2019年11月28日木曜日

最近のカープ、あれこれ~'19.11.27、サプライズ人事・長打力は目覚めるか・人見知りの坂倉(笑)。


☆さてまずは昨日26日の話題から、新選手会長の、田中くん。


◇広島がサプライズ人事 今季不振の田中広「新選手会長」の狙い 11/26(火) 16:35配信 東スポWeb

 コイのサプライズ人事は吉と出るか。広島の選手会納会が25日に広島市内で開かれ、田中広輔内野手(30)が新選手会長に選出された。複数の候補がいたなか、来季右ヒザ手術からの再起を期す背番号2に白羽の矢が立ったワケとは…。

 偉大な前任者からバトンを受けた。壇上に上がった田中広は「あそこまでリーダーシップを取れるか分からないが…」と前会長の会沢に目をやりつつ「僕らしくやっていきたい。チームワークが大事。助け合いながらやっていけるチームをみんなでつくっていけたら」と所信表明した。

 実はチーム内では「次は大地(大瀬良)が適任では」との声が多勢だった。エース右腕は温厚な人柄と責任感の強さからナインの人望が厚い。それでも、あえて田中広を推したのはカリスマ会長としてチームをまとめてきた会沢だった。

 大瀬良を後任としなかったのは捕手らしい気遣いから。会沢に相談を受けた関係者によれば「投手である大地には、これ以上の負担をかけたくない」との理由だったという。となれば、来季の在籍が確実かつ年齢的に適任な主力は田中広しかいない。チーム内からは様々な意見が出たが、最後は会沢がピシャリ。「広輔が変わらないと、このチームは来年優勝できない。僕も支えるから」と押し切ったという。

 6年目の田中広は今季開幕から不振に陥り、97試合で打率1割9分3厘とプロ入り最低の成績に終わった。小園らの台頭もあり、来季は遊撃レギュラーも保証されない苦しい立場だ。苦境でもがく姿を今は後輩たちが見ている。3連覇の功労者の一人だが、当時はベンチの隅に隠れた存在だった田中広。会沢の指名は「暑苦しくみんなを引っ張る姿を見せてくれ」というメッセージだ。

 現在は右ヒザ手術からのリハビリ中だが「会長に就くと決まってから、目の色を変えてヤル気になってくれている」と周囲の評判は上々。復活に燃える背番号2が、赤ヘル軍団を再び頂点に導けるか注目だ。


☆「暑苦しく」って(笑)。


☆なるほど、会沢の計らいだった訳ですね。チーム全体のことを考えても、田中くん自身のことを考えても、いい人選だと思います。


☆その、会沢。


◇広島・会沢 3年連続ベストナイン「今季の悔しさを忘れず優勝を目指したい」 11/27(水) 5:30配信 スポニチアネックス

 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」が26日に都内で開かれ、広島・会沢は3年連続3度目のベストナインを受賞した。広島の捕手では達川光男氏(野球解説者)と並ぶ最多受賞にも、会沢は「うれしいし、誇らしく思うが、チームとしてはふがいないシーズンだったので、悔しい方が大きい」と語った。

 今季初めて規定打席をクリアし、打率・277、12本塁打、63打点をマークした強打が光る。中でも、得点圏打率・351は堂々のリーグトップ。「ランナーがいる状況で打てたことは、自信や誇りにしていいのかな」と前置きして続けた。

 「得点圏に走者がいる時、つなぐ打者や進める打者は(捕手として)いやらしいと感じる。そういう打者になりたいと思っていた」

 理想を体現した自慢の打撃。プレミア12で世界一に貢献した侍の“正捕手”は、壇上で「今季の悔しさを忘れず優勝を目指したい」と、自チームでの来季逆襲を宣言した。


☆優勝できなかった理由はいろいろあると思いますが、侍ジャパンにも選ばれ、ベストナインにも選ばれた誠也くんや会沢あたりからすると、いろいろ複雑な思いはあると思います。


☆ただ、誠也くん、会沢の2人に共通するのは、2人とも自分のことだけ考える選手ではない、ということ。2人とも、チーム全体で勝っていくにはどうしたらいいのか、それを考えてるんだと思います。会沢の「いやらしいバッターに」という言い方は、その表れのひとつじゃないかと。


◇広島・会沢が4年連続の護摩行を敢行「気を引き締めることができる」 11/26(火) 18:46配信 サンケイスポーツ

 広島・会沢翼捕手(31)が26日、東京都内のホテルで開催された「NPB AWARDS(アワーズ) 2019」に出席した。3年連続3度目のベストナインを受賞した“打てる捕手”は今オフも4年連続で護摩行を行うことを明かした。

 「やります。やり続けることが大事なので。気を引き締めることができる。毎年言っていることですが、苦しいとき、しんどいときにもうひと踏ん張りできると思います」

 2017年にOBの新井貴浩氏(42)にお願いして護摩行に初めて同行した。新井氏引退後の昨年1月は鹿児島の最福寺で石原、堂林とともに敢行するなど、毎年続けている。

 その精神鍛錬の効果があってか、今季はリーグトップの得点圏打率・351をマーク。打率・277、12本塁打で自己最多の63打点。今秋の国際大会「プレミア12」で日本代表を世界一へ導いた捕手は「ベストナインを取ることができて、誇らしい。捕手なので打てば印象に残る」とさらなる打撃力アップを誓った。


☆精神的にも、チームを支えられるだけの強さが必要になるのが、主力。


◇広島・誠也 4年連続ベストナイン&2冠も「すべてが足りない」4連覇逃した雪辱誓う 11/27(水) 5:30配信 スポニチアネックス

 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」が26日、東京都内のホテルで開かれ、広島・鈴木誠也外野手(25)がさらなる高みへ意欲を燃やした。首位打者、最高出塁率の2冠に輝き、4年連続4度目のベストナイン受賞。それでも主砲は満足せず、来季のV奪回へ、飽くなき挑戦は続く。

 満面に笑み…とはいかなかった。4年連続の表彰式。「チームのために…と思ってやった結果がこういう賞につながり、うれしいです」。スポットライトを浴びた壇上ではそう話したが、チームがリーグ4連覇を逃しては素直に喜べない。

 4年連続のベストナイン受賞。囲み取材では本音が漏れた。「うれしいんだか、うれしくないんだか」。何しろ、過去3年は3連覇した王者の一員としての選出だった。「優勝し、その中での賞だと思っていたので…」。それが4位。複雑な表情を隠せなかった。

 だからと言って、2冠は色あせない。セ・リーグ首位打者に輝く打率・335、最高出塁率・453。チームの勝利を最優先し、個人タイトルには興味を示さない主砲だが、勲章を得て名実ともに球界の顔になった。

 中でも最高出塁率がキラリと光る。相手バッテリーの厳しいマークに遭いながら刻んだ数字。勝負を避けられるケースが増え、イライラ感から「ボール球にがっつくとダメ。見過ぎるのもよくない。難しいです…」とこぼしたこともある。

 求められたセルフコントロール。1冊の本との出会いがあった。「怒りを抑えるには、楽しみなことなどに意識を切り替えればいい…と。自尊心という本です。それを読み、大分できるようになりました」。読書で得た知識を実践。感情を制御することで初のタイトルにつなげた。

 「表彰されたからと言って、レベルが上がるわけじゃない。すべてが足りない。これで満足せず、これまで通り向上心を持ってやらないといけない」

 堂々の2冠、ベストナイン受賞。先の「プレミア12」では侍ジャパンの4番として世界一に貢献し、MVPに輝いた。それでも鈴木は鈴木のままだ。常に足もとを見続け、決して浮かれない。

 「(今季)もう少し頑張っていたら、いい方向に行けたかな…」

 この言葉にすべてが集約される。さらなる高みを求め、リベンジを誓う来季、Vを奪回してスポットライトを浴びるつもりだ。(江尾 卓也)


☆ま、この人は強いんだか弱いんだか分からない人なんですが(笑)、自分の弱さを認められる、という点が、人よりは強いのかなと。自分の弱さを認められずに、やたら自慢したり上から目線で人をけなしたりする人というのは、本当に弱い人。


◇初の個人タイトルを獲得した広島・鈴木誠也 11/26(火) 8:00配信 ベースボールキング

 広島の鈴木誠也は今季、初めて自身初となる個人タイトル(首位打者、最高出塁率)を獲得した。

 これまでもベストナイン、ゴールデングラブ賞といった表彰をされたことはあったが、意外にも個人タイトルとは縁がなかった。レギュラーに定着した16年以降の打撃成績を見ると、同年は打率.335、29本塁打、95打点の成績を残したが、打率がリーグ2位、本塁打と打点はリーグ5位だった。

 翌17年は4月25日の巨人戦から故障で離脱した8月23日のDeNA戦まで4番に座り、強力広島打線を牽引。戦線離脱するまで打点はリーグトップの90をマークし、2位のロペスに5打点差をつけるなど、初の個人タイトル獲得が見える位置にいた。

 18年も打率がリーグ6位の.320、本塁打がリーグ7位の30本塁打、打点がリーグ6位の94打点だった。

 今季は4月6日に放送された『ショウアップナイタースペシャル 野球がなければ、ラジオじゃない!』に出演した真中満氏が「完全にノッテきましたよね。昨年も良かったですが、今年はさらに4番としての風格、落ち着きがでてきました。間違いなく(今年も)やる選手ですね」と話したように、6月に月間打率.220に落ち込んだ時期もあったが、その他の月は月間打率3割以上を残すアベレージを見せる活躍ぶり。打率.335で自身初となる首位打者のタイトルに輝いた。

 山本昌氏も解説を務めた4月28日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-広島戦』で、鈴木について「日本でもトップクラスに怖いバッターに成長しましたよね。毎年体が大きくなっていますし、4番の風格すら出てきている」と太鼓判を押した。

 来季以降は本塁打王、打点王、さらにはトリプルスリー、三冠王にも期待がかかる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆イチローさんが引退会見の時に、「僕はいっぺんにできるようにはならない。地道に、1つ1つ努力するしかない」と言ってましたが、あれだけできる人でも、努力しなければ、練習しなければできるようにはならない、ということを、頭ではなく体で分かってるんですよね。落合さんなんかも、「結果が出てないやつは、オレほど練習していない」と言い切っちゃいますが(笑)、できてる、とは自分ではとても思えないから、とことん練習するんですよね。


☆自分は物事をよく知ってる、だの、自分は野球が上手い、なんて少しでも思ってる人は、心の弱い人。自信がないからこそ、自分を大きく見せようとする。心の強い人というのは、自分の弱さや、自分のできないことを客観視できるので、それを克服するための努力は惜しまない。


☆だから、人からどう見えるか、なんて気にしないし、人のこともけなしたりしない。人のことなんて興味がない、ただ、自分が頑張るだけ。


☆「人見知り」のこの人も、まずは自分の弱さを認めることができてるんじゃないですかね。


◇人見知りの広島坂倉が巨人炭谷塾入り、捕手で飛躍だ 11/27(水) 18:55配信 日刊スポーツ

 広島坂倉将吾捕手(21)が巨人炭谷に弟子入りする。つながりすらなかった球界の先輩に、自ら関係者を介して自主トレ参加を志願。快諾してもらい、来年1月の合同自主トレが実現する。

 今季捕手としての出場が、途中出場のわずか3試合。捕手としての飛躍のきっかけをつかむため、経験も実績も豊富な名手の胸に飛び込むことを決意した。

   ◇   ◇   ◇

 捕手としてのこだわりが、坂倉の背中を押した。関係者を介し、巨人炭谷の自主トレ参加を志願。普段は人見知りするタイプだが、飛躍のきっかけをつかむためなら、まずは自分の殻を破らないといけない。覚悟を決め、迷わず炭谷道場の門をたたいた。

 「やっぱり捕手として出たい。捕手としてやっていくために少しでも知識を吸収できればと思う。土台作り、方向性を見いだせればと思っています」。

 炭谷から快諾を得て、来年1月に千葉・館山市内で初コラボが実現する。新たな師はキャッチング、ブロッキング、スローイングなどの捕手技術は高水準。侍ジャパンとしてWBCに2度出場し、世界の舞台とセ・パ両リーグを知る。捕手としての能力、経験は12球団でも随一を誇る。「自分から聞かないと意味がない」と意欲満々だ。

 昨オフは打撃開眼のため、鈴木を介して「内川道場」に入門した。今季は51試合に出場し、プロ初本塁打など14安打、7打点はすべてキャリアハイ。成果を示した。だが、出場は代打を主とし、先発4試合はすべて左翼。捕手としての先発は1度もなく、途中からマスクをかぶった試合も3度しかない。捕手として経験の場を与えられたとは言いがたい。

 秋季キャンプでは、来季から1軍担当となる倉バッテリーコーチが捕手の技術向上に多くの時間を割いた。他ポジションの練習を極力させず「会沢の壁は高いと思うが、近づけるようにレベルアップさせたい」と期待する。坂倉本人も来季は捕手として勝負するシーズンと位置づける。「やらないといけないと思っている。(来春は)秋と同じじゃいけない。すぐに変わるようなものではないけど、継続していけるような方向性を見つけられれば」。経験も実績も豊富な名手との時間でより多くのものを吸収し、まずは2番手捕手の座を奪い取る。【前原淳】


☆いやいや、キャッチャーにはこだわって下さい、堂林くんみたいになりますから(笑)。


☆出場機会、という点では他のポジションも念頭に置いておかなきゃいけませんが、例えば坂倉くんがキャッチャーとして磯村らより能力が上であれば、坂倉くんが使われるはず。要は、坂倉くん的にはそこを目指さなきゃいけない、ということ。他のポジションを守るのは出場機会を求めるためであって、坂倉くんがこの先どういう選手としてプロ野球人生を過ごしていくのか、ということを考えたら、キャッチャーでレギュラーになる、というのを目指すべき。


☆この人も、考え方としては、どうやってレギュラーになるか、ということなんですよね。


◇再建カープの秋季キャンプ。野間峻祥の長打力は目覚めるか。 11/26(火) 18:01配信 NumberWeb

◆2018年は中堅のレギュラーとして規定打席に到達して打率.286、5本塁打、17盗塁とキャリアハイの成績だったが、今季は数字を落とした。

 11月25日の選手会納会を終え、広島ナインは本格的なオフを迎えた。

 長丁場のシーズンを戦い抜いた選手にとっては束の間の休息であり、自分自身と向き合う自主トレ期間。オフは大きく成長するチャンスであると同時に、方向性を間違えば軌道修正が難しくなる重要な時間でもある。オフの方向性を定める道しるべとなるのが、秋季キャンプ。

 日本一となったソフトバンクは和田毅や千賀滉大、中村晃というベテランやレギュラークラスも参加していたが、広島は大胆に若手に舵を切った。高卒1年目6選手(中神拓都は途中参加)をはじめ、高卒2年目も育成選手を含め55選手など、実績のない選手が多く集まった。

 若手の底上げを掲げた中で、存在感を見せつけたのは、堂林翔太に次ぐ参加野手年長選手の野間峻祥だった。

 秋季キャンプで7試合行われた紅白戦初戦で、右翼スタンド後方のブルペンの壁を直撃する特大弾。最後の紅白戦でも一発を放った。佐々岡真司新監督は20日の打ち上げ時に「打撃で格の違うところを見せてくれた。野間はもともと打てばレギュラー」とたたえたという。

◆手応えを感じた「球を長く見る」感覚。

 今秋、野間は大きなきっかけをつかんだ。

 1つはフォーム改造にある。

 シーズン中から試行錯誤してきたものの、大きく変えるチャレンジはできなかった。シーズン終了とともにバットを後頭部のうしろに倒して構えるフォームにモデルチェンジ。西武の秋山翔吾やチームメート西川龍馬を参考にした。

 狙いは「球を長く見る」ことにある。

 これまでは体の中心に重心を保っていたが、ときに上体が突っ込むこともあった。投球を見る角度がより小さくなるよう、投球との距離をとるように工夫。やや上体が傾いても軸足に重心を残すようにした。加えて、バッターボックスに立つ位置も、左足を捕手側のライン上に置くように変えたことで、「球を長く見る」感覚を得た。

 シーズン終了後に現フォーム変更を打診していた朝山東洋一軍打撃コーチは「いい感じで振れている。あとは小さくまとまらないように。十分長打を狙える打撃も目指してもらいたい」とキャンプ中の変化に満足感を得ていた。

 もちろん、本人も。「練習からいい感じで振れていた。(実戦でも)練習でやってきた感覚でできたことは良かった。これまでやって来たことが無駄じゃなかったと思える」。確かな手応えを得て、オフシーズンに入っていった。


◆期待の裏返しだった高い要求。

 そして、今秋から一軍担当となった朝山打撃コーチの存在もまた、野間にはきっかけとなったように感じる。

 2014年ドラフト1位で広島に入団してからずっと大きな期待を背負ってきた。

 ドラフト前の映像で指名を熱望した緒方孝市前監督はもちろん、石井琢朗元打撃コーチ(現・巨人一軍野手総合コーチ)も付きっきりで指導したこともあった。今季まで一軍で指導してきた東出輝裕、迎祐一郎両打撃コーチもまた、野間に対する要求は高かった。

 それだけのものを期待させる能力を持っているという証しであり、同時に潜在能力を発揮できていないもどかしさを感じさせてしまっていたともいえる。

 1年目から127試合に出場した。その後伸び悩みながらも、4年目の昨年は初めて規定打席に達し、打率2割8分6厘と飛躍のきっかけをつかんだ。ただ今年は開幕直後に低調な広島打線の中で孤軍奮闘。開幕当初から適任が見つからない3番として打線を引っ張った。

◆突き放すことを選んだ朝山コーチ。

 それでも首脳陣の求めるものは高く、スタメンから外れる試合も。徐々に出場機会を減らし、打撃状態も下降。気づけば中堅は西川に譲り、途中出場が続く起用となっていた。終わってみれば、123試合出場も、打席数は前年から約100打席落とし、打率も2割4分8厘。ポジションを確保できなかった。

 悩みが悩みを生み、本来の良さである思い切りの良さが失われていたのかもしれない。悪循環にはまっているように感じる時期もあった。

 一軍の舞台で初めてみっちりと類いまれな能力を持つ野間と過ごした朝山打撃コーチはいい意味で突き放すことを選んだ。

 「野間にはいろんな指導者がいろいろ言って、手をかけてきた。ただ、殻を破れないのであれば、好きにやれと言おうかなと。やっぱりスピードがあるから使いたい選手。がんじがらめにせず、思い切ってやれというスタンスに変えようかなと」

◆首脳陣も期待する野間の覚醒。

 思い切りの良さを取り戻すことが何かのきっかけになるかもしれない。コツコツ当てるような打撃ではなく、大きく振り抜く打撃もパンチ力を認めているからこそ推奨した。その方針は、秋季キャンプ2本塁打という結果に、少なからず影響を与えたに違いない。

 佐々岡新監督は投手出身だけに、緒方前監督が選手に植え付けてきた「投手を中心にした守り勝つ野球」をより色濃くしたチーム作りとなるかもしれない。となると、あれだけの脚力がある野間の打力が上がれば、自然と中堅候補に名前が挙がる。秋季練習から、今季中堅のレギュラーとなった西川を手薄なポジションである三塁に再挑戦させていることにも、野間の覚醒を期待する首脳陣の期待が見え隠れする。

 小さなきっかけで人生が大きく変わることもある。転換期にあるチームとともに、捲土重来を期している

(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)


☆昨年あたりから打席で粘れるようになって、昨年は打率も残した野間くんですが、今年悪い時は、レフトにしか打球が飛ばなかったり、バットに当たっても内野ゴロにしかならなかったり。粘れるようになったのが災いしたのか、早いカウントから難しい球に手を出して凡退する、という打席も多かったように思います。


☆結局、打てる球はしっかり叩く、という、積極的なバッティングができなくなっちゃってたんですよね。自分のポイントまで呼び込んでしっかり叩く、ということができないので、ストレートにも差し込まれるし、変化球も打てない。ストレートも変化球も、どの球も待たなきゃいけない、みたいなことになってたんですよ。


☆堂林くんなんかもそうなんですが、打てない球はね、あっていいんですよ。元々どんな球でも打てるようなバットコントロールの技術なんてないんだから(笑)。そこをある程度割り切って、打てる球だけしっかり打てば、率は残るんですよね、結果的に。誠也くんが時々平気で見逃し三振したりしますが(笑)、誠也くんなんかは、ある程度そういう割り切りができてるんだと思います。


☆その、野間くん。


◇広島・野間らが小学生と交流「毎年、子どもたちに元気をもらっています」 11/27(水) 16:43配信 デイリースポーツ

 広島の大瀬良大地投手、今村猛投手、野間峻祥外野手、高橋大樹外野手が27日、広島市内にある大河小学校を訪れ、小学6年生の子どもたちとドッジボールやベースランニング対決などで交流した。

 快足を披露した野間は「年に一度の行事ですし、毎年、子どもたちに元気をもらっています。なかなかこういう機会もないですし、いい思い出になれば良いと思っていました」と充実した表情だった。

 カープは広島市教育委員会が実施する「2019年度Doスポーツ指導者招へい事業」に協力。2001年の第1回から選手を派遣しており、今年で19回目となる。


☆小学生たちよ、野球は面白いぞ(笑)。


◇広島3大プロ、畑賀小学校を訪問! 2019.11.27 公式サイト

【 行 事 】 広島3大プロふれあい活動~P3がやってくる~
【 日 時 】 2019年11月27日(水)
【 場 所 】 広島市立畑賀小学校
【 参 加 】 広島交響楽団:長谷川夕子・大田響子・新谷愛子・阿曽沼裕司
サンフレッチェ広島:森﨑アンバサダー
広島東洋カープ:塹江敦哉・島内颯太郎

 11月27日(水)、広島市立畑賀小学校で「広島3大プロ〜P3がやってくる〜」を行いました。
 カープからは塹江敦哉選手と島内颯太郎選手が参加し、キャッチボールやバッティング指導などを行いました。
 少し肌寒い天気でしたが、元気いっぱいの児童たちは大きな声を出しながら全力でプレー!
 間近で見る選手たちのプレーに驚きつつも、一生懸命取り組んでいました。
 また、同じ時間帯には広島交響楽団とサンフレッチェ広島による体験教室も行われていました。

 お昼の時間には、各教室で一緒に給食を食べました。
 児童からするどい質問も飛び交いましたが、より仲が縮まり楽しい時間を過ごしました。

 午後からは、広島交響楽団の演奏を鑑賞しました。
 演奏会の最後には畑賀小学校の校歌が披露され、児童のみなさんが大きな声で大合唱しました。

 その後閉会式が行われ、イベントは無事終了。
 最後はハイタッチをしながら退場し、児童のみなさんと充実した時間を過ごすことができました!


☆サッカーに野球に、交響楽団ですか。まあ何て贅沢な。


☆畑賀小学校は、広島市の東部、安芸区にある小学校。最寄り駅は、安芸中野駅ですね。


☆子どもたちに野球を普及させることは、一番大事なことでしょうね。いろんな地域で、草の根的に地道に触れあっていくことは、とても大事だと思います。




☆さておしまいは、梵。


◇元カープ梵氏が地元で「すっきり」引退報告 自著「梵脳」ではカープ退団の真相明かす 11/27(水) 17:32配信 デイリースポーツ

 2017年まで広島でプレーし、この2年間は社会人野球のエイジェックで選手兼コーチを務めていた梵英心氏(39)が今季限りでの引退を決めた。

 11月上旬、広島市のおりづるタワーで行われた引退報告会にはファン160人が詰めかけた。梵氏は「これまで多くの方にサポートしていただいて感謝しています。広島で引退を報告することができ、ほっとしたというか、すっきりした気持ちです」と語った。

 「松坂世代」でもある梵氏は三次高から駒大、日産自動車を経て05年度の大学社会人ドラフト3巡目で広島に入団した。06年に新人王に輝き、10年には俊足好打を武器に盗塁王を獲得。ゴールデングラブ賞も受賞した守備の名手でもある。13年にはカープ初のCS進出にも貢献した。「あそこからカープは常勝チームになった。それに関われたのは僕の財産」と振り返る。

 しかし、世代交代の波にのみ込まれ、徐々に出場機会が減っていき、17年のオフに広島を退団。NPB球団からオファーはなく、人材派遣・紹介業のエイジェックが18年2月に栃木県を拠点に発足させた野球部に選手兼コーチとして加入した。

 自身2度目の社会人野球は「毎日刺激的でとても楽しかった」と話す。若手選手への指導も熱心に行い、「プロ野球で感じられないプレッシャーだったり、責任感だったり、会社一体となって戦う姿勢だったり、そういうものがとても新鮮に感じた。プロ野球だけでなく、社会人野球も多くの人に興味を持ってもらえれば」と、社会人野球の魅力を再認識した。

 そして、今季限りで現役引退。「39歳になるまでプレーできたのは恩師やチームメートらたくさんに人のサポートがあったから」と感謝の言葉を口にする。今後はチームから離れるものの、エイジェックのスポーツ部門に籍を置きながら、野球解説や小中学生の指導に携わる。「エイジェックでの2年間は今後の自分に生きてくると思うので、この経験をどういうふうに生かしていくか模索しながらやっていきたい」

 今月初めには自叙伝ともいえる著書「梵脳(ぼんのう)~失敗したらやり直せばいい。」((株)サンフィールド刊)を出版した。カープ時代の秘話、チームメートだった黒田博樹氏、新井貴浩氏らとの秘蔵エピソード、カープ退団の真相などがつづられており、「いろいろな失敗やつまずいたことも含めて書きました。一アスリートだった人間が書いた本ですが、読んだ人が少しでも参考になるものがあれば」と話す。

 新たな挑戦は始まったばかり。「これからもスポーツを自分のそばから離すことなく付き合っていきたい」。12年間在籍したカープ、2度にわたる社会人野球の経験を生かしながら、今後はより大きな視点でスポーツ界と関わっていく。


☆結局真相は、本を読んでね、ってことで(笑)。


☆梵がいた頃のカープは、ま、はっきり言って勝てない野球をしていた訳ですが(笑)、あの頃のカープも、嫌いじゃないんですよね。東出も一癖あったし(笑)、何かこう、「カープ魂」みたいなものは、あの頃の方があったような気がします。


☆まだまだこれからの人生も長いですから、梵らしく、野球界に携わっていってほしいかなと。梵には敢えて「いつかカープで」とは言いません。どこで何をしてても、「カープ魂」は宿っているでしょうし、梵は広いフィールドで活躍する方が似合ってますからね。


☆どこかでまた梵の名前を見つけては、にやけていようと思います(笑)。


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source : K.Oのカープ・ブログ。