは、大きな声を出して、自分の思いばかり伝えることではありません。アツは常に周りのことを考えて行動しています。そして、行動とともに発する言葉にもそれが表れています。だから、言葉にもパワーが宿るのでしょう。

 4月19日のDeNA戦(マツダ広島)で延長10回一死満塁からサヨナラ打を放つと、お立ち台で、

「選手は1試合もあきらめていない。必ず巻き返します」

 と宣言しました。チームは開幕スタートダッシュに失敗。ファンからも心配の声が聞かれる中、アツの言葉は、チームにも、ファンにもあらためて力を与えました。チームは19日以降も連勝を続けています。チームの雰囲気がガラッと変わった瞬間でした。

 どんなときもチームのことを考えて、自分さえよければいい、なんてことはまったくない。みんなで頑張って、みんなで喜ぼうというタイプの選手なんです。

 そういえば、3連覇のビールかけでは、いつも大好きなお酒を浴びて人一倍はしゃいでいたなあ(笑)。さすが“スーパーアッちゃん”!


◆これからも変わることなく

 アツとはシーズン中だけでなく、2017年オフシーズンから鹿児島・最福寺での護摩行も一緒に行ってきました。アツのほうから「連れていってください」と頼んできたのですが、実は最初は断ったんです。「お前、キツいからやめとけ」と。でも、根性がありますね、彼は。ひるむことなく言ってきたので、連れて行くことにしました。

 石原もそうでしたが、アツも何かを変えたかったんじゃないかと思います。護摩行をしても、体が強くなったり、野球がうまくなるわけではありません。ただ、あれだけキツいことをやり抜いたことで、気持ちが確実に強くなります。だからこそ、その後も続けているのだと思います。

 しっかり者のアツですが、実は冗談も好きだし、お酒を飲むのも大好きです。やるときはやる、リラックスするときはリラックスする。いい意味でONとOFFがきっちりしています。ただ、ちょっとOFFが過ぎることもありますがね(笑)。

 そんなアツの選手としての魅力の1つが、勝負強い打撃でしょう。今年もですが、3連覇中は特に光りました。打席での“キメ”と言うか、割り切りみたいなものができるんですよね。配球を読んだり、コースを読んだりして、勇気を持って決めることもできるし、張ることもできる。キャッチャーらしいなと思います。

 キャッチャーは決して派手なポジションではないと思っています。守備に関しても、二遊間などとは違って、動きも少ない。ですが、どのポジションよりも経験値が重要視されるのがキャッチャーです。

 アツの場合は、それに“打てる”という要素が加わっています。打てる捕手の存在というのはチームにとってすごく大きいものです。

 なので、今シーズンが終了し、FA権を取得したアツがどんな決断を下すのか、気になるところではありました。私も07年オフ、同じ悩みに直面しました。当時の私は、悩み過ぎて何に悩んでいるか分からなくなるくらいでした。だから、アツの気持ちもすごく分かります。

 アツもたくさん悩んだと思います。私としては、行使するにしてもしないにしても、一度きりの野球人生。本人の思うように進んでほしいと思っていました。

 10月10日、カープにとってはうれしいニュースが届きましたね。『會澤翼、国内FAの権利を行使せず、広島残留を表明』

 会見に臨むアツの表情は、実にすがすがしいものでした。

 今のアツに対し、別に何かを変えてほしいとか、そういったことはまったくありません。今までどおり、チームのためを第一に考え、率先して行動していけば、みんなアツについていくと思います。来年も、攻守に、さらにはグラウンド外でも、チームを引っ張っていって、再び優勝、日本一を目指して戦ってほしいなと思います。

 ただ、もともとやんちゃでイケイケドンドンの性格ですからね。會澤選手、オフにあまり羽目を外し過ぎないで、来シーズンも頑張ってください!

PROFILE
新井貴浩/あらい・たかひろ●1977年1月30日生まれ。広島県出身。広島工高から駒大を経て99年ドラフト6位で広島入団。4年目の02年に全140試合に出場し、05年は43本塁打で本塁打王のタイトルを獲得。07年オフ、FA権を行使して阪神に移籍した。11年には打点王になるなど活躍するも、14年は出場機会が減少し、オフに自ら申し出る形で自由契約に。15年に8年ぶりに古巣・広島に復帰。16年には四番打者として25年ぶりのリーグ優勝をけん引し、リーグMVPに輝く。17年途中からは代打が多くなったが勝負強さは健在で、球団史上初のリーグ3連覇に貢献した。18年限りで現役を引退。通算成績は2383試合、2203安打、319本塁打、43盗塁、打率.278。


☆いやいや、新井さんというのは、ほんとによく人を見てますよね。繊細で豊かな感受性の持ち主でないと、あそこまで人を見極めることはできません。


☆今年は会沢には、もっと前に出てほしい、とK.Oも思っていたのですが、あの19日のお立ち台での一言は、随分チームを鼓舞したと思います。基本的には姿で引っ張るタイプですが、時にはああやって言葉で自分の気持ちや考えをはっきり示すことも、いいんじゃないかって。


☆この人にも、来年はちょっと先頭に立って引っ張ってほしいかな。


◇広島長野が1日に球団と再交渉で最終決断 残留濃厚 11/1(金) 5:00配信 日刊スポーツ

 広島は海外FA権を持つ長野久義外野手が1日に鈴木球団本部長との再交渉をへて最終決断を下す。

 10月11日に球団と初交渉し、佐々岡新監督からは残留を熱望する電話をもらった。この日マツダスタジアムで練習を行った長野は報道陣の問いかけに「明日(1日)、鈴木さんと話します」と明かし、同球団本部長も認めた。

 移籍1年目はプロ入り最少の出場72試合にとどまるも、残留が濃厚とみられる。


☆ま、残留なんですけどね(笑)。


☆若手を育てなきゃいけない面もあるんですが、今年のシーズン終盤くらいできれば、使わない手はない、とも思います。もちろん状態が上がってなかったから使わなかった訳で、来季はコンディション作りもうまくやってほしいですね。


☆お次は、ドラ4韮沢くんに、指名挨拶。


◇広島ドラフト4位指名の韮沢に指名あいさつ「やっとプロに入るんだと実感した」 10/31(木) 17:27配信 サンケイスポーツ

 17日のプロ野球ドラフト会議で広島から4位指名された花咲徳栄高の韮沢雄也内野手(3年)は31日、埼玉・加須市の同高で高山健一スカウト、尾形佳紀スカウトの指名あいさつを受けた。

 韮沢内野手は、3年連続で夏の甲子園に出場し、高校日本代表のメンバーで野球のU-18W杯では主に一塁手として出場し、ベストナインにも選ばれている。

 担当の尾形スカウトは、「1年生の時から見ていて、バットコントロールのうまさ、芯に当てる力、堅実な守備を高く評価して、指名した。3、4年後にはレギュラーとして活躍し、将来的に1番か3番が打てる選手になってほしい」と期待のコメントを出した。

 韮沢は「(あいさつを受け)やっとプロに入るんだと実感した。広島カープは、一番練習が厳しい所と聞いているので、一生懸命練習して活躍できるようにしたい」と目を輝かせた。


☆YouTubeで幾つか映像を観ましたが、バットコントロールはいいんですが、まだちょっと芯に当てる確率は低いですかね。またスローイングは、もう少し直した方がよさそう。素質はありそうですから、プロに入ってから、だと思います。


☆おしまいは、育成の話。


◇NPBが育成選手保留者名簿を公示 巨人・山上ら12球団53人 10/31(木) 18:42配信 スポーツ報知

 NPBは31日、今季の育成選手のうち各球団が来季も契約する権利を持つ保留者名簿を公示した。

 公示されたのは巨人の山上信吾投手(20)ら、12球団計53人。また、自由契約となる11球団計44人も公示。この中には、引退・戦力外選手に加え、協約により自動的に自由契約となる「育成入団から3年以上が経過した選手」と「支配下から育成契約となった選手」も含まれている。自由契約となった選手は、11月1日から旧所属を含む全球団との契約が可能となる。

◆保留選手 ▽巨人 平井、沼田、山上、田中優、ラモス、広畑、小山、比嘉、折下、黒田、笠井、モタ、荒井▽DeNA 宮城、コルデロ▽阪神 石井▽広島 藤井黎、佐々木、メナ、大盛▽中日 大蔵、石田、ブリトー、A・マルティネス▽ヤクルト 内山、松本友▽西武 与座、大窪、東野、中熊▽ソフトバンク 尾形、重田、渡辺陸、日暮、岡本、渡辺雄、砂川、中村宣▽楽天 清宮、王、中村、則本佳、松本▽ロッテ 鎌田、茶谷、森、和田▽日本ハム 海老原▽オリックス 漆原、稲富、比屋根、東、フェリペ

◆自由契約選手 ▽巨人 山川、高井、巽、橋本、与那原、山下亜、高山、田島▽DeNA 水野、鶴岡▽阪神 横山、藤谷、横田▽広島 岡林、木村▽中日 浜田智、浜田達▽ヤクルト ジュリアス▽西武 高橋朋、星▽ソフトバンク 小沢、笠原、中村晟、島袋、古沢、大本、清水、野沢、長谷川宙、渡辺健、張本、黒瀬、田城▽楽天 野元、木村、鶴田、吉持、南、千葉、井手、下妻、山田▽日本ハム 森本▽オリックス 塚原


☆カープでは、藤井黎くん・佐々木くん・大盛くんと、メナは残りましたが、岡林くん・木村くんは、自由契約。木村くんは、バッティングは良くなってたんですけどね。


☆支配下まで行った選手はいますが、ドミニカン以外、育成から1軍の戦力になった選手はまだいませんから、今年入った3人含め、是非頑張ってほしいですね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。