☆さて、まずは昨日の続き。
◇広島・遠藤、セットポジション極める 開幕ローテ入りへ、ワインドアップ封印 1/29(水) 9:00配信 デイリースポーツ
広島の遠藤淳志投手(20)が28日、従来のワインドアップを封印し、セットポジションで今シーズンに臨む方針を明らかにした。宮崎・日南での先乗り自主トレに参加し、ブルペンで30球を投げた感触は上々。伸びしろ十分の右腕は新たなスタイルでフォームを固め、キャンプ初日からアピールを重ねて開幕ローテ入りを目指していく。
ブルペンから引き揚げてきた遠藤の表情に充実感が漂っていた。日南キャンプの先乗り自主トレ初日。キャッチボールとノックの後、早速ブルペンに足を向けて直球のみを30球投げ込んだ。「感覚的に良くなってきている。(球の)バラつきもなくなってきている」と手応えを口にした。
今オフはソフトバンク・千賀が師事する、動作解析などに精通する鴻江寿治氏主宰の合同トレに参加。そこで学んだのは、投球前にしっかり立つことの重要性。「『立ち』で決まると言われた。それくらい大事なんだと思った」と実感を込めた。
それも踏まえて、これまでのワインドアップを封印。左足を上げて三塁方向を見た後「キャッチャーを3秒間見て、投げにいくイメージ」で腕を振る。意識する箇所が多いワインドアップより、スムーズな体重移動が可能となり「今までよりキャッチャーの構えたところに強い球を投げられている」と声のトーンも高い。
昨季は中継ぎとして34試合に登板し、1勝1敗1セーブ。今季は先発としてローテ奪取を狙う。「アピールしないといけない。自覚を持って1年間やっていきたい」と闘志を燃やした遠藤。ニュースタイルで居場所をつかむ。
☆やはりセットポジション、ということでしたね。千賀もセットで投げている訳ですが、まあこれは、合う合わないもあるんじゃないでしょうか。結果も上々のようです。
☆「自覚」ってのが、いいじゃないですか。1年間戦力になるつもりで、ってことですよね。
☆お次は、岡田くん。
◇広島・岡田 制球力修正へ米LAで「珍トレ修行」 中継ぎ転向のヒントつかんだ! 1/29(水) 5:30配信 スポニチアネックス
広島・岡田明丈投手(26)は28日、マツダスタジアムでの合同自主トレに合流し、今年に入り自身初めて米ロサンゼルスを拠点に「珍トレ修行」していたことを明かした。
連日20度を超える温暖なロサンゼルスでの10日間は、岡田を変えた。「体を早めにつくりたかったし、環境を変えて自分中心にできる環境にしたかった」。同行したトレーナーとの二人三脚での米国自主トレは、日本でも可能な感じもするが、その雰囲気が岡田を強くした。
「楽しめたのが一番。いい刺激をもらいながら、いいテンションで野球をできた。課題の制球力などを見直しながら、体がぶれるところを修正できてきた」
米国ではバットを握った。オフに投手が本格的な打撃練習をするのは珍しい。しかも、本来の左打席ではない、反対の右打席でマシン打撃を行い、素振りもした。狙いは、打撃と投球の軸足をそろえることで、投球動作につながる体重移動を見直すことだった。
「(打撃の)体重の残し方は(投球と)同じ。球数を投げるより、体全体でスイングできた方がいいなと思って打撃を取り入れた。投げるときに上体が突っ込みやすくて、制球のブレが出るのが見えてきた」
練習場所も独特だった。ウエートトレなどはトップアスリートが集まる有名施設ではなく、一般客が利用するフィットネスジムで実施。「客の隣でめっちゃ追い込まれました……」。周囲の視線もお構いなしに、必死に取り組んだ。「体幹はいろいろとやった。得意な方だと思っていたけど、できない種目もすごく多かった。下半身がずっしりと安定してフワフワ感がない」。“珍トレ道中”の効果は早くも表れている。
昨季はプロ入り後、自己最少の3試合登板にとどまり初の未勝利に終わった。今季は佐々岡監督から中継ぎ転向での復活を期待されており、変身した姿を見せられるはずだ。(河合 洋介)
☆戦力、という点では、昨年はほとんど貢献できなかった、岡田くん。先発がダメだから中継ぎ、ということではなく、佐々岡監督がその150㎞のストレートを見込んでの早くからの「中継ぎ宣言」ですから、岡田くんも、意気に感じてほしいところ。
☆さて29日は、ピレラが初練習。
◇広島新助っ人・ピレラが来日初練習 チームメートにも自己紹介「いい一日になった」 1/29(水) 14:32配信 デイリースポーツ
広島の新外国人ホセ・ピレラ内野手(30)が29日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で合同自主トレに参加し、来日初練習を行った。
新天地のマツダスタジアムで時には笑顔を見せながら約1時間半汗を流した。「非常にいい機会になった。初めてチームメートと顔を合わせて自己紹介できた。いい一日になったよ」と早速、日本の環境に順応している様子だ。
打撃練習では、最初はノーステップでコンパクトなスイングを心掛けていたが、徐々に力を入れてフルスイング。計48球を打ち、快音を響かせた。
練習後は待ち構えたファンからのサイン攻めに応じた。昨季までメジャーリーグで活躍した巧打者は「体の準備はできてます」と万全な状態で2月1日から始まる春季キャンプを見据えた。
☆早くもチームに溶け込んでいるようです。
◇【広島】新助っ人ピレラ、来日初練習“石原慶打撃投手”から好感触の打球 1/29(水) 12:33配信 スポーツ報知
広島の新外国人、ホセ・ピレラ内野手(30)=フィリーズ=が29日、来日初練習を行った。
マツダスタジアム室内で新天地のチームメートに自己紹介。和気あいあいとノックを受けると、投手を買って出た石原慶らを相手にフリー打撃もこなした。最初はノーステップでコンタクトに徹していたが、ラストボールはフルスイング。大きなフォローから高く上がった打球を見送るしぐさで、その感触を味わった。
「初めて(広島ナインと)顔を合わせて、彼らを知る良い機会になったよ」と昨季までメジャーで6シーズンを過ごした巧打者。練習後は待ち構えたファン全員のサインの求めに応じ、最後は「サヨナラ~」と手を振る神対応も見せた。14、15年はヤンキースに在籍しただけに、「クロダ」「イチロー」「タナカ」「イガワ」と日本人メジャーの名もスラスタ出てくる。そして「イチローはファニー・ガイ(面白い人)だったよ」と何やら思い出し笑いしていた。
☆石原も一役買ってますな。
☆その、バッティング。
◇広島ピレラが来日初打撃、14年に黒田氏とプレー 1/29(水) 18:55配信 日刊スポーツ
14年に黒田博樹氏とヤンキースでプレーしたホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が29日、来日初の打撃練習を行った。
マツダスタジアム隣接の屋内練習場で行われている合同自主トレに合流。野間とキャッチボールを行うと、日本人野手とともにノックを受けた。「黒田がプレーしたことのあるチームで契約してもらえたことは光栄に思います」。ゲーム要素を取り入れた練習内容に時折笑顔も見せるなど、初日からチームに溶け込もうとする姿勢がうかがえた。
初打ちでは、ノーステップ打法など、明確な意図を持って取り組んだ。「自分自身が重要だと思うのはコンタクトをしっかり。球をつかまえることを行いたい」。今後、屋外での打撃でも柵越えを狙ったような大振りをするつもりはない。憧れる元米大リーグMVPのミゲル・テハダ氏のように、確実性のある打撃を突き詰めていく。
◆ホセ・ピレラ 1989年11月21日生まれ、ベネズエラ出身。14年にヤンキースでメジャーデビュー。パドレスをへて、昨季途中にフィリーズ移籍。メジャー通算302試合で打率2割5分7厘、17本塁打、82打点をマーク。本職は外野ながら一、二塁も守れる。広島では三塁の適性もテストされる見込み。182センチ、99キロ。右投げ右打ち。
☆基本的には上からボールを潰すようなバッティングで、ホームランバッターではありませんが、日本人よりパワーはありますから、捉えたら飛ぶと思います。シーズン20本くらいは打てるんじゃないでしょうか。
☆昨年マイナーでは3・4番を打っていた、ということですから、求められるのは、勝負強い打撃。考え方がしっかりしていて、日本にフィットすれば、やってくれると思います。
☆さてお次は、床田くん。
◇広島・床田 捕手座らせ51球「感覚を確かめるために」 1/29(水) 16:03配信 デイリースポーツ
広島の床田寛樹投手(24)が29日、宮崎県・日南市で行われているキャンプ先乗り自主トレでブルペン入りした。
捕手を座らせての投球は昨季以来で、直球にスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、カーブなどを織り交ぜて計51球を投げ込んだ。
「感覚を確かめるために、入りました」と左腕。キャンプ初日からのアピールに向け、状態を整えていく。
☆キャンプに向け確認作業、ってところですかね。
◇広島床田がブルペン51球「イメージとは違った」 1/29(水) 12:36配信 日刊スポーツ
広島床田寛樹投手(24)が29日、宮崎・日南市の天福球場で行われている春季キャンプ先乗り合同自主トレで、ブルペン入りした。
昨シーズン以来の捕手を座らせた投球練習で、直球に変化球を交え、51球を投げ込んだ。左腕は「変化球の自分の感覚を確かめるために入った。イメージとは違った。坂倉にも『そんなに悪くない』とは言ってもらえたので、あとはしっかり下半身を使いながら投げていきたいです」と抱負を語った。
☆違った、ってのは、思うように投げられなかった、ってことですかね。
☆今年は最初からローテの一角として計算されているでしょうから、大瀬良くん、ジョンソンに続くピッチャー、くらいの気持ちで臨んでほしいですね。
☆で、その、大瀬良くん。
◇【広島】大瀬良、2段モーションやめるのやめる?“再解禁”「試行錯誤してます」 1/29(水) 18:23配信 スポーツ報知
2段モーション、やめるのやめるかも―。
広島の大瀬良大地投手(28)が29日、マツダ室内で自主トレを行った。キャンプイン2日前の練習。ウォーミングアップを終えてキャッチボールを始めたが、普段とは何かが違う。いや普段通りと言うべきか。トレードマークの2段モーションを“再解禁”したのだ。
左足をクイックイッと2度引き上げて投げる、いわゆる2段モーション。大瀬良は2017年頃から導入し、同年から3年連続2ケタ勝利を挙げた。だが、そんな“武器”を封印すると今オフに宣言。変化を恐れることなく、左足を1度しか引き上げない“1段モーション”の新フォーム習得に取り組んできた。
過去4度のブルペンでは全て“1段”だったが、この日は今年始めて2段モーションで投球。エースは「試行錯誤しています。2段モーションに関しては違和感もなくというか」と好感触を得たと説明した。
そもそも2段モーションを封印しようと考えた理由は「夏場対策」だった。
「2段モーションにすることで、僕の悪い癖の上体が突っ込むことが少なくなった。でも下半身にすごく負担があったんです。夏場に思うような成績を残してないのも、完投した次の試合の成績が良くないのも、負担がかかってるからなのではと。そういうところで改善を考えていました」
そう振り返ったように、昨季は6月5日の西武戦(メットライフ)まで11試合6勝2敗の好成績だったが、以降4試合連続で黒星。昨季は12球団トップの6試合で完投したが、次の試合の防御率は4・30と、シーズン防御率の3・53より悪かった。
フォーム改造か継続か。「あとは、しっくりくるかこないか。本末転倒になっては良くない」。負担軽減を狙うはずの“1段モーション”がストレスになっては元も子もない。最終判断は「キャンプのアタマ(序盤)で」というエース。ジャッジはいかに。
☆ということは、新フォームがあまりしっくり来なかった、ってことですかね。
☆2段モーションに戻したら戻したで、夏場をどう乗り切るのか、考えなきゃいけませんね。1年間ローテを守ってこそ、エースですから。
☆さて、春季キャンプでは5人のキャッチャーが1軍でしのぎを削る訳ですが。
◇広島坂倉「そういう気持ちで」捕手へこだわり明かす 1/29(水) 20:14配信 日刊スポーツ
広島坂倉将吾捕手が捕手へのこだわりを明かした。「捕手として入団してきた。捕手1本? そういう気持ちで入っていきたい」。
昨季は打力を生かすべく、外野での出場が多かった。捕手スキル向上を目的に、オフは巨人炭谷と合同自主トレを実施。スローイングなどの技術を教わってきた。29日は宮崎・日南でキャンプの先乗り合同自主トレに参加。打撃練習に加え、捕球練習を行うなど汗を流した。
☆坂倉くんの場合、出場機会を求めて外野もやった、というよりは、キャッチャーというポジションの性質上、首脳陣が坂倉くんの打力を買って外野で起用した訳で、要は「使いたい選手」な訳です。堂林くんや西川くんと違い、内野ができないから外野、という訳ではありません。
☆会沢はまだまだ頑張るでしょうから、キャッチャーでの出場は相変わらず難しいかも知れませんが、将来は主力に据えたいキャッチャーな訳で、今からその準備はしておく必要があります。その意味では、キャッチャーにこだわっておくべき。
☆もちろん、外野で出場するのであれば、それはそれでしっかりプレーしなきゃいけませんから、外野の練習も頑張らなきゃいけません。そこでバッティングでも実績を残せば、それも将来につながるし、何より戦力として貢献しなきゃいけませんからね。
☆さておしまいは、誠也くんの、こんな話。
◇誠也は巨人コーチの私に電話し「打撃フォームを変えます」と【名伯楽 作る・育てる・生かす】 1/29(水) 9:26配信 日刊ゲンダイDIGITAL
【名伯楽「作る・育てる・生かす」】#16
広島の4番・鈴木誠也から私の携帯電話に着信があった。
巨人の二軍打撃コーチだった2018年、シーズンの終わり頃である。打率・320、30本塁打、94打点の好成績を残した年。ところが、誠也は電話口でこう言った。
「バッティングフォームを変えようと思っているんです」
私は驚いた。
「3割打っているのに変える必要なんてないんじゃないか? シーズンが終わってから秋のキャンプで課題として取り組めばいいんじゃないか?」
シーズン中に微調整はしても、普通は大きく変えることはまずない。ましてや結果も出ている。しかし、同時に頼もしさとうれしさを感じた。広島と巨人に分かれていたが、そういう会話ができるのはコーチ冥利に尽きる。選手とコーチという間柄でなくなってもつながりが切れない。そんな付き合いができるコーチになりたいと思っていたからだ。
翌19年は打率・335で首位打者に輝いた。人並み外れた向上心が自身初の打撃タイトルにつながった。
負けん気が強い性格だ。誠也が1年目の13年、私は広島の二軍監督だった。入団当初、「甲子園組には負けたくない」と対抗心をむき出しにして練習をしていたのを思い出す。甲子園組には、同期のドラフト1位・高橋大樹がいた。龍谷大平安高で甲子園に出場し、大谷翔平や藤浪晋太郎らとU18の日本代表でも中軸を任された。一方で二松学舎大付高出身の誠也は甲子園に出ていない。
■「2位で取れるなんてラッキーですよ」
この頃、他球団の関係者によくこう言われた。
「2位で取れるなんてラッキーですよ」
巨人なども誠也を上位候補にしていた。中には外れ1位候補にしていた球団もあったそうだ。
高校時代はエースで外野も守った。広島は次世代の大型遊撃手を探していた。肩は強いし、脚力もある。球団方針で「外野はいつでもできる。最初はショートを守らせよう」と決まった。「二軍の試合は負けてもいい。何とか誠也をショートで使えるように鍛えよう」と1年目の二軍戦は主に遊撃で起用した。
内野手のサインプレーは複雑だ。1つのアウトを取るために、外野手より神経を使う。内野手の野球観を学んで欲しかった。いずれ外野に転向するにしても、内野で感じたことが将来生きてくるだろう。遊撃手出身の野村謙二郎一軍監督も同じ考えだった。
だが、いざ試合が始まると、それどころではなかった。エラーや暴投が重なり、サインプレーであたふたしていた。本人も悩んでいるようだった。
このままでは打撃に影響してしまう。高校時代に経験のある外野なら、すぐにモノになる。1年目の途中から外野の練習も取り入れるようにして2年目には転向。そんな誠也の右翼からのバックホームの送球に、私は度肝を抜かれた。
(内田順三/前巨人巡回打撃コーチ)
☆誠也くんの場合、何がすごいって、絶好調じゃなくても、チーム状況に合わせても、ちゃんと自分のバッティングができて、結果も出すところなんですよね。昨年はチーム事情から、つなぎのバッティングをしたり、3番に座ったりしましたが、それで首位打者を取っちゃうんですから(笑)。
☆で、誠也くんは常に「チームの勝利がまず第一」と言っている訳ですが、これはおためごかしでも何でもなくて、勝てないと、やっぱり面白くないんですよ。みんなで勝っていくのがやはり団体競技の一番面白いところで、走攻守がバランス良く絡み合う、ってのは、それぞれがそれぞれの役割を果たさなきゃ、そうはならないんですね。チーム全体で動いて作戦がうまく行く、ってのが、団体競技の醍醐味で、チームとして統一した動きができるチームが、勝てる訳です。
☆誠也くんは、その野球の楽しさを、肌で知ってるんですね。負けず嫌いってのは、打てなきゃ面白くない、勝てなきゃ面白くない。楽しみたいんですよ、野球を。
☆例えばメジャー級の大砲をよそからバンバン取ってきて、それで勝ったところで、それの何が「カープ」だ(笑)。われらがカープには鈴木誠也という生え抜きのスーパースターがおってですな、FAを取っても「カープが好きだから」と残る選手がおってですな。「カープが好きだから」と言って出ていった人もいるけど(笑)。
☆でも誠也くんが今あるのは、その出ていった人のおかげも大きい訳で(笑)。黒田・新井イズムは間違いなく今のチームに息づいている訳で、みんなが勝つために一丸となって、カープらしい野球を、溌剌としたプレーで体現して、日本一という大きな目標を、何としてもつかみ取ってほしい。
☆その真ん中にいる選手なんですよね、誠也くんという選手は。
P.S. 今日もたくさんアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。