2019年11月16日土曜日
最近のカープ、あれこれ~'19.11.13、高速スライダー・AI搭載・鯉の穴(笑)。
☆さて、まずは、岡田くん。
◇広島・岡田、高速スライダー習得で復活だ!4400万円で更改、4年目で初のダウンも 11/13(水) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島秋季キャンプ」(12日、日南)
広島の岡田明丈投手(26)が12日、高速スライダーの習得に本腰を入れた。秋季キャンプの全体練習終了後の課題練習で、沢崎投手コーチを相手に約40分間のキャッチボール。契約更改では4年目にして初のダウン提示を受け、1100万減の4400万円でサインした。新球をモノにして、来季の復活を目指す。
自然と熱がこもった。岡田はリリースの位置や指先の感覚を確かめながら右腕を振る。習得を目指すのは高速スライダー。最速156キロの剛球と途中まで同じ軌道を描き、打者の手元で鋭く変化する球だ。
「ベース板で言えば、その半分くらい曲がる感じ。それが投げられるようになれば、真っすぐも生きてくる」
真横に滑るイメージを持つ。球の握りは直球とほぼ同じ。リリース時の、ほんのわずかな違いで変化をもたらそうとしている。10球を投げたと仮定すれば「そのうち2球くらい納得できる球があった。すぐにできたら面白くない」。方向性はしっかりと描けている。
先発ローテの軸として期待された今季は、わずか3試合の登板に終わった。入団以来、順調に勝ち星を積み重ねてきた右腕は、大きな壁にぶち当たった。「シーズンの最初でつまずいて、それから挽回できなかった」。練習後の契約更改交渉では4年目にして初のダウン提示を受け、更改した。
佐々岡監督は救援陣強化のため、来季は岡田をセットアッパーに抜てきするプランを持つ。中継ぎの適性もあり、起用法には幅がある。「今季は苦い経験をした。このオフに、どれだけできるかにかかっている」と右腕。悔しさを力に変えている。
☆ま、ストライクが入らなきゃ、スライダーもへったくれもないんですけどね(笑)。
☆高速スライダーってのは、カットボールとは違うんですかね。とりあえず困った時にカウントが稼げるボールがほしいんですよね。その意味では、新しい球種の習得は、いいかも知れません。
☆で、佐々岡監督は、セットアッパーで起用するプランを持っているようですが、まずは中継ぎで結果を出してから、ですかね。短いイニングならストレートも速くなるでしょうし、いいかも知れません。問題は、コンスタントに結果が出せるか、ですね。
☆お次は、田中くん。
◇復帰目指す広島田中広輔がダッシュ7本「問題ない」 11/13(水) 19:08配信 デイリースポーツ
右膝手術からの復帰を目指す広島田中広輔内野手がスパイクを履いてダッシュを行った。
20メートルの距離を7本走り切った。「問題ない。100%で走りました」。リハビリメニューの前段階をへており「あとは実戦に入ってからの動きになる」。年内は患部の強化を中心に行い、年明けから例年通り沖縄で自主トレ予定。来春のキャンプインから本格復帰できる見通しが立った。
☆ま、形としては小園くんと競争、ということになるでしょうが、本人もレギュラー奪回には、自信を持っているようです。それくらいじゃないと困りますけどね。足を使った野球、またチームリーダーとして田中くんの存在が大きいことは、今年のチーム状態を見れば一目瞭然。
☆で、小園くんも、負けずに頑張ってほしい。レベルの高い争いをしてほしいですね。
☆さてお次は、「AI搭載」。
◇秋季キャンプでAI搭載打撃マシンをデモ導入 佐々岡監督「練習の幅広がる」 2019.11.13 デイリースポーツ
「広島秋季キャンプ」(12日、日南)
広島が人工知能(AI)機能を搭載したザナックス社製の打撃マシンをデモ導入した。
球速160キロまで設定可能で変化球も多彩。登録した球種をランダムに投げられるため、より実戦に近い形での練習ができる。ランチ特打やその後の打撃練習でも使用した。
佐々岡監督は「いろいろ良い物が出てくる。練習の幅が広がる」と目を細めていた。
☆これ、随分前からあるみたいですよ。
◇【プロ野球】「人工知能搭載」のピッチングマシンが野球を変える!?
谷上史朗●文 2013.01.28 WebSportiva
毎年、正月になると、タレントの石橋貴明率いるチームと現役プロ野球選手で結成されたチームが野球で対決する「リアル野球BAN」なるスポーツバラエティ番組がある。その内容を簡単に説明すると、投手の代わりにピッチングマシンを使用し、その球を打者が打つ。その際、野手は守らず、打球が飛んだ方向でヒット、アウトなどが決まる。その名の通り、「野球盤」をリアルに再現したもの。今年も札幌ドームで行なわれ、WBC日本代表候補の稲葉篤紀(日本ハム)、糸井嘉男(オリックス)、長野久義、坂本勇人(ともに巨人)の4人が登場し、大きな盛り上がりを見せた。そして、この時に使用されていたピッチングマシンが、いま球界の間で密かな注目を集めている。
それが「Pitch(ピッチ)18」と呼ばれるもので、金沢大学の名誉教授である尾田十八氏らと石川県にある工作機械メーカーの西野製作所が、長年、共同研究を重ねて開発された。
昨年の秋から、西野製作所の西野十治社長も可能な限り同行し、「実際に見て、一度使ってほしい」と、プロ野球の秋季キャンプや強豪校と呼ばれている全国の高校、大学に足を運んだ。すると、実際に打席に立ち、このマシンを体験した選手たちからは、「マシンもここまで来たか......」と何度もため息が漏れたという。では、従来のものと何が違うのか?
「Pitch18」は、一般的なマシンよりもひとつ多い3つの円盤状のローラーを備え、球速は80キロから160キロまで対応可能。球種もストレート、カーブ、スライダー、シュート、シンカーの5種類があり、それぞれ大小2種類の変化をつけることができる。そしてこのマシンの最大のウリが「人工知能搭載」だ。
人工知能とは人間の脳神経回路網を模倣して開発され、人間と同じように学習機能を備える。このマシン製作にあたり、ローラーの回転数などを変えた投球を約3万回重ね、100通りを超すデータを割り出し、人工知能に記憶させた。西野製作所の大西康之氏は言う。
「これまでのマシンは球速、球種、コースを設定する際、細かな調整が必要でしたが、『Pitch18』は、事前に100通り以上の球筋を人工知能に記憶させておくことで、パネル操作ひとつで瞬時に希望の球を投げることが可能になりました」
しかも、パターン化され設定された曲がりやコース以外に、「もっと曲がりの大きいスライダー」「もっと高めから落ちてくるカーブ」といった細かな要望にも簡単なボタン操作で即対応できる。こうした素早い対応も、学習機能を持つ人工知能搭載マシンの大きな特性だ。
さらに驚きの機能がある。
「例えば、ある投手が130球を投げて完投したとします。その1球1球の球種や球速、コースを打ちこんで記憶させれば、一度の操作で130球を忠実に再現することも可能です」(大西氏)
ピッチングマシンの普及によりプロ・アマとも打撃レベルは大きくアップした。だがその一方で、マシンでは再現できない決め球を持つ投手の活躍も見逃せない。「消える」と言われた高速スライダーで活躍した駒大苫小牧高校時代の田中将大(現・楽天)や、ブレーキの鋭いスライダーと落差の大きいカーブで昨夏の甲子園で4試合68個の三振を奪った桐光学園の松井裕樹たちがそうだ。ピッチングマシンに関して、こんなエピソードがある。
2005年の秋、神宮大会で駒大苫小牧の田中のピッチングを見た智弁和歌山高校の高嶋仁監督は、「このボールを打たんとセンバツでは優勝できない」と、来る日も来る日も田中対策に講じた。マシンを傾け、目に焼き付けた田中の高速スライダーを可能な限り再現。センバツでの対戦こそ実現しなかったが、夏の甲子園の準決勝でついに田中擁する駒大苫小牧と対決することになった。「この日のために半年以上やっていた」と智弁和歌山ナインも意気込んだが、自慢の打線は田中の前に沈黙。敗戦の後、選手たちは「やっぱりマシンとは球筋が違った」と繰り返した。だが昨年の秋、「Pitch18」を目の当たりにした高嶋監督は、「もう少し早く、このマシンに会いたかった」と、これまでにない球筋に驚き、悔しがったという。
とはいえ、まだまだ課題も多い。そのひとつがフォークやチェンジアップといった、いわゆる「抜く系」のボールの精度が低く、現時点ではプログラムには組み込まれていないということ。この点に関しては、3つのドラムの回転数をうまく調整すれば可能と、今も研究を重ねている。
そしてもうひとつ、特にプロからの意見として多かったのがタイミングの問題だ。「ウチのマシンは光を3段階に点灯させることで球が飛び出すタイミングを打者に知らせるのですが、シューター(筒状の部分)に転がるボールの時間や、マシンの横で投手役の人が振る腕でタイミングを取ることに慣れている打者にとっては、少し馴染みにくいのかもしれません」と現状を語ったが、今後普及さえすればこの問題は解決できるかもしれない。
いずれにしても細かな改善点はいくつかあるだろうが、ある強豪校のコーチも「自分の貯金をはたいてでも買いたい!」とほれ込んだように、画期的な機能を備えたマシンであることは間違いない。定価600万円という価格が、普及を考えた時にいちばんの壁になるだろうが、この部分が何らかの形でクリアされていけば、野球界に大きな影響を与える可能性は十分にある。果たして「人工知能搭載」マシンが野球を変える日はやってくるのか、それとも……。この「Pitch18」の未来に注目していきたい。
☆この記事は2013年、つまり6年前のもの。最初に開発したのは、西野製作所という会社。カープがデモ導入したのは、ザナックス社製。「pitch18」は、いくつかの高校などが、既に導入しているとか。変化球を苦手にしている人などには、もってこいかも知れませんな。
☆…音楽の世界でも、ミュージシャンが徐々にパソコンに職を奪われつつありますが、どうなんでしょうね、これ。
☆おしまいは、「虎の穴」ならぬ、「鯉の穴」(笑)。
◇広島が来年にも“鯉の穴” 大野練習場にブルペン新設 11/13(水) 21:18配信 サンケイスポーツ
広島が広島・廿日市市内の大野練習場の屋外グラウンドにブルペンを新設することが13日、分かった。屋根付きで3人同時に投球ができる。来年オフに着工し、2021年の完成を目指す。
球団幹部は「室内のブルペンが老朽化してきたので、新しいブルペンを作ることになった。(工事は)来年の予定」と見通しを語った。
現在は室内に3カ所、屋外に4カ所、マウンドを設置しているが、屋外は屋根がないため、降雨などの悪天候時に使用が難しい状況だった。新ブルペンが完成すれば天候を気にせず思う存分、投げ込みができる。
この日、家電メーカーと電気工事店の従業員が室内のブルペンを視察。新設するブルペンの天井に設置するLED照明の種類について話し合った。1年後の工事へ向けて、着々と準備を進めている。
カープでは53年ぶりの投手出身監督の佐々岡真司新監督(52)には、投手王国再建が期待されている。“虎の穴”ならぬ“鯉の穴”で、伸び盛りの鯉投をスクスクと育てる。
☆ちなみに元ネタが分からない人のために説明しておくと、「虎の穴」は、
梶原一騎原作、辻なおき画のプロレス漫画およびアニメ作品『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養成機関。(wikipedia『虎の穴』)
☆もちろんカープは「悪役」を育てるつもりな訳ではありません(笑)。
☆施設が充実する、ってのは、いいことで。これもたくさんのお客さんが来てくれるおかげ。選手の皆さん、ファンのために、ひいては自分のために、頑張って下さい(笑)。
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source : K.Oのカープ・ブログ。