2020年3月1日日曜日

'20 オープン戦~中日1回戦(ナゴヤドーム)。


☆さて、まずは昨日28日の話題。


◇広島・大瀬良 3・20開幕戦相手に小細工なし 竜倒へ本番モード 2/29(土) 7:30配信 デイリースポーツ

 広島の大瀬良大地投手(28)が28日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加。開幕戦でぶつかる29日の中日とのオープン戦に先発する右腕は、手の内を隠すことなく本番モードで竜斬りを果たし、2年連続2度目の開幕投手を務める3月20日に向け、調整を進めていく。

 久々に本拠地に戻った大瀬良の表情に高揚感がにじんでいた。厳しい寒さの中で行われた全体練習で体を動かした右腕は「変に考えずやっていくだけ」と29日の中日とのオープン戦に向けて意欲を高めた。

 中日は開幕戦の相手で、予行演習の場ではあるものの、あくまで手の内は隠さず、真っ向勝負を挑んでいく姿勢は崩さない。昨年より開幕が9日早いことで「(例年より)登板が1試合少ないので、試合勘とかそういうところも大事になってくる。意識しながらやっていきたい」と気を引き締めた。

 対外試合初登板となった23日の阪神とのオープン戦は3回5安打1失点。要所を抑えて粘り強く投げたものの、満足のいく内容ではなかった。「バランスを崩したところがあった。修正していきたい」と振り返り、「カットボールが甘く入ってしまった。投げ分けられるようにしていきたい」と制球面に課題を求めた。

 自身にとってカットボールは「信頼の置ける球」であり、真っすぐが走らないときには別の軸となる球種でもある。直球とともに武器であるカットボールの制球の乱れは、シーズンを戦い抜く上で致命傷につながる恐れがある。「甘くなると危ない球。一球一球、大事にやりたい」と細心の注意を払い、丁寧に投げていく構えだ。

 敵地・ナゴヤドームで行われる“プレ開幕戦”は、新型コロナウイルスの影響によって無観客試合となった。「想像もつかない」と話した右腕だが、カープの勝利や順調な調整過程を示す自身の投球は、生観戦できないファンを安心させる材料になる。

 チームはオープン戦ながら、3戦3勝と白星街道を突き進んでいる。「いいものを出して開幕に入っていきたい。いい形で投げ終えるのが大事」と背番号14は現状の課題を修正し、万全の状態で3・20を迎える覚悟だ。来るべき開幕をイメージしながら、本番と変わらない全力投球で竜を斬る。


☆大瀬良くんのピッチングがどうだったかは、後程。


☆お次は、森下くん。


◇広島・森下 開幕3戦目デビュー有力 3・1中日戦「持っている力を全部出し切りたい」 2/29(土) 5:30配信 スポニチアネックス

 広島ドラフト1位・森下(明大)は3月20日からの中日との開幕3連戦(マツダ)でデビューする可能性が高まった。3月1日の中日戦(ナゴヤドーム)でオープン戦2度目の登板。中6日で2度の調整登板を経て22日の第3戦先発が有力だ。

 2番手以降で3~4回を予定する1日の登板に備え、本拠地で約40球の投球練習。中日が開幕の相手でも「手の内を隠すことは全く考えていません。いいイメージを持てるように、持っている力を全部出し切りたい」と力強く語った。

 前回22日のヤクルト戦では3回2安打2失点。立ち上がりに失点したものの、以降は零封し、修正能力がキラリと光った。1日は無観客の中での登板。「想像はつくけど、経験したことがないので感じていきたい」と前を向いた。


☆ジョンソンを裏ローテの最初に持ってくるなら、第2戦は床田くんか、九里くんか。いずれにしても、森下くんが楽に投げられるよう、開幕戦、2戦目は勝っておきたいところ。


☆さて、ここのところ微妙な、フランスア。


◇広島フランスア 守護神奪取へ剛球復活!「秘密」の握りで真っすぐ手応え 2/29(土) 9:00配信 デイリースポーツ

 広島のヘロニモ・フランスア投手(26)が守護神奪取へ状態を上げてきた。28日はマツダスタジアムで行われた実戦形式のフリー打撃に登板し、打者7人に安打性は2本で、3三振を奪った。抑え争いはDJ・ジョンソン、スコットとの三つどもえ。大本命がギアを上げる。

 打者の手元で伸び上がるような軌道だった。実戦形式のフリー打撃に登板したフランスアが、剛球でねじ伏せた。打者7人に投げ、小窪から2三振を奪うなど計3奪三振。パワーピッチャーとしての存在感を放った。

 「『真っすぐが良かった』とコーチにも言ってもらった。自分でも良い感じだと思う」

 春季キャンプでは、球速が出ていても簡単にはじき返される場面が多かった。コンディションを仕上げている段階ではあったもの、本来のキレでないのは明らかだった。「シュート回転しているんだ」と首をかしげたときもあった。

 復調の兆しを指先に見いだした。登板前の投球練習で、これまでとは違う握り方で直球を投げた。詳細は「秘密」としたが、それでも「感覚が良い」と手応えを得た。

 春季キャンプの守護神レースでは、DJ・ジョンソンとスコットにリードを許した。だが、昨季も抑えを務め、修羅場をくぐり抜けた経験がフランスアにはある。空振りが奪える直球が戻れば、信頼を勝ち得ることができる。

 佐々岡監督は「力強さがあって、低めに来ていた」と目尻を下げた。外国人3選手で争う守護神の座。取り戻した武器で奪い取る。


☆ようやく、ですかね。この人は投げ込んだ方が調子が上がるでしょうから、開幕に合わせて、調整してほしいですね。




☆さて、オープン戦。


 ◇スタメン

【中日】
① 8 大島
② 5 高橋
③ 7 福田
④ 3 ビシエド
⑤ 4 阿部
⑥ 6 京田
⑦ 9 平田
⑧ 2 石橋
⑨ D 井領
先発 ロメロ

【広島】
① 7 長野
② 5 ピレラ
③ 8 西川
④ 9 鈴木
⑤ 2 會澤
⑥ 4 菊池
⑦ 6 田中
⑧ 3 堂林
⑨ D 野間
先発 大瀬良


(C)1回表
先頭①長野 四球
 無死1塁
②ピレラど真ん中ストレートにファーストフライ、③西川センターゴロ、④鈴木誠152㎞ストレートに見逃し三振、この回無得点。


(D)1回裏
①大島低めカットボールにセカンドゴロ、②高橋内角カットボールにレフトフライ、③福田高めストレートに三振、この回三者凡退、無失点。


(C)2回表
⑤會澤つり球に三振、⑥菊池涼外角スライダーにセンターフライ、⑦田中広内角スライダーに見逃し三振、この回三者凡退、無得点。


(D)2回裏
④ビシエド高めカットボールにファーストフライ、⑤阿部ど真ん中ストレートにセカンドフライ、⑥京田内角低めボール球カットボールに三振、この回三者凡退、無失点。


(C)3回表
⑧堂林 つり球に三振
 1死
⑨野間 一二塁間破るライト前ヒット…初球ど真ん中ストレート。
 1死1塁
①長野 152㎞ストレートにショートゴロゲッツー、この回無得点。


(D)3回裏
先頭⑦平田 サードゴロをピレラ悪送球、平田は2塁へ。
 無死2塁
⑧石橋 送りバント
 1死3塁
⑨井領外角ストレートに三振、①大島内角ストレートにセカンドゴロ、この回無失点。


(C)4回表
②ピレラ ファーストファウルフライ
 1死
③西川 外角カーブをセンター前ヒット
 1死1塁
④鈴木誠 真ん中低めストレートをレフトへツーベース、1塁ランナー西川走塁死、バッターランナー鈴木は3塁へ。
 2死3塁、投手鈴木博(D)。
⑤會澤 ライト前先制タイムリーヒット カープ先制、中0-1広。…内角ストレート。
 2死1塁
⑥菊池涼 ライト前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…内角ストレート。
 2死1・3塁
⑦田中広 外角ストレートにショートゴロ、この回1点。


(D)4回裏、①長野に代わりサード小園、サードピレラがレフト。
②高橋外角フォークにピッチャーゴロ、③福田低めフォークに三振
 2死
④ビシエド レフトスタンドへ同点ホームラン、中日同点、中1-1広。…初球低めフォーク。
 2死
⑤阿部 四球
 2死1塁
⑥京田 低めフォークにセンターフライ、この回1失点。


(C)5回表
先頭⑧堂林 ストレートの四球
 無死1塁
⑨野間 サード内野安打
 無死1・2塁
①小園150㎞ストレートにレフトフライ、②ピレラ低めストレートにサードゴロ
 2死1・2塁
③西川 ストレートの四球
 2死満塁
④鈴木誠 151㎞ストレートにレフトフライ、この回無得点。


(D)5回裏、投手床田(C)。④鈴木に代わりショート上本、キャッチャー坂倉、セカンド小窪、⑦田中に代わりライト高橋大。
⑦平田内角スライダーにサードフライ、⑧石橋低めスライダーにセンターフライ、⑨井領高めストレートにライトフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)6回表、投手福(D)。キャッチャー郡司。
先頭⑤坂倉 ライトフェンス直撃のツーベース…初球外角ストレート。
 無死2塁
⑥小窪低めシンカーにピッチャーゴロ、⑦高橋大初球低めスライダーにセンターフライ、⑧堂林ど真ん中ストレートにセカンドゴロ、この回無得点。


(D)6回裏、センター宇草。
先頭①大島 ショート内野安打
 無死1塁
②高橋 外角ストレートにサードゴロ
 1死1塁
③福田の時、床田ワイルドピッチ
 1死2塁
③福田 低めツーシームにセカンドゴロ、ランナー3塁へ。
 2死3塁
④ビシエド ライト前勝ち越しタイムリーヒット、中日勝ち越し、中2-1広。…高めストレート。
 2死1塁、代走石川駿。
⑤阿部 センター前ヒット…ど真ん中ツーシーム(-_-;)
 2死1・2塁
⑥京田 初球外角スライダーにセカンドゴロ、この回1失点。


(C)7回表、投手又吉(D)。センター根尾、サード三ツ俣、レフト武田、④ビシエドの代走石川駿そのままファースト。
⑨野間 内角ストレートにサードファウルフライ
 1死
①小園 センター前ヒット…初球低めスライダー。
 1死1塁
②ピレラ外角ストレートにライトフライ、③宇草内角低めボール球ストレートに三振、この回無得点。


(D)7回裏
⑦平田初球低めスライダーにセンターフライ、⑧郡司ど真ん中ストレートにショートゴロ
 2死、⑨井領に代打シエラ。
⑨シエラ 低めストレートにセンターフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)8回表、投手藤嶋(D)。ライト渡辺。
④上本つり球に三振、⑤坂倉低めスプリットにレフトフライ、⑥小窪外角ストレートにライトフライ、この回三者凡退、無得点。


(D)8回裏
①根尾 外角カーブにピッチャーゴロ
 1死、投手DJ.ジョンソン(C)。
②三ツ俣 低めカーブに見逃し三振
 2死
③武田 レフトスタンドへホームラン、中3-1広。…外角高めストレート。
 2死
④石川駿 150㎞ストレートに三振、この回1失点。


(C)9回表、投手岡田(D)。
⑦高橋大 外角ストレートにファーストフライ
 1死
⑧堂林 センター前ヒット…ど真ん中ストレートを二遊間へ。
 1死1塁、⑨野間に代打正隨。
⑨正隨 高めスライダーにサードゴロゲッツー、この回無得点、ゲームセット。


中日 対 広島 (中1勝0敗0分 オープン戦 14時00分 ナゴヤドーム)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
D 0 0 0 1 0 1 0 1 X 3
勝 福 2試合1勝0敗
敗 床田 2試合1勝1敗
S 岡田 2試合0勝0敗S1
ホームラン ビシエド1号(大瀬良)武田1号(D・ジョンソン)

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 7 長野  1 0 0 .167 0 四球 …… 遊併 …… …… …… …… ……
  5 小園  2 1 0 .455 1 …… …… …… …… 左飛 …… 中安 ……
②57ピレラ 4 0 0 .250 0 一飛 …… …… 一邪 三ゴ …… 右飛 ……
③ 8 西川  2 1 0 .364 1 中ゴ …… …… 中安 四球 …… …… ……
  8 宇草  1 0 0 .429 0 …… …… …… …… …… …… 三振 ……
④ 9 鈴木誠 3 1 0 .125 0 三振 …… …… 左2 左飛 …… …… ……
  6 上本  1 0 0 .000 0 …… …… …… …… …… …… …… 三振
⑤ 2 会沢  2 1 1 .571 0 …… 三振 …… 右安 …… …… …… ……
  2 坂倉  2 1 0 .500 0 …… …… …… …… …… 右2 …… 左飛
⑥ 4 菊池涼 2 1 0 .125 0 …… 中飛 …… 右安 …… …… …… ……
  4 小窪  2 0 0 .200 0 …… …… …… …… …… 投ゴ …… 右飛
⑦ 6 田中広 2 0 0 .222 0 …… 三振 …… 遊ゴ …… …… …… ……
  9 高橋大 2 0 0 .167 0 …… …… …… …… …… 中飛 …… …… 一飛
⑧ 3 堂林  3 1 0 .455 0 …… …… 三振 …… 四球 二ゴ …… …… 中安
⑨ D 野間  3 2 0 .333 0 …… …… 右安 …… 三安 …… 三邪 ……
打 D 正随  1 0 0 .400 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 三併
計     33 9 1 .324 3
残塁8、併殺0

【中日】
      打 安 点 打率 本
① 8 大島  3 1 0 .222 0 二ゴ …… 二ゴ …… …… 遊安 …… ……
  8 根尾  1 0 0 .250 0 …… …… …… …… …… …… …… 投ゴ
② 5 高橋  3 0 0 .308 1 左飛 …… …… 投ゴ …… 三ゴ …… ……
  5 三ツ俣 1 0 0 .000 0 …… …… …… …… …… …… …… 三振
③ 7 福田  3 0 0 .231 0 三振 …… …… 三振 …… 二ゴ …… ……
  7 武田  1 1 1 .429 1 …… …… …… …… …… …… …… 左本
④ 3 ビシエド
      3 2 2 .222 1 …… 一飛 …… 左本 …… 右安 …… ……
走 3 石川駿 1 0 0 .167 0 …… …… …… …… …… …… …… 三振
⑤ 4 阿部  2 1 0 .300 0 …… 二飛 …… 四球 …… 中安 …… ……
⑥ 6 京田  3 0 0 .455 0 …… 三振 …… 中飛 …… 二ゴ …… ……
⑦ 9 平田  3 0 0 .250 1 …… …… 三失 …… 三飛 …… 中飛 ……
  9 渡辺  0 0 0 .500 0
⑧ 2 石橋  1 0 0 .000 0 …… …… 投ギ …… 中飛 …… …… ……
  2 郡司  1 0 0 .500 0 …… …… …… …… …… …… 遊ゴ ……
⑨ D 井領  2 0 0 .333 0 …… …… 三振 …… 右飛 …… …… ……
打 D シエラ 1 0 0 .200 0 …… …… …… …… …… …… 中飛 ……
計     29 5 3 .258 4
残塁4、併殺2

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
大瀬良 2 0 0 0 4 58 1 4 1 1 2.57
床田 2 1 1 0 31/3 38 3 0 0 1 1.42
D・ジョンソン
    2 1 0 0 2/3 15 1 2 0 1 5.40

【中日】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
ロメロ2 0 1 0 32/3 64 3 4 1 1 4.76
鈴木博2 1 0 0 11/3 30 3 0 2 0 0.00
福   2 1 0 0 1 10 1 0 0 0 0.00
又吉  2 0 0 0 1 13 1 1 0 0 0.00
藤嶋  2 0 0 0 1 13 0 1 0 0 0.00
岡田  2 0 0 1 1 10 1 0 0 0 0.00

◇失策 ピレラ(3回)
◇走塁死 西川(4回)
◇暴投 床田(6回)
◇試合時間 2時間34分


◇中日 開幕前哨戦に競り勝ち2連勝 ビシエドお目覚め、同点弾&決勝タイムリー 広島はOP戦初黒星 2/29(土) 16:40配信 スポニチアネックス

 ◇オープン戦 中日3―1広島(2020年2月29日 ナゴヤD)

 中日が開幕戦でぶつかる広島との前哨戦に3―1で競り勝ち、オープン戦開幕2連敗後の2連勝を飾った。広島は3連勝でストップし、4戦目でオープン戦初黒星を喫している。

 中日は1―1で迎えた6回、2死三塁から主砲・ビシエドが右前へ勝ち越し適時打。ビシエドは0―1で迎えた4回には大瀬良が投じたフォークを左翼スタンドへ運んでオープン戦初安打を同点アーチで飾っており、2打点を叩き出した。先発投手のロメロは4回途中1失点でアクシデントにより緊急降板となった。

 広島は開幕投手の大瀬良がオープン戦2度目の先発でビシエドの一発のみに抑える4回1安打1失点と順調な仕上がり。2番手の左腕・床田は3回1/3を3安打1失点、3番手として登板した新戦力のDJ・ジョンソンは武田に直球を左翼スタンドに特大アーチを打たれ、2/3回で1安打1失点だった。打線は1番・長野、6番・菊池涼、7番・田中広と組み替えて臨んだ。


☆打てませんでしたねぇ。ま、5回、6回と点が入らなかったので、そういうことをしてると、終盤は相手のペースになります。


☆大瀬良くんは、ビシエドの一発だけでしたね。


◇広島大瀬良が上々の予行演習、味方失策も切り抜けた 2/29(土) 20:58配信 日刊スポーツ

<オープン戦:中日3-1広島>◇29日◇ナゴヤドーム

 無観客でも動じません! 広島大瀬良大地投手(28)が、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発し、4回1安打1失点と貫禄の投球をみせた。20日の開幕戦で対戦する相手との「予行演習」で最速148キロの直球とカットボール、フォークを交ぜて4三振を奪った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため史上初めて無観客でオープン戦が行われる中、広島のエースがまた1段ギアを上げた。

   ◇   ◇   ◇

 無観客の閑散としたドームの中で、広島の背番号14の存在感が際立った。最速148キロの直球とカットボールを軸に3回まで無安打無失点。被安打は4回に浴びたビシエドのソロのみ。開幕の前哨戦を堂々の投球で終えた。ファンの後押しはなかったが「鳴り物がないのは少し違和感がありましたけど、プレーボールがかかってからゲームに入っていくことができた」と集中力を研ぎ澄ませた。

 課題を克服した。前回2月23日の阪神戦では左打者に内角球を捉えられていた。この日は2回2死で迎えた京田に追い込んでから内角への切れ味鋭いカットボールで空振り三振。他にも大島、高橋、井領ら左打者の内角をえぐり、空振り三振、凡打だった。「左の内角に強いカットボールを投げて、意図して三振だったり、内野ゴロを打たせて取ることができた」と好感触をつかんだ。

 ピンチにも動じなかった。3回先頭の平田のゴロを三塁ピレラが一塁へ悪送球。犠打で1死三塁とされたが、井領を145キロ直球で空振り三振。大島を二ゴロに仕留め、難を乗り越えた。「昨年まで僕の中では課題というか、ああいう場面で失点してしまうケースが多かった。なんとかゼロにに抑えて、JP(ピレラ)にいい形で打席にいってほしいとも思ってました」。

 4回に多投したフォークも新たな勝負球の1つに加わりそうだ。2死からはビシエドに内角へ甘く入ったその1球を左翼席へ運ばれたものの、高橋、福田、京田と3人ともフォークで仕留めた。大瀬良は「抜けてしまうとビシエドに打たれたみたいになる。そこを気をつけていけば、使える球種になるんじゃないかな。感触はよかった」と手応えを口にした。広島の大黒柱のエンジンが徐々に暖まってきた。【古財稜明】

▽広島佐々岡監督 (大瀬良は)課題を持って投げていた中で、強さも出せて投げていた。(床田は)良かった時とはまだ違う。


☆床田くんは、後半になってようやく球が走り始めました。佐々岡監督からしたら、いやまだやれるはず、って感じなんでしょう。


☆で、大瀬良くんは、今年はキャンプからストレートの質がいいような気がするんですよね。キャンプのブルペンで目立ったのはやはり、ジョンソンと、この大瀬良くん。


☆打線は、会沢の1本だけでしたね。


◇広島・会沢、先制適時打“打てる捕手”が今季も勝負強さを発揮 2/29(土) 16:33配信 サンケイスポーツ

 広島・会沢翼捕手(31)が29日、無観客での中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に「5番・捕手」で先発出場した。四回2死三塁では2番手・鈴木博から右前適時打を放って、先制点を叩き出した。昨季は得点圏打率リーグ1位の・351をマークするなど打率・277、12本塁打、自己最多63打点。オフに3年契約で残留した“打てる捕手”が今季も勝負強さを発揮する。


☆会沢の5番はやめた方がいいとは思いますが、相変わらずさすがのバッティングで、今年も頼りになりそうです。


☆この人にも、1本出ました。


◇広島小園「1日1日勝負」初三塁守備も無難にこなす 2/29(土) 20:57配信 日刊スポーツ

<オープン戦:中日3-1広島>◇29日◇ナゴヤドーム

 本職は遊撃の広島小園海斗内野手がオープン戦で初めて三塁を守った。4回の守備から出場して2度の守備機会を無難にこなした。「やったことないこともないので、練習でずっとやっていたイメージのままできました」。

 打っては7回に先頭で又吉の変化球を中前に運び、3試合連続安打。「アピールしないといけない立場。1日1日が勝負なので、絶対に(スタメンを)勝ち取るように頑張ります」と力を込めた。


☆練習試合か何かで守りましたよね、確か。


☆今日もヒット1本で、打率は.455。ずっといい感じで来てますよね。本人もショートでスタメン、とずっと言ってますが、いやいや、田中くんにプレッシャーかけて下さい。




☆さて、今日のオープン戦は、無観客試合。


◇無人の客席、寂しさ実感 各地で無観客オープン戦―プロ野球 2/29(土) 20:31配信 時事通信

 29日のプロ野球オープン戦はコロナウイルスの感染拡大を受けて無観客で実施。各球場で選手、監督らがさまざまな反応を示した。

 ゾゾマリンスタジアムでのロッテ―楽天戦で、ロッテの井上は一回に本塁打を放った後、ファンのいない客席へパフォーマンス。二回の守備に就く際は、帽子を取って声援に応えるしぐさを見せた。「歓声がない中で集中することはできたが、誰も見てくれない悲しさはあった」。楽天の三木監督は「お客さんがいない中でやることでお客さんの大切さを改めて感じた」としみじみ話した。

 無観客の寂しさを感じたのは、福岡ペイペイドームでソフトバンクを下した阪神の矢野監督も同じ。チームの5本塁打は無人の外野席へ次々と飛び込み、「ファンが入っていたら喜んでくれていたのに。やっぱりお客さんがいる中でやりたいな、というのは実感した」。札幌ドームでオリックスと戦った日本ハムの栗山監督は「ファンの思いがいつも球場にあるのがいかに幸せか。みんな感じてくれたと思う」と話した。

 中日―広島戦の舞台となったナゴヤドーム。敵地にかかわらず多くの広島ファンが詰めかける球場だが、普段のような熱狂的な応援がない中での一戦に。広島の選手会長の田中広は「不思議な感じがした。改めて声援が力になっていると感じた」と実感を込めた。


☆「新型コロナウイルス」ですね。


☆で、もちろんカープも、無観客試合。


◇中日対広島オープン戦は無観客で ファンは「残念、早く落ち着いてほしい」 2/29(土) 17:46配信 毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、名古屋市東区のナゴヤドームでも29日、中日対広島のオープン戦が無観客で行われた。

 この日と3月4日には「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた中日元監督、高木守道さんの追悼試合が予定されていたが、延期された。静まり返ったドームの中、球音と選手たちの声が大きく響いた。

 ドームの外ではチケットの払い戻しや球場を見に訪れるファンの姿もあった。10歳の娘と一緒に愛知県岡崎市から来た男性(39)は「娘が試合を楽しみにしていたので、雰囲気だけでも見せてあげたいと思って来た。残念だけれど、感染が収まらないとスポーツもできない。早く落ち着いてほしい」と話した。【細川貴代】


☆まあ仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。


◇広島・鈴木、無観客試合で声援なく「モチベーション保つのは難しい」 2/29(土) 18:59配信 デイリースポーツ

 「オープン戦、中日3-1広島」(29日、ナゴヤドーム)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、無観客で行われた試合。選手の登場曲などはなく、シンプルな場内アナウンスだけだった。

 また、ファンを喜ばせるオフィシャルパフォーマンスチームのチアドラゴンズやドアラもグラウンドに現れることはなかった。

 報道陣にはマスクの着用が義務づけられた。球場正面玄関で健康チェックシートに熱の有無などを記入し、手をアルコール消毒して入場した。また、広島ベンチでは、球団が独自に担当記者に検温を求めた。

 無観客試合を終えた選手の談話は以下の通り。

 田中広輔選手会長「雰囲気が違い不思議な感じがしたけど、試合に入れば集中した。あらためて声援が力になっていると感じた」

 会沢翼捕手「独特の雰囲気があった。試合をやらせてもらえるので、この機会をしっかりと生かしたい」

 鈴木誠也外野手「初めてのことだったけど、慣れてくると思う。いつもはお客さんが入った中でやっているから、モチベーションを保つのは難しい」


☆ま、静かではあるでしょうが、いつもと環境が違うし、当然応援もない訳ですから、かえって集中できないかも知れませんね。


☆さてその、誠也くん。


◇目指すは「10割・200本塁打・1000打点」。鈴木誠也をさらなる高みへと突き動かす“飢餓感” 2/29(土) 6:00配信 THE DIGEST

 今年の広島キャンプでよく耳にした表現方法がある。「打球音が違う」。オープン戦3試合を含め、2月の対外試合7試合で5勝1敗。56得点と打ちまくった広島打線の中でも、主砲の鈴木誠也は段違いな打撃を見せつけていた。

 キャンプ初日から打撃投手相手に28スウィングで10本の柵越えを放った。全体の打撃メニューには入らず、ランチ特打。試運転段階からバックスクリーン直撃弾に、推定飛距離140メートルの特大弾まで飛び出した。

 多くの主力が抜けた昨年、チームは4位と大きく転落した。低調だった打線の中で1年通して安定した成績を残し、自身初のタイトルとなる首位打者と最高出塁を獲得した。オフには侍ジャパンの4番としてプレミア12での世界一に貢献。MVPを受賞する活躍を見せた。

 東京五輪を控える今年は広島だけでなく、日本中が注目する打者の一人といえるだろう。

 ただ、本人は日本を代表する打者という自覚を持ちながらも、周囲の評価や称賛には戸惑いも感じているように映る。
 
 キャンプ初日から柵越えを放り込む打撃だけでない。実戦が始まれば簡単に安打性を放ち、アーチも描く。自然と番記者らは背番号1を追うが、本人の反応はいつも淡々としている。打球を右ふくらはぎ付近に当てた影響で2試合続けて欠場予定だった16日の中日との練習試合に出場志願した試合後もそうだった。大事に至らなかったものの、首脳陣は大事を取ってこの日も休ませるつもりだったが「そんな立場ではない。まだ25歳ですよ。特別扱いしてほしくない」と苦笑いしていた。

 この思考、精神力こそ鈴木誠の強さだ。

 鈴木誠は野球界の中で頂点に近づいている感覚がないだろう。周囲はすでに頂点近くまで登っている感覚にあるが、本人が登っている山と周囲が見ている山は違う。かといって騒がれ始めている米球界を頂点に思っているというわけでもなさそうだ。目指す理想は鈴木誠の中にだけあり、誰も計り知れない高い山だと想像はつく。

 今年2月に米国で大谷翔平(エンジェルス)が、同じ打ち方で打ち続けることはできないと言っていたと報じられた理論は鈴木誠の姿と重なる。


 ブレイクした16年オフ、打撃フォームを継続するのではなく、一度解体することを選んだ。「身体は一年一年で変わるので打撃も変わらないといけない。シーズン中になれば一日一日コンディションも違う」と鈴木誠。しっかりとした打撃の幹を作り上げ、そこから引き出しを増やしていく作業を繰り返している。

 根っからの打撃人で、四六時中、野球のことばかり考えている。移動中の多くは打撃動画を見ることに費やし、広島の中軸となっても他の選手やコーチに意見を求める。シーズン中の試合前練習でも、坂本勇人(巨人)やマイク・トラウト(エンジェルス)、ミゲル・カブレラ(タイガース)などの打者の打撃フォームで打撃練習することがある。そこからスウィング軌道やバットを振り始める感覚、タイミングの取りやすさなどヒントを探る。

 昨年は公式戦で実践した。9月14日・巨人戦(東京ドーム)の4回。対戦成績8打数1安打の2番手・高木京介に対し「タイミングを取るのが難しかった」と“打てる形”を探った。坂本のように左足を大きく上げて構えたかと思えば、いつものようなフォームなどタイミングを計った。結果、「タイミングが合うか、合わないか。それすらなかった。“タイミングがない”なら、ステップするの止めようと思った」とノーステップ打法で27号本塁打を放ってみせた。
 
 広島では4番打者であり、チームの顔となった。侍ジャパンでも4番として東京五輪での金メダル獲得を期待される立場となった。ただ、鈴木誠が目指す山の頂点はまだ見えていないかもしれない。

 16年オフの契約更改を終えた代表会見で目標を聞かれた時の言葉が忘れられない。

「10割・200本塁打・1000打点」

 会見場からは笑い声も聞かれたが、鈴木誠の頭の中を少しだけのぞけたような気がした。

 その後、数字の真意を聞くと「僕は高い目標でも嫌にならずに結構、頑張れるタイプです。打率10割とは言いましたけど、究極です。届かないですけど、一日一日大事にして向かっていけるように練習している。やみくもにやっているわけじゃない。遠回りしてでも自分を試してやっています」と真っすぐに答えた。

 当時まだ22歳だった。あれから野球人生を脅かす大怪我を経験し、長いリハビリを乗り越えた。優勝する喜びも、負ける悔しさもも味わい、人間としても成長した。でも、まだ満たされない。そんな飢餓感こそ、鈴木誠が高み高みへと登る原動力となっている。

文●前原淳

【著者プロフィール】
1980年7月20日・福岡県生まれ。現在は外部ライターとして日刊スポーツ・広島担当。0大学卒業後、編集プロダクションで4年間の下積みを経て、2007年に広島の出版社に入社。14年12月にフリー転身。華やかなプロ野球界の中にある、ひとりの人間としての心の動きを捉えるために日々奮闘中。取材すればするほど、深みを感じるアスリートの心技体――。その先にある答えを追い続ける。『Number』などにも寄稿。


☆確か、新井さんと張り合ったんですよね、16年のオフって(笑)。


☆誠也くんはね、何て言うか、「真面目に真面目くさらない」タイプなんですよね。誰よりも練習するのに、前田さんのような求道者のイメージはない。ブログとかはアホっぽいし(笑)、はしゃぐのも大好き。にもかかわらず、1打席たりともアウトになりたくないと、本気で思ってる。子どもと大人が同居してるようであり、アホと真面目がないまぜになってる(笑)。シンプルな思考は大体的を射ているし、考えてないようで、しっかり考えてる。4番にこだわりがないようで、真の4番になれるよう、誰よりも「4番」にこだわってる。


☆オープン戦ではあまり結果が出てませんが、問題ないと思います。開幕にはきっちり合わせてきますよ。


◇オープン戦

▽西武 試合前中止 DeNA (佐賀)

▽ロッテ 2 - 4 楽天 (1回戦 ZOZOマリン)
 ロッテは、新加入の福田秀が先頭打者本塁打を含む2打数2安打の活躍。開幕へ向けて順調な調整ぶりを披露した。対する楽天は、先発・松井が5回2失点。初回に2本塁打を浴びるも、2回以降は安定した投球を見せた。
勝 [ 楽天 ] 松井(1勝1敗0S)
敗 [ ロッテ ] 田中(0勝1敗0S)
セーブ [ 楽天 ] 高梨(0勝0敗1S)
本塁打 [楽天] 太田 1号(5回表3ラン) 島内 1号(7回表ソロ) [ロッテ] 福田秀 1号(1回裏ソロ) 井上 1号(1回裏ソロ)

▽ソフトバンク 4 - 5 阪神 (1回戦 PayPayドーム)
 ソフトバンクは、開幕投手を目指す東浜が4回4失点。4本のソロを浴びるなど、課題を残す結果となった。対する阪神は、サンズと大山が2打席連続本塁打を放つ活躍。持ち前の長打力を存分に発揮した。
勝 [ 阪神 ] 西勇(2勝0敗0S)
敗 [ ソフトバンク ] 東浜(1勝1敗0S)
セーブ [ 阪神 ] 岩田(0勝0敗1S)
本塁打 [阪神] サンズ 1号(2回表ソロ) 高山 1号(3回表ソロ) サンズ 2号(4回表ソロ) 大山 1号(4回表ソロ) 大山 2号(6回表ソロ)

▽日本ハム 4 - 3 オリックス (1回戦 札幌ドーム)
 日本ハム・有原が3回3安打1失点、対するオリックス・山岡も5回1安打無失点と、両チームの先発がそれぞれ安定した投球を披露。ともに開幕投手に内定している両右腕が、順調な仕上がりを見せた。
勝 [ 日本ハム ] 宮西(1勝0敗0S)
敗 [ オリックス ] 澤田(0勝1敗0S)
本塁打 [オリックス] T-岡田 1号(2回表ソロ)

▽巨人 3 - 5 ヤクルト (1回戦 東京ドーム)
 巨人は菅野が5回4安打1失点の投球。開幕投手に指名されている右腕が、順調な調整ぶりを披露した。対するヤクルトは、青木が3安打2打点の活躍。頼れるベテランが、バットで存在感を示した。
勝 [ ヤクルト ] イノーア(1勝0敗0S)
敗 [ 巨人 ] ビエイラ(0勝1敗0S)
本塁打 [ヤクルト] 青木 1号(8回表2ラン) [巨人] モタ 2号(4回裏2ラン) 岡本 1号(6回裏ソロ)


順 チーム名 試 勝 敗 引 勝率 差
① DeNA 4 4 0 0 1.000 ー
② 広島   4 3 1 0 .750 1
③ ヤクルト 4 2 1 1 .667 0.5
  阪神   4 2 1 1 .667 0
⑤ ソフバン 2 1 1 0 .500 0.5
  中日   4 2 2 0 .500 0
⑦ 巨人   5 2 3 0 .400 0.5
⑧ 楽天   4 1 3 0 .250 0.5
  日本ハム 4 1 3 0 .250 0
⑩ ロッテ  1 0 1 0 .000 -0.5
  オリクス 2 0 2 0 .000 0.5
  西武


◇3月1日のオープン戦

▽西武ーDeNA(長崎 12:30)
▽日本ハムーオリックス (13:00 札幌ドーム)
▽ロッテー楽天 (ZOZOマリン 13:00)
▽ソフトバンクー阪神 (PayPayドーム 13:00)
▽巨人ーヤクルト (東京ドーム 14:00)
▽中日ー広島 (ナゴヤドーム 14:00)


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source : K.Oのカープ・ブログ。