2020年3月31日火曜日

ついにプロ野球界にも新型コロナウイルス感染者が発生。阪神藤浪晋太郎、伊藤隼太外野手、長坂拳弥の3選手

球界に激震が走りました。ついに新型コロナウイルス感染者が出てしまったのです。

まさか味覚障害…藤浪コロナ感染 阪神物々しい1日(ニッカン)
阪神藤浪晋太郎投手(25)が「嗅覚」異常を訴え、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性反応が出たことが26日、分かった。日本プロ野球機構(NPB)の選手の感染は初めて。3月14日に藤浪と食事をともにした2選手も「味覚障がい」に類似した症状を申し出ているという。球団は最低1週間の活動休止を決定し、チームは事実上の解散状態。矢野監督や選手らは自宅待機を命じられ、目指す4月24日開幕にも大きな影響が出そうな非常事態に陥った。


好天で暖かい球場のムードが凍りついた。この日は1軍が全休。鳴尾浜では2軍ナインがソフトバンク戦に備えて午前9時から体を動かしていた。野手はフリー打撃を行い、投手はブルペン投球。日常の光景は午前10時過ぎ、ナインの1人がPCR検査を受けると公表されて一変した。試合中止が決まり、選手は普段より30分ほど早く練習を打ち切って虎風荘へ。緊急ミーティングで状況の説明と自宅待機を通達され、続々と帰宅した。

当初は試合を行う予定だったが、朝になって味覚障害を申し出る選手が複数現れた。これを受け、急きょソフトバンクに中止を申し入れたことに、谷本球団副社長は「練習に入ったので申し訳なかったけど、いかんともしがたい」と話した。正午に球団がPCR検査を受ける選手が藤浪と発表。球団広報が鳴尾浜で対応に追われた。

「(藤浪は)コロナウイルスでよく言われている風邪症状はまったくない。陰性の可能性は十分あると思う」。そう話す一方「PCR検査はすぐに受けられるものではない。受けられる病院等々を確認している状況」と説明。藤浪は自宅待機し、保健所の指示でPCR検査を受診する流れだが、見通しは不透明という。

集団感染の防止へ、前代未聞の1日になった。本拠地甲子園では昼前から白い防護服姿の作業員が消毒作業を開始。球団事務所をはじめ、午後3時には2軍拠点の鳴尾浜の球団施設も入念に消毒が施された。同副社長は「藤浪君と味覚症状を訴えてきた選手が立ち寄ったようなところ」と話すなど、物々しい雰囲気が漂った。

選手に感染予防を注意喚起してきた球団にとって想定外の事態だった。NPBとJリーグが構成する新型コロナウイルス対策連絡会議に出席してきた同副社長は「(藤浪は)おかしなことに嗅覚だけないと…。専門家の先生方を入れた対策、連絡会議でも、そういう症状を言われていなかった。それはノーチェック。逆に言うと、我々から申し出なさいという規定に入っていない」と困惑を隠せない。日本中が感染拡大防止策を講じるなか、4月24日開幕を目指すプロ野球界にも激震が走った。



阪神 藤浪に加え伊藤隼太、長坂拳弥がコロナ感染(ニッカン)
阪神が27日、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受けていた藤浪晋太郎投手(25)の検査結果について、陽性判定だったことを発表した。加えて、伊藤隼太外野手(30)と長坂拳弥捕手(25)も検査を受けて陽性だったことを発表。いずれも26日深夜に判定が出た。日本野球機構(NPB)の選手の感染判明は初めてのケース。

甲子園室内練習場で会見を行った揚塩球団社長は「昨日、藤浪選手、長坂選手、伊藤隼太選手3名が大阪府内の病院でPCR検査を受けました。残念ながら陽性の判定が出ましたことを報告いたします」。続けて「現在、感染拡大防止のために国民を挙げて取り組んでいるさなか、そしてプロ野球の公式戦開幕に向けて期待しているファンの皆様方、関係者の皆様方に対しましては不安、ご心配をおかけしまして、誠に申し訳ございません。今後、我々球団としましても、できる限り感染拡大防止に努めてまいります。これ以上、今後、感染者を増やさないように努力してまいりますので、よろしくお願いします。重ねてこのような事態になりましたことを重く受け止めております。引き続き、感染防止のために関係各所の指導を仰ぎながら、協力しながら、対策を講じてまいりますので、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。

藤浪選手は発熱やせき、倦怠(けんたい)感などの症状はなかったものの、ワインやコーヒーの匂いを感じることができない「嗅覚」の異常に気づき、24日に耳鼻咽喉科と内科を受診。コロナウイルスの症状として「嗅覚」や「味覚」の異常が出る場合があり、25日に再度兵庫県内の別の病院を受診。医師のすすめで26日にPCR検査を受けていた。

球団は首脳陣、選手、スタッフ、職員について1週間の自宅待機をさせる方針を決定済み。チームはこの日から全体練習を再開する予定だったが、それも中止となり、1軍、ファームともに4月1日まで練習を行わないことが発表されていた。



阪神藤浪、ファンへの啓発考え実名報道を望んでいた(ニッカン)
阪神が27日、藤浪晋太郎投手(25)伊藤隼太外野手(30)長坂拳弥捕手(25)の3選手が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性判定を受けたことを公表した。

いずれも26日深夜に判明。日本野球機構(NPB)の選手の感染判明は初のケースとなった。揚塩健治球団社長(60)がこの日の午後、甲子園室内練習場で会見を行って発表したが、チームの活動停止期間がさらに延びる可能性もあり、非常事態が収まる気配は見えてこない。


阪神揚塩球団社長は藤浪のPCR検査に至った経緯や本人とのやり取りも詳細に語った。

「もともと嗅覚、コーヒーのにおいがしないとか、彼(藤浪)がそういうことでトレーナーに報告してくれました」。藤浪は21日ににおいを感じにくいなどの自覚症状を覚え、24日に嗅覚の異常に関して申し出て兵庫県内の病院を受診。25日に再度兵庫県内の別の病院で受診し、PCR検査が必要との連絡がドクターから連絡があったという。そして26日に大阪府内の病院でPCR検査を受けた。

「嗅覚、味覚の障害というのは報告事項には上げていなかったんですけど、彼はそれを何か異常があるのかなということで、ある意味勇気を持って球団にも報告してくれて、我々も医院を紹介して情報を共有したというのが今回。彼はその時点でコロナの感染を疑ったわけではございません」

さらに揚塩社長は「PCR検査を受けることを発表するにあたって、藤浪くんに相談をしましたら、実名を報道して下さい、と。今まで情報になかった嗅覚、味覚の異常というものに対しても万が一、そういうことが起こるということを多くのファンの方、多くのみなさんにこういう初期症状もあるということを分かっていただく機会にもなるんじゃないかということを彼も言いまして『実名でこういう症状で検査を受けるということを言っていただいて結構です』ということでした」と話していた。



藤浪らと食事の感染女性、関係性は「分からない」(ニッカン)
大阪府は28日、新たに20~70代の男女15人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。15人のうち20代女性2人が、既に感染が判明している阪神の藤浪晋太郎投手(25)ら3選手と食事をしたことが分かった。

大阪府の保健医療室医療対策課によると、20代女性2人はともに23日から発熱、せき、呼吸苦などを訴えているが、症状は「軽症だと聞いている」という。食事をしたのは14日で、藤浪らとの関係性は「分からない」と言い、女性たちの職業については「調査中」とした。また、3選手のうち1人の同居家族の感染も明らかになった。

球団によると、藤浪と伊藤隼、長坂の3選手は14日に阪神の他の4選手、球団外の人物5人の計12人で大阪市内の知人宅を訪れ、会食に参加した。揚塩球団社長は27日の会見で「もう少し厳しく外出禁止という形で臨んでいた方が良かったのかなという反省がある」と話していた。

阪神は26日から活動休止で、選手たちは自宅待機となっている。なお、藤浪ら感染が判明した3選手は入院中。


感染の阪神3選手の食事会、13人以上参加していた(ニッカン)
阪神は29日、新型コロナウイルスに感染した3選手が14日に参加した大阪市内での食事会について、当初12人としていた参加人数が延べ13人以上だったことを認めた。揚塩球団社長は27日の会見で、食事会に参加したのはPCR検査で陽性判定を受けた藤浪、伊藤隼、長坂の3選手に加え、他の阪神4選手と球団外5人としていたが、球団はこの日に「当初12人にいなかったメンバーがいたというところの確認がとれた」と明かした。

大阪府が28日に感染が確認されたと発表した20代女性2人は、藤浪らと14日に食事をしていたことが判明した。球団によると、これを受けて7選手を再調査したという。その結果「12人」は藤浪がその食事の席に到着した時点の人数で、その後に球団外メンバーが入れ替わったか増えた可能性があるという。球団は、食事会が開催された知人宅は数部屋あるため正確に把握しづらく、延べ人数については「分からない」とした。

またこの日、神戸市は新たに新型コロナウイルスの感染者を発表し、そのうち同市在住の20代の女性会社員は、藤浪ら3選手と14日に会食していたという。食事会に参加し、ここまで感染が判明した女性3人が「当初の球団外5人」に含まれていたかは不明で、感染経路も確定されていない。この食事会で感染が確認されたのは、6人となった。ただ、全容は把握しきれておらず、数人から数十人規模の小規模クラスター(感染者集団)の可能性は否定できない状況でもある。

◆クラスター(Cluster) 「房」「集団」「群れ」を意味する。疫学や感染症の分野では、小規模な集団感染や、それによってできた感染者の集団のことを指す。厚生労働省によると「感染経路が追えている数人から数十人規模の患者集団」を小規模患者クラスターと呼ぶ。新型コロナウイルスでは大阪のライブハウス、北海道など各地で発生した。一方で、原子や分子の集団、コンピューターシステムの分野、銀河の集団で用いられることもある。

◆濃厚接触 厚生労働省の判断基準は「距離の近さ」と「時間の長さ」の2つで、距離の目安は2メートル。感染症対策専門家会議では「対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が会話などで一定時間以上続き、多くの人との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高い」としている。



藤浪晋太郎選手らの行動は決して褒められたものではありませんが、若者への感染拡大リスクの高さを示したことになります。

とにかく自宅、自宅、自宅です。


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source : マリンブルーの風