2019年11月23日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.11.20、秋季キャンプ打ち上げ・キャンプMVP・驚異の進化。


☆さて、秋季キャンプも、打ち上げ。


◇広島・佐々岡監督4人選出 秋季CMVPは遠藤だ!山口だ!野間だ!坂倉だ! 11/21(木) 7:30配信 デイリースポーツ

 「広島秋季キャンプ」(20日、日南)

 広島が20日、宮崎・日南での秋季キャンプを打ち上げ、佐々岡真司新監督(52)は“キャンプMVP”に野間峻祥外野手(26)、坂倉将吾捕手(21)、遠藤淳志投手(20)、山口翔投手(20)を選出した。今キャンプは高卒1年目の選手ら若手主体で臨んだが、1軍経験者が実力を発揮。4人には主力選手を脅かす存在として、さらなるレベルアップを期待した。

 秋晴れの天福球場にナインの大きな掛け声が響き渡った。若鯉たちは最終日まで元気いっぱいだ。監督として初めて指揮を執ったキャンプは収穫たっぷり。佐々岡監督は新戦力の台頭、戦力の底上げに手応えを得て、満足そうにうなずいた。

 「3週間あまり、キャンプに入る時に声を出して元気よく明るくと(言った)。若手がしっかり声を出して、明るくいいキャンプだったと思います」

 若手の力量を見極めるため、キャンプでは異例の紅白戦7試合を実施。羽月、中神ら高卒1年目の選手が元気の良さでアピールした一方、実戦では1軍を経験した実力者が存在感を発揮した。投手陣では遠藤、山口、野手陣では野間と坂倉が新監督の目に留まった。

 高卒2年目コンビの遠藤、山口は指揮官の狙い通り競い合った。それぞれ紅白戦5試合に登板。遠藤が8回1失点に抑えると、山口も9回1失点。キャンプ中の球数は遠藤が計1068球、山口も947球とブルペンでも激しく火花を散らした。

 来季の先発ローテは大瀬良、ジョンソンを中心に床田、九里、野村、アドゥワらが続き、ドラフト1位の森下(明大)も候補に挙がる。「2人がそういう先発争いに入ってくるといい刺激になるだろうし、そこで競争した中で、5枚か6枚の枠というところを勝ち取ってほしいと思う」と高いレベルでの先発争いに期待を寄せた。

 野手では坂倉と野間の活躍にニンマリだ。坂倉は紅白戦7試合で21打数12安打1本塁打、打率・571と格の違いを見せつけると、バットを寝かせる打撃フォームに挑んだ野間も21打数9安打2本塁打、打率・429と快音を響かせた。捕手は“世界一捕手”会沢が健在。外野も鈴木、西川、長野、新外国人・ピレラがひしめく激戦区だ。定位置確保は難関だが「今回の打撃を見ると数段上がっている。野間は本当に良くなっている。(坂倉も)捕手、一塁、左翼もやっているけど、打撃が変わってきた」と賛辞が止まらない。

 キャンプ中、鯉将はノックバットを手にグラウンド、ブルペンと精力的に動き回った。「監督」の言葉の響きに戸惑いつつも、選手との意思疎通を重視。明るく厳しく-。佐々岡監督らしさにあふれ、チームが生まれ変わった。


☆遠藤くん、山口くんともに、シーズン終盤は調子を落としてしまいましたが、ま、1軍の怖さを知った、というところでしょうかね。失敗を恐れて逃げてしまっては、結局結果は出ない、ということ。紅白戦では、競うように好投、いいライバルになりそうです。


☆一方、坂倉くんと野間くんですが、ま、1軍の実戦で結果が出せるのか、年間を通して働けるのか、でしょうね。2人とも、ポジションが空いている、という訳ではないので、相当な覚悟で頑張らないと、思うような結果は出せないと思います。


☆ピレラがレギュラー級の働きをするならば、スタメンはレフトでしょう。となると外野はそれで埋まります。外野手には長野もいる。バティスタも戻ってくるかも知れない。坂倉くんはファーストやサードも練習してますが、そこにもライバルはたくさんいます。相当な結果を出さない限り、スタメンで使われることはないでしょう。


☆その2人、まずは、野間くん。


◇広島野間が打撃フォーム改造成功、開幕スタメン誓う 11/20(水) 20:21配信 日刊スポーツ

 広島野間峻祥外野手が2年連続の開幕スタメン奪取を誓った。今秋からバットを後頭部後ろに倒してから始動する新フォームに取り組み、実戦7試合で2本塁打を含む21打数9安打。課題の打撃でアピールに成功した。

 「来年やる形が見えてきた。開幕からレギュラーで出て、優勝、日本一に貢献したい」。佐々岡監督は打撃で結果を残した坂倉とともに野間の名を挙げ、「打撃で格の違うところを見せてくれた。野間はもともと打てばレギュラー」と評価した。


☆コメントでも頂きましたが、野間くんはまだまだ精神的に甘いところがあり、今年もいろいろやらかしましたが(笑)、日本一に貢献する、となると、それなりに責任も生じてきます。この人がいなくなると困る、というくらいの存在になれば貢献もできるでしょうが、同時にそれだけの責任が生じ、プレッシャーもかかる。問題はそこですよね。


☆お次は、坂倉くん。


◇広島3年目坂倉、正捕手へ侍V貢献の会沢超え目指す 11/20(水) 10:00配信 日刊スポーツ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 侍ジャパンが世界一に輝いた「プレミア12」では、広島の3選手の活躍が光った。大会MVPを獲得した鈴木誠也外野手(25)を始め、攻守で貢献した菊池涼介内野手(29)、同大会全8試合中4試合でスタメンマスクをかぶり、17日韓国との決勝でフル出場した会沢翼捕手(31)が日本の勝利に大きく貢献した。

 日本の正捕手格として奮闘した会沢について「さらに高い目標というか、さらに(存在が)でかくなったなという感じですね」と語る選手がいる。プロ3年目の広島坂倉将吾捕手(21)だ。20日打ち上げの宮崎・日南秋季キャンプでは、紅白戦7試合で21打数12安打、打率5割7分1厘と圧倒的な存在感を示した。

 坂倉は17年3試合、18年は9試合だった出場機会を今季は51試合まで増やした。主に代打で起用され、打率2割3分、1本塁打、7打点。捕手登録ながら、持ち前の打撃力を生かすため、外野手も兼任。外野手で12試合に出場した一方で、捕手では3試合の出場にとどまった。

 来季の目標について坂倉は「捕手として出ること。それに尽きると思います」と強いこだわりをみせる。広島の正捕手には「会沢」という大きな壁が立ちはだかる。会沢について坂倉は「投手のことを思って、いろいろ考えながらやられている。その中でもダメならダメでしっかり投手に言っているのも何回か見ましたし、自分も言わないといけないんだなと、勉強になります」と語った。

 秋季キャンプでは捕手の練習に重点を置いたという。「僕としては守備の方でなんとかやりたい。アピールポイントは打撃になるんですけど、そこに守備も加わってくるような成績と自信をつけていきたい」。正捕手の座を勝ち取るべく歩みを続ける背番号61に注目していきたい。【広島担当 古財稜明】


☆おお、キャッチャーにこだわるってのは、いいじゃないですか。出場機会、ということではキャッチャー以外、ということになるでしょうが、長い目で見たら、キャッチャーにこだわるべきだと思います。


☆で、紅白戦で打ちまくった坂倉くんですが、さて公式戦で、そういうバッティングができるかどうか。このオフの過ごし方、そしてオープン戦の結果的次第だと思いますが、自分のバッティングを追求すること、ですかね。結果も大事ですが、自分の素質を生かし、伸ばすことの方が、今の坂倉くんには大事だと思います。




☆さてその他の先日の話題、まずは、中村奨くん。


◇広島・中村奨が初の秋季キャンプ完走「第4クールはスローイングが良かった」 11/20(水) 18:36配信 デイリースポーツ

 「広島秋季キャンプ」(20日、日南)

 広島の高卒2年目・中村奨が初の秋季キャンプを完走した。

 1軍担当となった倉バッテリーコーチの指導の下、守備強化に力を入れ「毎日特守をさせてもらった。第4クールはスローインが良かったと感じている。いい球が投げられた」と確かな手応えをつかんだ。


☆バッティングもそうですが、まずはスローイングとキャッチングですかね。キャッチャーはなおのこと、守れなければ試合には出られませんから。次代のキャッチャーは中村奨くんと坂倉くん、ということになるでしょうから、1軍のレギュラーを張るつもりで、今からやっておかなきゃいけませんね。


☆お次は、この人も1軍でやるには、という話。


◇広島・小園、二塁守備にも手応え「ポジションを取れるように」 11/20(水) 18:30配信 デイリースポーツ

 「広島秋季キャンプ」(20日、日南)

 広島・小園は秋季キャンプを完走し、「野球と向き合うことができた」と充実感を漂わせた。

 今キャンプでは本職の遊撃に加えて二塁の練習にも取り組み、「(遊撃と)逆の動きなんですけど、ノックをいっぱい受けさせてもらった。ちょっとずつこなせるようになってきました」と手応え。紅白戦7試合で打率・381を記録。来季のレギュラー取りを目標に掲げ、「(守備位置は)どこでもいいので。もちろんショートが一番守りたいポジションですけど、自分が任されたところでできるように、ポジションを取れるようにやっていきたいです」と力を込めた。


☆菊池がメジャーに行った場合は、この小園くんもセカンドのレギュラー候補、ということになるんでしょうか。バッティングの方は、今年以上のものを期待できるでしょうが、セカンドを守るとなると、ちょっと負担が大きいかも。セカンドで試合に出られる、は結構なんですが、チームとして見た場合、果たしてそれがプラスになるのかどうか。長い目で見れば、小園くん自身が成長することはいいことなんですけどね。


☆続いて、そのセカンドに挑戦している、この人。


◇広島・堂林が覚悟示す「何とか1軍にしがみつけるようにしたい」 11/20(水) 18:33配信 デイリースポーツ

 「広島秋季キャンプ」(20日、日南)

 秋季キャンプメンバー最年長の堂林が締めのあいさつを行った。輪の中心で大きな声を張り上げ「佐々岡新監督の下、V奪回と日本一をつかみとれるように、全員が同じ方向を向いて、ワンチームで戦っていきたいです」と決意表明した。

 今キャンプでは二塁に再挑戦。「自分の中で昨年よりも手応えがある。何とか1軍にしがみつけるようにしたい」と覚悟を示した。佐々岡監督は「よく練習していた。二塁守備もサマになってきた」とたたえていた。


☆紅白戦では好調だった堂林くん、1軍にしがみつくためには、使われた時に結果を出すしかない。滅多に出ない選手が数少ないチャンスをものにするというのは、普段使われているレギュラーが何打席かの間に結果を出すことより難しいことかも知れませんが、それでもこういう選手は、数少ないチャンスを必ずものにしないことには、使われるようにはならない。


☆堂林くんが使われるためにはやはり、ほんとは長いのが欲しいところなんですけどね。


☆さて、ここのところプレミア12の活躍のおかげで記事になることの多い、誠也くん。


◇日本の4番・鈴木誠也、激変した「三振率」と「四球率」に見る驚異の進化 11/20(水) 18:25配信 THE DIGEST

「ボール球を打ってもヒットになりにくいし、ストライクの方が確率は上がっていく」

 プレミア12の大会期間中に鈴木誠也(広島)が語った言葉は、自身の成長を端的に言い表している。「好球必打」は分かり切ったことではあるが、言うは易く行うは難し。強打者の活躍には、漏れなく対戦相手からの警戒がついてまわるからだ。

 表面上の成績だけを見ると、今季ペナントレースの打率.335、28本塁打、87打点はブレイクを果たした2016年(.335/28/95)とほとんど変わらない。だが、打席内でのアプローチをたどると、進化の形跡がはっきりうかがえる。

 まず、三振率が前年の22.3%→13.2%と大幅に減少した。ボール球スウィングも年々改善され、打席アプローチはますます洗練されている。打席アプローチの改善に加えて相手投手の警戒が増したことで、四球の数自体も増えている。16年に10.0%だった四球率はここ2年は17%近くに達し、今季はリーグ最多の103四球を選んだ。首位打者を獲得し、さらにこれだけ多くの四球を選んだことで、出塁率は.453に達した。2位の糸井嘉男(阪神)が.403だから、異次元の数字と言っても決して大げさではない。

 一方、昨年は422打数で30の大台に達したホームラン数は、打数が80近く増えたにもかかわらず28本にとどまった。これは、打球方向が引っ張り中心からセンター中心に変わっていることとも大きく関係している可能性が高い。また、フライ打球自体の割合も昨年と比べて下がっている。

 これらの傾向は、好打者が居並ぶ日本代表でも口にし続けた「つなぐ意識」と「チームの勝利」に結び付く。振れば快打、打ち出の小槌状態にもかかわらず、繰り返したのは「4番タイプじゃない」「ホームランバッターじゃない」。謙遜ではなく、自らのスタイルを把握しているからこその本音ではないだろうか。

 また、17年は8月に右足首を骨折してシーズンを終え、18年は日本シリーズで敗退。今年はリーグ優勝を果たせなかった。そうした悔しさも、チームの勝利に対する気持ちを一層強くしていると思われる。

 4番に座ったプレミア12では打撃9部門でトップに立ち、MVPとベストナインを受賞した。恵まれたアスリート能力や豪快な一撃は言うに及ばず、今年のプレーには、研ぎ澄まされつつある打撃と勝利への渇望が詰まっていた。

文●藤原彬

ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。


☆今年はチーム事情でつなぎも求められた訳ですが、それにきっちり対応するんですよね。なおかつ、調子によってバッティングスタイルも変える。調子や状態によって、自分に何ができるか、常に考えているんですよね。


◇誠也 侍J世界一はファンのおかげ「全国の皆さん本当にありがとうございました」 11/20(水) 15:03配信 スポニチアネックス

 主砲として出場した国際大会「プレミア12」でMVPに輝き、侍ジャパンを2009年WBC以来10年ぶりとなる世界一へと導いた広島の鈴木誠也外野手(25)が18日、自身のブログを更新。声援をくれた野球ファンに改めて感謝した。

 鈴木は侍ジャパン4番として史上初となる3試合連続アーチを放つなど、打率・444(27打数12安打)、3本塁打、13打点と大会の打撃3冠に加えて大会MVP、右翼手のベストナインとタイトルを総なめ。強肩、好守に好走塁と攻守で文句なしの活躍を見せ、世界にその名を轟かせた。

 「世界一」のタイトルでブログを更新した鈴木は「みんな世界一やったよ~笑笑」と明るく報告。「超満員の東京ドーム」「いつもと違う雰囲気と緊張感」「地鳴りのような応援」「ほんとにほんともの凄くパワーもらいました(^^)」とし、「プレミア12の優勝は球場に来て頂いたファンの皆さんテレビ前で絶叫応援のファンの皆さん一体化して戦った結果の世界一です」と感謝した上で「ついでにMVPとベストナインもらっちった笑」とおどけた。

 「もう超最高で~す笑笑」と喜んだ鈴木だが、「あぁ~超疲れたー笑笑」「でも超うれしい~笑」「ちょっと休もう~笑」と、当然ながら歓喜の一方で激闘をこなした疲労も感じている。それでも「侍ジャパンの皆さんありがとう」と鈴木。ブログの締めは「全国の皆さん本当にありがとうございました」と感謝の言葉だった。


☆…このアホっぽささえなければ、パーフェクトなんですが(笑)。


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source : K.Oのカープ・ブログ。