2019年11月25日月曜日

マリーンズからFA宣言の鈴木大地が楽天に移籍決定

マリーンズをFA宣言した鈴木大地が楽天に移籍することになりました。
17日のファン感謝デーではファンからの残留を求める大声援が鈴木大地に向けられましたが、そのわずか1日後に決断を下したことになります。

FAロッテ鈴木が閉会宣言「大地コール」巻き起こる(ニッカン)
ロッテからFA権を行使し、去就が注目される鈴木大地内野手(30)が17日、ZOZOマリンで開催されているファン感謝デーの閉会宣言を行った。

「お疲れさまでした。短い時間でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか? 天気も良く選手も1日楽しい時間を過ごすことができました。最後にやはりマリンと言えば『WE ARE』が名物となりますので、今年最後の『WE ARE』を皆さんとやって今日を締めたいと思います」と自ら拡声器を持ち、ファン感謝デーを締めた。

球場からは応援歌と「大地コール」が巻き起こった。



ロッテ鈴木ファン感参加 FA「これから答え出す」(ニッカン)
ロッテから国内FA権を行使した鈴木大地内野手が17日、ZOZOマリンで行われたファン感謝デーに参加し、FA宣言してから初めて公の場に現れた。

去就については明言を避け「そんなに簡単に決められることではない。今日は選手会長としてファン感謝デーのことしか考えてなかった。これからは答えを出さないといけないので、真剣に考えていきたい」と話した。

宣言残留を認めるロッテを含め、巨人、楽天と交渉を行ってきた。「内容は契約のことなのでお話しすることはできない。僕も聞きたいことを聞けている。それは2球団だけでなく、ロッテもそう。いい場は作らせてもらっている」。家族や両親、恩師とも話し合い、熟考を重ねていることを明かした。

ファン感謝デーの最後では「今年最後の『WE ARE』を皆さんとやって今日を締めたいと思います」と自ら拡声器を持ち、ファンと一体となった。球場全体から残留を望むファンからの絶え間ない「大地コール」と応援歌が降り注ぎ、何度も深々とお辞儀。「すごくうれしかったですし、ありがたかった」と感謝した。「長々とは思っていないが、またしっかり考えます」。今季から務めた選手会長としての仕事も一段落。結論を出す。



鈴木大地ロッテに別れ「We Areに思い入れが」(ニッカン)
ッテは18日、国内FA権を行使していた鈴木大地内野手(30)の退団が決まったと発表した。争奪戦に参加していた巨人にもこの日の午前に断りの連絡を入れたため、楽天入りが決定的となった。鈴木と松本球団本部長のコメントは以下のとおり。

鈴木 私、鈴木大地は千葉ロッテマリーンズを退団することになりました。
2011年のドラフトに3位で指名をしていただき2012年、代走で初出場した日から今年のシーズンが終わるまで、本当にファンの皆様に育てていただきました。
特に今年の開幕2戦目の初打席での打席に入るまでのあの声援は決して忘れることはありません。
今回FAという形になって、自分のSNS、お手紙、いろいろな形でメッセージをいただきました。
ひとつひとつ全部、読ませていただきました。
本当に、本当に幸せですし、僕が千葉ロッテマリーンズを好きという気持ちは、決してうそではありません。
そして、変わることもありません。
ただ自分の中で、野球選手として、ひとりの人間として大きく成長する、挑戦するという選択、決断をさせていただくことになりました。
これから先、どんな形で皆様とお会いするかわかりませんが、ひとりの野球選手として、ひとりの人間として応援していただけるよう、しっかり成長していきたいと思います。
ファン感謝デーで「We Are」をやらせていただきました。
僕自身「We Are」にはすごく思い入れがあります。
たくさんの壁があった中、無理を言ってやらせていただいて、最後まで全試合いかせていただきました。
エラーした日もありました。打てない日もありました。
ただ、あの「We Are」をやると本当に球場がひとつになって、勝った喜びが本当にあふれ出てきました。
最後に行った「We Are」。とてもうれしかったです。
そして、その後の皆様の応援歌、本当にうれしかったです。
この先、どんな形で恩返しできるかわかりませんが、決断した以上、中途半端にすることなく、まっすぐ、泥臭く、一歩一歩進んでいきたいと思っております。
皆様と一緒に野球ができて本当に幸せでした。
今の僕があるのは本当に皆様のおかげです。
日本一の応援、声援、本当にありがとうございました。

松本球団本部長 昨晩17日の遅くに本人から連絡をいただきました。本人が悩んだ末に出した結論なので仕方がないと思います。
鈴木選手にはここまでプレーだけではなくファンサービスも含めてさまざまな部分でチームを引っ張ってもらいました。
多くの功績を残した選手で感謝の気持ちしかありません。
新天地でも彼らしい姿を見せて欲しいと思っています。



鈴木大地は熟考重ね楽天移籍「ロッテ愛」不変を強調(ニッカン)
ロッテから国内FA権を行使した鈴木大地内野手(30)が楽天へ移籍することが18日、決まった。17日夜にロッテに退団の意思を伝え、この日午前には争奪戦に参加していた巨人に断りの連絡を入れた。

「マリーンズを好きという気持ちは、決してうそではありません。ただ自分の中で、野球選手として、ひとりの人間として大きく成長する、挑戦するという選択、決断をさせていただくことになりました」。

10月28日の権利行使から約3週間。宣言残留を認める球団、巨人を含め行き先を熟考してきた。その間、自身のSNSなどには残留を望む声が多数寄せられ、17日のファン感謝デーの際には「簡単に決められることではない」と心境を吐露。悩みに悩んだ。

ロッテの3年総額5億円超に対し、楽天からは4年総額7億円以上を提示され、熱意を伝えられた。背番号は同じくロッテから楽天に移籍し、今季限りで引退した今江が背負った「8」などの空き番号から選択する。

鈴木は「決断した以上、中途半端にすることなく、まっすぐ、泥臭く、一歩一歩進んでいきたい。日本一の応援、声援、本当にありがとうございました」とロッテファンへの感謝をつづった。

◆FA宣言選手同士のトレードのようになったケース 過去2度あり、11年オフに鶴岡が巨人から古巣のDeNAに、村田が横浜から巨人へ移籍。12年オフには、日高がオリックスから阪神に、平野が阪神から古巣のオリックスへ移籍している。過去はともに捕手と内野手のケースで、投手と野手の「トレード」になるのは今回が初めて。


残留してほしかったですが、鈴木大地が考え抜いた末に出した結論です。
鈴木自身のこれから、マリーンズのこれから。
FAを決断するにあたってはいろいろな要素があったと思います。
サードにはレアードがいて、将来的には安田がいます。ファーストには井上、ショートには藤岡と平沢。
そしてセカンドは中村奨吾。井口監督がいるかぎりセカンド中村が変わることはないでしょう。
選手としてもっとも大事なことは試合に出ることです。
数年先に鈴木大地がマリーンズのレギュラーとして試合に出続けることができるのか。
残念ながら井口監督による鈴木大地の扱いは良いとは言えません。
今年の開幕戦で鈴木大地がスタメン落ちしたことがFA宣言に影響したことは間違いないでしょう。

チーム事情によりセカンドからショート、サード、ファースト、そして外野。
残念ながら鈴木大地は不動のレギュラーにはなれなかったのです。
鈴木大地の足がもっと速かったら、守備範囲がもっと広かったら、もっと打てたら。
あのキャプテンシーは得難いものですが、鈴木大地に4年7億円を払うだけの必要性がマリーンズにあるのか。
たとえ今は必要でも、3年後はどうか。

鈴木大地にとって今回のFA移籍がベストの選択になればよいと思います。
新天地での活躍を祈りましょう。



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source : マリンブルーの風