☆さて、まずは26日の話題。
◇広島ドラ1森下 指揮官から自己流調整指令 佐々岡監督「調整強制しない」 4/27(月) 7:30配信 デイリースポーツ
広島の佐々岡真司監督(52)が26日、ドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=に“自己流調整指令”を出した。この日は投手、野手ともB班の練習日だったが、A班担当の指揮官は右腕の投球をマツダスタジアムのスタンドから視察。先が見えない状況でも、これまでの自分を変えずに調整するよう求めた。1勤1休の練習形態となって以降、初の投球練習を行った背番号18は、自身のペースで状態を上げていく。
先が見えない社会情勢とは対照的に、自らが歩むべき道筋は明確に見えていた。森下は背番号18のユニホーム姿で本拠地・マツダスタジアムのマウンドへ向かった。ノーワインドアップから直球に変化球を織り交ぜ59球。「しっかりとした球を投げられていた」と手応えを感じつつ、「変化球の精度を、もっとキャッチボールからしっかりやりたい」と意気込んだ。
この日は右打者の外角を想定した後、左打者の外角への投球に重点を置いた。「バランスよく投げられない。引っ掛けて中(真ん中)だったり、外に抜けてボール(球)になる時がある。意識してやっているし、しっかりコースに投げ切れるように」。自らを厳しく冷静に振り返り、開幕に向けてクリアしていかなければならない課題を掲げた。
右腕の投球をスタンドから見届けた佐々岡監督は「早く、このマウンドで投げたい気持ちを持ちながら投げたと思うし、いいボールも行っていた」と安心した様子。同時に指揮官は、背番号18に“自己流調整のススメ”で背中を押した。
開幕日は依然として未定で、試合から逆算した調整を行えない難しさを森下はプロ1年目から味わっている。そんな右腕に「シーズンに入るといろんなことがある。間違っていたら、また気付いてやればいい。僕らは見るしかないし、そこまで(調整方法を)強制しない。今までやってきたことをやればいい」と自身で考えながら練習で試行錯誤に励むスタンスを求めた。
指揮官の言葉は期待の大きさを物語っている。投球以外のトレーニング面についても「しっかりできている」と納得顔の森下。トレーナーから出されるメニューを消化し、「プラスになっていると感じられる」と充実の日々を実感している。
マツダスタジアムのマウンドは3月22日の練習試合・中日戦以来だった。久しぶりのマウンドには「特に」と苦笑しながらも、「試合で投げたいので」と率直な思いを吐露して開幕を待ちわびた黄金ルーキー。自分を変えることはしない。どんな状況でも自分を貫いて、信じた道を突き進む。
☆人間的にも技術的にも、特に言うことがないんでしょうね。だからルーキーながら、調整を任されているんだと思います。
☆お次は、今村くん。
◇広島・今村 脱力投法!直球の球威向上へ力を微調整「質もよくしたい」 4/27(月) 9:00配信 デイリースポーツ
広島の今村猛投手(29)が26日、廿日市市の大野練習場で2軍通い組の練習に参加し、“脱力投法”で球速アップを目指していくことを誓った。この日は全球直球で30球。「悪くなかったです」と納得の表情を浮かべ、見守った菊地原2軍投手コーチは「バランスよくいい回転の球を投げていた」と評価した。
再び1軍へ上がるため、取り組んでいるのは直球の球威向上だ。「ストレートがよくないと変化球もよくならない。球速も上げたいし質もよくしたい」と意気込みを見せる。
意識しているのは力の微調整だ。以前は球が指から離れる前に余計な力が入っていたが、「力を入れるタイミングを間違わないように」とリリースの瞬間の一点に力を込めることに注意を払い、球に無駄なく力が伝わるように心掛けている。
球団新記録となる29試合連続無失点を達成し、自己最多となる69試合に登板した12年に自己最速の154キロを記録した。だが今年の実戦では140キロ台止まり。「そこを追い求めていきたい」と右腕は常時150キロ超えを目標に掲げる。
16年から2年連続で60試合以上に登板。しかし、昨季は27試合にとどまった。「いい姿を見せたい」と話す右腕は力強い速球を取り戻し、勝利の方程式入りを目指していく。
☆いやいや、昨シーズンも、147~8㎞出ていた時もありましたからね。それくらい出れば十分だと思います。
☆さて、27日の話題。
◇広島、瞬発系メニューで野手陣が調整 長野やピレラらが汗 4/27(月) 14:00配信 デイリースポーツ
1勤1休の練習形態を取っている広島は27日、午前中に野手A班がマツダスタジアムで練習を行い、瞬発力を高めるメニューを行った。
一塁ベンチ付近にパイロンを約2メートル間隔で設置し、サイドステップで3往復するメニューを2セット。内外野のノック、フリー打撃といった通常の練習に加え、選手たちは下半身に刺激が与えられるメニューに厳しい表情を浮かべながら、汗を流した。
野手A班のメンバーである長野や新外国人・ピレラも精力的に取り組み、コンディション維持に努めていた。
☆今年は長野がどれだけ活躍できるかもポイントになりそうですね。
☆お次は、田中くん。
◇広島田中広輔「打撃や守備でも粘り」右ひざ順調回復 4/27(月) 18:30配信 日刊スポーツ
広島田中広輔内野手(30)が27日、マツダスタジアムで行われたA班野手の練習に参加した。昨年8月に手術した右ひざの状態はすでに回復。先延ばしとなっている開幕まで、さらにパワーアップさせるつもりでいる。
気温の上昇とともに、ひざ周りの筋肉量も上がっている。全体練習終了後には個別で患部周辺の筋力を強化。練習前には入念なストレッチ、個人アップも欠かさない。「しっかりとトレーニングができていますし、周りの筋肉もだいぶ付いてきた。動きに制限がなくなってきている。打撃や守備でも粘りが出てきている」。痛みを抱えていた昨年の今頃とは比べものにならない。今年の2月よりも球際の強さを感じている。
今年から就任した選手会長としても、4班に分かれた分離練習でチームをまとめることが難しい状況にある。「選手たちが自覚を持ってやっていると信じている。何かあれば連絡してくれれば。いい方向に持っていけるようにやっていきたい」。チームメートを信じ、今は自分の成長に重きを置いている。
開幕はまだ見えない。ゴールの見えない調整が続く。「少しでもプラスにとらえてやるしかない」。ピンチをチャンスに変える。患部を完治させるだけでなく、この期間を利用して右ひざをより強くして完全復活を目指していく。
☆その、田中くん。
◇復活を期すカープのニューリーダー・田中広輔は困難な状況でもプロとして「決められたところでしっかりとパフォーマンスを見せる」 4/27(月) 6:00配信 広島アスリートマガジン
昨季は連続試合出場のストップ、右膝手術とこれまでにない苦境に立たされた田中広輔。完全復活を目指す今季は選手会長を託され、チームリーダーとしての役割も求められる。故障明けながらもキャンプから順調な調整を進めてきたが、開幕は不透明な状況が続く。誰も経験したことのない困難な状況で練習を続ける、背番号2の思いに迫った。
─新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月後半には無観客での練習試合が続きました。田中選手にとってもあまり経験がないことであったと思いますが、モチベーションを保つという部分ではいかがでしたか?
「野球をやることに対しての気持ちの変化は特にはありませんでした。でもやっぱり、いざ無観客という状況で試合をしてみると、『本当にファンのみなさんの声援は力になるんだな』ということを改めて感じています」
─開幕延期が続いていますが、調整が難しい部分はありますか?
「もちろん調整という面で考えると難しいことではありますけど、これまでしっかりとキャンプもやってきています。そこで『決められたところでしっかりとしたパフォーマンスを見せる』というのはプロとして当たり前のことだと思っていますし、やらなきゃいけないことですからね。調整が難しいと言っている場合ではないと思います」
─開幕すれば佐々岡真司新監督の下、V奪回を目指すシーズンになります。田中選手が考える優勝するために必要なことは、どんなことだと考えていますか?
「やはり若い選手が多いチームですので、どうしても脆い部分というのはあると思います。最初は何をやってもうまくいくことはありませんので、そういう時こそ諦めるのではなく、積み重ねが大事になってくると思っています。そういったことを1年間言い続けながらプレーしていきたいと思っています」
─田中選手個人としては、悔しい思いをした昨シーズンからの巻き返し、そして再びリードオフマンとしての活躍が期待されていますが、個人的な目標を聞かせてください。
「まずはシーズンを通してケガなく、自分の仕事を全うしたいと思っています。僕は手術明けなので、自分の体としっかり向き合っていかなければならないシーズンですので、それが第一ですね。数字的な目標は特に設定はしていません。もちろん『もう一度フルイニング出場をしたい』という思いを少しは持っていましたけど、これまでもそれをメインに考えながらプレーをしていた訳ではありません。レギュラーとして試合に出続けるのが当たり前だと思ってやってきましたし、そうできるようにしたいです」
─世間は大変な状況が続いていますが、誌面を通じてカープファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「本当に今は大変な時期ではありますけど、いずれは野球ができる時期がくると思います。我々選手はそれに向けて一生懸命頑張っていますので、カープファンのみなさんもこの苦しい時期を一緒に乗り越えていきましょう。そして球場に来ていただき、心から楽しんでもらい、一緒に勝利を分かち合いたいです。それを実現できるように共に頑張っていきましょう!」
☆西山さんも、開幕して少々うまく行かなくてもバタバタしてはダメ、と言ってましたが、リーグ3連覇を経験したメンバーが多い反面、若手の力も必ず必要ですから、その時にバタバタしない、ということ。ただし、その間に学んで、成長していかなければ、勝てるチームにはなっていかない。
☆で、若いチームが成長する、となった時に、チームをまとめていくのが、タナキクというチームの中心であり、選手会長でもある、田中くん。そのためにも、自分もある程度の結果を残していく必要があります。
☆お次は、会沢。
◇現役最高の捕手 広島・會澤翼/デーブ大久保コラム 4/27(月) 11:00配信 週刊ベースボールONLINE
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、仲良くしている片岡篤史がまさかの感染。1日も早い回復を願っています(※その後、退院を公表)。皆さんも最善の対策をして、この危機を乗り越えていきましょう。そんな中でも週べは発行していくようですね。しっかりと途切れることなくファンに情報を発信していくよう頑張ってください。
今週は「捕手」特集だそうです。私の本職です。その中で、現在12球団No.1捕手は誰? デーブ的な見解を話していきたいと思います。私は総合的に見ていきたいですね。やはり捕手は野手でもありますから打たないと意味がない。その意味では、昨年までなら巨人の阿部慎之助が間違いなくNo.1でした。
強肩というカテゴリーだけでいえば、ソフトバンクの甲斐(甲斐拓也)、巨人の小林(小林誠司)、中日の加藤(加藤匠馬)が図抜けています。この3人の肩が私にあれば、何年も正捕手を張れたと勝手に思っています(笑)。話が少しそれますが、最近の捕手は意外に体が小さかったり、細かったりします。その一つの要因として、ホームベース上での危険なクロスプレーが禁止になったことがあると思います。危険がなくなったことで、捕手をやる選手の中には、現役選手の中でもそうですが、ショートを任せても十分にこなせるだけのフットワークを持った捕手がより一層多くなると思います。
そういう部分も加味して、No.1はと言えば……ソフトバンクの甲斐は打撃面で少し劣るので、なかなかそうは言いづらいですね。では打撃の素晴らしい西武の森(森友哉)は、守備の面で少し落ちます。もちろん年々、そこは向上しているので、近い将来的には12球団No.1になる可能性は十分にあります。
そう考えると私の中でのNo.1は翼になります。同郷の茨城県人、広島の會澤(會澤翼)です。この男はまず、度胸が据わっています。内角へ厳しい球が行き、打者が烈火のごとく怒って威嚇(いかく)したとしても、「すいません、すいません」と言いながら、次の配球で、平気で内角を要求できる男です。
そして、意外にもと言うと失礼ですが、強肩捕手でもあります。昨季は盗塁阻止率がリーグ5位と悪かったですが、今季は開幕したらしっかりやってくれると思います。守備率は.998と捕球やブロッキングなども完ぺきに近い捕手なのです。ましてや配球の面ではまったく問題ないですからね。プレミア12でも侍ジャパン入りを果たし、正捕手的な扱い。それは当然だと思います。
もちろん、打たない捕手が多いセ・リーグの中だけでなく、パ・リーグを見ても打てる打者の部類に入ります。2018年は3割を超えましたし、2年連続で2ケタ本塁打を記録していますし、昨季の得点圏打率は.351です。勝負強さもあるのです。そう考えると総合的には翼が、デーブ的12球団No.1捕手だと言わせてもらいます。
『週刊ベースボール』2020年5月4日号(4月22日発売)より
PROFILE
大久保博元/おおくぼ・ひろもと●1967年2月1日生まれ。茨城県出身。水戸商高から85年ドラフト1位で西武に入団。トレードで巨人入りした92年に15本塁打。95年現役引退。野球解説者やタレントを経て、2008年に西武コーチに就任し日本一に貢献。12年からは楽天打撃コーチ、二軍監督を経て15年に一軍監督に就任した。15年限りで辞任し、16年から野球解説者をこなしながら新橋に居酒屋「肉蔵でーぶ」を経営している。
☆一昨年でしたか、中日の吉見が会沢を見て「石原かと思った」と言うくらい、雰囲気も石原にそっくりになってきたし、キャッチングの技術も近づいてきました。元々バッティングは折り紙付きですが、守備に神経を使わずに済むようになった分、バッティングもますますいい感じになってるんじゃないでしょうか。侍ジャパンで正捕手を張ったことも、会沢にとっては大きな経験になったと思います。
☆新井さんが優勝のためポイントになる選手として、会沢の名前を挙げてましたが、チームの中でも重要な選手であるのは間違いありません。会沢ら主力が中心となって、チームを優勝へ導いてほしいですね。
☆お次は、野間くん。
◇広島・野間、「ゆとり」をテーマに打撃練習「自分のポイントで」 4/27(月) 18:53配信 デイリースポーツ
広島の野間峻祥外野手(27)が27日、打撃面で「ゆとり」をテーマに掲げた。「呼び込むのもそうですし、自分のポイントでコースなりに打てるのが理想なので。あんまりガチャガチャしていても(良くない)。ゆったりした中で、しっかり捉えていけるように」と求める打撃を語った。
この日はマツダスタジアムで練習に参加。フリー打撃では、ボールを呼び込んで左中間方向に鋭い打球を放つ場面が目立った。「しっかり体重移動した中で前に入っていって、頭だけ突っ込まないように」とバランス良くスイングすることを心掛けている。
1勤1休の練習となり、空いた時間には色んな選手の打撃映像を見ながら日々、それを試しているという。「惰性で振るのではなく、中身の濃いモノにできるように」と内容ある練習を重ねていく。
☆試合でそれが発揮できるかどうかは、練習の時に試合をイメージしてやっているかどうかが1つ。もう1つはやはり、結果が出なければ、練習が足りないということ。打席の作り方、ボールの捉え方など、練習の時に何度でもやっておく。
☆その、野間くん。
◇広島・野間 チャリ通勤でコロナ禍乗り越える 4/27(月) 15:00配信 サンケイスポーツ
【球界ここだけの話】
自転車通勤にすると新型コロナウイルスの感染防止とトレーニングが同時にできて、まさに一石二鳥だ。広島・野間峻祥外野手(27)が23日にマツダスタジアムで行われた練習に自転車でやってきた。
「なんとなくですが、始めてみました。きょうは(鈴木)誠也を誘いました。たまに自転車に乗ると、いい気分転換になりますね」
球団は19日から練習を3勤1休から1勤1休に変更した。トレーニング量が減ることを心配した野間は21日に近所の自転車店に立ち寄り、ロードバイクの購入を即決。推定年俸3400万円で普段は欧州車に乗る鯉のスピードスターのお眼鏡にかなった自転車の値段はズバリ!? 「40万円。嘘です…。3、4万円ぐらいです。こういう(ロードバイク)タイプで安いのを探してました」と庶民的な一面をのぞかせる。サドルを純正品から柔らかいタイプに替えて、ハンドルの中央にライトを装着するなど自分仕様に改造を施している。
カープで自転車といえば、2018年まで在籍したブラッド・エルドレッド氏(39)=現駐米スカウト=だ。子供いすを装着した個性的なママチャリで広島市内を爆走!? する姿はインパクト絶大。2月に自宅のある米国から宮崎・日南キャンプを視察した際にはファンからサインを求められるなど、今でも愛されている。
チームで通勤手段は自家用車、タクシー、自転車に分かれている。27日の時点で、自転車派は新外国人のスコット(前オリオールズ)とDJ・ジョンソン(前ロッキーズ)、K・ジョンソンの助っ人陣を筆頭に野間、三好らが続く。
「きょう乗ってみたら寒かった。気分が乗っているときは自転車で行こうかな」と愛車をみて笑顔をみせる野間。昨季123試合に出場した左翼のレギュラー候補はアクティブ通勤でコロナストレスを吹き飛ばす。(柏村翔)
☆いやいや、欧州車なんて、100年早いですわ(笑)。ママチャリにしなさい(笑)。
☆お次は、高橋樹くん。
◇広島の高橋樹「一日一日が大事」 佐々岡監督のノック受け 4/27(月) 18:08配信 共同通信
広島の5年目サウスポーの高橋樹也投手は27日、マツダスタジアムで精力的に体を動かした。佐々岡真司監督からノックを受け「こういう時しか監督からのノックは受けられないと思うのでしっかりやれた。一日一日が大事なのでしっかりやりたい」と表情を引き締めた。
岩手・花巻東高から2016年にドラフト3位で入団。昨季は1軍での登板機会はなかったが、キャンプでアピールを続けた。オフから継続しているストレッチで、体の柔軟性も向上しているという。「もっともっと成長できるように頑張りたい」。飛躍に向けた鍛錬を着実に積んでいる。
☆昨年終盤あたりから球威が増し、紅白戦・オープン戦・練習試合でも結果を出してきました。合計12回投げて、自責点は僅かに1、防御率0.75。塹江くんとともに、ようやく1軍の戦力になれるかな、というところまで来ました。昨年はたもっさんと恭平くんが大活躍しましたが、高橋樹くんや塹江くんが1軍の戦力になれば、たもっさんや恭平くんの負担も減るはず。
☆お次は、DJ。
◇【広島】DJ・ジョンソンがノックで沢崎コーチのバット折る「パワー持ちすぎていたのかも」 4/27(月) 18:47配信 スポーツ報知
広島のDJ・ジョンソン投手(30)が27日、マツダで来日後初めてノックを行い、わずか数分間でバットをへし折った。「少しでも笑顔が届けられるようにと思ってやりました。芯にはあたっていたはずなのに。パワーを持ちすぎていたのかも」と笑みを浮かべた。
バットは沢崎投手コーチのもので「もうちょっと強くて折れにくいバットをプレゼントしましょうかと謝罪しました」とジョークを飛ばした。打撃は好きだという助っ人右腕は、打席に立つ機会があれば「しっかりしたスイングができる」と自信をみなぎらせた。
新型コロナウイルスの影響で日常生活にも制限が生じるが、笑顔を絶やさずに練習することを心がけている。「こういう状況なのでなかなか楽しんだり笑顔になれることは少ないが、いろいろと楽しんでやっていきたい」と前を向いた。
☆ノッカー役を買って出たまではよかったのですが、ノックでバットが折れるって(笑)。
☆トレードマークのヒゲもそうですが、こうしてユーモアを発揮してくれるあたり、チームに溶け込んでいるようで、ファンとしてもうれしい限り。スコットとともに大活躍してブルペンを支えてほしいですね。
☆さて、チームを明るくすると言えば、この人。
◇【カープ】チームを照らすアンパンマンこと松山選手の決意 4/27(月) 14:33配信 広島ホームテレビ
「“打”でしっかりチームを引っ張っていきたい」と話すのはベテランの松山竜平選手。また、アンパンマンのニックネームで親しまれるだけに「周りが僕のことをいじってチームが明るくなるということもあるので、ずっとそういう存在でありたい」とも語った。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、いまだ見通しの立たないプロ野球の開幕に備え、鍛錬の日々を送る松山選手を、マツダスタジアムに訪ねた。
昨シーズンは頭部へのデッドボールのアクシデントなどがあり不完全燃焼。今シーズンはスタートダッシュを誓い、自主トレからバットを振り込んだ松山選手。「春先からエンジン全開で行かないといけない」という音葉通り、日南春季キャンプ2日目のフリーバッティングでは柵越えを連発し、周囲は鈴木誠也選手の後を打つ5番として大いなる期待を寄せていた。
しかしキャンプ中盤、腰痛を発症し離脱。「去年の借りを返すつもりで臨んだので、焦って飛ばしすぎたかもしれない」と振り返る。
◆オープン戦は絶好調
およそ3週間後に一軍に復帰すると、そのブランクを感じさせないバッティングでヒットを量産。
オープン戦は7試合に出場し、7安打・2打点・打率.389という成績を残した。「すごく良いバッティングができていた。ピッチャーに対しての入りとか、変化球への対応とかもできていたので、いつ開幕しても良いくらいの状態だった」。
◆開幕延期を前向きに捉え複数のバッティングフォームを試す
打撃好調をアピールしていたが、思わぬ形での開幕延期。現在、完全分離練習を続けるカープで、松山選手は野手のグループBに属し、さらなるバッティング向上にテーマを置く。「時間に余裕があるので、いろいろなバッティングフォームを試してみようと思う。良いものが見つかるかもしれない。ずっと同じフォームで打つのは難しいし、いつか崩れてきたりとかはあるので、複数のパターンを持っていれば試合でも使えると思う。まだ求めていっていいかなと思う」と、開幕延期を前向きに捉え、先を見据える。
これまで何度もの苦難を乗り越えたベテランの経験が、いつか迎えるその日のマツダスタジアムを明るく照らしてくれるに違いない。
広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)4月25日放送
ライター 湯谷葉子
☆バッティングというのは、コンマ何秒の世界ですから、ちょっとでもタイミングが合わないと、うまく飛ばない。加えてバッターも人間ですから、ボールが止まって見えることもあれば(笑)、感覚的に捉えられない時もある。そんな時、ちょっとフォームを変えたり、タイミングの取り方を変えたりすると、うまく行くことがあるんですよね。傍から見たら分からないような変化でも、随分違う。
☆今年は長いのを打てるようにとオフから取り組んできましたが、K.O的には、チャンスに強くなってほしい。その一番の近道が、確率を上げること。松山の場合、うまくバットでボールを捉える回数を増やすこと。後、膝元の落ちる球は振ってはダメです。
☆さて、こういう状況だと、開幕もそうですが、その後のあれこれにいろいろ響いてきます。
◇緊急事態宣言中はスカウトの活動制限 各都道府県をまたぐ移動など厳しい状況に 4/27(月) 7:30配信 デイリースポーツ
新型コロナウイルス感染拡大でアマチュア野球の各大会が立て続けに中止、延期となっている。試合がない中で大きな打撃を受けているのがNPBのスカウトたち。“仕事場”に足を運べず、身動きが取れない状態だ。今後も情勢が改善されなければ、11月5日予定のドラフト会議にも多大な影響を及ぼす可能性が出てきている。
現在、全国に緊急事態宣言が出されていることもあり、スカウトの活動は制限されている。プロ野球スカウト会の永野会長(ロッテ プロ・アマスカウト部長)は「あくまでもスカウト会は任意団体なので、基本的には各球団の拘束力が強い」と前置きした上で「アマチュア側に迷惑がかからないようにしましょうということは伝えてます」と言う。
新型コロナウイルスの感染拡大により、各都道府県をまたぐ移動が制限されている。このケースは大丈夫か?など、各スカウトから永野会長のもとに問い合わせが入ることもあった。「最初はなかなか足並みをそろえることは難しかったですが、今はある程度、定められた範囲内で活動していると思います」。アマ側の迷惑にならないよう、在宅での調査や映像でのチェックを各スカウトが裁量内で続けている。
ただこの時期にプレーを見ることができないのは、ドラフト候補、そしてスカウトにとってもマイナスである事実に変わりはない。以前、阪神・畑山アマ統括スカウトは履正社時代のヤクルト・山田哲を例に挙げ「ひと冬越えて春にグッと来て、そのままの勢いで夏、そしてドラフト1位まで伸びていった」と明かしていた。
今は成長を見ることができない、そして見てもらえない-。過去に前例がない厳しい状況と言わざるをえない。
☆特に高校生は、いつ伸びるのかは個人差があるでしょうからね。K.Oも最近は散歩をしているのですが、広い公園に行くと、陸上やバレー、サッカーとおぼしき人たちはいろいろやってますが、野球部はいない(笑)。野球しちゃダメ、なんて公園はざらにありますからね。
☆ただ、命あっての物種、ということで、おしまいは、北別府さん。
◇白血病と闘う北別府氏がブログを書き続ける理由 命があるから自粛もできる 4/27(月) 17:00配信 デイリースポーツ
新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が不透明な今年、広島OBで通算213勝を挙げたデイリースポーツ・ウェブ評論家の北別府学氏は、1月に成人T細胞白血病であることを告白し、闘病生活を送っている。現在は移植手術に備え自宅療養を続けている。入院中も公式ブログを随時更新。その理由や病を公表した理由、これまでの闘病生活について語ってもらった。
◇ ◇
闘病生活に入る前まで私は週2回、広島の地元テレビ情報番組にレギュラー出演していました。2月になるとキャンプ取材もあり、突然画面から消えると様々なうわさが広がるのでは、という心配もありました。周囲の人にいらぬ想像や心配をさせることも嫌なので、病を公表することにしました。自分が想像していた以上に地上波、新聞、ネット上などで反響があり驚いたものの、公表して良かったと思っています。
治療は抗がん剤による化学療法と骨髄移植の一つで末梢血幹細胞の移植となります。人によっては強い副作用があるといいますが、私はこれまでの治療で熱が何度か出た程度で、幸い吐き気などの強い副作用はありませんでしたが、これには担当医の先生にも驚異の体力と驚かれました。ただ、これから移植をして抗がん剤の副作用以上にきつい可能性もあると聞いています。
4月中旬には、私のドナーになってくれた次男が末梢血幹細胞採取をしてくれました。移植にはヒト白血球抗原(HLA)が100%一致しないといけないと思っていましたが、拒絶反応を抑える治療法が2008年に確立されて息子がドナーになることもできるようになりました。
私には2人の息子がおり、2人とも検査を受けてくれ、次男の方が適合しているということでドナーになってくれました。本来は次男の横で移植していく予定でしたが、新型コロナ騒動で移植が1カ月延びてしまい採取された末梢血幹細胞は冷凍保存されています。この時期、ドナーが他人だったら移植自体がストップしていたかもしれないとも担当医から言われました。
今回、大病をして家族のありがたさを痛感しています。入院中、毎日病院に通ってくれる女房に成人した3人の子ども。正直に言いますと、現役時代は家族が中心ではありませんでした。野球がうまくいけばいい。それだけを考えていましたから。
入院してからも2011年に開設したブログも体調が良い限りは更新しようと思っています。病気のことも含めて発信する場がある事を幸せに思っています。現役時代はファンの方々と触れ合う機会もあまりありませんでしたからコメントなどで皆さんの声も聞けますしまた、自分の考えを文章にするという事が生きる糧にもなっています。
本来なら野球シーズンまっさかりのはずが、今年は新型コロナウイルスの影響で今もプロ野球が開幕していません。プロ野球もなかなか開幕できないという寂しさを何とか少しでも埋めていきたい。カープファンや野球ファン、私を応援してくれる人に向けて、暗い話が多い世の中なので、近況報告を兼ねてなるべく明るいネタを探して書いています。女房をはじめ家族のネタも多いですが、感謝をなかなか口で伝えることができないので、ブログの中に表しているのもあります。
ブログのコメント欄にファンの方から「この病気に勝てば214勝ですね」と書いていただきました。私もそこを目指して頑張っていこうと思っています。
最後に先日、新型コロナウイルス感染で私より1つ年上の岡江久美子さんが亡くなられ驚きました。志村けんさんも入院してあっという間でした。軽症という人もいますが、急に重症となるとも聞きます。私の病にウイルス性の感染は一発アウトだと言われています。今回の新型コロナウイルス騒動はまるで映画の世界にも見えます。
日本全国に緊急事態宣言が出ており、外出自粛要請も出ています。「オレだけは違うんだ」と考えが甘い方がいます。「オレだけはかからない」という人にスーパーマンでもかかるよと言いたいです。人から人へうつる病気で、他人にも迷惑がかかります。ゴールデンウイークがはじまりますが、大切な命を守る為に外出を控えようではありませんか。命があるからこそ自粛もできるのです。
◆北別府 学(きたべっぷ・まなぶ)1957年7月12日生まれ。62歳。鹿児島県出身。宮崎・都城農業高から75年度ドラフト1位で広島入団。78年から88年まで11年連続2桁勝利達成。82年に20勝。86年は18勝でリーグ優勝に貢献した。最多勝2回、最優秀防御率1回、最高勝率3回、MVP1回(86年)、沢村賞2回(82、86年)、ベストナイン2回(82、86年)、ゴールデングラブ1回(86年)、オールスター出場7回。通算515試合213勝141敗5セーブ、防御率3.67。94年に現役引退後、01~04年まで広島投手コーチを務めた。12年に野球殿堂入り。野球解説者として活躍する一方でブログやユーチューブでの情報発信や、高校野球コーチ、菜園管理など活動は多岐にわたる。
☆コロナで死ぬか自粛で死ぬか、なんていう言い方をする人もいますが、政府の動きが遅かったのも、経済を優先させたからで、自由主義経済の国の与党が経済を優先させるというのは、ある意味当然と言えば当然。ただ、そのことによって感染は拡大し、さらに経済を逼迫させることになったのも事実。
☆国の建前上、ある程度犠牲が出ても経済を優先、なんて、口が裂けても言えない。そんなことは近代民主国家のやることではありません。休業要請に応じない所を公表するのは吊し上げだ、なんて言ってる人がいますが、休業要請をせずに感染を拡大させて犠牲者を出すことは、吊し上げどころか殺人に等しい。「無策だ」と叩かれるに決まってます。
☆いずれにして感染拡大防止と経済と両方は取れないのですから、まずは感染拡大防止を優先させるしかない。逼迫してる企業や事業主には、早急に援助をしてあげたいところですが、これも自由主義経済の国家である以上、つまり共産主義や社会主義でない以上、なかなか難しい。そんなことをすれば確実に「不公平」が起こる。どこで線引きするのか、どれくらい援助するのか。
☆国や各自治体がすでに援助の概要を発表しているので、時期はともかく、自分で調べて、自分から動くしかなさそう。間違いなく言えるのは、麻生さんなんかのセリフを見れば一目瞭然、国は日本の経済のことは考えてても、個人の生活のことなんて考えちゃいませんから。それはある意味、当然のことなのです。
P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。