2019年11月23日土曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.11.21、新背番号発表・ローテ奪取指令・2010年代のエース。


☆さて、ドラフト勢含め、新しい背番号が発表になりました。


◇広島 来季新背番号発表、ドラ1森下はマエケン以来の「18」 11/21(木) 14:56配信 スポニチアネックス

 広島は21日、新入団選手の背番号および、来季から新背番号に変更する選手を発表した。

 ドラフト1位の森下暢仁投手(明大)は、球団では前田健太以来の背番号18に決まった。

 以下は一覧。

 <背番号変更>

 菊池 保則 59→39
 大盛 穂 124→59

 <新入団選手>

 森下 暢仁 18
 宇草 孔基 38
 鈴木 寛人 52
 韮澤 雄也 54
 石原 貴規 62
 玉村 昇悟 65
 持丸 泰輝 123
 木下 元秀 124
 畝  章真 120


☆それぞれ誰の背番号だったか、というと、


<背番号変更>

 菊池 保則 59→39 (飯田)
 大盛 穂 124→59 (菊池保)

 <新入団選手>

 森下 暢仁 18
 宇草 孔基 38 (赤松)
 鈴木 寛人 52 (庄司)
 韮澤 雄也 54 (船越)
 石原 貴規 62 (ヘルウェグ)
 玉村 昇悟 65 (長井)


☆いやいや、森下くんは、「18」ですね。


◇広島・鈴木球団本部長「新人王を取ってほしい」 D1位・森下に背番号「18」 11/21(木) 18:20配信 サンケイスポーツ

 広島が21日、育成を含む新入団9選手の背番号を発表し、ドラフト1位で指名を受けた森下暢仁投手(明大)は「18」に決定した。同番号は現役時代の佐々岡監督(1990-2007年)、米大リーグ・ドジャースへ移籍した“マエケン”こと前田健(2008-15年)が背負ったエース番号でカープでは5年ぶりの復活となる。

 最速155キロの即戦力右腕について、鈴木球団本部長は「張り切り過ぎてはいけないけど、ローテに入って、新人王を取ってほしい」と期待を込めた。

 そのほか、同2位の宇草孔基外野手(法大)は「38」、同3位の鈴木寛人投手(霞ケ浦高)は「52」、同4位の韮沢雄也内野手(花咲徳栄高)は「54」、同5位の石原貴規捕手(天理大)は「62」、同6位の玉村昇悟投手(丹生高)は「65」に決まった。

 同じタイミングで背番号の変更も発表され、今季中継ぎで58試合に登板した菊池保は「59」から「39」、今月12日に支配下契約を締結したばかりの大盛は「124」から「59」となる。同本部長は「(菊池保は)昇格です。サンキュー(39、ありがとう)の意味を込めて」とユーモアを交えて説明した。


☆いやいや、たもっさんには、こちらがサンキュー、ですよ(笑)。


☆で、どうやら森下くんの「18」は、その「18」を付けていた、佐々岡監督の希望でもあったようです。


◇広島ドラ1森下「18」エースナンバー継承 マエケン以来復活…目指せレジェン道 11/22(金) 7:30配信 デイリースポーツ

 広島は21日、新入団選手の背番号を発表し、ドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=は「18」に決まった。15年の前田健太以降、空き番号だったが5年ぶりに復活する。佐々岡新監督も入団時から引退までつけていたエースナンバー。期待のドラ1が受け継ぎ、“レジェン道”を歩んでいく。

 エースナンバーを森下が継承する。4年間空いていた背番号18の復活。鈴木球団本部長は「ローテで新人王を挙げるような成績を期待している。佐々岡が入った時も『18』。同じような働きをしてほしい。期待の表れ」と新監督の名前も挙げて期待を込めた。

 前田健太が08年からメジャー移籍前の15年まで、佐々岡監督が入団時の90年から現役を引退する07年までつけていた特別な番号。森下は最速155キロの大学ナンバーワン右腕で、今年6月の全日本大学選手権では明大を38年ぶりの優勝に導き、MVPも獲得。前田健に憧れるドラ1が、同じ右の本格派として「18」のユニホームに袖を通す。

 佐々岡新監督が発案したものでもあった。ドラフト指名時、松田オーナーに話し、許可を得たという。「自分が監督になって初めてのドラフトで、自分の背番号がちょうど空いていた。ドラフト1位で取れて、自分の番号をつけてほしいと思った」。それだけの熱い思いが詰まっている。

 「18番にふさわしい選手になってほしい。今の選手はどうか分からないが、僕らの時代は18番はエースナンバーと言われていた。そう思ってやってほしい。プレッシャーは感じなくていい」と指揮官。現役時代に最多勝、最優秀防御率、沢村賞などを獲得し、通算100勝100セーブも記録した佐々岡監督の期待も大きい。

 森下自身も思いを口にしていた。今月の仮契約時。背番号18をつける可能性を問われると「重みしかないです。野村さん、大瀬良さんとかすごい投手がいる中で、評価してくださっているのはうれしい。それだけのことをやらないといけない」と気を引き締めていた。

 春季キャンプも既に1軍スタートが確約されている。目標は開幕ローテに入っての新人王。「勝てる投手」になるべく、プロの階段を着実に上っていく。


☆森下くんの話は後程するとして、宇草くんは、赤松の「38」。


◇広島ドラ2宇草「38」赤松魂継承だ 50m5秒8…韋駄天の系譜を受け継ぐ 11/22(金) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島のドラフト2位・宇草孔基外野手(22)=法大=が、今季限りで現役を引退した赤松の背番号38を継承することが21日、決まった。アマ球界屈指のスピードスターは、その足でチームを勝利に導く。

 鈴木球団本部長は「赤松のイメージもあった」と決定理由を説明。50メートル走5秒8。常総学院3年時のセンバツでは、個人の1試合最多タイ記録となる5盗塁をマークした。大学でもリードオフマン。チームの期待は大きい。

 宇草は走塁への意識を高く持つ。19日の仮契約時には「単打では二塁を狙う走塁、間を抜けば三塁を狙う気持ちでいる」と力を込めた。

 外野手は絶対的な存在感を誇る鈴木のほか、今秋キャンプで存在感を示した野間、好打者の長野、西川などの実力者がそろう。心構えで大事にしているのは「思い切り」。来春キャンプでは常に前へ前へ進み続け、1軍メンバー入りをアピールしていく。

 俊足に加え、大学では広角に打ち分ける打撃技術に磨きをかけた。長打力も兼ね備える185センチの俊足外野手。大きなストライドでグラウンドを駆ける。


☆赤松は、カープにはなくてはならない選手でしたから、宇草くんも、そういう選手になってほしいですね。




☆さて、秋季キャンプも終わった訳ですが。


◇広島佐々岡監督 遠藤、山口に開幕ローテ奪取指令 2019年11月21日6時16分 日刊スポーツ

 広島佐々岡真司監督が秘蔵っ子の遠藤、山口に開幕ローテーション奪取指令を出した。

 20日に宮崎・日南の秋季キャンプを打ち上げ、目立った選手について、ともに高卒で来季3年目を迎える両右腕の名を挙げた。「投手で先発枠に入ってほしいというのが遠藤、山口。2人が先発争いに入ってくれば、いい刺激になってくるだろうし、競争をした中で5、6枚目をしっかり勝ち取ってほしい」。

 遠藤は今季中継ぎとしてブレーク。高卒2年目ながら34試合に登板し、1勝1敗、1セーブ、6ホールド、防御率3・16と奮起した。シーズン終了後に先発転向を志願。今キャンプではブルペン、紅白戦を含め、チームトップの1068球を投げ込み、先発への意欲を体現した。「多く投げるのが目標だった。持っているものをアピールできた。1つ前進できた」。今秋から2段モーションに挑戦中の山口もキャンプ中に947球投じた。「(遠藤)淳志と競い合っていけたら」と闘志を燃やした。

◆広島の来季先発ローテ予想 エース大瀬良と2年連続2桁勝利のジョンソンは確定。床田、九里、野村が控える。そこにドラフト1位の明大・森下暢仁投手(22)、今季プロ初完投のアドゥワ、17年に15勝した薮田、高卒2年目の遠藤と山口らが開幕ローテ入りを狙う。今年は左右2人の大黒柱以外の先発でわずか24勝だっただけに、中継ぎとともに先発の再建も佐々岡広島の課題といえる。


☆昨年の、主な先発ピッチャーの成績。


    試 勝 敗 防御率
大瀬良 26 11 9 3.53
ジョンソン
    27 11 8 2.59
九里  27 8 8 3.51
床田  25 7 6 2.96
野村  18 6 5 4.06
アドゥワ
    19 3 5 4.32
山口  9 1 3 4.85
計     47 44


☆他にも、岡田くん、薮田くんあたりも何度か先発しましたが、勝ち星はなし。6人目の先発に困った、というのが、正直なところ。


☆ほんとは野村くんが、大瀬良くん・ジョンソンの後に続いてなきゃいけないんですよね。大瀬良くん・ジョンソンの11勝というのも、ちょっと少ない。それも含め、例えば先発があと5勝していれば、75勝65敗。これは、首位巨人に1.5ゲーム差に迫る、2位の成績。


☆リリーフでは、フランスアが8勝、レグナルトが6勝してますが、裏を返せば先発がしっかりしていなかった、ということ。フランスアなんかは、自分が打たれて追いつかれてひっくり返してもらった、なんて試合も何度かありましたしね。


☆で、来季は、大瀬良くん・ジョンソンにはもちろんしっかり頑張ってもらうこと、床田くんには2桁、また野村くんも最低2桁は勝ってほしいところ。九里くんは、今年くらいのピッチングをしてくれれば十分。2桁前後の勝ち星は期待したいと思います。


☆で、問題の6番手なんですが、今のところ遠藤くん、山口くん、アドゥワくんあたりが候補でしょうか。これに、ドラ1森下くんが加わってくるのかどうか。


☆森下くんは総合的に優れたピッチャーで、ローテで1年間回るとか、試合を作るとか、そういうことに優れているピッチャーだと思います。となると、プロ向きなんじゃないでしょうか。体の線が細いのでスタミナがちょっと心配ですが、1年目からやってくれるんじゃないかと。


☆1年間ローテで回ることはできなくても、例えば森下くんが5勝くらいしてくれるだけでも、これは随分違う。あとは、遠藤くん、山口くん、アドゥワくんあたりで競って、6番手でいろんなピッチャーを試し、回すことで、それぞれが何勝かしてくれれば、今年のようなことはなくなります。もちろんその中から、一人立ちするようなピッチャーが出てくれば、なおよし。


☆後は何気に、モンティージャがどうなのか。今年は1軍では結果を残せませんでしたが、紅白戦では6回を投げ、自責点0。外国人枠の問題はありますが、彼が使えるようなら、先発が足りない時に上げる、という使い方もできそうです。


☆もちろん、薮田くんとか、中村祐くん、戸田くんあたりにも、頑張ってほしい。3人とも1軍の経験のあるピッチャー、使われた時にしっかり結果を出せば、1軍にも定着できるはず。薮田くん、中村祐くんは今年もチャンスをもらいましたが、生かすことはできませんでした。


☆後は、何気に期待してるのは、高橋昂くん。来年のシーズン終盤あたりに万全で戻ってきてくれたら、なんて思ったり。既にキャッチボールができるくらいまでには回復しており、体力を戻して、ファームで実戦を重ねて、という感じにはなると思いますが、戻ってくれば、これは楽しみ。




☆さておしまいは、エースの話。


◇2010年代の「エース」といえば…直近10シーズンの“最多勝投手”は? 11/20(水) 12:30配信 ベースボールキング

◆ 毎年のように名投手が現れた2010年代

 2019年、元号が“令和”に変わった歴史的な1年も、残すところあと1カ月とちょっと。野球界は長い戦いが終わり、ついにオフシーズンに突入した。

 来年はいよいよ2020年。なんといっても一大イベントである東京五輪が注目を集めるが、今回は2020年を迎える前に、去りゆく「2010年代」にフォーカスを当てたい。


 2010年代のプロ野球といえば、日本シリーズ3連覇という偉業で締めくくったソフトバンクの強さが際立つ。実際、この10年で6度の日本一と、新たな球界の盟主としてその名を轟かせた時代だったと言える。

 選手個々に目を向けてみると、ダルビッシュ有や田中将大、最近では大谷翔平など、球界を代表する投手が次々に現れたのが印象的。国内で圧倒的な力を発揮した彼らは、WBCやプレミア12といった国際大会での活躍を経て、海を渡りメジャーリーグへと活躍の場を移していった。

 そこで、今回は好投手が数多く台頭した「2010年代」(2010~2019年)において、日本プロ野球界で最も多く“勝ち星”を挙げた選手に注目。

 上述したように途中で海を渡っていった選手もいるなか、この10シーズン通算で最も白星を挙げた投手は誰なのか。まずは10位から6位までを見ていこう。


◆ 驚異のペースで白星を量産した前田健太

▼ 10位:能見篤史(阪神) 80勝
☆2010年代実働年数=10年

▼ 9位:則本昂大(楽天) 80勝
☆2010年代実働年数=7年(2013年~)

▼ 8位:前田健太(広島) 80勝
☆2010年代実働年数=6年(2010年~2015年) ※現ドジャース

▼ 7位:内海哲也(西武) 82勝
☆2010年代実働年数=10年

▼ 6位:西勇輝(阪神) 84勝
☆2010年代実働年数=10年


 この10シーズンにおけるトップ10の基準は「80勝」。ここでは3人が並んだが、実働年数が少ない選手を上位とした。

 なかでも、8位の前田健太はプロ3年目の2010年に自己最多の15勝を挙げる大ブレイクを果たし、以降6年連続で2ケタ勝利をマーク。うち15勝が3度と圧巻のペースで勝ち星を量産していた。もし日本に残っていれば、120~130勝を記録していても不思議ではない。


◆ 唯一の100勝超えは…

 つづけて、トップ5を見てみよう。


▼ 5位:石川雅規(ヤクルト) 87勝
☆2010年代実働年数=10年

▼ 4位:菅野智之(巨人) 87勝
☆2010年代実働年数=7年(2013年~)

▼ 3位:岸孝之(楽天) 89勝
☆2010年代実働年数=10年

▼ 2位:ランディ・メッセンジャー(阪神) 98勝
☆2010年代実働年数=10年

▼ 1位:金子弐大(日本ハム) 100勝
☆2010年代実働年数=10年


 並みいる投手たちを抑え、堂々の1位に輝いたのは金子弐大(オリックス時代の登録名は「金子千尋」)だった。

 2000年代後半に頭角を現すと、2010年に17勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。故障がちな部分もあって、この10シーズンにおける2ケタ勝利の回数は5回と、2位のメッセンジャーの7回と比べると負けているものの、その5回のうち3回は15勝以上。2014年にも最多勝のタイトルを獲得するなど、とにかく調子・体調の良い時に稼いでいくというスタイルだった。

 一方、惜しくも2位のメッセンジャーは対照的なタイプ。最多勝に輝いた2014年でも13勝だったが、10シーズンのうち7シーズンで2ケタ勝利をマークする抜群の安定感があった。残念ながら今季は故障に泣いて通算100勝に届かず、現役引退することを決断したものの、多くの勝ち星をもたらしただけでなく、それ以上にファンや首脳陣から信頼され、愛された投手だった。


文=福嶌弘(ふくしま・ひろし)


☆いやいや、近年は、20勝をするようなピッチャーはほとんど出てこなくなりましたが、それにしても、続けてコンスタントに結果を出すということがいかに難しいことなのか、この数字を見ても分かります。年間平均で10勝すれば、エース級の活躍、ということですよね。


☆そう考えてみると、マエケンはやはり、すごい。もう4年いれば、10年で120勝は軽くしたでしょうね。


☆感心したのが、石川の87勝。年間平均で8~9勝はしてる訳です。上背がある訳でなし、150㎞のストレートがある訳でもない。今年も、チーム2位の投球回数を投げ、8勝は、チームの勝ち頭。いやいや、頭が下がります。目立ちませんが、こういうピッチャーは、チームに絶対必要なんですよね。


☆カープでは、大瀬良くんが現在、3年連続2桁勝利。これから先、5年、10年と、続けてほしいですね。


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source : K.Oのカープ・ブログ。