☆さて、まずは昨日26日の話題。
◇広島・佐々岡監督 乱調投手陣に「喝!」オープン戦3試合で16失点 野手陣には「あっぱれ!」 2/27(木) 5:30配信 スポニチアネックス
広島は26日、沖縄2次キャンプを打ち上げた。佐々岡真司監督(52)は、し烈な争いを見せる野手に“あっぱれ”を与えた一方で、投手陣には“喝”とばかりに奮起を求めた。オープン戦3試合で計16失点の乱調で、開幕ローテーションは大瀬良、K・ジョンソン以外の白紙を改めて強調。登板機会を与えるために2軍に合流する薮田、アドゥワを含めた「1、2軍総サバイバル」で先発陣を見極める。
冗舌から一転、手厳しい評価に変わった総括は、キャンプの出来をよく表していた。佐々岡監督が就任して迎えた初めての球春。野手はまさに“あっぱれ”だった。成長した選手を問われると、「小園に坂倉、宇草の打力もね。右の代打に正随と高橋大樹もいて、なかなか絞りきれない」とスラスラと名前が挙がった。松山が腰部痛で離脱するも、主力では鈴木誠、西川らが好調を維持する順調ぶりに一安心だった。
しかし、オープン戦3試合16失点の投手陣を思えば、表情は曇った。負傷離脱した野村の開幕不在が決定。「故障者がいる中で特に遠藤、山口は(日南から)よくなくて、床田も状態が上がってきていない。投手の方は不安です」。野手とは異なり、不調組の名前を続けて挙げる“喝”となった。
山口は球速が上がらないまま2軍に降格して、先発争いから脱落した。キャンプ最終盤に復調気配を見せた遠藤は、日南1次キャンプから耳に入っていた指揮官からのゲキを「プラスに捉えていかないと投げていけない」と力に変えた。床田は、16日の中日戦で2回3安打1失点と乱れるなど昨季7勝した姿とは程遠い。「調子の波が少ない方だと思っていた。こんなことは初めて。いままでにない状態」と笑顔なくキャンプを打ち上げた。
この日のキャンプ最終日を待たずに、先発候補の薮田、アドゥワが登板機会を求めて、2軍に合流した。指揮官は「上にいると長いイニングを投げられないから、下で投げながら競ってもらう。ローテに決まっているのは大瀬良とジョンソンだけ」と説明。九里、森下にも結果を求めた。開幕まで1カ月を切り、評価を取り戻すための先発サバイバルがさらに熱を帯びてきた。(河合 洋介)
☆いやいや、薮田くんやアドゥワくんにも、まだまだチャンスはあるということ。投手陣も、レベルの高い争いをしてほしいところ。
☆そんな訳で、ここからが、いよいよ競争。
◇広島・佐々岡監督 春季C最終日「結果残した選手が残れる」開幕へ号砲 2/27(木) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)
最後のランニングを終えた選手たちを、広島・佐々岡真司監督(52)はマウンド付近へ集めた。労をねぎらい、今後へ向けての士気を高めた一幕だ。一体感をテーマに臨んだ今春。「良い緊張感の中でできた。充実していた」と言葉を紡いだ。
開幕まで約3週間。開幕前最後となる13日からのソフトバンク3連戦は開幕を見据えた打順を組み、作戦や選手交代も本番モードで臨む。開幕1軍メンバー選考のリミットは11日のDeNA戦(横浜)。残された試合は8試合だ。
打線は「4番(鈴木誠)以外は全く決まっていない」とキッパリ。投手陣についても「先発は大瀬良とK・ジョンソン以外はオープン戦を見て。勝利の方程式?いろんな選手に投げてもらう」と競争心をあおった。
この日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、残りのオープン戦全72試合が無観客で行われることが決まった。「事態が事態だけに仕方がない。ファンの人は残念だと思う」と表情を曇らせた。
それでも、3月20日の開幕戦を見据えてチームを仕上げていく。「ファームで頑張っていて推薦があれば、入れ替えもする。結果を残した選手が残れる」。サバイバルレースの号砲を鳴らした。
☆結果を残さなきゃ残れない訳ですが、あまり結果にこだわって自分のプレーができないと、山口くんやケムナくんのように、本来のストレートが投げられない、なんてことになってしまいます。
☆一方で、キャンプで頑張った選手に、「よう頑張ったで賞」(笑)。
◇佐々岡監督「よう頑張ったで」賞の坂倉らに封筒渡す 2/27(木) 6:57配信 日刊スポーツ
広島は春季キャンプを打ち上げ、佐々岡真司監督が活躍が目立った3選手に「監督賞」を贈呈した。
封筒のようなものを渡したが、中身については明かされなかった。選考理由について指揮官は「よう頑張ったでしょう(賞)」と笑顔。野手は紅白戦、対外試合を含めた9試合で打率3割5分2厘の成績を残した坂倉。投手は対外試合で無失点を続けた高橋樹。特別賞は上本に贈られ「よく盛り上げてくれたしね」とたたえた。
☆いやいや、上本は紅白戦・練習試合で8打数6安打の打率.750、6打点で打点王ですからね(笑)。坂倉くんは、終盤調子を上げました。で、高橋樹くんがいいんですよね~。
☆で、この人も、期待が膨らみます。
◇広島・ドラ1森下「ここからが本番」 看板通りの実力示し初キャンプ終了 2/27(木) 7:30配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)
広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22)=明大=が26日、プロ初のキャンプを完走した。右腕はオープン戦が本格化する3月からを「本番」と位置づけ、開幕ローテ入りを目指すと意気込んだ。29日か3月1日の中日戦に登板する見通しで、限られた投手にしか与えられない椅子をつかみにいく。
グラウンドでの手締めを終えた森下は、一礼して沖縄を後にした。「ホントに選手のみんなと仲良くなれて、溶け込むことができた」と充実感を漂わせた。不安を胸に抱いていた1軍キャンプも終わってみれば、即戦力という看板通りの実力を発揮した。キャンプ最終日のこの日は、先輩投手陣とノックなどで汗を流した。チームになじんだ“1年生”が、いざ開幕ローテ入りを射程圏内に捉える。
日南、沖縄を通じて能力の高さを存分に見せたが、慢心はない。「ここからが本番なので、そこで失敗しないように頑張りたい」と与えられたチャンスを確実にモノしながら、開幕ローテ切符をたぐり寄せる。29日か3月1日の中日戦(ナゴヤドーム)に登板予定で、本番モードでギアを上げ、先発争いに生き残るためのアピールを重ねていく。
沖縄2次キャンプでは18日にシート打撃に初登板。打者14人を1安打に封じ込めた。その後は22日のヤクルトとのオープン戦に先発して3回2安打2失点。及第点の内容で、デビュー戦を終えた。「プロの世界に入った実感を感じた。この世界で結果を出せるよう、一日一日を大事に取り組みたい」。プロのレベルを肌で感じた経験が、自身を突き動かす。
飛躍への階段はまだ続く。「セット(ポジション)での球の弱さだったり、投げ切ることができていない。そこを突き詰めていきたい」と克服に励むことに意欲を示した。
オープン戦は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客での開催が決定した。「やったことがないので…」と話しつつも、普段と違う雰囲気の中でも、打者との勝負に注力していく構えだ。
開幕ローテ入りを争うサバイバルレース。「持っている力を出せればいいかなと思います」と平常心を強調した。南国の地で己を磨き上げた背番号18が、1カ月を切った開幕に向けてペースを上げる。
☆とりあえずは、次の登板が楽しみですね。
☆お次は、その29日の中日戦に先発する、大瀬良くん。
◇広島・大瀬良 71球キャンプ締め「見られ方が違い違う緊張感」開幕へ 2/27(木) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)
最後の1球を投げ終えた広島の大瀬良大地投手(28)は、白い歯をこぼしながら額の汗をぬぐった。キャンプ最終日にブルペンに入り、最後の一人になるまで腕を振った。春季キャンプを納得して終えた71球だった。
「真っすぐのフォームでカーブを投げたかったんです」。前回23日の阪神とのオープン戦で、カーブがワンバウンドすることがあった。課題の修正へ、直球と遅球を交互に投げるなど工夫を凝らした。
開幕投手を言い渡されて臨んだ今キャンプ。周囲からの注目はこれまで以上だった。「見られ方が違い、違う緊張感があった」。エースとしての自覚はさらに強くなった。一方で「(開幕から)逆算してできたのでありがたかった」。調整は順調。充実感の26日間だった。
29日に開幕戦で対戦する中日とのオープン戦に先発する。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、無観客試合での登板になる。「多少は違うと思うけど、その中で調整したい。与えられた環境でベストを尽くす」。3・20へ歩みを止めない。
☆名実ともにエースになった、ということでしょうかね。3/20は、金曜日。2/29から、中5~6日の登板を重ねて開幕へ、といったところでしょうか。
☆さてその、新型コロナウイルスの影響。
◇プロ野球史上初 コロナ拡大でOP戦&教育L105試合無観客…開幕延期も想定 2/27(木) 5:30配信 スポニチアネックス
プロ野球は26日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京都内で斉藤惇コミッショナー(80)も参加して臨時の12球団代表者会議を開き、29日から3月15日までの残りオープン戦72試合を全て無観客試合で実施することを決めた。2軍の春季教育リーグも全試合を無観客で行う。公式戦は3月20日にセ、パ両リーグで同時開幕を目指すが、開催の可否は12球団で対策委員会を設置し、今後の状況を見定める方針だ。
実行委員や理事、球団社長も参加した異例の会議は、午後4時から2時間近く行われた。斉藤コミッショナーは今後のオープン戦を無観客試合とすることを発表し、決断に至った理由を説明した。
「コロナウイルスの感染がこれ以上拡大しますと、まさしく国難といえる事態に陥りかねない。プロ野球が感染拡大を防ぐためにできることは何であるかと考えまして、苦渋の決断をいたしました」
既に沖縄、宮崎で14試合のオープン戦を消化し、記録が発生していることから無観客であっても練習試合ではなく、オープン戦として扱われる。日本野球機構(NPB)によると無観客試合実施はオープン戦、公式戦を通じて史上初めて。ただ、地方試合などの開催地についてはNPBの井原敦事務局長が「主催球団の判断になる」と話した。早くも広島は3月8日の西武戦(福山)を場所を変更して開催することを決め、松田元オーナーは「(本拠の)マツダスタジアムでの手配を整えている」と明かした。
2軍の春季教育リーグも29日から3月12日までの全33試合を同様に無観客で行うことになった。24日に専門家らによる政府専門家会議が「これから1~2週間が急速な拡大か、終息かの瀬戸際」と指摘。25日には政府が対策の基本方針を決め、この日、安倍晋三首相が「全国的なスポーツや文化イベントについて、今後2週間は中止や延期、規模縮小の対応を要請する」と表明したことも受け、「断腸の思い」(斉藤コミッショナー)という決断で全会一致した。
現時点では3月20日に開幕するセ、パ両リーグ公式戦の実施を目指すが、2週間たっても好転しない可能性もある。会議では選手、スタッフらに感染者が出た場合の話にも及んだ。阪神の谷本修球団本部長は「考えていかないといけない。日程再編も含めてね。既にセ・リーグは検討に入ってくれている」と開幕延期という最悪の事態も想定している。
今後は感染症の専門家などを交えた12球団の対策委員会を設置し協議する。1週間ごとに推移を見守る方針で、ガイドライン策定も行う。斉藤コミッショナーは「3月20日はできればやりたいという気持ちは強い」と話したが、ギリギリまで開催の可否を見極めることになる。 (倉橋 憲史)
《観客数96%減》昨季オープン戦の観客数は、全95試合で合計175万9058人。今季は以後72試合を無観客試合としたため、既に開催された14試合での7万3837人が全てとなり、前年からは168万5221人もの大幅減少(96%減)になった。仮に残り72試合に、昨季オープン戦の1試合平均に当たる1万8516人が入場したとすると、さらに133万3152人の観客を動員できるはずだったが、それが0人になってしまった。なお、東日本大震災が起こった11年のオープン戦は67試合で打ち切られ、観客動員数は合計88万8802人だった。
☆27日には、全国の小中高校に3/2からの休校を政府が要請することに。ま、要請を断って死者でも出した日にゃあ大変なことになりますから、基本的には要請に従わざるを得ないでしょうね。
☆ま、とにかく、大人数の集まるところで一挙に感染、という事態だけは避けなきゃいけませんからね。
◇OP戦残り試合無観客に球界内から理解示す声 佐々岡監督「事態が事態」京田「試合できればありがたい」 2/27(木) 5:30配信 スポニチアネックス
オープン戦の残り試合を無観客で実施することを決めたことに球界内からは理解を示す声が上がった。
リーグ3連覇を目指す西武の辻監督は「開幕をベストで迎えられるようにするしかない。ファン(観客)がいようが、いまいが真剣にやっていかないといけない。気持ちだけはしっかり持ってやる」と開幕を見据えた。広島の佐々岡監督も「事態が事態だからしょうがない」と語り、DeNAのラミレス監督も「現実に起きていることに対応して決めたこと。その通りにやっていくほかにないと思う」とした。
広島の選手会長・田中広は地方球場でオープン戦が実施できないことを惜しみつつ「選手がどう調整しているか想像するなど、プラスに捉えてもらえれば」とファンにメッセージを送った。中日の選手会長・京田は「開幕も今年は早いので、選手としては試合ができればありがたい」と無観客でも試合ができることに感謝した。
≪各球団 払い戻しについて発表≫各球団は無観客で行う主催オープン戦の払い戻しについて発表。楽天は3月3日から11日まで静岡で行う8試合、日本ハムは29日から3月15日まで本拠・札幌ドームで行う7試合、ソフトバンクは29日から3月14日まで本拠・ペイペイドーム、ファームのタマスタ筑後、長崎で行う9試合で対応するとした。詳細は、それぞれ球団の公式サイトで。
◇広島松田オーナー、無観客試合は「しょうがない」 2/27(木) 6:57配信 日刊スポーツ
日本野球機構(NPB)は26日、都内で臨時の12球団代表会議を開き、新型コロナウイルス拡大に伴い、2月29日から3月15日までのオープン戦全72試合を無観客で開催することとなった。
◇ ◇ ◇
広島松田オーナーが「無観客試合」を残念がった。この日マツダスタジアムで対応した総帥は「しょうがない。全球団で決めたこと」と語った。
3月8日に広島・福山で開催予定だった西武とのオープン戦は中止が決定し「マツダスタジアムで試合をする手配をしている段階です」と代替案があることを明かした。
☆さて27日の話題、その代替案ですが。
◇福山の試合は本拠地で開催 プロ野球・広島 2/27(木) 19:11配信 時事通信
広島は27日、中止となった3月8日の福山市民球場での西武とのオープン戦を、本拠地マツダスタジアムにて無観客で開催すると発表した。
☆経済的損失のことは、今から考えておかなきゃいけないでしょうね。それぞれの企業なりお店なりの体力が問われる、厳しい状況となりそうです。
☆次々とイベントなども中止になってますが、そんな中、椎名林檎さんの東京事変は、2/29、3/1のライブを決行。なかなか男前ですが(笑)、となると、我々一般市民も、感染を拡大しないよう、考えなきゃいけない。ちょっとでも疑いのある場合は人のいるところへは行かないとかしないと、せっかくの興行側の心意気に対して、恩を仇で返す的なことになってしまいます。
☆各球団も、対策に乗り出しているようです。
◇広島が選手ら検温実施へ、微熱以上で練習参加させず 2/27(木) 18:56配信 日刊スポーツ
広島は27日、新型コロナウイルス対策として、選手に対して検温を実施することを決めた。広島県内での感染者はまだ明らかにされていないが、1軍全選手、首脳陣に球場での検温を実施。微熱(37度5分)以上あれば新型コロナ感染の疑いの有無に関係なく、練習に参加させない方針を決めた。
鈴木球団本部長は「まずは無観客にする2週間、しっかりとできることはやっておこうということ」と説明。検温で練習の参加、不参加を決めるのは12球団で初の試みとなる。26日に12球団の足並みをそろえてオープン戦全試合の無観客での実施を決めており、球団を挙げて感染拡大の防止対策を講じていく。
選手を取材する報道陣に対しても「マスク着用の義務化」のほか、「取材前の検温」「体調チェック表への記入」を義務付ける。微熱があれば球場入りを許可しない。球団職員も1日2度の検温を実施。選手と接触のある部署の職員には報道陣同様にマスクの着用を義務付ける。選手には移動を含めたファンとの握手やハイタッチ、贈り物をもらう行為を自粛させているだけに、ファンにも理解を求めていく。
☆28日午前7時現在、国内の感染者数は210名、死亡者数は、4名。北海道・関東・中部・関西・九州と、範囲はまだ限られてますが、2月中旬あたりから急激に数は増え始めているので、これからその推移がどうなるのか、予断を許しません。
☆さて、カープの話に戻って、まずは、大瀬良くん。
◇“木鶏感”出てきた広島大瀬良、今季に懸ける覚悟 2/27(木) 10:00配信 日刊スポーツ
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
威風堂々。ちょっと“木鶏感”を感じたから、聞いてみたくなった。
2月下旬。広島の沖縄キャンプ地、コザしんきんスタジアムでのひとコマだ。
まだ日差しがマックスに達していない静かな午前中、球場では投内連係が行われていた。順番を待つ投手陣が一塁線の外側で列を成す。その中心、大瀬良大地は腕を組んで仁王立ちし、何度も野手に声をかけていた。
「(佐々岡)監督も『一体感』という言葉をよく使われているので。ああいう時は、あえて野手に積極的に声をかけるようにしているんです」
背番号14は少し照れくさそうに、声掛けの意図を説明してくれた。
28歳。18年には15勝で最多勝に輝き、チームをセ・リーグ3連覇に導いている。3年連続2ケタ勝利をあげ、昨季はリーグ最多の6完投。さすがにもう「エース」という表現を使っても問題ないかと尋ねると、大瀬良は「いや、まだまだ…」と今度は苦笑いした。
「確かにそう言ってもらえることは増えましたけど、まだ『エース』という言葉を全面的に受け入れることはできていないですね。そこに近い位置まで来ているというのは分かっていますけど…」
気取らず優しく誠実。誰の目にも好青年に映る大瀬良はプロ入りしてから数年間、敵チームのファンからも「頑張れよ!」と声援を送られる存在だった。
それが大黒柱に成長した18年には、ようやく敵地でヤジを飛ばされるようになった。そして昨季、KOされるとカープファンからも罵声を浴びるまでになったという。
「1週間、何しとったんじゃ!」
「こっちは金払っとんじゃ!」
もちろん気分のいいモノではない。ただ、辛辣(しんらつ)な言葉1つ1つは、大瀬良が「好投して当たり前」という立場まで上ってきた証でもある。
それでも本人はまだ、自身をエースとして認めるつもりはないらしい。
「今年やってどうか、じゃないですかね」
そのひと言に、今季に懸ける覚悟が見え隠れする。
「木鶏」。九州共立大時代に当時の仲里清監督から教わって以来、大切にしてきた言葉だ。闘鶏の最強の状態を表す言葉で、木彫りの鶏のように何事にも動じない様子を意味する。
少しずつ木鶏の域に近づいてきているかも、なんて冗談交じりに聞いてみると「いやいや、余裕があるように見せているだけですって」と笑顔で返された。その表情にもまた余裕があって、妙に頼もしく感じる。
昨季、カープは4連覇を逃した。常勝軍団であり続けるには、今季は重要な1年になる。20年。勝ち星を積み上げてチームをV奪回に導いた時、エースと呼んでもいいか、もう1度聞いてみようと思う。【遊軍=佐井陽介】
☆結局、目の前の1球に集中する、というところまでに辿り着くためには、相当な心の鍛練が必要なのかも知れません。大瀬良くんもプロに入ってからいろんなことがありましたが、その経験があってこそ、今がある。昨年はやや苦しいシーズンとなりましたが、その経験も、今年にきっと生かされることと思います。
☆お次は今年は主力に成長してほしい、西川くん。
◇広島・西川龍馬内野手 技の男がパワーもアップ!/春の一番星を探して 2/27(木) 12:02配信 週刊ベースボールONLINE
パワーアップを遂げた西川龍馬が春季キャンプで頼もしい姿を見せている。2月15日、今季対外試合2戦目の阪神との練習試合(宜野座)では三番・中堅でスタメン出場し、3回に横山の高め直球をとらえ、右翼席へ運ぶ一発をかました。翌日16日の中日との練習試合(北谷)では三番・左翼で出場。初回二死走者なしから山本の直球を豪快に振り抜き、推定飛距離140メートル弾で右翼ネット上段を揺らした。
2試合連発にも「まだお試し期間」と満足することはない。「結果を出さないと。外野手は良い選手がいっぱいいますし、周りの外野手も結果が出ているので、自分も『負けんぞ』という気持ちでやっています」。昨季は外野手としてレギュラーを勝ち取り、138試合に出場。打率.297、16本塁打、64打点を記録した。
肉体改造が功を奏した。レベルアップを求め、オフには日本ハム・近藤らと鹿児島・徳之島で自主トレを敢行。近藤の母の手料理による徹底された栄養管理に支えられたこともあり、昨季から5キロ増の78キロまで増量に成功した。西川は「体重が増えて、ちょっとは打球が強くなったと思います」と手応えを口にする。朝山一軍打撃コーチは「体が大きくなった分、もともと高いミート力がある中に、力が加わった」と目を細める。
「これからもしっかり打つ方でアピールして、開幕一軍でレギュラーとして出られるように頑張りたい」。新生西川が今季も猛威を振るいそうだ。
☆オープン戦でもホームランを打ちましたが、いずれも完璧な当たりなんですよね。レフトへのホームランは、芸術的でした。
☆で、オープン戦では5番を試されてる訳ですが、気になったのは、坂倉くんの3番を試したこと。これは坂倉くんの状態によっては、3番レフトでスタメン、なんてこともありそうです。
☆で、一発があるとなると、3番よりも5番の方が西川くんには合ってる気がします。
☆お次は、堂林くん。
◇広島・堂林 “背水のプリンス”返上へ三振上等! 2/27(木) 16:43配信 東スポWeb
広島・堂林翔太内野手(28)が目の色を変えている。26日に打ち上げた沖縄キャンプでは一塁の定位置奪取に向けて猛アピールに成功。プロ11年目を迎えた“背水のプリンス”は「本当の勝負はこれから。変化球にまずは手を出していくようにしたい。広島に帰ってからの練習もすごく大事になる」と引き締めた。
オープン戦の打率5割と好調をキープする裏には“三振上等”の精神があるという。堂林は「誰でも三振はするものだと思っている。減らすに越したことはないが、あまり気にし過ぎるものでもない。振っていったなかでの空振りならばいい」とキッパリ。三振でもアウトはアウトだと割り切って、強振することが好結果につながっているのだ。
堂林は公式戦全144試合に出場した2012年にはリーグ最多の150三振を記録し、本拠地のマツダスタジアムでは「150三振写真展」が開かれるなど三振が多いタイプ。だが、ここまでのオープン戦3試合での三振数はわずかに1つと三振自体が減少傾向だ。そうした変貌ぶりに他球団007も「空振りを嫌がって軽打というのがなくなり、しっかりと振り切ったなかで結果を出せている」(セ球団スコアラー)と警戒度を強めている。レギュラー大本命だった松山が腰痛のため戦線離脱したことで、一塁守備をこなすことができる堂林の存在感は日に日に増すばかりだ。
オフは年下の鈴木誠と自主トレをともにし、助言を受けるなど定位置奪取に向けてなりふり構わずだったが、このキャンプも早出に居残りと若手に負けない練習量をこなし、何とかきっかけをつかもうと必死だ。「チャンスなのでガツガツやっていきたい」と意気込む堂林の逆襲に期待したい。
☆センター中心のバッティングをマスターできるか。スタメンを勝ち取れるかどうかは、そこに懸かっていると思います。
☆さてお次は、記事だけはよく出るんですよねぇ(笑)。
◇広島・中村奨が成長に必要なこと 北別府氏「投手に心から信頼される捕手に」 2/27(木) 16:00配信 デイリースポーツ
広島は26日に日南、沖縄と続いたキャンプを打ち上げた。プロ入り3年目で初の1軍キャンプに参加した中村奨成捕手は、沖縄キャンプ序盤に2軍行きを命じられ、29日まで日南での2軍キャンプに参加している。1月に成人T細胞白血病であることを公表し、闘病中の広島OBの北別府学氏に、中村奨について聞いた。
甲子園で華々しい活躍をし、鳴り物入りで地元球団に入団した中村奨。昨年はキャンプイン早々にケガをし、シーズンも2軍戦で39試合にしか出場していない。
プロ3年目で初の1軍キャンプに帯同したが、北別府氏は「去年よりは一回りくらいは大きくなった様に見えますが、まだまだ大きくなると思います。そして鍛え上げた体で最高のキャッチングをし、投手をいい気分にさせてほしい」と指摘した。1年先輩の坂倉の名前を挙げ「彼も1、2年目は線が細かったけど、去年、後ろ姿を見てだれかなと思ったことがあった。体つきも変わり、明らか大きくなっていた。中村(奨)も先輩のそんな体作りを見習ってほしい」と、まずはプロの体になることを願った。
続けて「体が大きくなればスタミナもつくし、パワーもつく。キャッチャーは経験が必要なポジション。2軍でも1年間試合に出続けるにもスタミナがいる」と体作りが、成長する上で大きな要因であることを説いた。
2月16日の練習試合・中日戦でマスクをかぶったが、投手陣をうまくリードすることができず、直後に2軍行きを命じられた。北別府氏は「高校とプロのリードは違うし、簡単にできるものではない」と話した。
北別府氏は現役時代、達川光男氏がレギュラー捕手になる姿を見てきた。大学を経てプロ入りした達川氏と高校出の中村奨では立場も経験も違うが「達川さんはいろんな人にいろんなことを聞きに行っていた。野村(克也)さんが解説で球場に来ると教わりに行っていた。また、先輩の水沼(四郎)さんや道原(裕幸)さんらを見て、いいところを盗もうともしていた。そういう努力をしている姿を見ていると、今までサインに首を振っていたピッチャーも首を振らなくなる。そして達川さんのリード通り投げて結果が出れば、それが信用、信頼になる」とレギュラー捕手になる課程を説明した。
広島捕手陣は侍入りも果たした会沢をはじめベテラン石原慶、力を付けた磯村、坂倉そして新人の石原貴と豊富だ。「ライバルもたくさんいるし、何が自分に足りないかを良く考えてもらいたい。人よりも多くの練習、経験を積んで、投手に心から信頼される捕手になって欲しいと願うし、また彼にはそれだけの期待、実力があります」と成長を願った。
☆ポイントは、キャッチングとリード、つまり、信頼。ピッチャーに信頼され、首脳陣に信頼されないと、キャッチャーというポジションは務まらないんですよね。
☆ただ、バッティングももうちょっと、思い切りよく振っていいんじゃないかと。伸び上がるという欠点はありますが、甲子園でもホームランのみならず驚異的な打率も残した中村奨くんですから、技術はあるはず。プロに対応することも大事ですが、自分のプレースタイルを持つことも大事です。
☆で、1軍には、石原が帰ってきました。
◇広島石原慶幸「いい準備できた」28日から1軍合流 2/27(木) 18:21配信 日刊スポーツ
広島石原慶幸捕手(40)が27日、マツダスタジアムを訪れた。前日26日までの2軍での日南キャンプではシート打撃でマスクをかぶり、打席にも立った。
社会人との練習試合にも出場するなど調整は順調。「やることをやっていい準備ができたと思う。チームといい準備ができるようにやっていきたい」。頼れるチーム最年長が明日28日の練習からチームに合流する。
☆いやだから坂倉くんも磯村もね、石原からどんどん盗んでほしい。会沢も中日の吉見が見て「石原かと思った」というほど、雰囲気が似てきました。石原が現役のうちに、どんどん自分から盗んでほしい。
☆この人も、もうすぐ帰ってくるようです。
◇広島松山が復帰即3ラン、3月10日から1軍合流も 2/27(木) 19:19配信 日刊スポーツ
<練習試合:広島2軍5-4ホンダ>◇27日◇天福球場
腰痛で離脱中の広島松山竜平外野手が実戦復帰した。2軍の宮崎・日南キャンプで社会人HONDAとの練習試合に3番DHで出場。1打席目に3ランを放ち、復調をアピールした。
今後も2軍で実戦を重ね、順調なら3月10日からの東京遠征(ヤクルト、DeNA2連戦)で1軍合流が見込まれる。高ヘッドコーチは開幕が危ぶまれた大砲の復帰に「また一つ層が大きくなる」と期待した。
☆てな訳で、今日はキャンプもオープン戦もないので、その練習試合の模様を。
◇スタメン
【広島】
① 4 羽月
② 8 大盛
③ D 松山
④ 3 林
⑤ 5 メヒア
⑥ 7 サンチェス
⑦ 9 永井
⑧ 6 韮澤
⑨ 2 石原貴
先発 中村祐
(H)1回表、カープの先発は、中村祐。
①千野(左) サードファウルフライ
1死
②佐藤(右) 四球
1死1塁
③辻野(左)サードファウルフライ、④山本兼(右)ボテボテのファーストゴロ、この回無失点。

先頭①羽月 四球
無死1塁
②大盛 ピッチャー内野安打
無死1・2塁
③松山 ライトスタンドへ先制3ランホームラン

無死
④林ショートフライ、⑤メヒアサードライナー、⑥サンチェス三振、この回3点。
(H)2回表
⑤吉田(左) セカンドゴロ
1死
⑥布袋(右) レフト前ヒット
1死1塁
⑦高山(左) レフトフライ
2死1塁
⑧津田(右)の時、中村祐ワイルドピッチ
2死2塁
⑧津田(右) 三振、この回無得点。
(C)2回裏
⑦永井三振、⑧韮澤ファーストゴロ、⑨石原貴ライトフライ、この回三者凡退、無得点。
(H)3回表
先頭⑨鈴木(左) 四球
無死1塁
①千野 送りバント
1死2塁
②佐藤ファーストフライ、③辻野セカンドゴロ、この回無失点。
(C)3回裏
①羽月セカンドゴロ、②大盛ピッチャーゴロ
2死、③松山に代打中神。
③中神 四球
2死1塁
④林 ライトフライ、この回無得点。
(H)4回表、投手玉村(C)。
先頭④山本兼 四球
無死1塁
⑤吉田 送りバント
1死2塁
⑥布袋 四球
1死1・2塁
⑦高山ライトフライ、⑧津田サードゴロ、この回無失点。
(C)4回裏、投手河端(右)。
⑤メヒアキャッチャーファウルフライ、⑥サンチェス三振、⑦永井三振、この回三者凡退、無得点。

先頭⑨鈴木 四球
無死1塁
①千野 送りバント
1死2塁、②佐藤に代打井上(左)。
②井上(左) セカンド内野安打
1死1・3塁
③辻野の時、1塁ランナー井上盗塁
1死2・3塁
③辻野 セカンドライナー
2死2・3塁
④山本兼 ライトフェンス直撃の2点タイムリーツーベース、C3-2H。
2死2塁
⑤吉田 四球
2死1・2塁⑥布袋に代打北岡(左)。
⑥北岡の時、中田ワイルドピッチ
2死2・3塁
⑥北岡 レフト前に落ちる逆転2点タイムリーヒット、HONDA逆転、C3-4H。
2死1塁、⑦高山に代打山本瑛(右)。
⑦山本瑛(右) センターオーバーのタイムリーツーベース、C3-5H。
2死2塁、⑧津田に代打檜村(右)。
⑧檜村(右) セカンドフライ、この回5失点。
(C)5回裏
⑧韮澤 レフトフライ
1死
⑨石原貴 四球
1死1塁
①羽月 四球、投手河端ワイルドピッチ、1塁ランナー石原貴3塁へ向かうもアウト
2死1塁
②大盛の時、羽月盗塁失敗、この回無得点。
(H)6回表、投手今村(C)。
⑨鈴木セカンドゴロ、①千野セカンドゴロ
2死
②井上 レフト前ヒット
2死1塁
③辻野の時、井上盗塁、石原貴悪送球、ランナー3塁へ。
2死1塁
③辻野 ファーストゴロ、この回無失点。
(C)6回裏、投手小野(右)
先頭②大盛 セカンドゴロエラー
無死1塁
③中神の時、大盛盗塁失敗
1死
③中神 三振
2死
④林 ライト前ヒット
2死1塁
⑤メヒア ライトフライ、この回無得点。
(H)7回表、投手戸田(C)。DH中神がサード、⑤メヒアに代わりDH桑原。
④山本 ピッチャーゴロ
1死
⑤吉田 センター前ヒット
1死1塁
⑥北岡の時、吉田盗塁失敗
2死
⑥北岡 三振、この回無失点。
(C)7回裏、投手米倉(右)。
⑥サンチェス三振、⑦永井ファーストゴロ、⑧韮澤ショートフライ、この回三者凡退、無得点。
(H)8回表、投手ケムナ(C)。
⑦山本瑛ライトフライ、⑧檜村見逃し三振、⑨鈴木ピッチャーゴロ、この回三者凡退、無失点。

⑨石原貴 右中間にポテンヒット
無死1塁
①羽月 三振
1死1塁
②大盛 ライト前ヒット
1死1・2塁
③中神 見逃し三振
2死1・2塁
④林 センター前に落ちるタイムリーヒット

2死1・3塁
⑤桑原 三振、この回1点。
(H)9回表、投手藤井皓(C)。
①千野三振、②井上三振
2死、③辻野に代打藤野(右)。
③藤野 サードフライ、この三者凡退、無失点。
(C)9回裏
⑥サンチェス三振、⑦永井三振、⑧韮澤セカンドフライ、この回三者凡退、無得点、ゲームセット。
練習試合 カープ2軍ーHONDA (天福球場)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
H 0 0 0 0 5 0 0 0 0 5
C 3 0 0 0 0 0 0 1 0 4
【C】中村祐、玉村、中田、今村、戸田、ケムナ、藤井皓
ホームラン 松山③(田村)
【広島】
打 安 点 打率
① 4 羽月 2 0 0 .000
② 8 大盛 4 1 0 .250
③ D 松山 1 1 3 1.000
D5中神 2 0 0 .000
④ 3 林 4 2 1 .500
⑤ 5 メヒア 3 0 0 .000
D 桑原 1 0 0 .000
⑥ 7 サンチェス
4 0 0 .000
⑦ 9 永井 4 0 0 .000
⑧ 6 韮澤 4 0 0 .000
⑨ 2 石原貴 2 1 0 .500
計 31 5 4 .161
【広島】
回 安 三 四 自 防御
中村祐 3 1 1 2 0 0.00
玉村 1 0 0 2 0 0.00
中田 1 4 0 2 5 45.00
今村 1 1 0 0 0 0.00
戸田 1 1 1 0 0 0.00
ケムナ 1 0 1 0 0 0.00
藤井皓 1 0 2 0 0 0.00
☆う~ん、5安打ですか。4点取ったとはいえ、3点は松山の3ランですから、HONDA投手陣にほぼ完璧に抑えられた、と言っていいと思います。ま、相手はプロ相手だ、ってんで必死でしょうから、気持ちの面で既に負けてたのかも知れませんね。
☆投手陣は、中田くん以外、無失点。特に先発候補の中村祐くんと、藤井皓くんが好投したのが、K.O的にはうれしい。藤井皓くんは中継ぎとして、ずっと期待してるピッチャーなんですよね。
☆バッターは、ちょっと考えなきゃいけませんね。結果を求めすぎてボール球を振る光景をファームではよく見ますが、それではいつまで経っても1軍へは上がれない。ファームの試合から、1軍のレベルを頭に置いてやらないとダメですよね。
☆素材はみんないいんですから。その素材を生かすための、技術、経験ということ。今後につながるようなプレーを、常に心がけてほしいものです。
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source : K.Oのカープ・ブログ。